フォト
無料ブログはココログ

« 2010年4月 | トップページ | 2010年6月 »

2010年5月

2010年5月27日 (木)

普天間の辺野古への移転についてー政府の二枚舌は沖縄県民を冒涜

 26日に政府は普天間の移転先を名護市周辺と明記せずに、28日に閣議決定をするということである。社民党党首がサインを拒否するということへの、配慮だという。サインがなければ当然閣議決定は成り立たない。ところが、日米の外務・防衛担当閣僚の間では、辺野古周辺にするとはっきり決めているのである。社民党が連立を離脱すれば、今度の参議院選挙で、ただでさえ、支持率が大きく下がっているのに、さらに不利になるので、ごまかしで、通そうということである。

 アメリカではゲーツ国務長官が「進展は大変喜ばしいと言っている」これは完全にアメリカペースで行われてきたということである。その代わり、海兵隊の訓練を、国内の自衛隊の演習場で行い、沖縄の負担を軽くするというのである。こういうのを、完全に子供だましのやり方で、沖縄の人々の納得を得るわけがない。

 衆議院選挙で最低でも県外と、鳩山首相は公約してきた。沖縄の人々や、多くの人々がそれを信じて、民主党に投票した。私もその一人である。ところが、5月までと先延ばしとして、徳之島に移すという案があるだけで、それも全く島民の意思も確かめずに、一部ブローカー的な人々の言葉に踊って交渉し、当然のことながら、島をあげての反対運動で潰れてしまった。鳩山首相の、海兵隊の抑止力を軽視していたなどの発言も全くおかしいものである。そこで前に自公政権で決めた、辺野古地域にするという。杭をうってでの、工法も米軍から拒否され、こんなうつくしい海を埋め立てるのは冒涜といった、鳩山首相が結局、サンゴ礁の海を埋め立てて、基地を移すということになる。

 前に、私の書いたブログで、社民党の言う、グアムやテニアン島への移設が良いと書いたが、その考え方は岡田外務大臣や、防衛大臣の意向で、まるっきり無視されている。そのような、民主党内の意見を退けて、鳩山首相が指導力を発揮して、グアムやテニアンにという、考え方になるとは到底考えられないことだったのである。

 社民党では、移転先を辺野古と明記しないからと言って、閣議で署名しないという。社民党党首がわざわざ沖縄に行って、辺野古を阻止すると言って、明記しないからと言って、実質的にもう辺野古に決まっているものを、安易に、署名でもしたら、社民党支持者が、社民党から離れてしまう。社民党は、ここで、頑張って、閣外に出ても断固その立場を貫くべきです。

 沖縄の人々は、期待させておいて、やっぱり元の辺野古にすると言えば、「馬鹿にするな」とその怒りが大きくなるのは当然です。沖縄では、基地返還の点では、自民公明含めて、まとまっています。しかし、本土の人たちと言えば、なんとなく、ボーッとしていて沖縄の苦しみはわかっていなくて、心の底では、辺野古でもいいと思っている人は多いのでしょう。でもそれではいけないと思います。

 民主党の、このような嘘や、二枚舌にあきれはて、そのひどさを見透かされて、支持率は大きく低下しています。そしてさらに沖縄の人たちの意向を無視して頭ごなしにアメリカと協定を結んだら、今後の騒ぎは大変大きなものになります。沖縄では、知事から、市長町長あげて、反対しているのです。それを強行するのでは、反対運動を弾圧してでも強硬するつもりでしょうか。それはまさに国民の敵となります。

 ここで民主党が人々の支持を失い、今度の選挙で第三の勢力が伸びて、より自民党寄りな政治に戻ることを私は恐れています。

 

2010年5月25日 (火)

人間学研究所 6月例会のお知らせ

実用的人間学研究会例会

 6月例会

  日 次 : 6月17日(木) 18時30分より

  テーマ : 「漢字四方山話」

  講 師 : 田中 稲生氏 (小、中、高校で、佐竹と同窓でした。東京大学卒業後、

         銀行へ入社して支店長に、その後関連会社の役員をしてこられました。

         難関な漢字検定1級合格の努力家です。

  懇親会 : 未定

 7月例会

   日 次 : 7月15日(木) 18時30分より

   テーマ : 「食事と健康 高齢者向けの食事について」

   講 師 : 河村 信弘氏 (元、女子栄養大学勤務)

   懇親会 : 未定

   場所はともに、人間学研究所   参加費は無料

   *研究所の方でなくとも自由に参加できます

    お申し込みは佐竹まで 090-6549-2677

新教育人間学部会

   6月例会

   日 次 : 6月25日 (金) 18時30分より

   テーマ : 「生物多様性保全について」 今年は「国際生物多様性年」です

   講 師 : 岩田好宏氏 人間学研究所副所長 子どもと自然学会顧問

   懇親会 : 越路

   参加費 : 無料    場所:人間学研究所

人間学研究所

 〒 169-0073

  新宿区百人町1-3-17 佐竹ビル3階   JR 山手線新大久保駅徒歩3分

  所長: 柴田義松 東京大学名誉教授 

    TEL・FAX 03-3209-1888

    E メール :  jitu.ningengaku @nifty.com

 

 

  

2010年5月23日 (日)

日本の薬物問題 恐るべき海外での実態ー新教育人間学部会

自由の森学園の学校カウンセラーである西田隆男先生のお話をもとに書かせていただきました。西田先生は麻薬、薬物からの依存症からの厚生施設、ダルクの埼玉の理事長をしておられます。なお、西田氏は人間学研究所の研究員で、新教育人間学部会でお話ししていただいた内容をここに書かせていただきました。

