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2011年7月23日 (土)

「こういちの人間学ブログ」書き始めて2年になりました。庶民のための政治の実現を(330)

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うちで飼っている三匹の猫の一匹で「くろべえ」といいます。前にブログで3匹の猫を紹介しました。7歳の雄で、ふつうにしていても少し牙が出ていて、外見はかわいくありませんが、みゃーと外見と違うかわいい声でなき一番の甘えん坊です。

2009年7月22日から、「こういちの人間学ブログ」を書き始めて、ちょうど二年が経過しました。だいたい二日に一件のペースで書いてきたことになります。初めは、使い方がよくわからず、写真の入れ方などもわからず、ただ字がいっぱい書いてあるというだけのブログでした。今でも、外部のファイルや表などの入れ方がわかりません。試しましたがうまくいきません。どなたか教えてください。それに内容は、真面目で固いものが多く、自分でも思うのですが、ユーモアに欠け、あまり面白いものではありません。それでも、いままでで、約7万件のアクセスをいただいてきました。ずっと読み続けていただいている方もあり、心より感謝いたします。最近では、だいぶ前のものまで、見ることができるように変えたため、ついでに他のものも見ていただくことが多くなりました。

件数は累計で、330件となりました。今までに、見ていただいた方は7万件ほどになります。どのようなことを書いてきたかについては、6月10日と、6月12日づけで、「今までブログに書いてきたこと」として、基礎人間学部門と応用人間学部門に分けて一覧表を作りました。6月10日の時点では累計で304件でしたので、現在版のものに修正しました。また、どのようなものが読まれたかについて、6月29日づけで、ひと月のものと4ヶ月間のものを作りました。

追記:2012年2月 ブログ件数400件 アクセス累計156000件(こういち含むと16万件)

 私の書いてきたブログの一覧表を見て、ずいぶんいろいろな分野について書いてあるのだなー、と思われるかもしれません。私は「人間についてのゼネラリスト」を目指しています。得意不得意がありますから、とても全分野は無理ですが、できるだけ広い分野にわたって書いていこうと思いました。ただ、私が今から46年前から始めた人間学研究会以後、学んできたこと、そして話し、さらには人間学ニュース等に書いてきたことのほんの一部にしかすぎません。もっとペースを上げて書けばいいのですが、ときどき気がのらず中断いたします。

 今年の3月11日の東日本大震災と福島原発の事故以後、特に力を入れて書いてきたのが、原子力発電所を維持したいがために、原子力で利益を得ていた人々が、総ぐるみで、なんとか、人々を言いくるめようとしている人たちへの批判です。今日の日経新聞に菅首相が経産省に対して、発電量などについて正しい報告をするようにと指示したといいます。経産大臣の海江田氏は大臣の首をかけても原発解散には反対するといっています。前にも書きましたし、毎日新聞の投書にも、そんなに言われるほど、菅首相は悪くはないのではないかというものがありました。今の菅首相はその立場を一貫させず、ぐらぐらしていますが、財界や、官僚や大マスコミにとっては、もう邪魔者でしょうけれども、おそらく財界好みの首相に替わったら今度はますます一般庶民の攻撃を浴びることでしょう。

 原発を維持する根拠として、二酸化炭素地球温暖化説を言う人もいて、それも批判してきました。これらに関しては、私のブログにたいして相当口汚い攻撃がありました。しかしわたしは、引き続き、いろいろな原発支持の人々のうそについて、明らかにして行きたいと思っています。

