フォト
無料ブログはココログ

« 2010年7月 | トップページ | 2010年9月 »

2010年8月

2010年8月29日 (日)

人は相手を言葉より、見た目で判断する―「人は見た目が9割」

『人は見た目が9割』(理屈はルックスに勝てない)という竹内一郎氏の本が2005年に新潮選書からだされ、ベストセラーになり現在も売れ続けています。また『あなたは人にどう見られているか』という松本聡子氏という2007年に文春新書から出された本も売れ続けています。古くは1987年の『好き嫌いはイメージで決まる』という南博氏監修のマンガ心理学入門シリーズなど、さまざまな本が出されています。先日の日本人と韓国人の違いという、テレビ放送でも、韓国人は日本人より、見た目にこだわり、その結果男女問わず整形手術する人が大変多いと言っていました。

 相手をみたときにまず言葉より、顔を見てだいたいどのような人であるかを判断します。また少し付き合った後でも、表情や、仕草などで、相手を判断します。『人は見た目が9割』という本では、アメリカの心理学者アルバート・マレービアン博士は人が他人から受け取る情報(感情や態度など)の割合について次のような実験結果を発表しています。

 ○顔の表情  55% ○声の質 (高低)大きさ、テンポ 38% ○話す言葉の内容7%

話す言葉の内容がきわめて小さいということです。そのほかに身だしなみや仕草も大きく影響するだろうということです。結局人は能力や性格もひっくるめて「見た目が9割」と言っても差し支えないのではないかといっています。先生から「ひとを外見で判断してはいけない」と教えられたが、それは「ヒトは外見で判断するもの」だからそういう教育が必要だった、ということで「人を外見で判断しても、基本的には問題ない。ごくまれに例外があるのみである」と言っています。

 竹内一郎氏は大学の教員を経て著述業でマンガや戯曲を書いている人です。この本ではマンガを使っていろいろな説明がなされています。第2話では仕草について書かれています。前にも書きましたが、言葉や表情に比べ、仕草というのはその人の心の内面を正直に出してしまうという傾向があります。第3話は女の嘘が見破られない理由ということです。     男はうそをついたとき、目をそらすなど、やましい気持ちが目に表れるというのです。すなわち目が落ちつかないということです。ところが女は嘘をついたとき、相手をじっと見つめてとりつくろうとするのだそうです。私自身そういう経験がないので実感がわかないのですが。そういう人もいるのでしょう。妻が夫の嘘を見抜く能力は高く、夫が妻の嘘を見抜く能力は低い、というのは事実でしょう。それは竹内氏によれば、日本の女性の社会的立場が弱かったため相手の心を知る勘が鍛えられたというのです。そしてうるんだ瞳は男に媚びを売り、結婚詐欺師の基本的テクニックだそうです。

 以後4話、「マンガの伝達力」、5話「日本人は無口なおしゃべり」6話「色と匂いにでにけり」7話「良い間、悪い間、抜けてる間」では間の重要性が8話「トイレの距離、恋愛の距離」では恋人同士の相手との間とそれぞれの人間関係の度合いによって距離が違ってくるといいます。9話「舞台は人生だ」10話「行儀作法もメッセージ」11話「顔色をうかがおう」と続きます。

 「舞台は人生だ」では人間の相性の良さは、「類似性」と「相補性」によるといいます。類似性が相性をよくするのは分かりやすいのですが、ありとあらゆるものでにたものを見つけ出して行くという「何たる偶然」というゲームがあって、お互いの共通点を見つけ出していき同じだと何たる偶然と叫ぶそうです。10個見つかるころにはお互いにうち解けてくるそうです。もう一つは相補性で、相手にないものをお互いに持っているという関係です。お互いに短所と長所を補える関係です。この二つが備わるといいコンビになり、大変いい相性となるというのです。夫婦関係でも自分たちを振り返ってみると、確かに似ているところとまったく正反対なところがあってそれがいいのかもしれないと思います。

 最後に竹内氏は次のように言っています。「言葉以外の部分で交流できると、「深くかかわれた」と思えてくる。「深くかかわる」ことの代表選手は恋愛である。恋愛の中で言葉の占める重さは何%程度であろうか。おそらくビジネス・シーンよりはその比率は下がるであろう。ノンバーバル・コミュニケーション力が高いと、たとえ仕事はできなくても、人生を豊かにできるのではないか。書物による知識も大事だが、同じように、巷を見渡すことで習得していく知恵も無視できない」と。

 さらに詳しく知りたい方は、直接本をお読みください。松本氏の本の内容は改めて紹介します。

2010年8月26日 (木)

「ホメオパシー」効果がないと、学術会議が談話 プラシーボ効果

 8月26日付の新聞各紙には、24日に日本学術会議の金沢一郎会長の談話として、最近広まっているとされる療法「ホメオパシー」について、「科学的に明確に否定されている。治療に使用することは厳に慎むべき行為である」と発表されたと、かかれました。

 山口県で、昨年助産師が頭蓋内出血防止に有効なビタミンK2シロップの代わりとしてホメオパシーにもとずくもの、いわゆる「レメディー」を服用させた結果、乳児が死亡し、親と助産師の間で損害賠償をもとめる訴訟になったケースがあります。

 談話はホメオパシーは「科学的根拠がなく、荒唐無稽。今のうちに排除しなければ『自然に近い安全で有効な治療』という誤解が広がり、深刻な事態に陥ることが懸念される」としています。

 ホメオパシーについては、詳しくはインターネットの百科事典であるWikipedediaをご覧になれば詳しく書いてあります。その記事は9ページにわたり、学術会議の声明以後急きょ書かれたものです。それによれば、ホメオパシ-は、「健康な人間に与えたら似た症状を引き起こすであろう物質をある症状を持つ患者にごくわずか与えることにより、体の抵抗力を引き出し、症状を軽減する」という理論である。物質を何度も水で薄めてかくはんし、この水を砂糖だまにしみこませた錠剤(レメディー)を服用すると、自然治癒力が上がり病気を治すというものです。元の物質は水にほとんど残っていないが、実践する人たちは「水が記憶していると」主張しています。ホメオパシーは200年以上前にドイツ人医師が提案した思想をもとにした理論で、今日ではヨーロッパやインドを中心に広がっているということです。イギリスでは特に広がり保険の対象にもなっています。日本でも極一部の医者ががんやうつ病などの患者にレメディーを投与しています。

 日本でも、日本ホメオパシー医学協会の由井寅子氏などがあり、学校を作ったり、徐々に日本で広がりを見せています。その学校で教える内容をみると、錬金術だの、占星術だの怪しげなものまで教科に入っています。由井寅子氏は、200年の歴史があり、病気にきいてきたのだから、否定するのはおかしいと言っています。ただ乳児の死亡以外でもがんの治療をしないでレメディーに頼って死亡したり、いろいろ問題が起きています。

 怪しげな代替療法や外気功や新興宗教やおまじないや、ルルドの泉も、その効果はすべて暗示によるものです。新薬の効果を調べるときには必ず、プラシーボ(偽薬)効果を差し引いてその効き目を確かめなければなりません。逆にいえば、どんなものでも一定の割合で、効果が出てくるということです。それが、おまじないでも、信仰でもニセ薬でも、レメディーでもなんでもいいのです。わらったり泣いたりして、免疫効果があるということも知られています。とくに、精神的な原因で起きた病気では、それが体の具体的な症状が出ていても、近代医学では臓器的には異常がありませんと言われることがあります。最近は精神身体医学や、心療内科が発達してきたのですが、今でも病院を転々としているが治らないという病気があります。そういった人々は、絶対的な権威にすがりたいということがあり、むしろ他の人が怪しげなものと見るものに期待します。キリストも原始のまじない師も確かに一定の割合で病気を治してきました。治った人にとっては感激であり、人に薦めます。だからと言ってそれが、暗示やプラシーボ効果以上の科学的な根拠があるわけではありません。同じプラシーボ効果でも、たとえば権威ある医者があなたは大丈夫と言って効かないはずの薬を渡すのと、新米の医者が同じことを言って、同じものを渡しても効き目はまったく違います。そのあたりから見てプラシーボー偽薬とだけで切り捨てないほうがいいのです。

でも信奉者は何にでも効く万能薬と信じてしまいます。効いた人は万能薬、あるいは万能の神と思ってしまいます。それはきわめて危険です。                            中国の気功の大家でも二つの方向があります。大きな会場で、ある気功の大先生が私が右手をこのように振ったら、みんなの血圧が下がりますと言って、その通りにして測ってみると、みんな血圧が下がります。でもそれは私の超能力ではなくて、暗示の力ですと。でもそのようにいう先生より私はこんな超能力を持っていると神秘的な神様みたいに崇めさせる人が多いのです。テレビ番組でも、気功などで人々を気合だけでばたばたと倒します。でも早稲田大の有名な大槻教授のような暗示がかかりにくい人には全く効きません。私にも効かないでしょう。

 今のところ近代医学が、完全にすべての病を治してくれるわけではなく、不十分さに満ちているために、さまざまな神秘的なものが、存在するのですが。たとえば、信仰心を持った暗示にかかりやすい人などには、たとえばレメディーも人により暗示として劇的に効くこともありますが、暗示の効かない赤ちゃんには、まったく役に立ちません。あくまでも暗示、プラシーボ効果なんだと、そのあたりをしっかり分かっていないで、万能の薬や療法だと思うと、治る病気も治らないでいのちを落とします。科学的な立場をしっかり持って行って怪しげなものに騙されないようにすることが大切だと思います。

2010年8月25日 (水)

