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2013年6月 1日 (土)

不老長生(仙人になる)の秘訣ー唾液を意識的に飲み続ける 古典に書かれた仙人になる咽津法。DHEA・科学的根拠 咽津法 追加

★ このブログは2012年8月10日に更新したものですが、改めて2013年6月1日の唾液健康法をすすめるブログに合わせ更新しなおしました。重なるところも多いのですがご容赦ください。2019年にも追記しました。

 

昨年の7月の私のブログに唾液健康法というのを書きました。私自身も30年(2020年現在40年近く)以上続けていて大変効果があるということで続けているのです。人にも勧めますが、やり続ける人は少ないようです。たまに、やってみてとてもよかったといってくれると嬉しいです。前回は、平安時代の医書である、『医心方』に書かれていると書いているだけでその内容には触れませんでした。ここでその内容を紹介します。

 

『医心方』養生編 

出版科学総合研究所、昭和53年に出版されたものです。現代訳は槇 佐知子さんという、主婦で独学で勉強し、後で『医心方』すべてを翻訳した方がされています。この唾液をのみ込む健康法を、 「咽津法」いんしんほう)といいます。津(しん)とは、体液や唾液などを言います。ちなみに、この『医心方』を書いた、丹波康則の子孫のひとりが映画俳優で最近亡くなった、丹波哲郎氏です。丹波哲郎氏は代代医者の家系で丹波家の子孫です。蛇足ながら、丹波哲郎氏は、私のでた新宿区百人町の戸山小学校の先輩になります。

 

『元陽経』には  常に鼻から気を入れて、口にその「気」を含み、「気」で口をすすぐようにし、舌で唇や歯をなでて「気」を飲み込むこと。一昼夜に千回飲むことができれば大いによろしい。飲食は控えめにすること。               

といっています。千回飲み込むことは容易ではないけれど、私は意識的に唾液をだして飲み込んでいます。年をとると唾液が少なくなっていろいろな異常が生じますが。唾液を飲み続けると、唾液はかえって増えるようになり、胃腸は丈夫に、快食快便となり、歯が丈夫になり、自分の歯を持ち続けることは請け負います。私も67歳(当時、現在は2020年で77才)ですが、歯は全部そろっています。歯の丈夫さは不老長生の基本です。

◎2011年、もうすぐ69になりますが、歯は大丈夫です。2015年11月、あと3か月で73歳となります。歯は残念ながら1本抜けましたその代わりに。親不知の歯が大きくなり代行しています。あとはがっしりして、虫歯もありません。月に一度訪問の歯医者さんに歯石などを取ってもらっています。追記を書いているのが2020年です。

 

つぎに「医心方」に書かれている言葉です。

 

1、老子「尹氏内解」いんしないかい)にはこのように書かれています

唾液はあつまって、「醴泉」(れいせんー王の徳がいきわたると、甘い酒の泉が出ると言われ飲めば不老長寿となる)のようにわき、あつまって、玉のような液となり、流れて美しい池となり、散って精液となり、降って甘露となる。ゆえに口のことを「華池」というのである。口の中に「れいせん」があり、これをのめば、内臓をひたし、からだをうるおし、流れてすべての脈に益し、変化してあらゆる神(しん)を養う。手足や毛髪は唾液を大本にして生ずるのであると。

◎今筆者は72歳ですが、髪の毛は抜けていず、ほとんど白髪もありません。唾液を意識的に飲む続ける、唾液健康法で、77歳でもおなじ状態です。

ちなみに尹氏とは『列仙伝に書かれている周の太夫で、常に唾液を飲み込み、徳を隠して(陰徳)修業したといいます。老子と会うのを予知し、ともに書を交換したといいます。おそらく不老長生、仙人の域に達していたのでしょう。

 

、又仙人になる方法として葛氏方」の説として、 口を開いて舌で上下の歯をなでるようにして、唾液の分泌をうながし、これらを咽む。一日に360回飲むことができればよい。だんだんやっているうちに千回できるようになれば自然に飢えなくなる。十五日までは、疲労の極に達するが、これを繰り返すと次第に身が軽くなって強くなってくる。