2007年に文部科学省の児童生徒の薬物に対する意識調査がありました。小6、中3、高3の生徒についてです。結果は薬物は絶対に使うべきではないというのが約90%、使うかどうかは個人の問題というのは3~9%でした。薬物の生涯経験率は、大麻使用でUSAで40%、ドイツ25%、日本では0,96%です。ただし大麻以外のものも含めると26%です。薬物は絶対に使うべきではないという90%のこどもは、ほとんど問題ありません。問題はその他の人々です。

 ヨーロッパでは、大麻を食い止めるのはどうしようもないとあきらめ、エイズの感染防止などのために注射針を配り、闇の世界ではなく表の世界で売るという、ハームリダクションを90年代から行っています。日本ではまだ少ないが、大麻(マリファナ)は簡単に手に入る状態です。海外ではオランダなど「解禁」状態、それは安心神話の流布、ファッション感覚、栽培が容易などにより広がりつつあります。アジアではこの前中国で日本人の麻薬の運び人が死刑になったように厳罰化の傾向があります。中国はゴールデントライアングルや北朝鮮とつながっているために入ってきやすい状況にあるのです。

 オーストラリアの高校生の50%は大麻経験があり、カナダでも高い率となっている。カナダやオーストラリアに子どもを留学させるときにはそういう危険性にも留意する必要があります。ロシア、グルジア出身の相撲取りが、逮捕されたが、この地域ではごく普通に使われていたのです。日本でも覚醒剤(ヒロポン)は戦後の一時期まで薬局で売られていました。コカコーラも、禁止されるまで、成分を隠していてコカインがわずかながら入っていたといいます。

 2008年に不正薬物の押収は覚せい剤、大麻は811キログラム、MDMA(合成麻薬)約136万錠に及んでいます。世界では大麻8423トンが押収されています。最近の主な薬物事件では世田谷区で、月に600万から800万の売り上げが(08,09)麻布、白金、高輪地区で年間2億円の売り上げ、有名大学で大麻がはやっている。芸能界でののりピー事件、J ウオークの中村などのように広く広がっている。ビートルズも大麻をやっていたし、パンクロックなどにLSDなどがつきものになっている状態です。この近くの新大久保の裏の道でも以前は公然と麻薬の売人がいて、取引しているのを佐竹はみております。

 今大きな問題となっているのは、一つにはMDMAのような合成麻薬で、禁止されても、少し分子記号を変えて新しいものが次々に生み出されていることです。また、今一番問題なのは、精神科の医者などが出す、睡眠薬、抗うつ剤、抗不安薬、鎮痛剤などの過剰摂取の問題です。それらの過剰摂取をOD (オーバードーズ、処方箋過量摂取)と言います。一時歌舞伎町など、リタリンなど大量の薬品を出す精神科医がいて問題になりました。

 何のためにODするのか?という問いに対して「気分を変えたい」「死にたい」といい、ODに依存する人にとって薬とは、「(生きづらさの)のお守り」、「いつでも死ねるという安心感のために持っているといいます。アメリカでも従来型の薬物乱用から向精神薬などに移ってきた。せきどめシロップでも一本飲んでしまえば覚せい剤と同じような状況になるのです。

 薬物使用のプロセスは1、初回使用、興味本位での使用 2、機会使用:周囲からの誘い 3、習慣使用:生活に変化 4 乱用:社会的問題を起こす 5、依存症(アディクション):病気、コントロール不能という、プロセスをたどります。

 また今問題なのは、抗うつ薬のプロザックを処方するという、プロザック現象で、化粧品と同等の薬物という感覚でサプリメント式に「幸せになる薬」などとしてさまざまな薬物が入ってくることです。(プロザックは日本では認可されていないのでアメリカでの現象です)難しいのは、うつ病で自殺するよりは、依存症になっても、その薬を処方せざるをえない現実があるからです。日常的に、楽しいことが多い人は薬物に向かわない。また煙草を吸わない人も薬物に行く人は少ないそうです。

 日本の厳しい社会情勢の中で、うつ病や、生きづらさを感じて薬物に走る人が多くなっています。過食症、拒食症、リストカットなど、日本の子どもたちは生きづらさを感じている。そして人間関係も希薄になっているのです。青少年ではそれを克服する方法は人間関係が改善されると治ることが多いといいます。その対策について、いろいろな方法を考えて実行する必要があります。

また、教育により、1、発達段階に応じた縦断的アプローチ、2、教化による横断的アプローチ3、関係機関との連携によるコラボレーションが必要であると西田氏は言っています。しかし薬物についての厚生労働省や文部科学省のパンフレットなどはほとんど活用されていないようです。今後の課題としては、①、薬物を選択しない生き方を示す 2、二次予防教育の充実化 3、今増えている向精神薬依存の問題解決が早急になされる必要があります。 

追記 ;2013年10月の新教育人間学部会で西田先生にお話をしていただきました。

「脱法ハーブの現状と課題」ブログにその内容を書きました。

http://koitininngen.cocolog-nifty.com/koitiblog/2013/10/98.c3da.html

2010年5月18日 (火)

沖縄基地問題で鳩山首相を責められるのかーではどうするつもりか

 鳩山内閣の支持率が20%だいになり、危険水域になってきたといろいろな新聞週刊誌に書かれている。その原因は、一つには遅くとも5月末までには決着をつけるといい続けてきた、鳩山首相が、どうも5月末には決着しそうもないと、言うようになってきたこと。それから小沢幹事長の問題である。支持率も民主党も自民党も落ちて、みんなの党などが支持率を上げている。みんなの党などの、自民党別働隊が票をかすめ取り、民主党と連立を組めば、政策は、より自民党に近い、大企業、官僚本位の政策に、ならざるを得なくなり、しめしめということになる。

