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2013年5月

2013年5月25日 (土)

ブログアクセス累計50万件、記事500件になりました。ありがとうございます。

2013年5月25日(土) 「こういちの人間学」ブログ

アクセス累計50万件(こういちの人間学、こういち合算)、

記事500件になりました。

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6月1日追記

 5月31日(金)で、「こういちの人間学」ブログのみで、アクセス数50万件を超えました。

 2009年7月から始めた、「こういちの人間学」ブログも、今年の7月で4年目となります。

 はじめの2年ほどは、アクセス数も大変少なくアクセス累計が5万件に達したのは2011年の5月でした。その後急激にアクセスが増加し、4カ月で15万件で現在では1日に平均して1300件以上のアクセスがあります。ブログのランキングはだいたい600から700位です。何度も読んでいただいているリピーターの方も多く、最近の3カ月で約10万人の訪問者の中で2回以上見ていただいた方は6000人ほどになっております。また30回以上見ていただいた方は100名ほどの方になります。毎日見ていただいている方は11名です。そういう方はしばらくブログを更新しないと、どうしたのかと心配されることでしょう。ありがとうございます。

 記事数はちょうどこのブログで、累計500件となります。最近は前に書いたブログを更新しているものも多く、以前に比べると、記事数はあまり増えておりません。コメントは340件です。とら猫イーチさんのコメントがとても励みになっております。ありがとうございます。

 「『若杉友子氏の長生きしたければ肉を食べるな』は~危険」のように、アクセス数が極めて多いものから、かなり以前に書かれたブログが読まれたりしています。1日に、記事150件から200件ほどのアクセスの中で、半分ほどは1件のみのアクセスです。

人気のあるものと、長時間読まれているもの(最近4カ月で)

1、アクセス数が多いもの

① 若杉友子氏の『長生きしたけりゃ肉は食べるな~ (37500件)

② 多い射精により長生き 唾液健康法も

③ トップページ

④ 南雲吉則氏の一日一食法は危険

⑤ 顔の人間学

⑥ 人相術 耳

⑦ 人相術 額

⑧ その健康法では早死にする

⑨ 肉を食べずに新型栄養失調

⑩ 長寿はごちそう食べること

 ★今回は食などに関する健康法と人相術が多くなってしまいました。

2、一件当たり長い時間読まれたもの

① コロンビアのボゴタ市長モックスの改革

② 経営人間学 下町ロケットを読む

③ 死の生物学

④ エホバの証人 ハルマゲドンを待望する人々

⑤ ベトナム、マレーシア5大都市へ

⑥ 大久保、にぎやかなドンキホーテの通り

⑦ 真理は誰が述べても同じなのか

⑧ 宗教は嫌いだけれど、ブッダは好き、キリストもね

⑨ カントの「人間学」

⑩ オバマ大統領と野田首相の違い

 

思わぬ人から、ブログ読んでいますと。

1週間ほど前になりますが、郵便局のメール便を届けてくれた人が、ドアのところで、「~さんですよね、新大久保の街のこととか、ブログいつも読んでいます」とのことでした。いろいろな方が読んでいてくれているのだと、驚きもし、またありがたいことだと思いました。

私のブログを攻撃する2チャンネルも

 私のブログを似非科学ブログだと、攻撃することを目的に立ちあげられた、2チャンネルがあります。以前は武田邦彦氏を攻撃する2チャンネルの中で、もっぱら私のブログを攻撃していましたが、他の人から、おまえは何言っているのだと非難され、わざわざ、私のブログの攻撃を専門に行う2チャンネルを立ち上げました。建設的な批判であるならば、参考にしますが、要は些細なことを取り上げて、英語を読めない、字が読めないのかとか、ばかとかボケ老人とかと攻撃しているのです。一時は私のブログによくコメントを書いて頂いている、「とら猫イーチ」さんに成り済ましてみたり。他の方のコメントに対して、「全くその通りですね、こちらをお読みください」とか言って、自分の2チャンネルに誘導しようとしていました。一時は相手にしていましたが、今は、最初から無条件で、消去しています。それで、私のブログに潜入するのはあきらめたようです。最近は全く、何を書いているのかも見ていません。私のブログは似非科学ブログだから読まないようにとか、人間学研究所や人間学の研究会にでないようにとかいっていましたが、ブログのアクセスは増加していますし、人間学研究所の会員もどんどん増えています。最近見ていないのでわかりませんが、2チャンネルはいろいろな人が次々に書いていくものですが、賛同者がなく一人の人物だけがずっと書いているのです。

今のペースで行くと、1年後には100万件に

 今のアクセス数のペースで行きますと、一年後には累計で、100万件になります。今回の50万件には、4年近くかかっておりま下から、ずいぶん早く、達成することでしょう。私の提唱している「実用的人間学」もそのころになると、記事の内容で、実用的人間学のほぼ全分野をカバーできるでしょうし、また一定の市民権を得るようになるかもしれません。

 

 

2013年5月23日 (木)

村上春樹氏の『色彩をもたない多崎つくる~』を読みました。『1Q84』との対比も

 『色彩を持たない、多崎つくると、彼の巡礼の年』という、題名が長いということでも話題の村上春樹氏の本を読んでみました。

   2013年4月15日第一刷 1700円+税 文藝春秋

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 この本は発売前からすでに話題となっていて、発売して、猛烈に版を重ねているようです。発売間もなく新宿の中堅の書店には在庫がなく、もちろん私のすんでいる近くの本屋にもありませんでした。予約して待つ方法もありますが、結局アマゾンで頼んでしまいました。大書店や通販以外の店の経営の厳しさが思いやられます。届いたその日のうちに一通り読んでしまいました。その後メモをとりながらまた読みなおしました。

 私は小説類は、時代小説が好きで、村上春樹氏のような本はあまり読みません。しかしこれだけ話題になっている本は読むべきであろうということで読んで見た次第です。すでに、村上春樹氏の大ヒットした、『1Q84』については、本を読み感想を2010年6月にブログに書きました。『1Q84』と、今回の『色を持たない,多崎つくる~』とかなり共通するものがあり、少し文章を加えてブログを更新しました。

 なかなか難解なところがあり、途中で挫折してしまうのだそうです。そのために下に書いたような解説書もできています。筆者にとっては、不合理や神秘主義の世界というものは、興味はあっても、それが小説の中で、さもありそうな形で出てくるのには違和感を感じてしまうのです。ですから、ほかの本まで次つぎに読んでみようとは思いません。それは、司馬遼太郎氏や宮城谷昌光氏の小説とは違います。彼らの本は、ほとんどすべて面白く読みました。

今までに書いたブログです。書き加えて更新しました。

「1Q84]における性描写 ファンタジーにしてもおかしいと思ったこと]更新版

http://koiti-ninngen.cocolog-nifty.com/koitiblog/2013/.05/q84-1b81.html

「村上春樹『1Q84]』とカルト宗教 更新版」

http://koiti-ninngen.cocolog-nifty.com/koitiblog/2013/05/1q84-bq22.html

★ 上記の2つはうまくつながらないようです。申し訳ありません。

 共通点

 未成年者との性交 シロとクロ 夢?の中での交わり いつも16歳か17歳のまま 『1Q84』でも18歳未満の女性との性交が出てくる。

 不可解、神秘の世界の、「1Q84」と象徴として共通する小人(リトル・ピープル)の存在 小人が神秘の世界を支配?

 六本指を持つ人間 魔術的な存在とされる 神秘主義との深いつながり。

 登場人物について 1、主人公

多崎つくる 

この本の主人公 特徴がない= 自信がない 

魅力的ではないと思っていた「1Q84]では「天吾」に相当

悪魔的な側面を持っていると ユズは絞殺されることを望む 

ユズと闇を共有 エリが「悪霊」とよぶもの

始め5人組から外され、ショックで死のうと思う。顔つきが変わる 

もともと一番ハンサムで魅力的。しかし自分には自覚がなかっ

た。

少年から大人へ そして元の友人を訪ねることを巡礼の旅とし

ている。その後、色がないなんてこはないカラフルな田崎つくる

君だよといわれる

それへの、木元沙羅という年上の大人の女性の導きが重要

駅をつくるという着実な仕事 考え方の着実性、堅実性が

つくるを支える

しだいに自己に目覚め、自信を回復していく過程

クロからのアドバイス、沙羅をはなしてはダメと

最後に木元沙羅への告白 どうなるのか結末を見せず

に終了

 

2、色の名前を持つ人とそうでない人

多崎 つくる 鉄道会社の建築課 駅をつくる堅実な仕事 

   5人の中自分でだけ色を持たないと思っている

   他の4人は色で呼び合う 名古屋にとどまり彼だけ

   東京へ 仲間から絶交を宣言される 理由が

   分からない沙羅に会い36歳のとき、改めて真相

   を探ろうと、旅に出る

アカ 赤松 慶、高校同級生 自己啓発の会社を創立

    メガネをかけた小柄な青白きインテリ風

アオ 青海悦夫 高校同級生男子の名前、自動車販売

   会社勤務 大柄なスポーツマンタイプ

シロ 白根柚木(ユズ)、高校同級生、小柄で清純、

   音楽大学へ 夢?のなかでつくるからレイプされたと、

   妊娠そして流産、そして絞殺される原因は不明と 

   闇の世界で殺される

   殺されてしまう白雪姫 「1Q84」では「ふかえり」に相当

 クロ 黒埜恵理 高校同級生の女子の名前 結婚して

   フィンランドへ つくるが好きだった。大柄で豊満な女性

   クロは沙羅を手放してはダメという

灰田文紹 物理学の年下の学生 壁抜けをして、つくるを

    みつめる(観察)?シロとクロとの中間的、同性愛的

    関係?つくるの精子を口で受け止める=シロに精子

    が飛んで行く

灰田青年 灰田の父親 大学教師 青年時代 緑川と会う

緑川 ジャズピアニスト 悪魔的な存在

    黄色だけがないと思ったら 女主人公が

(黄)元沙羅 つくるの2歳年上 大手旅行会社勤務

    彼女には年上の彼氏がいる つくるにフィンランド

    行きをすすめる 38歳 「1Q84]では青豆にあたる

村上春樹について

「村上春樹を知りたい」 春樹大学、開校 という本がある(4月12日発売 GAKKEN)

 存命の作者の中では大学の講義が最も多いといっても過言ではない」といわれる

 他の本を読んでいないが、様々な試みをしているようである。また文章表現においてさすがと思えるところがある。共通点は神秘主義とセックス。

 師と言える人物は臨床心理学者で故人の河合隼雄であると。

 河合隼雄はユング学派を日本に広めた人。河合には神秘主義的な側面がある。

 その影響を受けているのだろうか。

 音楽との関係

 音楽が様々なところに出てくる。村上春樹氏の音楽へのぞうけいが深いことがわかります。この作品ではリストの「巡礼の旅」ル・マル・ヂュペイ ラザール・ベルマンによるものがいわばテーマ曲となっている。この曲はネットで一部聞くことができる。さぞたくさん売れることでしょう。

 ◎ まだ書くべきことはたくさんありますが、とりあえず、思うことを書いてみました。

1、毎日新聞の書評

2013年5月24日(金)毎日新聞の「論点」で、「ハルキ・フィーバー考」という特集記事がありました。

いままでの村上春樹氏の作品と発行部数(国内分)

「羊をめぐる冒険」(82年野間文芸新人賞 311万部)

「ノルウエイの森」上・下(87年 1108万部)

 「ねじまき鳥

       クロニクル」全3部(94~95)読売文学賞

「海辺のカフカ」上・下(02年、301万部)

「1Q84」全3部(09から10)毎日出版文化賞 781万部

「色彩を持たない~」発売40日で105万部

 さて内容のポイントを書いてみます。

ロバート・キャンベル(東大教授)、「日本独自の『お祭り気分』」

 純文学的な作品を熱狂的にむかえる現象は、米国ではあまり見られない。出版社の仕掛けのうまさと、同じものを買って使いこなすことで不特定多数と繋がりたいという、日本独自の消費文化を指摘できる。彼の小説の主人公は穏やかで静かで、精神的なジレンマや行き詰まりを抱えながら諦観を持って生きている。男性主人公が生きる上で受け身になりがちなのは近代文学の王道。「多崎つくる」もそうだった。村上の文学が現代の日本文学の代表になっている。そろそろ若い作家をさがなければいけない。

菅野昭正(東大名誉教授)、「思わせぶりの大家」健在

 70年ごろの政治、社会の頑強な障害にぶつかった経験から来る喪失、空虚、孤独と言った感覚につきまとわれ、自分のまわりにつながる世界と距離を置く。彼らの日々の過ごし方は生活感が希薄で「リアリティー」にかけるという批判もあった。その後で野作品も根本的なところは変わらない。スノビッシュなうまい表現を続ける村上春樹を私は「思わせぶりな大家」とよぶ。100万を超えるという読者のうち「時代のバイブル」として読んでいる層も少なくないのではないか。

福島亮大(文芸評論家)、「現実味持つ『冷えた世界』」

 多くの読者にとって、内容の良しあしでではなく「現に話題になっている」「著者が有名人である」というシンプルな、事実性しか、まともな判断基準がない。発売前から予約が殺到ということは中身が良いからということではない。現代の有名人にしたって一皮むけば『無名』の人と大して変わらない。単に話題が話題を数字が数字を生み出しているにすぎない。しかし村上の初期作品にある、有名性と無名性がコインの裏表になる世界は若い世代にとっても日常的なリアリティーそのものだからである。

2、小説だからなにを書いてもいいけれど

 私のように幽体離脱や壁抜けなどの神秘現象に批判的

なものにとっては違和感があります。超常現象や、心霊主

義や神秘的なものが好きな人は多いけれど、金縛りやら、

幽体離脱などの原理は、大脳生理学的に、解明されています。

しかしかなりの人々特に若者が、このようなものに興味を持ち

あるいは取りつかれている人がいます。ありもしないものに

おびえたり、影響を受けるのは、残念なことです。

◎ネットでは幽体離脱する方法を教えますなどという記事があります。

 基本的に金縛り(就寝中、意識がはっきりしているのに身体を動かすことができない現象で、医学的には睡眠麻痺とよばれます。不規則な生活や寝不足、化労やストレスからおきるといいます。金縛りはレム睡眠の時に起きる。脳は活発に動いているが身体は活動を休止している。金縛りの後に自分の寝ている姿を見るなどということが起きて、幽体離脱だとされます。しかしそれは、入睡時幻覚と言えるものです。幻覚は、その人が眼を開けていても、ほかの人には見たり聞いたりできないものを、ありありと眼に見え、耳に聞こえます。私のおばあさんが死ぬ間際にも、幻覚が見えていたようですし、今老人施設に入っている私の母親も幻覚が見えていました。本人には、見えているのです。

