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2012年9月 2日 (日)

糖質制限食の「ほんとうの栄養学」と「やせ方」、大柳珠美さん 9月追記版

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 2012年9月2日の「こういちの人間学」ブログに「糖質制限食 糖尿病対策、ダイエットに注目される しかし抑制の動きも」を書きました。お読みになった方はこちらのブログもぜひ読んでいただきたいため。更新しました。9月2日追記版です。

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1、 『10日間で3kg減!糖質オフでやせる』 大柳珠美 TJ Mook 2012年6月15日

発行 900円 宝島社 が発行されました。いままで、糖尿病対策で、糖質を食べないという療法については大柳珠美さんの本を始めいろいろ出されてきました。それにくわえて、糖質(ご飯や、パン、いも類、甘いお菓子など)を食べないようにすると、念願のダイエットが実現できて、なおかつ身体も健康になるというのです。

 本の最初に「糖質オフ」でやせる原理が書いてあります。糖質をとると膵臓からインスリンというホルモンが出て、血糖値を下げようとします。インスリンは血液中の糖をグリコーゲンとして筋肉に蓄えようとします。ところがそんなに筋肉にはため込めないので、中性脂肪となって身体のあちこちに蓄えられます。これがインスリンが「肥満ホルモン」といわれる理由です。たんぱく質や脂肪をとると太るというのは間違いです。

 糖質オフで積極的に食べるたんぱく質(肉や魚など)は血糖値をあげません。血液の中に、糖質がなければ、脂肪を分解して、エネルギーとして使った場合、ケトン体がつくられます。ケトン体はどんどん体外に出ていきますから、身体の脂肪がどんどん減っていくことになります(肥満が解消されていくということ)。

 以後は2人の女性の具体的な食事と減量の様子が書いてあります。主食を抜けば、肉や魚を十分に食べてよいとということは魅力的です。いろいろなレシピなど詳しくは、本をご覧ください。

2、長生きのためには糖質制限食を

 TBSの6月の21時からの番組で、『砂糖をやめれば10歳若返る』という本を書いた白澤卓二氏の話がありました。古代人と同じ糖質の少ない食事、すなわち脂肪から、ケトン体を通してエネルギーをとると長寿遺伝子が働いて、長生きできるという話です。糖質を制限し他食事を続けると、体外にケトン体が増加して排出されます。テレビでは何人かが試して身体が軽く感じ、体重が落ちた例を示しています。

 長野県の高山村は、長寿者が多いそうですが、おかずをまずたくさん食べ、終わりのほうでご飯を少なく食べることによって長寿となっていると紹介していました。

★以下は前の文章です。

 2011年2月17日(木)の人間学研究所の第31回実用的人間学研究会例会には、上記タイトルの題名で、管理栄養士の大柳珠美さんにお話ししていただきました。大柳珠美さんは実用的人間学研究会では幹事になっていただいています。また、NPO法人糖質制限食ネット・リボーンの副理事長をされていて、糖尿病患者さんの栄養指導に、講演に、著作にと活躍しておられます。すでに「こういちの人間学ブログ」にも、2010年4月9日付で「誤った糖尿病対策 根本的対策は糖質制限食」(No132)という題でご紹介しました。今回のお話しの内容は11ページに及ぶ詳細な報告で、ここで詳しく書くことは不可能ですが、重要なポイントだけでもご紹介しておきます。

1、日本における糖尿病患者は平成20年度推定890万人 日本人の摂取熱量は1980年以降増えていない。なのに糖尿病増加は①運動不足②エアコンによる基礎代謝低下③精製炭水化物、清涼飲料水過剰摂取?1997年以降脂質摂取量は低下、糖質摂取量の増加。この後も糖尿病肥満は増加し続けている。肥満は30年で倍増、糖尿病は10年で2,5倍増。糖質増加に着目するのは当然である。