 沖縄基地問題では、沖縄にばかりに負担をかけることをやめせめて少しでも県外にということで、基地機能の一部を徳之島に移すということである。徳之島の一部に、基地に来てもらって、島の再生を果たそうというグループに乗ったようである。しかし一般の島民が賛成するわけがない。三人の町長はじめ、絶対反対の態度を強硬に示し、到底徳之島に移すことは不可能である。また、アメリカの海兵隊も分離するのは困ると言っている。

 鳩山首相は、海兵隊の抑止力に、よく思い至らなかったと言っています。しかし海兵隊は、もともと敵陣へ海から急襲する部隊であり、防御のためのものではありません。海兵隊の本部は世界に三つある中でアメリカ国内に二つ、後一つは日本です。他の国に海兵隊の本部などありません。海兵隊が、どこの国に対して抑止力を持つというのでしょうか。日本の海兵隊は、もっぱら、イラクやアフガニスタンなどに派遣されています。 岡田外相が、海兵隊がグアムに行ったら、抑止力が減るとか、有事の際に邦人を救出してもらえないとか言っているそうですが、本当に海兵隊が沖縄にいたら日本人を救ってくれるのでしょうか。

 普天間基地を名護市の辺野古に移すというのが、元の自民党案ですが、辺野古にはジュゴンが住んでいる素晴らしい海があり、それを基地にしてしまえば環境を恐ろしく破棄するということは誰もが認めています。そこで、辺野古の海に杭を打って、飛行場を作ろうというのです。これも環境を破棄することは全く同じです。辺野古の人たちにも迷惑せんばんです。基地反対の市長に変わったのですから市民の意思は明らかです。もし、ここで民主党が自民党と同じようなことをするなら私はもう、民主党は支持しません。公約をたがえたのですから。

 でも一方では鳩山首相を責め立てている連中は一体どうすればいいという案を出しているわけではありません。まったく無責任な高みの見物です。もうこれ以上基地はたくさんと言っている沖縄に持ってくるのは不可能です。そして、当然のことながら、沖縄以外の地で受け入れると快くいうところは、まったくありえません。自民党や、みんなの党は、最初の辺野古沖に埋め立てて飛行場を作る案を推し進めるのでしょうか。

 週刊新潮の5月20日号に、「テニアンが現実的」と一つ覚え 福島瑞穂少子化担当相」の非現実という記事があります。「社民党としては、グアムとテニアンしか考えておりません」とこわれたテープのように実現性のないことをくり返していると。国民新党の亀井静香代表も辺野古野でのくい打ち桟橋方式に反対という言葉に勢いづいたといいます。

 「北マリアナ連邦の議会も誘致を4月12日に上院議会で賛成していると言うことで、そこのテニアン島が一番現実的ではないかと思います」というのが、福島氏の見解です。すでにテニアン島の3分の2はアメリカ軍が使用しています。それに対して、週刊誌では「テニアンは人口3000人の小さな島で、大きな港もなく飲料水も電気もない。こんなところでは短期的な訓練はできても長期的な駐留は無理。インフラを整備するするにも時間がかかりすぎる。だからテニアンが現実的だというのはナンセンスだというのである。

 なんでここで急に週刊新潮の記者はアメリカ海兵隊の立場に立ったつもりになって、テニアンは無理というのでしょうか、電気がなく飲料水もないとは。3000人の人はどうして暮しているのでしょうか。実際の人口は3500人で、なかにはいいホテルも何軒かあります。それからそんなに大きな港が必要なのでしょうか。主力の海兵隊8000人はグアムに移転することが決まっています。そのために日本が大きな負担をするという理不尽なことがあります。アメリカでも実はグアムに移すのがよいという意見があるといいます。駐留はグアムで訓練は、テニアンですればいいのではないでしょうか。それは必ずしもナンセンスな案ではありません。またどうしても困りますということで日本政府が強い態度に出ればアメリカも自分で良い方法を考えます。いつまでもアメリカのいいなりになる必要はないのではないでしょうか。  テニアン島は太平洋戦争の時にB29の大きな基地があり、本土空襲そして広島長崎に原爆を投下した<基地として有名なところです。テニアン島には二つの飛行場があり、北部のハゴイ飛行場は、アメリカ米軍の管理下にあり、ときどき軍事訓練に使われているそうです。4本滑走路のうち2本は使われないで緑に覆われているそうですが、新規に作るよりはずっと安上がりでできるはずです。だから十分に移転可能なはずです。私が思うに、テニアンなどに移すと、日本政府が出している「思いやり予算」のお金がもらえなくなるからなのではないかと思いますがいかがでしょうか。

 日本では国民が反対して到底無理なので、グアムやテニアンなどに移してほしいとなぜ、鳩山首相は言えないのでしょうか。このことは前にも書きました。海外に移してくれと、日本全体のムードを盛り上げていけば、今急速に落ちている鳩山民主党政権の支持率は急速に回復すると思います。今度の参議院選挙に向けて大量のタレント候補を立てて、議席を維持しようなどというのは愚の骨頂です。

毎日新聞の5月18日の夕刊に社民党の福島党首の談話が大きく出ています。私が上記に書いていることで、妥当性があるものです

2010年5月14日 (金)

