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2013年6月

2013年6月29日 (土)

近況 1、最近の人間学研例会 2、8月の人間学研旅行下見、3、沖縄へ

6月18日にブログを書いてから、11日ぶりに今日ようやく、書きかけだった、「アベノミクス以後の世の中の変化を見る~」のブログを書きました。いつも私のブログを見てくださる人はどうしたのかなと思われるぐらいの間があいてしまいました。この間に、ビルの内装工事をしていただいた平井さんと、飲みに行ったり、中学校のクラス会があったり、2つの人間学研究所の例会があり、その一つでは講師をするのでその準備をしたりと、忙しくしていました。また6月23日~24日にかけて、館山のマンションの補修工事の立ち会いに行き、ついでに8月に計画している研修旅行の下見もしてきました。それから今度11月完成予定の第三サタケビルの打ち合わせも何回か行われました。というわけで、ブログの更新が遅れてしまいました。また7月1日~4日までは、沖縄旅行に行ってきます。その間もブログを書けませんが、帰ってきたらその報告をいたします。

1、最近の人間学研究所の例会

 6月20日(木)には、第55回実用的人間学が開催されました。テーマは「争族と遺言」というテーマで、行政書士の深井直人氏にお話ししていただきました。参加者は部屋がいっぱいになる15名で、関心の高さがうかがえました。様々な資料をお持ちいただき、配布されました。相続の争いにならないために、遺言の重要性が、指摘されました。当日は税理士や、司法書士の方も例会に参加されましたので、補足的な説明もありました。討議をもっとしたかったのですが、時間が少なくなりました。

 懇親会はカラオケ付きの居酒屋の魚民に行きました。13名が参加し、楽しいひと時を過ごすことができました。

6月28日(金)には第95回新教育人間学部会が開催されました。テーマは「長寿には肉は良いの、悪いの?健康法の比較」を私が話をしました。すでに異業種交流会の二火会で、6月11日にお話しした内容ですが、さらに資料を加えて17ページのレジメを配布しました。途中で、自分の状態を書いていただくテストも行いました。

 参加者は10名でした。当日は都合が悪く参加できないとの連絡が多くありました。、懇親会はいつもの豆腐料理の越路です。6名の方が参加されました。

2、8月の人間学研究所の研修旅行

 8月23日(金)~24日(土)の人間学研究所としては、久しぶりに行う研修旅行が開催されます。現在のところ、柴田義松所長始め、男性が6名、女性が3名の合計9名です。他に参加を検討中の方が2名おられます。今後、まだ増えると思いますので、旅行を開催することになりました。

 6月23,24日に下見をしてきました。始め、初日の昼食をとる、保田の「ばんや」では、天丼とエビ天重をとりましたが、1200円くらいで食べきれない量でした。あと、立ち魚の焼き物も800円ほどで、大きな立ち魚が二切れついてきて、また味もよくさすがに、平日でもいつも満員になる店だなと思いました。当日は団体コース料理もありますが、いろいろとって少しづつわけて食べたら楽しいと思いました、

 白浜の野島崎灯台に行き、そこでそこに近い宿泊予定のライズリゾートを見てみました。写真で見るよりは、もうだいぶたっているホテルなので、そうきれいではありませんが、海際で窓からの景色はかなり良いだろうと思います。ただ、以前中学校のクラス会で泊まった南海荘に比べますと、灯台は遠くに見えることになります。

 一緒に行った家内が灯台周辺をスケッチしている間、灯台下の小さな漁港で釣りをしました。前に来た時も釣ってみましたが草フグばかりで、やめたところです。ところが、今回は同じ場所で、1時間の間に、20センチを超えるキスが二匹とワタリガニが釣れました。夕方、館山のマンションで早速、キスとカニをオリーブオイルで炒めて食べましたが。キスには卵をたくさん持っていて、ちょうどのっ込みで来ていることがわかりました。ワタリガニも網があればさらにもう少し取れるぐらいでした。

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 左側にかすかに見えるのが、野島崎灯台です。中は見学することができます。

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 もっと時間をかければさらに釣れたと思います。やはり草フグが多く、つれたり、仕掛けを切られたりしました。

