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2011年7月

2011年7月24日 (日)

後漢 光武帝の善政 建武・永平の治 現在の日本と比較する(2)

1、光武帝の基本理念

元元(民衆)をもって首とする(民衆の生活を良くすることが最も大切である)             天地の性 人を尊しとなす(天地の中で人間こそが最も尊い)                                中庸、誠は天の道なり、こを誠にするは人の道なり                                 柔よくよく剛を制し、十なりといえどもかならず強し                             よくない政治を行えば天は災害などを起こしけん責する                              官吏は何のためにあるか、それは民衆のためである

★ 良い意味での儒教政治特に孟子などの立場                                      光武帝の偉さはのちの4代の皇帝までこの方針を貫かせる                                   この政治を実現した、第五倫などの優れた官僚の存在

2、光武帝の政治

建武5年の勅令

1、裁判制度の改革 重罪でない限り裁判の中止                              罪を犯しても率直なものは役人に登用

2、役人の粛清と清廉な役人の採用                                       貪欲で酷薄な役人はすぐやめさせよ                                    大臣や郡の太守でも民を苦しめる不正があれば死刑に                              清廉潔白なものを各郡太守は推薦せよ                                      会計郡で第五倫は鄭弘、謝夷吾を抜擢                                     章帝は第五倫を司空に抜擢、鄭弘を太尉にする」

3、教育の振興                                                    太学(大学)の再興 地方にも学校を多数作る                                   庶民も学ぶことができた 生産力の向上

建武6年

1、社会福祉の充実

 旱と水害により穀物高騰 老人、やもめ、重病人 貧しくて生活できぬものに穀物を与える 地方の役人は 人々が食を失わないようにせよ 公の仕事を起こし民の仕事を確保せよ 穀物は末端の官吏を良くつかみ きちんと届くようにせよ

2、行政改革

人口が減っているのに役人が多すぎる 対策 10の郡国を廃止                        400余県を整理した 経費を縮小 やめた役人の職を確保せよ                         流民を保護し土地をもたせ、戸籍に入れよ

3、平和外交政策と軍隊の縮小

中央政府が近隣諸国との融和政策をおこなう 近隣国が飢饉のときには穀物を送る           (倭国が光武帝より金印をもらう)                                         国民皆兵の常備軍廃止 郡の都尉(軍事の役所)をなくす反乱もなくなったので、警察程度だけで良くなった 世の中が落ち着き犯罪も激減した 軍は全国で5万人に(1割)    兵は郷里に帰り、農業などに従事、新しい開墾を行う 生産力が増大

4、宮殿経費の大幅削減

宮殿を質素に、光武帝も倹約を行う 庶民の魅惑になる狩りをしない               後漢の宮殿の造作は、滅びた蜀のものがあるからそれをつかえばよいといった          死後葬式は簡単に、役人は任地から来なくてよい

5、大幅減税の実施

いろいろな災害で戸数が減少 対策として諸経費の大幅削減により田租(税金)を10分の1税から30分の1税に大幅減税をおこなう

6、治水事業の促進

治水事業を行い、新しい農地が開かれる 建武10年 黄河の堤防修復この後900年間大きな改修なし 戦乱でおろそかになると洪水が起きる

7、農業生産力増大

県の政府は、牛を貸しつけて牛耕を行わせる すきや鍬を鉄製の優秀なものに変えさせる 石臼を普及させる 養蚕や種々の産物の生産を促進、振興                    後漢における科学技術の進歩は著しかった

8、文化の向上、その他の生産物の増大

世の中がおちつき、庶民の所得が増大し、購買意欲が上がり余暇を楽しむことができるようになった。様々な嗜好品の生産が増大 平和により西域より様々な文化、物資が流入  67年仏教も入ってきた

建武11年 西暦35年 奴隷解放令

2月 詔勅 奴隷を殺した場合、ほかの人を殺したのと同じ罪にする                      6月 奴婢(奴隷)解放令 奴婢の売買の禁止 奴婢を解放し庶民とする            10月 奴婢と一般人を法的に同等とする                                   13年には全国に適応させる リンカーン大統領より徹底しています 

建武15年

1、耕地と人口の調査 豪族の荘園の抑制

豪族の土地との不平等廃止、今まで豪族が庶民の土地を収奪、広大な荘園を作る     豪族は奴婢を抱え私兵をもち、官僚の位についた 地方の役人と結託し脱税を行う            戸籍や農地の正しい測量 豪族は反乱をおこす

2、不正を働く官吏、豪族の徹底的な取り締まり 

建武16年反乱の郡太守や豪族10余人を処刑 反乱は19年おさまる

3、外戚の力を抑える

光武帝の皇后陰氏や明帝の皇后馬氏など一族が権力を持ちすぎないように抑える。子供をきちんと育て、光武帝野基本理念を伝えていく

その結果としての天下泰平  百姓殷富

明帝永平12年 この年天下泰平で災害がなく 人々には徭役がなく百姓は富み栄える   章帝建初3年  災害がなく天下泰平 めでたいしるしが次々に現れる

生産力が増大したために税率を大幅に下げたにも関わらず、国や郡の倉庫には、穀物や金銀が充ちた。災害時の対策は万全。

3 悪政に戻る

 章帝の皇后 竇氏が兄を重用 86年に第五倫など清廉な役人が追放される

88年 章帝死去(毒殺?)和帝10歳で即位 92年の失脚まで竇氏一族が横暴を極める

106年 46年なかった農民の反乱はじまる                                      107年 羌族が反乱 軍事費の増大 漢 衰退はじまる                                      108年 河間飢饉 人相食む                                           110年 6年続けてイナゴの害 疫病の発生                                                              184年 黄巾の乱おこる                                                   220年 魏の文帝即位 後漢滅ぶ 

 魏の曹操は、光武帝を大変尊敬していました。自分の代では後漢王朝を倒しませんでした。

 今から1000年近く前の、皇帝政治でも、民のための政治が可能なのである。今の民主主義日本が、明らかに光武帝の目指した、民衆のための政治ではないことが明らかである。中国でいえば豪族(大企業)や官吏のための政治である。光武帝は経費節減して税金を下げた。そして税を払わなかった豪族からきちんと税をとりました。日本のように消費税を上げ、法人税を下げるなど悪政そのものではありませんか。

光武帝のような民をおもう優れた指導者が日本にあらわれてほしいものです。                                                          

後漢 光武帝の善政 建武・永平の治 現在の日本と比較する(1)

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光武帝の肖像画です 眉目秀麗と言われた大変な美男子だったようです

ちょうど今から2年前に「後漢初期の政治と日本」というブログを書きました。このブログを書き始めて間もなくの頃です。その内容は極めて簡単なものだったので、改めてここで書いてみることにしました。この内容は2009年6月11日の第14回実用的人間学研究会で、私が講師として話した「後漢初期の建武・永平の治とはー現代の政治と比較して」という内容の要約です。

 もともと。この時代に興味を持ったのは、1999年の4月に第2サタケビルができ人間学研究会が再発足したときで、その頃はノストラダムスの予言やオカルトブームオウム真理教などで騒がれていたときでした。そこで私は、そのような神秘主義に徹底的に反対した後漢初期の哲学者「王充」についての小説を書こうと思いました。

 中国語を学び、後漢書の中国語版を買い、必要なところを訳してみました。その当時は後漢書の完全な訳本はなかったのです。2000年9月には王充の墓のある紹興市上虞県に一人で行ってきました。後漢時代の本を集め、研究し資料が7冊のノート二なりました。後漢時代に王充とともに活躍した、「第五倫」と、「謝夷吾」を主人公とした小説を書いて公募小説で応募しましたが落選しました。

2002年には小説の題名を幅広く『人相食む』というものに変えました。前漢末期(西暦1年ごろ)から王莽の新の時代に、そして後漢4代目の皇帝和帝までの膨大な量の小説になりました。小説の主人公は3代の皇帝に仕えた、第五倫という優れた名臣です。王充も光武帝も謝夷吾などもすべて入れました。その小説は西暦26年(建武2年)に、人が人を食べたという歴史の記録から西暦108年に再び「人相食む」という記述が出てくるまでの82年間、人が人を食べるという最悪な事態が起きなかった善政が行われたということを書きたかったのです。この小説を一時自費出版をしようかと思いましたが、リッチテキスト方式でも365ページという、量があまりに多く、膨大なお金がかかるので断念しました。今書くのも中断していますが、いずれ出版したいと思っています。

 さて、光武帝について書きます。光武帝は前漢の皇帝劉氏の一族です。早くから父親を亡くし、長安の都で学んでいたときお金がないので仲間とロバを買って人に貸して学費にしたといわれます。性格は極めて温和で人々の信頼があつかったといわれます。劉秀のいささか粗暴な兄が王莽に対して反乱を起こした時、劉秀が衣冠を着て、牛に乗って戦いに参加したとき、あの劉秀さんさえ参加するのだから大丈夫だろうといって、みんな反乱に参加したというほど人望がありました。光武帝は王莽との戦争において部下を信頼し、多くのすばらしい武将(建武28宿と呼ばれる)を育てました。前漢初代皇帝の劉邦が共に戦った武将を皇帝になったあとほとんどを殺しているのと違い一人も殺すようなことがありませんでした。またわずかな兵で多くの敵を倒すという武略にも優れていました。そして西暦25年に後漢王朝をうちたて、建武元年としました。