「こういちの人間学」ブログに書いてきたもの150件に 2010,5

「こういちの人間学」ブログは150件になりました。昨年7月から始めてどのようなことをブログに書いてきたかを書いてみました。実用的人間学の確立ためにいろいろと書いてきましたが、扱っている内容が多いのでまだ表面をさっと、示したにすぎません。またこのブログでは、無料のコースを選んだため、写真や図版を載せられません。(2011年、やり方がわからなかっただけで現在は写真をのせています)

人相や手相がどうのなどは字ばかりではどうにもなりません。途中でコースを変えられず、残念なことをしてしまいました。とりあえず200件を目指します。

私、佐竹幸一は人間学研究所の専務理事、事務局長で、実用的人間学研究会の会長です。自室の一室を改造し、人間学研究所といたしました。今日も夜人間学研究所で例会があります。実用的人間学研究会の例会は、どなたでも自由に参加できます。5月20日に実用的人間学研究会の例会があります。

人間学研究所 東京都新宿区百人町1-3-17 佐竹ビル3F

         03-3209-1888

    pcr92240@nifty.com

  佐竹幸一 090-6549-2677

1、人間学とは何か

 ①こういちの面白人間学 ②実用的人間学とは ③人間学研究所と実用的人間学研究会 ④研究会でどんな話をしたか ⑤人間学研究会の略史 ⑥人間に関するゼネラリスト⑦ 「人間学」と名のつく書物一覧 ⑧HUMANOLOGYについて ⑨実用的人間学とは2、⑩ 『人間学研究所年誌」について ⑪人間学研究所と実用的人間学研究会その2 ⑫ 実用的人間学とは何か ⑬ カントの人間学 ⑭ 常識的すぎる?実用的人間学―お悩み相談の受付

2 人間とは何か 自然科学から

 ①どこまで人間と見るか ②科学的ヒューマニズムとは ③生命の起源について ④人類の起源 ラミダス猿人以後 ⑤日本人の起源 縄文時代まで ⑥日本人の起源 弥生時代 日本人の顔 ⑦宇宙の起源 そして星空の美しさ ⑧ホモサピエンスはいろいろな人類と共存した ⑨地球温暖化は二酸化炭素のせいか ⑩気候と文明の歴史 ⑪地球は今後温暖化ではなく、寒冷化して小氷期に入るかも ⑫ホモサピエンスは、ネアンデルタール人と混血?

3 経営人間学

 ①経営人間学とは ②人を知らずしてよい経営はできるのか ③顔の人間学 ④経営に生かす人相術 ⑤顔の人間学 続き ⑥心と体の人間学 ⑦若さの秘訣 ⑧歴史上の人物に学ぶ 上杉鷹山 ⑨中国古典に学ぶ ⑩ ⑪ ヘンリー五世 映画の比較

4 生き方について、人生論、人間関係の改善

 ①②③ 無宗教で生きる ④ ⑤ 人間関係の改善 ⑥、⑦比較人生論 ⑧真の科学者として生きるー実用的人間学的な生き方 ⑨ 浮浪雲 街中の仙人的生き方 ⑩ほめることが大切 ⑪西原理恵子 「どん底でこそ笑え」 ⑫真理は誰が述べても真理か

5 中国、後漢時代

 ①小説「人 相食む」について ②後漢初期の政治と日本 ③王充の『論衡』についてう憂いは存在するか ④『論衡』の王充はすごい ⑤王充の墓を訪ねて ⑥後漢の万能人 謝夷吾 ⑦ 第五倫 『人相食む」の主人公 ⑧「小説 人相食む」の執筆再開

6 韓国の歴史、歴史ドラマ

 ①韓国歴史ドラマと韓国の歴史 ②韓国歴史ドラマ 11,2 ③韓国、朝鮮の王朝は長く続く ④最近の韓国歴史ドラマ 3,10 ⑤最近の韓国歴史ドラマ H22,5

7 政治と社会について   ①衆議院選挙を前にして ②戦争の人間学 ③煙草の吸殻で景気がわかる ④民のための政治 ⑤奴隷制度と人身売買 ⑥民主党政権に期待する ⑦現在の政治情勢 ⑧コロンビアボゴタ市長モックスの改革 ⑨鳩山首相は普天間をグアムへと断固主張すべきである ⑩ 現代の政治状況 植草一秀の「知られざる真実」のブログ ⑪米軍基地問題と民主党政権の今後 日本の軍事力も

8 大久保の街の紹介

 ① ② ③ ④ ⑤ エスニックの街 大久保 いろいろ ⑥新大久保 百人町文化通りの今ハラルフッド

9 顔の人間学、人相手相術

 ①信長、秀吉、家康のあごと運勢 ②人相術の科学的検証 鼻 ③東洋手相術と西洋手相術 ④人相術の科学的検証 耳 ⑤ブスとデブについて ⑥人相術の科学的検証 目 ⑦ブスとデブ TBS お茶の水博士 ⑧ブスとデブ 常盤えりかさん ⑨あの日に帰りたい 常盤えりか

10 占いと神秘主義批判

 ①血液型人間学について ②占星術は全く根拠がない ③おみくじについて ④人は自分の考えに固執する ⑤ ⑥ 超能力スペシャル2010

11 宗教と死について

 ①不老不死について ②宗教は嫌いだけれど 仏陀は好き ③新宗教はなぜはやるのか ④ブッダとキリストと宗教 ⑤ブッダ、キリスト、孔子と宗教 ⑥宗教は嫌いだけれど、宗教的なものは好き ⑦幸福の科学と幸福の科学学園 ⑧エホバの証人 ハルマゲドンを期待する人々 ⑨ ダライラマ「拝金主義と決別」批判 ⑩不老長生の秘法の秘けつ 唾液を意識的にのみこむこと