★ 参加費は2万円 2台の車で行きます。集合は8月23日(土)朝10時人間学研究所前

 昼食を保田野「ばんや」でとり、白浜のライズリゾートへ、最上階の特別室に泊まります。

宴会後クラブでカラオケに、翌日は南房総観光に行きます。

 さて、楽しい旅行となると思います。人間学研究所の関係の方で参加ご希望の方は、メールでお申し込みください。

          pcr92240@nifty.com

◎ 7月6日追記

 現在参加申し込みの方は、男性6名、女性4名の合計10名です。男女いずれも最上階の特別室の部屋を予約しました。ツインの洋室 プラス8畳と6畳の和室の部屋です。

 まだ申し込み可能です。メールなどでお申し込みください。

3、沖縄旅行に行ってきます

 7月1日~4日まで、今年の旅行は三回目の沖縄旅行に行ってきます。胃ろうをしている母がいるのと、20歳を超える老猫など3匹がいるために、夫婦で長い旅行にいけません。それで交代で国内旅行に行きます。今回は過去一人で二度行っている沖縄に行ってきます。おととしは、ちょうど、3,11の大震災の時でした、昨年はいろいろ観光をしましたが、まだ泳ぐには早かったので、今年は、初めて海際のリゾートホテルに行き、泳いだり、海にもぐったり、釣りをしたりとすることになりました。泊まるのは残波岬ロイアルホテルですが、以前の那覇のビジネスホテルと違い、一泊9000円も追加料金がかかりました。シングルというのは無いようです。戻りましたらブログで報告いたします。

4, 少数の反韓デモが通りました

 6月29日(土)13時半ころ、いつもの反韓デモの音が聞こえましたので、三階のベランダに出てみました。いつもは日曜日なのに珍しいなと思いましたが。人数が20人ほどと極めて少なく、あっという間に通り過ぎてしまいました。写真をとったのですがどういうわけかこちらに移行してきません。いつもの団体とは別の団体のようです。

アベノミクス以後の、世の中の変化を見る 貧富の差が拡大

1, 大企業は大儲け

1)、企業の現預金225兆円 日経 6月21日

日銀が19日発表した資金循環統計では、今年三月末に企業が持つ現金・預金残高は前年比5,8%増の225兆円となり、過去最高を更新経済の先行き不透明感から、稼いだお金を積極的に設備投資などに使っていない構図が鮮明だ。

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 企業など民間非金融法人の金融資産残高は今年3月末時点で842兆円と、前年に比べ3,8兆増えた。現金・預金の増加が全体を押し上げた。企業の海外進出に伴い、対外直接投資残高も前年比1,2倍の55兆円と統計がさかのぼれる1979年度以来初めて50兆円の大台に乗せた。

 一方で企業の資金需要は鈍い。銀行などからの借入額は前年度比1,7%減の336兆円だった。企業はあくまで手持ち資金の範囲内で、設備投資を実施している。資金過不足を見ると企業は新たに26兆円のお金が余った。この額は家計の22兆円を上回り、2年ぶりに企業が最大の資金余剰部門になった。企業と家計で余ったお金は多くが国・地方の借金の穴埋めに向かっている。12年度に新たに生じた国・地方の資金不足額は41兆円だった。

 一方で家計では資金をいリスクのある試算にシフトする動きが一部に出ている。家計の金融資産は全体で前年比3,6%増の1571兆円になった。

 中央銀行の国債保有残高は前年比1,4倍の128兆円に急増し、全体に占める割合は9,7%から13,2%に拡大した。黒田日銀総裁の量的・質的金融緩和で日銀の保有割合はさらに高まる公算が強い。

2)、実質無借金5割超す 昨年度末   6月2日 日経新聞

   上場企業財務体質を強化

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 手元にある現金などが借入金を上回る「実質無借金」の上場企業が増えている。2012年度待つでは52%の企業が実質無借金となり、連結決算が本格化して以降初めて半数を超えた。

 12年度末の上場企業の手元資金は3月期決算企業で、66兆円と過去最高。手元資金は財務の健全度を示し、潤沢なら財務の健全度を示し、潤沢なら収益悪化への抵抗力が強い。

 ただ前向きな設備投資や雇用の拡大、株主還元に行かさなければ経済全体の活性化につながってこない。

3)、決算番付2013年 キャッシュリッチな企業 手元資金残高 四捨五入

1、トヨタ 3,3兆 2、ソニー 1,5兆  3、三菱商事 1,5兆  ④、三井物産1,4兆 ⑤ソフトバンク1,4兆 ⑥ホンダ 1,2兆 ⑦デンソー1,1兆 ⑧NTT 1兆 ⑨住友商事1兆 ⑩丸紅1兆 以下、任天堂鈴木、日産自動車、国際石開会帝石、ファナック、伊藤忠、大塚HD武田、日立、NTTドコモ(0.5兆)