 三国志の時代については様々な小説がありますが、後漢初期の小説は極めて少ないのです。2003年の『光武帝』塚本青史と最近では宮城谷昌光の『草原の風(光武帝主人公)』が昨年から読売新聞に連載されはじめたのと「班彪」があるくらいです。

 さて建武・永平の治とは建武元年(西暦25年)に後漢を再興した、光武帝劉秀から、二代目の明帝(永平元年 西暦58年)までの50年間を言いますが、三代目の章帝も13年間極めて優れた政治を行いました。また4代皇帝和帝も幼少のころは政治が乱れましたが、親政をおこなうようになってからは善政をひきました。その間人が人を食べるということが80年間なかったのです。これは中国の歴史上(正史)もっとも長い記録です。ところが、和帝が死んでわずか生後100日の幼児を皇帝にするようなことにより政治が乱れ、和帝死後3年後には「人相食む」ということが起きてしまいました。

 日本では後醍醐天皇が、天皇親政を復活させるにあたって後漢を復活したということと、すばらしい善政がひかれた理想の時代にあやかって、「建武の中興」という名前を使いました。

 さて私の小説では、人口の変化を示しながら政治の状況を明らかにしました。中国においてはきちんと何人という数字まで戸籍が作られてきました。もちろん流民は数に入ってkません。

前漢末  平帝    西暦2年  人口 5959万人 前漢で最高                         後漢 光武帝即位  西暦25年     1400万人  4500万減!                    ・・・  明帝即位   西歴57年     2100万人  5割増し                                 ・・・  章帝即位   西暦75年     3412万人                                  ・・・  和帝即位   西暦88年     4336万人                           ・・・  和帝死去   西暦105年    5326万人 ほぼ後漢最高                      ・・・  安帝即位   西暦125年    4869万人                                

三国時代       西暦263年ころ 760万人(86%減)なんという減少!

    魏  433万人  呉280万人   蜀 94万人(この人口では諸葛孔明も大変でしょう)

 ★ 人口の増減は善政か悪政かのバロメーター。日本の人口減少は

   悪政によるもの、政策によりヨーロッパの一部は増加に転ずています

 ◎ 光武帝の政治は、(その2)に続きます

2011年7月23日 (土)

「こういちの人間学ブログ」書き始めて2年になりました。庶民のための政治の実現を(330)

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うちで飼っている三匹の猫の一匹で「くろべえ」といいます。前にブログで3匹の猫を紹介しました。7歳の雄で、ふつうにしていても少し牙が出ていて、外見はかわいくありませんが、みゃーと外見と違うかわいい声でなき一番の甘えん坊です。

2009年7月22日から、「こういちの人間学ブログ」を書き始めて、ちょうど二年が経過しました。だいたい二日に一件のペースで書いてきたことになります。初めは、使い方がよくわからず、写真の入れ方などもわからず、ただ字がいっぱい書いてあるというだけのブログでした。今でも、外部のファイルや表などの入れ方がわかりません。試しましたがうまくいきません。どなたか教えてください。それに内容は、真面目で固いものが多く、自分でも思うのですが、ユーモアに欠け、あまり面白いものではありません。それでも、いままでで、約7万件のアクセスをいただいてきました。ずっと読み続けていただいている方もあり、心より感謝いたします。最近では、だいぶ前のものまで、見ることができるように変えたため、ついでに他のものも見ていただくことが多くなりました。

件数は累計で、330件となりました。今までに、見ていただいた方は7万件ほどになります。どのようなことを書いてきたかについては、6月10日と、6月12日づけで、「今までブログに書いてきたこと」として、基礎人間学部門と応用人間学部門に分けて一覧表を作りました。6月10日の時点では累計で304件でしたので、現在版のものに修正しました。また、どのようなものが読まれたかについて、6月29日づけで、ひと月のものと4ヶ月間のものを作りました。

追記:2012年2月 ブログ件数400件 アクセス累計156000件(こういち含むと16万件)

 私の書いてきたブログの一覧表を見て、ずいぶんいろいろな分野について書いてあるのだなー、と思われるかもしれません。私は「人間についてのゼネラリスト」を目指しています。得意不得意がありますから、とても全分野は無理ですが、できるだけ広い分野にわたって書いていこうと思いました。ただ、私が今から46年前から始めた人間学研究会以後、学んできたこと、そして話し、さらには人間学ニュース等に書いてきたことのほんの一部にしかすぎません。もっとペースを上げて書けばいいのですが、ときどき気がのらず中断いたします。

 今年の3月11日の東日本大震災と福島原発の事故以後、特に力を入れて書いてきたのが、原子力発電所を維持したいがために、原子力で利益を得ていた人々が、総ぐるみで、なんとか、人々を言いくるめようとしている人たちへの批判です。今日の日経新聞に菅首相が経産省に対して、発電量などについて正しい報告をするようにと指示したといいます。経産大臣の海江田氏は大臣の首をかけても原発解散には反対するといっています。前にも書きましたし、毎日新聞の投書にも、そんなに言われるほど、菅首相は悪くはないのではないかというものがありました。今の菅首相はその立場を一貫させず、ぐらぐらしていますが、財界や、官僚や大マスコミにとっては、もう邪魔者でしょうけれども、おそらく財界好みの首相に替わったら今度はますます一般庶民の攻撃を浴びることでしょう。

 原発を維持する根拠として、二酸化炭素地球温暖化説を言う人もいて、それも批判してきました。これらに関しては、私のブログにたいして相当口汚い攻撃がありました。しかしわたしは、引き続き、いろいろな原発支持の人々のうそについて、明らかにして行きたいと思っています。

 私の提唱する実用的人間学は、ただ単に「人間とは何か」を追求し、それに対して抽象的な、「人間こうあるべきだ」といったことを示す、哲学的人間学とは立場が違います。私は大学卒業後43年間、会社の経営にたずさわってきました。学問の世界だけに閉じこもって研究に専念するのと違い、否応なしに現実社会の中で、現実な対処を迫られてきました。その結果、考え方も抽象的な世界に閉じこもることはできなくなっていました。そして研究や学問が、現実問題をどうとらえて、どう少しでも良いほうに変えるには、どうしたらいいかを考えました。現代の日本のような資本主義社会の世の中では政治的な事柄とまったく無縁だという立場をとれば、結局、今日本を支配している人々に有利になります。すくなくとも、支配者層がいろいろな手段を用いて一般庶民をだますことにやっきとなっています。今の原発騒動ほどでその構造が明らかになったことはありません。

 しかし今の日本の中で、現状の支配体制を維持するために、様々な手段を用い、批判的な人を弾圧します。原発に反対していた、原子力研究者の安斎郁夫氏や小出裕章氏がが、いかに抑圧されてきていたかを見ればわかります。

 私の会社も、私の政治的立場が元請け会社にとって好ましくないということで、あからさまな弾圧を受けてきました。できたらつぶしたかったのです。そういう政治的なことがなくとも、下請けの代理店の数を私が会社に入った年から見ると4分の1にもへらしたのです。しかし、それをはねのけて、会社を維持していくためにいろいろな工夫をして、会社が合併されるときには、利益もあがり、強力な技術力販売力をもった社員が育ちました。

 今は、ブログを書いたり、研究会で話をしたり、人間学研究所の事務をしたりと、自由な時間ができて、理想的な生活ができるようになりました。これからもひきつづき、このブログも書き続けていきます。支配者層は大マスコミなどを使って自分たちに有利な情報しか出さなかったり、うそをついてだましたりします。しかし、今私たちは、インターネットを通じて直接多くの人々に訴えることができるようになりました。アフリカや中近東で次々に起きている民主化要求は、インターネットの力です。これはすごい力です。多くの方がこの手段を通じて、より良い政治を行う政府を日本でも実現できることがなによりも重要なことではないかと思います。

 本当に我々庶民のための政治をしてくれるのではないかと一時の幻想を見させたにすぎない民主党政権をまたもとの自公や、もっと悪い自公民の連合政権に代えさせてはなりません。一刻もはやく、多くの民衆のための政治を行う政治勢力の結集を求める必要があります。そういう政治勢力ができれば一気に日本の政治は変わります。日本の財界も、庶民の生活を押さえつけて、自分たちだけがもうけようとするのではなく、国民の所得を増やし、内需を上げるようにして、その結果としての好景気を実現するようにしなければなりません。輸出や海外に進出して利益を上げようとしてきた今までのやり方では一向に景気がよくならないのは明らかです。法人税を下げろ、消費税を上げろ、原発なくなって、電気代が上がれば海外に行くぞとか脅かすことは、まるでならず者の脅かしです。そんなことをいう企業は日本にいなくてもいいのではありませんか。

