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2010年6月19日 (土)

中国の三大悪女と傾国の美女 NHKBS 本当に悪女だったか

朝鮮王朝の三代悪(妖)女については、すでに書きました。特に「女人天下」の、ナンジョンと、チャン・ヒビンは現在(当時)韓国歴史ドラマで放映中です。チャン・ヒビンは別々のドラマとして作られたのが、今二つ、放送されています。(当時)

中国の三代悪女

 次の4ないし5人のうち3人ということになっているようです

呂 后 

 漢の初代皇帝の劉邦の皇后ですが、劉邦の死後、実権を握り一族を重用し、反対するものを次々に殺していきます。呂后の死後一族は皆殺しになります。しかし呂后の政治は落ち着いていて、庶民にとっては、善政を行いました。

2、武則天(則天武后) 

 唐の王朝のはじめ頃、皇帝の死後実権を握り、反対するものを殺し自らが皇帝の位につきます。しかし、このとき、高句麗を滅亡させ、政治的には安定させました。

西太后 

 清朝末期に実権を握り、海軍のための予算を、庭園造りに使ったりして、清朝を滅ぼす原因となりました。(失業対策であったともいわれる)

4、妲 己(だっき)

 殷の最後の王 紂王の寵愛を受け、ほうらくの刑や、酒池肉林などにより、周の武王により、国を滅ぼしてしまった。(後述)

5、江 清 

 毛沢東の妻として文化大革命を推し進めた。毛沢東をあまり悪人にできないため、江清を悪人にしているということも もちろん現代の追加の人物です

 そのほかにも、3大悪女とまではいかないとしても、私が書いている、「人相食む」という小説で、後漢三代皇帝の章帝のころまでは、庶民を大切にする素晴らしい善政が行われ、人が人を食べるという惨状はなかったのですが、章帝を毒殺(私はそう思っています)した

竇(とう)皇后は太后となり、兄や一族を重用し、正しい政治を行う官吏を殺してしまいます。章帝の子である、和帝は成人すると宦官の助けを得て、とう皇后一派を倒します。しかし和帝の妃である鄧皇后が太后となりわずか生後100余日の幼児を皇帝とします。一族のみの専横を行い、ついに、「人相食む」という事態が生じます。このように、皇后が太后となり、一族が政治を私物化して、人々を苦しめるというのは多くの例があります。

◎2017年1月25日、NHKBSプレミアムで、午後9時から10時まで、「悪女たちの真実シリーズ」-第一回「中国悪女の真実、西太后の秘密、伊藤博文と謎の謀略」という番組がありました。西太后は希代の悪女となっていますが、実際は列強の攻撃に対しうまく新王朝を守ろうとした。権益を求める列強は西太后を悪者にした。伊藤博文は列強とともに、中国での権益を高めようとし、光緒帝と結び謀略に加担。それがわかり西太后は光緒帝を幽閉した。西太后は中国の近代化をすすめるが、イギリス人が西太后を悪女に仕立て上げた。

◎2017年8月26日、BSプレミアムの再放送で、西太后、楊貴妃、趙姫の、三大悪女とされてきた女性の実態についてまとめて放送されました。

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西太后の写真

庶民の評判は良かったようだ

 唐の玄宗皇帝を堕落させたという楊貴妃、次いで、始皇帝の母 趙姫についても放送する。

楊貴妃

 玄宗皇帝ははじめ名君であった。しかし玄宗皇帝は60才の時、息子の妻、楊貴妃を奪い取る。その当時の有力者の権力争い。イラン系のソグド人の安禄山、節度使となり、楊貴妃の年上の養子となる、一方、楊一族の楊国柱は宰相となる。755年安禄山らは反乱を起こす。長安を占領し国名を変える。部下の反乱により泣くなく楊貴妃を切る。楊国柱も死に楊貴妃は38才で死す。唐の時代は多民族国家の時代。ローマ人も新羅の人や、日本人など多数。

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則天武后は武則天とも呼ばれ、代表的な悪女とされる 則天武后の孫が玄宗、その后が楊貴妃。唐の時代は女性の力が強かった。女性はふっくらしているのが理想とされた。馬に乗っている女性の画像も多い。

 後代では女性が政治に大きな影響を及ぼすのをはばかった。そういう女性は悪女とされた。庶民の立場から見ると則天武后は善政をひき慕われた。西太后も民衆から支持された。

 安禄山は皇帝に謁見するときに「私は胡人なので、例は母を先にします」と言って、玄宗を喜ばした。その後反乱をおこし756年大燕国皇帝を名乗る。北京、洛陽、長安も支配する。757年次男に殺される。あとを継いだ史思明が後を継ぐ。

