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2009年7月

2009年7月31日 (金)

どこまで人間と見るか

どこまで人間と見るか 2015年追記

アメリカインディアンに対して

 1492年、アメリカをコロンブスが発見して以後、1537年に、ローマ法王が、アメリカインディアンも、アダムとイブの子孫である(すなわち人間である)と認めるまで、45年間かかりました。

・その間に、スペイン人たちは、アステカ王国とインカ帝国を滅ぼしました。先住民は、スペイン人がもたらした伝染病と虐殺でどんどん死んでいきました。

 ある程度虐殺と略奪をしつくしてから、今度は原住民にも、キリスト教を広める必要が出てきた時、初めて、人間と認めました。

・オーストラリア原住民に対する態度

 1788年に、イギリスが、オーストラリアを植民地化しました。1828年にはイギリス兵士に、原住民のアボリジニを、自由に捕獲殺害する権利と、スポーツの対象として射殺(人間ではないから)してよいと認めました。イギリス人が持ち込んだ病気の蔓延もあり人口が90%減少しました。その結果、タスマニアの原住民は絶滅しました。

 キリスト教というものは勝手に、「自分は神によって作られた絶対的な存在であるし、ほかのものは人間のために、ある」という勝手な解釈をする傾向がある。日本では、むかしから、少しくらい自分と違っていても、それを人間と認めるし、人間と他のいきものとでも、連続性や親しみを感じてきた。仏教の影響が大きいのでしょう。

ピグミーに対する食人行為

 2003年5月、コンゴにおいて、ピグミーの代表が国連に対して、自分たちを殺して食べる隣人から救ってくれと必死の歎願をおこなった。4年に及ぶ、内戦で、コンゴ政府、反政府勢力ともに「ピグミーに対する食人行為」をしたというのである。一部では、ピグミーの肉を食べると不思議なパワーが授かるというものもいたということだ。これも、ピグミーを人間以下とみなし自分たちと同じ人間と認めないからであろう。この出来事が、昔のことではなくごく最近のことであることが驚きです。

 『人間の境界はどこにあるのだろう

 アルベルトによる 2008年岩波書店の本は、人間とは何かを考える上で大変重要な提起を行っています。人権や人間の尊厳が言われるとき「人間」の境界があいまいであっては、「人間の価値」はどうなるのであろうかと。霊長類学や分子生物学の発展は、チンパンジーそしてより人類に近い、ボノボをどうとらえるかという問題がある。遺伝子は98%同じであり、言語や知能などもかなりの能力があると認められている。1995年霊長類研究所の所長である松沢哲郎氏はチンパンジーは人間であるとして、「ちんぱんじん」と呼ぶべきだと主張しています。一度そんな問題もあるのだと、考えてみてはいかがでしょうか。

◎、アメリカ原住民も、オーストラリア原住民も、ピグミーも同じ、ホモ・サピエンスとして同じ人間です。ちなみに現生人と、ネアンデルタール人では99,5%、遺伝子が一緒です。ちなみにホモ属-原人も人間であり、猿人も人類です。

2009年7月29日 (水)

人間に関するゼネラリスト(3)

人間に関するゼネラリスト(3)

 人間に関するゼネラリスト養成講座はすでにかなり前から企画しました。初級コース、中級コース、上級コースの具体的な内容と、すぐれた講師陣まで用意しましたが、宣伝不足で5~6名しか集まらず、中止しました。上級コースを修了し、実習を完了すれば、初級ゼネラリストの資格を取ることができて、実際の相談に乗れるようになれる、という予定でした。そのご、私自身がまず、ゼネラリストになれるようにと、改めて、カウンセリングの研修を二年ほどうけ、また人相、手相術のコースも受けてみました。