菅 直人首相と民主党代表選挙  8,26追加版

 民主党代表選挙が9月1日に公示され、9月14日に選挙がおこなわれます。民主党の代表(党首)はそのまま、総理大臣になるのできわめて重要です。しかし、日本では間接的に選ぶので、少しも盛り上がりません。民主党代表選挙について知識を得ようとして、NIFTYのWEBを開いたところ、民主党のホームページにも、ただ日程が書いているだけで、他に書かれているものは鳩山氏が選ばれたなどというなんと二年前の選挙の記事でした。

 週刊誌や、新聞、テレビなどいろいろなところに書いていますが、要は菅 直人首相が再選されるのか、少し黙っていてほしいと言われた、小沢一郎元幹事長本人もしくは、その推薦人が立つのかどうかということになっています。小沢氏の支持を背景に海江田万里氏が立つとのうわさも消えてしまいました。今日のニュースでは、鳩山前首相が菅氏を推すということで菅氏が有利になったと言われています。今まで小沢氏がやってきたように党を割って新党を作るなどの不安もささやかれています。

 小沢一郎氏としては、菅 直人首相が、党内の論議を経ずに、いきなり、消費税増税と法人税下げを言い出して世論の反発を受け、参議院選挙に大敗したこと、前にマニフェストで公約したことを次々に後退させていることも不満の種ということでしょう。だから原点に戻ると小沢氏は言います。

 しかし、「いわゆる」世論調査では小沢氏の支持は低く、あまりに今までの首相交代が早すぎたので、もう少し菅氏にやらせてみようという意見が強いということになっています。菅氏は靖国神社にはもちろん参拝せず、「併合100年」については韓国には誠意をもって謝罪し、朝鮮王朝の貴重な記録を返そうという話になっています。先日のフジテレビの番組で国歌「君が代」がうたわれたときに、立てと促されるまで、立たなかったとか、右翼連中は、攻撃をかけています。でもそれらに対しては右翼の攻撃から守る必要があります。いわゆる世論としては、お金にまつわる醜聞なども出てこず、特別に強く推すほどでなくとも、現在代わりの人がいないからしょうがない、という消極的支持が多いのでしょう。私も前の自民党内閣や民主党でも鳩山さんより良いと思っているので、もう少し、首相を続けさせた方がよいと思います。

 また一方、小沢一郎氏については、今までの自民党時代の経歴や、次々に党を作りこわしてきたとか、あの顔つきなどでだいぶ損をしています。今もめている、政治資金の不記載問題にしても、普通ならあのように次々に秘書などを逮捕して調べあげるほどのことではないと言われます。先日のテレビ放送でも、検察当局は、これぞと目標を決めるとその筋書きの通りに、無理やりもって行ってしまうのだと言っていました。すなわち小沢氏のからみの贈収賄事件です。しかし、たび重なる検察審議会で、いわゆる一般庶民の感覚から言っておかしいとか、テレビや新聞などのマスコミで言い続ければたいていの人は、小沢は悪いことをやっていると思ってしまいます。あの程度のことは、前の自民党政権ではほとんどの自民党議員などでもたたけばほこりが出てきたことでしょう。

 おそらくは、菅直人氏が再選されるとおもいますし、私も他の人よりまだましということで、そうなることを望みます。しかし代表選を戦うなら、具体的な政策の違いを明らかにして、多くの人々が分かりやすいような形で、選挙戦を戦ってほしいと思います。自民党時代と同じような派閥の争いの権謀術数で代表を選ぶようでは国民の支持をさらにうしなうことでしょう。

 8月26日追加

 小沢一郎が、鳩山前首相が支持をしてくれれば、代表選に出ると言って、そのご、鳩山前首相が成り行きから言って小沢一郎を支持せざるを得ないといっています。小沢一郎としては、鳩山が挙党態勢にするために小沢グループの処遇を変えたらどうかというのに対して、菅首相ができないと言ったので、小沢一郎も立たざるを得なくなったのでしょう。そうなると、票数はいい勝負となって、小沢一郎が勝つこともあり得ます。どちらが勝ってもあと後に禍根を残すことになり、党が割れる心配があります。せっかく自公政権から変わって、たいしてならないのに、党が割れることによって、自公やみんなの党などが政権にかかわってくる可能性が大きくなります。そうなれば、多くの一般の人々の期待を裏切ることになります。民主党の菅さんのグループと、国民新党、社民党、場合により共産党などが一緒になって、政界再編により、一つの国民第一の政治をしてくれるのが理想なのですが、無理でしよう。

 そのご、正式に小沢一郎氏が代表選に立候補が決まりました。小沢氏が総理になって訴追をまぬがれることを期待しているならトンデモないことです。小沢氏の政策的に主張も納得することがありますが(特に菅首相のさまざまな豹変ぶりをみると)今は立候補するべきではないと思います。 

2010年8月21日 (土)

最近の韓国歴史ドラマ H22,8 私の感想

せっかく、文章を書いたのに、ミスをして全部消えてしまいました。また書きなおしました。5月版を書いてからしばらく間があきました。

NHK BS 2

「イ サン正祖」毎週日曜日21時より 第22代朝鮮国王正祖のお話です。全77話です。2009年8月よりスタートしました。8月22日で 第53回「抗争の嵐」です。これは必ず見ています。NHKからの解説書も出されています。朝鮮王朝で 大王世宗、祖父の英祖など4人の聖君とされています。1800年に49歳の若さで亡くなり、せっかくの改革がもとに戻されてしまいました。監督は「チャングムの誓い」の監督と同じ、イ・ビョンホンです。

NHK BS ハイビジョン

「イ サン」のノーカット、字幕版です。毎週金曜日22時から二本づつ放送され、8月27日に21,22話です。後に出てくる「王道」は、ホン、グギョンを主人公とした同じ時代の話ですが、他の人の感想でも地味でいまいちでした。

BS 日テレ「アジアドラマスペシャル」として一番多く放送しています

「王道」 8月11日から放送、平日毎日16時からです。「女人天下」のあとにやっています。全38話で、内容は前にかいたとおりです。女人天下のように欠かさず見るほどの魅力を感じませんんでした。

「タムナー」8月17日第一回スタート。週一回水曜日21時から。韓国のマンガをドラマ化しました。タムナーとは済州島のことです。17世紀の朝鮮王朝期に済州島の失敗ばかりしている海女である、ソウと、オランダともイギリスともいう貴族の金髪の若者が、船が難破し済州島にたどり着き、ソウにかくまわれる。一方、両班の若者が島流しになってきて、ソウのうちにあずけられるというお話です。一回目を見たらおもしろそうでしたが。20話の予定が16話に短縮したそうで、しりきれトンボになるのではと心配です。「花より男子」のスタッフが作りました。

「龍の涙」 毎週金曜日21時からの放送です。初代朝鮮国王の太祖から三代国王の太宗にかけての激動の時代を描いています。これから後に、第4代の「大王世宗」につながります。太宗の妃は同じ人が演じています。これは必ず見ておりなかなかおもしろいです。太祖が太宗の送った使者を次々に殺すというところをやっています。太宗役のユ、ドングンはなかなか迫力があります。

「女人天下」 全150話 月曜から金曜の10時からで再放送です。朝鮮王朝の三代悪女ナンジョンが主人公です。悪女とは言え、尊敬する王妃のためにはどんなことでもしたということで。目的のためには手段を選びません。好評で始めより長くなったそうです。ただの悪女というだけではいくつもドラマ化されたりはしません。まえ欠かさずみて面白かったのですが再放送はみません。

BS フジ

「善徳(ソンドク)女王」金曜日の12時と土曜日の17時に放送があります。20日現在第41話です。善徳女王は、新羅の当時珍しい女王となり、高句麗や百済の滅びたあと統一新羅の隆盛につくしました。巫女上がりのミシル一族に対しての王族の戦いとなりますが。ずっと昔から朝鮮の各王朝は王より大貴族が実権を握っているという傾向があります。これは登場人物も個性的で中なか面白く必ず見るようにしています。

「朱蒙」 月曜18時、土曜19時からで現在第66話。面白かったですが、もう三度目の再放送ですから見ておりません。

「風の国」 これも再放送です。火曜日19時からで今度第33話です。朱蒙の後の高句麗のお話で、主人公で朱蒙の孫の役を、朱蒙と同じソル・イルグクが演じています。

BS 朝日 高校野球のためしばらくお休みしていました。23日から再び始まります。

「千秋太后」(チョンチュテク)  12時から、平日に毎日です。8月23日に15話が放送されました。高麗のはじめのころの話で、周りの国と戦い高麗王朝を確固としたものにしました。これも見ております。国王を殺そうとしたとされ主人公(後の千秋太后で太祖の孫娘)は兄の国王により、世子となっている息子と引き離され行動が制限されます。太后役のテェ、シラは気丈な女性をうまく演じます。

「淵蓋蘇文」(ヨン・ゲソムン)平日深夜3時半、月曜から金曜日やっています。高句麗末期隋や唐の大軍と戦い大敗させますが、息子たちの争いで高句麗は滅亡します。壮年期の役は、ユ・ドングンです 再放送です。