ー 仙人になるわけではないので、ここまで、やる必要はないけれど、『咽津法』がいかに大事かお分かりになるでしょう。  

 

、又、劉京道人」がいうには、

毎朝必ず玉泉を飲むこと。玉泉は人を若者のような顔にし、虫を除き,歯を丈夫にする。玉泉とは唾液の事である。朝まだ起床せぬうちに早く(唾液で)うがいをし、唾液を分泌させて、口中を満たし、そしてすぐに歯を14回以上たたく、このようにして二回やったらやめる。なずけて『錬成』という。  

 

、、貝原益軒の『養生訓』

養生君には唾液を大切にし飲みこむことを、同じようなことが書かれています。私はずっと前からこの行法を実行しています。そのせいか、髪は黒いままです。また男女を問わず、精力がつくことは請け負います。 さて世は健康ブームですが、何も仙人にまでならなくともいいのですが、こんなに無料で、健康に良い行法がその気になれば簡単にできるのですから、ぜひ皆さんもお試しください。効果があったらぜひ私のほうに報告してください。すでに報告いただいている方はかなりいますが。

でも少なくとも三カ月は毎日続けないとわかりませんからそのつもりでお願いします。

唾液を飲み込む効果により、精力がつき、性交渉が増えると、その性ホルモンは、若さを増進します。二重の効果があるのです。

 

『養生内解では人が一日中唾を吐かずに口に含んでのんで、気を大切にしていると津液(しんえきー分泌液、体液のこと)を生ずる。これは肝腎な点である

6、『抱朴子』にも 養生の第一に 『唾はため、よだれはたらさぬこと」と書いています。

 

 ◎夜目が覚めた時に、意識的に唾液を出して、舌で歯と歯茎を掃除しながら、飲み込んでいれば、絶対、虫歯にならず、歯周病にもなりません。夜中の睡眠中で唾液が出ないときに、虫歯菌が急速に繁殖し、虫歯が進行するからです。寝てから二度ほど目が覚めた私は唾液で歯を掃除して飲み込んでいますので、虫歯はありません。

 

、 唾液には、特殊な霊力が宿っていると考えられました

夜であった鬼に、自分は新米の鬼なのだが、一番怖いものが何かと聞いて唾液だときいて、その鬼に唾液をつけ退治したという話があります。

 

8、また日本でも俵の藤太がオオムカデ退治のときに、矢じりに唾をつけて倒したなどの唾液の霊力についての話がたくさんあります。

俵の藤太は、正式な名前は藤原秀郷、平安時代中期の武将。下野守に任じられる。下野大掾の子。平 将門を打ち取った功で従4位下、下野国

司、武蔵国司となり鎮守府将軍に任じられた。明治時代にさらに位が追贈された。

伝説では、瀬田の唐橋に大蛇が道をふさいでいました。人々は大変困りましたが、藤原秀郷は平気で蛇を踏みつけて通った。蛇は竜女の化

身で、近江三上山を八巻きした、大百足に苦しんでいるので助けてほしいと頼みました。

大百足に2本の矢を打ちましたが、はねかえされました。そこで3本目の矢に唾液をつけて、大ムカデをいると見事、矢は眉間の真ん中を打ち抜

き退治できました。これは、唾液の霊力によるものでした。竜女はお礼にお米が尽きぬ俵など贈りました。それ以後俵の藤太と呼ばれるように

なりました。

 

 

9, 追加 2024年3月1日 福岡県で相撲好きの河童たちに手に唾をつけて立ち向かっていくと、河童は逃げ散っていった。

  「日本の妖怪百科」河出書房新社 p80

 

◎、この唾液健康法は健康法のほんの一部で、呼吸法、運動法(導引)、などを組み合わせることが大切です。食物を節制してバランスよく食べるのは養生(健康法)の基本です。有名な人相術師、水野南北は「事の吉凶はことごとく食よりおこる」といっています。それらに加えて私も続けていますが、ビタミンEと、ビタミンB1、,B2のある食べ物か薬で補充し、後野菜をよく食べてビタミンCを 必要により補充すると完璧です。

