東京教育大の動物科の同窓生である、唐沢孝一さんから『都会の鳥の生態学』中公新書 1155円、2023年6月25日発行が送られてきました。唐沢孝一さんはすでに100冊以上の本を書いておられて、そのうちの十五冊ほどを送っていただきました。また書店で自分で購入したものもありますが、その様々な本を書かれる力には敬服いたします。
◎2023年9月17日(日)の赤旗の図書欄に記事が掲載されました。以下記事の内容です。
「サイエンス 定点観読」欄 前田利夫(サイエンスライター)
唐沢孝一著 『都会の鳥の生態学』-すまい事情にも左右される盛衰
著者は都会に暮らす鳥の生態に関心を持ち、半世紀以上にわたってその栄枯盛衰を観察し続けています。本書ではツバメ、カラス、都会の水鳥、猛禽類に焦点を当て、都会での暮らしぶりを紹介しています。~(記事を3分割しましたすみません)
中央公論社などでも、たくさん出版されています。
『カラスはどれほど賢いか』、中公新書、1988
『スズメのお宿は街の中』、中公新書 1989
『江戸東京の自然を歩く』中央公論新社 1990
『カラー版 眼からウロコの自然観察』 中公新書 2018
『カラー版 身近な鳥のすごい食生活 イースト新書ℚ 202あります。
◎私もようやく、80歳になるにあたり共著ですが、人間学の本を出すことになりました。
「『人間』の探究を続けて」「工作舎」で出版することのなりました。
2024年1月ごろ出版予定です。
裏表紙です
身近な鳥たちの知られざる生き方とは
都会は自然の少ない人工的な環境だが、鳥たちはしたたかに適応して生きている。~
写真多数、カラー口絵16ページ
唐沢さんの本の一部です。
口絵1東京銀座のイソヒヨドリ
口絵2,マンホールは鳥たちのレストラン、
ユスリカを食べるジョウビタキ。ウグイス、メジロ
口絵3、ツバメの見事な離れ業
口絵4,ツバメの巣立ち雛による「労働寄生」
口絵5,数千~数万羽で夜を過ごすツバメたちーp44
口絵6人里離れた畑やで林で繁殖するスズメ
口絵7、厳しい冬を混雑で乗り越える
スズメの群れの中にムクドリやドバト
口絵8、都市河川で繁殖するカワセミ
口絵9、都市公園で繁殖するカイツブリ
口絵10,屋上で集団繁殖するコアジサシ
口絵11、カラスの様々な集団ねぐら
口絵12,ハシボソカラスの集団くるみ割り行動
口絵13 超高層ビルを住処にするハヤブサ
口絵14モニター画面で見る自然教育園のオオタカ
口絵15,都心に進出した小さな猛禽「ツミ」
口絵16,夜の都会に進出したフクロウ
「はじめに」から
スズメやカラスは、誰もが知っている身近な鳥である。
そんな平凡な鳥が実に面白く、奥深いことに気付いてから
半世紀以上が過ぎてしまった。
~
本書は、筆者が、都会人と都市鳥の生活において、東京都心や
千葉県市川市を中心にして半世紀以上にわたって観察してきた
資料をもとにまとめたものである。本書では都市鳥の核心と
なる「ツバメ」「スズメ」「都会の水鳥」「カラス」「猛禽類」
の5本の柱を取り上げ、序章にあたるものとして、人と鳥との
関係についてソーシャルディスタンス」を加えた。
第1章 人と鳥とのソーシャルディスタンス
第2章 ツバメの「栄枯盛衰」
第3章 人類に随伴するスズメ
第4章 水鳥たちの楽園「都市の水域」
第5章 都市生態系の頂点「カラス」
第6章 カラスと猛禽
◎ブログ筆者
以前は新大久保周辺にも、スズメやカラスがたくさんいました。
新大久保から歌舞伎町一帯にかけてカラスが韓国料理の食べ残し
をつついて、大繁殖しました。今まではカラスの大群が高層
マンションの周辺を群れを成して飛んでいたものです。今は
カラス対策を行い、たまに見る、ぐらいに減ってしまいました。
今は目立つのが鳩です。電動車いすで走っていても近くに寄って
きます。人間はえさをくれるもの、と思っているのでしょう。
以前住んでいた自宅のビルには広い庭があり、そこにいろいろな
庭木があったものですからいろいろな鳥が来ました。今は
そこに住んでいないので庭木は全部処分してしまいました。
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