12 健康法 病気 性について

 ①唾液健康法 ②脂質の高い人は脳卒中になりやすい ③性について ④肥満は悪くない?⑤誤った糖尿病対策 根本的対策は糖質制限食 ⑥笑いで難病が治る 昇 幹夫氏

13 精神医学 カウンセリング お悩み相談

 ①カウンセリングと実用的人間学的お悩み相談 ②うつ病の人間学 ③うつ病の人間学 冬季ウツ ④うちの猫の3タイプ 神経系の型

14 人間と教育

 ① ② よみがえる教室 「いのち」を身をもって教えた先生 

15 マルクス、エンゲルス人間論

 ①人間観変えても世の中変わらない ②共産主義社会では画家はいなくなる? ③     F エンゲルス

16 人間学研究所の催し

 ①から ⑤人間学研究所11月例会のお知らせ   各月別ご紹介  ⑥「人間学研究所年誌」の年次別内容 ⑦人間学研究所移転のお知らせ ⑦『人間学研究所年誌2009』NO7が発行されました ⑧人間学研究所5月例 会のお知らせ

17 その他、近況など

 ① こういちの人間学ブログ 50件になりました ②両親の介護の現状について ③こういちの人間学100件 ④⑤大正、昭和、平成を生きた父の死 ⑥こういちの人間学ブログの再開 ⑦第2サタケビル二韓国スターグッズ店と韓国居酒屋がオープン

追記 2011年11月には 書いたブログ件数が370件 

    アクセス累計  11万件になりました。

2010年5月12日 (水)

ダライ・ラマ 「拝金主義と決別を」の批判

毎日新聞2010年5月3日づけの毎日新聞朝刊の一面にダライラマと毎日新聞の記者が会見し「自殺年3万人『拝金主義と決別を』」というメッセージをしたという記事がありました。ダライラマは皆さんご存じのように、1989年のノーベル平和賞受賞者で、チベット仏教の最高指導者ダライラマ14世(74歳)です。6月に訪日するのでその前に亡命政府のある、ダラムサラで、会見をしたということです。

 新聞記事によれば、長引く不況に伴うリストラや借金苦、学校や職場でのいじめ・・・・。自ら命を絶つ人のほか、心を病む人も多い。そして悲しみは周囲に広がる。「日本は経済成長で(人々の心は)限界に直面し、今では経済の分野でも、世界規模の危機の中で苦しんでいる」と案じる一方、「現代社会は人間へのいつくしみや愛がかけている」と説いた。以上は新聞記事をそのまま載せたものです。

 自殺を減らす方策はあるのか。ダライ・ラマは『祈りだけで問題は解決しない』と断言し『次世代のために内なる価値観を重視する教育システムが必要』と語る。さらに生き方を見失った人々には「恥と自殺を考えるなら、恥をしのんだほうがいい。物乞いになってもそれは恥ではない。失敗しても自ら命を断つ理由などない」とのメッセージを送った。と書かれています。そして新聞の5面のダライラマの話しがつづきます。(さてダライ・ラマは、昔オーム真理教の麻原彰晃でも、会ってもらったと感激するような立場にいます)

 ~科学技術が精神的なものにとって代わり、お金が人々の心に浸透しました。しかし20世紀後半以降、精神的な価値観が見直されてきています。発展した国に住む人々は、徐々に物質的な価値の限界に直面してきたからです。私たちは内なる価値の重要性を学ばなければなりません。慈悲や愛といった内面にある価値は内なる平和を基礎にしているのです。お金は欲望などをもたらし猜疑心を高め人間同士の友情をこわします。「自分は不幸だ」と感じ、酒や麻薬に依存し欲求不満が高じ怒りっぽくなる。それは自殺や周囲の命を奪うことにもつながると思うのです。

 直面している問題は過去の怠慢が引き起こしました。今を生きる人はそれを排除しなければなりません。今の経済危機は強欲な拝金主義と投機的行為の結果です。人々は危機を乗り越える方法も、人間としての価値観も考慮せず、お金の話ばかりしています。

 自殺しようとしている人に言います。 がんばっても自信を持てないなら周囲に頼っても決して問題はありません。~何かで失敗したとしても、自ら命を絶つ理由などないのです。

以上、ほとんど新聞にのっているダライ・ラマのいっていることをそのまま書きました。そこで私が思うのですが。今の経済危機は、強欲な拝金主義と投機的な行為の結果ですとダライ・ラマ言っています。その経済危機を引き起こしたものは、新自由主義やグローバリズムにもとずいた、独占資本家集団や多国籍企業とその指示のもとに働く、政府が引き起こしてきたのではないでしょうか。お互いの競争のために、自国の工場を止めてもっとも安い工賃ですむ国を探します。その結果アメリカでも日本でも失業者があふれます。たとえばユニクロは、中国の労働者を低賃金で過酷に働かせます。そこで安くできたものを日本で売ります。日本で作っている繊維産業はとても太刀打ちできません。結局多くの企業や店が潰れてしまいます。そういう企業同士の戦いは熾烈で、道徳的にどうかなどは問題になりません。甘い考えでいて1位になれなければ、ときには2位、3位の大会社もつぶれてしまいます。