BS イレブン

「妖婦 張禧嬪」(チャンヒビン) 平日毎日13時から。朝鮮王朝三代悪女の一人、一時ちがうドラマで「チャンヒビン」をやっていました。これはみておりません

[チェオクの剣」 平日10時から 再放送です 前は少し見ましたが、あまり面白く感じないままに 今は見ていません

 8月25日追加  韓国歴史ドラマを見ていると、役者さんが限られているために、又出てきてるということになります。その中で特に目立つ脇役は、  イ・ドクファ  女人天下では、主人公ナンジョンの夫役のユン・ウオンフォンを演じます                        千秋太后では主人公の補佐役カン・ガムチャンになります         テジョヨン ではテジョヨンのライバルで漢の将軍役になります イム・ヒョク  女人天下では学識ある靴屋のおじさん                                            千秋太后では元高句麗系の役人ソ・ヒ役を演じます         テジョヨンでは主人公の父親役を演じます --他にもいろいろで、どちらも優れた演技力で韓国歴史ドラマではかかせない存在です

 

2010年8月17日 (火)

 「こういちの人間学ブログ」200件になりました そして近況 メス猫ニャー丸

 毎日毎日の猛暑で、いささか体もばて気味です。あまり暑い中を出掛ける気にもならなくなります。北極の氷も溶け出して縮小し、地球温暖化が進んでいるとの実感が出てきそうですが、一方南半球はかなりの寒さだそうです。偏西風の蛇行がこの暑さをもたらしているようで、前にもお話しましたが、この暑さは二酸化炭素が増えたせいではないので、念のため。

 実用的人間学研究会有志で 小旅行に

 実用的人間学研究会の有志で、越後湯沢の旧(株)サタケの共同で買ったリゾートマンションに8月22日(日)~23日にかけて行ってまいります。10人は泊まれる2LDKの大きなマンションで、大きな温泉があります。まだ参加確定者は3人だけです。(8月19日 この企画は残念ながら中止となりました。)

 集合は8月22日(日)朝10時に人間学研究所のところにおあつまりください。そこから車で出かけます。8人乗りの車でサタケが運転します。本来、会員全員の方に連絡すべきなのですが、前回の例会に参加された方の一部のみに電話でお聞きしましただけです。このブログをお読みになった方で参加ご希望の方はサタケの携帯までご連絡ください。090-6549-2677です。宿泊は一人1000円ですみます。途中の日帰り温泉などに入ったり、景色のよさを堪能したり、湯沢の街でおいしいものを食べたり飲んだりと楽しく過ごしましょう。

 「こういちの人間学ブログ」200件になりました

 「こういちの人間学ブログも」ちょうどこの文章で200件となりました。実用的人間学の内容を書いていこうと一年前から書き始め、一応200件にはなりましたが、実用的人間学として書かねばならない内容の半分にも達していません。引き続き、書いていきますのでよろしくお願いいたします。

 どのようなことを書いてきたかについては8月7日付に書き、8月14日に修正しました「こういちの人間学194件に」というのを修正し200件の内容に書きなおします。それぞれの項目はまだまだ不十分で特に人間と教育などは重要な部門にかかわらず二件しか書いていません。これから充実させていきます。

 「猫のニャー丸が腰が立たなくなりました」

 4日ほど前から三匹の飼い猫のうち、17歳のオス、メスの兄妹の猫がおります。その中の太って元気そうなメス猫ニャー丸が何か元気がなかったのですが、急にこしが立たなくなりました。動物医につれていったのですが、平衡感覚がおかしいのかもしれないと、脳のスキャンをしますかと言われましたが、注射(何か分かりませんが)うってもらい、様子を見てくださいとなりました。昨年介護をしていた父が12月になくなりましたが今度は猫か―ということに。ニャーと弱よわしく泣き、動こうとする気配で、ごはんなのか、水か、トイレかと判断して、トイレは猫のトイレまで連れていきます。医者に三回いったあと今日はよろよろと歩きましたので少し回復の気配が出たのかと、思っています。ともかく部屋が暑いので動けない猫のためにずっと部屋にエアコンを入れています。オスの17歳の猫は糖尿らしくやせてひょろひょろしていて、先に死んでしまいそうで、メス猫は太っていて大丈夫かと、思いましたが、なにせ人間でいえば80,90の年齢なので油断はできないものだなと思いました。あと一匹の7歳のオスの黒猫は元気いっぱいです。

そのご、5回獣医のところに行って、注射をしてもらい、よろよろはしますが歩けるようになりました。ただおしっこなどをうまく砂の箱に入ってできないので、オスのニャ次郎と同じように砂の箱の外にしいてある新聞紙のところにしてしまいます。でも、寝たきりにならずよかったです。

追記:ニャー丸は、2011年12月現在、歩き方がよろよろしていますが、元気にしています。

 

 

2010年8月16日 (月)

『人間学研究所年誌2009』第7号の内容

「こういちの人間学ブログ」をniftyのブログのところで検索しますと、50件ぐらいにさかのぼって、出てきますが。WEBでは「こういちの人間学」を検索すると二番目に「『こういちの人間学研究所年誌』の各年次の内容」というのが出てきます。その内容は1月に書いたために、2010年3月に発行した『人間学研究所年誌2009』第7号の内容が書いてありません。かなり前に書いたものなので、追加を書くことができませんでしたので、ここで改めて書くことにしました。

内  容

p1  教科書教材の教授学的研究         柴田義松                           

p11 Pedagogical Studies onJapaneseTextbooks

                    Yoshimatsu SHibata (上記論文の英文)

p24 現代の人間界の一つの新しい課題     小原秀雄

p26 評価に翻弄される時代            宮坂琇子

p52 リテラシーとコミュニケーション理論に関する一考察

     ーヴィゴツキーとルリヤの文化的・歴史的理論

      を中心に (後編)             森岡修一

p67 ウシンスキー著・柴田義松訳・新読書社刊

    『子どもと大人のための童話集」で教師が変わり

     子どもが変わる               麻生信子

p74 人は自分の考えに固執する エセ科学と懐疑論

    ―「真の科学者」となるための実用的人間学 佐竹幸一

p80 思春期の問題行動からの回復と成長

    -「心の回復力」の概念を中心にして    西田隆男

p91 江戸時代の家族と子ども 

    -『浮世風呂』から2              中江和恵

p100 人間学研究所2009年度の活動報告    佐竹幸一

発行  人間学研究所

     2010年3月31日

代表  柴田義松

* まだ在庫がございます。興味のある方は、ご注文ください。

   製造原価が800円かかっています。会員の方は800円

   その他の型は1000円です。

  お問い合わせは 佐竹幸一へ 090-6549-2677

法人税の実質税率国際比較に対して 「通行人さん」にこたえます

8月15日付で私の書いたブログ「韓国と日本の比較」に対して「通行人」さんが、「日本の法人税の実効税率がそんなに高くない」というのは誤りであると、書いてこられました。コメントの中では、長くてこたえきれないので、改めてこちらに書いてみました。

 「通行人」さんによれば日本の法人所得税(以下法人税)の実効税率は、先進、中級工業国の中では、高いとおっしゃっています。ですから、日本の大企業は税率の高い日本を避け、税率の安い国を選んで事業を分散しているのではないかと言っています。それで一つ疑問なのは、そのように日本で法人税を払わないようにしている大企業が多いのだということです。ではそういう大企業は日本が法人税率を下げたら日本で法人税を払うようになるのでしょうか。そんなことを言ったら世界一低くするまで戻らないのでしょうか。

 それから、「通行人」さんが言っている実効税率には、企業の社会保険負担などが入っているのでしょうか。さらには日本では研究開発控除があって、大企業がその恩典を受けていることなども、計算に入れているのでしょうか。

 「法人税の実効税率の国際比較」については、その名前で、WEBで検索していただくと、上位に出てきますが、井立雅之氏(神奈川県総務税制企画担当部長)の詳細な資料があります。興味がある方は、ぜひお読みになってください。

 国の法人税は日本30%、アメリカ35%、ドイツ25%、フランス33%、イギリス、30%、イタリア、33%になっています。基本の国の法人税そのものは特別に高くはありません。ところが日本では法人地方税が9,54%あって合計で、39,54%となりそれが他の国より高いと言われるのです。それでは地方税などを入れて比べてみましょう。合計額でアメリカ、40,75%(カリフォルニア州税を含める、州により違い、ニューヨーク市では49,95%です)、イギリスは30%、ドイツ48,55%(付加税含む)フランス36,67%(付加税を含む)、中国25%、韓国24,2%です。いずれも2010年1月現在の数字です。

 企業は税金の他に、社会保険料の会社負担分があります。日本においては50%ですが、ヨーロッパでは企業の負担率が高いのです。アメリカは社会保険料の支払いがありませんが民間の保険会社に支払う金額はばかになりません。さらに日本にはない会社の所有する不動産に対しての税負担をさせる国もあります。井立氏の資料の別表5で、GDPに対する法人所得税の不動産に対しての課税まで含めた実質税率は、日本9,3%、イギリス8,3%、ドイツ9,2%、フランス15,8%、イタリア14,3%アメリカ7,2%となっていますが、アメリカは民間保険会社に払っている保険料は、計算に入っていないので実質はかなり高くなっているのです。この結果、井立氏は「日本の法人税実効税率は先進諸国の中で、高いとは言えない」といっています。このことは財務省の役人も実は知っていることなのです。表面だけの数字で日本の法人税は高いから低くしろなどという経団連の連中の厚かましさはどうでしょうか。また、実態を知らないで、確かに、日本の法人税は高いから消費税を高くしても、法人税を下げるべきだというのはおかしなことではないでしょうか。