 実用的人間学に基づく人生相談は、もし実現できたら、従来のカウンセリングや、占いとは違った、ものになるのではないかと思っておりますが、まだ実際にやっていないので何とも言えません。しかし、実用的人間学で、人間、そして社会について総合的に、かつ実生活で役立つような知識を学んだ人が多くなることは、素晴らしいことではないでしょうか。それはよく言われる生涯教育にとって最もふさわしいのではないでしょうか。自分を知り、自分を変え、よりよく生きることを求めるのは素晴らしいことです。また、研修が進んで、他の方からの実際に相談に乗れるようになれば、一定の報酬も期待できるでしょう。町中に、悩み事相談の看板がいくつか出ていて気軽に相談できるようでしたらどうでしょうか。まだまだ、まったくの構想の段階ですが、協賛する人、すなわち、自分で勉強したい人、カウンセラーなど専門家で、協力しても、いいという方が増えれば素晴らしいと思います。人間学研究所には、いろいろな専門の研究者の方も、いらっしゃいますが、更に多くの方の応援が必要です。興味のある方は、声をおかけください。

実用的人間学研究会 会長 佐竹幸一

★ お問い合わせは 佐竹幸一

  090-6549-2677  

   pcr92240@nifty.com

人間に関するゼネラリスト(2)

人間に関するゼネラリスト(2)

 今、ちょうど団塊の世界の人たちは、大変元気です。私もカルチャースクール等に顔を出していますが、高齢者の方が大変勉強熱心です。仕事をやめられて、時間のある方はたくさんおられます。そういう方々を中心に、実用的人間学を系統的に勉強してもらって、現代版ご隠居、おばあちゃんの知恵を生かせてもらったらどうだろうかと思うのです。貴重な人生経験を生き抜いた人の言葉は心をうつものがあります。まだ、経験の浅い、カウンセラーより、いろいろな時代の荒波を生き抜いた人の話は、素晴らしいものがあります。  ただ、時代の変化はすさまじく、以前の経験的な知恵はそのままでは生きないことも多いのです。そこで、人間とはなにか、について系統的に勉強し、カウンセリングやコーチングの技法も習い、人相術(顔の人間学や身振りなどで、判断する技法も含む)なども勉強して、いろいろな人の悩みに気軽に相談を受けることができないだろうかということです。もちろん、それはとても大変なことで軽々しくできることではありません。でも、悩みをじっくり聞いてあげることが大切です。それで悩みの、半分くらいは解決するものです。そして、その状況を判断して、すぐれた専門のカウンセラー、医師、弁護士などを紹介してあげる、システムができないだろうか、ということです。また、実用的人間学を学ぶことにより、自分自身をより知ることになり、自分のより良い生き方に生かすこともできます。また、他のかたの悩みの解決に、少しでも役立つことができるならそれは何よりも、大きな生きがいを感じるでしょう。

人間に関するゼネラリストとは

人間に関するゼネラリストとは (1)

 実用的人間学研究会では、ゼネラリスト養成講座という企画を以前から考えていました。今年の初めにも、ホームページで呼びかけたのですが、検索エンジンに乗らなかったため、失敗しました。それでは人間に関するゼネラリストとはいかなるものでしょうか。それは、研究者として、ということと、一般の人がなるものとがあります。昔は、偉大な哲学者は人間全般にわたって、その全体像を示してきました。しかし最近では学問の細分化が進み、同じ分野でさえ、お互いにわからなくなっているほどです。私が人間学を、大学に残らずに、研究してきた理由にもなります。私のように、自然科学から哲学から経営人間学、人相術などまで網羅していくような研究分野は現在の大学にはありません。また現在の大学には人間学部だの、人間学科というものがたくさんあるのですが。看板だけで、中身は旧態依然たるものが多いのです。実際に調べたデータがあります。

 さて、一般の人についての、「人間に関するゼネラリスト」とはどのようなものでしょうか。そしてなぜ必要なのでしょうか。それはまず、現代社会が、大変悩み事やストレスを生む社会だからです。生活は厳しく、個々の人間を大切にされず、人手として効率化の道具にしかしていないからです。人間関係もギスギスしたものになります。当然さまざまな悩み事が生じますが、今それを解決すべく、助言する人がすくなくなっているのです。昔は、ご隠居や、おばあちゃんの知恵などがあり、お寺の住職さんなども、相談に乗ったかもしれません。でも今は、どこに相談していけばいいのかわかりません。隣近所はどのような人か分からず、人が孤立しています。カウンセラーもいますが、実際にどこに話に行けばよいのかわかりません。カウンセリングも場合によりかえって悪化させることもあります。そこで、占い師や、宗教にすがるケースもあります。それで解決できればいいのですが、そして良心的な方ならいいのですが、金儲けの種にされて、かえって苦しむこともあります。   (つづく)