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安禄山と楊国柱 ライバルに

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安禄山の時代、大燕国の貨幣 下は順天元寶。安禄山が発行 上は大通観宝となっているが、不明 中国に兵隊として行っていた父が中国からもちかえったもの

趙 姫 

 秦の子楚が宰相呂不韋の愛人であった趙姫をゆずり受ける。子楚は、秦王に即位。趙姫は子、政を生んだが、呂不韋の子であるという説も。えい政は13歳で即位。のち始皇帝となる。趙姫はろうあいの子を二人生む。趙姫とろうあいの乱、実際は政のほうが仕掛けたようだ。

 昭王の母夏太后の陵も立派なものがつくられた。この時代女性の力がつよかった。秦のこの時代夫が死ねば、その後他の男と通じても罪にならなかった。ところが漢の武帝のころ書かれた司馬遷の「史記」では、秦の法家の思想から儒教的な思想に変わった。趙姫の行動は強く非難されることになる。

 

傾国の美女

国を滅ぼしてしまうほどの美女ということで、以下のものと言われます

1、妲己 (だっき)  すでに書きましたが、大変な美人であったようです。周公旦が殷を滅ぼすために送ったともいいます。1000年を経た九尾のキツネの化身で日本にも来て、いろいろな災いをもたらした、玉も御前になったともいわれます。

2、末喜(まっき) 殷の前の夏王朝の最後の王、桀王の妃となり、王と共の暴虐の限りを尽くし、殷の王朝に滅ぼされたといいます。

3、褒娰(ほうじ) 西周の幽王の寵愛を得た絶世の美女。笑わせるために、のろしを上げて敵が来たと言って、あわてて家来が来るのをおかしいと言って笑い。それを何度も繰り返したため、本当の危機の時には誰も来なかったという話があります。

驪姫(りき) 晋の献公に寵愛され、太子の申生を殺し、り姫の子を太子とした。多くの公子が亡命した。

5、夏姫(かき) 絶世の美女で、鄭公の公女に生まれ、陳の国に嫁ぐが、彼女と関係するものが次々に死んでいくということで、悪女とされている。これについては改めて書きます。

中国の4大美人

 世界の三大美人ということで、日本では、小野の小町をいれて、後はクレオパトラ、唐の楊貴妃ということになっています。中国ではどうでしょうか

1、西施 春秋時代、現在の杭州出身の絶世の美女といわれています。顔をしかめたときの顔がまた美しく、それを侍女がまねたといういわゆる「ひそみにならう」という言葉が生まれました。越の范蠡(はんれい)は呉王夫差を政治に興味を失わせるために、西施を送ったともいいます。呉が滅びてからはんれいは西施を連れて逃げ余生を送ります。

2、虞美人 秦の末 楚の項羽の愛妾で、項羽とともにさいごまで、一緒にいて、負けが避けられないとなった時、虞美人を殺し自分も死にます。京劇などいろいろな演劇で上演されています。

3、王昭君 漢の時代に匈奴の王につかわす選ぶために女性の肖像画を書かせます。わいろを使わなかった王昭君はみにくく書かれ、いざ、匈奴に行くときに、漢の皇帝はその美しさには驚きます。匈奴と漢の和平につくし、人々に慕われました。

4、楊貴妃 唐の玄宗皇帝の寵愛を受けた、絶世の美人。唐代には太めの女性が好まれ、楊貴妃もかなりふっくらしていたようです。安史の乱で、皇帝が逃げるとき泣く泣く楊貴妃を斬ったというのは有名な話です。  王充は絶世の美女というのは妖であり不吉であると、『論衡』で行っており、上記のような例がしめされています。  あと、後漢末の貂蝉(ちょうせん)は司徒王允の命令で、薫卓の妾となり、呂布の心を操って、薫卓を殺させます。これも大変な美人であったといいます。 ただ、西施にしても、夏姫にしても、よこしまなものが、相手であると相手は災いを起こすのですが、西施とはんれいや、夏姫と最後に平和に過ごすことができた巫臣などのすぐれた人物には災いが起こらないのです。結局期待の悪女になるのも、そうでないのも、男しだいということができるでしょう。

 夏姫に続きます、

「絶世の美女、悪女、妖女かどうかも男性しだい、夏姫(春秋)~

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