6,30 コース変更。新大久保の反韓デモとそれに反対する人々 毎日三面トップで 6,16もデモが
6月30日の反韓デモは大久保通り通行を認められませんでした。追記
6月30日(日)の「日本人差別をなくせデモ実行委員会 第3弾」
として、「コリアタウンを推進した中山ひろこ新宿区長の辞任を要求するデモ」は6月30日大久保公園に集合し、4時からデモ行進となっていました。私の住んでいるビルの5階からは、職安通りから始まるシュプレヒコールの大きな音が伝わってきました。いつもはそこから明治通りを経て大久保通りを通るのですが、一向にちかづいてきません。それで、インターネットで調べてみると、デモコースが変更になっていました。どうも前回のデモで、逮捕者8人を出した騒ぎから、公安委員会がデモ行進が新大久保を通るのを禁止したようです。
当日は有田芳生氏が、ネットで、「6月30日の新大久保反韓デモを非暴力で一人カラーやつらを通すな」という呼びかけがあり、反韓デモに反対して集まった人もかなりいることでしょう。
先日のデモでの小競り合いで逮捕された8人のうち、デモ隊側の2人と、反デモ隊の一人が罰金10万円の略式命令を受けたようです。
今日もよい天気の中、たくさんの人が、新大久保をおとづれています。1週間おきの日曜ごとに行われていた、反韓デモが新大久保に来なくなったのはとても良いことです。
それにしても、中山区長が、積極的にコリアタウンを推進したわけではありません。まったく的外れです。中山区長は、新宿区にいろいろな国の人々が、仲良く共存し、多文化交流が進むことは推進していますが。
4月21日(日)の新大久保における反韓国・北朝鮮デモ
21日の午後4時ころ、デモ隊の来る音で、このブログを書いているビルの三階から外を眺めました。前回は3月31日(日)で、その時には、ビデオカメラで撮影しました。しかし、携帯では写真をとっていなかったため、ブログを書きませんでした。今回は携帯で写真をとりましたので紹介します。31日以後デモはしばらく無かったのです。以前は日曜日は毎週のように有りました。
ここがデモ隊の最初のところです。日の丸、海軍旗、プラカードをもっています。歩道には警察官が並んでいます。宣伝車から女性のシュプレヒコールのあと、右翼の街宣車でよく聞くく口調の男性のシュプレヒコールが続きます。韓国人は出ていけとか、死ねとか、過激な声とプラカードが今まで目立ち、問題になっていました。自民党政府の人の中の発言でもも行き過ぎは良くないという声が出ていました。前回に比べると少し穏やかになっていました。
ここはデモ隊の中ごろです。向こう側の歩道には反デモ隊の人たちがいます。
同じ写真を載せてしまいました。向こう側の車道にも警察官の列があります。手前の警察官は機動隊で、向こう側の警察官は一般の警察官のようです。
反韓国のデモ隊反対する人々の状況を、拡大して映しました。いろいろなプラカードを掲げています。前回の3月31日に比べると、21日の今日は、冬のような異常な寒さで、少し前まで雨が降っていたせいで一般のお客さんもいつもの日曜日の半分以下でした。
3月31日のデモの状況
前にも書きましたが、3月31日の映像はビデオだけです。そのビデオの画像を携帯のカメラで写しましたので、ぼんやりした画像になっています。この日は天気が良く、デモがなくても歩道を歩くのが大変なぐらい混んでいましたから、そこにデモ隊、反デモ隊の人々で人であふれかえっていました。時間は同じ午後4時ころです。
これは、私のビルの前にある大画面のテレビです。この画面にはいろいろな人が、反韓国朝鮮のデモで行っていることがおかしいとコメントを寄せていました。
前回31日の時には天気もよく、一般の人たちも極めて多く、デモ隊の声、それを非難する人々の声が、混ざり合い騒然とした雰囲気でした。上記の画面には仲良くしようぜ、という字幕も出されていました。その状況はビデオの映像でないととても表現できません。
デモに反対する人のマイクでは、日の丸を掲げて、韓国朝鮮人は出ていけとか口汚く非難するのは、日の丸に対して冒涜ではないかという声もありました。また、外国人は出ていけという様な事を言っていたら、いいろいろな人が外部から移住して住んでいる、東京などは成り立たないという声もありました。