 私は日本の大企業をただ押さえつけようというのではありません。それは日本を支えるきわめて重要な部門です。私が経営する会社も元請け企業も、昔は元請けと下請けは車の両輪とかいって共存共栄とかいってきました。そしてかなりそういう点もありました。しかし外資が入るにつれ短期的な利益を会社に要求するようになりました。経営幹部もアメリカ流の管理方式を導入します。また正社員は優遇するにしても、下請けや非正規社員などどうなってもいいという感じになりました。

 王道は庶民のための政治を実現する政府を作り上げることです。大企業にとっても本来きちんとした仕事をして適正な利益を上げることはいいことなのです。大企業でも自分たちの利益だけを求めるのではなく、すこしでも庶民の立場に立った政治の実現も考えてもらいたいということです。それは難しいことでしょうがそれを善政といいます。庶民もそのような会社の商品を積極的に買えばいいのです。ほおっておいてもそれは企業間の競争があって一社ではできません。それは政治の力で成し遂げることが可能です。そして今の日本の力をもってすれば、すばらしい政治によって、みんなが幸せになる社会はかならず実現できると思います。ネパールのほうが幸せなんていうことがいわれるほうがおかしいのです。

             

2011年7月20日 (水)

死者急増 夜間熱中症を防ぐ たけしの家庭の医学から(329修正)

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7月19日の「たけしの家庭の医学」で、「夜間熱中症」についての話がありました。なかなか参考になる話なので、書いてみることにしました。

 今年の熱中症の死者は極めて多いそうで、昨年高温のために患者数、死者数が大はばに上がったのが、今年はさらに福島原発事故による節電ムードにより、6月1日~7月10日の間に熱中症で搬送された人は12973人で前年の3倍で、今年は昨年の死者数1718人を大幅に上回りそうだということです。この数字はたけしの番組ではなく、消防庁の資料です。熱中症にかかる人の48%が65歳以上の高齢者です。

 私のブログにも書きましたが、節電は昼間の数時間だけでいいのに、原発を維持したいがために、過剰に節電ムードを高め、そのために、エアコンをつけないで、熱中症で死んだり、街灯をつけないために、交通事故で死者が出たりしているのは、恐るべき犯罪行為だといえましょう。夜も駅のエスカレーター止めたままなんて言うのもありますが、私のような膝の痛い人間には苦痛です。

 熱中症は、体内に水分と塩分(ナトリウム)が減少しそれによって、体内に異常が起きて、最悪の場合死に至るという恐ろしい病気です。

さて番組の話しに戻ります。熱中症の死者は圧倒的に夜が多く、都内の死者では95、8%をしめます。

 夜間熱中症が多い理由

 1、マンションなどコンクリートの建物で、西日が壁に当たるところで、なおかつ屋上の下の寝室が、夜間も、壁から熱を出し続けて、部屋が高温になることです。

 2、熱中症になりやすい人 その1

 暑さを感じにくい人を調べるために 番組では足の裏に温度センサーをおき、だんだん温度を上げていき、何度で温度の変化を感じたかを調べます。3~4度以上でわかる人は、感度の低い人になります。高齢化によるものと、糖尿病などにより感度が低くなることがあります。

 3、熱中症になりやすい人 その2

 夜寝てから、おしっこに行くことが多い人と、汗をかくことが多い人を比べます。汗をかけばそれにより体温が下がります。おしっこにより水分が出てしまう人は、熱中症にかかりやすくなります。

 夜寝ると、脳の視床下部からおしっこの製造を止める、バゾプレミンというホルモンが出ますが、加齢により、その分泌量が減ります。年をとるとトイレに行く回数が多くなるのはこの理由です。私も寝てから2~3回はトイレで目が覚めます。

 年をとると、トイレに起きるのが嫌で、食事後水を飲まないという高齢者が多いです。私の父親がそうでした。体内の水分が減少すると、熱中症だけでなく、血液が濃くなり、脳梗塞などが起きやすくなることを知っていましたので、私は前から枕元にコップに水を入れておき、トイレに起きた時には水を飲みます。夜一回起きる人はコップ半分くらいでいいそうです。朝起きた時にも、すぐ水を飲むのがいいそうです。脳梗塞や心筋梗塞は朝方起きやすいそうで、朝のいのち水とも言われます。

 いずれにしても、朝起きてきたら、おじいちゃんおばあちゃんが起きてこなくて、熱中症で死んでいたというのは困りますので、家族が、気をつけなければなりません。なによりも、節電は夜間しなくてもいいんだということを世の中に徹底させなければなりません。私の部屋も風の通りが悪く、エアコンがないと30度以上になってしまいます。27度に設定して、寝ることにしています。温度下がれば、エアコンはとまりますから、電気代はそんなにかかりません。

 お年寄りは(私も年寄のくちですが戦前の教育を受けた人)、おかみのいうことに忠実です。ただでさえ、エアコンなんていいらないといっているのですから、節電と世がいえば余計そうなります。でもそれでとても多かった昨年の三倍も死者が出たとしたら、改めてそれは殺人行為ではありませんか。

 老夫婦以外に家族がいれば、気を付けて上げればいいのですが、老人だけの世帯が多くなってきています。節電は昼だけでいいので夜は、熱中症を防ぐためにエアコンをつけて、熱中症にならないようにしましょうと、もっと政府でも宣伝する必要があります。

2011年7月17日 (日)

山本宣治の「人生生物学」について 実用的人間学の先駆( 哲学的人間学との違い

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私が私の実用的人間学に関連して戦前の学者の中で、特に尊敬している人が三人います。その一人が、山本宣治で、あと二人は戸坂潤と、三木清です。三人に共通しているのは、京都大学を中心に活動していること、当時の軍国主義の中で、自分の信念を曲げず、弾圧をうけてもまもり通したことです。山本宣治(39歳で死)は右翼によって暗殺され、戸坂潤(45歳で死)と三木清(48歳で死)は日本の敗戦の年に獄死しました。もし生きていたらどれだけ、学問の発展に寄与したことかと、残念で仕方ありません。戸坂潤と三木清については改めて書くこととします。

 山本宣治は1889年に京都で生まれました。18歳でカナダのバンクーバーで働きながらダーウインの『進化論』などを学びます。1911年帰国し、三高から東京帝国大学の生物学へ進みます。東京帝国大卒業後、同志社大学の講師となり「人生生物学」の講義を受け持ちました。

 1922年にアメリカのサンガー女史の来日により、労働者農民の中に正しい性教育と産児制限の必要性を感じ、その運動を進めました。当時の政府は産めよ育てよの時代で、山本宣治は右翼からいのちをねらわれるようになりました。

「いくら子供を制約したところで、貧乏そのものがなくなるわけではない。一番大切なのは、安心して子供を産める世の中にすること。働く人々の生活がもっと楽になるように社会の仕組みを変えることが必要である」と山本宣治はいいます。

 産児制限活動から労働運動にかかわり、1924年に京都労働学校校長になります。また同時に全国を講演して回ります。そして1928年には第一回普通選挙で労働者農民党(無産政党)から立候補し当選します。政府は選挙と同時に治安維持法を通し、共産党などへの弾圧を進めました。1929年には、全国農民大会で「実に今や階級的立場を守るものはただ一人だ。山宣独り孤塁を守る!だが僕はさびしくない、背後には多くの大衆が支持しているから・・・」と有名な演説をしました。そして、帝国議会に登院したが発言を封じられ、3月5日、右翼の手により刺殺されました。享年40歳(満39歳)の若さでした。その後共産党員初め多くの人々がが逮捕され戦争へと突き進んでいきました。

 私は西口克己による有名な小説『山宣』を読みました(青木書店から現在は新日本出版社)。私も生物学を専攻していましたし、活動家であり、人間学研究会をやりながら一方では、社会主義の勉強会の講師などをやっていました。山本宣治が単に学者の枠にとどまらず、科学を多くの大衆に広めようとしていたこと、特に、貧乏人の子だくさん状態を解消するために、産児制限活動をしていたことなどに感銘を受けました。この小説にもとづいて、山本薩夫監督により「武器なき斗い」が映画化されました。

 山本宣治はその気さくな性格から、全国の労働者・農民から「山宣」と呼ばれ、愛されたのです。今もその業績をしのぶ宇治山宣会など、多くの人たちによりその墓やかれの業績について、伝えられています。故郷の宇治の墓碑銘は何度も塗りつぶされますがそのたびにいつの間にか彫りなおされました。

 山本宣治の本は全集として何回か出版されています。最初のものは殺された1829年に出版されたロゴス書院刊の全集で、全7巻、そのうちの1,2巻のドイツ人ニコライの本を訳したと「戦争の生物学」と、3巻の性教育、7巻の無産者生物学をもっています。ぼろぼろになっていますが貴重な本です。この本はところどころ×、×、×の伏字のある本です。また1948年戦後間もなく出た選集5巻のうち1刊の「恋愛革命」をもっています。、1979年には山本宣治全集が汐文社から全7巻が出されています。

 山本宣治については、その科学(生物学)をより良き人生のために生かすという、人生生物学や、無産者生物学はいまではあまり高く評価されていないように感じます。しかし私はまさに、同じことをしようと思っているので、大先輩として尊敬し、高く評価しています。