 それに「通行人」さんも言っているように、大企業というか多国籍企業は、会社を税金や賃金の安い国に分散させ、税金を日本にたくさん払っていないではないですか。さらに、日本では、研究開発費の税額からの控除があり馬鹿にならない金額を大企業はまけてもらっています。また減価償却費も最近、早く償却できるように企業に有利なようにかえられました。研究開発費は平成19年3月期で、トヨタは762億円、ホンダは241億円まけてもらっています。また大銀行がこのところ大幅に利益を出しているにも関わらず、前の損失を埋めてからというので、税金を長いあいだだはらっていません。また会社や金持ちに有利な株式などの有価証券での利益に対しての20%の税を10%に下げたまま戻していません(証券優遇税制)。このようなことはおかしなことではないですか。このようなことをすべて論議する必要があると思います。

 

2010年8月15日 (日)

韓国と日本の比較 共に非正規社員の増大が問題  NHK

 「韓国人から見る日本人の不思議」というテーマが第二部でした。日本人はかなり親しくなっても韓国の人にとってはよそよそしく感じるのだそうです。飲み屋に行くと一人で飲んでいる親父さんが多いと。でも無口が好きなのかと思うと、韓国からきてバイトしている女性が声をかけると、いろいろと話がはずむと。日本人のお父さんだってそれは気の合う人がいて、一緒におしゃべりしながら飲んだ方が楽しいに決まっています。でも帰る時間もさまざまで、そんなにお金もかけられないし、それでささやかに飲んでいるのだと思います。私も、通勤していた時期があって、帰る前に一人ででも少しでも飲んで帰るのが楽しみでした。それからカップルでも割り勘だということで韓国の人から見ると上司や男性がはらうらしいですが、私のようなもう67歳の年のものから見ると割り勘にはしないので、それは日本でも最近の風潮なのでしょう。男女で収入の差がなくて、給料もむしろ下がり気味でやむなくしているということもあると思います。

 日本の企業の国際競争力が一時トップだったのが、今では日本が27位、韓国が23位で抜かれたそうです。韓国の企業は、①強力なリーダーシップで即断即決する②厳しい社内競争がある。駄目なものは脱落させられる③徹底した現地主義だそうです。サムスンなどでは、現地に行って、半年仕事をさせないでじっくり現地の生活になじませるというのです。そうするなかで現地で必要なものがよく見えてくると。イスラム教国では携帯画面にメッカの方角が出てきて、イスラム教のコーランのお祈りの言葉が出てくる携帯を開発したそうですが、とても日本ではそこまでいかないようです。

 そういう目覚ましい発展と逆に極端な競争社会の中で、若者の自殺者が急増し、日本と並んで来たというのです。非正規の社員は50%で月収6万円で暮らすような生活を強いられているというのです。そういう人はわずか2畳の窓のない部屋に住んでいるのが紹介されました。大企業に入るには、いろいろなスペックと称する英語の力とかクラブ活動をどのくらいやったかとかいろいろな条件が必要だというのです。それがないものは就職もままならないのです。日本でもそうですが、そういう力をつけるにはさらには有名大学を出るには親の経済力が必要で、あたらしい身分制度が固定していくのです。

 日本でも韓国でも、力のあるもの、努力したものが豊かになるのは当然で怠け者で脱落したものがみじめになっても、仕方がないのだという、考え方をいろいろな形で吹き込まれてきました。しかし、人間が落ちこぼれなく人間として尊厳を保って生きていけるようにするのは、もっとも政治の役割です。ヨーロッパでは、その点に力を入れてきました。だいたい大事なことは、ヨーロッパでも非正規社員というのはいるのですが、同一職種同一賃金ということがしっかりしていて、給与所得はそれほど違わないのです。小泉以降の自民党は財界の要請でドンドン非正規社員の幅を広げてしまいました。そしてアメリカの影響下にある、政治家、学者、経済人などがよってたかって、資本主義の弱肉強食の世界に人々を引きずり込み、貧富の差が開き、社会的病気がまん延しているにも関わらず、放置してきました。日本ではさすがに人々もそのからくりに気づき、小泉以降の自民党政治にNOをつきつけましたが、政権をとった民主党も、さっそくアメリカや大企業に取り込まれ、最初の公約と反する政治をするようになってきました。(2011年12月、現在の野田内閣になって、もうほとんど自民党と同じと言えるまでになってしまいました)

 いま日経新聞を開くと、各企業がいかに利益を上げているかが分かります。その利益は、かわいたタオルをさらにしぼりこむように、中小企業をいじめ、社員を退職させ、正社員を非正規にし、海外に拠点を移してきました。それで大もうけをしているのに、消費税を上げ、さらに法人税を下げさせようとしています。外国より法人税が高いといいますが、研究開発費やさまざまな特典により、実質の法人税は外国に比べて高くないのです。経団連は一時自民党ばかりを応援してきましたがいまは民主党にすり寄り、民主党もすり寄っています。企業が利益が出れば社員の給与が高くなるという嘘は、今までの経過をみればすべて明らかです。大企業はいままでになく豊富な資金を社内にたくわえています。それを社員の給料や下請けの単価の向上に向けさせるべきです。またさまざまな金持ち大企業のための税制(証券優遇税制など)を少なくとも前に戻すべきです。庶民から消費税をとろうなんてトンデモありません。個人の収入を高めれば懐の温まった人は物を買いますから景気も急速によくなります。景気がよくなればいろいろな税収も上がります。国際競争力をたてに、大企業にやりたい放題をさせ、結果として長く続く不景気をもたらしている政府の方向をどう変えさせるかが大きな問題です。

 いつの間にか私自身の不平不満の話になってしまいましたが、曲がりなりにもなんとか食っていけるから、表立って大企業や、政府や、政治権力にたてつかないで、我慢しようというのが現状なのでしょう。

ともに語らう日韓の未来 NHKの番組から 日本と韓国の違い

 2010年8月14日にNHKで、「ともに語らう日韓の未来」として、日韓の有識者と一般の人達が対話をする番組がありました。前半一部見ていないところがありますが。なかなかよい番組だったので紹介します。まず、韓国の人へのアンケートで、日本人は嫌いという人が7割もいるという結果が出ていました。韓国人がまず最初に思い浮かぶ日本人というと、最初に朝鮮総督府の長官となった伊藤博文で、日本でいえば芸能人のぺ、ヨンジュン(ヨン様)というところに差が出ています。韓国では繰り返し、日本の豊臣秀吉が朝鮮を侵略したこと、そして1910年8月22日に日本が朝鮮を併合したことを教えます。一方、日本では日本の近代史は試験に出てこないとか、時間切れになるとか、先生としては教えにくいとかいうことがあって、日本が朝鮮に対してどのようなひどいことをしたかをあまりよく教えません。その差が、大きなギャップを生じています。

日本は韓国にたいして、村山談話とか、ごく最近の韓国併合にあたっての菅直人首相の「痛切な反省とお詫び」をのべ、『朝鮮王朝儀軌』を引き渡すということなどはあまり韓国では人々では40%の人が知らないというということです。ちなみに、韓国歴史ドラマでは「イ・サン」で朝廷のいろいろな行事を克明に図で記録する「トファソ」という役所がよく出てきますが、その記録は韓国にとっては何よりの宝物です。(2011年12月、正式に韓国に引き渡されました)

 日本では保守勢力で、日本が起こした戦争が誤ったものではなく、各国列強の侵略から守り、近代化をもたらしてあげたのだと、主張する人々がいます。そういう人たちの主張をみると韓国の人たちにとっては、全然あやまっていないではないかと感じます。確かに韓国歴史ドラマが大好きな私は、朝鮮王朝が、極端な身分制度をとり、日本が併合するまで奴隷制度が残っていたなどの問題があります。ところが、公民化政策で、名前を変えさせ、日本語を強要し、韓国の文化を破壊するなどというのはとんでもないことです。

 さて、日本人と韓国人の違いをいろいろ比較していました。私は街中で見る韓国人と日本人の見分け方というのを書きましたが同じような結果でした。一つは、韓国では人間関係が濃密で、男女ともに手をつないだり抱き合ったりします。男同志でも同じベッドで寝たり、靴下を貸したり、大きなかき氷を男同士でもスプーンを突っ込んで食べ合うなんてことは日本人はあまりしません。

 二つ目は韓国人は人の評価は見た目で決まってしまうと考えて、美容整形をする人はざらにいて、美容整形の医院はすごく多いそうです。面接でも顔でとるとかということなのだそうです。私も会社の面接で、人相や立ち居振る舞いを専門に見るものがいてそれが大きな判定要素になるのだと聞きました。男でも脂肪吸引をしてすらりとしたり、手相を書きかえる手術をしたりするそうです。

 三つ目は、愛情を形にするということで付き合い始めて100日目には盛大なお祝いをするそうで、カップルの下着を送るのが定番だそうです。付け加えると、日本ではデートのおかねも男女のカップルでも割り勘が多いのだそうですが韓国では絶対ないそうです。それについては日本のほうがいいなという声がありました。

 さらには家族を大切にするという儒教精神がまだ残っているようです。昔の日本のようで、日本では親子の関係は大変薄くなっています。しかし、反面それが煩わしさになっている面もあって、以前私の会社で働いていた、金(キム)さんという女性は、日本で韓国の人と結婚しましたが、旦那さんの親が気難しくその人間関係がいやで日本にい続けているそうです。

 日本人と韓国人の性格を比較した表がありましたが、日本人は親切で優しいが親しみを見せず人づきあいが苦手で、個人的なところがあって、ドイツ人的だと言っていました。一方韓国人は陽気でおしゃべりで、親しみやすいところがあり、自己主張が強くイタリア人的だと言っていました。確かに韓国人特に女性ががおしゃべりしていると大きな声でまるでけんかしているように聞こえます。それは中国人も同じ傾向があります。

 以上は第一部の日本人と韓国人の違いというところと私の感想でした。

2010年8月14日 (土)