デモ隊は今回も前回も同じくらいの数と見えました。反デモ隊の数は、デモが通り過ぎてもまだたくさんいましたから、3倍くらいの人がいるように感じました。竹島問題などで、韓国の態度に不満をもっている人が多く、それが右寄りな安倍首相を支持する人が増えているということもあるようですが、あまり過激な、韓国人は殺せだの、店をやめて出ていけとか排斥するのは、一般の人を白けさせ、かえって逆効果のような気がします。
5月 追記 安倍首相が対韓国・朝鮮人排斥を非難
毎日新聞5月8日の記事では、7日の参院予算委員会で、民主党の鈴木寛氏が、在日韓国・朝鮮人を対象とした排斥的なデモが国内で横行しているとして安倍首相の見解をただした。首相は「一部の国、民族を排除しようという言動があることは極めて残念だ」と非難した。
首相は「他国や他国の人々をひぼう中傷することで、我々が優れているという認識をもつことは間違っているし、結果として自分たちを辱めていることにもなる」と強調した。
鈴木氏は「首相のフェイスブックにもそうした(排外的な)書き込みが増えている」と指摘し、、行きすぎた言動は慎むよう呼び掛けることを提案。首相は「私のフェイスブックでそういうエスカレーションをやめるべきだとコメントしたい」と応じた。
★ 5月の連休中にはデモはありませんでした。首相のこのようなデモは好ましくないという発言は一定の影響力をもつと思われます。5月の連休中には特に後半天気に恵まれ、今までの最盛期の人通りでにぎわいました。
追記 5月12日のトラックバックで、いっておられることは、確かにごもっともというところです。
今後、日曜日にデモがあるかどうか様子を見ていきます。
追記 6月16日(日曜日)午後3時40分ごろ 反韓デモがありました。
今日は午後3時40分ころ、反韓デモがありました。いつもは3階からの写真ですが、今回は5階から写しました。隣のビルのベランダや、木が邪魔になりあまりうまく写せません。
右側が反韓デモで、左側はそれに反対する人々です。
反韓デモを拡大しました。警察官が目立ちます。いつものように、日の丸や旭日旗を掲げています。参加者はいつも同じくらいの人数です。
反韓デモと右側歩道のデモ反対の人たちです。
反韓でもに反対する人達です。このようなデモに反対する人たちのデモをカウンターデモとよぶそうです。デモといっても歩道にいますから正式に許可をとったデモではないようです。こちらも警察官がついています。反韓の人たちのブログなどを見ていると、カウンターデモの人たちを「レイシスト(差別主義者)しばき隊」というのだそうです。
家内が新大久保駅から自宅まで戻る途中で、駅周辺で、反韓国デモに反対するという署名活動をやっていて、普段でも混んで身動きが取れないように混んでいるので、かえって来るのが大変であったといっていました。
6月13日(木)に渋谷のアップリンクで、映画を見た帰り、ハチ公前で宣伝車と、ビラをまく一団がいました。そのチラシを見ると、どうも、今新大久保などでデモをやっているのと同じ人たちのようです。やっているのは民主党のバッシングで、道行く人たちにお前たちの中ににまだ7%も民主党を支持しているバカがいると言っていました。チラシでは民主党の議員を非難しています。そして、民主党のときは株安、円高なのが安倍内閣になって株高、円安になった。こんなに違うんだぞと、手放しでほめそやしていましたが。株や円は外資やファンドにいいように操られ、ごっそりもうけて撤退して行っただけなのに。そしてもう今は株も安くなり、円も高くなっていているのに。今の安倍内閣というものを、新しい右翼の人たちがいかにほめているかが良くわかります。
2013年6月17日(月)追記
毎日新聞6月17日の朝刊によれば、「在日特権を許さない市民の会(在特会)」会長、高田(通称・桜井)誠容疑者(41)ら4人と、対立グループの自称会社経営者、清義明容疑者(46)ら4人の男女恵8人を暴行容疑で現行犯逮捕した。在特会などによる一連のデモでの主張は、差別的な表現で憎悪をあおる「ヘイトスピーチ(憎悪発言)」とよばれ社会問題化しており、反発するグループとの対立も深刻化している。
高田容疑者は午後2時ころ新宿二丁目の路上で清容疑者の胸倉をつかみ、唾を吐きかけた。清容疑者の逮捕容疑は同じころ、高田容疑者のメガネを払いのけたーとしている。