人間学研究会でどんな話をしたか(2)

人間学研究会でどんな話をしたか(2)

2004年12月 「神秘主義とヒューマニズム」  2002年12月 「占いとは何か」

2001年8月、9月 「ゼネラリスト養成講座について」3回 2000年10月 「紹興、上虞旅行報告」-小説『人、相食む』のための取材  6月「実用的人間学の構想」 5月 「大久保の街、探訪」 1999年3月 「人間に関するゼネラリストは可能か」 1998年 11月 「宮城谷昌光における人間学」(その2)経営人間学  1月 「健康法について考える」 1997年 12月「人間の未来と人間学」11月「実用的人間学の今後について」(人間学概論) 10月 「死について考える」 7月 「遅咲きの人間学」(経営人間学) 3月 「人間学いろいろ」(人間学概論) 1月 「実用的人相術」  1996年 10月 「最近の人間学の動きと船井グループ」(経営人間学) 6月 「自分を知るとは」(人生人間学) 3月 「宮城谷昌光における人間学」(1) 1月 「顔の人間学」  1995年 11月 「顔の人間学」(1) 9月 「船井幸雄の人間学」(経営人間学) 8月 「人間学の応用について」(応用人間学) 4月「星占いの原理と終末思想」 2月 「科学と宗教の人間学」 (宗教学) 1994年 11月 「日本人はどこからきたか」 (人類学) 9,10月 「三国志の人間学」 (1)、(2) (経営人間学)6月、7月 「人間とは何か」(1)、(2)(人間学概論) 4月 「会社経営に人間学をどう生かすか}(経営人間学) 3月 「病気の人間学」(医学) 2月 「思想としての人間学」(人間学概論)   1993年  11月 「戦争の人間学」  10月 「超能力の人間学」 9月 「上杉鷹山とその時代」(経営人間学) 7月 「占いの人間学」 6月「精力と健康の人間学」(性について) 5月 「信長、秀吉、家康の人間学」(経営人間学) 3月 「人間はいかに生きたらいいのか」(宗教との対比) 2月 「人間はどう見られてきたか」(人間学史)1月 「人間と社会、そして人類の未来」(社会科学)  1992年 12月 「歴史上の人物から学ぶ」 11月 「人間と自然、環境問題」 10月人間の成長と教育 9月「人間の心は外からわかるのか」 8月、7月 「人間の体のしくみとコントロール」 6月「脳の働きと心について」 5月 「人間とサルとはどう違うのか」 4月 「生きているとはどういうことか」(生物学)    

2009年7月28日 (火)

後漢初期の政治と日本(修正)

 三国志の時代の小説が多いのに比べ、後漢初期の時代というのは、ほとんどありません。現在私の知るところ2冊*です。この時代がまじめで地味な時代だからでしょう。最近あいついで、「後漢書」の訳が出てきましたから、これから増えるかもしれません。私が小説を書き始めたころは全訳がなく、中国語を勉強し、中国語の原文を訳しながら、小説を書いていました。  (*『光武帝』と『班彪』)

追記 

今(2011年)読売新聞に宮城谷昌光氏の光武帝を主人公にした『草原の風』が連載中です。

 建武・永平の治

 さて後漢の最初の皇帝である、光武帝という人は、若い時に父親を亡くし、大変若い時に苦労した人です。そして、皇帝になると、民衆こそが最も大事であると(元元をもって首とする)いって、民衆のための政治をしました。宮殿での生活は質素にして、余計な経費を使いません。周辺の国と友好関係を結び常備軍を廃止しました。無駄な役所は整理し経費を大幅に削減しました。それらにより、税金を10分の一から何と30分の1にしました。また、[人間ほど尊いものはない]と言って奴隷を解放しました。飢饉には手厚く対処し、灌漑設備を整備しました。これらの善政により、その後4代皇帝まで、「人相食むー人が人食べる」という恐ろしい事態が起きず、農民の反乱もおきませんでした。これを後世では、建武、永平の治としてたたえました。日本でもそれにあやかりたいと、後醍醐天皇が元号を建武とし、建武の中興といわれました。ところが、4代皇帝和帝が死ぬと、わずか生後100日の乳児を皇帝にしました。それいご、私欲にはしる外戚や宦官が幅を利かせ、また、「人相食む」という事態になってしまいました。

