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2011年6月 4日 (土)

今本当に節電は必要なのか? しのすけの言葉も参考に 追加版

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東京電力が毎日報告しているグラフです。棒グラフがその時間での電力使用量です。

上のグラフは8月4日(土)で下のグラフが5月19日(木)です。5月19日にも昨年並みの電気使っても大丈夫であるということを示したいます。

私の妻が中野にある実家に行って、いろいろお手伝いしたときに、義理の母が、「節電には洗濯ものをできるだけためて洗濯したほうがいいといっているけれど」といっていたそうです。それから「夏にエアコンもあまり使わないようにする」とも。妻は「お母さんのところぐらいの電気は大したことがないから、そんなに、ためて洗濯しなくても大丈夫よ」といってきた、と話していました。とかく大正から昭和の初めの人は、お上がいう通りに、行動する傾向があるので、今度の夏場で、暑いのにエアコンをがまんして、その結果体温調節がうまくいかないお年寄りが熱射病などで死んだりしないか、心配しています。それを逆手にとって、やはり原発は必要だとかいう連中には本当に頭に来ます。

毎日新聞の今年の6月3日の「ピーピングしのすけの ふしあなから世間」を読みました。立川志の輔氏のこの連載記事については「二酸化炭素地球温暖化説」が間違いかもしれないと率直に書いていて、私のブログでも紹介しました。

今回の話は「電気使用量の内訳」というおはなしです。「ためこめない電気使用量」のピーク時をどうはずすか」雑誌も番組も特集を組んでいます。土日営業とかゴーヤを植えるとか。いつもは昼の時間帯に収録していた私のレギュラー番組も、この夏の収録は夜に変更になりました。個人の落語公演も金曜昼公演をはずして日曜夜公演に変えたと」

 「でもこれって本当に節電になっているのかどうか。定員700人が劇場で使う電気とお客さま一人ひとりが自宅でエアコンつけてテレビを見ているのとどちらが電気を使うことになるのでしょう」「変更しながら今一つ節電しているという充実感が感じられない」

「でも、そもそも何で節電しなきゃいけないのか、それを根本的に考える事のほうが大事なんじゃないだろうか」、「節電の理由は福島原発が事故を起こしたからで、事故を起こすような原発をが必要だったかというと電気を使いすぎるからでした。」「原発作るときにこれ作らないと電気が本当に足りなくなりますよと言われたんでしたっけ。」

「一人ひとりが待機電力をこまめに消したり、落語家ごときが平日の公演をやめたりしたりというちまちました努力で何とかなるものなんでしょうか?なるんだったら何もしなくても大丈夫なんじゃない?という思いもわきあがってくるのです。これらのことが具体的に何がどうなってるのか、電気エネルギーの内訳を知りたくってね」

以上のようなお話です。現在のちまちました節電ブームを皮肉っています。

10日の「時の記念日」を前にシチズンホールディングスが行ったアンケートでは、8割の家庭が今夏のエアコン使用時間を半減させるなどと回答し、節電意識の高まりが浮き彫りになったといっています。パソコンの使用時間も7割の人が短縮するそうです。また早寝早起きにしているそうです。かくして街で飲んで帰らないで、自宅で飲んでということになり、水商売は上がったり、タクシーももうけ時の深夜のお客は大幅に減ることになります。でも実は一般家庭の節減は夏場の電力使用のピーク時には関係ないのです。工場や大規模施設などの業務用が昼のピークになるのですが一般の人が帰った夕方は工場も仕事が終わり、全然電気使用量は少ないのです。

最初に提示したグラフは、インターネットで東京電力が出している「電力の使用状況グラフ」です。毎日一時間ごとに更新されています。ぜひ一度ご覧になってください。ここでは2011年5月19日のグラフと、今日6月4日のグラフをのせました。ここには本日のピーク時供給能力と、本日の予想最大電力が出ています。青い折れ線グラフは昨年の今日の数字で赤は前日の実績です。土曜日は少ないので前年とくっついていますが。5月19日では赤と青の線に大きな開きがあり、その差が現在の節電の結果を表わしています。

 ご覧になってわかる通りピーク時供給能力にたいして昨年の使用量もいずれも下回っています。すなわち現在は節電する必要がないのです。さらに、供給能力はこれがピークかというとそうではなく、予想された電気量にたいして必要なだけ発電します。ですから5月19日の供給力は4350万KWで、6月4日(土)の供給力は4000万KWです。そしてこの表の下の説明にも書いてありますが、揚水式発電所を使えばもっと発電能力はあるのです。また自家発電所の発電所の能力は、関西電力の発電量を上回るそうです。それを活用すれば実はもっともっと能力があるのです。東京電力では今のところは7月に5200万KWが可能だといっています。これでおわかりのように「今必要以上の無理な節電する必要はなく、原発がなくなるとこんなに大変なことになりますよ」といいたいためにやっている節電です。そして、本当に足りなくなる可能性があるのは、7月の平日、気温が31度以上の午後2時から3時くらいになったときにピークになるときだけです。このときだけは本当に足りなくなるので、節電すればいいのです。でも無駄な電気を無駄遣いしていいとは言いません。