スピリチュアルとかのいかがわしさ BSフジ

 8月13日のBSフジの「プライムニュース」で「宗教は個人化の時代?スピリチュアルの流行」という二時間もの番組がありました。私はたまたまその番組を見て少しメモをとっていましたがあまりのばかばかしさに途中でチャンネルを変えました。話は島田裕巳氏(東大先端科学技術センター客員研究員 宗教学)と、樫尾直樹氏(慶応大学准教授 宗教学)に聞くという形です。島田氏はすでに宗教関係にいろいろと書いて有名な人物でよく知っていましたが、樫尾氏というのは知りませんでした。今スピリチュアルブームだとか言っているのですが、彼が2010年5月に書いた『スピリチュアルライフのすすめ』文春新書などで、ブームを作りだしている人物であることがわかりました。

 途中から番組を見ていて、パワースポットというのが話題になっていました。いま、特に10代の若い女性が、パワースポットめぐりをするのがはやっていて、靖国神社などに、10代の女の子が群れているのだそうですが驚きですね。パワースポットとは1990年ころにインチキ超能力者清田益章氏がいいだして、その後このようなところが、パワースポットだとかいう本やWEBが出て、魔法のように簡単にご利益を得たい人たちが、押し掛けるようになったそうです。スピリチュアルとか風水の観点から、いろいろに言うようですが、科学的根拠などは全くありません。神社などの宗教系、景勝地、遺跡、原子力発電所の近くなんていうのもあるそうです。江原啓之氏も言い出したけれどあまり安易に流れているので少し身を引いているとか。

 樫尾直樹氏は国内のパワー・スポットとして、恐山、明治神宮、立山、伊勢神宮、吉野を上げていて、海外ではオムガンサン、ドゥブロニク、パリのモスクなどを挙げていました。人間の作為が入っていないところで、気が流れているところと言っていました。そのようなところでは気が流れていることにより、それを浴びるとマッサージやハリの効果があるというのです。そのようなところにいるとゆったりとくつろぐことにより、くつろいでいる自分、第三者的に自分をみることができるのだそうです。『スピリチュアルライフのすすめ』では不安や悩みを解決する七つのエクササイズとかいって、ヨガ、呼吸法、座禅、祈り、瞑想、ウオーキングなどをあげています。きわめてお手軽で、わかものが飛びつきやすそうですね。

 一方島田裕巳氏は、樫尾直樹氏と違い、パワースポットは人間がかかわっていないとパワースポットにはならない、たとえばお祭りなどで人が集まっているところに、パワースポットができるというのです。何だ違うことを言っているではないかと思いましたが、お互いに問題にしませんでした。だいたい恐山や明治神宮が人がかかわっていないうんぬんもおかしなものだと思いますが。いずれにしても、このデフレが続く重苦しい世の中で、そのようなところを回って、癒されたと感じてかえってくることを否定はしませんが。

 島田氏はパワースポットにいることや、座禅やヨガをやっていると、乖離(かいり)が起こるというのです。乖離とは自分を一歩離れて見つめている自分がいるということを意識することだといいます。人間を客観的に見ることができる能力は人間だけで、これが霊性とかスピリチュアルの元であると。そしてそれは解脱とか悟りに近付くのだと。しかし私が思うにこれは、何も、スピリチュアルとかわけがわからないことをとおしてではなく科学的に冷静に判断してこそ得られるものだと思います。スピリチュアルや霊性などというのは、まったく科学的根拠がありませんから、それぞれが提唱する神秘主義的なものをそのまま受け入れてしまうことになります。神秘主義で自分というものを正しく見つめることは無理なことなのです。ただそのような気分になる一時の気休めではないでしょうか。

 次にいま仏教ブームだそうで、仏像ガールとか、お遍路ガールというのがあるのだそうです。昨年の阿修羅展で火がついたそうです。阿修羅はりりしい顔で、肉食系で、ぐいぐい引っ張ってくれそうなんだそうです。なよなよした草食系男子に対しての反動でしょうか。お遍路に行くのも癒されて力をもらう、自分はどうして生まれてきたのかなどを考えるそうです。死んだ人への仏教から生きている人に対しての個人的な仏教なんだそうです。それで癒されるのならそれはそれで結構なことです。日本には仏像がたくさんあるが、仏像は、相対することによって、前に書いた乖離を引き起こすための空間を作るのだそうです。

 座禅やヨガをやって集中していると、周りと自分が一体となり、見ている自分をみる、(幽体分離の気分でしょうか)ことができるのだそうです。そのようになると花が笑いかけてきたり鳥が話かけていたりする感覚を得るのだそうです。ゆっくり、足をつけたとか意識しながら歩くとやっていることをありのままに自分をみることができ、怒りっぽい自分とか悔しいとか思う自分に気がつくのだそうです。それで満足しているのはそれを否定しませんが。いかにもそれらは、個人の心の問題にだけ集中しています。自分の悩みや困難が社会や政治のあり方の問題からむしろ来ているなどという方向には行きません。このようなスピリチュアルなどの方向へ庶民を持って行き、政治を変えなければなどという方向に行かないためには為政者にとっては大変都合がよいとも思えるのですがいかがでしょうか。

 他にも色々話があったようですが、ばかばかしいので見るのをやめました。

2010年8月12日 (木)

人類の起源は道具の使用と重なる 猿人から石器使用(道具と人間)

石器を使って肉を食べていた証拠

8月21日付の新聞各紙は、いまから340万年前、猿人が石器を使って動物の肉を食べていた可能性を示す石器が見つかったと、12日発行の科学誌『ネイチャー』に論文が掲載されたと報じました。アメリカ、カルフォルニア科学アカデミーのゼレセナイ・アレムセゲド博士の国際研究グループによるものです。

 発見された場所は、アフリカ東部のエチオピアの北東部ディキカというところで、従来は最古とみなされる石器は260万年前のものでしたから、80万年前にさかのぼります。使い始めていたのは現生人類であるホモ・サピエンスを含むホモ(ヒト)属の初期の人類であるとみなされていました。しかし340万年前には、まだホモ属にはなっていない猿人(ピテクス類)が、すでに石器(道具)を使っていたということは、人類の起源を探るにあたってはきわめて重要なことです。国立科学博物館の河野礼子研究員は猿人とホモ属の違いについて再考を促す発見だと言っています。

 化石はウシ程度骨の肋骨やヤギ程度のものとみられる大たい骨の破片です。化石の表面に線状の傷が見つかったため、電子顕微鏡で調べた結果、石器でつけられた跡と分かったというのです。鋭利な石でつけた傷やたたき割ったような跡が残っていました。傷に挟まっていた石の粒も見つかったといいます。石器そのものはまだ見つかっていません。発見が期待されます。

 化石が見つかった場所から200メーターほど離れた場所には、「ルーシー」とよばれる有名なアファール猿人(アウストラロピテクス・アファレンシス)が見つかっています。「ルーシー」とはいろいろ発見された化石の中で、ほぼ完ぺきに骨がそろっている化石です。身長1メートル位で、脳の大きさは400ミリリットルで、チンパンジーなみですが。日本の足で直立2足歩行をしていたということがはっきりしていて、脳の大きさより、直立2足歩行が先行したことを示す大切な化石です。女児なので、「ルーシー」となずけられました。直立2足歩行して自由になった手でいろいろな道具を作りだしてそれを使用するというのは、人類の大きな特徴です。

『道具と人間』(人間を学ぶ総合的学習の勧め) について 

 当人間学研究所の名誉所長である、小原秀雄女子栄養大学名誉教授も道具の製作と使用がいかに人類進化にとって重要であるかを常に述べておられました。

 そして、人間学研究所の主要研究課題として取り組み、その成果は教科書副読本として『道具と人間』シリーズとして2004年に、『道具と人間』小学校中学年、高学年、中学校プログラムの3分冊として明治図書から発行されました。柴田義松、小原秀雄、北原眞一監修価格 2000円

 この本の中学校プログラムに筆者も

 「お風呂に見る道具の変遷」、「占いについて」、「人間と顔」(自画像を描く)

 という三つの項目を書いております。

食べ物の変化が大脳の発達を促す

 道具を使って、動物の肉をはぎとったり、骨をたたき割って、なかの骨髄を食べることができるようになり、食べ物の幅を広げ、またその摂取された動物性の高タンパク質が、大脳の発達を促したという点でも、この初期猿人が道具を使っていたということが分かったことはきわめて大きなことと思われます。

 

2010年8月 7日 (土)

[こういちの人間学]のブログ275件に 2011、4,25 修正版

 1昨年7月に、「こういちの人間学ブログ」を書き始めて275件になりました。最近は一日平均して120人くらいの方から160件から200件ほどのアクセスをしていただいております。 一昨年の7月からの累計で、今日現在、約5万件のアクセスをいただきました。毎日、いろいろな項目でアクセスしていただいています。ことしの年賀状で、尊敬する生物学者の長野 敬氏も読んでいただいていると わかり、見直さないで誤字があるようなブログではいけないと感じました。

 今まで、学生時代から人間学研究会を始めて、「人間に関してのゼネラリスト」をめざし、12回にわたるセミナーで、人間全体の概略をお話したのも二回ほどあり、またいままでの人間学の例会で私がお話してきたことはきわめて広い分野で、又その記録も膨大です。今から46年前からの講演資料や録音テープの記録が残っています。また、いろいろな「人間学ニュース」に書いてきたものも膨大な数になっています。しかしながら、それは整理されず、まだ単行本として一冊も出されていません。まだまだ、あまりにも分野が広く、又私の不勉強で、十分な内容のものになっていないからです。この「こういちの人間学ブログ」で、いろいろな分野のことを書き連ねていこうと思って書いてきましたが、261件でもまだほんの一部しかかけていません。でも引き続き書き続け、いずれ整理して、出版したいと思います。