 私の提唱する実用的人間学は、ただ単に「人間とは何か」を追求し、それに対して抽象的な、「人間こうあるべきだ」といったことを示す、哲学的人間学とは立場が違います。私は大学卒業後43年間、会社の経営にたずさわってきました。学問の世界だけに閉じこもって研究に専念するのと違い、否応なしに現実社会の中で、現実な対処を迫られてきました。その結果、考え方も抽象的な世界に閉じこもることはできなくなっていました。そして研究や学問が、現実問題をどうとらえて、どう少しでも良いほうに変えるには、どうしたらいいかを考えました。現代の日本のような資本主義社会の世の中では政治的な事柄とまったく無縁だという立場をとれば、結局、今日本を支配している人々に有利になります。すくなくとも、支配者層がいろいろな手段を用いて一般庶民をだますことにやっきとなっています。今の原発騒動ほどでその構造が明らかになったことはありません。

 しかし今の日本の中で、現状の支配体制を維持するために、様々な手段を用い、批判的な人を弾圧します。原発に反対していた、原子力研究者の安斎郁夫氏や小出裕章氏がが、いかに抑圧されてきていたかを見ればわかります。

 私の会社も、私の政治的立場が元請け会社にとって好ましくないということで、あからさまな弾圧を受けてきました。できたらつぶしたかったのです。そういう政治的なことがなくとも、下請けの代理店の数を私が会社に入った年から見ると4分の1にもへらしたのです。しかし、それをはねのけて、会社を維持していくためにいろいろな工夫をして、会社が合併されるときには、利益もあがり、強力な技術力販売力をもった社員が育ちました。

 今は、ブログを書いたり、研究会で話をしたり、人間学研究所の事務をしたりと、自由な時間ができて、理想的な生活ができるようになりました。これからもひきつづき、このブログも書き続けていきます。支配者層は大マスコミなどを使って自分たちに有利な情報しか出さなかったり、うそをついてだましたりします。しかし、今私たちは、インターネットを通じて直接多くの人々に訴えることができるようになりました。アフリカや中近東で次々に起きている民主化要求は、インターネットの力です。これはすごい力です。多くの方がこの手段を通じて、より良い政治を行う政府を日本でも実現できることがなによりも重要なことではないかと思います。

 本当に我々庶民のための政治をしてくれるのではないかと一時の幻想を見させたにすぎない民主党政権をまたもとの自公や、もっと悪い自公民の連合政権に代えさせてはなりません。一刻もはやく、多くの民衆のための政治を行う政治勢力の結集を求める必要があります。そういう政治勢力ができれば一気に日本の政治は変わります。日本の財界も、庶民の生活を押さえつけて、自分たちだけがもうけようとするのではなく、国民の所得を増やし、内需を上げるようにして、その結果としての好景気を実現するようにしなければなりません。輸出や海外に進出して利益を上げようとしてきた今までのやり方では一向に景気がよくならないのは明らかです。法人税を下げろ、消費税を上げろ、原発なくなって、電気代が上がれば海外に行くぞとか脅かすことは、まるでならず者の脅かしです。そんなことをいう企業は日本にいなくてもいいのではありませんか。

 私は日本の大企業をただ押さえつけようというのではありません。それは日本を支えるきわめて重要な部門です。私が経営する会社も元請け企業も、昔は元請けと下請けは車の両輪とかいって共存共栄とかいってきました。そしてかなりそういう点もありました。しかし外資が入るにつれ短期的な利益を会社に要求するようになりました。経営幹部もアメリカ流の管理方式を導入します。また正社員は優遇するにしても、下請けや非正規社員などどうなってもいいという感じになりました。

 王道は庶民のための政治を実現する政府を作り上げることです。大企業にとっても本来きちんとした仕事をして適正な利益を上げることはいいことなのです。大企業でも自分たちの利益だけを求めるのではなく、すこしでも庶民の立場に立った政治の実現も考えてもらいたいということです。それは難しいことでしょうがそれを善政といいます。庶民もそのような会社の商品を積極的に買えばいいのです。ほおっておいてもそれは企業間の競争があって一社ではできません。それは政治の力で成し遂げることが可能です。そして今の日本の力をもってすれば、すばらしい政治によって、みんなが幸せになる社会はかならず実現できると思います。ネパールのほうが幸せなんていうことがいわれるほうがおかしいのです。

             

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