2017年2月24日 追記 毎日新聞記事

「ハルキストわくわく 4年ぶりに新作に行列」

 村上春樹さんの4年ぶりとなる長編小説「騎士団長殺し」全2巻、各巻1944円が発売されました。午前0時に、カウントダウンイベントをやり代官山蔦屋書店では、約100人が駆け付けた。

新潮社では1部70万部、2部60万部を用意する。2013年4月に文芸春秋から、刊行された「色彩を持たない多崎つくると.彼の巡礼の旅」は累計約150万部に達している。

 2月24日のアクセス数で、このブログが急増しました。

2013年5月21日 (火)

大久保韓国街の今 1、「美学空間」、テナントの名決まる 2、館山で釣り 3、反韓国デモで逮捕者

1、「美学空間」、テナントの名前を書いた垂れ幕が掲示されました。

 前のブログにも書きましたが、私のビルのテナントが5月15日を境に、東京ガスライフバル百人町店から、韓国のコスメ店に変わりました。現在6月1日のオープンに向けて改装工事の真っ最中です。借主の(株)インヨンさんには、東京ガスライフバルが借りていたところすべて、1階と2階、4階を借りてもらいました。今日、宣伝のための垂れ幕がつけられました。一階は韓国コスメ店、二階は雑貨、エステ店などだそうです。4階は事務所です。何せビルが30年以上たっているために、様々なところがダメになっていて、その補修にもかなりお金がかかります。1階から5階の階段部分や、4階の内装工事、一階から二階への内階段の増設など、電気、水道設備も改修工事などです。

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 大きな木が店の前に有り、看板が見えにくくなっています。前にも書きましたが、1階の店舗が43坪あり、間口は狭いのですが、奥はとても深いのです。

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店の中ごろから見た店の奥です。左側の階段は今回2階の階段を抜いて、新しくつくったものです。間口は狭いのですが、奥行きはあり、展示スペースは大きくなります。最近人通りも前に戻りました。このお店は新大久保から歩いて三分で、いわゆるイケメン通りに行く途中にありますから、お店の努力次第で、よく売れるのではないかと期待しています。

2、館山で釣り

 5月19日(日)、20日(月)と、今回借りた館山のリゾートマンションに私は行っていました。19日に館山湾に面するマンションの前の突堤で釣りをしました。前回行った4月16,17日には、突堤の先端ではなく(先端には先に二人いました)途中で釣ったときには、まったく釣れませんでした。今回は先端で釣りができて、投げ釣りで、二時間ほどの間で、キスが二匹、メゴチが二匹、ヒイラギが8匹ほどという成果でした。まだキスは小さく持ってくるのがかわいそうなようです。また突堤の手前のほうではどうしてもヒイラギになってしまいます。今後暖かさがますと、もっとキスなどが釣れることでしょう。地元の人がとってい~投げると夜はアナゴが釣れるといっていました。

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3、反韓国のデモで初の逮捕者が出る

 館山から6時ころ自宅へ電話したところ、今大久保通りの自宅前で、反韓国のデモで大騒ぎだと、家内が話していました。確かに、電話からも騒然とした様子が伝わってきます。二週間置きぐらいに一度日曜日に行われる反韓国デモはだいたい4時ころ通りますが、ずいぶん遅い時間に通ったのだなと思いました。

 自宅には3時半ころ戻りましたが、夕方来た新聞夕刊を見て、毎日新聞には36行、日経新聞は22行で、毎日新聞では「新宿のデモで逮捕者 『在日排除』体当たり容疑」と見出しが出ていました。

 記事によれば、在日コリアンの排除を掲げるデモで、対立グループのメンバーに体当たりしたとして、暴行の疑いで、自称埼玉県熊谷市の元自衛官の無職、赤井 洋容疑者(47)を逮捕したと。

 新宿署では一連のデモをめぐる逮捕者は初めて。赤井容疑者は一部容疑を否認している。逮捕容疑は19日午後6時40分ごろ、デモ終了後、西新宿でデモに抗議していた男性会社員(51)の胸などに体当たりしたとしている。機動隊員が取り押さえた。

 デモの過激な主張や差別的内容は「ヘイトスピーチ(憎悪発言)」とよばれ社会問題化する一方、デモに反発するグループとの対立が深刻化していた。

 以上が毎日新聞の記事の要約です。

4、インターネットで調べてみました。

 wikipediaなどで調べてみました。でもを呼び掛けているのは、一つは「在日特権を許さない市民の会」(在特会)で、2007年1月20日設立、2012年12月31日には会員数公称1万人を超すといわれます。韓国、朝鮮人の特別永住資格や在日特権などに反対するということを目指しています。会長は行動する保守の活動家といわれる桜井 誠です。桜井氏はでは他にも「河野談話の白紙撤回を求める市民の会」や「原発の日を消させない国民会議」などの賛同人などを務めています。

 3月31日のデモの呼び掛けには「特定アジア粉砕新大久保排害カーニバル」がなっており、西大久保公園に2時集合、2時半出発となっています。主催者は関東新日友会で共催者が在特会となっています。世の中の批判からか韓国人殺せとか言う過激な言葉はしないようにとなっていました。

 このような、人種、民族により差別、排除をしようとする人たちをレイシストとよぶそうです。また、それら反韓国でもに対して、それらのデモに反対している人たちのデモをカウンターデモというのだそうです。

 インターネットで検索すると、3月31日のデモのあり様などが閲覧できます。

 

 

2013年5月18日 (土)

人間学研究所 5,6,7月例会のお知らせ 8月泊まり込み研修会企画 通信63号

すでにブログにも書きましたが、改めて最新のお知らせをお伝えします。

A 人間学研究所例会のお知らせ

        ★ 場所はいずれも人間学研究所

1、実用的人間学

◎ 第55回実用的人間学研究会例会

  日 時 : 2013年6月20日(木) 18時から

  テーマ : 「争族」と遺言状

  講 師 :  深井直人氏 行政書士深井事務所所長

  懇親会 : カラオケ付き魚民

◎ 第56回実用的人間学研究会例会

  日 時 : 2013年7月18日(木)18時~

  テーマ : 「わかりやすい相対性原理の話」

  講 師 : 田中稲生氏 実用的人間学研究会員

           元みずほ銀行支店長

  懇親会 : 台湾料理 帆

過去の例会

  第54回実用的人間学研究会例会

  日 時 : 2013年5月16日(木)

  テーマ :「2011年原発事故二年 今福島は」

  報告者 : 倉田 眞 佐竹幸一 杉山靖夫

  参加者 : 12名

  (当日始めて参加された檀上さん夫妻は、人間学研究会に入会されました)

  懇親会 : 鳥良 懇親会参加者 11名

2、新教育人間学部会

◎ 第94回 新教育人間学部会

  日 時 : 2013年5月24日(金) 18時~

  テーマ : 2011年原発事故二年 今福島は」視察報告

         当日現場のビデオを見てもらいます

  報告者 : 視察参加者

  懇親会 : 越 路

  参加者 : 11名

   (当日、ユーラシア協会の方2名が参加されました)

◎ 第95回 新教育人間学部会

  日 時 : 2013年6月28日(金) 18時~

  テーマ : 「長生きには肉を食べるな、など健康法の比較」

         上記のテーマに決定しました

  講 師 : 佐竹幸一 本研究所専務理事

  懇親会 : 越 路

◎ 第96回 新教育人間学部会

  日 時 : 2013年7月26日(金) 18時~

  テーマ : 「高齢者の地的能力と心理」

  講 師 : 宮坂琇子氏 東海大学名誉教授

  懇親会 : 越 路

B 今後の取り組みについて

  8月は例年お休みにしておりますが、一泊の研修旅行などを。やってみたいと思

  います。日程は下記に決定しました。

  8月23日、24日 一泊旅行

   8月23日(金) 朝10時ごろ新宿集合 車2,3台にて出発

        12時ころ 千葉保田ばんやなど 昼食

        14時ころ 野島崎灯台など観光

        15時半ころ  白浜 ライズリゾート 

                 南房総市白浜町白浜2830

                   0470-30-5501

                8階特別室に5から6人宿泊

                (和室二室、+洋室ツインベッド)

        18時~20時  宴会 飲み放題つき

                 二次会希望者はカラオケ

   8月24日(土)

 朝食後 9時ころ出発  房総観光 昼食

         東京湾フェリーにて浜金谷から久里浜へ

         17時ころ新宿帰

   費用   一泊二食宿泊費  昼食二回 交通費込みで 

          2万円程度 お酒を飲む方2,5万円

追記 この企画は11名の参加にて、楽しくも有意義に終了いたしました。

 

C,人間学研究所通信 HUMANOLOGY63号

 

 転居して その5    岩田好宏      ・・・・・1

    ロシアの子どもをめぐる諸相①

     ー街をさまよう子どもたちはどこへ行ったのか

                  白村直也      ・・・・・8

    方   言        永井 治      ・・・・・11

    福島原発被災地視察レポート

                  倉田 眞     ・・・・・・・13

    3,11原発事故2年今福島は 報告

                  佐竹幸一    ・・・・・・・・19

    事務局のお知らせ、今後の例会    ・・・・・・・・22

                            全24ページ

 

村上春樹 『1Q84』とカルト宗教 「多崎つくる~」の本と関連して 2013年更新版

 2013年5月、ブログ更新をしたわけ

『色彩をもたない、多崎つくると、彼の巡礼の年』を読みましたので、その感想をブログに書くことにしました。それには3年ほど前の2010年6月に書いた『1Q84』に関してのブログとともに読んでいただくと、わかりやすくなると思い、まず先行して以前に書いた2つのブログを更新いたしました。このブログは、3年前からずっとアクセスがあり、最近では急にアクセスが増えました。現在は累計で6000件以上になっております。

膨大な売り上げ、と各国への翻訳

『1Q84』(1,2,3 新潮社)を読みました。ともかくすごい人気で、書店のベストセラー10の中に3冊も入っていて、今も売れ続けています。佐竹は、歴史小説が好きで、司馬遼太郎や宮城谷昌光などは、その小説のほとんどを読んでいます。特に、自分でも後漢初期の小説『人、相食む』を書いているところなので、中国の歴史小説は、かなり読んでいて、人間学研究所の書棚にもたくさん置いています。しかし、これほど人気があるのだからさぞ面白いのだろうと、三冊まとめて買いました。三冊で6000円近いのでかなりの売り上げになるのでしょう。

 途中で、男性の主人公の天吾が、編集者の小松から、小説はこのように書くといい、というのがあって、なるほどと、大変勉強になりました。この小説は「1Q84」となっていて、1984ではありません。1984年(昭和59年)とは、麻原彰晃が「オウムの会」を始めた年です。日本では中曽根首相の時代であり、国民の中流意識が90%に達した年です。一方で、夕食には半分の父親が食卓にいないという状況がありました。1980年代には末法思想がはやり、新新宗教と言われるものの信者が2600万人に達したと、文化庁が報告しています。このころは1999年に恐怖の大王が降ってくるという、ノストラダムスの予言を信じる人も多かったのです。

 『1Q84』では、「ヤマギシ会」と「エホバの証人」と「オウム真理教」と思われる、カルト宗教がその話の中心をなしています。女主人公の「青豆」(これが苗字です)は「エホバの証人」の信者が母親で、母親といっしょに、各家庭を回っていましたが、途中で両親から離れます。この小説では、「証人会」となっています。

 話の中心は、「さきがけ」という農業共同体(コミューン)を中心にかたられます。これは、「ヤマギシ会」がモデルです。ヤマギシ会は1974年に山岸巳代治が始めたもので、自分の財産を持たないでいわば原始共産性のような組織を目指しました。はじめは農民主体の穏健なものでしたが、1972年の連合赤軍事件や、浅間山荘事件のあとで、一部過激派が、この組織に入ってきました。小説では1976年に、武等派の「あけぼの」が分離します。その後、「あけぼの」は、本栖湖で、警官隊と銃撃戦を行うようになり、『1Q84』の世界ではそれ以後、警察官の制服が変わり、レボルバー式の拳銃から、べレッタの自動式けん銃に変わってということになっています。これはオウム真理教が、1989年に、坂本弁護士一家を殺害したことと、その後の1995年の「地下鉄サリン事件」に続く出来事に対応させています。

 オウム真理教は1984年に、麻原彰晃がヨガの修行の会である「オウムの会」を始め、1987年には「オウム神仙の会」さらには「オウム真理教」となり、カルト集団化していきました。『1Q84』では、「さきがけ」のカリスマ教祖的 存在で、麻原彰晃を思わせる人物が出てきます。『1Q84』では、仮想世界で、その世界を支配する、リトルピープル(数人の小人)の意思を伝達する役割となっています。その教祖は、リトルピープルのお告げを伝達するために、10歳の自分の娘や、後二人の少女と性交しなければならないとなっています。その代わり、物を念力の力で動かすなどの超能力を持っているということになっています。

追記 無意識と神秘と不条理な世界

 ここで出てくるリトルピープル(白雪姫と7人の小人のような) が、『色彩をもたない、多崎つくる~』の中でも、村上春樹氏特有の神秘的世界を動かすものとして扱われています。もう一つのブログにも書いていますが、本人が壁抜けして飛んでいくのか、幽体離脱して行くのか、本人が意識していないのに、遠く離れたところ、言ってしまうというのは「、『源氏物語』の六条の御息所の生霊が、本人の意識外に飛んでいって、人を苦しめる」のと同じパターンです。『色彩をもたない、~』の小説では、主人公の多崎つくるの意識外で、いわば生霊が高校の同級生のシロを強姦し、妊娠させるようなのですから。主人公の多崎つくるの夢?の中で、同級生の女の子シロ、とクロと性交し、シロの中で射精する寸前で、年下の男友達の口の中に射精し、それが時空を飛んでシロを妊娠させるということです。

