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2010年4月 9日 (金)

誤った糖尿病対策ー根本的対策は糖質制限食

誤った糖尿病対策

 いま、糖尿病患者が急増しています。糖尿病は糖の混ざった血液が、血管をとおるときに、血管を傷つけたりつまってしまったりして、いろいろなところに症状が出てくる恐ろしい病気です。失明の大きな原因であり、腎臓病、心臓病を引き起こし、手足の血流が悪くなり、切断までせざるをえない人が多いのです。太った人、高齢者が成りやすいとされていましたが、食事内容の変化やストレスの増加からやせた人も若い人も、糖尿病が増えて、大きな問題となっています。                                                 糖尿病対策には、全体のカロリーを減らすこと、やせること、薬を飲んで、血糖値を下げるなどの対策が取られます。しかし、糖尿病患者は減るどころか、急速に増えてしまっているのです。

 高尾病院の院長である、江部康二氏は2001年に自分が糖尿病になったことにきづいてから、糖質制限食の研究を始め、2005年に『主食を抜けば、糖尿病はよくなる』を出版しました。その後、具体的にどのような食事をすればいいか、いろいろなレシピ本も出しています。2009年には、実用的人間学研究会の幹事をしてもらっている大柳珠美さんとの共著で『「糖質オフ」ごちそうごはん』(2009年アスペクト)から始まって、いろいろなレシピ本が出され、大きな反響を呼んでいます。

 今までは糖尿病の病院食でも、全体のカロリーを減らせばいいとの考えで、常に一定の糖質を食事のメニューに入れていました。脂肪はカロリーが高いということで、糖尿病患者からはもっとも敬遠されていました。                                         ところが、糖質は15分から90分で100%血糖に変わります。タンパク質は3時間前後で50%が血糖に変わり、脂質は逆に数時間から12時間で10%しか血糖に変わらないというのです。疲れて脳にエネルギーが少なくなったときに、甘いものがほしくなるのは甘いもの(糖質)はすぐに血糖に変わるからです。食後に急に高くなる血糖値が大きな災いを起こすのですから、糖質を減らしたらよいのは考えてみたら当然なことです。

 糖質とは、いわゆる主食のごはん、パン、そばうどん、などと、砂糖を使ったお菓子類です。永年人類は、糖質でないものを食べて生きてきたのに、文明が生じてから、カロリーを確保するために糖質に依存せざるをえなかったと言っています。普通の人のダイエットでも、主食を減らして、たんぱく質や、野菜類を食べれば、太りません。

糖質制限食について

 ただ、患者さんの要望もあり急速にその考えは広まっているようですが、まだまだこの考え方は異端な物らしく、「正統的」な?糖尿病の世界では、広がっていないようです。製薬会社もこの糖質制限食が広がり、糖尿病患者が減ると困るので、いろいろ妨害してくるのではないかとも言われています。

 詳しくは、NPO法人糖質制限食ネット・リボーン(理事長江部康二、大柳さんは理事)のホームページで調べてみるか、大柳珠美さん(管理栄養士、3つの病院で栄養指導をしています)のブログを参照してみてください。今糖尿病でお困りの方には絶対お勧めです。大柳さんのいろいろなレシピ本が、このところで連続で出版されます。ぜひお読みください。 追加 『健康おつまみ109』 江部康二 大柳珠美 東洋経済社 2010年5月20日発売 1500円発売です

糖質制限食とは思えない、おつまみとしてだけでなく、おいしいおかずとして109件も出ていて、とても美味しそうです。またたれやソースなども書かれていて、お勧めの本です。

『糖尿病のための「糖質オフ」ごちそうごはん』 江部康二、大柳珠美 2009年7月 アスペクト  いずれの本もそれぞれの素材と、その料理にすべて糖質量が計算されています。カロリー量は今レストランなどでも表示しているお店が増えていますが、糖質量がすべて書かれている本は他にありません。

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