 人口の変化

さて、その政治を支えたのが、第五倫(三公のうち、司空となる)などの清廉潔白なすぐれた役人(循吏といいます)でした。その結果、王莽の乱により5000万人から1400万人まで減った人口が4代の皇帝の間に、ほぼ元に戻りました。ところが三国志の時代には全国で800万人に減少してしまいました。特に蜀の国では90万くらいしか人口がなかったのです。その少ない人口では諸葛孔明もたいへんだったことでしょう。またいかに戦乱が厳しかったかがわかります。今から2000年も前のことですが、このようなことはあまり知られていません。

日本の悪政

それにくらべ、日本では小泉政治以後の新自由主義にもとづく自民党政治により、弱者を痛めつける政治を続けてきました。生活保護の家庭で母子加算をなくすなんて本当にひどい政治です。自殺者も増えています。本当に早く政権が代わって、民衆のための政治に変わればよいと思います。

人間学研究会でどんな話をしたか

佐竹幸一が人間学研究所でどのような話をしているか 紹介します    

場所は 人間学研究所 実用的人間学研究会は第三木曜日  18時30分より  

2009年

10月 「ブッダ、キリストと、宗教」 11月 大久保の街探訪 12月 実用的人間学式お悩み相談

9月 血液型人間学について     7月後漢初期の建武、永平の治について       6月 人間学いろいろ (教育人間学部会)     4月 どこまで人間と見るか        2月、3月  健康状態を人相から判断する     1月 実用的人間学式健康法 

2008年 

9月、10月 河合隼雄の心の処方箋に学ぶ   6月、7月実用的人間学式テスト試案     3月 手相について             2月実用的人間学の構想              1月 エスニックの街、大久保の今昔

2007年

9月 カウンセリング教室に学んで    6月、7月  人間関係の改善            5月 実用的人間学とは何か       4月 実用的人間学研究会準備会について     2月 うつ病の人間学            1月 おみくじについて

2006年

11月 後漢初期の人間学(小説「人相食む」の世界)                      10月 実用的人間学的な生き方とは(人生人間学)                      10月 小泉政治がもたらしたもの(教育人間学部会)                       7月  宗教的信仰と科学的信念     4月 人間と社会                    3月  宗教と死の人間学         2月 人間学とは何か                1月  生き方の人間学(自分を語る)

2005年

12月 生き方の人間学(さまざまな人生論)                           11月 人間の心を探る(カウンセリングと、コーチング)                    10月 占いの人間学            9月 身振り、しぐさの人間学             6月、7月  人相術、手相術        5月 健康法の人間学 

 ◎ 1992年ころから以後のものは改めて、書きます すべて資料(テープ、プリント)は残っています           

2009年7月27日 (月)

人間学研究所と、実用的人間学研究会

人間学研究所と、実用的人間学研究会

 人間学研究所と、実用的人間学研究会は姉妹団体です。

人間学研究所   敬称略

 所長 柴田義松(東大名誉教授、教育学) 名誉所長小原秀雄(女子栄養大名誉教授、動物学) 副所長 岩田好弘(子どもと自然学会会長) 専務理事 佐竹幸一(株サタケ会長)他、大学教員、各学校教員を中心として、月一回の例会など研究活動を行っております。また『人間学研究所通信』、『人間学研究所年誌』を発行しております。明治図書から「道具と人間」シリーズの、教科書副読本も発行しました。 現在 会員数30名 

実用的人間学研究会 

 会長佐竹幸一、副会長杉山靖夫、人間学研究所の小原、柴田、岩田氏の各氏と、森岡修一(大妻女子大教授、教育学)と、関根秀樹(和光大学講師)の各氏に顧問になっていただいています。この会は、研究者もみならず、幅広くどなたでも参加できる会で、例会の後では、大久保地域のエスニックのお店に懇親会に行ったりする、サロン的な雰囲気の会です。月一回の例会を第三木曜日に開催しております。 現在会員数34名