2013年10月7日(月) このブログと2013年5月18日に書いたブログのアクセス増えました。ノーベル文学賞の有力候補のようで。

 2013年10月、ノーベル賞の受賞者が次々と決まってきます。ノーベル文学賞の最有力候補に、村上春樹氏の名前があがっています。前から有力候補とされていましたが、なかなか受賞しません。それについては、受賞しないいくつかの理由があるとされています。

 日本語で書かれているので、英訳されないと、読まれにくいと。「多崎つくる~」はまだ英訳されていないようです。

 いわゆる「純文学」が受賞しやすく、村上春樹氏のような通俗小説的なものは受賞しにくいと。

 また、筆者のブログでも書いていますが、未成年者との性交ということが、よく出てきて、倫理的に問題になるということなどでしょう。

 いずれにしても、イギリスのブックメーカー(賭けや)である、ラドブロークスでは1番人気だそうです。はたしてどうなるでしょうか。

2013年5月18日「『1Q84』における性描写ファンタジーにしてもおかしいと思ったこと」

http://koiti-ninngen,cocolog-nifty.com/koitiblog/2013/05/q84-1b81.html

申し訳ありません。うまく開けないようです。「こういちの人間学 村上春樹」で検索をお願いします。

 

 

 

『1Q84』における性描写 ファンタジーにしてもおかしいと思ったこと 更新版

 以前に書いたブログの更新について

このブログはほぼ3年前の2010年6月14日に書かれたブログです。2013年5月18日『色彩をもたない多崎つくる~』の小説の感想を書き対比するために、最近版に更新いたしました。このブログは、もう一つの『1Q84』の宗教に関係する部分を書いたブログとともに、ずっとアクセスが続きました。はじめは月に50から60件ほどでしたが、村上春樹氏の最新作である『色彩をもたない~』発売以後この、4カ月では800件ほどのアクセスがあり、累計では2500件となりました。もう一つのブログである「村上春樹『1Q84』とカルト宗教」は、累計アクセスが6000件を超えております。

『1Q84』は発売以来数カ月で300万部になったようです。今どのくらいになっているのでしょうか調べたら、改めて書いてみます。

小説には性描写が目立つ 人によればポルノまがいだと

 村上春樹の本が、ものすごく売れていて国際的にも評価され、人によればノーベル文学賞候補にもなるとか言われている。私は村上春樹の小説は、この『1Q84』しか読んでいない。人の話では、『ねじまき鳥クロニカル』には、戦時中の拷問で人の皮をはいで殺すというシーンがあるそうです。『1Q84』でも人の意表を突くショッキングな内容が書かれています。それに加えて、恐らく、多くの読者をひきつけるのは、さまざまに出てくる性描写ではないかとも思います。

 『1Q84』ではそのような場面がいくつあるのか調べませんでしたが。(今度調べます)『色彩をもたない~』は10か所でした。

 この小説では、男性の主人公である、天吾と、女性の主人公である、青豆との子どもの時の出会いと、最後には結ばれるというハッピーエンドに終わっています。天吾と、青豆の話を1,2巻では交互に書いていって、3巻目には教団の使い走りで、スパイのような牛河を交えて書いていくという、なかなか興味深い小説の構成になっていてさすがにうまいものだなと感心します。

 女性主人公の青豆は、「エホバの証人」と思われる「証人会」を逃げ出して、ヨガや護身術の先生となっていて、延髄のところをアイスピックでさして殺す特殊技能を持っていて、家庭内暴力でどうしようもない夫を、老婦人の依頼で殺す仕事をしています。その息苦しさから逃れるためにも、定期的に髪の毛の少し薄い男性を見つけて、その場かぎりのセックスをするということになり、その場面がいくつか出てきます。その後、中野あゆみという26歳の婦人警官と一緒に男漁りのようなことをします。天吾は年上の主婦である女性をガールフレンドにしています。それぞれに性描写があるのですが、その後を含めて再三出てくるのが、女性が、相手のこうがんやペニスをいじるということが出てきます。村上春樹氏の好みなのでしょうか。

性交により、死なせないで性器を破壊するのは無理です。

 前に書いたように、人の皮をはいで拷問するというのに近い話は、10歳のまだ生理のない女の子を犯し、そのことにより性器(おそらく子宮でしょうか)を破壊し、妊娠もできなくなるという話です。これは、マルキド・サドの小説で、生理前の少女を犯す場面が何回も出てきます。これと同じだなと思いました。あくまでも「1Q84]年という、仮想的な世界での出来事となっていますが、「さきがけ」の教祖が10歳の自分の娘を犯し、そのほかの娘も10歳ぐらいだというのです。「ふかえり」という「さきがけ」という、ヤマギシ会とオウム真理教を混ぜたような宗教団体の創立者である深田保の娘で、深田恵理子なので「ふかえり」といいますが、彼女もそのひとりです。彼女の書いた小説をもとに、天吾が小説を完成させ、新人賞になるというところから話がスタートしています。

 莫大な資産を持つ老婦人が生理前の少女を犯す人物を許さないと言って、その教祖の暗殺を命じます。そして、青豆はその教祖が、7人のリトルピープル(小人)に操られていて、三人の娘との交わりは、その教祖がまったく動けない状態で快感も感じないのに、射精だけをする。その行為によって、リトルピープルの世界と、1Q84年の世界との橋渡しをしているだけで、その行為が苦痛で、殺しに来たことが分かっていてもあえて殺してもらい楽になることを望んだというのです。

時空を超えていく精液?

 そこで、3人の少女との性行為で、膣や子宮が破壊されて、妊娠できなくなるというのですが、どうもこの話はいくら小説でなおかつ1Q84の世界だといっても疑わしい話です。途中から動けなくなった教祖にまたがって、射精させて精液を絞るとるという、巫女の役目をしているとのことですが、はじめだけ、教祖が、自主的に少女たちを犯し、子宮を破壊し、医者でも治らないというまでに破かいしたというのでしょうか。インドなどでは10歳くらいの少女が無理やり結婚させられて、という話がよく出てきます。最初の性行為で、処女膜が裂傷することはあっても子宮まで破壊するというのは考えられません。もしそこまでしたら死んでしまうでしょう。サドの小説では少女は死んでしまいます。  それから、天吾は17歳の少女「ふかえり」と、おはらいをすると言って交わります。教祖と同じように動けない天吾の上にまたがって精液を絞りとり、それがどのような経緯をとおってか、精液が空間を移動し青豆を妊娠させるというのです。10歳の少女や、17歳の少女という設定に、著者のそういう年の少女への性交への願望があるのではとか、勘ぐったりしてしまいますが、きっと下種の勘ぐりでしょうね。

追記

 『色彩をもたない多崎つくると、~』でも、夢?の中で、友達の高校生であるシロとクロという同級生の二人の女性と性交し、かならずその一人のシロの膣の中に射精するということが書いてあります。それはふつうは夢精としてのころのですが、ところがある時、射精した精液を同室していた灰田という青年が口で受け止め、それが時空を超えて、シロを妊娠させるということを想像させるように書いています。多崎つくるの分身がシロのところまで行って強姦したのか、精液だけが飛んで行ったのかわかりませんが、『1Q84』とまったく同じ設定です。いずれにしてもシロは現実的に妊娠し流産をするのです。

 仮想世界「1Q84]                                      

 あと、青豆は高速道路の非常階段を下りたことによって1Q84年の世界に入り込みますが、天吾はどういう経緯で、その世界に入ったのでしょうか。私が読みそこなっているのでしょうか。1Q84の世界の天吾も高速道路の非常階段を逆に上がって元の世界に戻るのですが。1Q84の天吾がいったのではないですよね。1Q84の天吾がいったとすると、もともとの世界にいる、天吾と二人存在してしまうのですが。 まあ、そんなことを詮索してはいけないのでしょうね。あくまでもいわば大人のファンタジーですから。

2013年5月11日 (土)

現代日本の諸相 円安株高で貧富の差拡大 ユニクロに見る大企業の考え方

自民党内閣成立とアベノミクスの動き 

2012年12月の衆議院選挙で自民党は大勝、民主党は大敗した。

   安倍内閣の成立  日銀総裁の交代  アベノミクス

   「三本の矢」 1、大幅な金融緩和、

                         2財政支出増による大型 公共事業、

           3、大企業中心の成長路線

5月3日 日経新聞世論調査 現行憲法を改正すべきだ56%、

          現状のままでよい28%

8月    生活保護費が減少する(物価下がったからとー

              今上がり始めているのに)

5月9日 衆院憲法審査会は憲法96条について始めて討議 

             自民、維新の会、みんなの党が賛成した

5月10日 9日ニューヨークで1ドル100円79銭,

             4年1カ月ぶりの100円台

      日本の株価が5年4カ月ぶりに14600円となった

5月11日 2014年3月期の連結経常利益は上場企業 

            前期比2割増益 リーマン前の水準に戻る 

             円安効果鮮明に(日経新聞)

5月10日 自民党の夏の参院選公約原案できる

       経済再生を重視、原発の再稼働、法人税の

               大幅引き下げ、投資促進税制 憲法改正の

               改正原案の国会提出 参院選で改憲派で3分

               の2を確保し、憲法96条の改正 防衛予算の拡充

            TPPでは重要五品目の聖域 農地集約

    ★ 大幅な利益をあげている大企業にどうして法人税を下げ、

       給料はあげず、生活保護費を下げ、年金を減らし、

       消費税を上げようとするのでしょうか。庶民の所得が

       増えなければ本当の景気回復は見込めません。こんな

       庶民を苦しめる安倍内閣が、どうして支持率が高いので

       しょうか。世の中安倍の支持率高いのだと思わせるという

       マスコミの戦略なのでは?

政党支持率について

 JNNの4月初めに行った世論調査によれば安倍内閣支持率は76,3%を占め、発足以来最高になっているそうです。支持しないは22,5%です。自民党支持率は40,8%になっています。世論調査はランダムに選んだ人のところに電話をかける方式です。固定電話をもっていて、電話に出られる人がすでに全有権者の中で限られた人たちになります。

 時事による、4月の世論調査では、自民党が30,3%、民主党が4,1%、維新が急激に支持率を下げて1,5%だそうです。支持なし層が56,1%で、この安倍人気にもかかわらず過半数を占めているところに、人々の政治不信が現れています。

 憲法96条改正問題については改めて書きますが、圧勝した自民党の獲得票数は前回より増えたわけではなく、得票率は35,28%棄権した人もくわえたなかでの得票は極めて低いにも関わらず、衆議院で294議席(定数480)も獲得しています。この小選挙区での矛盾が人々を白けさせます。今すでに衆院では改憲勢力の自民、維新、みんなで3分の2を確保しています。自民党はなんとしてでも今度の参院選挙で改憲勢力を3分の2以上としようとしています。

アベノミクスでの円安でのメリットとデメリット

 5月10日付の毎日新聞の1面トップには「円安功罪 4年ぶり101円台」

 輸出企業「向かい風ない」、迫る値上げ「家計困る」という記事が掲げられました

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毎日新聞のグラフです

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 円安は自動車などの輸出企業には大きな利益をもたらします。日産自動車の決算会見でカルロス・ゴーン社長が2014年3月期の利益が約2割増しになるみとうしを示し「もはや向かい風はない」と経営環境の改善を喜んだ。

 しかし自動車部品メーカでも、受注が増えるかもしれないが円安が進むと輸入部品の調達価格が上昇する。円安で燃料コストが上がるなどのの問題もあるといっています。4月下旬に燃料価格への支援を求めて「全国いか釣り漁協」では一斉休業しました。零細運送業者も苦しくなっています。生活用品がすでに値上がりしているのに賃上げの気配はなく生活は厳しくなっています。そして8月には生活保護費を引き下げようとしています。ひどい話ですね。いつもの世もそうですが、その政府が権力者や大企業や大金持ちに有利な政治を行い、所得格差が広がり、一般庶民の暮らしが厳しくなるような政治を悪政といいます。その悪政を悪政と思わせないように巧妙にマスコミが利用されています。

アベノミクスで、株をもった大金持ちが空前の利益

 上図で分かる通り株価がわずか5カ月で8000円台から1万4000円台になりました。株価の値上がりには外資の影響が大きく、外資の買い越し額が極めて多くなっています。外資は日本の株高で極めて多い利益をえたことになります。会社の創業者で、自社株を大量に持っている人は極めて多い所得増になります。一般の人でも株をもっている人は恩恵を被っています。今、様々な超高級品が売れているそうです。私のように株を買ったことがない人には関係がありません。またさらに高くなって証券会社にすすめられて高くなった化部を買った人は、あとでまた株が暴落してババをつかむということを繰り返してきました。最近、自宅の電話をとると、証券会社ですがなになにという電話が盛んにきますが、すぐ切ってしまいます。

 株をもたない一般庶民はどうでしょうか。上図で電気代食品価格上昇とあります。今までデフレでしだいに給与が下げられても、なんとかなったのは、円高で輸入品が安くデフレ=安くてでものが買えたからです。ところが、大企業は円安で、空前のもうけをしているにも関わらず、給与をあげようなどとはしません。次に書く、ユニクロの柳井氏に典型的に表れていますが、開始や自分は空前の利益をあげているにも関わらず、給与の格差を広げ、全体の給与を抑えようとしています。庶民は給与は下がる、物価は上がるでは、生活していけないではないですか。自民党は支持率の高さを背景に、大きな利益をあげている大企業や大金持ちにさら有利なな政策を掲げています。それにもかかわらず、朝日新聞が安倍首相を持ち上げて、最近は安倍首相も朝日新聞を読むようになったといわれるように大マスコミは、安倍首相とアベノミクス礼賛であふれ、自民党の支持率を上げるもとになっています。人々は自分の首を絞めることになるのに、安倍首相を支持しています。なんとなく景気が良くなった(大会社と大金持ちだけ)景気が良くなれば給与もあげてくれるかもしれないという淡い期待感からでしょう。でも裏切られるのは今までの例でも明らかです。しかし安倍首相に対抗する勢力が、いかにも脆弱です。この現状が日本のもっとも悲しむべきことです。

