新大久保の街の変化 人通りの減少とやめる店が多くなるという状況
最近書いた私のブログ(2012年に書いたブログです)
10月9日に書いた私のブログで、新大久保の人通りの減少について、昨年の大久保まつりとの比較を書きました。昨年10月の大久保祭りには、地元の人だけでなく、色々なところから来た人も含め前年の1,5倍はあると書きましたが。今年は例年並みでした、ということです。
9月5日のブログには「最近の新大久保の街の状況 人通りの減少」を書きました。
大久保通りに面したビルの5階に住み、毎日店前の朝の掃除をし、韓国のお店にも貸している私にとっては大きな変化がわかります。
7月8日に書いたブログ「大久保の韓流の店出尽くした感じ、K-PJAZAの大画面のテレビ放送始める」あたりまでが人通りのピークだったように感じます。
下の写真は10月25日の大久保通りを通る右翼の街宣車です。最近はよく通ります。「韓国に来たいなら天皇陛下は謝れ」というイ、ミョンバク大統領の言葉はけしからんなどと言っていますが。後で大統領自身が、言い訳をしていますが、あの言葉は多くの日本人の反感を買いました。竹島問題と中国との尖閣諸島の問題などで、韓国、中国への反感と、日本人の愛国心?を掻き立てて、右派勢力は力をましています。自民党の安倍総裁誕生と、昨日(25日)の石原都知事の知事退任と新党設立宣言へと進む元になったことでしょう。
1、大久保通りの店の前のゴミの減少。
以前、K-PLAZA前の私が住んでいるビルの前の煙草の吸い殻の調査をして、このブログに書いたことがあります。最近の吸い殻を、きちんと比較していませんが。明らかに吸い殻を含めたゴミの量は減っています。もちろん、落ち葉などを除いた、通行人が捨てていくゴミです。6月26日のブログでは「新大久保の街の吸い殻調査」について書きました。興味のある方はご覧ください。最近の状況も後で追記します。
10月27日(土)追記 今朝、店の前の吸い殻を調べてみました。金曜日は人出ももっとも多いので、24本ありました。6月に調べた時は、平均1日16本ほどですから、かなり多かったということは言えます。ただ、6月ではもっとも1日で多かったのは36本というのがありますのでそれには及びません。この2,3日を調べてみます。28日(日)朝、20本で、29日(月)は前日雨で18本、30日(火)は16本でした。吸い殻に関しては、それほど減ってはいません。吸い殻が多いのは、うちのビルの左二軒隣がコンビニで、右2件となりが、明洞ノリ巻きで、ともに24時間営業をしています。そのため他のところよりもより多くなっています。
2、店の閉店や、閉店のうわさが続出
10月18日の人間学研究所、実用的人間学研究会の例会の懇親会で、3週間ほど前に、人間学研究所斜め前の、韓国カラオケである、「スターカラオケ」を予約してありました。以前にも利用したところです。当日例会が始まるころ人数を連絡しようと電話しましたがでてきません。近くなので例会の途中で、私は、お店まで見に行きました。するとドアに鍵がかかっており、電話をすると中の電話がなっているのは見えますが誰も出てきません。それで仕方なく、急きょ他の店に変更しました。
なじみにしている、不動産屋さんのはなしですが、まだ開店して1年にもならないお店が閉店をきめているというのです。一つは新田屋さんという家具やさんの後を借りた、韓国の有名なイケメン俳優の店と銘打ったお店が閉店とか。月の家賃が500万とか聞いていたところで、そこだけで借りたかどうかは知りませんが、そんな高い家賃で、儲かるはずがありません。
また、K-PLAZA2の昔の114銀行さんの駐車場だったところを韓国スターグッズ店にしているところも閉店するとの話しがあります。随分人がはいっているではないですかと言ったところ何しろ家賃が高く、採算が合わないのでは、と言っています。おそらく坪あたり5万円位なのでしょう。この店ができたために、私が貸しているビルの中のスターグッズ店が大幅に売り上げが減少したのですが。いずれにしても、大久保通りの新大久保駅周辺や、イケメン通りでは家賃が坪5万円とかで、これではよほど儲からなくては続けていけないでしょう。
心配なのは、やはり、うちで貸しているビルの地下1階の韓国料理店がもう3週間も店を閉めていて、10月はほとんど営業していないのです。前からきちんと家賃が約束通りに月末に入ったことがなかったのですが、この状態では、家賃の支払いができないのではないでしょうか、心配です。
3、はやっているお店は、相変わらず行列です
すべてのお店で、お客の減少があるというと、そうではありません。バイキング式で、かなり安く食べられる、韓国料理のお店などは相変わらずの行列です。一時人手が多いために、初めてのお客さん中心で呼び込みをし、味も価格もいまいちの店は、とうぜんリピーター客がありません。今の日本の世の中全体の流れである、うんと高くてもいいものか、うんと安いものでなければ売れないのです。すでに1年たたずに入れ替わっているお店は本当に多いのです。前にも書きましたが、いわゆるイケメン通りには、数十店の韓国料理店がある中で、10年前からやっている店は現在3店しかないのです。
まだまだ、お店を出したいというところは多いようで、自宅にいると、お店を貸さないかと言う電話がよくかかります。今お店を貸している、佐竹ビルの1,2,4階も来年あたり撤退の話も出ています。今後一体どのように変転していくのか私にも全くわかりません。
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コメント
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飲食店でも、電気やでも、衣料品でも、大量仕入れして、仕入がやすい店には普通の商店では太刀打ちが難しいですね。景気が悪くなると、人々はさらに安い店を探します。私自身も服は安くて製品もそこそこのユニクロで買ってしまったりします。ただ、一般のお店でも色いろ工夫して、お客さんを呼ぶことは特に飲食店では可能です。また商店街が知恵を絞って、お客さんをよんでいるところもありますね。
新大久保でも、今のところは閉店があってもまた新しい店がはいってくるのですが、今のようにばらばらではなく日本の商店主と韓国人経営者が色々共同して商店街を盛り上げればいいのですが、なかなか難しそうです。
投稿: こういち | 2012年10月27日 (土) 10時03分
東京、大阪、名古屋等の大都市では、地域的に「シャッター通り」が目立つことはあっても、まだまだ「街」全体では、目立ってはいません。 でも、地方に行けば、駅前や中心市街地全体の商店街が「シャッター通り」になっている例が多いです。
私自身も、出張等で、地方都市へ行った折に、一体何事が起ったのか、と不審に思う程の商店街を見ることがあります。 その例ですが、十数年前に松阪牛で有名な三重県の松阪市を通りがかった折に、昼食を摂ろうと駅前を散策したことがあります。 以前に、登山の帰り、この駅前商店街で何軒もあった焼き肉店で仲間と飲んだことを思い出し、懐かしくて思い出のある店を探しましたが、既に、その店は無く、他にも営業している焼き肉店が見つかりませんでした。 仕方なく駅ビルの中の飲食店で昼食を摂ったのですが、火が消えたような商店街には、言葉もありませんでした。
原因は、色々とあるのでしょうが、少子高齢化や経済の衰退で、少なくなったパイを奪い合いしている間に商店街そのものが「シャッター通り」に変貌して行くのでしょう。 地域全体で、「街」づくりの視点から、生活者が集い、生きて行く「都市」として再生させないことには、一商店は、シャッターを下ろす他には道が無くなることでしょう。
投稿: とら猫イーチ | 2012年10月26日 (金) 22時56分