年会費 :ともに2000円(2011年現在3000円) どちらかの会に入れば両方の連絡がはいります

場 所 : 旧 新宿区百人町1-4-19 第2佐竹ビル2階 

        JR山手線新大久保駅徒歩2分

   ★  2009年人間学研究所は移転しました すぐ近くです

 新  169-0073 新宿区百人町1-3-17 佐竹ビル3階

    (大久保通りに面しています。一階は東京ガスライフバル新宿、百人町店)

      TEL    03-3209-1888 

  連絡、お問い合わせは  佐竹幸一まで  090-6549-2677 

   Eメール  pcr92240@nifty.com        

実用的人間学とは 佐竹幸一の提唱する新しい人間学

実用的人間学とは、そして人間学研究所の設立

 実用的人間学とは、佐竹幸一の提唱する人間学です。佐竹は、1963年、学生時代の関東地方の生物科の学生組織である、関東生物科学生懇談会(略して生懇)の分科会として、人間学研究会ををはじめました。そして学生時代に小原秀雄氏(女子栄養大名誉教授・動物学)との出会いがあり、佐竹が職業についてから、小原氏を会長、佐竹を事務局長として民間の人間学研究会(第一次)が始まりました。それ以後、2009年7月の現在に至るまで(2011年10月修正版を書いています、2017年現在も)、途中の中断はありましたが、継続しております。第2次人間学研究会の時には柴田義松氏(東大教授・教育学)や岩城正夫(和光大学教授・原始技術史)が加わりました。その後しばらくの中断の後人間学研究会を再開し人間学研究所準備室を作り研究活動を再開しました。

 第3次人間学研究会及び人間学研究所準備室での活動の後、1999年には人間学研究所を設立するにいたりました。場所は新宿区百人町1-4-19、佐竹の持ちビルの第2佐竹ビル2階)です。柴田義松氏(東大名誉教授)が所長で、小原氏は名誉所長となりました。佐竹は研究所の場所を提供すると共に、専務理事、事務局長となりました。このころから岩田好宏が氏が参加され副会長となりました。2000年12月1日に「人間学研究所年誌2000」を発行しました。それは2006年号・14号としてそれは現在もつづいております。

人間学研究所では、毎月教育人間学部会と実用的人間学部会(現在は実用的人間学研究会、会長佐竹幸一)が開催され、それは現在まで続いております。実用的人間学部会は2008年に実用的人間学研究会となり、佐竹が会長となりました。研究所は現在佐竹ビル3階に変わっております。(新宿区百人町1-3-17)

 2017年人間学研究所通信は79号となり、9月14日の例会は実用的95回、人間学研究所135回となります。

実用的人間学とは

 実用的人間学とは、カントが書いた、『実用的見地における 人間学』に由来します。カントの『人間学』では、「私の書いた人間学は実用的な人間学であって、人々がよりよく生きるための知恵を探るものだ」と書いてありました。その内容は大変広範囲に及んでいます。このことについては私のブログ、「カントの人間学」に詳しく書いてあります。

私は、現代の人間にかんする、科学、哲学の成果を総合し現代版の「実用的人間学」を作ろうとしているのです。私は、何かの専門にならず、人間に関する書物を1万数千冊を人間学研究所に集めました。特に「人間学」という名のつく書物はできるだけ集めています。佐竹の実用的人間学は、「総合的で、科学的で、実用的で、地球市民的」な人間学であるといっております。そして私自身は、人間に関しての実用的な人間学をみにつけ、「人間に関してのゼネラリスト」になろうとしています。あまりに広い範囲なので、なかなかまとめ上げることができず、実力のなさにもより、世に知られてはいません。しかしともかく、人間に関しては広範囲に科学的にお話ができるように、特に実用的人間学研究会でお話をさせてもらっています。

 佐竹の提唱する実用的人間学については、『人間学研究所年誌2000』NO1の「人間学の概要」佐竹幸一、をご覧ください。p50-p81

 また人間学研究所において、人間に関する書物や資料を集めること、今まで数十年にわたる人間学研究会の講演資料などがファイルやテープなどでも保管されています。今後いろいろと役に立つことと思います。

2017年8月15日 追記

 実用的人間学で検索すると、筆者のこのブログが、1番目にヒットします。実用的人間学という言葉も、ずっと、人間学研究所の実用的人間学研究会の例会を開催してきたことも、一定の知名度が上がってきた理由だと思います。