 それでは山本宣治の「無産者生物学」(人生生物学)の内容はいかなるものか、各章を書きだすことで内容の概略を示してみたいとおもいます。

 生物・人類                                             第一章生物学一般の静的考察と其方法

  物のみかた   科学的な物の見方 このなかで、当時の生物学者を批判しています。

 「現代日本の生物学界では、19世紀末葉の英独の重商主義を擁護するにふさわしい石川千代松博士の自然淘汰主義、明治大正日本の卑怯無為なる知識階級にふさわしい世紀末的自嘲に充ちた丘浅次郎博士の科学的定命論(今の婦人雑誌をにぎわす、一山百文の医博連の売笑的イカサマ生物学はおいて問わぬことにしても)それらはいずれも彼らを産み、また彼らを歓迎したその階級の要求を充たすに十分な傾向を、意識的ではないが完全に備えているから、無産者がその科学的外形に惑わされて階級的使命を見逃すことのないよう、研究にさいして注意警戒が必要である」

 「丘氏独特または石川氏独特の「生物学的人生観」が成立し、それにブル(ジョア)大学教授の世界観として使用価値はあるが、無産者の採用して鵜呑みにすべきものではない」         

この文章はこの本を読んで感動したところです。現在もいかにこのような人間論、人間学の本が充ち満ちていることでしょうか。

あと統計的調査法などが書かれています

第二章 種遷変説と資本主義の勃興                                                    第三章 種遷変説の証拠

生物学と産児制限

性と人生統計                                              「人生のための科学」の進むべき道                                        現代日本の社会の構成

メンデルの一生

人生生物学

序論 本能と性の問題 性的機関の解剖および生理 両性の心的相違                新旧マルサス主義 内分泌現象 性的文化に従った生物の分類                      動物における生殖様式の分類 細胞 遺伝学総論 

それぞれ、目次だけを書いて中を書いていませんが、今後改めて重要なところは書いていきます

 いずれにしても、山本宣治は単に、「人間とは何か」と単なる一般論を述べているのではありません。そこがいわゆるいまもある他の「人間学」との大きな違いです。生物学の知識をもって現実の問題解決にどうしたらよいかを示しているのです、この態度こそが私が目指している『実用的人間学』であり、生物学や単なる人間学の範囲を大きく超えて、人々の役に立つ考えを示そうとするのです。それも抽象的な人間一般のためではありません。しいたげられている一般の民衆のための学問であり、知識なのです

追記 生物学的人間学や哲学的人間学との違い

 そして、総合人間学会の役員をやめる顛末 2016年2月追記

 生物学やいろいろな人間に関する学問を基にして、「人間となにか」ということを追求しようとする人間学は、人間学という名前を使っていませんが、山本宣治が批判した丘浅次郎氏や、石川千代松氏の生物学的人間学は、小泉 丹氏に引き継がれました。小泉丹氏は戸坂潤氏が批判した和辻哲郎氏の哲学的人間学とともに、戦前の『人間学講座』五巻(理想社)を発刊しました。これは、戦前の人間学の大きな成果ともいえます。

 しかしそれは、「人間とは何か」についてのそれぞれの研究者の成果の寄せ集めであり、いわば人間に関してのいわば百科事典です。そのようなものは戦後もいろいろ発行されました。私も設立にかかわった総合人間学会の前会長の小林直樹氏(東大名誉教授、憲法学)は憲法学者としては、良心的な立場に立つ方ですが、総合人間学会は政治と距離をおこうとしようということや、結局宇宙から哲学、法律までの壮大な、いわば人間に関する百科事典を出すという哲学的人間学にとどまり、圧政に苦しむ多くの人々といかにこの世の中を変えていくかということはさけているように思えます。また、反唯物論であるマックス・シェーラーなどの哲学的人間学の立場です。戦前の唯物論哲学者の戸坂潤は当時流行の哲学的人間学を厳しく批判しました。

 私は、哲学的人間学的傾向について、暗に批判し、トラブルが起き総合人間学会の理事と事務局次長を辞しました、科学史の鎮目恭夫氏も小林氏の立場を批判して総合人間学会をやめました。小原秀雄氏は唯物論の立場に立っていますが、弁証法唯物論はいいが、史的唯物論はいけない、という立場です。小林直樹氏の東大法学部教授という立場に対して権威にひれ伏すようなところがありました。よく、「何せ東大の法学部の教授だからね」とよく言っていました。

 総合人間学会のできる前は、人間学研究所の部屋を使って総合人間学研究会をやっていました。そのとき私は事務局長でした。私(筆者)が2006年の総合人間学会の創立に関係して学文社から記念の本を出すにあたり(3巻本、編集者、1巻、小林直樹氏、2巻、小原秀雄氏、3巻、柴田義松氏)、「実用的人間学とは何か」ということに関して、本文と資料集(人間学に関係した大学名1欄など)を書きました。学文社の編集者の方もともによくかけているとほめていただきました。しかしながら、当時の会長の小林直樹氏と副会長(第2期会長)の小原秀雄氏は、相談して、私の文章は、没にすることに決めました。なかなか文章の校正の連絡が来ないので出版社に問い合わせたところ、没になったとのことです。小林直樹氏に聞きますと親戚が病気になりうっかりして出版社に出し忘れた、という嘘を私に話しました。しかし、その辺の実情をほかの人間学の幹部の方から聞きました。本文は間に合わないが資料集のほうは柴田義松先生編集の巻に乗せてもらいました。そして詳しい実情を知って、総合人間学会の役員(運営委員、理事、事務局次長をやめました。学会設立のころは、学会事務局は私の所有するビルでしたし、学会設立時は、はじめはいわば取り仕切ってきました。詳しい事情を知る方は、今回は役員をやめるということを引き止めませんと、お話していました。

 ユニークな学会であり、革新的な雰囲気に魅了され、入った方も、失望されて、多くの方が退会されました。設立の時400人近くいた会員も毎年減り続けました。途中、柴田先生の推薦でしょうが、総合人間学会の監査役になりましたが、学会の中で話した内容に関する資料を出したところ、査読者2名に鼻もひっかけないような態度で拒否されました。また監査役も理事会に出ていろいろ意見を言えるというので幹事になりましたが、一度も理事会には呼ばれませんでした。それでは意味がないので、一期で幹事を降りました。今は柴田義松氏の流れをくむ教育学者の堀尾輝久氏がなり、学会の方向も変わってきたように思えます。 

2011年7月11日 (月)

一人暮らし世帯が最多 最低賃金上げるべし タイで最低賃金大幅上昇へ

6月29日に発表された、国勢調査(10年10月現在)の結果が出ました。その結果、一人暮らしの世帯は、1588万5000世帯となり、総世帯に占める割合は31,2%と初めて3割を超えた。夫婦と子供世帯は28,7%で、夫婦のみも19,6%で調査開始いらい初めて一人暮らし世帯が最多となったということです。。(毎日新聞6月30日)

 毎日新聞の7月1日版のオピニオンという欄で、湯浅 誠氏(反貧困ネットワーク事務局長)が「私の社会保障論」として、「改革案に逆進性対策あれば」という記事を書いています。以後その内容をかいてみます。

 その記事によれば民主党政権の考えている社会保障改革案とは、非正規で働いている人(Aさん)が、月収20万円で15万円を消費支出しているとして、消費税が5%ということだと、A さんの支出は増え、そして厚生年金、雇用保険が天引きされるので所得は約18000円減る。消費税が上がればもっと所得は減る。社会保障改革案が描くのはそういう姿だと。そして保険に入るメリットはある。しかし手取りが減少すれば家計が逼迫する。    (私が思うに今までだってぎりぎりだったのにです。)

 消費税率を上げずに財政を増やそうと思ったら、所得税や、法人税、相続税率をいじるしかない。しかし増税の対象となる人は「あげたら出ていく」といっている、らしい。稼ぎ頭に出ていかれると経済が低迷し、雇用も減少するので、それも困る。やはり、所得税や相続税を多少いじるにしても、主たる税収は消費税で稼ぐしかない。それが今回の(今回に始まったことではないが)社会保障改革案の結論のようだ。そして、主に税収増を確保する観点から、低所得者への影響を軽減する逆進性対策は見送られた。と書いています。

 気になるのは若年単身のワーキングプア層だ。80年代から未婚率は男女ともにうなぎのぼり、30代前半男性の半分、20代後半女性の3人に2人は未婚だ。出生率も落ちている。所得の低迷が影響しているからだ。(所得300万以下の人は結婚がしにくい)

 「お金じゃない幸せがある」と人は言う。しかし言う人が「自分の税金を上げたら出ていく」といっているのだとしたらそれで納得しろといわれても無理だ。

 未婚率が上昇し続け、少子化に歯止めがかからなければ、いずれ日本人はいなくなる。だからせめて、しっかりした逆進性対策を入れてほしかった。菅直人首相も去年の参院選の時には還付を叫んでいたのだが・・それが残念だ。という内容です。