他の6人もあいてグループの参加者をビニール傘で案ぐったり顔面を殴ったという。在特会は2006年ころに設立され、ホームページで会員数13000人超と歌っている。16日のデモは在特会とことならう団体が主催していたが、同会のメンバーら約200人が参加。これに抗議する参加者約350人がにらみ合う形となり、あちこちで小競り合いとなった。
追記 2013年6月19日 毎日新聞に[加熱する憎悪」
6月18日には、毎日新聞の朝刊三面記事トップに、10段使っての記事「ベビーカー押してヘイトスピーチ」差別あおる真意は?という記事が掲載され、19日にはその続きで、フリーライターの赤城智弘さんが「排除は国民の仕事」と在特会長ら釈放という記事がのりました。
「ゴキブリ、ウジ虫、朝鮮人。お前ら一匹残らずたたきつぶす」拡声器で叫ぶのはデモの主催者で「行動する保守」を掲げるグループ「新社会運動」の桜田修成氏。参加者は約200人。一方、「いつまで差別を楽しむのか。恥ずかしくないのか」怒声を上げたのは、今年一月に音楽業界の関係者らで発足した「レイシスト(差別主義者)しばき隊」ら反対派。無言でプラカードを掲げる「プラカ隊」なども合わせ約350人に上る。
小競り合いで顔から血を流した男性も。シュプレヒコールが加熱すると、「朝鮮人ハ皆殺シ」などと書かれたプラカードを持って行進するデモ隊との間に機動隊員が間に入った。
「差別主義者は恥をしれ」のプラカードの男性は「表現の自由としては度が過ぎる。憎悪の連鎖はなにも解決しない」の横断幕の別の男性も「弱いものいじめにすぎない」。飲食店経営の韓国人男性は「韓国で報道されたら、誤解が広がり、反発を招く」と顔をしかめた。
この日のデモでは「在日特権を許さない市民の会(在特会)」会長、高田誠容疑者らが暴行容疑で逮捕された。16日には不当逮捕だと新宿警察に抗議した男性は、「愛国心が強い人がネットで真実を知って立ち上がった。竹島を侵略する韓国人への対抗だ。」
「しばき隊」の野間さんは「公正な社会を破壊する言論で暴力そのものそのもの」などと批判しています。
19日の新聞でフリーライターの赤城智弘氏は、今の社会で閉塞感が高まる中で、「在特会」の活動が鬱積した不満のはけ口として一部で共感を呼んでいる。それは第一次大戦後インフレに苦しんだドイツ人中間層がすべてをユダヤ人のせいとしたナチスを支持した状況と重なる。ヘイトスピーチを法律で禁止しようという議論もあるが言論に法規制はなじまない。
今の日本人は職場と家庭に引きこもり、その外側で起きている減少への関心や創造力を失ってい。地域や社会で人間関係を強め、属性のことならう人々と付き合っていく中で差別を許さない言論を地道に鍛えていくほかはない。ヘイトスピーチを排除するのは、国家権力ではなく国民の仕事なのである。(18と19日が前後してしまいました)
18日の新聞では「在特会」を追いかけたルポを書いているジャーナリストの安田浩一さんは、在特会を長く取材しているが、最近の運動は「娯楽」の要素を強めている。16日のデモでは「桜田祭り」という言葉があり、不快感を覚えた。以前はないように共感できなくとも「奪われた権利を取り戻す」という、彼らなりの「危機感」があった。参加者は「自分たちは被害者」という意識は共通する。彼らをつなげているのはインターネットだ。ネット上で個人を攻撃する「まつり」をそのまま路上へ持ち出している。攻撃の対象は「在日」でなくとも「マスゴミ」[生保」でもいい。彼らは愛国社を自称しているが、本当は「国から愛されたいと渇望する者たち」ではないか。経済成長が望めず、社会が不安定化する中で、自分たちが守られているいう実感を求めている。だが底には自らが傷つけられている他者への痛みへの想像力と、差別者だという自覚が欠けている。
★ デモの通る大久保通りに面して住んでいますので、デモをいつも見ています。参加する人数はいつも200人くらいで同じです。参加者は新社会運動と在特会との合同ということですが、いつも同じ人たちが参加しているのではないでしょうか。同じ数だけの日章旗と旭日旗を掲げています。そして、安田さんが言っているように娯楽としてやっているようにも感じます。世間で話題になり騒がれるのを喜んでいるのでしょう。インターネットで、2チャンネルなどで、個人を攻撃する「まつり」の延長だというのは、よく的をついています。私のブログを攻撃する2チャンネルがありますが、それも同じ穴のむじなでしょう。私は全く無視していますが。
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