ユニクロの柳井氏に見る大金持ちの考え方

ユニクロのファーストリティリングの柳井正氏 今年の4月22日までに本人と家族の株式の増加は6140億円。海外の資産管理会社の保有する株式を含めると8548億円の資産増加になります。ユニクロの昨年8月期の給与手当は839億円となっています。柳井氏家族の5ヶ月間の資産増加額はユニクロ社員給与の10年分です。海外を含む企業全体の従業員総数3万8339人うち1万9485人は準社員アルバイトです。本社正社員781人の平均給与年収は675万円、アルバイトを含めると平均月給は220万円足らずです。10年前に比べ本社の社員は人数を減らし少数精鋭化、もともと低い順社員やアルバイトの賃金をさらに引き下げています。

 同社は正社員の賃金体系を世界で同一にすることを計画している。このことにより日本での給与水準が減少する可能性があります。柳井氏は「朝日新聞」(4月23日付)で「将来は年収1億円か100万円に分かれて中間層が減っていく」と賃金格差の拡大を当然視しています。労働者を絞りあげて業績を上げ、株のもうけは自分のふところへーこういう経営者を支援するのが「アベノミクス」なのです。(5月8日赤旗「アベノミクス もうけるのは誰」より)

 これについては「週刊現代」2013年5月11,18日号でも、『柳井社長の「年収は100万でも仕方ない」ってどーよ、大論争「ユニクロはブラック企業なのか」私はこう考える』という特集がなされています。一年で店長になるかどうかと競争させ、新入社員の半分がやめるという異常な事態で、明らかなブラック企業です。さすがに最近少し緩めたそうですが。

 また上記の「週刊現代」ではこれが日本の大金持ち「トップ100人」とい記事があります。日本の新しい大金持ち100人が出ています。1位は笠原健二氏でミクシィ社長で資産1347億3200万となっています。以下順に見ていくと会社を上場することによって、創業者が大きな利益を得る形です。前にあげた柳井氏は2005年~2012年の所得額が368億2000万円で、第2位となっています。これのほかに、他の家族の分、海外の分、そしてそれがさらに急激に値上がりして、最初に書いた文章になります。そしてこれらの所得に対して証券優遇税制では、2割(持分低ければ1割)しか税金をとらないということです(本来ならば50%の最高税率)。さらに海外の資産管理会社などはタックスヘイブンのようなところに本社を置けばほとんど税金は払いません。

 今まで、筆者はユニクロで時々買い物をしていましたが、こんなことを知ってしまうと今後はもう買うことをやめることにしました。

2013年5月 9日 (木)

原発事故二年、福島を訪ねる 帰還困難地区の浪江町請戸へ、車内で一時10マイクロシーベルト以上 追記版

 4月26日(金)から、27日にかけて、日本ユーラシア協会原発問題特別委員会主催の、「3,11原発事故二年、今福島は ~日本一美しかった里を訪ねる」に、人間学研究所のメンバー5人が参加しました。以前から一度は訪問したいと思っていましたが、このような機会がないと、なかなか行くことは、困難でした。人間学研究所の柴田所長と、理事の木村さんがユーラシア協会の有力メンバーで、私たちに声をかけていただきました。参加したのはお二人と、私、そして杉山、倉田氏の5名です。全体では28名の参加で、まだ参加したい方はたくさんいらしたそうです。私は、この旅行の状況をビデオカメラに撮り、5月の人間学の教育、実用的人間学で発表することになっております。倉田氏は元新聞社編集局長ということで、メモをお願いしました。

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画面を小さくしないと、ここに収まらないため、わかりにくい地図となってしまいました。

大まかな位置関係がお分かりと思います。

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5月8日、すこしわかりやすい地図を追記します。小さいですが番号に従って説明いたします。また、地図上でピンク色になっている地域は、Cs137(セシウム)3000k/㎡の放射線量が極めて高いところです。政府は、SPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステムー(状況を判定し汚染状況のデータを提示する)の調査結果を、GW,まで公表せず、20キロの円形の避難を指示していたため、浪江町や飯館村のような極めて放射線量の高いところに避難させてしまった。逆に20キロ圏でも海側は汚染が少なかった。

4月26日 1、福島市内の浪江町の方々の住む仮設住宅訪問

 26日2時に福島駅前のホテル(地図で①)に集合後、マイクロバスとワゴン車で、まず福島市内の浪江町の方たちが住んでいる、福島市南矢野目の仮設住宅に行きました。地図上で②の地域です。福島駅から13号線を北のほうへ進み、信夫山公園の下のトンネルを通り、新幹線と在来線のガードをくぐります。そのまま行くと東北自動車道の福島飯坂インターチェンジの入口になります。マイクロバスで20分ほどかりました。当日は雨が降り時々雷がなるという様な天気でした。仮設住宅内の集会所には、浪江町の住人の方が25名ほど、我々を含めてぎっしりという状態でした。

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 この中央の女性の方が自治会の会長さんです。避難生活の実態を詳しく話していただきました。交流会は1時間以上にわたりました。後で仮設住宅の中を見せていただきましたが、一人暮らしの人の部屋は小さい台所と部屋は四畳半しかなく、極めて狭いうえに、冬は寒く、夏は暑い極めて劣悪な環境で住まわざるを得ないと、厳しい状況をお話しいただきました。ただここは店が近く(近くにイオンなどがありました)恵まれている方だとのことでした。最後に、参加者で、「ふるさと」と、「花はさく」をみんなで合唱しましたが、何人も涙を流しているのが印象的でした。

2、放射線の健康への影響についての斎藤氏の講演 

 福島駅のすぐそばにあるホテル大亀に到着後5:45分から、福島生協渡里病院院長(元広島総合病院院長)である、斎藤 紀(オサム)先生から放射線による、健康被害について詳しいお話しをお聞きしました。

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 世界で自然放射能の強い地域があるがそこでの放射線による健康被害は特にない。子どもの甲状腺への放射能の影響などは、福島で現在少ないので放射線の影響が少ないと見るものもいるが、テェルノブイリの例などを見てもこれからたくさん起きてくる可能性があるので、注意深く見ていかねばならないなどとお話ししていました。一般の人にもわかりやすくということでしたが、もっぱら撮影を中心にしていたので内容はいまいちよくわかりませんでした。講演の内容はビデオに撮ってあります。

 その後、夕食と懇親会となりました。各テーブルから自己紹介などがありました。紙芝居で、中国での悲惨な戦争を忘れないために、日本兵士に中国の少女が差し出したハマダイコン(海辺などに最近たくさん咲いているなの花のような紫色の花)を日本中に広めたという話が語られました。また最後に、「花は咲く」などをみんなで合唱してお開きになりました。

4月27日 帰還困難地域の浪江町へ

1、車内で途中の放射能測定

 ホテルで朝食後、出発の前に参加者に特別なマスクが配られました。福島市から国道114号線をマイクロバスとワゴン車が走ります。途中の川俣町で休憩です(地図③)。ここは放射線は高くありません。そこをスタートして浪江町に入るところで検問所で、チェックを受けます。身分証明書を持参といううことでしたが、一人ひとりのチェックはしませんでした。そこから、みんな、高度な能力をもったマスクを着用します。地図上では④の地域です。車内では線量計が4台あって、すぐ隣の補助椅子の人が、大声で今いくつと報告します。東京では0,025マイクロシーベルト/時、高い福島でも0,6シーベルト/時ですが、車の中で遮蔽されるため半分くらいまでに低減されるといわれる放射線量が、山間部を走っているときに車内で最高で10マイクロシーベルト以上/時となり、車外ではおそらく二倍以上ほども高くなっているわけで、放射線の高さを実感しました。一定以上の放射線量で線量計の警告の音がピーピー鳴るのですが、それはかなり前から鳴りっぱなしでした。

参考 1、毎日、各新聞に掲載されています

 福島原発周辺の累積線量結果(原子力規制委員会調べ)5月8日発表1,2日現在

浪江町津島仲沖(30キロ西北西)   94,070

浪江町赤宇木手七郎(31キロ北西) 216510

飯館村長泥(33キロ北西)       109,630

福島市杉妻町(62キロ北西)      7,738

*単位はミリシーベルト。1ミリシーベルとは1000マイクロシーベルト                             (    )内は福島第一原発からの距離累積線量は11年3月23日から)

参考 2 1時間当たりの空気中の放射線量 5月7日

福島市県北保健福祉事務所      0,35

飯館村(村役場)             0,735

葛尾村柏原地区             4,399

双葉町(石熊公民館)          9,331

浪江町加倉                2,712

新宿区                   0,054

*マイクロシーベルト/時 高さおおむね1mでのガンマ線の測定 原子力規制委員会、福島県の公表による

参考 3 年間被ばく許容量

 国際放射線防護委員会(ICRP)では年間被ばく量を1ミリシーベルトmSv以下と定めています。これは1時間当たりでは0,588マイクロシーベルトになります。2011年、福島県で、福島県の子どもの年間許容量を20ミリシーベルトにあげるとして問題になりました。同じ放射線量でも、乳児、妊婦、幼児には、恐るべき被害をもたらします。60を過ぎたものには影響が少ないでしょうが。

★ 筆者もよく見ていた、10年以上も続いた人気テレビ番組でTOKIOが主役のDASH(ダッシュ)村は、浪江町津島地区にありましたが、極めて放射線量が高いところで(地図参照)現在は使われておりません。

 山から下りてくると浪江町の市街に入ります。街の中心部なのですが延々と無人の街が続きます。途中の加倉に測定所があります。ところどころ地震の影響で、家が壊れているところ、瓦が落ち、ブロック塀が倒れているところ等がありますが修理されずそのままです。放射線量は海に近くなり、山間部に比べ急速に減少してきました。線量計の警報音もならなくなりました。

2、浪江町の請戸海岸へ 津波被害がそのままに

 津波被害の有った、請戸海岸(地図⑤)に近づくと周りの景色は一変します。請戸川が流れ込み、ここは漁港ですぐ隣は海水浴場の、とても美しいところでした。

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 これは車内から写したガレキの山です。これがところどころ山積みされています。

ところどころ、土台のしっかりした家は残っていますが、ほとんどの家は土台だけです。見渡す限りのなにもない原っぱのようです。地盤が沈下したのでしょうか、ところどころ水がたまり、池のようになっています。

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 この写真は浪江町の請戸港から福島第一発電所のほうを見た写真です。道路の先のやや右側に何本もの煙突が見えます。ここから5キロほど先ですが実際に見るとすぐ近くに見えます。左側は海です。天気が良く美しい浜でした。

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 これから、全員まとまって記念写真をとるところです。いそで、携帯で、全員写真を撮ろうとしたのですがあわてていて失敗しました、

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 携帯のストラップが映ってしまいました。全体写真をとってくれている方は運転手さんです。

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がれきをバックにした筆者です。放射線量が低いということでマスクは下げてあります。写真で後ろの一軒だけ土台がしっかりした家が残っていますが一階は空洞です。

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 この写真は、港近くの船の残骸です。うまく波にのった船は海岸から奥のほうにそのまま残っていますが、この船はバラバラです。電柱が皆ぽっきり折れ、津波の力がいかに強かったかがわかります。津波から2年以上がたち、放射能の影響のない他の地域はかなりかたずけられていますが、まだ放射線の強いこの地域は津波の有った直後のあり様がそのままのこされています。ここも、もし放射線が強くなければ、復興していたことでしょうに。

3、南相馬市の保健所でスクリーニング、

 浪江町から海岸に沿った国道6号線を北上します。右側が海岸ですが、まだ津波の被害が残ったままです。このあたりも放射線で強く汚染されているのです。

 南相馬市の保健所で(地図⑥)、放射線量の検査、スクリーニングを全員で受けました。

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 頭の先から靴の下まで身体全体の放射線量を計っています。右側の背が高い男性が人間学研究所の柴田義松所長です。全員異常なしでした。

4、飯館村役場へ

次に飯館村の村役場に行きました(地図⑦)。飯館村は始め原発からの距離が遠いということで最初の避難地になったところで、実は放射線量が高いとわかり再度全員避難したところです。とんでもないことです。

 飯館村は自然豊かなとても美しいところです。村長は除染を強化して全員が村に帰るように計画しているそうですが、除染を請け負っているのが大手ゼネコンで、多額のお金をつぎ込んでも急村民全員が戻る様子もなく、(子供のいる世帯は戻らないなど)除染費が1所帯あたり2億円にもなるような除染作業がいいのかどうかとの声もあるようです。村役場の裏に、除染された土の仮置き場がありますが当然高い放射能値です。最近放射能低下とかで緩和され現在村役場の前にある老人ホームには老人が戻ってきているようです。

終わりに

 チェルノブイリでは、現地を除染して戻るのではなく、きちんとした住宅を建て、仕事も確保して、住民が安心して暮らせるようにしているのだそうです。日本では避難している住民のために本当に有効な対処をしていないようにも感じられます。仮設住宅は早くも老朽化し、今後のみとうしも立っていません。一部で、アベノミクスで景気回復かとか騒がれていますが、このままでは福島の原発問題が風化していってしまうのではないかと心配になります。走っている途中に、避難している人たちのすんでいた立派な住宅があり、まだ桜の木が満開なところが有ったり、さまざまな花が咲き乱れているだけに、その家に住めず、困難な仮設住宅暮らしをしている人のことが本当に気の毒です。ところが地域によっては避難している人々を、邪魔者扱いにしている心ない人もいるようです。少なくとも、現状がこのようであるということを少しでも多くの人に知ってもらう必要を感じています。

 この内容は5月16日(木)18時から第54回実用的人間学研究会例会と、5月24日(金)の第94回新教育人間学部会(18時)で発表されます。

 お問い合わせは 佐竹まで  090-6549-2677

2013年5月 7日 (火)

ふたつよいことさてないものよ 『こころの処方箋』3 更新版

このブログは最初2010年6月28日に書かれたものです。一部変更して更新いたしました。

第2章 「ふたつよいことさてないものよ」

ふたつよいことさてないものよ」これは、『心の処方箋』の二番目に出てくる言葉です。どのようなことかというと。

 これはすなわち、一つ良いことがあると、一つ悪いことがあるとも考えられるということです。抜擢されれば同僚のねたみを買い、宝くじに当たるとたかりに来るはずだ、ということです。世の中は良いことずくめにはならないように仕組まれているのだけれど、そのことを知らないために愚痴を言ったり文句を言ったりばかりして生きている人もいる。