 日本でも、新自由主義に基づいた小泉元首相から続く自公政権がさまざまな、大企業本位の政策を行って、大きな利益をあげる一方で、勤労者の所得を下げ、非正社員化し、その結果として購買力が低下市景気も悪くなるという負のスパイラルに落ち込み、さすがに人々もそのことにきずいて、自公政権から、民主党中心の政権に変えたのではないでしょうか。いろいろな自殺も、収入が激減し将来に対して絶望的になって自殺するのではないでしょうか。また仕事は厳しくストレスは高まり、うつになって自殺する人もあります。いま、日本経済新聞などをみると、不景気だといいながら、大企業は軒並み、大きな利益を計上し始めました。大企業は巨大な社内留保をしていますが一般紙はそういうことを報じませんし、多くの人は知りません。そして決してその社内留保を労働者の賃金向上に使いません。次なる競争と利益のために使うのです。それなのに、経団連は法人税をさらに下げさせようとしていますし、政府もその要望にこたえ、逆に消費税を上げようとしています。

 そのような実態を無視して、一般的に、拝金主義をやめましょうとか内面の価値を高めしょうとか、ダライ・ラマは言います。一体だれにあなたは言っているのでしょうか。自殺しようとしている人にでしょうか。自殺を引き起こすような事態をもたらしている、政治家や大資本家に対して言っているのでしょうか。そういう大資本家や政治家にいくら説教しても駄目です。その事態を直すには、人々にそのことをきづいてもらい政治を変えることしかありません。断じて心がけの問題ではありません。ましてダライ・ラマも言うように祈っても無駄です。

 自殺しないようにするためには、教育システムを変えなければなりませんと言います。どのように変えるのでしょうか。人々に拝金主義をやめて欲を出してはいけませんよというお説教や道徳を垂れるのでしょうか。教育システムをかえて内面の価値を高めさせても、独占資本化はそんなものに関係ありません。あくまでも利益を求め続けます。そうしなければ、たちまち競争の世界から脱落してしまうからです。それは一般の人を、迷わせ我慢させる宗教と同じです。また、自殺しないで、人に頼りなさい、恥と思わないで、なんていうのは、たとえば、借金地獄から家族を守るために、保険金を得るために、自殺でもしようとするような事態の人に対してどうすればいいというのでしょうか。家族全員で物乞いでもしろというのでしょうか。そうではなくてきちんと社会保障するシステムを作り、自殺までしようと悩むとき、安心して、相談に行き、頼れるように早急にすべきでしょう。

 ダライ・ラマは祈りでは解決できないというだけましです。祈りで世の中を変えられるという宗教は多いのです。改めて、みなさんもそのような主張があるのではと見てみてはいかがでしょうか。

最近の韓国歴史ドラマ H22・5月17日追加版

平成21年12月そして22年3月10日に「最近の韓国歴史ドラマ」について書きましたが、その後だいぶ変わってきましたので現状をお知らせします。あくまでも私の個人的な感想です。

NHK BS2

 「イ サン正祖」 毎週日曜日 全77話 5月16日(日)21時より 40話 「最後の切り札」     英祖王は自分の認知症から、世孫のサンへ翌日譲位するといいます。王妃はそれを知り英祖王、サンを暗殺しようとします。もっとも緊迫感があるところです。その企てはくつがえり、41話では「サンへの譲位」となります。これは毎週楽しみに見ております。ガイドブックも出ていて、多くの人に見られていると思います。

BS 日テレ  「アジアドラマスペシャル」として、韓国ドラマを一番多く放映しています。

 「大王世宗」 月曜日から金曜日まで毎日10時から 再放送です。全86話で、5月13日で82話となり、もうすぐ終わりです。面白い内容ですが前回みたので、再放送は見ていません。

 「女人天下」 月曜日から金曜日まで、毎日16時から 全150話 5月13日で89話になります。これはだいたい見ています。主人公のチョン・ナンジョンは王族の娘でありながら、妾の子として育てられ、キーセンとなったりします。王妃(中殿)のためには何でもするという態度を貫き、権力を握っていきます。このナンジョン、とチャン・ヒビンそしてチャン・ノクスとともに朝鮮王朝の三代悪女(妖女)と言われます。「チャングムの誓い」と同じ中宗の時代の話です。ナビコンのアクセス一位だそうです。

 「龍の涙」 金曜日の21時から5月14日で79話になります。太祖の朝鮮王朝設立から、三代目の国王太宗~その息子にかけての話です。第一次、第二次王子の乱で息子たちが殺し合いをしました。三代の国王となる太宗は、国王の力を弱める、豪族の力をそいで、国王の力ヲ高めるのに、強権を振るいます。その安定した基盤の元、4代目の国王である「世宗」の時代に、世は落ち着き、文化的にも高い水準になります。太宗になるバンウオンに扮するユ・ドングンの演技が迫力があり素晴らしいです。これは毎週必ず見ております。なかなか面白いです。

「風の絵師」 大王世宗のあと、5月20日より再放送されます。もう三回目の放送のような気がするのですが

BS フジ BS日テレに次いで、韓国歴史ドラマをやっています

 「善徳女王」(ソンドク)金曜日の12時と、土曜日の17時にその再放送があります。5月7,8日で第28話です。前は毎週木曜日21時からだったと思うのですが。新羅の朝鮮最初の女王のはなしです。王よりも、ミシルという、巫女上がりの妖女が貴族を掌握しています。ちょうど、高句麗、百済、新羅の三国があらそい、新羅が朝鮮王朝を統一するころの話です。これは毎週見ております。中なか面白い話です。

「朱蒙」(チュモン) 月曜 18時 同じ内容を土曜19時に 高句麗最初の伝説的な王の話で面白かったですが。再放送で前に見ましたので見ておりません。主人公は、イル・ソルグクです。5月8日第53話です。

「風の国」 朱蒙のあとの高句麗の王の話です。朱蒙の孫が主人公で、同じく、イル・ソルグクが主人公です。火曜日19時、木曜に同じ話をやっています。再放送で、前に見ておりますので見ておりません。