2、血糖値を上昇させるのは基本的に糖質のみである。糖質は15~90分で100%血糖になる。タンパク質や脂質は血糖値を上昇させない。白米を食べた後血糖値は急上昇、しかし焼肉を食べても血糖値はほとんど上がらない。同じカロリー制限食(1400Kcal)でも糖質制限食は血糖値がほとんど上がらない。

3、現代の食事では、利用されやすいグルコースを大量にとる。この食事は血糖グルコースを増やし、インスリン値の定期的な上昇をもたらし、糖尿病、冠状動脈疾患、がん、老化等を引き起こす。人類の歴史は400万年、農耕開始は1万年、農耕前は長い間、糖質をたっぷりとるような食事ではなかった。18世紀に穀物精製技術が発明され、余計状況悪化。人体に10キロの脂肪があれば、9万カロリーあり水だけで1~2カ月もつエネルギー源持っている。脂肪酸、ケトン体の脂肪燃焼システムではすい臓は休める。ところがブドウ糖、グリコーゲンによる熱システムでは備蓄量少なく本気で運動したら1,2時間で枯渇。グリコーゲンは脳、網膜、赤血球、角膜水晶体のエネルギー源で主要なエネルギー源ではない。脳の栄養はブドウ糖のみであるというのは間違い。ミトコンドリアのない赤血球のみがブドウ糖だけをエネルギー源とする。他はすべて脂肪酸・ケトン体で大丈夫。

4、エネルギー神話の崩壊 エネルギーと脂質を減らすより糖質を減らしたほうが減量インスリンは糖を脂肪にかえて蓄える。ブドウ糖は優先的に使われるので、体脂肪は後回しになる。糖質を制限すると、インスリンが出ないので体脂肪を燃焼してエネルギー確保。脂肪の代謝生産物は呼気中、尿中にどんどん放出される。血糖値を一定にたもつ「糖新生」機能がはたらく。糖新生を行う際、エネルギーを消費する。痩せるアドバンテージ。

5、脂肪には、スーパーなどでドレッシングや揚げ物に使われるリノール酸の過剰摂取は様々なアレルギーやがんなどを起こさせる。植物油はヘルシーというのはうそ。日本人はn3系必須脂肪酸を取るべきである。すなわち魚の油や、オリーブオイルなどである。マーガリンには特にリノール酸が多いものがある。ただ対策をしたものもある。低炭水化物・高脂肪食に冠状動脈疾患のリスクなし。今日本でよいとされる低脂肪プラス野菜豊富な食物はむしろ不健康。(ともにアメリカでの臨床例)コレステロールは生命現象の根幹の物質でコレステロールを多く含むからと卵を制限するのは誤りである。大柳さんは毎日卵4個は食べているそうです。

6、糖質制限食では①中性脂肪が減少、②肥満が解消 ③HDL-cho (善玉)が上昇    ④LDL-cho(悪玉)は個人差あり。糖質制限食を続けると安定 肥満を解消

 糖質制限食の実践

  ①主食を抜いておかずを増やす ②おかずの糖質に注意(フライの衣など)③加工調味料、加工食品の多用を控える ④甘味料、主食、菓子類を糖質オフなものに変える⑤お酒のアルコールは血糖値を上げない。糖質のない蒸留酒を飲むといい。⑥主食を食べないと塩分を減らせる

 以上、今まで栄養学会等で常識とされていたものと、最近の考え方では大きく異なるということがおわかりに成ると思います。これらの内容は学会発表や医学雑誌に掲載されてきているものです。

大柳さんには早くこれらの内容をまとめた本を出版してもらいたいものです。 

例会の後は、モンゴル火鍋料理「小尾羊」に行きました。

すでに大柳さんが書かれた糖質制限食のレシピ本が多く出されています。

「糖尿病のための糖質オフご飯」   アスペクト                                    「血糖値を上げない健康おつまみ109」 東洋経済新報社                            「血糖値が高い人と家族のための大満足レシピ」 日本文芸社                  「糖質オフのおいしいお菓子とパン」 アスペクト                                   「ダンチュウ特別編集」 特集版  

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