東京教育大学動物学専攻の同級生、唐沢孝一さんの紹介により、(株)永岡書店から発行された『子どもと一緒に見つける身近な生き物さんぽ図鑑』が送られてきました。監修 NPO法人自然観察大学 2021年4月10日発行 1300円+税
唐沢孝一さんは、高校の教諭を経て、都市鳥研究会を設立し会長に、また埼玉大学講師などを経てから、自然観察大学を設立しました。それは2002年から活動を開始し、2010年にNPO法人になりました。いままでに唐沢さんは100冊を超える書物を発行しております。多くの本を送付紹介していただき「こういちの人間学ブログ」でも、4つのブログで紹介させてもらっています。(後述)
◎散歩をしている間に汚れないようにビニールの保護カバー付きです。
身近な生き物を知ると こどものヒーローになれます!
いつものお散歩で生きものを観察しよう
本書では身近で見られる200種類の生きものを、大きく4つに分けて紹介しています。
鳥 50種類 昆虫とクモ(100種類)、小さな生きもの(17種類)
ほ乳類とは虫類 14種類 両生類と水辺でみられる生きもの 19種類
一覧表で見つけた生きものにチェックを入れるようになっています。
いつものお散歩で生きものを観察しよう
見つけた生きものに□内にチェックを入れられるようになっています。
1,散歩で出会える鳥 50種類
p21 鳥のNO1にでてくる スズメ
左上に 分類、大きさ、分布、時期、が出ています
出合い度5~1まで、と特徴 スズメは★5つ
観察ポイントやコラム欄
ビル街、住宅地で出合う鳥
スズメ ドバト キジバト ツバメ ムクドリ メジロ ヒヨドリ オナガ ハシブトガラス ハシボソガラス トビ
公園の芝生、田畑や土手で
ヒバリ カワラヒワ ホオジロ モズ キジ ツグミ ジョウビタキ チョウゲンボウ
雑木林、こうえんの林で
シジュウカラ ヤマガラ エナガ コゲラ アカゲラ ウグイス アオジ ルリビタキ
公園の池、川や湿地などの水辺で
オオヨシキリ セッカ コチドリ ハクセキレイ イソシギ コチドリ ダイサギ チュウサギ コサギ アオサギ
ゴイサギ カワセミ カワウ カイツブリ バン コアジサシ ユリカモメオオバン カルガモ オシドリ
コブハクチョウ
各種類ごとに表示されるもの
基本データ 生きものの種類 メイン写真 生きものの名前 出合い度 コラム&観察ポイント
◎鳥は比較的知っているものが多いです。
生きもの観察を楽しむ
えさ台&巣箱を作ってみよう
鳥の観察に行こう
2,散歩で出会える昆虫とクモ、小さな生きもの
住宅街の昆虫 21種類
ナミアゲハ アオスジアゲハ ナガサキアゲハ ジャコウアゲハ ヤマトシジミ ツマグロヒョウモン オオミズアオ
オオスカシバ チャドクガ アメリカシロヒトリ ヒロヘリアオイラガ キイロスズメバチ フタモンアシナガバチ
チュウレンジハバチ クロヤマアリ アミメアリ ナミニクバエ アブラゼミ アオマツムシ カネタタキ ハサミムシ
◎この辺りはまだ知っているものが多いです。
畑や草地、芝生の昆虫 31種類
モンシロチョウ スジグロシロチョウ モンキチョウ キタキチョウ キタテハ アカタテハ ヒメアカタテハ
ベニシジミ カノコガ エンマコウロギ オンブバッタ ショウリョウバッタ トノサマバッタ クビキリギリス
ハラヒシバッタ コバネイナゴ ナナホシテントウ ナミテントウ ニワハンミョウ マメコガネ せんちこがね
シオヤアブ シマハナアブ ホソヒラタアブ 二ホンミツバチ セイヨウミツバチ クマバチ タマバエ
オオカマキリ コカマキリ ハバヒロカマキリ
◎種類も多く知らないものが増えてきます。
雑木林の昆虫 19種類
カブトムシ ノコギリクワガタ コクワガタ コワオハナムグリ カナブン タマムシ オオヒラタシデムシ
シロスジカミキリ・ オオスズメバチ・ニイニイゼミ・チャバネアオカメムシ・ヒカゲチョウ・ヤマトシリアゲ
池や河川、水辺の昆虫 14種類
オニヤンマ ギンヤンマ シオカラトンボ シオヤトンボ ナツアカネ アキアカネ ノシメトンボ コシアキトンボ
ウスバキトンボ クロイトトンボ ハグロトンボ ゲンジボタル ヘイケボタル アメンボ
クモ 9種類
コガネグモ ジョロウグモ オニグモ ゴミグモ クサグモ ジグモ ハナグモ ネコハエトリ アリグモ
◎この辺はほとんどわかりません
そのほかの小さな生きもの 8種類
ミミズ ミスジマイマイ ヒダリマキマイマイ ナメクジ ムカデ ヤスデ オオダンゴムシ ワラジムシ
◎ゲジ(ゲジゲジ)がのっていませんが、見たところ気持ちが悪いですが、人に害を加えるより害虫を捕食するそうです
生きもの観察を楽しむ
危険な昆虫 虫にご用心!
