私のブログに対しての樫尾直樹氏の反論について
ブログやWEBを見直ししていたら、私が2010年8月14日付に書いた「スピリチュアルとかのいかがわしさ BSプライムニュース 樫尾直樹」というブログに対して、樫尾直樹氏が氏のブログで2010年9月29日付で「佐竹幸一氏の批判に反論する」というものがありました。だいぶ時間が経過しましたがようやく気付きました。今まで2チャンネルなどでの批判があるが樫尾氏の名前で検索するとトップ頁でヒットするので誤解が持続してはいけないと思ったからだと言っています。確かにだいぶ日にちがたったにも関わらず、「樫尾直樹のブログ」でまだ12番目に出ていました。
その反論は、どのようなものか以下、樫尾氏のブログに書いてある通りに書いてみます。
「番組を全て見ないで適当に自分の意見を披露しているという点、および番組で紹介された樫尾氏の『スピリチュアル・ライフのすすめ』をまったく読まずに、表紙と帯だけをみて印象を述べている点、並びに、座禅などの身体実践がどれだけ人間精神の向上に良い影響を与えるかについての歴史的伝統的な経験と知見についての無知が、佐竹氏の誤解と非難の本質であると、私は考える」
「ヨーガや座禅といった身体実践が多くの若者に受けそうな話題であるという認識も間違っている。そうした認識と実践の実態があるのならば、私は『スピリチュアル・ライフのすすめ」を書くことはなかっただろう」
「特に番組での私の発言や『スピリチュアル・ライフのすすめ」の記述は「スピリチュアリティ/霊性」「スピリチュアル」という術語に対する誤った誤解が、スピリチュアルブームによって日本社会にまん延していることに警鐘を鳴らし、そのより良い理解を示すことが目的であった」
「佐竹氏は樫尾氏の本を読みエクササイズをし唯識や禅関係の仏教書をよく読んだらいいのではとといっています―ここは一部略」
「そして氏(佐竹)は実用的人間学」の構築を目指しているとしているが、そうしたプラグマティズムによっては、社会の根本的な問題の解決はできないのである。このことをよく理解して自覚していただきたいものである。この点については前著『スピリチュアル革命』で詳しく論じているのでこれもあわせて、お読みいただければ幸いである」
改めて読んでみます
以上一部を除き私への反論のほぼ全文を改めて掲載しました。確かに、番組のすべてをみていないこと氏の本を読んでいないのは事実なので、改めてじっくり氏の本を読んで改めて書いてみたいと思います。近くの本屋に行きましたがうっていませんでした。早速買い求めます。 ただ私の「実用的人間学」について実用的イコール、プラグマチズムであるから社会の根本的な問題の解決はできないのである。と言っていますが、それこそ私が、「こういちの人間学」に書いているブログをお読みになっている方は、「実用的人間学」が単なる実用主義として軽んじられる意味でのプラグマチズムでは無いとお分かりになっていただけると思います。わたしのいう実用的とは、カントの書である『人間学』において、その序文で、「自分の人間学は実用的な見地における人間学である」というのをその基本的立場を踏まえて名付けたものです。逆に樫尾直樹氏の「スピリチュアル・ライフ」によって社会の根本的な問題の解決が実現できるのでしょうか。お尋ねしたいと思います。
私の「実用的人間学」を明確にする点でも、樫尾氏の考え方との違いを明確にして行きたいと思います。少なくとも私は、仏教や、座禅を軽視などしたことはありません。特にブッダの教えに(スッタニパータなど)深く傾倒しております。仏教書も詳しくは読みこんではいませんが、宗教かんけいの本もたくさん持っていて必要な時には資料として使っています。座禅もしたことがあります。しかし根本的な「霊」とか「魂」いうものの存在を前提にするという根本的なところで大きく考え方が異なるとおもいます。いずれにしても良く本も読まないででの批判は事実で失礼なことでしたのでよく本を読ませていただいたうえで、きちんと私の考えを述べさせていただきます。
・
追記 2017年2月13日「こういちの人間学ブログ」
本を読んだ後での、コメントです、よろしかったらぜひお読みください。
「スピチュアルな生き方ではなく、科学的な立場による生き方を」
2010年12月22日
http://koiti-ninngen.cocolog-nifty.com/koitiblog/2010/12
12月のブログ全部出てきますので、このブログを選んでください
「スピチュアル・ライフのすすめ」を読んで、樫尾直樹氏の本
2010年11月
http://koiti-ninngen.cocolog-nifty.com/koitiblog/2010/11/post-de9f.html
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