BS朝日

 「ホ・ギュン 朝鮮王朝を揺るがした男」 月曜から金曜日 12時から                光海君、弟の臨海君が王位をめぐって争い、即位した光海君は贅沢に走り暴虐なところもあって、燕山君とともに贈り名をされなかった人物です。ホ、ギュンは名門に生まれ文才もありましたが、苦しむ庶民の暮らしを、放置しておられず、反乱を起こそうとし、失敗して処刑された実在の人物です。全50回で5月10日、33話です。2000年にKBSで放映されました。ときどき見ております。

 張禧嬪(チャンヒビン) 5月17日が第一回です。これから平日毎日放送されます。16時から女人天下と続きますから、連続して三大悪女の話を見られることになります。2003年に韓国KBSで放送されました。全100話です。すでにBSイレブンでも放映されているので、同時に二つのチャンヒビンが見られるということになります。名前はチャン・オクチョン、主演はキム・ヘスでう。。さまざまな困難を乗り越え、19代国王粛宗の寵愛を得て、側室から王妃の座を狙います。朝鮮王朝の三代悪女の一人となって何回かドラマ化されています。

BSジャパン 

「イルジメ伝」 水曜日 女性の刺客の話です。見ておりません

BS11 イレブン 私のうちのテレビには映らないので見ておりません

 「妖婦 チャン・ヒビン」 月曜から金曜日の 13時から 朝鮮王朝三大悪女の一人です。19代国王 粛宗の側室です

 全63話で、1995年に韓国のSBSテレビで放送されました。

 「チュオクの剣」 火曜~金曜日 再放送です 

2010年5月 7日 (金)

ホモ・サピエンス(現生人類)ネアンデルタール人と混血?

2010年5月7日付の新聞各紙には、「ネアンデルタール人と、現生人類(ホモサピエンス)とが、混血した可能性が多いということがDNAの分析の結果わかった」、と報じられました。ドイツのマックスプランク進化人類学研究所などの、国際チームが、7日付のアメリカの科学誌『サイエンス』に発表したということです。

 今年の3月25日にも、やはりドイツの研究者がシベリア南部のデニソワ洞窟にいた104万年前に誕生したデニソワ人が、その後4万から3万年前まで現生人類と共存していたと発表したばかりです。 今回発見されたのは、クロアチアの洞窟で見つかった約4万年前の旧人(ネアンデルタール人)の3人の女性の骨片で、そのゲノム解析をした結果わかったといいます。ネアンデルタール人はアフリカから40万年ほど前にアフリカを出て、ヨーロッパと、西アジアに広がっていきました。ネアンデルタール人は、がっしりとした骨格で脳容積はホモサピエンスより大きく、埋葬等の宗教的な儀式なども行っていたとされています。その復元像ははじめ毛むくじゃらな野蛮なスタイルだったものが、頭骨の正確な復元により、今では、北方に住むものは金髪であった可能性が高く、顔つきもいまではホモサピエンス(現生人類)とそれほどかわらないとされています。遺伝子的にはほとんど同じようであるため当然混血して子どもができることでしょう。戦って滅ぼしたのではなく、ときには協力も行われたはずです。

 4万年から3万年の間の1万年の間は両人類が共存していたということが分かっています。またイスラエルやシリアの地域では7、8万年前からの、もっと古くから両者が共存していたと思われます。そのころに混血したのではないかと言われています。ネアンデルタール人を、ホモ、ネアンデルターレンシスという別の種ではなく、ホモ、サピエンスの亜種だという説もあって、遺伝子的にも大変近く、混血する可能性は十分にあります。そしてそのネアンデルタール人の遺伝子配列(ゲノム配列)は1から4%、現代人に移行していると推計しているのです。アフリカの南部と西部アフリカに残ったホモサピエンスにくらべ、フランス、中国、パプアニューギニアのホモサピエンスのゲノムを調べた結果、ネアンデルタール人の遺伝子のゲノム配列ににている要素が入っているところが多くなっているというのです。要は、アフリカに残っていたホモサピエンスは、ネアンデルタール人が住んでいなかったアフリカでは混血しようがなかったということです。

 ネアンデルタール人とホモサピエンスがどのような関係があったのか、大変興味深い内容のニュースでした。従来では、言語を獲得し、文明度を高めた、ホモサピエンスが、ネアンデルタール人を圧迫し、全滅させたという説も多かったので、今度発表された内容は両者の関係をよく知るための、貴重な成果でした。改めてもう少し詳しい研究成果が出てくることでしょう。

追記  2015年8月25日

 2014年に出された、スヴァンテ・ペーボの書いた本が2015年6月30日に「ネアンデルタール人は私たちと交配した」という題で出版されました。書評でも大きく取り上げられ、NHKスペシャル「生命大躍進」や国立科学博物館でも特別展が開かれ、その中で取り上げられました。2015年10月には、人間学研究所の合同例会で、筆者が話しをすることになっております。8月には関連したブログをたくさん書きました。

2010年5月 5日 (水)

米軍基地問題と民主党政権の今後―日本の軍事力も

 鳩山首相は5月末までに米軍基地移転問題を決着すると言い続けていますが、もう一月もありません。普天間の基地機能を分散させ、一部名護市の辺野古のキャンプシュワブに、従来の埋め立て方式から、くい打ちして滑走路を作る。また一部は徳之島に海兵隊の一部を移すという案です。これは、沖縄にそのまま,基地を作らないという民主党の公約に違反します。私はすでに、前のブログで鳩山首相は、断固として、米海兵隊普天間基地をグアム島に移転してほしいと、断固主張すべきであると書きました。しかし、とても実現しそうもない、名護市と徳之島への移転案を出しました。すでに、4月25日には、沖縄の全首長と、9万人が集まっての大反対集会が開かれました。また徳之島でも、全町長と、多くの島民が反対しています。ですから到底これから説得しようなどとしても無理なことです。