 人間は良いことずくめを望んでいるので、何かいやなことがあると文句の一つも言いたくなってくるが、そんなときに「ふたつよいことさてないものよ」とつぶやいて、全体の状況をみるとなるほどうまくできていると思えば無用の腹立ちをしなくてすむ。またふたつ悪いことさてないものよと言っていると考えられる。何か悪いこといやなことがあるとき、よく目を凝らしてみると、それに見合う「よいこと」が存在していることが多い。がんばって仕事をしようとしているのに病気になる。しかし休息が与えられたりやりすぎに対しての警告かもしれない。

 この法則はまた、ふたつ悪いところもさてないものよと考える。何か悪いこといやなことがあるとき、よく眼を凝らして見ると、それに見合う「よいこと」が存在していることが多い。

 頑張って仕事をしようとしているとき病気になる。「休息」が与えられたのかもしれない。夫婦で頑張って、地位も財産をつくったが、親類の道楽ものがお金をせびりに来る。夫婦で力を合わせこれに対応して中年の危機をまぬがれているかもしれない。しかしこのあたりが見えず、この親類のために夫婦げんかが絶えないと中年の夫婦の危機が増幅される。

 このように、『こころの処方箋』には書かれています。要は状況に一喜一憂せず、冷静に状況がみられるかどうかということです。そのためにこの言葉を呪文のように唱えて、さあどうだろうかと、冷静に物事が見られるとあまりその後にまちがった対応をしないということでしょう。他のことわざでは、皆さんご存じのように「人間万事塞翁が馬」ということもあります。また、頭はいろいろありますが「一生、禍福、吉凶ーはあざなえる縄のごとし」ということわざもあります。また、「禍は福のよるところ、福は禍の伏するところ」ということわざもあります。これは古今東西を通じての心理でしょう。

 宝くじの例が書かれていますが、宝くじにあたるのも10万円くらいまでのわずかならいいのですが、下手をして何億などというくじがあたると、どうしてもあたったことを他人に知らせずにいられません。そうするとうまくそのお金をだましとってやろうとする人がたくさん近づいてきます。またそのお金をゆっくり貯金や資産運用に回すなどというより、有頂天になってむだな買い物をしたり、ばくちに使ったり、してしまいます。だいたい宝くじを盛んにやる人は、賭けごとが好きです。ちなみに宝くじというのは、大変あくどいかけごとで買った人に40%ぐらいしか返さないのです。はやっているパチンコ店が80~90%近く戻すのと大違いですね。そして、高額の宝くじが当たったために、ひどいケースでは殺されてしまった人もいます。

 悪いことが続いたとき、よく考えてみて、何かよいこともあるはずだと、余裕をもって考えられないものですが、でも、落ち着いて、さて何かよいこともあるのかもしれないと、考えるだけで、物事のみかたは随分と変わってきますね。

 何かしらでうんと有名になるというのも考えもので、顔と名前が知れて、それが嬉しいとはじめは思うのでしょうが、いちいち人の視線があって、まったく自由がなくなります。いろいろと忙しく活動してお金もたくさん入ってくるでしょうが、忙しくてゆっくりお金を使って、人生を楽しむ余裕などなくなってしまいます。さらに過労になって病気で倒れることもあるでしょう。 大ベストセラー作家の村上春樹氏は、いままで、ほとんど人の前に顔を出さなかったそうです。こんど新しく出版した本の記念講演会でも、撮影はお断りだそうです。その理由は今まで普通に人に知られないでいたのに顔をしられれば「自由に街中を歩けないではないか」ということです。

 だいたい、『こころの処方箋』を書いた河合隼雄氏そのものが、ユング派のカウンセリングを世に広め、臨床心理士の制度を作り、文化庁長官になり、その名声は高くなり、他にも大活躍しました。しかし高松塚古墳の問題が起きて、その対応がひどい負担になったと思います。そのせいかそして間もなく脳梗塞を起こして翌年にはなくなってしまいました。

 私たちも、よいことがあっても有頂天にならず、人の恨みを買っているのかもしれないとか、身を引き締めている必要があるし、又悪いことがあっても少し我慢してしばらく時間の経過を待っていると、なにがしかの好転することも多いのです。ただうつ病になってしまうと、悪い方へ悪い方へ自分自身を持って行ってしまうので大変ですね。ただうつ病を経験したら他人の心の悩みをより理解することができるのではないでしょうか。

 

「健康病が心身をむしばむ」 河合隼雄 「こころの処方箋」5

 このブログは最初は2010年7月に書かれたものです。一部手を加えて更新しました

第24章 「健康病は心身をむしばむ」

このテーマは『こころの処方箋』の24番目に書かれていることです。「健康病」とはともかく「健康第一」で、そのことに専念してしまう。それで近所迷惑をかけていて、ほとんど病気なのですが本人が無自覚なことを言います。たとえばコレステロールがよくないと知ると、コレステロールを目の仇にしているが、友人からコレステロールも有益だなどと聞くと、「適度のコレステロール」とは何かについて思い悩み、食事のたびごとにああだこうだというような人をいいます。本人も家族も食事の楽しみがなくなってしまいます。

 健康病の恐ろしさは、伝染性を持つことで、健康病の人は他人に伝染させることを、生きがいにしているようなふしがある。それは自分が不安なので仲間を作りたいからだ。

 友人との集まりでよく仕事をしよく遊びをやりすぎだなと思う人が50余歳で死んでしまった。あれだけやりすぎると死んでしまうのかなという人もあるが、河合氏はなんとなく50位で死ぬ寿命を感じ取ってそれだけやったのではないかといったそうです。私が思うに河合氏本人もあまりにいろいろなことをやりすぎて命を縮めたのではないかと思います。

 人間の人生には実に多様な見方が可能なのだということなのだと。多様な見方によって豊かな人生を送れるのに、健康ということだけに縛られてしまうことの精神の貧しさを指摘したいというのです。それは「心」に関する価値を評価できなくなってしまったということと関係がありそうである。忠義とか孝行が最高の価値を持っていたものも今は下落してしまった。親切とか愛情とか言ってもこの競争の激しい時に、そんなことを言ってはいられないといわれそうである。

 昔、ギリシャ時代では、体と心と魂という三つの要素によって考えられていたという。現代人は「心」に失望しつつ、魂の重要性を再び認識しかけているのだが、そんなものは知らぬので、それを飛び越えて「体」をやたらと大切にするのではなかろうか。もっとも重要な魂のことを知らぬことから生じてくる不安を何とかごまかそうとして、体を大切にする。こういうふうに考えていると、ジョギングなどをしている人に「宗教的情熱」を感じさせることがあるのもうなずけるのである。魂のことに思い及ぶことで、健康病からの回復がなされるように思うのである。

 以上が、この節の内容です。

 確かに健康病の人は多いと思います。いろいろなテレビ番組(たとえば試してがってんなど)で放送されると翌日、体に良いというその品物が一ぺんにになくなってしまうということがよくあります。西原理恵子さんの『毎日かあさん』と言うマンガで、同居している西原さんのお母さんが、NHKの「試してがってん」を見ていて、「なになにがいいぞね」と言ってそれを家族のみんなに強制的にすすめるという話がのっていました。                    

 前にも私のブログにも書きましたが、検診でのメタボの基準がおかしく、みんなを「病気」にしてしまい、薬づけにするという問題を書きました。高齢者ではやせが最も死亡率が高く、「ちょい太」が最も長生きであるといわれます。最も長生きする「ちょい太」であるのが本来基準であるべきなのではないでしょうか。と「ちょいぶと」である筆者がつねづね思うことなのですが。胴周りが女性で90センチなのが、男性で85センチ以上で肥満と言うのは全くおかしいです。欧米では逆です。また身長との対比も無視されています。身長190センチの人と、150センチの人では胴周りもかなり違うはずです。これにはすでに批判が多く、この基準では男性94,3%、女性85%が何らかの基準をオーバーするというのです。5%の男性しか異常なしというのはおかしいです。この基準では多くの人が以上と判定され無駄な医療費を払わなければいけないことにないことになります。

 ともかく全体のバランスが大切なのですが、いろいろな健康法の中で偏って何々がよいとか言って、実行すると体に悪いのははっきりしています。

 ただみんなが体に気をつけすぎるのは、河合氏の言うように、宗教的情熱や「魂」がかけているからだけではないように感じます。自己責任をいい、ストレスを強く感じさせる競争社会によって心身がひどく痛めつけられているという一面を見なければいけないと思います。ともかく、心身ともに疲れきらせるような世の中なのです。だから少しでも健康でいたいという要求につながります。そういう社会的側面を見ないで個人の「こころがけ」が悪いように言うのはどうなのでしょうか。確かに人に健康で「ああしろ、こうしろ」という迷惑をかけている人はいますが。

 それに魂って一体なんでしょうか。宗教的情熱なのでしょうか。河合隼雄氏は創価学会とのつながりが強いと聞いていますが今一つ私にはわかりません。たとえば私は無神論者で実用的人間学に基づいた科学的信念を持って心のよりどころにするということはありますが宗教的情熱は持っていません。あらためて魂というのはなんででしょうか?またここでいう河合氏のいう、現代人が失望する「心」というのもいまいち私にはわからないのですが。お考えがあれば教えていただきたいと思います。

「心のなかの勝負は51対49のことが多い」他 『こころの処方箋』4 

このブログは2010年6月29日に書かれたものです。一部書き加えて更新いたしました。

第16章 「心の中の勝負は51対49のことが多い」

第15章 「一番生じやすいのは180度の変化である」

「心の中の勝負は51対49のことが多い」という文章が16番目で、「いちばん生じやすいのは180度の変化である」という文章は15番目の文章です。これは関連した内容です。そしてこのことを知っておくと人をみるときの心構えとして大変役に立ちます。筆者自身もこのようなことをいくつか感じました。

 河合隼雄氏はカウンセリングで、中学生や高校生と話をすることがよくあったのですがそのありさまの一つを次のように書いています。

 あるとき、無理に連れてこられた高校生で、椅子を後ろに向け、私に背を向けて座ったこがいた。このようなときは、われわれはむしろやりやすい子が来たと思う。この子は、お前なんかと話をしないぞという対話を開始する。「これはこれは、話す気がないらしいね」というと、「当たり前やないか、こんなことしやがってうちのおやじはけしからん・・」という具合に対話が弾んでいく。

 こんなときに私が落ち着いているのは、心の中のことはだいたい51対49ぐらいで、勝負がついているからであると。この生徒も、カウンセラーのところなんか行くものかという気持ちと、もしかしたら自分のことをわかってくれるかもしれないという気持ちが共存していることが多いというのです。51対49というのはわずかの差なのだけれど、それは無意識のうちに沈んでいて意識するところは2対0のように感じられる。意識的には片方が強く感じられるが、実はそれほど一方的ではない。

 51対49より50対50位になると、なんとかごまかすために、「大きい声を出す」人が多いように思う。わざわざ、高校生が椅子を後ろ向きにするのは、「お前などに話さない」という反面「なんとか助けてほしい」ほうが前面に出てきそうでたまらなかったのだろうと。こういうときに相手の大きい声につられて、ことらも大きい声を出して「こちらを向きなさい」などいうとせっかく逆転の動きが止められてしまう。もう話なんかするものかとなってしまう

 もっとも、人間は時に本当に「大きい声」を出さねばならない時があるので、厳密にいえば、「場にそぐわない大きい声」とか、「不必要な大きい声」を出すときは逆転の可能性が高いというべきでしょう。もちろん、前のだしたような態度も同じです。要は勝負を焦ることはないといっています。

 その結果として人間が変化するときには.もっともおきやすいが180度の変化だということになります大酒のみの人が、ぴったり酒をやめる。感心していると急に戻ったりする。非行少年が急に変身して途方もなく「よい子」になる。周囲が称賛するとまた急に逆転が起こって「やっぱりあの子は悪い子だ」という。

 自分の生き方を両親の生き方と比べてみると、そっくり同じかその正反対なことが多い。その方向を20度とか30度とか変えるのではなく180度変化をする傾向がある。そのようなものだと思っていれば、180度の変化が起きても、やたらに喜ぶこともないし、じっくり構えられる。前に書かれているように人の心は49対51ということが多いので、急激に変わることが多いのです。

 そういうものだとゆっくり構えていれば、又もとに戻って悪くなったとしても、だまされたなどと怒らないでまたよくなっていくことを期待して、ゆったりと対していけます。本人も、よくなったときに、経験したことを生かして、次第に本当に定着して、よくなっていくものだというのです。このようなことは別にカウンセラーとして、人と相対していなくとも日常生活で、私たちがそういうものなんだーと、心得ていくかどうかで、ずいぶん人間関係がよくなっていくことでしょう。

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人の心などわかるはずがない 「こころの処方箋」2 更新版

 この文章は2010年6月25日に書かれたものです。2013年5月に一部変更して更新いたしました。

この文章が、「心の処方箋」の最初に出てくる言葉です。次にその内容を書いてみます。

第1章  人の心など分かるはずがない

「臨床心理学を専門にしていると。他人の心がすぐわかるのではないか、とよく言われる。私に会うとすぐに心の中のことを見すかれそうで怖い、とまでいう人もある。~しかし実のところは一般の予想とは反対に、私は人の心などわかるはずがないと思っているのである。一般の人はちょっと他人の顔つきだけで「悪い人」とか「やさしそうな人」とわかったように思う。ところが専門家はひょっとしたらその逆かもしれないと考える」というのです。簡単に判断を下さないようにするということです。

 実はブログ筆者も、人相術をかなり独学で勉強して、12回の手相術、人相術の話をセミナーで何回かお話ししたりしているのですが、そういうと、すぐ、ほとんどの人が、では私のを見てほしいとか、何か見透かされそうで怖いとか、いうのです。特に飲んだ席などで、少し見ただけで、なおかつ薄暗いところで、簡単にあなたはこうこうですなどは言えないのです。だいたいは眼の形では、こういう傾向があるところが、鼻では逆の傾向があるとか、いろいろ複雑な要素が絡まって簡単には言えるものではないのです。

