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2011年5月18日 (水)

田中 優氏の原発対策 ピーク時業務用電気料金上げればいい

5月17日(火)に衆議院第二議員会館においてエネルギーシフト勉強会(エネシフジャパン)の関連勉強会であるフクシマジャパンに行ってきました。エネシフジャパンは原発にも化石燃料にも頼らない自然エネルギーを伸ばしていこうという、超党派の勉強会ですでに二回行われていました。今回は特にフクシマの問題を中心に取り上げようというわけです。私は以前河野太郎氏のテレビでの話からこの研究会を知り、事務局の一つ、社民党の阿部知子事務所に問い合わせて、参加を申し込みました。エネシフジャパンの3回目の勉強会は5月26日です。議員の呼びかけ人で見ますと、民主党10人、自民党8人、公明党2人、共産党1人、社民党1人、みんなの党3人、国民新党2人、その他3人といった具合です。その他孫正義とか坂本龍一、保坂展人など各氏のほか大学関係者、さまざまなNPOの代表などが呼びかけ人となっています。

 さて、フクシマジャパンでのゲストは、いしだともこ氏(三春町の福聚寺の住職 玄侑宗久氏の夫人)小池武志氏(東北大学理学研究科)石田仁氏(大熊町農業委員会事務局長)田中優(未来バンク理事)太田俊昭(九州大学名誉教授)などでした。

 いしだともこ氏は原発から避難してきた人々を三春市でどう受け止めたか。三春市での放射線量の調査結果とそれに基づき「三春町民が安定ヨウ素剤を飲んだワケ」という玄侑宗久氏の資料を説明しました。

 石田仁氏は原発事故後の町民避難の有様をリアルに話されました。情報が入らず、どうしていいかわかない混乱状態にあったこと。人口11500人の村民のうち22か所の避難所に7000人が分散し、その他の人たちもいろいろな所に分散してしまったが、必ず帰るということで頑張っていると話していました。

 小池武志氏はまだ若い助教さんです。東北大学で放射線の測定を主に研究しています。最初に、いろいろなデマがとびかっているが、科学的用語の使い方が真実ではないかどうか、専門家の言うことを鵜呑みにしないこと、自分をだまさない(希望的解釈を真実と混同)コモンセンスを研ぎ澄ますことが重要だと基本的な心構えについて話されました。東北大にある、精密なゲルマニウム測定器で、土壌の放射能を測定していると話しました。最後にクリーンエネルギーが騒がれているが日本が原発止めても、新興国のニーズを満たす方法が原子力以外にあるのかと話していました。

 質問はないのかということで誰も質問しないので、私が、日本で、原発をやめられないということか、クリーン(自然)エネルギーだけでなく高性能の天然ガス発電などを活用すれば、原発はなくても大丈夫ではないのかと質問しました。その答えはわからないということだけでした。

 田中優氏は原発不要論をいろいろな講演や著作で説いている人です。クリーンエネルギーでどう発電するかということを言う前に、電気料金の体系を変えさえすればいいといいます。電気はためることができないので、これだけ必要だろうとめどをつけて発電します。電気の使用量がピークを迎えるのは、夏場の昼のわずか10時間ほどであり、わずか0,1%しか占めないのです。そのピークの0,1%の時間のために、設備を増やすのではなくその0.1%分の使用量を下げたほうがよいといいます。電気の使用量は4分の3が事業系で、夏場の昼間の2時から3時気温31度を超えてときにピークをむかえます。家庭用は3分の1で夕方がピークです。現在は家庭用は使えば使うほど高くなるが事業用は使えば使うほど電気料金が下がる仕組みになっている。だから夏場でも電気をうんと使って物を作る。そして省エネ機械も導入しようとしない。

 だから、そのピーク時の電気料金をうんと上げてしまえば、企業はその時間に節電するようになるというのです。わたしも業務用の料金を調べたら夜間料金、昼間料金、夏場のピーク時料金と一応ありました。その夏場のピーク料金をもっと上げればいいというのです。ドイツでは発電所を有効に動かし72%の稼働率なのに、日本は58%しか稼働していない。フランスでは夏場のピークが普段の11倍になるので企業は使わないといいますが、そうでしょうね。そのピーク時を下げることができれば原発が一基もなくても電気は止まらないと田中氏は言います。

 確かに、今の日本では原発優先で、多くの火力発電所、水力発電所を休ませています。おまけに原発用の揚水発電所もたくさんあります。今まででも従来の発電所の発電量で充分足りていたということが分かっています。原発がないと電気が足りないというのは全くのウソなのです。今でも節電をさせていますが、まったくその必要はありません。照明が暗いのは構いませんが膝の痛い私にとっては地下鉄のエスカレーターが止まっているのは迷惑せんばんです。

 さて田中氏は言います。アメリカでは、エアコン用の配線を別に作り自動的に30分に5分感覚で自動的に消すシステムに五百万世帯が入っているそうです。誰も5分間消えていても気がつかないそうです。そういう工夫が大事でしょう。自然エネルギーをというと、それは無理だと攻撃される。まず省エネの方法を考えることが大切であると。

 また田中氏は今の電気料金の決め方もおかしいといいます。諸費用に3%プラスして電気料金を決める。その費用には東京電力はトヨタの1,5倍もの宣伝費をかけ、金利も経費に含めるのでわざわざ高い金利をはらっているそうです。いろいろな膨大な経費や利益で、ゼネコンや財界や、政治家、学者などを抑えてきたといいます。それで日本の電気料金は高くなっています。その仕組みを変えさせなければいけないといいます。

 九州大学の太田名誉教授はヨーロッパは海が浅く、洋上にたくさん風力発電を作っているが日本では海が深く作りにくい。そこで、洋上風力発電を作る構想がある。博多湾に作ることで研究予算がついた。洋上に六角形の浮く仕組みの設備をいくつも作る。炭素繊維でつくれば軽量化とさびを防げる。風力発電と、床面に太陽光発電、下で波力発電も可能。上に工場を作ったりすると送電の効率が良い。また上にホテルを作ったり、中側に魚のいけすを作ることができるなどの夢のような施設です。5~6年で実現したいと話していました。

追記:2012年1月 まだ小さいものですが洋上の発電施設が完成しました。

 以上なかなか有益な話を聞くことができました。5月26日午後5時からのエネシフジャパンの勉強会もすでに申し込みをしております。

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