2、多国籍企業の税金逃れ  G8が対策と

1)法人税の研究 多国籍企業の節税波紋 日経新聞2013年1月10日

 昨年12月、世界的なコーヒーチェーン、スターバックの英国法人トップが声明を発表した。「2013年~14年にかけて、最低でも年間100万ポンド(約14億円)の法人税を払う」

米国を本拠とする同社が英国に進出して14年。わざわざ法人税を払うと明言したのは、これまで累計30億ポンド(4200億円)の売上高に対し、法人税の支払いは860万ポンド(約12億円)にとどまっていたからだ。

 議会でこうした事実が発覚。同社は「英国市場は競争が激しく赤字が続いた」と説明したが、世論の反発を受けて異例の「納税宣言」に追い込まれた。

 スターバックスが法人税を節税できたのは、移転価格と呼ばれるグループ企業間の取引価格を操作するしくみを活用したためだ。

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 英国法人はコーヒー豆を割高な価格でスイス法人経由で仕入れ、コーヒー製法やブランドの使用量をオランダの欧州法人に納める。法人税率の高い英国で利益を圧縮する一方、税率の低いスイスやオランダ2所得を移転して、企業全体の納税額を抑える狙いがあった。ー「グローバル・タックス・プランニング」とよばれる国際税務戦力は多国籍企業にとって死活問題となりつつある。

 企業から見れば合理的な節税手段でも、財政悪化に悩む先進各国の税務当局は「自国で生まれた企業利益は自国に還元されるべきだ」との主張を強める。

 2)主要8カ国(G8)の首脳会議で採択された首脳宣言について、国際援助団体のオックスファムは18日に見解を発表しました。

 首脳宣言では、多国籍企業による課税逃れ「の問題に取り組むことをうたいましたが、オックスファムは、「適切な設問」をしたものの、それに対する回答は軽いものでした」 としました。

 オックスファムは、貧しい農家から土地を奪っている大企業や大富豪が富を隠匿し、税逃れをしていることが世界の貧困層を脅かしていると強調。「租税回避が社会に与えるシミは大変しつこく、中途半端な洗濯では落ちません。G8は世界の租税制度を強力な漂白剤で洗浄する計画に合意する必要があります」として、G8に対し、世界の貧困と飢餓を解決する計画への合意をもとめました。

参考書

 「タックス・ヘイブン」ー逃げていく税金 志賀 櫻著

  岩波新書 798円 毎日新聞4月28日号に 伊藤光晴氏の書評

 アメリカのGEの本社はどこにあるか デラウエア州の都市である人口7万人のウイルミントン市 フォードもグーグルも 上場企業の約50%の本社がある。 法人税が安いからである。

 武富士のトップが息子を香港に1年住まわせ、1000億を超える税を逃れた。いったん税をとったが課税当局は敗れ還付加算金を加え400億円を返した。

3、高級品が売れる、高級マンションの広告

  1) 今年の流行 横綱は 高級品の販売

   日経新聞 折り込み広告 新宿地区

   マンションの広告21日(金) 12件、22日(土)11件

   同じ日に毎日新聞は2件のみ 28日(金)の日経新聞折り込み11件

  2) 消費時の値上げ前に、販売あるいは購入しようとする動きが

   日経新聞 高級外車等 折込みや 新聞のオールカラー全面宣伝広告

    ベンツ、BMW,オペル、ランドローバー、ボルボ、

    ピンクの新型クラウン キャデラックなどなど

 3) 高島屋、4%増益 宝飾品・高額雑貨が好調(3~5月期最終)

    日経新聞6月29日によれば、高島屋の2013年3~5月期連結決算は、純利益が前  年同期に比べ4%増え40億円だった。国内の景況感の改善を追い風に、宝飾品や海外ブランド品の販売が好調だった。ショッピングセンター運営など利益率の高い不動産業や海外事業も伸びた。

 売上高に当たる営業収益は2140億円と3%増えた。宝飾品は売り上げが23%増、海外ブランド品を含む特選衣料雑貨が11%増と大幅に伸びた。

 高額品以外の伸びはまだ力強さが乏しく、先息に不透明感がある。(木本茂常務)

★ 景気が良くなったといわれても、急激な株高(今は下がっているが、で大きな利益をえた高所得者が、高級品を買っているということが、はっきりしています。一般庶民は給与が上がらず、物価は上がるはでかえって生活が苦しくなっています。それは以下に。