 

 ★ 2011年11月加筆して、間違いを直しました。前はひどい間違いが多く、お恥ずかしい限りでした。

 

2012年8月 追記 唾液を飲み若返りに科学的根拠

 

上記は2011年1月に書いたブログです。以下は追加して書き加えたものです。

 日刊ゲンダイの8月7日の記事に、口を鍛えれば若返るという記事がありました。それは鶴見大学の歯学部・斉藤一郎教授の話として「副腎から分泌されるDHEAというホルモンは“若返りホルモン”で肌のつやや張りの改善、筋力の増強、動脈硬化の抑制、骨粗しょう症の抑制、免疫力の向上などの効果があります。唾液の分泌量が増えるとこのホルモンの分泌量が増えることがわかったのです。そして記事によれば唾液の分泌量をますにはよく噛んで食べなさいといわれるが、それが面倒なら食事の前にガムを噛んでおくといい、と言っています。「食前にガムをガムをかむとしていない人に比べ皮下脂肪も内臓脂肪も優位に減少することがわかっている」と、神奈川歯科大学の小野塚名誉教授の話を紹介しています。

「すなわち若返りには口のはたらきを良くすることが重要である」といいます。よく噛むと唾液の分泌量が増える。それでDHEAが増えるだけでなく、うれしい副作用がある。よく噛むと、摂食中枢の活動が弱まるために食事の量が少なくて済む。しかも良く噛んで唾液の分泌量が増えれば、消化もしやすい。胃腸の負担も軽くなり、ひいては内臓機能の改善につながる。ガムをかむと記憶テストが良くなるともいいます。

「若返りホルモン”DHEA”は、ストレスがますほど分泌量が減ってきます。ところがガムをかむと血中のうとレス関連物質の分泌が減ることがわかった」(斉藤教授)

「中高年ほどガムをかんだりして咀嚼することが大切です」(小野塚名誉教授)

年をとると糖尿病や腎不全などの病気や薬の副作用で、唾液の分泌量が減ることがある。そういう人には「イーウー」の発生練習をすると少しづつ唾液の分泌量が増えるという。この発生をすると口角が上がって顔のシワやたるみの改善になり一石二鳥である。

 

◎2015年、記事を見直したら、字が間違っていました。修正しました。

 

◎以上が記事の内容です。だいぶガムの宣伝もなっているようですが。私の咽津法(インシンホウ=唾液を呑み込む行法)はガムを使わず、食事のときだけでなく、日常的に唾液を出して飲み込むのです。

 

 DHEAとは、デヒドロエピアンドロステロンのことで、副腎皮質や性腺から出る、男性ホルモン(性ホルモンの前駆体)の一種です。これはコレステロールを原料として生体内で作られるホルモンです。このホルモンは25歳をピークとしてだんだん減少していくものです。さて私はこれに関連して「射精により若返る」という、ブログも書いていますが。ここでもDHEAが登場します。それは同じものです。男性ホルモンには若返りの作用があります。

 

ほかに効果として 以下の症状に効果があるといわれています。(Wikipedia)

循環器病、糖尿病、高コレステロール症、肥満、合併性硬化症、パーキンソン病、アルツハイマー病、免疫不全症、うつ病、骨粗しょう症

何か万病に効く夢の薬のように見えますね。

 

 これは、アメリカなどでサプリメントとして、売られているものです。日本にも輸入代行されています。筋肉増強剤として問題になっているステロイドホルモンの直接投与より安全とされています。しかし、こういう薬物に頼ると、本来自分自身の体内で、作られていたものが、体外からの投与で、生産能力が減少し、ずっと薬に頼らなければいけないという依存症的な状態になりがちです。おそらく価格もかなり高いのでしょう。さらに、DHEAを服用した場合、前立腺がんが存在した場合には急速に増殖してしまうリスクがあるということです。安易な服用は危険です。

 