 では、5月中に決定できなければ首相を辞任すべきだと主張する自民党も、こうすべきだという案を出していません。相次いで自民党を離党した、いくつかの泡沫政党もそうです。でも、参議院選挙が迫り、次々と公約を破り、鳩山首相、小沢幹事長の献金問題もあり、世論調査では急激な、民主党の支持率の低下を引き起こしています。この状態で選挙を行えば、民主党が議席を減らし、自民党も伸び悩み、新しい自民党から離れた政党に、票が回ってしまう可能性があります。与党の、社民党、国民新党もぱっとしそうもありません。共産党も、現状維持が精いっぱいでしょう。そうなると、下手をすると、みんなの党などの勢力が、キャスチングボードを握りかねません。そうすると連立の相手を、みんなの党などとくみ、社民党ははじき飛ばされます。

 「みんなの党」は、公約だけをみると、人にやさしいように書いていています。しかし実は、もと小泉行革の、メンバーなどが中心となっています。真の意味での民衆の味方ではありません。連立の相手を社民党から、みんなの党に変えなければならないような事態が起きてもおかしくありません。もしそうなれば限りなく民主党は自民党に近くなります。そのような事態を、新しくできた小政党が狙っています。保守勢力にとってはしてやったりです。みんなはその党がどのような党なのか知らないでなんとなく、自民党も、民主党もいやだから入れてみようとか軽く考えてしまいます。

 後漢の創始者である、光武帝劉秀は、前の王莽の政治で、外国をべっ視し、その結果対外戦争の頻発、そして働き手は軍にとられ、外国の侵略におびえ、人々はきわめてひどい状態に置かれ、結果として、人々の支持を失ったことをつぶさに見てきました。後漢の政治を復活させるにあたり、光武帝が力を注いだのが、近隣諸国との友好関係を深めました。隣の国が飢饉のとき穀物を提供しました。友好関係、信頼関係が回復し、又内乱も収まれば、軍隊は必要がなくなります。光武帝は、常備軍をなくし、全国に治安のための最小の警察力しか持ちませんでした。政府の無駄もなくし、自分自身も極端な節約をし国家財政を少なくしました、その結果、10分の1税をなんと25分の1税に大幅に減少したのです。

さて昔の話はそこまでとして、日本の軍事力はすでに大きな力を持っています。もう他の国におびえる必要がありません。北朝鮮など問題ではありません。中国は最近強力に軍事力を高めていたまだ仮想敵国らしいですが、私が考えるに日本を侵略しようなどとは考えていません。私が思うにじつは一番怖いのが実は在日米軍なのです。 日本の政府がアメリカの政府のいいなりになるのは実はこの強力なアメリカ軍なのです。自衛隊の指揮権は半分以上実質的にアメリカが握っています。日本の自衛隊はアメリカの核の傘のもとに防衛してもらっているために軽い防衛費ですんでいるとよくいわれます。しかしそこで出てくるのが、国のGTPに対しての国防費の比率が日本が少ないという議論です。しかし、日本のGTPが世界第2位であるということが重要なのです。その金額は少なくはありません。『こんなに強い自衛隊』(井上和彦編集、2008年、双葉社)という本があります。この本には世界屈指の軍隊があるということを具体的に書いています。この本は、日本の自衛隊はすごいんだぞと自慢する立場で書いています。日本の軍隊(自衛隊)は兵員数では少ないけれど、その軍事力はきわめて大きいのです、戦闘機や軍艦をいくら多く持っていても実際の戦闘となれば、日本のイージス艦や最新式の戦闘機は大きな威力を発揮します。陸軍がいくら人数が多くても日本まで歩いてやってくることはできません。また中国と台湾を比べても、最新式の航空機の数では台湾は中国に引けを取りません。日本にいきなり攻めてきはしないのです。またやたらと陸軍の人数が多い北朝鮮などは問題にならないのです。ただ自衛隊関係者にとっては核兵器やテポドンミサイルなどで、日本を脅かしてもらいたいでしょう。そうすれば軍事費を増やしやすいからです。  日本ではアメリカが持っている、イージスシステムをもった船、すなわちイージス艦を最初に導入しました。今では6隻を所有しており、他に持っている国は、スペイン4隻、ノルウエ―4隻、韓国2隻で、日本がアメリカ以外では一番多くの船を持っています。その威力は、マンガの「モーニング」で連載された、かわぐちかいじの『ジパング』で、第二次大戦中に、イージス艦の「みらい」が第二次大戦中にタイムスリップしたという話でよくしめされています。その気になれば、たった一隻で、アメリカ艦隊を壊滅させることもできるのです。日本のイージス艦6隻があれば、簡単に、日本にミサイルも到達させません。

 改めて言います。いろいろと問題だらけではありますが自民党よりは少しでもましな、民主党政権が自民党政権に戻ってはなりません。マスコミ、マスメディアそしてそのバックの財界は民主党政権を終わらせるか骨抜きにするかを狙っています。民主党や社民党や国民新党や共産党の中の民を大切にする立場の心ある人たちが力をあわせてもらいたい。そう心から願っていますが、どうもごまめの歯ぎしりのようで、どうも今の流れは、それと逆行しているように思えてなりません。

« 2010年4月 | トップページ | 2010年6月 »

2017年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

最近のトラックバック