4、物価あがれど賃金上がらず 庶民には厳しい暮らし

1)

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 物価が上昇し始めた2の2もかかわらず、賃金は前年水準すら回復できないことが政府統計で秋r高になりました。厚生労働省が18日発表した4月の「毎月勤労統計」確報によると、いわゆる基本給にあたる所定内給与は24万4364円で、前年同月比マイナス0,2%でした。所定内給与は民主党政権の下の昨年5月に前年同月と同水準だった以降は、ずっと前年割れを続けています。とりわけ、政権交替した自民党・安倍晋三内閣が政策を本格化させた1月以降、マイナス0,7%(1月2月)マイナス0,9%(3月)極めて低い水準にとどまっています。

 一方、物価は上がりつつあります。5月の「消費者物価指数」から東京都区部中間速報値を見ると、生鮮食料品を除く総合指数はプラス0,1と4年2カ月ぶりにプラスに転じました。

 安倍政権の経済政策「アベノミクス」の「異次元の金融緩和」によって、円安が加速し輸入物価が上がっています。から賃金が上がらないまま、物価だけが上昇するという最悪の弊害が表れつつあることを、政府統計は示しています。5月22日 赤旗

★ 安倍内閣では、賃金上昇を、大企業経営者にお願いしますと、言っていましたが、ほんの一部の会社が上げただけで、前に書いたように、大企業は利益が積み上がり、史上最大の社内留保を持っているにもかかわらず、それを賃金アップやや下請けへの手数料アップをしません。それどころか法人税のさらなる引き下げを政府に迫っています

2)、生活保護世帯を門前払い

 物価をあげるといい、現実に上がり始めているのに、生活保護の支給を減らしなおかつ、門前での審査を厳しくしようとするのは、真ったく非人間的なおこないです

3)、消費税値上げ

  来年に消費税増税を決めていますが、この状況で値上げしたら、ひどい不景気に落ち込むことでしょう増税前の駆け込み需要はあると思いますが、その反動は大きく、以前の消費税値上げのときと同じようにひどい不景気になる可能性があります。

2013年6月18日 (火)

人類の起源に新発見いろいろ 霊長類、類人猿、現生人類の起源に

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1、5500万年前の霊長類化石

 現在の人やメガネザルにつながる霊長類としては最古となる約5500万年前の化石を発見したー。中国科学院古脊椎動物・古人類学研究所などの国際グループが6日発行の科

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学誌『ネイチャー』に新種の霊長類(アーキセブス・アキレス)として発表しました。

 化石が見つかったのは、現在の中国湖北省の長江流域にある、かつての湖の底に堆積された岩石の中です。化石は保存状態が良く、ほぼ全身の骨格がそろっていました。非常に小さな動物で、胴の長さは約7センチ、尾を入れても約20センチしかありません。体重は20~30グラムと推定されました。

 くわしく調べた結果ヒトやメガネザルにつながる系統のもっとも初期の霊長類と分かったといいます。東南アジアに住むメガネザルは以前アフリカのマダガスカルに住むキツネザルなど曲鼻猿類に近縁と考えられていました。しかし最近の研究結果で人やチンパンジー、ニホンザルなどを含む真猿類により近縁であることが明らかになっています。今回の発見がメガネザルやヒト、チンパンジー、ニホンザルなどの進化を考える上で重要だとしています。 (2013,6,6『赤旗』)

2、ヒトの色見分ける能力はメガネザルの祖先に起源

 ヒトの色を見分ける能力は他の霊長類と同じ赤、青、黄色の三色型です。それに比べて他の哺乳類は二色型です。東京大学の河村正二教授たちは現生のメガネザルの遺伝子を解析することでメガネザルの祖先が三色型の色覚を持っていたらしいことを解析しました。

 誕生初期も現在もメガネザルは夜行性です。現生のメガネザルもすべて夜行性で、優れた聴覚で昆虫をとらえます。それでは三色型の色覚を持っている利点はあまりありません。しかしともに大きな眼を持っています。メガネザルが発生したころは東南アジアの熱帯雨林が現在では考えられないくらいの多雨だったことに注目しました。雨の音で、聴覚も効かないそのかわりが視覚で、三色型はメガネザルが好む緑色のバッタなどを識別するのに有利だっただろうといいます。ただ昼間は危険で、朝方や夕方や満月のときなどを利用してえさをとったり捕食者から逃れたのではないかというのです。

