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2012年4月20日 (金)

原発容認=二酸化炭素地球温暖化説に打撃 太陽の異変 小氷期の到来か

 2012年4月20日の赤旗に写真でのせたように「太陽磁場 両極同じに? 活動不活発になる兆候か」という記事がのりました。毎日と日経新聞も捜したのですが、出ていませんでした。他の新聞はどうでしょうか。ちなみに天文学関係は、赤旗が大変詳しいのです。そして私が2011年6月8日に書いたブログ「迫りくる太陽の異変 NHKコスミックフロント 近い将来気温が下がる?」もアクセスが急増しました。ずいぶん前のブログですが、今日の14時までに140件ほどのアクセスがありました。このブログは開いてみるとわかりますが、私をかなり口汚く攻撃するコメントと、擁護していただいたコメントが(コメント合計25件)あり、かなり当時話題になったブログでした。同じ6月15日には「地球温暖化に影響を与える要素を順に 二酸化炭素わずか」も10件のコメントがありました。詳しくは「こういちの人間学ブログ」のバックナンバーで2011年6月のところを開いてください。

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 記事によりますと、最近の太陽活動は従来と異なる状態になっているー。太陽観測衛星「ひので」のデータを解析した国際研究グループが19日記者会見し、太陽の北極の磁場が予想より早く反転しつつあることなどを上げ、指摘しました。太陽活動が非常に不活発になる兆候の可能性があるといいます。

 2006年に打ち上げられたひのでは国立天文台などが開発したもので、分解能の高い可視光・磁場望遠鏡が搭載されており、太陽の北極、南極周辺(極域)の磁場を観測しています。太陽には、地球と同じく北極と南極に磁場があり、近年は北極がマイナス極(S極)、南極がプラス極(N極)となっていました。

 太陽の磁場は太陽活動が11年周期で活発になる極大期とほぼ同時に反転が起きていました。現在は極小期(08年12月)を過ぎたところで、13年5月の極大期に反転が起きると予想されていました。

 ところが、ひのでによる昨年10月の観測で北極のマイナス極の磁場がほとんどなくなっているのが見つかりました。研究グループは5月に反転が起きると予想しており、従来考えられていた時期より1年早くなります。

 一方、南極の磁場には今年になっても変化は見られず、プラス極を維持していることもわかりました。太陽はこれまで北極、南極が交互にプラス極とマイナスになる構造しか観測されていませんでしたが、両方がプラス極になる構造に変化する可能性があるといいます。

 研究グループは、10月に北極域を集中的に観測する予定です。

 以上が記事の全文です。ここでも、二酸化炭素が温暖化を引き起こすというよりも太陽の活動が、気温の変化に大きく影響することがわかります。すでに前に私のブログにも書いたように、気象学者の根本順吉(故人)によれば、現在の二酸化炭素の増大は、地球温暖化の「原因」ではなく、温暖化で海洋中の二酸化炭素が大気中に遊離してきて増加したという「結果」なのです。

マウンダー極小期

 およそ1650年~1700年ごろに、太陽の黒点が著しく減少した時期。この時期は地球の気候が寒冷化したことがわかっています。ロンドンでは、テームズ川が氷結し、日本は寒冷化し天保の大飢饉となりました。

 今でも日本で原発の維持を叫ぶ原子力村の連中は、何かというと、原発は二酸化炭素を増大させない、石油などの化石燃料の使用により、地球の温暖化が進むといい続けています。しかし二酸化炭素の排出が少ない天然ガスのことはあまりい言いません。また、いぜんとして二酸化炭素の排出権取引などもやっています。でもその二酸化炭素地球温暖化説が誤りだとしたらどうなのでしょうか。原発村の人々は、環境問題に取り組むとして、二酸化炭素排出を止めるとかいう女性団体を応援したりしています。

 二酸化炭素地球温暖化説が否定されたら、原発の必要性の根拠の一つが崩れますから、やっきになって、それを否定するものを攻撃します。かつての私のブログへの攻撃をご覧ください。またこういちの人間学ブログ2011年6月19日、「二酸化炭素地球温暖化説懐疑派バスターズと槌田敦氏の名誉棄損裁判」をご覧ください。

記事によれば、 研究グループの常田佐久・国立天文台教授は、「極域の磁性以外にも、黒点の数が少なく北半球に偏っているなど、太陽はこれまでと違う状態になっていると考えられる。17世紀から18世紀にかけて太陽活動が不活発になった『マウンダー極小期』開始前後の状態と同じである可能性がある」と話しています。

 今、やっきとなって、二酸化炭素地球温暖化説を唱えている者たちは少し前には、地球の寒冷化を主張していたのです。急に態度を変えました。原発問題でも、このような気象に関する学問でも、政財界や官僚、アメリカなどの思う通りに説を唱え反対学者を権威によって弾圧する御用学者の姿は昔の魔女狩りとまったく同じです。