 逆進性対策 低所得者ほど消費税の負担感が高くなる「逆進性」を緩和する対策。食品を低くする「軽減税率」は多くの欧州国家がやっている。年収に応じて還付する「還付制度」もある。

 以上ほぼ全文をのせました。湯浅氏の発言で、すこし気に入らないのは、大金持ちたちが、税金を上げると出ていくと脅かされて、どうしようもないと引き下がっているようにみえることです大会社、大金持ちは、政治献金を政党に出し、経団連などの圧力団体を作っています。大企業とアメリカのお抱え政党であった自民党から、人々のための政治という看板を出して、政権をとった民主党はいまやすっかり、第2自民党となり財界や官僚やアメリカ寄りに、代わってしまい人々の失望を買っています。

 ともかく、外に出ていくといって脅かす会社や人物や団体がいるなら、はっきりあぶりだそうではありませんか。しかし、じつは、とっくのとうに、さんざん海外に行ってたくみに脱税をしているのです。

 現在円高をバックに、海外に子会社を作るのは少し大きな会社では、どこでもやっています。脱税目的で海外に移動した資産などに課税できるような「税務行政執行共助条約」というものがあります。参加した国同士で脱税を防ぐために徴税事務を連携して行う条約です。現在米英仏独初め韓国、などなど主要23カ国が参加していますところが日本はなんとまだ参加していないのです。これは明らかに、政府に、大金持ちが批准に反対しているに相違ありません。政府もそういうところからお金を取る気がないのです。

 超富裕層が資産を運用しているスイス、シンガポール、香港は条約に入っていません。また、タックスヘイブン(租税回避地、税金天国)として有名な英領バミューダ諸島などに孫会社などを使って、脱税している会社は大変多いのです。

 H18年には コンピューター大手の日本ヒューレットパッカードが、東京国税局からH18年10月まで2年間で470億円の申告漏れをしてきたと告発しました。利益を海外の子会社に移すという手口です。また海外に1年の半分以上住んでいる人は日本に非居住者となり日本で税を払わなくてもいいということもあります。以前大橋巨泉氏が指摘されました。武富士の相続者でしたでしょうか、膨大な相続税を逃れました。大金持ちはうまく法のアミをかいくぐり税金を払おうとしません。本来政府は、貧乏人のわずかなお金をむしり取るのではなく制度を変えそういう脱税をきちんと取り締まるべきではないでしょうか。

 日本は法人税の実効税率が高いから、海外に進出すると、誰もが言っています。実は、本当の意味では、いろいろな優遇制度があり、日本の実効税率はそんなに高くはないと私のブログにも書きました。

 日本では大企業は不景気を口にして、不正規社員を減らし、給与を下げ続け、その結果膨大な社内留保をもっています。それにもかかわらず、法人税を下げろ、消費税を上げろといっています。この働く人々の所得抑制が長引く不景気の大本です。本当に経団連などの厚かましさは常軌を逸しています。それに原発を早く再開しろとせきたてています。

 大企業がかなりあくどくもうけようとする背景には、外資が大幅に導入され、外国人の経営者が膨大な給与をもらい、社員に対しての福祉よりも株主への配当をよこせという圧力をかけていることが大きいのです。

 それから早急に変えなければいけないのが、証券優遇税制です。本来20%のところを10%に軽減するということを2003年小泉内閣できめて、以来ずっと続けています。大金持ちの投資家が株の売買や、投資信託で利益を上げても所得制限なしですべて10%なのです。庶民の貯蓄のわずかな利子にも税金をかけているのにです。

 7月10日付の赤旗日曜版には、上場株式の譲渡益1億円にどのくらいの税金がかかるかを国際比較しています。日本 1000万円 10%、アメリカ 2644万円 26,4%、以下イギリス 27,1%、ドイツ 26,4%、フランス、31,3%です。今までの20%でもかなり低いのに、10%とは異常な低さです。

 記事によれば、国税庁の09年度申告所得標本調査によれば、株式などの譲渡所得により1000億超の所得を得た人が10人いて、その相所得は1445億円です。仮にすべてが10%の税率の対象になれば、10人で145億円の減税です。所得1億円を超えるとだんだん所得税負担率が差がう仕組みになっています。こんな優遇を受けている人は実は日本から逃げ出さないのでしょう。

 証券優遇税制を20%に戻せば約7000億の税収がみこまれます。フランス並みにしたら1兆5000億円も税収が増えます。しかし赤旗記事では庶民の少額の投資は税負担を軽減すべきだといっています。

 これらのことをどれだけの人が知っているのでしょうか。世の中ではマスコミがいろいろな角度から、消費税を上げざるをえないというムードを作り出していますが。まず、海外に出ていくから大企業には手をつけないなどといわず、本来の税金を大金持ち、儲かっている大企業から(資産保有税など)取るべきではないでしょうか

 もうひとつ、税収を上げるのには、宗教法人に対しての無税という、優遇制度をやめることです。宗教界で最大の収入をほこる創価学会が、公明党を作っているし、自民党はもちろん、民主党も、宗教法人から応援を受けていますから、現実には無理なところですが。大震災があり、多大なお金を必要としているときに、貧しい人たちからお金を絞り取るのではなく、膨大な収入を誇る、宗教法人から税金をとれるような政権を作る。と言ったらそれはもう革命的なことでしょうね。宗教法人といっても、小さなお寺や神社、教会などで、それだけでは生活が成り立たず、住職さんが先生をしている、なんてところから取る必要は全くありません。

 このまま、貧富の差が激しくなり、低所得者への所得を上げなければますます、結婚する人は減少し、国の存続が将来危うくなります。私が、ブログに河合雅雄氏の、「家族を作ることが人間を生み出した」というのを書きました。家族がなくなって行く事態というのは日本人果ては人類の未来に暗い影を及ぼすのではないでしょうか。

 早急に最低賃金を上げるべきです。今の最低賃金は生活保護費より低いので、あくまでも憲法違反です。大会社は下請けをぎりぎりの安さでこき使っています。またパートや派遣で、給与を抑えています。特にいけないのは臨時社員はいつでも簡単に首切りできることです。ともかくヨーロッパのように、正社員と、臨時社員との給与の差をなくさなければなりません。

 多くの人がこのことを知り、今の政府、自民も公明も、民主も行っている大金持ち大企業優先の政府を早急にかえる必要があるのではないでしょうか。

昨日のテレビ番組(BSJAPAN)夜で、言っていました。でもこのような社会の矛盾に対して、いろいろインターネットなどを調べて社会の矛盾に気づく人は時間のできた65歳以上の人や専業主婦などで。働き盛りの人たちは会社などで徹底的に洗脳され、新聞やテレビを少しみるだけで、社会の矛盾をみようなどとはせず、スッポリと、支配層の枠の中に組み込まれているといっていました。

 追記:7月13日 貧困率 最悪16,0%

 各紙に、10年の国民生活基礎調査によると、全国民の内、低所得を人の割合を示す「総体的貧困率」(09年)が16%となり、前回調査(06年)より0,3ポイント悪化したと、いうことです。17歳以下の子供は1,5ポイント増の15,7%で、低所得の家庭で育てられている子どもが増えていることを裏付けた。(以下毎日新聞)

母子家庭などの「ひとり親世帯」の貧困率は貧困率は50,8%。3年前より3,5%減ったとはいえ依然高い数値である。経済協力開発機構(OECD)の00年大半ばの調査では日本の貧困率は(03年14,9%)派加盟30カ国中4番目に悪く、ひとり親世帯はもっとも悪かった。OECD平均は10,6%となっている。

 このような母子家庭などに冷たい日本政府の政策が、さらに消費税などを上げて、金持ちの優遇を変えないとしたら貧富の差がもっと出ることになります。こういう政治を、典型的な悪政とよびます。

付記 7月14日

 厚生労働省は、13日、最低賃金が生活保護世帯の収入より低くなる都府県が増大したと発表しました。2010年の改定時に比べ、宮城や埼玉県など4府県が増え、9都道府県になったと発表しました。

付記 2011年7月28日

 中央最低賃金審議会は、27日2011年度の最低賃金の目安を細川厚労相に答申しました。全国平均時給は前年度に比べ6円アップの736円だといいます。9道府県を除いた府県ではなんと1円ということです。これは震災の影響を考えてということですが。生活保護との差を縮めるどころではありません。そのあまりの低さに驚きです。

追記 2011年8月6日

 8月3日タイ国の総選挙の結果、タクシン元首相の妹であるインタック氏(44歳)を党首とするタイ貢献党が500議席のうち264議席を獲得し、タイ初の女性首相が誕生することになりました。民衆の圧倒的な支持を受けたため、軍も静観のかまえということです。

 タイ貢献党では公約として最低賃金を日東300バーツ(790円)に上げるといっていました。これは40%ほどの引き上げになります。これほど上げるとタイから企業が逃げ出すとかインフレになるとかいっていますが。東芝のタイにおける子会社では300バーツになっても賃金は経費の一部なので、会社に影響しないといっています。