 余談になりましたが、続けます。文章は以下のように続きます

「カウンセラーのところにどうにも見放されて「札つき」の非行少年と呼ばれる子が連れて来られ、そしてこの子の心を分析してどうすればよいかを対策を考えてほしい」と言われる。

 しかし一番大切なのは、この少年を取り巻くすべての人が、この子に回復不能な非行少年というレッテルをはっているとき、「はたしてそうだろうか」、「非行少年とはいったい何だろう」というような気持ちを持ってこの少年に対することなのである。「悪い少年」だと決めてかからないことが大切である。少年に会ってみると、あんがい少年が素直に話してくれる。少年が涙を流しながら、実はお母さんが怖い人で、小さい時から叱られてばかりだったという。これを聞いて、「母親が原因だ」とすぐに決めつけてしまう人も素人である。

 母親に対しても、簡単に決めつけられないという態度で会っていく。このような態度で会い続けると、それまで見えなかったものが見えてくる。母親が怖いとばかり思っていたのが、幼い時に母親にやさしくしてもらったことを思い出したりする。~この少年の心をすぐに判断するのではなくて、それがどうなるか、未来の可能性に注目して会い続けることが大切である。

 即断せずに期待しながら見ていることによって、今までわからなかった可能性が明らかになり、人間が変化することは素晴らしいことである。しかしこれは大変なことであるという。わかったと決めつけてしまうほうが簡単だ。このこの問題は母親だとか、この非行少年は厚生不可能だと決めつけてしまったしまうほうが。だれかを非難して問題が解決されたような錯覚を起こしてしまう。こんなことのために「心理学」が使われてばかりいるとたまったものではない。                                               

 「心の処方箋」は「体の処方箋」とはだいぶ異なってくる。現状を分析し、原因を究明して、その対策としてそれが出てくるのではなく、むしろ、未知の可能性のほうに注目し、そこから生じてくるものを尊重しているうちにおのzyから処方箋も生まれ出てくるのである。

 以上のような内容です。これが一番最初(第一章)に出てくるということは。もっとも基本的な河合隼雄さんの考え方です。調べてみると世の中には百数十の臨床心理学の流派がありますが、人間のタイプをいろいろに分けて、それに対して、機械的に処方箋をだすものも多いように感じられます。人間が決して固定的なものではなくて、いろいろによくも悪くも変わっていく存在であり、決してある人物を、こうだと決めつけてはいけないということを、私たちも考えておかなければならないでしょう。ですから、血液型や、星座や、もろもろの性格診断などを含め、簡単に人を分類し、レッテル張りをして判断してしまうことなどは、もってのほかであると思います。特に血液型などでは自分が血液型性格診断が正しいと信じ込んで、それを上司と言う立場を利用して人を差別化してしまう(これをブラハラといいます)などはトンデモないことです。

河合隼雄氏の『こころの処方箋』に学ぶ 1更新版 悩んだ時のバイブル

 このブログは2010年6月24日に書いたものです。臨床心理学については、このころは盛んにブログに書いていたのですが、最近(2013,5)は、あまり書いていません。以前に書いたものに若干手を加え、最近のブログに変更いたしました。

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河合隼雄氏と『心の処方箋』について

 河合隼雄は1928年に兵庫県で生まれ、父は歯科医院を開業し、なんと7人の男兄弟の五男です。兄の一人の河合雅雄は著名な霊長類学者です。河合隼雄は京都大学の数学科を出て、はじめ高校の数学の先生をしていましたが、子どもたちの悩みの相談を受けるうちに、心の問題に真剣に取り組む必要を感じ、京都大学の臨床心理学の大学院に行くことにしました。その後天理大学の教授になり、1962年から3年間スイスのユング研究所に留学し、日本で初めてユング派精神分析家の資格をとりました。日本に戻り京都大学で、教育心理学科臨床心理学教室を作りました。

 1985年には日本心理臨床学会を設立し理事長になりました(心理学ではそのほかにいろいろな学会があります)。その後、「臨床心理士」の資格を確立するのに努力しました。1987年には箱庭療法を日本に紹介しました。1992年に京都大学を退官し1995年に国際日本文化センター所長に、2000年には紫綬褒章さらには文化功労者になりました。2002年1月には文化庁長官、4月には「心のノート」という道徳の副教科書の編集を行いました。6月には文化庁の管轄である高松塚古墳問題で謝罪をし、給与を一部返納しました。8月には脳梗塞の発作によって倒れ、その後、一度も意識を回復しないまま2007年に79歳で死去しました。高松塚古墳問題での心労が命を縮めてしまいました。残念なことです。

 河合氏はユングの心理学の第一人者であるとともに、極めて多面的な分野に興味を示し、フルートの演奏会も行いました。臨床心理士の制度や、スクールカウンセラーの制度の確立に努力しました。冗談好きで、日本うそつきクラブ会長を自認していました。日本人の精神構造や物語の世界についても鋭い分析を行っています。また多くの臨床を経験しています。また講演会はユーモアに満ちて面白いと大変評判でした。著書73冊、共著34冊、洋書9冊を出版しています。私も、直接の講演は聞いていませんが、テレビでの話は何回も聞いています。大変面白くまた、ためになるという話でした。

 その後「河合隼雄講話集」という、ユーキャンの発行する全7巻のDVDを購入してしまいました。それは河合隼雄氏の講演を録音したものです。本に書かれたものだけでなく、講演での、みんなの興味を引き付ける話しぶりなどは直接の話を聞かないとわかりません。そこには『こころの扉』という副読本があります。いずれ改めていいものを紹介していきます。

 河合氏の様々にある書物の中で、「『心の処方箋』ーたましいに語りかけるエッセイ55編」は1992年1月に新潮社より単行本として出版されました。ちょうど京都大学を退官した年になります。この本は「心の処方箋」という題で『新刊ニュース』に1988年から1991年まで連載したものに10章ほどを加えたものです。連載当時から大変評判がよかったものです。河合氏はあとがきで、皆が腹のそこで思っている常識を書いたと言っています。今日本で常識が教えられることが少なくなってしまった。そこで知識を持っていながら常識を持っていない人が増えてしまった、と言っています。タイトルは、非常識のように書いているが読んでいるとなるほどと思うように書いてきたといいます。たしかに本を読んでみると、それぞれがいひょうをつく題なのですが読んでいくとなるほどと納得するものです、

 あとがきにはさらに、冒頭に掲げた「人の心などわかるはずがない」、そんなのは当たり前のことである。しかし本屋に行くとあたかも人の心がわかるように書いた本がたくさんあるのに驚くだろうと。河合氏は新しく相談に来られた人に会う前に「人の心などわかるはずがない」ということを心の中で呪文のように唱えることにしている。それによって、カウンセラーが他人の心がすぐ分かったような気になってしまって、よく犯す失敗から逃れることができるのであると、言っています。

 河合氏は、最後に、「ふたつよいことさてないものよ」という呪文が好きで、よく唱えている、と言っています。この呪文を唱えると納得がいったり楽しくなったりするのである。格言とか箴言とかいうものではないが読者が「呪文」として愛好してくださる言葉をこの中から一つでも見出していただけると、まことに幸いと思っていると、むすんでいます。

 ブログ筆者のこういちは1992年にこの本を読んでから、「ぜひ読んでみるといいですよ」と多くの人に勧めてきました。河合隼雄氏の本は他に私もたくさん持っていますが、やはりこの本が素晴らしいと思います。この本が大変なベストセラーになり、又今日でも読み続けられるには理由があります。私は、何回か人間学の研究会の例会で話してきました。2008年には二回に分けて実用的人間学研究会の例会でお話しました。1992年の6月には新潮文庫としてだされて、買いやすくなりました。まだお読みになっていない方は、ぜひお読みになってください。

 55編の話は一編が4ページで終わります。ですから大変読みやすいのです。途中から気になったところを読んでいってもいいのです。参考までにこのブログで、私がこれはぜひ知っておいた方がよいと思うことをいくつか書いていくことにします。

『こころの処方箋』

上記の写真の本は1992年1月25日に、新潮社から出版された単行本です。消費税込で1100円でした(現在も単行本は出版されていて価格は1470円です)。その後新潮文庫に入ったのが1998年6月1日でした。価格は消費税込で現在452円です。文庫版の帯には「うそは常備薬 真実は毒薬」と書かれています。この本の紹介として以下のように書かれています。まだお読みになったことのない方はぜひ購入されることをお勧めします。

「耐えるだけが精神力ではない。心の支えは、時にはたましいの重荷になる。-あなたが世の中の理不尽にこぶしを振りあげたくなった時、本書に綴られた55章が、真剣に悩むこころの声の微(ひそ)かな震えを聞きとり、トラブルに立ち向かう秘策を与えてくれるだろう。この短い一章、一章に込められた偉大な「常識」の力がかならず助けになってくれるだろう。」

 

2013年5月 6日 (月)

人間学研究所 2013年月5月、6月例会のお知らせ 最新版 例会参加者 人間学研究所の役員決まる(470)

 過去の人間学研究所例会

第52回実用的人間学研究会例会

日 時 : 2013年3月21日(木) 18時~19時半

テーマ : 「貨幣の歴史から見た世相の変化」

        佐竹は日本を中心としていろいろな国の貨幣を集めてきました。貨幣(特に

      硬貨)の変化を中心として、世相の変化を見てみます。世界の貨幣もいろ

      いろあります。日本そして世界の貨幣の実物をいろいろご覧ください。

講 師 : 佐竹幸一 実用的人間学研究会会長

懇親会 : 魚 民 カラオケ付き

    ★  例会には14名の方が参加し、懇親会には12名の方が参加しました。

第53回 実用的人間学研究会例会

日 時 : 2013年4月18日(木) 18時~

テーマ : 「入来(院)文書と朝河貫一氏について」

講 師 : 杉山 靖夫氏 実用的人間学研究会副会長 

懇親会 :「ソムオー」

   ★ 例会には13名の方が参加し、懇親会には11名の方が参加しました。

今後の人間学研究所の例会のお知らせ

第54回 実用的人間学研究会例会

日 時 : 2013年5月16日(木) 18時~

テーマ : 「3,11原発事故二年 今福島は」訪問 報告会 

報 告 : 杉山靖夫氏 倉田 眞氏、佐竹幸一 他 

      当日はビデオカメラで撮影した福島の状況を見ていただきます。

      その後、参加した皆さんと討議したいと思います。

懇親会 : 鳥良

第55回 実用的人間学研究会例会

日 時 : 2013年6月20日(木) 18時~

テーマ : 「争族」と遺言

     『人間学研究所通信第63号』では、「相続と遺言状」というテーマとお知らせしてお

     りますが、このテーマに変更となります。

講 師 : 深井 直人氏 行政書士深井事務所所長 

懇親会 : 魚民 カラオケ付き 

過去の例会

第50回 実用的人間学研究会例会

日 時 : 2013年1月17日(木) 18時から

テーマ : 「ジャーナリズムの落とし穴ー昨年の誤報ラッシュを顧みる」

      講 師 : 倉田 眞氏 人間学研究所研究員

             新聞社元編集局長

懇親会 : 魚民 19時半から カラオケ付き

● 当日は、16名の方が例会に参加されました。また、14名の方が懇親会場の魚民へ行き、カラオケもしました。さらに7名の方が三次会で、BARの宮に行きました。参加者が多く大変盛り上がりました。

第51回 実用的人間学研究会例会 

日 時 : 2013年2月21日(木) 18時から

テーマ : 「今後の実用的人間学研究会について」

       新年度を前にして、みなさんのご意見をお聞きした。いろいろな企画が出され

       ました。また皆さんの近況についてもお話しいただきました。

       当日実用的人間学研究会の役員の方の選出も行いました。

進 行 : 佐竹幸一 実用的人間学研究会会長

懇親会 : テジョンデ 韓国刺身料理

● 当日は10名の方が参加され、懇親会にも10名の方が参加されました。

新教育人間学部会

過去の例会

第90回 新教育人間学部会

日 時 : 2013年1月25日(金) 18時から

テーマ : 柴田義松氏の教育人間学 お話しと質問に答える

講 師 : 柴田義松氏 人間学研究所所長

         東京大学名誉教授

懇親会 : 越路

● 当日は12名の方が参加され、懇親会には8名の方が参加されました。ここでお話しされた内容は、『人間学研究所年誌」に掲載されます。

第91回 新教育人間学部会

日 時 : 2013年2月15日(金 18時から

テーマ : 「ガルシア(J,Garcia)理論に基づく好き嫌いの考察」

講 師 : 天野幸子氏 女子栄養大学名誉教授 人間学研究所理事 心理学

懇親会 :  鳥良 新大久保駅駅前地下 (変更になりました)

● 当日は9名の方が参加され、懇親会には8名の方が参加されました。

第92回 新教育人間学部会

日 時 : 2013年3月29日(金) 18時から

テーマ : 「健聴者とろう者の狭間で」

       日本とロシアの手話通訳者の育成とろう文化

講 師 : 白村直也氏 大妻女子大講師

懇親会 : 「越路」

○当日は8名の方が参加し、懇親会には8名の方が参加されました。

第93回 新教育人間学部会

日 時 : 2013年4月19日(金) 18時~

テーマ : 「47都道府県の話し」

講 師 : 生田清人氏 駒澤大学講師、帝京大学講師

懇親会 : 越路

○当日は9名の方が参加し、懇親会には8名の方が参加されました。

今後の新教育人間学部会例会

第94回 新教育人間学部会

日 時 : 2013年5月24日(金) 18時~

テーマ : 「3,11原発事故二年 今福島は」 訪問 報告会

報 告 : 柴田義松氏、木村廣子氏、佐竹幸一 他

 ビデオにて、報告をし、以後参加者で討議をいたします。

懇親会 :越路

* 場所はいずれも人間学研究所

2、人間学研究所の役員について

 2012年12月7日に開催されました、人間学研究所の総会におきまして、下記のように2013年度の役員が決まりました。敬称略させていただきます。・ は新任の方です。

(なお、実用的人間学研究会も新しい役員の方を選出の予定です)