 改めて人間学研究所、実用的人間学研究会について

 住所:新宿区百人町1-3-17 佐竹ビル 3階 03-3209-1888

  jitu.ningengaku@nifty.com   お問い合わせは 佐竹幸一 090-6549-2677

基礎人間学部門

1、人間学とは何か

 ①こういちの面白人間学 ②実用的人間学とは ③人間学研究所と実用的人間学研究会 ④研究会でどんな話をしたか ⑤人間学研究会の略史 ⑥人間に関するゼネラリストとは ⑦「人間学」と名のつく書物一覧 ⑧HUMANOLOGYについて ⑨実用的人間学とは 2 ⑩『人間学研究所年誌』について ⑪人間学研究所と実用的人間学研究会 その2 ⑫実用的人間学とはなにか ⑬ カントの人間学 ⑭常識的すぎる?実用的人間学―お悩み相談の受付 ⑭総合人間学会とその設立に果たした人間学研究所の役割 ⑮「こういちの人間学ブログ」の現状と人間学研究所について ⑯ 小原秀雄氏の人間学 その1人間学研究会初めのころ ⑰人間学は専門の研究者でないとだめなのか、ゼネラリストは不要か ⑱人間学人間科学の状況その1 大学にみる⑲人間学人間科学の状況 大学倒産

2、人間とは何か  

①どこまで人間と見るか ②科学的ヒューマニズムについて ③生命とは何か ④人類の起源 ラミダス猿人以後 ⑤日本人の起源 縄文時代まで ⑥日本人の起源 弥生時代日本人の顔 ⑦ホモサピエンスはいろいろな人類と共存した ⑧ホモ・サピエンスはネアンデルタール人と混血?⑨人間は奇跡そのもの 井上ひさしさんの言葉より ⑩ 人間とは何か A カレルの『人間この未知なるもの』 ⑪人間とは何か 「人間このいろいろにいわれるもの」 ⑫人間とは何か 人間の階層構造と定義

⑬人間とは何か 遺伝子と分子が大きく影響 行動にも影響する ⑭ 人類の起源は道具の使用と重なる 猿人から石器使用

3、自然と歴史について

①宇宙の起源 星空のすばらしさ ②地球温暖化は二酸化炭素のせいか ③気候と文明の歴史 ④ 地球は今後温暖化ではなく、寒冷化して小氷期に入るかも ⑤地球温暖化の原因は? 立川志の輔のふしあなから世間 ⑥DNAにヒ素の細菌、地球外の生命も神が作ったのか ⑦脳ブームあなたは間違った考えを信じていませんか ⑧阿修羅掲示板をご覧ください⑨錯覚の科学が脳科学の通説を覆す⑩二酸化炭素温暖化説と原子力発電所⑪原発は必要なのか ⑫原発擁護の学者評論家のうそ

4、人間と教育

 ①よみがえる教室 「いのちを身をもって教えた先生」

②柴田義松氏の教育的人間学

③教育に関しての名言1、 ④教育に関しての名言2

5、精神医学、カウンセリング、お悩み相談

 ①カウンセリングと実用的人間学的お悩み相談 ②うつ病の人間学 ③うつ病の人間学―冬季うつ ④うちの猫の3タイプ 神経系の型 ⑤日本の薬物問題 恐るべき海外での実態 ⑥河合隼雄の『こころの処方箋』に学ぶ その一、悩んだ時のバイブル ⑦ひとのこころなどわかるはずがない『こころの処方箋』2 ⑧二つよいことさてないものよ 3、⑨心の中の勝負は51対49のことが多い 4 ⑩ 健康病が心身をむしばむ 5 ⑪ 子どもが問題を起こした時、親子関係にチャンス 「心の処方箋」6

 6 人間と社会について

 ①戦争の人間学 ②民のための政治 ③奴隷制度と人身売買 ④コロンビア モックスの改革  ⑤ともに語らう日韓の未来 ⑥韓国と日本の比較 ⑦ 法人税の実効税率国際比較に対して ⑧不景気の原因は大企業、法人税下げても、賃上げ雇用増加せず ⑨相対的貧困率日本ワースト4位に ⑩ 幸福について グローバリズムと国民総幸福とグラミン銀行 ⑪イギリスの歴史は多くの民族の混合の歴史

7 マルクス、エンゲルス人間論    

①人間観変えても世の中変わらない? ②共産主義社会では画家はいなくなる? ③ Fエンゲルスについて ④エンゲルスの『イギリスにおける労働者階級の状態』その1 ⑤『イギリスの労働者階級の状態』その2

8、宗教と死について

 ①不老不死について ②宗教は嫌いだけれど仏陀は好き ③新宗教はなぜはやるのか④ブッダとキリストと宗教 ⑤ブッダ、キリスト、孔子と宗教 ⑥宗教は嫌いだけれど宗教的なものは好き ⑦幸福の科学と幸福の科学学園 ⑧エホバの証人 ハルマゲドンを期待する人々 ⑨ダライラマ「拝金主義と決別」批判 ⑩村上春樹『1Q84』とカルト宗教 ⑪死について考える1、死とは何か ⑫ 死について2生物学、宗教

応用人間学部門

1、生き方について、人生論、人間関係の改善

①②③無宗教で生きる ④,⑤ 人間関係の改善 ⑥,⑦ 比較人生論 ⑧真の科学者として生きる―実用的人間学的な生き方 ⑨浮浪雲 街中の仙人的な生き方 ⑩ほめることが大切 ⑪西原理恵子 どん底でこそ笑え ⑫真理は誰が述べても真理か ⑬スターウオ―ズに見る人命軽視 敵なら簡単に殺していいのか 水戸黄門も

 ⑭スピリチュアルな生き方か科学的な立場による生き方か ⑮スピリチュアルな生き方ではなく、科学的な立場による生き方を

2、経営人間学

①経営人間学とは ②人を知らずしてよい経営はできるのか ③(経営と)顔の人間学④経営に生かす人相術 ⑤顔の人間学続き ⑥心と体の人間学 ⑦若さの秘訣 ⑧歴史上の人物に学ぶ 上杉鷹山 ⑨中国古典に学ぶ ⑩⑪ヘンリー五世 映画の比較 ⑫経営人間学 100年以上生き続ける会社 (株)サタケも100年に ⑬気持ち一つでこんなに変わる サッカーW杯 日本の変貌

3、健康法、病気、性について

①唾液健康法 ②脂質の高い人は脳卒中になりにくい ③性について ④肥満は悪くない?⑤誤った糖尿病対策 根本的対策は糖質制限食 ⑥笑いで難病が治る 昇 幹夫先生 ⑦ 唾液は長寿の元 日テレ世界一受けたい授業から ⑧『1Q84』における性描写、ファンタジーにしてもおかしいと思ったこと ⑨若々しく 顔のたるみをとる NHK あさいち

 ⑩みんなの家庭の医学 イキイキ血とヘロヘロ血 ⑪ 男性ホルモン不足で不元気に  ⑫ 不老長生には歯が 秀吉家康比較も大事 ⑬ 糖質制限食から見えてきた本当の栄養学(大柳珠美さん)

4、政治と社会の現状について

①衆議院選挙を前にして  ②煙草の吸殻で景気が分かる  ③民主党政権に期待する ④現在の政治情勢 ⑤鳩山首相は普天間をグアムにと断固主張すべきである ⑥現代の政治状況 植草一秀の「知られざる真実」のブログ ⑦米軍基地問題と民主党政権の今後 日本の軍事力も ⑧ 沖縄基地問題で鳩山首相を責められるのか ⑨普天間の辺野古への移転について 政府の二枚舌は沖縄県民を冒涜 ⑩ 菅 直人首相に期待する 16年ぶりの世襲議員でない首相  追加あり ⑪菅新政権 消費税増税、法人税あげを行えば庶民の敵に 追加 ⑫参議院選挙始まる 変質した民主党自民党と共に大企業よりの政治 ⑭尖閣諸島問題解決と高麗と契丹との関係 ⑮日本外交をめぐる問題と危険なタカ派知識人⑯民主党もひどいけれど、また自民党政府にもどっていいのだろうか ;⑰ 菅直人都民主党代表選  ⑱ 民主党代表選挙 むしろ小沢氏に期待する ;⑲「日本の危険なタカ派言論人」に対してのパルさんのコメント ⑳ 現在の管民主党政権を支持しません 21 石原都知事天罰発言と天ー神の不在

5、中国古代社会について

①小説『人相食む』について ②後漢初期の政治と日本 ③王充の『論衡』について 幽霊は存在するか ④『論衡』の王充はすごい<⑤王充の墓を訪ねて ⑥後漢の万能人 謝夷吾 ⑦第五倫 『人相食む』の主人公 ⑧『小説「ヒト相食む」の執筆再開/p>

6、韓国の歴史と歴史ドラマ

①韓国歴史ドラマと韓国の歴史 ②韓国歴史ドらな11,2 ③韓国、朝鮮の王朝は長く続く ④最近の韓国歴史ドラマ2010 3,10 ⑤最近の韓国歴史ドラマ 2010,5 ⑥伽耶の初代王キム・スロ  <⑦最近の韓国歴史ドラマ H22,8  ⑧最近の韓国歴史ドラマ H23,1 朝鮮王朝とドラマとの関係