 従来、霊長類が3色型の色覚を持っているのは、夜行性から昼行性に移行したためと思われていました。3色型は赤い果実などをみどりのと判別しやすいからです。ところがメガネザルがすでに3色型を持っているということがわかりました。メガネザルの3色型を真猿類が受け継ぎ昼行性に移行したということです。 (2013年5月『赤旗』)

3、最古のホミノイドの2500万年前の化石発見

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  アフリカ東部タンザニアの約2500万年前の地層から、類人猿と人類が含まれる「ホミノイド」の最古の化石がみつかり、新属、新種に分類したと、米オハイオ大などの研究チームが英科学誌ネイチャー電子版に発表した。ニホンザルやマンドリルなどが含まれる「旧世界ザル」の最古の化石も見つかり、新属、新種に分類されました。

 化石はあごの骨や歯で、いずれもこれまでのホミノイドや旧世界ザルで最古とされた化石を数百万年さかのぼる。現在のサル類のDNA解析にもとづくと、ホミノイドと旧世界ザルの系統が分かれたのは3000万から2500万年前と推定されていた。しかし同じ年代の地層からそれぞれの化石が見つかったことで約2500万年前にはすでに分岐していたことがはっきりした。

 地殻や気候の変動の影響で分かれたとみられ、進化過程の解明が進むと期待される。最古の人類の化石はチャドの700~600万年前の地層から見つかっている。(2013年5月19日『毎日新聞』)

参考 霊長類やホミノイドとは

   ー ヒトの分類学上の位置づけ

霊長目(サル類)Primates

 曲鼻猿亜目  キツネザル、ロリス

 直鼻猿亜目   メガネザル科

           真猿類(科)

ホミノイド(Hominoidea ヒト上科)

   ヒト科(ヒト、チンパンジー、ゴリラ、オランウータン)

   テナガザル科(テナガザル)

ヒト科(Hominidae)

   ヒト亜科(Homininae)

           ヒト族、チンパンジー属、ボノボ

   オランウータン亜科、ゴリラ亜科

ヒト族(Hominini)

   ヒト亜属(Hominina)

      アウストラロピテクス属(華奢型猿人)

   パラントロプス属(頑丈型猿人)

   ヒト属(Homo)(ホモハビリス、ホモサピエンス)

4、食生活350万年前に変化

 人類の祖先は350万年ほど前に、果実から草へと食生活を大きく変えていたことが分かった。米コロラド大などの研究グループが、科学誌『米科学アカデミー紀要』電子版で発表した。250万年前ほどに起こったとされる、猿人から現生人類(ホモサピエンス)を含むヒト(ホモ)族への進化のきっかけの一つになった可能性があるといいます。

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 研究グループは猿人からヒト属まで、さまざまな人類祖先の歯に含まれる炭素の同位体比を測定しました。炭素には炭素12と炭素13の2種類の安定同位体があり、果実や木の実と草やスゲでは比率が異なります。

 測定の結果、350万年以前の猿人の歯に含まれる炭素の同位体比はチンパンジーなどと同じで、主に果実を食べていたことを示していました。しかし350万年前以後になると猿人の歯に含まれる炭素の同位体比は主に草やすげなどを食べていたことを示すようになりました。食べたものによって変化する歯の表面の微細な摩耗の観察からも、これを支持する結果が得られたとしています。

 草やスゲをたべるようになった猿人からはその後ヒト属が出現する一方、とりわけ草やスゲに特化した頑丈型猿人(パラントロプスなど)が現れました。草やスゲは350万年前以前から猿人が住んでいる場所の周囲にありましたが、なぜ350万年前に食生活が変化したかはわかっていないといいます。(2013年6月4日『赤旗』)

★ 当時東アフリカでは、急速な乾燥が進み、熱帯雨林が減少しました。乾燥したサバンナが広がるなかで、森の木から離れてサバンナへ進出したのが他の霊長類と分かれたヒトだといえます。その中で、果実から草やスゲを食べるようになるのは当然です。また、小動物や死んだ獣の肉なども食べるようになりました。また草原地帯では2足歩行が極めて有利であり、そこで自由になった手を使って道具をつくり使用していくことにより、ヒトへの道を歩き始めました。

 

2013年6月16日 (日)