 日本でも最低賃金を上げることを公約に掲げ最低でも時給1000円以上にする必要があります。そうすれば長く続くデフレから脱却でき、景気が回復し、少しインフレ気味になれば税収も上がるのです。大企業は膨大な社内留保を持っており、それは十分可能なのです。原発の廃止と共に最低賃金上げを公約に、政党があるいは政界再編により選挙を行うべきです。

 

2011年7月10日 (日)

菅首相の反原発への転換を歓迎します いっそ反原発党作ったら河野太郎氏首相候補 NHK番組も参考に

日経新聞の2011年7月10日付朝刊の記事に「迷走原発再稼働(下)」という記事があり、「原発の再稼働は認めない。敵は経済産業省だー。」と冒頭に書いています。

記事によれば菅首相が動き始めたのは6月29日、料理店3店をはしごしてから変わったといいます。六本木のイタリア料理店で、脱原発派のイタリア人が「日本の技術力があれば、脱原発でも電力不足を跳ね返せる」と、その前には焼き肉店で、首相側近と「埋蔵電力」の話し合って、「企業が非常時に備えている自家発電装置をフル稼働すれば電力不足は補える」と、はなしあった。この会合で、首相は「脱原発路線」に意を強くし原発再稼働を簡単には認められない意向を固めたといいます。だが同じ日、海江田経産相は九州玄界原発にゴーサインを出したのです。菅首相は、しかし原発再開にはストレステストが必要だと主張しすぐ再開することに反対したのです。そこに、九州電力によるやらせメール事件が発生し、急きょ玄海原発の再開は取りやめになりました。菅首相は再生エネルギー特別処置法の成立にも力を入れています。

 もともと異常なほどの、菅首相降ろしの声が、マスコミや各界にあがっています。そのマスコミの影響も大きく内閣支持率は前から10%台に落ち込んでいますが。それでも政策的にも、人物的にもこれといったかわりの首相候補者がいないという大変情けない状態になっています。自民党の石破氏が民間では人気一位だそうですが自民党政権に戻るなんて飛んでもないことです。首相側近は、「8月解散」説をながしているといっています。首相は「全世界の問題を解決する大きな絵を描く」と新たたな「使命」に意気込むといっています。

 いっそのこと、菅首相を中心として、エネシフ・ジャパンに集まっている、自民党の河野太郎氏などの30名ほどの反原発議員を中心とし、各党に呼び掛け,「反原発党」を作り、政界再編をし、総選挙を行ったらどうでしょうか。非常に世論が盛り上がると思います。首相候補は河野太郎氏です。でも菅首相もなんか,政府見解でなく私個人の考えだとか言って腰砕けです。せっかく名を残すチャンスだったのに。

7月9日のNHKスペシャルでは、長時間に及んでの討論が行われ、その感想の返信が1万件にもなったということで多くの人の関心を呼んだことが分かります。私も集計用紙6枚に記録しましたが、とてもすべてをのせることはできません。

 その討論の参加者は、NHKの司会者、NHKの水野解説委員、外部からテレビで、細野豪原発担当大臣、原発反対派として、後藤政志氏(元原子力プラント設計者)、飯田哲也氏(環境エネルギー政策委員長)吉永みち子氏(作家)と原発賛成派が、奈良林直氏と、澤 昭裕氏でした(二人の経歴は付記に)。

 最初にNHKの世論調査野結果があり、原発は減らすべきだという45%とすべて止めるべきだという人も加えると3分の2は原発をへらすほうが良いとなっていました。また政府の発表などについて信用できないという人が71%でした。

 今原発は次々に定期点検に入り、このままでは、来年にはすべての原発が止まってしまいます。それで大変だと原発賛成派は焦っているのです。番組でも、安全基準が、つじつま合わせの形式的なことばかりで真剣に取り組んでいないと指摘していました。また、原子力保安院も経産省と分離するといっていながら、一向に進展しないことも指摘されました。

 私が印象に残ったのは、各国の原発に対しての取り組みについてです。ドイツの主婦である、イングリット・クルップさんが、原発の周辺に住んでいる人々の健康調査をしました。その結果、5歳未満の子供に、骨のガンで亡くなるケースが異常にい多いことを発見しました。そこで、クルップさんは、原発賛成派、反対派を同数集めて議論させたのです。議論を重ねた結果、すべて原発反対になったのです。その流れが、ドイツにおける原発のある、バーデンビュルテンベルク州で、原発反対の緑の党が大勝し、ついに州政府の首相となったのです。その流れが、ドイツにおける歴史的な6月30日のメルケル首相による、脱原発を進めるとの議決になったということです。

 外に核燃料の廃棄物の問題などいろいろ出されていました。原発が本当にコストが安いのかという議論があり、それは私が書いた前のブログに書いてあります。いずれにしても電力会社や、政府から正しいデータが出されず、それが不信感を増大させていること。また、吉永氏が言っていましたが、福島などでげんに多くの人が苦しんでいるのに、そういう人を犠牲にしても原発を推進するというのはおかしいといっていました。今後も誰かが犠牲になるようではいけないと。

 それにしても、原発賛成派の奈良林 直氏は、原発がなくなると、電気代が上がる、ニューヨークのような大停電が起きる。会社がどんどん海外に移ってしまう。原発は安全だ等々まったく御用学者丸出しの意見で、ほんとうに呆れました。かれのような人物を原子力安全委員に任命している、経産省も大いに問題です。

付記

奈良林 直氏は 北海道大学教授 筋金入りの原発擁護論者で、プルトニウムは飲んでも大丈夫、塩のほうが危険などといっているようです。福島はテェルノブイリに比べると非常に被害は軽いとか。植草氏はテレビ朝日が彼を良く使うのはおかしいと書いています。

澤 昭裕氏 通産省から東大教授へ、三澤(株)代表 国際環境経済研究所所長など

付記 7月14日 

 13日菅 直人首相は記者会見で、「原発に依存しない社会を目指すべきだと考えるにいたった」そして、「計画的、段階的に原発依存度を下げ、将来は原発がなくてもやっていける社会を実現する」とし、将来的には原発を全廃する「脱原発」の姿勢を鮮明にした。

毎日新聞では、退陣表明している首相が国策の大転換を打ち出すのが異例なら政府与党で議論しないで「個人的見解」を首相が発表するのも異例と書いています。与野党から「パフォーマンス」との批判が出ている。毎日新聞では社説で基本的に支持するが具体性が乏しいといっています。環境保護団体などは「記憶に残る日」と歓迎しています。自民党も反原発の国民世論により、原発推進の旗を降ろしました。脱原発での解散を警戒したのではということです。いずれにしても延命策だとか言われても、首相が脱原発の方向に向かったの大いに歓迎します。

 日経新聞では実 哲也編集委員が場当たり政策で国は衰退すると書いています。社説でも、首相発言は無責任だといっています。「記事でも「脱原発」難題ばかりと書いて、経団連らの意向を代弁しています。まだ見ていませんが、読売、産経共に、同じように反対していることでしょう。今ほど、多くの人々の気持ちと、大マスコミの宣伝とのかい離が激しくなっているのはないのではないでしょうか。

2011年7月 9日 (土)

原発停止なら電気代値上げ? 小出裕章氏の『原発のウソ』 NHKスペシャルも参考に

7月3日付の読売新聞朝刊のトップに、「原発止めて、再生化のエネルギー中心に変えると、ひと月の電気代が2030年には2121円上がる(標準的家庭で、つき6000円とした場合)という記事がありました。たまたま旅行に行っていてその旅館の新聞ファイルで見ました。普段は読売とっていないのですが、とんでもないことを書かせると思ってびっくりしました。

 この提言を出したのは、文部科学省所管の独立行政法人、科学技術振興機構(JST)で、その理事長は東京大学から、マサチューセッツ工科大学~東大の新領域創成科学研究科の教授である、北沢宏一氏で、彼は超電導に関しての権威だそうです。この機構は川口市にあり、産学提携支援などを行っています。

 その提示した内容は原発を現状の30%のままにする、さらに多くして最初民主党政権の言っていた50%まで伸ばす、そして、原発を全く停止させるなどと6つのケースに分けて、それぞれ、2030年には、電気代はどのくらいになるだろうかというシュミレーションです。それによると、2030年に、原発を現状の30%を維持した場合は372円のアップで、原発をすべてやめた場合は、前にあげた2121円あげなければいけないというのである。家庭のも大変でまして企業には甚大な影響が出るぞ、どうだ、といった内容です。他の新聞にはその内容は見当たりませんでした。読売新聞は明確に原発賛成新聞だからでしょう。

 もう一つは各紙に出ていた記事で、またインターネットでもいろいろ書かれていますが「全原発を停止したら、電気代は月1000円値上がりする」という内容です。これを出した財団法人は「日本エネルギー経済研究所(IEEJ)」で、「原子力発電の再稼働の有無に関する2012年までの電力需給分析」と題する論文を発表しました。すなわち、すべての原発が停止して火力発電所で電力需要を代替する場合は、標準的な家庭の電力料金が、12年度は10年度に比べ1つきあたり1049円(18,2%)増加すると」いうものです。