2009年7月26日 (日)

血液型人間学について 修正版

 血液型人間学について

 血液型と性格との関係について、よく当たると思って、血液型を聞いた後で、勝手に、[そうか,だから何何なんだ]と言っている人は多いですね。「人がなんと言おうが、当たるのだからいいでしょう」というわけです。また「血液型人間学」はあくまでも統計学に基づく科学であって、占いとは関係ない」といいます。能見親子は二人ともなくなってしまいましたが、それをひきついだ人たちが、「ヒューマンサイエンスABOセンター」という名を使っているのでもわかります。ところが、その「統計学」が、まったくいいかげんなものなのです。たとえばホームラン王10人の中で、O型が一番多いから、O型はの人はホームラン王になる素質を持っているとかいうぐあいです。日本の歴代の総理大臣にO型が多く、それもO型の人は指導力があるということの元になっています。ところが最近めまぐるしく代わった総理大臣はむしろO型が少ないのです。おそらく、血液型性格判断の好きな人はだから、今の総理大臣はダメなんだという話にしてしまうことでしょう。

 そういうj事になると、先日の実用的人間学研究会に参加した人8人の方のうち4人がB型であったが、そこで、人間学研究会に来る人はB型の人が多いという結論を出すのと同じではないでしょうか。統計学では、ランダムサンプリング法を用いてかなりの数を調べなければならないのですが、能見親子などは自分の本の読者にアンケートを書いてもらうという方法をとっています。そうすると、もともと血液型性格判断を信じ込んでいる人が多いのですから、はっきりのぞむような傾向が出てくるのです。それはすでに暗示を受けてそうだと思っている人が書いてくるのだからいくら数が多くても科学的な資料にはならないのです

 さてこのような血液型人間学がなぜ信じ続けらるのかについては、長谷川芳典氏のホームページ、「自分更新日記」を見ると興味ぶかい。それによると、性格診断などは単なるお遊びで、面白ければよい。簡単に自分のもち味を知り、それを生かして向上にしたいというニーズにこたえるものだから、心理学の専門家が、科学的根拠はありませんといくらいっても。新年にお参りにきておみくじを引いた人に、おみくじは当たりませんと叫んでも意味がないのと同じだ、と言っているのがとても面白かった。いろいろな占いも全く同様です。

 ただ、おみくじの害というものはほとんどないのですが、人により、『血液型性格判断』が科学的で正しいと思う人は、それを職場や学校に持ち込んでしまうのが困るのです。会社の上司が血液型で部下などを差別することを「ブラハラ」という、そういう言葉ができてしまうことが問題です。私などもよく、血液型は何ですか、と聞かれて、「はい、O型です」といいます。そうすると勝手になるほど~などと納得しています。多数派のO型やA型はいいのですが、少数派のB型やAB型の人が、からかわれます。

 血液型性格判断を言うのは、日本人とそれが伝わった一部韓国人や台湾人だけです。西欧などでは全く広がりません。ほとんどがO型の南米のインディオでは性格判断が成り立たないのです。それは西欧では髪の毛の色や目の色で性格判断をしますが、日本では成り立たないのと同じです。

「バーナム効果」といって、誰にでも当てはまることを聞いて、自分もあたったと感じることが根拠になっています。いろいろな占いの技法もこれに元づいています。

 ただこれらを非科学的だと、批判するだけでなくもっと有効な自己改善法のプログラムを提唱すべきだ。と書いてありましたが、まったくその通りだと思います。実用的人間学で、それを提供できるように検討を重ねています。。

2009年7月24日 (金)

小説「人、相食む」-後漢初期の人間学(修正版)

 後漢時代の建武2年(26年)に「関中餓え、人相食む」という記録から、108年「河間飢饉、人相食む」まで、82年間、「人相食む」ということが正史にかかれなかったのは、珍しいことでした。もっとも長い期間のようです。

