TBS[たけしのガチバトル] 原発擁護派の大槻義彦氏にはあきれました
2011年12月28日のTBSテレビの番組、「たけしの選ぶ国民の大問題」を見ました。テレビを見ながら、レポート用紙に内容のメモを書いていきましたが、10ページにもなりました。ここでその内容を書くには、量が多すぎますので、特に大槻義彦氏の原発は安全であり、原発は今後も必要だと言っているのに対しての感想を中心に書いてみました。
この番組では、
1、放射能汚染はどこまで深刻化?深刻でないか?(原発は危険か安全か)
2、原発は日本に必要か?不要か?(脱原発か原発推進か)、
3、日本は財政破綻するのか?安泰なのか?
という3つのテーマについて、二派に分かれて討議するというものです。大槻義彦氏は原発は安全であり原発は推進すべきであるという立場に立っていました。ジェームス・スキナー氏という経営コンサルタントは、原発は安全であるけれど、脱原発のほうへ進むべきだと、席が変わりましたが。大槻氏は前に述べたような立場です。
1.放射能汚染はどこまで深刻か?
政府が決めた被ばく限度量「年間20ミリシーベルト」は本当に安全なのか
危険という人は、河野太郎(自民党)、舛添要一(新党改革)、桜井充(民主党)、武田邦彦(中部大教授)、西尾正道(北海道がんセンター)、菅谷昭(松本市長)、山本太郎(俳優)、勝谷誠彦(コラムニスト)各氏などです。
安全という人は、飯田哲也(環境エネルギー政策研究所)、大槻義彦(早大名誉)、高田純(札幌医大教授)、澤田哲生(東京工大助教)、松本義久(東京工大准教授)、ジェームス・スキナー(コンサルタント)各氏などです。
大槻、松本、澤田氏は原発御用学者リストに載っている人物です。
http://www47.atwiki.jp/goyo-gakusha/pages/13.html
危険派の武田氏は目立つ澤田哲也氏の発言が多かったです。今までもずっと原発擁護を言い続けている人物です。かなりの年なのに、まだ東工大の助教なのですが。真っ先に反論しました。
大槻義彦氏の見解
大槻義彦氏は、「武田氏の過激な危険論のせいで家庭崩壊したお母さんもいる」と反論しました。放射能が危険だということで、ノイローゼになって自殺した人もいる。かえって大きな問題だ。
大槻義彦氏のブログを見るとよりその主張ははっきりしています。
1、福島原発の30キロの範囲内であっても直接人体の健康が害される危険は無い。
2、この範囲外なら、日常の普通の生活で、放射線の影響は問題にならない。
3、まして東京の市民が放射線の影響を受けることはない
4、食品、水道水などからの放射線の影響は無い
ー国連のWHOの基準で大丈夫だと。政府や東電信じられなくてもWHOは信じてよい。
5、これだけの有史以来最大の大地震、大津波でもよくぞこれだけ持ちこたえてくれたと思う。
車は安全ではないが必要です。同じように原発は安全ではないが必要です。
大槻氏は自分は日本物理学会の「放射線分科」に所属する専門家であり、国際放射線影響学会の会員である。(だから言うことも正しいと自慢しています)
次のテーマ「日本に原発は必要か」でも、もうすぐ実現可能な核融合の実現まで原発の研究は必要である。むしろ国有化して着々と進めるべきだといっています。
2、日本に原発は必要か?
ここでメンバーが入れ替わります。森永卓郎氏は原発止めると、原発維持のコストと火力発電の両方がかかり、経済が空洞化する。(だから原発は維持する)
猪瀬直樹東京副知事は、東京で100万KWの天然ガスによる発電計画がある。ガスコンバインシステムを使い大変効率が良い。東電に宣戦布告すると。
佐竹の書いたブログで、「東電をけしからんと思ったら、電気会社変えてみたら」というブログが好評で、感謝の言葉ももらっています。東電などが原発に依存しようとするなら、どんどん原発に頼らない電気会社の比率を上げていったらいいのです。
電気代が上がると海外に会社が逃げるというが、河野太郎氏も「トヨタで言えば、電気代の占めるコストは1%以下である。アルミ精錬の会社など電気を多量に使う会社は、東電の電気代が高いので、とっくに海外に出てしまっている」といっています。
そのほか、レポート用紙にはいろいろと書き連ねてありますが、それは改めてということにします。
改めて大槻義彦氏にはあきれました
大槻氏は、少し前の「たけしの超常現象バトル」などで、超常現象や超能力に批判的な人物として、よくテレビに登場しています。しかし反面、あまりに、一般常識に欠け、攻撃のいい材料になっています。
以前プレアデス星団なんて聞いたことが無いとか、ミステリーサークルはプラズマで起きたとか(実際には人のいたずら、なんでもプラズマのせいとしてしまう傾向)、今回の話で出ているように、放射線の専門家と称するにはあまりにお粗末な放射線安全論。脱原発運動を文明の発展を否定する行動だと批判するなどです。私の書いたブログでも、小氷期を小氷河といったりして、よく内容を知っていないことが分かったりしています。また、これも私のブログで批判しましたが、「高塚光氏の超能力?」についても、「私の肩の痛みが治った」と、あの大槻氏でさえも認めたと安易に利用されるとか。あまりに問題が大きい人物です。
いままで、ある程度は尊敬する面があると思っていましたが、今度のテレビでの発言を見てすっかり、嫌いになりました。
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コメント
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http://ma-bank.com/ ホームページのうち新着エントリー12/27号をご覧下さい。
http://ma-bank.com/media/201111...講演のレジュメです。
原発に賛成すする人々と太平洋戦争(日米開戦)に賛成した人々と重なるように思える。
核燃料廃棄物処理は後世にの残すのでしょうかね。大槻氏はその時は生きていないので、無責任。
福島原発事故処理も思うままになっていないではないか。
事故後、当時の処理においても、情報不足を各部署で責任のなすりあい。
情報は自ら取りにいかなければならない。待っているものではない。SPEEDIを官邸は知っていた。
投稿: Y.M | 2011年12月31日 (土) 23時18分
原子力発電には反対します
それは. 原発が無くても電力は間にあう. 廃棄物の処理で後世の人に負担を掛ける. 事故の危険性は無くならない. 発電コストは決して低くは無い. 再生可能エネルギーが存在する. より高度な科学の発達が期待出来る…など
原発に限らず 科学の発達は人間に対して幸福も 不幸ももたらして来ました 科学は人間に対して便利な生活と同時に大量殺人兵器も与えました 科学的発見はその性格上 人間にプラスにもマイナスにもなります
あらかじめ人間にプラスにだけ作用する発見などありえません 私は科学の発達は望むところですが 科学の限界も感じるひとりです
要は科学を利用する人の善性が大切だと思うのです
はたして 現代人は科学的進歩に追いついて行けるのでしょうか
グローバルな生き方を学ぶ教育が必要になるように思います
現代文明から取り残されたようなヒマラヤ山麓の国 ブータンでは 国民の幸福度で他国に負けないと胸を張っています
これを どう捉えたらいいのでしょうか。
投稿: 高山 | 2011年12月31日 (土) 23時11分