詳しくは私のブログの「田中優氏の原発対策 ピーク時業務用電気料金上げればよい」をごらんください。そもそもピーク時を迎えるのは時間的に全体のわずか0.1%であり、それもそのピークに使う電力量は圧倒的に業務用です。田中氏は節電をなどといわず、業務用の電気をそのピーク時にうんと高く設定すればいいといいます。家庭用のピークは午後6時過ぎで、業務用が減れば、家庭用にはふつうにエアコン使っていても全然大丈夫なのです。業務用の電気を上記の条件のときに節電するようにすれば、もう少し天然ガスの発電を増設しその間に徐々に自然エネルギーの発電量を増やしていけば大丈夫で、原発などはいらなくなるのは明らかです。でもそれでは原発推進派は困るのでしょう。読売新聞などはやはり原発は必要だなどといっているようですが。

 もちろん省エネの電気製品に変えたり、ゴーヤのすだれで涼しくして、電力使用量を下げることはいいことです。東京電力(株)も本当はいまでも余裕があるのだから、昨年なみに電気使ってもらったほうが売り上げが上がっていいはずです。売り上げが減って、補償に困るのよりいいのではないかと思うのですが。いずれにしても、今のヒステリックな節電騒ぎは本当におかしいです。平日の落語公演を日曜日に変えるなどというのは誰がやっているのでしょか。いき過ぎはおかしいというのです。

 ぜひ皆さんもお考えになり周りの方にも是非おはなしください。よくわからないお年寄りをだまして、エアコンや洗濯機を使わせないようにし、駅のエスカレーター止めて苦労して階段であがらせるのはおかしいです。私も実はいま膝が痛くて困っているのですが。

6月23日 追加

 6月23日の毎日新聞に、「節電で交通事故?」という記事があり、静岡の伊豆の国市の韮山の交差点で、74歳の女性が乗用車にはねられ死亡する事故があったと、書いてありました。赤信号で女性が横断歩道を渡っていた可能性があるといいます。「歩行者に気がついてブレーキをかけたが間にあわなかった」と話しているそうです。

 警察では節電対策で道路灯が消され、事故現場が暗かったと指摘し、「もし街路灯がついていれば、もう少し歩行者に早く気付いていた可能性がある」とのべたといっています。そこは東京電力管内で、道路等を全部消し、防犯灯もなかったといいます。夜などは節電の必要がないのに、こういう節電をして人が死んだのなら殺人の一種といえるかもしれません。死んだ女性もはねた男性も気の毒です。

あと、車のライトはハイビームにしておかないと、照明のないところは直前にならないと、人の姿が見えないというテレビを見ました。暗いところはハイビームにしましょう。

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原発、エネルギー問題」カテゴリの記事

コメント

コメントありがとうございました。私も全く無駄な電気の使用を進めるものではありませんし、いろいろな節電に努めることは必要だと思います。ブログにも書きましたが、ゴーヤのすだれなどはいいことだと思います。私の言いたいのは、節電節電ということが原発を維持したいために使われることです。また行き過ぎて、お年寄りなどが熱射病で倒れるようなことがないようにしてもらいたいからです。電気は大丈夫だとわかった上での節電ならいいのです。

節電は必要だと思います 資源の乏しい日本では 一次エネルギーの多くを輸入に頼っています この貴重なエネルギー(電力)を大切に有効に無駄の無いようにしようと言うのは当然の話しです 企業も団体も個人も節電しようと考えがえなければ節電出来るものではありません 石原知事の言う 街中にあふれる自販機 大音量と夜中でも真昼のような照明のパチンコ店 これらは規制出来ないのでしょうか 原発事故以後日本人の消エネ思考が高まりつつあります 電力のピーク時にいきなり電気料金を上げるそんな乱暴なことが出来たとしても 要は使用量を抑える事が大事です それには節電に対する不断の努力 知恵が必要と思います 工場も休日をずらしたり 店舗の照明を控えたりして努力しています 東電のクラブはその努力の結果だと思います 個人で出来ることは些細なことですがその気持ちが何よりも大切と思うのです 電力に限らず物を大事に扱おうとの姿勢が新しい技術を生み出し 結果経済発展にもつながるように思います。

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