大久保韓国料理店 にぎやかなドンキホーテへの通り01,08,10変化
いままでに、新大久保地域の各通りの紹介をしてきました。それはむしろ韓国料理店以外の店に焦点を当ててきました。今回は大久保通りから、職安通りに至る、急激に変化したもっとも韓国料理店の多いにぎやかな細道の変化をご紹介します。この道は、新大久保の駅を出て、右へガードをくぐり、6本目の道に成ります。5分もかからないくらいのところです。角は、ヤナギヤさんという洋品店でもう一つは昔は秋山酒店というのをやっていて今はスリーエフというコンビニになっています。そこを右に回ります。それは職安通りにでるみちで、途中に西大久保公園があります。昔はラブホテルの多い道でした。昔私が東京ガスのエネスタという店をやっていたとき、ガスの業務用空調機をたくさん入れてもらったホテルが同じ経営で4つもありました。今は住まい兼用のところ一軒だけであとはすべて駐車場に代わっています。そのほかにも以前には5軒ほどもあって、いわばラブホテル通りだったのです。そういうホテルはできるだけ人通りのないほうがいいのですが、今は昼夜を問わず、極めて多い人が通るので、今は一軒しか残っていません。そして、職安通りに出るところでは左側にドンキホーテがあります。
2001年に共住懇というところと商店街で共同で大久保地域エスニックマップというのを作りました。その地図上に出ている韓国料理店は37軒でした。これは大久保百人町すべての地域を含みます。その当時から今説明した通りは韓国料理店が多かったのですが。それでも、6店だけでした。その6店のうち2011年現在残っている店は徳水宮とモイセという店だけです。ちなみに2008年2月に、私が大久保地域すべてを調べて地図を作った時が18店でした。さらには2010年12月現在で29店に増えました。これは韓国料理店だけで、韓国食材店などは含みません。
2008年2月時点の私の調査で、約140店ぐらいの韓国料理店がありました。その時が前に紹介した道が18店だったわけです。現状で何店なのか正確な数は調べていないのでわかりません。かなりの数に成るでしょう。今上げた数字は、あくまでも大久保百人町地域だけの数字であり、韓国料理店の多い職安通りの歌舞伎町側には2008年2月で15店がありました。歌舞伎町の中には、さらにたくさんの韓国料理店があります。
そしてまた特にめざましいのが、昨年のは初めごろからの急速な増加です。前にも書きましたが、私の会社で持っているビル(第2サタケビル)の一つの、地下一階に韓国料理店の「宮」(クン)と1,2,3階に韓国スターグッズ店のギルズハウスができて、大いに繁盛しているのでありがたい限りです。いままで、新大久保の駅を降りてから職安通りまで出るのに、前に紹介した賑やかな通りを通って行く人が多かったのですが、最近は、その道の一本手前の通りに、大繁盛の韓国料理店(オンドルなど)が何軒かできてそのまま、職安通りに向かいます。そして今まで、まったく通らなかった第二佐竹ビルの通りが、二店の繁盛に便乗してまたスターグッズ店ができ、かなりの人がそのまま職安通りに向かうようになりました。でもその先に昔の名残ともいえる、新大久保のラブホテルが4つほどあります(その先にも3件ほど)。今のように人通りが多くなるとそのうちお客が入らなくなって、廃業に成るのではないかなどという心配をしています。
もとに戻りまして、2008年から2010年で韓国料理店が増えているということですが、入れ替わりが激しいのです。2008年にあった店のうちトーフハウス、往十里、韓国屋台、ル、プラザ、イカヤテン、東海魚市場、ホルモン道場、ピジュパク、迎賓館、韓流屋台、はんあり、広場粉食の12店がやめているのです。2008年2月に18店だったわけでそのうち、今残っているのがオアシス、モイセ、マニト、徳水宮、カントンの思い出、ガムザコルだけになっているのです。その中で、カントンの思い出は大変繁盛して周辺に全部で5店にも増えました。また店数が多くなったのは韓国屋台村というのができて、その中に、くるみ饅頭の店と手作りキムチの店と、ほかに4店の韓国料理店が昨年6月にできたのが影響しています。 それにしても、2008年2月から、2010年12月までに、通りの29店のうち、従来からの店を引いて、23店が新しい店だということは、いかに入れ替わりが激しいかがわかります。
今や平日でも通りにたくさんの人があふれ、土日には通るのも大変な状態になってきました。今後どのように変わっていくのか、ずっと大久保の町の変化を見ている私にとっても興味の尽きないところです。ただできることなら、韓国料理だけにとどまらず、いろいろな他のエスニック料理店も頑張ってもらって国際色豊かな街に成ってほしいです。
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