衆議院選挙を前にして 民衆のための党がまとまらないか
民衆(一般市民)のための政治勢力がまとまらないものか
衆議院選挙がもう少しで、始まろうとしています。小泉以来の自民、公明の政治により、民衆の暮らしはひどくなり、従来、自民党に入れていた人も、さすがに目をさまし、今度は民主党を中心とした政府に期待しようとしています。私のいる、東京一区でも、与謝野対海江田の一騎打ちで、影の首相とまで言われた現職大臣の与謝野さえ危ないといわれています。私は当然、与謝野を落としたいため、海江田にいれます。しかし、政党で、この党こそがと、心から言える党が残念ながらないのです。そのような人は多く、無党派層といわれますが。私もそうなのです。
民主党は、今でこそ、庶民の味方となっていますが、その大本は自民党です。党首の鳩山氏は元自民党、小沢氏は自民党を仕切った元幹事長です。前原氏のように、かなり右寄りの考え方の人が多いのです。また政治家の二世、三世議員や、大会社の社長の息子や縁戚者も多いのです。もうすでに出始めていますが、政権をとったら、ころころとまた自民党寄りの、大企業本位、アメリカべったりに戻ってしまうのではないかと。
社民党はそのいうところは、中なかいいのですが、いかんせんその勢力は小さすぎです。共産党は、昔私もずいぶん前に党員だったこともあり、その政策に共感するところは多いのです。最も徹底して、庶民の立場に立っているのは、共産党です。大企業の利益を抑え、アメリカへの追随を止め、庶民の暮らしを豊かにする。しかし、いろいろな弾圧もあり、またまだ、人々へのイメージの転換を積極的に図ろうとしないこともあり、中なか社民党と同じで、特に小選挙区制では伸びません。共産党という名前や赤旗という名前を変えたらどうかといわれますが、変えようとはしません。その強力なしたざさえをしている、いわゆる民主団体のメンバーも、高齢化し、メンバーの意識も旧態依然なのではないかと思われます。
しかし私は、何とか、民主党のなかの、民衆の立場に立つ人、民主主義的革新的な人々、さらには、自民党の中でもリベラルな立場の人々、社民党や共産党まで、その考え方の違いを超えて、政策ごとでもいいから連合して、ひとつの勢力を作ることができれば、人々の目にもはっきりして、良いのではないかと思います。これは夢物語のようではあるけれど、もしこのような党、若しくは当面勢力ができれば、多くの人々の支持を得られるのではないかと思うのですが。いかがでしょうか。
追記 2011年10月 民主党に与謝野馨が大臣で入ったとか、現在の民主党の政治はもうほとんど自民党と代わりません。
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