昆虫を捕まえてみよう
夜の森を探検してみよう
昆虫の観察に行こう
3,哺乳類・は虫類
哺乳類 4種類
アブラコウモリ タヌキ ノウサギ アズマモグラ
◎新宿でも落合方面にはタヌキが住んでいるようです。
は虫類 10種類
ミシシッピアカミミガメ クサガメ イシガメ アオダイショウ シマヘビ ヤマカガシ マムシ ヒガシニホントカゲ
カナヘビ ヤモリ
4、両生類。水辺の生きもの
両生類 8種類
トウキョウダルマガエル ウシガエル ニホンアカガエル 二ホンアマ ガエル アズマヒキガエル ヌマガエル
アカハライモリ トウキョウサンショウウオ
水辺の生きもの 11種類
メダカ カダヤシ フナ モツゴ ドジョウ アメリカザリガニ サワガニ スジエビ ドブガイ イシガい
マルタニシ
生きものの観察を楽しむ
カエルを飼育してみよう
◎唐沢さんの本の一部
◎もっとたくさんあったのですが、2度ほど本を移動、処分している間になくなってしまいました。
◎ビルの2階に比較的広いベランダがあり、そこにたくさんの木や花などがあったときには、いろいろな動物が来ました。
近くの戸山公園には以前たくさんの生きものがいたのですが、デング熱がはやったということで、殺虫剤を徹底的にまいた後、動物の姿は激減してしまいました。
「身近な鳥のすごい食生活」 イースト新書Q 2020年3月10日
「目からウロコの自然観察』 中公新書 2018年4月25日
「カラスはどれほど賢いか」 中公新書 2019年2月10日
「カラスのはてな?」 福音館書店 2005年10月20日
「スズメのお宿は街の中」 中公新書 1989年11月1日
「早起きカラスはなぜ三文の得か」 中公文庫 1997年9月1日
「ネオン街に寝る鳥たち」 朝日新聞社 1991年6月5日
「都会の鳥・生態小図鑑」 カラサワワールド自然基金 2013年8月16日
「校庭の野鳥」 全国農村協会 1997年(平成9年)
「The Birds]都・市・鳥 徳間書店 1991年
「語り継ぐ焼けイチョウ」 北斗出版 2000年1月
「江戸東京の自然を歩く」 中央公論新社 1999年10月
「よみがえった黒焦げのイチョウ」 大日本図書 2005年5月
「季節の生きもの観察手帖」 全国農村教育協会 2017年4月27日
「東京の自然」 毎日新聞社 1993年 共著
唐沢孝一さんに関係するブログ(「こういちの人間学ブログ)
えごま油を唐沢孝一さんの勧めでつかってみます 2019年2月11日 カテゴリー 人体と健康法
『目からうろこの自然観察』について 2018年4月25日 カテゴリー 自然と歴史
『季節の生物観察手帖』について 2017年4月15日 自然と歴史
東京のカラスが激減 都市鳥研究会が調査 2016年2月26日 自然と歴史
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