 産業用の料金も上昇し、我が国の製造業をはじめとする産業の国際競争力に対しても深刻な負の影響を及ぼすことが懸念される」 だから早急にに原子力発電所の再稼働をすべきだというのです。これに対してのいろいろな人の反応があり、月に1000円ぐらいで済むなら、原発をなくして安心していたほうが良いという意見もありました。

 IEEJは経産省所管の数ある原発推進団体の一つです。原子力保安院が経産省の管轄下にあって、原発推進の立場にあることが問題となっていますが同じことです。IEEJは1966年に設立され、4月21日現在、24人の理事のうち、豊田正和理事長(元経産省審議官)、4人の常務理事のうち3人など7人が経産省のOBです。東京電力副社長、関西電力副社長、中部電力や電気事業連合会の専務理事なども理事となっています。

 IEEJは経産省から09年度に1億1500万円の補助金を受けています。それらの理事は多額の報酬を受けています。原発の推進官庁と電気会社の役員が多数を占める団体が原発推進に有利な提言をするのは当たり前のことです。

 でもそれらは、本当にそうなるのでしょうか。今、ベストセラーで売れている本が『原発のウソ』という小出裕章氏の書いたものです(2011年6月1日、740円、扶桑社)。京都大学で永年助教をやっていて、ずっと原発の危険性を訴え、さまざまな訴訟にも参加してきた方です。ちなみに、助教とは昔の助手です。原発に反対する人は教授や准教授にさせなかったのです。ちなみに、東大の原子力部門で、原発の危険性を唱えていた安斎育郎氏も、ずっと助教のままでした。

 その中に「原発のコストは安くない」という文章があります。そのなかで、「立命館大学の大島堅一氏は、有価証券報告書を調べて、実際、この40年間で発電にどのくらいのコストがかかったかを計算しました。p111から113

 電力会社などが主張している原発の安いコストは、実は一定のモデルで算出された金額にすぎず、現実を反映していません。発電に直接要する費用に、再処理などの費用、そして開発や立地に投入される国の財政支出などを合わせると、実際のコストは水力や火力より高くなってしまうのです。

一般水力3,98円 一般水力プラス揚水 7,26 火力9,90 原子力10,68

原子力プラス揚水  12,23円   揚水 53,14円  大島教授による

 こういち付記  原子力はいままで6円で一番安いといっていましたが、今は天然ガスによる効率の良い発電では6円を切り、原子力発電所より安くなっています

7月10日付記

 昨日7月9日、「NHKスペシャル」で長時間、「どうする原発」をやっていました。この番組に対しては改めて書きますが、発電コストのところだけ抜き出して、付け加えます。

出された表は2001年の資源エネルギー庁のものという10年も前の資料でした。こんな古いものがまかり通っているだけでもおかしいものです。

太陽光     49円                                                     地熱      8円 ~22円                                                風力      10円~14円                                               水力      8円 ~10円                                                火力      7円 ~8円                                              原子力     5円 ~6円 (本当は30円!?)

 太陽光発電に関しては、原発賛成派と賛成派とで大きな意見の違いがありました。賛成派はあまりさがっていないといい、反対派は今のマーケット価格は30円くらいといっていました。今後どんどん増加して、効率の良いものが出てくればどんどんコストは下がると思います。ただ私は、やはりコストが一番高いのは事実なので、それに 高いコストを払うのではなく、大変効率の良い天然ガスのガスタービン発電や、コージェネ、燃料電池などを開発してほしいと思います。それから、ここにも原発につきものの揚水発電所のコストが入っていません。

原発反対派の人は、核廃棄物処理に5円、事故コストに13円かかり、結局30円くらいになりやすいものではないといっていました。また風力発電を積極的に取り組もうにも、東北電力では、40倍の倍率の抽選制にして制限して、風力発電を増やさないようにしているとのことでした。

追記 2011年7月19日

 「東洋経済オンライン」で検索すると、原発関係の面白い記事がのっています 

 6月24日 原子力は安価なのか

 7月13日 原子力研究の落日                                        

2011年7月 8日 (金)

 大久保通りの急激な韓国化とK-POPグループ増える 、中国人増える

このブログは2011年7月5日付の新宿区新聞の記事、「韓流 今大久保界隈が熱い」も参考にさせていただきました

1、急激な韓国化について

 韓国音楽(K-POP)人気で、ひところの冬ソナ人気をしのぐ韓流ブームが到来したとかいています。昨年以来、韓流専門のライブハウスが次々と誕生していますと。

HONEY CAFE(ハニー喫茶) 開店の日2011年7月2日の写真です。人間学研究所のあるビルの三階のベランダからとりました。当日はオープン記念に誰かわかりませんが、韓国のスターが来ていて、二階から外に手を振ると、キャー、という大騒ぎになりました。

110702_120801

はんとうの風 CAFE これも、人間学研究所のベランダから隣の足立ビルの2階にある店の看板を映しました。まだ開店してひと月余りです。この店は韓国ローストチキン&まっこりという店で、K-pisという韓国の5人組のライブが定期的に行われます。ライブの日になると隣のビルの私が寝ている五階の部屋にも夜遅くまで、大きな歌声が聞こえます。

 3200-3752 

110707_153201  

2、日本の店の閉店続く

寿司店 三崎港の閉店 6月末でかなり長い間営業をしていた寿司店が閉店し、韓国料理店になるということで改装工事をしています。昨年内の二件隣の扇寿司がやめて、明洞ノリマキになってしまいましたので、近くに寿司屋はなくなりました。

文房具店のヤナギヤさんにはお店を貸さないかとの話が毎日のようにあり、店の商品を全部買い取ってもいいとかといってきているそうです。私の佐竹ビルにもい、2,4階に東京ガスライフバルが入っているのですが、すでに貸している第2ビルのギルズハウスの白社長から、お店はあきませんかとの問い合わせがありました。新大久保から右側のこのあたりは、歩道が歩けないほどに人が来て、お店はどこも大入りなので、どこもお店を出したいようです

追記:2012年2月 ついにヤナギヤ文具店が閉店してしまいました。

新田屋さん

 大久保通りの新大久保から見て左側の新田屋ビルの1,2階で、家具などを以前から売っていたのですが、閉店が決まり現在、閉店セールを行っております。

 いせ市  新田屋さんのビルの手前にあり、いせ市ビルの一階で、小さなスーパーマーケットをやっていて、以前はいろいろな店が入っていました。最近はオーナーの八百屋さんだけでしたが、今は完全に店を閉めております。

3  kーpop 新大久保発が盛んに

 1、KーPOP LIVE 

昨年の9月に新大久保駅のすぐそばの一階が不動産屋のビルの4階に、新大久保発のK-pop グループができました。男性5人による「KINO」というグループで、ライブの時にはすごい行列ができます。今では今年の4月に韓国に逆上陸するほどになりました。

セカンドグループは下記の「SOS]

、「聖地」 職安通りの大東ビル(1階ハナマサのビル)で新大久保では一番という広さです。ここを中心としたグループとして。                                               「ROTI」という男性5人組の4月からグループが結成されました。その名のいわれは「日本列島の復興」という名前から来たグループ名で、東北へも演奏して、そのグループ名に感激してお互いに涙を流したということです。ボーカルが3名とサックスとギターの5人のメンバーです。

、「SORI] 職安通りにある韓流ライブ喫茶です職安前 TKビル地下一階

   6233-9200

 「K-pis」 についてはすでにご紹介しました

 「ONCE」 ワンス 2011年6月16日デビュー バラードを得意とした3人組だそうです

  「ROTI」の弟分だそうです

 「SOS」 2011年4月2日にK-POP LIVE のセカンドグループとしてデビュー

  「新大久保の太陽」の意味だそうです。

 ★人気がでたために急に今年になってデビューしたグループが多いです        

4、CAFE 喫茶店など

ライブハウスではありませんが、新大久保駅すぐ近くの喫茶店系のお店です。大久保通り左側とは、新大久保駅降りて右、ガードをくぐって。明治通りに向かい、左側(北側)ということです。

アイスベリー 

 大久保通り左側、新大久保の駅すぐそばの小さなビルの二階です。様々なアイスクリームを トッピングで食べられます。韓国語教室もやっています

ヨーフルト

 大久保通り左側。確か今年できた店です。一階から3階まで使ってフローズンヨーグルトを売り物にしています。店頭でよくイケ面男性が、ヨーグルト試食させています。

コーヒー・プリンス

 大久保通り左側。韓国ではやったドラマ「コヒー・プリンス」にもとづいて作られた店でまだ一年たっていません。ビルの二階から三階のお店で、派手な外装が目立ちます。その上の4階にK-POPのお店があります。

 韓流茶房

  大久保通り右側 韓国のいろいろなお茶の専門店  テジョンデのあるビルの3階です

5、その他

 このあたりの新大久保駅周辺派、一番目立つのが韓国スターグッズ店です。小さな携帯電話の店2店も、スターグッズを売る店に代わってしまいました。タイマッサージ店も多くあります 楽器修理店、韓国系の不動産や、司法書士、行政書士、韓国語教室など雑多な店や事務所が混在しているのがこのあたりの特徴です。