所   長 柴田義松 東京大学名誉教授 

              総合人間学会副会長 教育学

名誉所長 小原秀雄 女子栄養大学名誉教授

              総合人間学会会長 動物学、人間学

副所長  岩田好宏 総合人間学会運営委員

              子どもと自然学会会長 生物学

副所長  ・森岡修一 大妻女子大教授 教育学

専務理事  佐竹幸一(株)サタケ会長 実用的人間学研究会会長

 事務局長       総合人間学会監事

理   事 宮坂琇子  東海大学名誉教授 心理学

              総合人間学会運営委員

       中江和恵  東京家政大、和光大講師 教育学

       関根秀樹  原始技術史研究所長

              和光大学講師 原始技術史

      ・木村廣子  女子栄養大学名誉教授 栄養学

      ・天野幸子  女子栄養大学名誉教授 心理学

監査役  ・河村信弘  元女子栄養大学

研究員   永井 治  元横浜国大講師

       西田隆男 自由の森学園カウンセラー

               帝京大学講師 臨床心理学

       ・麻生信子 授業塾主宰

       ・生田清人 駒澤大学講師 地理学

       ・倉田 眞 元新聞社編集局長

       ・白村直也 大妻女子大講師 教育学

人間学研究所

 〒160-0073

  東京都新宿区百人町1-3-17 佐竹ビル3階

   JR 山手線新大久保駅から3分大久保通りに面す

     03-3209-1888

     pcr92240@nifty.com

   ★ 例会は、人間学研究所以外の方も自由に参加できます。

  お問い合わせは 佐竹幸一まで 090-6549-2677

      

2013年5月 5日 (日)

近況,5 1、五月の花 2、佐竹ビルテナント交代 3、二火会で、健康法の比較を話す(495)

1、五月のベランダなどの花の状況を写真で見ていただきます

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五階の自宅で育てている胡蝶蘭です。すでに前にも紹介しましたが、花が落ちて店の前に捨てられていたものを、拾って育てたものです。3年目になります。前は2列づつ咲いていましたが、今は1列に減っています。でも花は大きくて立派です。

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 前の写真で、小さい鉢が二つあり、そこにこの花が咲いていました。来年のために早めに切り取って別に花だけをいけています。ずっと咲き続けています。

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三階のベランダです。手前がバラ、奥の白い花がつつじです。マmm中の白い花はおととし家内が母の日でもらった花を植えたもの、花の種類はわかりません。

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紫蘭.が咲いています。この花はずいぶん前から毎年咲き続けているものです。

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イチゴです、左下にかすかにみが見えます。二年前に3種類を買いました。今は野生化したように次々と腕を伸ばし広がっています。小さめですが、食べられる実がたくさんなっています。

2、佐竹ビル、テナント交代東京ガスライフバルから韓国ショップ店へ

 すでに、この件につきましては、ブログに書きました。この連休中で、東京ガスライフバルの店が、東京ガスの滝野川に転居いたします。

 4月22日(月)には、旧東京ガスの百人町の人たちが北新宿の中華料理店に集まり、お別れパーティーが開かれました。初め50名くらいといっていたのですが、すでにだいぶ前に退職した人達も集まり、全部で、70名近くになりました。わざわざ、長野県からこのパーティーのために参加した方もいます。

 以前の(株)サタケの東京ガスエネスタ百人町の時代は良かったと、懐かしむ人が多く、やってきたことが間違いでなかったと思います。建築関係の東京ガスの仕事以外の仕事の売り上げが売り上げの4割を占め、自店施行能力をたかめ、かなりの難しい工事も施工できるようになったこと、みんなのやる気を出すように、いろいろなインセンチブを考え出したこと、会社が赤字でも、きちんと昇給や賞与も出して、その結果が合併前には多くな利益が生み出せるようになってきたことなどがあります。残念ながら、合併会社では主導権は他社にあり、せっかくの当社のノウハウはほとんど生かされず、5年たって今だに一度も株主配当がありません。

 でも、合併会社では本当に実力をもっている人がなる現場の責任者に多くのエネスタ百人町の旧社員がなっています。

 最後に、家内と、私に大きな花束をもらってお開きになりました。会社を定年になってからも、ブログを見ていただいている方もありました。ありがとうございました。

 連休明けから早速改装工事となり、一階、二階、4階を使った大きな韓国グッズ店がオープンします。6月1日オープンに向け工事が始まります。

3、二火会で、「健康法の比較の話」をします

 6月11日(火)の、異業者交流会の二火会の定例会で、筆者は「健康法の比較」の話をいたします。場所は人間学研究所、懇親会はいつもの「あうん」です。

 若杉友子さんの「長生きしたけりゃ肉は食べるな」を批判したブログは相変わらず多くのアクセスとコメントをいただいております。一方では長生きのためには肉を食べるべきだといわれます。ブログにも書きましたが、まったく正反対の健康法がいろいろと書かれています。一体どれが正しくどれが誤っているかを話してみたいと思います。

 実用的人間学研究会か新教育人間学部会などでも、折を見て話をしてみようと思っております。

4、5月16日の実用的人間学、24日の新教育人間学部会で福島の現場を見てビデオに撮影したものを見ていただきます。記事は元新聞社の編集局長である倉田 眞におねがいしました。有意義な討議がされることを期待しております。実用的人間学研究会例会の懇親会は鳥良で行います。

5、、こういちの人間学ブログ 現在記事件数495件

2009年7月に「こういちの人間学ブログ」を書き始めてから、もうすぐ4年がたとうとしています。2013年5月5日で、記事数で、495件となりました。またアクセス数で、「こういちの人間学ブログ」だけで現在47万件、「こういち」含む総合で47万7千件となっております。継続的に読んでいただいている方もかなりあり、拙いブログなのに、本当にありがとうございます。現在1日1000件以上のアクセスがあり、ニフティのアクセス順位でもだいたい700位くらいになっております。

 5月中には、なんとか記事数500件の一区切りをつけ、アクセス数では50万件の大台に乗せたいと思っております。読んでいただいているみなさん今後ともよろしくお願いいたします。

 

尿路結石になったとき チョイス @病気になったとき NHK Eテレ自分の経験も

2013年5月4日(土)20時~NHK Eテレ『チョイス」で放送

 尿路結石とは、腎臓でできた結石が、ぼうこうに行く際、尿管でとどまり、激しい痛みをもたらすものです。筆者も二回ほど腎臓結石で出血があり、結石破砕術を受けたので興味があり、見てみました。

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 NHKの安本ディレクターは7年前34歳で突然の激痛があり、診断の結果尿路結石と診断されました。石は3ミリほどで、医師から痛み止めと尿管を広げる薬を飲み、そして、水分をたくさんとって運動するように言われました。その結果、結石は排出され痛みは消えました。

 これは結石が小さい場合ですが、ひどい例として9,6ミリの結石ができ、尿が外に出ないため、腎臓が破裂して体内に尿があふれ出る腎臓外尿溢流という、大変な事態になった例を紹介していました。尿管が両方ふさがれると腎不全にもなり、重体化します。

 5ミリの差が対処法をわける

 尿管は5ミリなので、それより小さい結石は、安本さんと同じような方法で排出されます。ところが5ミリ以上の場合はそれは不可能です。秋葉さんは結石が7ミリでした。そこで、結石破砕術(ESWL)を受けることになりました。結石破砕術は衝撃波を出して結石を砕き、小さくしてから体外に出しという方法です。時間は1時間半で、」早ければ1日で退院できます。

 日本には1985年にその方法が取り入れられるようになり、従来では手術で取り出していたのが大幅に、簡単になりました。尿路結石の治療費は自然排出で、保険料3割負担で費用が1万円、ESWLで、約7万円だそうです。ただ子どもや妊婦ではESWLは使えません。

筆者も血尿と腎臓結石でESWLを受けました

 もう10年ほども前でしょうか、伊豆の旅行に行った時に、階段の上がり降りが大変多かったのですが、家に帰ってから尿に鮮血が混ざるようになりました。真っ赤な血尿は気持ちの悪いものです。痛みはありませんでした。早速、近くの国立国際医療センター(戸山町)に行きました。その結果腎臓に結石があり、激しい運動により、腎臓が傷つき出血したことがわかりました。すでに腎臓に結石があるということは、以前腰のCTスキャンをとったときに結石があるといわれていました。そして、ESWLを受けることになったのです。費用は保険がきかないということで確か20万ほど支払いました。最初は一泊入院しました。この時、人間ドックで入院した時以来入院は初めてでした。そして、検査の後、横になった下から超音波の衝撃波をうけます。そんなに痛いほどではなく、びりびりするという程度でした。そして、翌日退院し、尿を受けるものをもらい、結石が出てくるのを待ちます。その後、小さく砕かれた結石が出てきました。分析の結果、シュウ酸カルシュウムでした。妹も同じような手術を受けた時は、牛乳のカルシュウムだったそうです。牛乳を水代わりに飲んでいたためでしょう。その時にまだ石が残っているといわれました。医者からは結石を溶かす薬を処方され、定期的に病院で検査を受けました。薬は大きな酸っぱい薬で日に3回のみます。

 その後、2,3年後くらいでしょうか、また激しい運動をした時に血尿が出ました。そのころには薬も飲まなくなっていました。また、ESWLを受けましたが、一度では石は出ず、2回めのESWLも受けました。今度は入院はせず日帰りで下。20万のお金は一回ではなく石が完全に出るまでの料金だそうで、2回目は無料でした。その後、だいぶたちますが、血尿はでません。強い運動をしないことと、石が残っているのは確かですが、石の成長が遅くなっているのでしょう。以前は現役の社長でしたが、同業者でやはり結石の人がいました。ストレスが高まると結石が大きくなるといっていましたが、5年前に社長をやめ仕事から離れ、ストレスの減少も大きいと思います。また水をできるだけ多くのむことと、シュウ酸の多いホウレンソウを食べるときには、カルシュウムの多い牛乳を入れたり、飲んだりして気をつけていることもあるでしょう。

郡(こおり)健二郎氏の話し

 名古屋市立第医学研究所の郡 健二郎氏がいろいろと話しをしました。

結石は腎杯というところで、つららのようにしだいに大きくなっていく。腎臓の上部にあると外に排出されやすいが、下腎杯というところにできると外に出にくくなり結石が成長してしまう。

 宇宙旅行士は、重力がないために、骨が溶けだしやすくなり、骨粗しょう症になりやすいうえに、結石ができやすいうえに、重力により石が体外に出にくいため、腎臓結石になりやすいのだそうです。付け加えますと以前聞きましたが宇宙飛行士はまた、重力がないために唾液が出にくくなり、虫歯になりやすく、虫歯のある人は宇宙飛行士になれないそうです。

鈴木さんは現在64歳で20代で尿路結石となり、40代で再発しました。尿路結石の人は再発しやすいのです。40代での再発後レントゲンも毎年とらなくなりました。その後調べたら結石が20何ミリもあることがわかりました。こんなに大きくなると破砕術も使えず、結局開腹手術で石をとりだすしか方法がなくなりました。結石になりやすい人はそんなになる前に定期的に検査を受けたほうが良いのです。大きな結石があると、当然ながら腎臓のはたらきが悪くなります。普通、5年以内に50から60%再発するそうです。

 結石ができるのは30代からが多いですが、欧米化した食生活により結石ができる可能背が高くなります。

 舞台俳優の39歳の坪田さん20年前に結石ができた。舞台の上で、急に痛みだすのは困るので尿路結石ができないように、次のようにチョイスをすることにしました。

1、水をしっかり飲む 1日に2リットル以上 尿が薄くなる 外に排出されやすい

  筆者は心がけています。

2、適度な運動 肥満を防ぎ、石を出す効果

  筆者は足腰が痛くこれが一番困難です

3、食生活の改善 コレステロールの多い食べ物をさける

           バランスの良い食事をとる

  これは筆者も気をつけています

 結石の成分はシュウ酸カルシュウムが多い

 シュウ酸カルシュウムとは、苦味のあるものでホウレンソウや大根など野菜などが虫から食べられないように身を守るものです。カルシュウムのあるものと一緒に食べると、シュウ酸カルシュウムになってしまい体内に吸収されない。

ほうれんそうとちりめんじゃこ

タケノコとかつお節

大根とぶり ブリ大根など

紅茶と牛乳など

 今までの食べ物は理にかなっているのです。

 また、野菜は湯がくとシュウ酸は出ていってしまう。ほうれんそうのおひたしなど

逆にホウレンソウを、ベーコン(肉)などと一緒にいためて食べると、逆の相乗効果で結石ができやすい

4、食べてから寝るまでの時間をとる(3時間は必要)

 夕食後すぐ寝ると夜中に濃い尿がたまってくるー結石ができやすい

 また寝ていると下(外)に石が落ちにくい

 寝る前に水を飲む 尿が薄められる

 結石は遺伝性もあるようだ 5,6倍多くなる

 筆者はこれは大丈夫です

尿路結石は身体のアラーム

★ 血尿があり鈍痛があるという場合、大丈夫だろうと思っていたら実は腎臓がんだったということもある痛みがあったら、自己判断せずに病院で検査を受けること

 結石があるということは、血管にも、シュウ酸カルシュウムが沈着しやすいということで、動脈硬化も、引き起こす。動脈硬化など身体を良く調べる必要がある。

 郡氏の名古屋市立第医学研究所では尿路結石を防ぐ新薬を開発中だとのことでした。

2015年4月15日 追記

 NHKのためしてガッテンは尿路結石についてでした。いくつか、そうだったのか、というところがありましたので追記します。

 患者数が今激増中で10人に一人が経験するそうです。私の場合は尿路結石ではなく腎臓結石でした。

 結石ができやすい人は肉食の多い人 酸性食品を多く食べると尿が酸性になりやすい。又、内臓脂肪の多い人もなりやすい。

 シュウ酸の結晶を結石へさせる物質は「オステオポンチン」

 シュウ酸の結晶を作りやすい人は尿が酸性になっている人

 アンモニアがシュウ酸を中和する働きがあり、尿は弱酸性がいい

 尿が酸性になっているかどうかはリトマス試験紙で簡単に

 肉や卵、コレステロール、シュウ酸を多く含む野菜やプリン体を多く含む食品のの過剰な摂取

 -とかく、番組を見て、そんなに食べる量が多くないのに、上記の食べ物を食べない人が、多くなるのが心配です。

 バランスの良い食生活が大事―これが難しいですが。

 オステオポンチンの働きを抑えるのが、お茶や青魚、ブルーベリー、大豆、カボチャ、ニンジンなど≪抗酸化物質≫を含む食品です。

 ◎ためしてガッテンの後には、良いとされる食品が急に売れるそうです。

あと、尿路結石で激痛になるのは結石が尿路を刺激するためと思っていましたが、そうではなくて、尿が腎臓内にたまり、圧力がかかり痛くなるのだそうです。

◎薬局に置いてあった「痛風、高尿酸血症といわれたら」というチラシを家内がもってきました。それによると、尿酸が血液中に多くなる理由は、体内で合成されるものが6に対し、食事に由来するものは、わずか1であるという。そうすると、ホウレンソウがシュウ酸が多いから、食べないほうがいいというのは、ホウレンソウを食べても影響がすくないということです。 

