新大久保 のカラス ベランダにおける ひよどりなど最近の鳥の状況
ベランダのボケが満開です このボケの写真を含み、このブログは、2010年2月に書いたものです。1年たちこのボケもかなり大きくなりました。
2016年2月27日追記
唐沢さんの東京のカラスのことに関するニュースがあり、筆者も追加のブログを書きました。また、文章を見直してみあしたらいくつか間違いがあり、訂正しました。文中はじめ椿と書きましたが花弁がばらばらとなり山茶花であることが分かりました。他いくつか訂正しました。ボケの木は大きくなり、大きな実もなりました、その実を、果実酒としましたら大変おいしいお酒となりました。
新大久保のカラス
新大久保にはカラスがとても多い。朝晩カラスの鳴き声がする。カラスがとても多いのは、韓国レストランが増え、そこで出たゴミをあさるからなのです。新大久保駅の周辺には韓国料理店そして、韓国系中国料理(延辺料理という)などが極めて多く、毎朝大量の生ごみを出します。私は毎朝自宅のゴミを道路の収集場所に出すとともに、お店の前のゴミの集積場所と道路を掃除しています。私のところで、貸している韓国料理店の「宮」が最近ありがたいことに大変繁盛して、ゴミの量も多くなりました。店が近いので、私の掃除している場所に出していいよと言ってあります。前は、シールも貼らずに袋一枚で出していましたから、カラスにつつかれ、中の生ごみがはみ出して掃除をしなおす有様でした。今はきちんとシールを張ること袋を二重にするように言って少し良くなってきました。でも二日に一ペンは穴をあけられるので、ビニール袋を持って行き、掃除をし、新しい袋に入れなおします。食べにくるのは、カラスだけでなく、鳩も何匹もやってきます。カラスは人がいると逃げますが、鳩は平気で近寄ってきます。しかし、鳩はくちばしが小さいので、二重になった袋を開けられません。カラスが明けた穴から散乱したものを食べています。最近はカラスよけに裏道の一般家庭用に、スチール製の箱を作り、その中にゴミを入れて、カラスに食われないようにしました。
カラスはこのあたりでは、えさに困らないせいか、うちのベランダに来て食べるというより遊んで行くのです。家内が植えた、クロッカスや、チューリップの球根を掘り出してあり、どうもおかしいと思っていたら、五階の自宅の小さなベランダのところから三階のベランダが見えるのですが、カラスが掘り出しているのです。それから、山芋の20センチほどもあるものも、今年また成長させようとして大きな鉢に植えてあるのですが、かなり掘り出されているのです。埋め直してもまた半分ぐらい掘り出してあります。山芋にはつついた跡がたくさんあり、どう見ても食べるというより掘り出すのを楽しんでいるようです。今では掘り出せないようにアミをかぶせてあります。そのほかにも花の茎や野菜などを掘りとっています。しかし食べないでそのままほおってあるのです。
カラスが遊ぶというのはよく聞きますし、テレビでも滑り台を滑り降りたり電線でくるりと回ったり、いろいろ遊ぶというのをテレビで見ました。都市鳥研究会というものがあり、その会長は東京教育大の動物学科で同級生である唐沢孝一氏なのです。彼からは、いつも人間学研究所に彼の書いた本を送ってもらっています。1988年の「カラスはどれほど賢いか」中公新書、その後中公文庫にも。また「早起きカラスはなぜ三文の得か」(中公文庫)というのもあります。だいぶ前ですが、人間学研究会で話をしていただいたこともあります。
新大久保あたりのカラスは、唐沢氏によれば明治神宮をねぐらにしているようです。でも新大久保の近くでも、大きな古い家の大きな木の途中にほとんど、安いスチールの衣文かけで作られた巣も見ましたから、ところどころこの近くにも巣があるようです。
あと、うちのビルから眺められるところに、ビルの側面に穴があいていて、ちょうどそのそばにとまれる場所があり、そこにムクドリが住んでいるのです。すんでいる穴は8つほどあり、その場所はもういつごろかわからないくらい前からすみついています。子育てのシーズンになると、雛を狙ってカラスがやってきます。そうすると、ムクドリが5、6羽で、例のぎゃあぎゃあ言う大きな声で叫びながら追い払います。
新宿は都会の真ん中なのですが意外と緑が多く、いろいろな鳥がやってきます。とくにメジロはうちの3階の庭の椿の木やつつじの木、梅の木などに蜜を吸いにやってきます。尾長もよく見られます。スズメは住むところがなくなり次第に数が少なくなり、絶滅危惧種に成ってしまうということでビックリですが、すぐ近くのお米屋さんがくず米を道路に投げてやるものですから、よくスズメがあつまっています。
都市鳥とは人間とうまく共存することによって数を増やしている鳥のことです。ツバメが典型的で、賑やかな家の軒先に巣を作っています。そういう賑やかな所ではカラスや蛇も襲ってこないのです。人間は、にぎやかなお店の象徴として燕が巣を作ってくれるので、大事にします。江戸時代には絶滅した「とき」も人々の周りにたくさんいた都市鳥なのです。こうのとりも人間の住んでいるところに巣を作ります。
みなさんのところでも意外にいろいろな鳥がいるのではないでしょうか。また都市鳥のことでしたら、唐沢さんの本を買ってもらうか、インターネットで、「都市鳥研究会」とか「カラサワールド」で検索されるといろいろ情報が出ているのでご覧になってください。カラスの数の変化については、「都市鳥研究会」が5年ごとに定点観測を続けており、「都心のカラスの生息数の変化」2010年12月22日というものにのっているのでご覧になっていただくと面白いと思います。
追記 :2012年1月11日
ヒヨドリが山茶花の蜜を吸いに来て、花ビラが落ちている状態です。
このブログを見た、NHKの「アインシュタインの眼」という番組の担当者が、後日取材に来ました。2011年2月21日のブログには「新大久保のカラス取材」というブログを書きました。
またこのブログで、球根を掘り出そうとして遊んでいるのではないかと書きましたが。昨年末からやはり、山芋が植えてあったところが二か所、カラスがつついた跡がありました。これはむかごを取りに来たということが分かりました。ここにむかごがあるということが分かっていて、掘り出していたのです。
生ごみを出していい日が、前は毎日だったのが、週2日に減り、韓国料理店でもカラスにつつかれないようにするようになり、このあたりのカラスは大幅に減ってきた感じがします。
ベランダに2つあるピラカンサが赤い実をたくさんつけました。ヒヨドリが毎日のように来て食べていき、12月末には、まったくなくなってしまいました。そこで、そのピラカンサに熟した柿を取り付けたら、2個たちまち食べてしまいました。ときにカラスもきます。今日、リンゴを出しました。また食べにくると思います。
リンゴを木にさしてブログを書いてから写真をとりにいく間の30分の内にもうつつかれていました。
今、家内が5階のベランダから3階のベランダ(庭)を見ていたら、早速来ていたのはカラスで、木にさしていたほうでなく3分の1ほど切った残りのリンゴを植木鉢のところにおいたものを、カラスが、早速にくわえて持ち去ったと言ってきました。
ヒヨドリは、庭(ベランダ)満開の山茶花の花の蜜を吸いに来ますが、そのときに、花もおとしてしまいます。下に花弁がたくさん散乱しています。
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