7、顔の人間学、人相手相術

①信長、秀吉、家康のあごと運勢 ②人相術の科学的検証 鼻 ③東洋手相術と西洋手相術 ④人相術の科学的検証 耳 ⑤ブスとデブについて ⑥人相術の科学的検証 目 ⑦ブスとデブ TBSお茶の水博士 ⑧ブスとデブ 常盤えりかさん ⑨あの日に帰りたい 時をえりか ⑩美人は得をするか ⑪美人についてなぜ白い肌とピンクの頬が好まれるのか ⑫中国三代悪女と傾国の美人 ⑬絶世の美女 悪女、妖女かどうかも 男性次第⑭ 人相術の科学的解明 口 ⑮人相術の科学的解明 額 ⑯奇跡のダイエット姿は次週 ⑰奇跡のダイエット姿現す ⑱ 人は言葉より見た目で判断する

8、占いと神秘主義批判

①血液型人間学について ②占星術は全く根拠がない ③おみくじについて ④人は自分の考えに固執する ⑤⑥超能力スペシャル 2010 ⑦スピリチュアルとかのいかがわしさ BSフジ ⑧ホメオパシー効果がないと学術会議が談話 プラシーボ効果 ⑨から⑪ 樫尾氏の批判と反批判 ⑫血液型とブラハラ ⑬またまた終末予言 マヤの暦

9、大久保の街、紹介

①②③④⑤ エスニックの街大久保いろいろ ⑥百人町ぶんかどおりの今 ハラルフッド   ⑦エスニック 新大久保でて線路沿い南 新大久保郵便局通りの店 ⑧大久保駅南口の飲食店街 いろいろ雑多に ⑨大久保の街 急激なお店の変化とコリアタウン化 >⑩大久保百人町地区の外国人について 人口比 ⑪大久保コリアンタウン 日本テレビ 9,20放送 ⑫ 韓流ブーム再燃、新宿区新聞元日号 こういち取材受ける ⑬大久保韓国料理店賑やかなドンキホーテへの道

その他、連絡報告事項

1、人間学研究所の例会

①から⑨ 人間学研究所2009年11月例会から 2010年9月例会までの 各月のご紹介     ⑩ 人間学研究所移転のお知らせ ⑪ 『人間学研究所年誌2009』NO7が発行されました。⑫『人間学研究所年誌2009』第7号の内容 ⑬⑭1011月例会⑮,⑯12月、2011年1月例会 ⑰ 2011年2月例会 ⑱2011年3月例会 ⑲ 教育人間学3月例会の延期⑳2011年4月例会のお知らせ(21) 2011年5月例会のお知らせ(22)人間学研究所年誌2010の内容 

2、その他近況

① こういちの人間学50件になりました ②両親の介護の現状について ③大正、昭和、平成を生きた父の死 ⑥「こういちの人間学ブログの再開 ⑦ 第2サタケビル二韓国スターグッズ店と韓国居酒屋がオープン ⑧こういちの人間学100件に ⑨こういちの人間学150件に ⑩ こういちの人間学190件に ⑪ガーデニング始めました 花と野菜と ⑫ 北京に行ってきました 北京の街のありさま ⑬北京 龍の九子の一人 チシュウ お金をため込んで出さない ⑭ こういちの人間学200件に ブログ一覧⑮実用的人間学研究会で小旅行に 近況 ⑯近況と秋のガーデニング ⑰~21 ベトナムマレーシア旅行(22) 近況 だらだらしています (23) 胡蝶蘭を咲かせました(24)新大久保のカラス、球根を掘り出して遊ぶ (25)新大久保のカラス取材 (26)うちのベランダ花が咲いてきました

 

2010年8月 5日 (木)

若々しく 顔のたるみを防ぐ NHK 「あさいち」

8月4日、NHKの「あさいち」という番組で「どうにかしたい顔のたるみ」という番組をやっていました。役に立つこともあるかと、内容をお話します。                                

肌のたるみが見た目の年齢を決める

 梅沢さんという特殊メイクをする人が、メイクして老け顔にするためにどうしているかというと、しわの数を増やすのではなく、肌に影を描いてたるみを強調するそうです。特に鼻の下から口にかけての、「法令線」と、唇の角から下にいく「マリオネットライン」(マリオネットの口を開けるためにあごが下がるようになっている)を濃くすることで頬のたるみを強調し、一気に老けさせることができると言っていました。ちなみに、マンガの「ゴルゴ13」の主人公のゴルゴの「法令線」らしきものが目立つので、「法令線」と言わないで「ゴルゴ線」だと言っている人がいますが、それは間違いです。二本の線が目頭から出ていますので、「法令線」ではありません。後付け加えるならば、女性にとって「法令線」がはっきりしているのは老け顔だといって嫌いますが、男性中年にとっては、ここがはっきりしていないようでは、仕事があまりできないということになっています。男女ともに40代から顔の筋肉がゆるんできて、いろいろな線もくっきりしてきて老け顔になるようです。

 肌のたるみを測定する「ブルブル君」という機械があって、あごを載せて細かく振動させると、肌のたるみ度が測定できるそうです。何ミリ動いたかということと、肌の下の状態が波形に表れるというのです。皮膚の下は表皮、真皮、皮下組織、表情筋という順になっていますが、年をとって皮下組織のコラーゲンやエラスチンなどがゆるんだり断裂したりしてその異常が波形に表れると言っていました。お化粧もあまり強く皮膚をこすったりすると、皮下組織が痛むのでよくないそうです。

 顔のたるみを防ぐエクササイズ

 顔の筋肉のたるみを防ぎ若々しい顔にするにはどうしたらよいかについて宝田さんという人が説明していました。

1、歯ブラシを毛先を下にして口にくわえ、頬の筋肉を動かす、8ッ数えて短い休みそれを三回

2、舌を歯の外側にぐっと伸ばし、右左、三回づつ大きく回す。

3、ペットボトルのくちを口でくわえ、息をほーっと出しきった後、肛門に力を入れて、思いっきり、空気を吸い込む 力あればぺちゃんこに

4、指を挟み状にして顔の皮膚をあごから挟んで、チョキチョキと耳まで刺激していく。そのあと首筋を30回なぜる。

 このようなエクササイズでやっていけば、顔の筋肉が鍛えられ、顔のたるみが減っていくそうです。メモが不十分でしたので、少し違っているかもしれませんが。顔の筋肉を鍛えるのはおなかの筋肉の力がなくなってそこにおなかに脂肪がたまり、おなかが大きくなってしまうのと同じように、体全体も弱くならないように鍛えることが大切です。顔面体操にはいろいろな方法があって、表情筋をよく使って、よく笑い、よく泣き、よく話し、表情豊かな人はそのことによって多少しわは増えても、とても若若しく感じるものです。ここであげたやり方にこだわらず、自分なりにやりやすいものを毎日少しづつ顔の筋肉を意識的に動かすといいのです。私は、口を思いっきり大きく開けたり、逆にすぼめたりしています。私なりの唾液健康法も兼ねて、唾液をだしながら、歯と歯茎を掃除、刺激を与えるために舌を回しています。ちなみに物まねの凄い「コロッケ」は筋肉を鍛えて、常人では考えられないように筋肉が動きます。

たるみやすい顔とその対策について

 顔のたるみが出やすい人には三つのタイプがあり、そのタイプに応じた対策が必要だと言っていました。一つは、しもぶくれのタイプ、二つ目はあごの細いタイプ、三つ目は垂れ目のタイプだそうです。そういう人は早くに顔のたるみが出てくるので、気をつける必要があるということです。

 後老け顔に見られるのは、目の下のたるみが、影響が大きいということです。眼の下のたるみをとるためにどうするかの化粧法について説明がありました。美容液を目の下に押しながらなじませるのがよいそうで、強く伸ばしてしまうとコラーゲン線維を痛めるのでいけないそうです。夏は紫外線が強くなり、肌も痛みやすくなるので気をつけるようにとのことでした。それからコンシーラ―で小じわを隠しうんぬんというお話が続きますが、男の私にはよくわかりませんでした

 それから最後に若く見せるためのお化粧法があって、アイラインやマスカラをつけて相手の目線を上に持って行かせて、若く見えさせるという方法がいわれていました。これは先日のテレビ番組で、一分間で、若く見せる方法というのをやっていましたが。女性の場合は髪を逆立てたリ、アップしたりして、目線の中心を上にあげるだけで、鼻から下の老け顔に目をいかさないという、錯覚原理の応用だそうで、この方法も同じだなー、と感じました。

 この番組では、食べ物のバランスをとって肌そのものをきれいにし、血のめぐりをよくする方法とか、生き生きとした表情を作るとか、よい前向きな人間関係を作り、表情を豊かにするとか、そういう方面の話はありませんでしたが。それも大切です。だからただ顔の運動だけでは不十分ではあるけれどね、ということを付け加えておきます。

 

2010年8月 3日 (火)

小原秀雄氏の人間学 その1 人間学研究会のはじめのころ

 小原秀雄氏と佐竹幸一との関係は、まさに私たちの人間学研究の始まりとなりました。今から45年前に生物科の関東地方の学生組織の関東生物学科学生懇談会の分科会「人間学」の責任者であった佐竹幸一が1965年の6月に、小原秀雄氏の自宅を訪ね、人間学が必要であると意気投合し、それから現在につながる民間の研究会としての人間学研究会(第一次)がスタートしました。当時は社会全体としても人間学に対しての関心が高まっていた時期でした。この時期を佐竹は第二次人間学ブームと位置付けています。『現代人間学』全4巻がみすず書房からだされました。以下ここに書く内容は、『人間学研究所年誌2000第一号』の佐竹幸一の「人間学の概要」と「人間学研究所の概要」と『人間学研究所年誌2007第5号』の「人間学研究会のあゆみ1」に出ている内容をもとにしております。