2番目の原因は尿酸の排泄が悪いということで、尿中に1日あたり400から800㎎,便中に100から200mgだそうです。水を飲むのが少なめで、便秘気味なのを、今は水を多く飲むようにしています。

 血液検査で、尿酸値が高いということでしたが、今は以前に比べ、肉などを食べる量は減っています。しかし、水を飲む量が少ないということで納得しました。

 

 

 

2013年5月 2日 (木)

『137億年の物語』とH・Gウエルズの『世界文化史』の比較 総合的な知識の必要性

1、C.・ロイドの『137億年の物語』

『137億年の物語 宇宙が始まってから今日までの全歴史』("What on EartHappened"  クリストファー・ロイド著、2012年 野中香方子訳 出版社 文藝春秋2990円+税)という本が翻訳されています。506ページに及ぶ大型な本です。中には豊富にカラー図版が使われています。

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「小学校高学年から大人まで」楽しめるということ、また本書の特徴としてとして書かれていることは「137億年を歴史を42のテーマで語る、歴史を点ではなく、つながりで考える、西洋が中心でないアジア、南アフリカ、少数民族、イスラム、とうとう多元的な視点で理解する 地球的な規模で人類の文明も相対化する 豊富なイラストと写真で旅するように歴史を感じる  科学と歴史、その接点を考える」ということです。

 うちでも買って来てから、家内が読んで面白いと、読み続けています。読みやすく物語として面白く読めるものです。

 第1部 母なる自然 137億年前から700万年前                             宇宙の起源から、生命の起源、哺乳類の繁栄まで

 第2部 ホモ・サピエンス 700万年前~紀元前5000年                    人類の起源、ホモサピエンスの誕生能交牧畜の開始

 第3部 文明の夜明け BC5000年~570年ごろ                        文明の始まり、ギリシャからローマ帝国、先住民の生活

 第4部 グローバル化 西暦570年ごろから現在                             中世ヨーロッパ、人類を変えたテクノロジー、世界はどこへ向かうのか 

 137億年を24時間として、今何時ぐらいかをいつも書いています。ホモサピエンスが誕生してから、残された時間はわずか3秒だといっています。ページの端に、時間の経過が書いてあります。全体で42章有る中で、15の「採集狩猟民の暮らし」で、時計の針は、23時59分59秒になってしまいます。

 120ページには、ホモ・サピエンスについて書かれていますが、「遺伝子の研究により、現在地球に暮らすすべての人はアフリカにいたひとつの系統の子孫で有ることがう裏づけられた。今日の人類の遺伝子配列は驚くほど多様性に欠けているのだ。哺乳類の大半の種は、人類より遺伝的多様性に富んでいる。チンパンジーさえそのバリエーションは私たちの10倍もある。遺伝的多様性が乏しくなったのは、ホモサピエンスは、ある時期で個体数が激減し(1000人以上、10000人以下になったと思われる)それで非常によく似た遺伝j経法を共有するようになったのだ。(その理由の一つはスマトラ島で起きた大噴火による急激な気温低下あるいは伝染病など)このような話はなかなか興味深いものです。

各宗教に関して述べていることは、等分に淡々と語られています。しかし27章でローマ帝国に関して書いていますが、28章では先住民の精霊信仰、29章では、コロンブス以前の南北アメリカ大陸とヨーロッパ中心でなく世界を均等にえがいているのが特徴です。

 今までの人類の歴史で、戦争や飢饉や疫病などで、人口が激減したことが書かれています。中世ヨーロッパで、黒死病の大流行などで人口が激減し、それにより、中世の支配体制が揺らいだと書かれています。その原因には地球の急激な気温低下がありました。気温低下により作物が実らず、食物の不足が体力の低下をまねき、病気に対する抵抗力が低下します。中世ヨーロッパでは、一時平均寿命が17歳にまで落ち込んだそうです。

 追記 :ブログ筆者追記 

 また、1492年コロンブスのアメリカ発見以来、ヨーロッパ人はアメリカ、あるいはオーストラリアなどの新大陸に侵入し、極端な収奪、奴隷化、殺人を行いました。またヨーロッパ人の持ちこんだ病気の蔓延などにより、1割近くまでも、人口が減少してしまいました。ヨーロッパでは1537年にローマ法王が原住民もアダムとイブの子孫であると宣言するまで、、南米の原住民やアボリジニはアダムとイブの子孫ではないーすなわち人間ではない-から、略奪しようが殺そうが、構わなかったのです。そして植民地化が完了し、キリスト教を現地人に広めるために始めて、原住民も人間と認めたのです。

 42章は世界はどこへ向かうのか? グローバル化した社会での貧富の差の拡大、そしてテロの増大、人口の爆発と化石燃料の使用と環境汚染、遺伝子組み換えなどによる進化への介入、そして最後に、2011年3月11日の原子力発電所事故による世界における、エネルギー問題での大きな方向転換を迫られていることで結んでいます。そして、マルクス、マルサス、ダーウインの予言と警告が、現実のものにならないようにと願っています。

 「自分の子供に、この地球の歴史をどう教えたらいいか、それがヒントになって本書が生まれた」作者クリストファー・ロイドの言葉であると、本書の裏表紙にかかれています。この本の筆者はサンデータイムスの科学記者として活躍した人物です。地球の歴史を文系と理系の両方の眼から見る本書を、自分たちの子どもたちのために書き下ろし、世界的なベストセラーになった。原書は2008年に出版されています。

 このようなスケールの大きな本は、専門の学者がとても書けるものではありません。科学記者という立場で、歴史全体を眺めていく努力の中で、実現できたものです。そしてこのような書物を読むことにより、人間に関しての全体的な知識を得ることができます。現在のような各科ばらばらな学校教育では、なかなか統一したものの考え方を身につけるのは難しいかもしれません。総合的で、科学的で、実用的な人間学を目指す、実用的人間学でも、このような全体的知識を目指します。このブログの筆者も、人間学研究会で、二回ほど1年をかけて、この本のような一貫した歴史、そして、人間の身体と心、そして、哲学や宗教の分野までを含めた、セミナーを開催しました。このような全般的な知識を得た人が多くなれば、様々な偏狭なものの考え方に陥って、自分もまた周りの人たちも不幸にしてしまう人たちが減ってくるのではないかと期待するのです。

追記: 5月5日 日経新聞の特集で、今歴史書を読む人が多くなってきた、と書かれていました。今までは歴史書は5000部も発行すればヒット作だそうですが、今はかなり発行部数が多いそうです。3部門のうち家族で開く歴史書部門で、『137億年の物語」が第1位になっていました。

H・G・ウエルズの『世界文化史』

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 H・G・ウエルズの『世界文化史』("The Outline of History")は最初に1918~1919年に書かれました。何回か改訂され、1951年にR・ポストゲイトがその後の現代の部分を増補しました。日本でも春秋社や角川文庫などで訳されましたが、筆者が感動をもって学生時代に読んだのは1957年(昭和32年)の新潮文庫版です。この本は世界的に大きな反響を呼び、当時世界で300万部が売れたといっています。現在はもっと多くなっているでしょう。H・G・ウエルズは『生命の科学』全5巻も書いており1935年版、平凡社出版も筆者は持っています。

 H・Gウエルズは皆さんご存じなとおり、有名なS・F作家です。『宇宙戦争』、『タイムマシン』、『透明人間』など何回も映画化されていて、S・Fの父とも呼ばれています。ウエルズは『世界文化史』を書く目的を、次のように書いています。

 「わたしが、1918年に世界の歴史を書こうという気持ちを起こしたことについては、いろいろと理由があった。この年こそは、第一次世界後のもっとも疲弊しきった、極度に幻滅を感じた最後の年であった。このような災禍がなぜ起こったのかを考えようとしても、学校で習った歴史では、自分の国以外のことはほとんど知らなかった。そこで改めて『世界の歴史』の必要性を感じたのです。この本はより簡単で平易に読めるようにした。またナポレオンなどを他の歴史家のように単純にほめたたえなかった。そしていろいろな人々がこの本に反論している」

 H・Gウエルズは、世界戦争がおこす恐るべき災禍を再び起こさないように、国際連盟の設立に奔走しました。そして、原子爆弾について予言していました。そしてその原爆により日本が降伏した翌年になくなりました。

釈迦と仏教について

 筆者が学生時代にこの本を読んで特に共感したのは、釈迦やキリストに対して書いたところでした。第3巻の第24章は仏教についてです。「釈迦は通常の食物を要求し、苦行を続けることを拒んで5人の弟子を驚かせかつ恐れさせた。かれが悟ったのは、どんな心理でも人間は健康な肉体によるよく養われた頭脳によってこそもっともよくたっしえられるということであった。」p15 しかし、俗人たちは釈迦の安っぽく驚くような奇跡を求めるものである。p15 釈迦の弟子たちはその師の思想を保存するよりこの樹(菩提樹)を保存することのほうに力を入れすぎたp18

 釈迦はあらゆる人生の不幸や不満があくことを知らない利己主義から来ていることを見究め、、苦悩は個々の貪欲から生まれるものであることを教えた。~人間は自我のために生きてはならないのである。-そうしてこそ初めて人生は落ち着きをえたものになるのである。~涅槃は多くの人が誤って信じているように死滅を意味するものではなくむしろ、人生を卑しくしたり、惨めにしたりひどいものにしたりする自我的目的の死滅を意味するものである

 自己放棄は全きものでなくてはならない。釈迦の見方からすれば、死を恐れることは自己の卑小な個人的生命を限りなく続けようとする貪欲であり、~釈迦の宗教は「不死」の宗教にまさしく対立し、その教義は個人的苦痛によって力をえようとする企てにすぎない苦行者とも、厳然として対立する。p21から22

 人々はより大きな有るものに自身を融合させることがなくては、社会的秩序も、安心も、平和や幸福も、高潔な指導精神なり、王位もないのである。

 原始仏教はいくつかの点で、これまでに述べた宗教とは異なっていた。仏教はまず第一に行為の宗教であり、儀式や生贄の宗教ではなかった。それは寺院をもたず、生贄や祭司という神聖な階級も持たず、またいかなる学的な体系もなかつた。p24

 ここに一部のみを書きましたが、この時期に読んだもっとも釈迦の言ったことにもっとも近い原始仏典『スッタニパータ』を読んで、またさらには、手塚治虫のマンガである『ブッダ』をよんで、釈迦本来の教えに共感し、また次に書くキリスト本人の生き方において、宗教に対する私の基本的な考え方が固まり現在に至っています。

キリストとキリスト教

 第28章 [キリスト教の勃興と、西ローマ帝国の衰退」                    イエスは貧しい説教者で、ほこりっぽくて、日差しの強いユダヤの国をあちこち徘徊しては時折恵まれる食物で生活していたのである。しかしキリストは、そのえがかれた絵のなかで、きれいにえがかれていて、多くの人々はイエスを非現実で非真実の人間と思わせてしまう。p218

 聖書でイエスの父ヨゼフがダビデ王の直系の子孫であるように書いているが、この書き込みが不合理なのは、その伝説によると彼は実はヨゼフの子ではなく、奇跡によって身ごもったということだからである。p218(これはブログの筆者が、聖書を読んで違和感を感じたところです)

 イエスが自身を「キリスト」(ギリシャ語で救世主)とか神の分身とかを主張したことはなく、重要なことと考えていなかった。~懐疑的な著者(ウエルズ)は大胆にイエスをキリスト教とよぶことを全く否定しているほどである。p221

 改宗者や弟子たちは、次第に神殿や裁断や恐ろしい神々、贖罪の儀式や、聖職者の献身、呪術的な祝福といった昔ながらの思想に立ち戻り、やがては憎悪、利害、競争、尊大などの古い習慣的な生活にぎゃくもどりしていったのである。p221から222

 イエスはユダヤ人のみが特別な神に祝福された民族ではなく、男女や身分を問わず、すべての人が神の元に平等であるいった。

 イエスの教えのうちには富豪や、祭司や交易者や、帝国の官吏や一般のそうとうな市民にとっては、その生活の大部分を革命的に変化しなければ受け入れられないものが数多くあったが、しかもそれは釈迦を真に信じる弟子ならば、極めて容易に受け入れられることであり、初期の仏教徒にとってはナザレので死になることには何の妨げるものはなく、イエスの直弟子にしても釈迦の全経典を受け入れることはまことに楽なものであったろう。p229,230

 以上のような、H・G・ウエルズの釈迦やイエスに対しての考え方は、前にも書いたように」ブログ筆者の宗教に対する基本的な考え方の元になったものです。そしてブッダや、イエスは好きで、いわゆる後世弟子たちが作り上げた「宗教」は嫌いという考え方です。

 他にも『世界文化史』では、さまざまなことを、知ることができました。『137億年の物語』では、全体の歴史を幅広く学ぶことができるという点は、優れていますが、H.G・ウエルズのような、世界観、人生観を示そうと言うものではありません。いずれにしても、興味をお持ちでしたら、ぜひお読みになってください。

★ 『世界文化史』は現在出版されていないようです。1902年に書かれた、『世界史概観』は岩波新書で、上下巻であるようですが。出版されていないとすれば残念なことです。

                       

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