6、国勢調査結果 新宿区新聞によれば、新宿区の外国人登録数は

3月 大震災前の数字

 韓国及び朝鮮          14139人

 中国人              12062人

6月

 韓国、朝鮮人          13078人

 中国人              12124人

* 中国人は3月のときより増えてきました。これは中国政府が日本は大丈夫と安全宣言をだしたことが大きな要因になっているとのことです

2011年7月16日(土)追加

 『新大久保完全ガイド』H23,8,15  980円 日本文芸社 を読んで追加です

2011年7月 6日 (水)

実用的人間学のお話し(講師)をさせていただきます。(320)

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1) 今まで、どのようなお話しをしてきたか

二年前に、この「こういちの人間学」のブログを、はじめましてから、ちょうど320件となりました。毎日、300件ほどのアクセスをいただいております。ありがとうございます。また人間学研究所では、毎月一回新教育人間学部会と、私の主催する実用的人間学研究会の例会を行っております。

 「こういちの人間学」では、6月のブログに、今までにどのようなことを書いてきたかを、基礎人間学部門と応用人間学部門に分けて書いてみました。基礎人間学部門では、人間学とは何かとか、人間とは何か、自然と歴史、カウンセリング、人間と社会、マルクス・エンゲルス人間論、宗教と死などについて書いてきました。また応用人間学部門では、人生論、経営人間学、健康法、政治と社会、原発問題、中国と韓国の歴史、顔の人間学、占いと神秘主義批判などを書いてきました。私は、人間に関するゼネラリストを目指してきました。それぞれの専門家の方々にはとてもおよびませんが。人間の総体を関連づけて、さまざまにお話をすることができるという人は、少ないのではないかと思います。

 私は1963年12月の「人間学分科会」以来、極めて多くのお話しをしてきました。特に1991年の4月に第2サタケビルができ、そこに人間学研究所準備室ができてからは、現在にいたるまで毎月、継続して、講師としてお話しをしてきました。実用的人間学研究会では3回に2回ほど、教育人間学部会では時々といった具合です。また、読売カルチャーセンターや公民館での12回のセミナーの講師などもやってきました。生命の起源から人類の起源・・・宗教までの12回の人間学セミナーも2回やってきました。今までにお話しをした講演資料は、膨大なものになっています。すべてテープにもとってあります。

2、人間についての、お役に立つお話しをいたします

 今私は、仕事もやめて、自由時間はかなりあります。もしよろしければ、私のブログをご覧になって、もう少しお話しを聞きたいということがあれば、お話しをいたします。実用的人間学とは何か、人間とはなにか、また科学的なものの見方、そして科学的な考えに基づいた生き方とはどのようなものかなどを、各分野のお話しを通して知っていただければありがたいのです。お話しは、わかりやすく、比較的面白くお話しをする自信はあり

 占いや、人相術、手相術などの科学的検討などはかなり面白いお話しができます。

大久保、百人町に私の先祖がすんでから百年以上です。私の大久保の街の変化を見てきました。大久保の歴史と、大久保の街のあるいての紹介も何度もやっています。

 講師料はいりません。交通費程度をいただければ出かけてまいります。また、場所がなくてという場合でしたら、人間学研究所の場所(新大久保駅下車3分)に来ていただいてお話ししても結構です。

 できれば5人以上であればお話ししやすいと思います。

 回数は12回連続でも、一回だけでも、何回でも結構です。

 内容や、時間、場所など詳しくはご相談しましょう

 対象の方は、老若男女問いませんが、あまり子供さん向きのお話しではないと思います 公民館では60歳以上の方にお話ししました

 具体的なことは、ご連絡いただければ、ご相談しましょう。

 ご連絡先

 〒169-0073

 東京都新宿区百人町1-3-17 佐竹ビル3階

    JR,山手線 新大久保駅徒歩3分 大久保通りに面しています

     人間学研究所  03-3209-1888

     お問い合わせは

                                        pcr92240@nifty.com へ

     佐竹幸一 まで    090-6549-2677 です

 

2011年7月 5日 (火)

西洋人相術について 英文の本を訳してみました (1)

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本はだいぶ古くなりました..買って間もなくこの人相術の部分だけ翻訳してみましたが発表するところがなくそのままにしていました。

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 日本においては、手相術は占星術にもとづく西洋手相術を元にしていて、人相術は東洋人相術を元にしていると、私のブログに書きました。西洋人相術は、それをそのまま日本人に当てはめるといろいろな不都合が生じるからです。日本人では目と眉の間(田宅)がうんとあいていたほうが、富貴な相とされますが、西洋ではまの抜けた顔になってしまいます。

 それから、西洋では髪の毛の色と、眼の色というのが性格判断に大きく影響するのですが、日本では共に黒か、せいぜいが黒褐色だけになります。そこで、では西洋の人相術ではどのように人相を見ているのかを紹介してみようと思います。

"The Compllete Book of Fortune"という本で、ロンドンのBracken Booksというところで、初め1936年に出版されたもので、私の購入した本は1990年版のものです。640ページの大型の本で、そこには、様々な占いについてかかれています。手相術、占星術、骨相学、筆跡学等々、全分野について書かれています。人相術については、295ページから318ページまで23ページ分書かれています。

 人相術についての表題は"The Art of Physiognomy"で、人相術とか観相術とか言われるものです。前半は人相術(フィジオノミー)についての説明が書かれています。「人相術とは、人の顔面と身体の形から性格を読み取る技術(art)であり、科学(science)であると定義づけています。また、一方ではある人物の人相から彼の未来を予測する占いもしくは解釈法ともいえる。頭蓋骨の形で、読み取る技術である骨相学や手相術は人相術の1分野であり、人相術の助けとなるものであります」

 以後人相術の歴史について書かれています。人相術は古代に起源をもち、特にギリシャにおいては、より高い地位につくに値する性格や適性をもっているかどうかを評価する際に大いに貢献しました。その基本はどのような動物に似ているかということです。たとえばあるものは獅子のように気高いとか、あるものはブタのように下品であるとかです。

 16世紀のナポリ人であるG・デッラポルタは動物との比較を推し進めた本を書きました。(日本では『自然魔術 人体編』として1996年に青土社で翻訳されています)その後1世紀ほどあとで、スイスの牧師である、ヨハン・カスパー・ラーバーターは、人相学における大きな貢献をしました。彼は、優れた観察力と数多くのイラストを書いて友人の一人であるゲーテが多いに称賛した人物です。

 オランダの解剖学者であるピーター・カンペールは1781年に類人猿やほかの動物と人間の顔の比較を行いました。スコットランド人のチャールズ・ベル卿は1806年に感情表現とそれに伴う筋肉の動きについて研究し、生理学の分野から人相学へ貢献しました。パリの医者である、ギローム・デュシェンヌは1862年に、顔の神経に電流を流し、喜びや、苦痛などの表情を自由に起こす実験を行いました。有名なチャールズ・ダーウインは1872年に発表した『人と動物の感情表現』(1948年邦訳 改造社)に多くのデュシェンヌの図版を引用しました。この本は、『人間の由来』とともに、人間と外の動物との顔と表情の共通性をもって、ヒトが進化した存在であるとしましたものです。イタリアの人類学者である、パオロ・マンテガッツアは、1890年に、英語版の『人相学と感情』を書いて、ダーウインの見解をより深く推し進めました。

 以上が本にかいてあることの導入部の要旨です。続いて章を改めて、「容貌における性格表現」について書いています。

 顔から彼の性格を読み取れるということは、わかりきっていることのようにおもわれます。しかし、落ち着いて平静で、かつ気品があるように見える顔は実は空っぽな心であるかもしれないし、容姿端麗で、落ち着いた感じの美人が実は、輝いたひらめきやウイットに富んだ知性に恵まれないことを知っている。             性格を判断するにあたっての問題点は、どの人も、自分がどの程度まで、自分の性格を偽っているかしばしば、ときには全く分からなくなってしまっているということです。文明社会では、ほとんどゆりかごの時代からも、彼がしたいことをしたり、人びとが、彼について受け入れられないような感情を表すということを、抑圧し、押さえつけてきたからです。

 若い時に受けた教育により、自制し自分の感情をいおおい隠すことを学んできました。しかし強力な感情のストレスや、酒に酔ったり、麻薬などによって、おおい隠された感情があらわれ、一気に彼の心の中の深層や本当の姿を知ることができるものです。~

 だから我々は、それらの人々の表面に現れたものだけで判断してはいけない。しかし、それらの隠された衝動があるにも関わらず、道徳的で、社会的な生活をしている人は、そのかくされた衝動と戦うことによって人から称賛を受けるのである。

 今明らかなことは、ある人の人相を判断するときに、その顔だけですべてを読み取ろうとしないことである。我々は、見ているものが本ものであるかどうか、偽りのものかを見極めなければならない。そして彼の裏に隠された要素についても知らなければならない。

以上一部を訳しました。後半はいくつかに分けて翻訳します。

 ある人の顔において現れた特徴があるにしても、しばしば誤ってしまうことがありうるということを良く知っておかねばならない。

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