 1969年には女子栄養大学に柴田義松氏(教育学)、小原秀雄氏(動物学)岩城正夫氏(原始技術史)によるユニークな「人間科」ができました。その後第二次の人間学研究会がつくられ、1991年に第二佐竹ビルが完成しその一室に人間学研究所準備室がつくられ、第三次人間学研究会もスタートしました。その後順調に発展をし、1999年には人間学研究所の設立となりました。所長は柴田義松氏(東大名誉教授)名誉所長は小原秀雄氏(女子栄養大名誉教授)副所長岩田好宏氏(高校教諭、千葉大講師)専務理事、事務局長佐竹幸一、理事岩城正夫氏(和光大学教授)などでした。人間学研究所では毎月の2つの例会、『人間学ニュース、HUMANOLOGY』の発行、『人間学研究所年誌』の発行が行われました。2006年には東大名誉教授の小林直樹氏(法学)も参加するようになり、総合人間学研究会がつくられました、例会は人間学研究所で行われました。2006年には総合人間学会がつくられ、小原秀雄氏は始め副会長に、そして2010年の総会において会長になりました。

 さて、1961年に小原秀雄氏が書かれた、『動物版人間の条件』(人間の生物学的考察(三一書房)と63年の『21世紀の人類』(講談社)はこの本を読んだ佐竹幸一が感激し、お会いしたいと小原氏に手紙を書いた本で、小原氏の人間学の基本的な構想はほとんど書かれています。この本は『人間の動物学』1974年季節社に再録されています。     『21世紀の人類』は「50年後の21世紀になって若者が無気力になり、老人に新しいものを求めるようになるなどということが本当になりましたね」と小原氏と笑いあったものでした。この当時出された本で、『動物社会記』1961年、共に三一新書である『リモコン恋愛法」1962年、『SF人類動物学」早川書房1968年など、今ではめったに手に入らない本を複数で持っているのは、そのころからのお付き合いのたまものです。小原秀雄の著作は、一方では哺乳類学の本であり、一方で人間学に関する本で、今まで出版された書物は196冊にも及びますが、人間学研究所にはその半数の100冊ほどを保管しております。なお、『21世紀の人類』と『現代ホモサピエンスの変貌』は『小原秀雄著作集4「人間(ヒト)学の展望 2007年 明石書房に再録されています。

 小原秀雄氏の人間学  「ヒト」と「ナチュラルさ」

 小原秀雄氏は、さまざまなあたらしい概念と、新しい用語を生み出しています。小原秀雄氏の人間学については簡単に『人間学研究所年誌2000第一号』に佐竹が書いた「人間学研究所の概要」に書きましたがそれも参考にしつつ書いていくことにします。

 『現代ホモサピエンスの変貌』-人間(ヒト)はどこまでおかしくなっているか 人間学の提案 小原秀雄 朝日選書657朝日新聞社には、『動物版人間の条件』以来の小原秀雄氏の各時代における著作が位置づけられ、小原氏の著作が位置づけられ、小原氏の人間学が総括されています。

 小原秀雄氏は、人間における生物的側面がきわめて軽視されているということ、人間を見るときにはその生物としての側面も必ず同時に見ておかなければならないと言っています。人間の生物的側面を無視または軽視することにより、さまざまな現代における異常が生じていると警告しております。また「自然」という言葉に関しても、人間とまったく関係がない自然などは地球上には存在していないということ。現在の自然は人間の諸活動によってかえられた「社会的自然」であるという認識が必要であると言っています。また人間の体も、生物としての存在であり、それは「内なる自然」と言ってよいものである。現代社会の諸矛盾が「社会的自然」も「内なる自然」をさまざまに蝕んでいる。そのような矛盾は人類の存在そのものを脅かすものとなりつつあり、いまこそ、本当の自然さすなわち、小原氏をこれを「ナチュラルな」という言葉で表現していますが、これがいかなるものであるかを追求していく必要があると言っています。

 

2010年8月 1日 (日)

「人間とは何か」についての、二つの立場 唯物弁証法と哲学的人間学

「人間とは何か」について

「人間とは何か」とか「人間の定義について」などは、「人間学」にとっては基本的かつ重要な問題です。人間ついてはその側面を取り上げてさまざまにいわれてきました。8月1日に追加した私のブログ「こういちの人間学」で取り上げた「人間このいろいろ言われるもの」を見ていただいても、いかに多いかわかります。ここにあげたものはすべて書名ですから、文中に書かれているものはその数倍、もしかしたら数十倍あることでしょう。

 しかし人間とは何かについて、もっとも優れた定義は、私の見るところ、K・マルクスの書いた断片『フォイエルバッハへのテーゼ』の中にある簡潔な定義こそが最も本質をついているように思われます。これはマルクスの手帳の中にあったフォイエルバッハに関して11の短い論綱(テーゼ)で、F・エンゲルスが1888年に書いた『フォイエルバッハ論』に付録として書かれているものです。これは1845~46年に書かれたもので、エンゲルスは「新しい世界観の天才的な萌芽がおさめられている最初の記録して、きわめて重要なものであると、言っています。

「フォイエルバッハへのテーゼ」

 では具体的に「人間とは何か」に関して11のテーゼから4つを浮き出して、その内容を書いてみます。国民文庫版では

三 人間は環境と教育との所産であり、したがってその環境が変わり教育が変われば人間も変わる、という唯物論的学説は、環境そのものがまさに人間によってかえられるということを、そして教育者自身が教育されなければならないということをわすれている。だからこの学説は、必然的に社会を二つの部分にわけることになり、そのうちの一つが社会の上に超然としていることになる。(たとえばロバート・オーウエンの場合など)              環境の変化と人間的活動の変化との合致はただ変革的実践としてのみとらえられ、合理的に理解されうる。

六 フォイエルバッハは宗教的本質を人間的な本質に解消している。しかし人間的本質は、個々の個人に内在するいかなる抽象体でもない。人間的本質は、その現実性においては、社会的諸関係のアンサンブル(総体)である。

十 古い唯物論の立場は「市民的(ブルジョア的)」社会である。新しい唯物論の立場は、「人間的社会」、あるいは「社会化された人間性」である。

十一 哲学者は、世界をただいろいろに解釈しただけである。しかし大事なことは、それを変革することである。

「岩波文庫」版では「人間の本質とは、現実には、社会的諸関係の総和である」と訳されています

 また十の節は岩波版では「新しい唯物論の立場は、人間的社会あるいは社会化された人類である」と訳されています。

 そのほかにもいろいろな訳によって微妙に異なっております。

人間とは社会的諸関係のensemble(アンサンブル)であるというのを、単に総和とか総体というだけでは不十分なように思います。ensembleとは、日本語への訳では、全体の調和、それから転じて、婦人服のそろい、小人数の合奏、合唱をいいます。単にばらばらなものがあつまった総和、総体だけではなく、アンサンブル(全体的調和)とでも訳したほうがいいように思えます。

人間に関しての定義

 佐竹幸一は、人間に関しての定義に関して、2000年発行の『人間学研究所年誌2000』に掲載した『人間学の概要』に、このテーゼが最もすぐれているとともに、より完璧を期す意味で、次のようにしたらよいのではないかと提起しています。

 「人間とは、自然的、社会的、人間的な諸関係のアンサンブル(全体的調和)である

 弁証法的唯物論にもとづく世界観では世界は物質的、生物的、社会的、人間的(精神活動など)の階層に分かれそれぞれ相互に関係しているが、完全に他の階層に解消されてしまうことはないということです。この階層構造理論に基づき物理学者の坂田昌一博士が無限階層理論を唱え、その弟子である小林 誠、益川敏英氏が1973年にクオークの六元模型を作り、その正しさが実証され、ノーベル物理学賞を受賞したのはまだ記憶に残っていることだと思います。また定義の中では自然的、という中に物質的な側面と生物的な側面を共に含んでいることを付け加えておきます。

 人間的なということは、人間が認識の力によってみずからの手で変革していく可能性を示しています。

「哲学的人間学」の批判

 弁証法的唯物論のもとづく人間観で、宇宙の進化により、惑星としての地球が生まれ、物質進化により生物(生命)が生み出され、生物の進化により人類が生まれ、人類の進化により、社会が発展しまたさまざまな精神活動も発展してきました。この進化によりすべてのものが生まれ、又それぞれ別々の法則性のもとに動いているという考え方です。そして人類の出現と道具の使用そして大脳の発達により、さまざまな精神活動を生み出すことができるようになりました。そして人間そして人類は、世界を正しく認識して、正しい選択をすることができるようになりました。

 しかしマックス・シェーラーらの「哲学的人間学」などの代表される観念論的なあるいは神秘主義的な人間観では、「人間とは何か」のを問い、「人間はいかにあるべきか」という、倫理的な方向に向けてしまいます。精神活動のみを重視し、物質的、社会的側面をほとんど無視してしまう傾向があります。ただ人間とは何かを問うことは、現実的に大資本家に支配され、様々な苦しみの中にある人々がどのように社会を変えていったらよいかということ方法は語ろうとはしません。むしろマルクス主義に対抗し、現実の資本主義社会を擁護するということが、目的なのですから。

 人間の階層構造という点に関しては改めてここのブログで、書いていくことにいたします。

« 2010年7月 | トップページ | 2010年9月 »

2023年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

最近のトラックバック