中国では、『大地の子』という小説で、人を食べるところがでてきます。また文化大革命のときにも人が食われたとも言います。

 佐竹幸一はこの「人相食む」ということがない後漢初期の時代を小説に書いています。そしてそれをそのまま小説の題としました。

 はじめ、1995年のオウムのサリン事件や1999年のノストラダムスの世界週末の予言などオカルト大流行のときに、その風潮に反発して後漢の唯物論哲学者の王充という人の小説を書こうとしました。王充は大著『論衡』という本を書きました。2000年も前なのに、幽霊などいないとか、すべての怪しげなものを徹底的に批判しました。百科事典のようにありとあらゆる分野について書いているので、ここで初めて書かれたというものが多いのです。磁石について、本屋について歴史上はじめて書かれたこと、雲や雷が雷神などによるもののではなく自然現象であることなどです。また当時の占いにどのようなものがあるのかも初めて文献として書かれました。

王充についての小説を書きすすめるうちに、次第にその内容が広がり、むしろ主人公は三代の皇帝に仕えた司空である第五倫に変わりました。そして私の人間学の主張を次々に入れているうちに登場人物が100名を超える大小説になってしまいました。そしてまだ未完成です。その中に私のやっている人間学の考え方もすべて入れるように欲張って書いています。名君として有名な光武帝、明帝、章帝、そして和帝と4代の皇帝について。そして、後世から賢聖なる人とあがめられた、三代の皇帝に仕えた第五倫、そして彼により抜擢された鄭弘や謝夷吾など、善政を支えた役人などが主人公です。王充と謝夷吾は親友でした。 しかし 小説として比較的にまとまった部分とまだ「後漢書」から引き写したにすぎない内容までいろいろです。またもっと一人ひとりが個性的で生き生きした姿に描かなければなりません。でももう書き始めて10年にもなるのですから、そろそろ完成させる必要があると思っています。  今年の6月から中断しているのですがそろそろまた書き始めようと思っています。 

現在の状況  A4 版で。ワープロのリッチ方式で/、本文321ページ、地図、索引、系図、図表など入れると、364ページです。字数は、40万字近くになっていますのでプリントアウトするのが大変になっています。

 読むのが疲れてしまうような、量なのですが、途中でもいいから読んでみたいという方はコピーしたDISCを差し上げます。p>

2009年7月22日 (水)

こういちの面白人間学 修正版

こういちの面白人間学

 私は、学生時代から人間学を研究し、もう44年になりました。(2011年では46年です)会社経営をしながら、研究をつづけ、人間学研究所などもつくり、すでに20年(同じく22年)になります。66歳になり(68歳)、仕事も辞め、人間学に専念しています。人間学といってもいろいろあります。大学の講座から、単なる人生論まで。私の場合は、実用的人間学というのを提唱していまして、要は人間に関する知識を、どう実際によりよく生きるために使うか、ということに興味を持っています。

今のところは、月に二回ほど、新大久保にある、研究所で、二つの研究会をやっています。

ひとつは、研究者中心の教育人間学部会。ひとつは私のやっている、実用的人間学研究会です。実用的人間学研究会は30名ほどの会員がいて、10名ほどがいつも参加しています。7月には「血液型人間学」について、6月は「後漢初期の建武、永平の治」とはでした。(ちなみに2011年10月実用的人間学研究会例会は第37回で、「日本人のルーツと顔のいろいろ」というお話を私(佐竹幸一)がお話しします)

私は人間すべてについて、広く浅く勉強しています。また、後漢初期を書いた、膨大な小説『人相食む』を書いていますが、なかなか完成しません。また特に、わたしが興味を持っているのが、占いや超能力について、宗教問題、あとは、人相手相などについてはは、相当本格的に批判的に検討しています。いろいろな悩みがあっても、今簡単に相談できるところはありません。それで、占いや、新興宗教などに、ひかれることが多いのですが。私は、人間学全体を学んだ、「人間に関するゼネラリスト」がたくさんいて、気軽に相談に乗れるようになればいいのだけれどと思っています。これからいろいろ書いていきますので、ぜひ感想をお願いいたします。

 人間学研究所

  169-0073

   東京都新宿区百人町1-3-17 佐竹ビル 3階

    所長 柴田義松 東京大学名誉教授  教育学

    名誉所長 小原秀雄 女子栄養大学栄誉教授 動物学

    専務理事事務局長 佐竹幸一

    03-3209-1888 pcr92240@nifty.com

    ★ お問い合わせは 佐竹まで 090-6549-2677

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