 ガムなどかまなくとも、日常的に意識的に、唾液を出し飲み込んでいると、唾液の中に含まれているDHEA始め様々な有効成分を飲み込むことになります。唾液をどんどん飲み込むと副腎皮質でDHEAも生産されることになります。意識的に唾液を出すには、リラックスして副交感神経優位にする必要があり、意識的に副交感神経優位にすることができます。副交感神経優位と唾液を呑み込むことで胃腸の働きが大変よくなり、胃腸の調子が極めてよくなり、便秘知らずになります。咽津法を続けている私は、めったに便秘になりません。咽津法と他にブログでも書いた、射精により若返りというものを結合させれば、かなり若さを維持できると思います。

 

 この、(唾液健康法)咽津法は、自分だけで無料でできるためにかえって広がりません。これが何かの薬で、製薬会社が大宣伝をして、売り出せば、広がるし、儲かるのでしょうが。

 

ガムはロッテなどの大会社が作っていて大宣伝をしています。さてこの咽津法をまとめた本を書いて、食品サンプルのよくできた梅干しを、おまけとしてつけたら、少しは売れるのかなとも思っているのですが。ともかく、実際にやってみて、いいよと言う人が増えないことにはどうしようもありません。最低でも三カ月はやり続けないと、効果が出ないものですから。

 

よく噛んで食べること、腹八分目とは誰でも言うことで、それで間違いないのですが、私の場合は、日常的に唾液を出して飲み混むことを推奨しているのです。そうすると普通の人の2倍くらいは唾液を飲み込むことになります。夜目が覚めた時には、念入りに下で歯の掃除をしながら飲み込みます。こうすると絶対に虫歯にはなりませんし、歯周病にもなりません。

 

それでは試してみようと、実際に試してみて、効果が上がった方はぜひコメントをお願いします。

 

★ 他に書いた唾液健康法もご覧ください。この方法は、佐竹オリジナルなものです。

 

2013年8月14日追記

 

 咽津法というのを、検索すると私の書いたブログが最初に出てきますが、そのあとに、大紀元という新聞の記事に「乾隆帝が励行していた養生法」というものが出てきます。なかなか参考になるので、原文通りに転記いたしました。

 

 88歳で死去した清王朝の乾隆帝(1711-1799)は歴代皇帝の中ででも珍しく長寿だった。長生きできたのは、さまざまな要因があったといわれているが、その一つに「九常養生法」があげられる。「九常養生法」と歯常に行う九つの養生運動法で、歯常叩、津常咽、鼻常揉、晴(眼)常転、面常搓、足常摩、腹常旋、腰常伸、肛常提がある。

 

1、歯常叩

上下の歯を常に音をたててかみ合わせること。こうすると歯の揺らぎや脱落を防止する。(貝原益軒の養生訓でも指で歯を叩いて鍛えることが書いてある。歯は長寿のもと)

2、津常咽

唾液を常に飲み込むこと。唾液を呑み込むことは歴代の養生学者が推奨している。これによって皮膚と粘膜の潤沢が良くなり、美容効果もある。古代に「唾液一口は千金にも値す」という言葉がある。

 

 方法は、足はあぐらを座に組み、あるいは椅子に腰かけて、全身をリラックスさせて、雑念を排除し、眼と口を軽く閉じて、下で口蓋を舐め、口の中に唾液が溜まったらゆっくりと飲み込む。これを九回繰り返す。毎日朝昼晩3回実行する。

 

(私の場合は、日と時間を決めず、いつも意識的に唾液をだして飲み込んでいるので、もっと飲んでいる量が多いかもしれません)

 

他の養生法は直接下記を開いてお読みください。

 

http://www.epochtimes.jp/jp/2013/02/html/d80124.html

 

「こういちの人間学ブログ」2015年2月21日

 

いろいろ詳しく知りたい方は

 

「唾液健康法 不老長寿に関するブログについて リンク集

をご覧ください。

http://koiti-ninngen.cocolog-nifty.com/koitiblog/2013/06/dhea-78e2.html

 

 

 

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