2012年4月21日追記

 太陽の異変と地球の寒冷化の可能性については、各紙の取り扱いが少ない割に多くの反響を呼んでいます。インターネットの書き込みを見ても、二酸化炭素地球温暖化説、おかしいではないか、だましていたのかという人が多くなっています。「真実」さんも私の昨年6月のブログを引用して書いてくれました。この二日ほどで、前のものと含め300件以上のアクセスがありました。私のブログを読んで、二酸化炭素地球温暖化説に疑問を感じてくれて、原発擁護の根拠がひとつくずれたな、と思う方が増えるとうれしいと思います。

「真実」を書かれているのは、社交ダンス教室のインストラクターさんのMISAさんです。

http://hmdance.blog63.fc2.com/blog-entry-617.html

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地球温暖化論批判」カテゴリの記事

コメント

ご指摘ありがとうございました。そうでしょうね。私が武田氏の文を引用したから、武田氏と同じトンデモの人間と言うことですね。武田氏も大槻義彦氏と同じように、一部言っていることに、おかしいなということもありますが。でも基本的には、反原発の立場に立つ武田氏のほうが正しいと思います。

その掲示板を見てみました。このでのブログに4件のコメントを書いていた人ですね。前にコメントしたように、前からそうですが、真面目に論争するというのではなく個人攻撃を主とするものでしたので、今回は削除しました。掲示板では都合が悪いので、削除したとか書いてありました。ああいう勝手に悪口を無責任に言いあっているようなところには、書きません。改めて、新しいブログに書くことにします。ただこれから一泊二日で旅行に行くので帰ってきた水曜日以降になります。
 それにしても、その掲示板は武田邦彦氏を攻撃しているのですが、武田邦彦氏が私のブログをたびたび引用しているので、それだけでも(私のブログが)トンデモ確定と書いてありました。そうだったのですか面白いですね。

 ここのコメントに、前回の私のブログでも、批判というよりは個人的な中傷を書いたコメントがありました。前回は、このようなことを書いているという見本としてそのまま残しておきました。
 しかし、書き方から見て同じ人だと思いますが今回は迷惑メールとして消去しましたライター名「oibaka」とか、「まだあったのかよ低レベルブログ」とか、またアドレスもkakuunooadores@kakuuとか、ふざけたものですし、私に字も読めないのか、国語の共通一時試験は何点なのだ、とかいう見当はずれなことを書いています。ちなみに私は共通一次試験ができる前に卒業しました。
 きちんとした論争なら、お互いに役立ちますのでありがたいのですが、個人的な中傷を主とするものは、今後も悪質メール扱いとして削除いたします。

とりいそぎ、情報提供者さんが、産経と読売の記事を紹介しています。今度のニュースはかなり重要なことだと思うのですが、各紙の扱いはかなり低めです。毎日新聞は4月20日に配信し、21日の朝刊にのりました。日経新聞はどこにも書いていません。
 産経新聞での配信のみ、温暖化抑制の可能性もあると書いています。他の報道には私の知る限りそのようなことは書いてありません。
★4月22日付記 私の見たものはインターネットでの各紙の配信したものです。新聞は見ていませんので新聞には書いてあるとすれば、申し訳ありません。
 原発擁護の産経は、二酸化炭素地球温暖化説を擁護するように書きたいのではと勘繰ります。しかし、前のコメントに書いたように、常田氏も二酸化炭素地球温暖化説による温暖化とは言っていないように思えます。今までの地球温暖化はむしろ20世紀に太陽活動が活発であった、(それはみんな認めています)のせいではないでしょうか。

コメントにお答えします。測定場所の問題もありますが、温暖化していく傾向にあったということは否定をしていません。しかし常田氏も、温暖化の原因が二酸化炭素であるといっているのであれば、それがどこに出ているかを教えてください。
 私は、生産活動による二酸化炭素の増大が、地球を温暖化する、もっとも大きな原因であるという説をおかしいといっているのです。地球の気温の変化は様々な要素が絡まって、起きていると思います。常田氏が、もし、二酸化炭素地球温暖化説に基づいているとしたら、それは誤っていると思います。くりかえしますが、二酸化炭素は温暖化により海水中の炭酸ガスが大気中に放出されて増加したという説のほうが正しいと思うのです。

過去のコメントを見ましても、すでに
温室効果ガス(+) 太陽(ー) の足し算でどちらになるか決まると指摘されていますが、どうなるとお考えですか?そして、その根拠は?

過去のコメントだけ見ると、失礼ながら佐竹さんは科学的論点にはまったくついていけず、都合のよい解釈をすればいいとのお考えに見えます。

大手各紙報じてますが・・
http://sankei.jp.msn.com/science/news/120420/scn12042007190000-n1.htm
>常田佐久・同天文台教授は「地球の温暖化が抑制される可能性もあり、推移を見守りたい」と話している。

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20120420-OYT1T00615.htm
>温暖化の一時的な抑制につながる可能性もある。


ということは、あなたがニュースを誤解されたということでしょうか。この研究を発表した人たち自身が、地球温暖化を認めているように読めますが、この人たちも御用ですか?
すると、御用の研究は信用ならないのでは?

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