6,30 コース変更。新大久保の反韓デモとそれに反対する人々 毎日三面トップで 6,16もデモが

6月30日の反韓デモは大久保通り通行を認められませんでした。追記

 6月30日(日)の「日本人差別をなくせデモ実行委員会 第3弾」

として、「コリアタウンを推進した中山ひろこ新宿区長の辞任を要求するデモ」は6月30日大久保公園に集合し、4時からデモ行進となっていました。私の住んでいるビルの5階からは、職安通りから始まるシュプレヒコールの大きな音が伝わってきました。いつもはそこから明治通りを経て大久保通りを通るのですが、一向にちかづいてきません。それで、インターネットで調べてみると、デモコースが変更になっていました。どうも前回のデモで、逮捕者8人を出した騒ぎから、公安委員会がデモ行進が新大久保を通るのを禁止したようです。

 当日は有田芳生氏が、ネットで、「6月30日の新大久保反韓デモを非暴力で一人カラーやつらを通すな」という呼びかけがあり、反韓デモに反対して集まった人もかなりいることでしょう。

 先日のデモでの小競り合いで逮捕された8人のうち、デモ隊側の2人と、反デモ隊の一人が罰金10万円の略式命令を受けたようです。

 今日もよい天気の中、たくさんの人が、新大久保をおとづれています。1週間おきの日曜ごとに行われていた、反韓デモが新大久保に来なくなったのはとても良いことです。

 それにしても、中山区長が、積極的にコリアタウンを推進したわけではありません。まったく的外れです。中山区長は、新宿区にいろいろな国の人々が、仲良く共存し、多文化交流が進むことは推進していますが。

 4月21日(日)の新大久保における反韓国・北朝鮮デモ

21日の午後4時ころ、デモ隊の来る音で、このブログを書いているビルの三階から外を眺めました。前回は3月31日(日)で、その時には、ビデオカメラで撮影しました。しかし、携帯では写真をとっていなかったため、ブログを書きませんでした。今回は携帯で写真をとりましたので紹介します。31日以後デモはしばらく無かったのです。以前は日曜日は毎週のように有りました。

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ここがデモ隊の最初のところです。日の丸、海軍旗、プラカードをもっています。歩道には警察官が並んでいます。宣伝車から女性のシュプレヒコールのあと、右翼の街宣車でよく聞くく口調の男性のシュプレヒコールが続きます。韓国人は出ていけとか、死ねとか、過激な声とプラカードが今まで目立ち、問題になっていました。自民党政府の人の中の発言でもも行き過ぎは良くないという声が出ていました。前回に比べると少し穏やかになっていました。

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ここはデモ隊の中ごろです。向こう側の歩道には反デモ隊の人たちがいます。

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同じ写真を載せてしまいました。向こう側の車道にも警察官の列があります。手前の警察官は機動隊で、向こう側の警察官は一般の警察官のようです。

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 反韓国のデモ隊反対する人々の状況を、拡大して映しました。いろいろなプラカードを掲げています。前回の3月31日に比べると、21日の今日は、冬のような異常な寒さで、少し前まで雨が降っていたせいで一般のお客さんもいつもの日曜日の半分以下でした。

3月31日のデモの状況

 前にも書きましたが、3月31日の映像はビデオだけです。そのビデオの画像を携帯のカメラで写しましたので、ぼんやりした画像になっています。この日は天気が良く、デモがなくても歩道を歩くのが大変なぐらい混んでいましたから、そこにデモ隊、反デモ隊の人々で人であふれかえっていました。時間は同じ午後4時ころです。

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これは、私のビルの前にある大画面のテレビです。この画面にはいろいろな人が、反韓国朝鮮のデモで行っていることがおかしいとコメントを寄せていました。

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 前回31日の時には天気もよく、一般の人たちも極めて多く、デモ隊の声、それを非難する人々の声が、混ざり合い騒然とした雰囲気でした。上記の画面には仲良くしようぜ、という字幕も出されていました。その状況はビデオの映像でないととても表現できません。

 デモに反対する人のマイクでは、日の丸を掲げて、韓国朝鮮人は出ていけとか口汚く非難するのは、日の丸に対して冒涜ではないかという声もありました。また、外国人は出ていけという様な事を言っていたら、いいろいろな人が外部から移住して住んでいる、東京などは成り立たないという声もありました。

 デモ隊は今回も前回も同じくらいの数と見えました。反デモ隊の数は、デモが通り過ぎてもまだたくさんいましたから、3倍くらいの人がいるように感じました。竹島問題などで、韓国の態度に不満をもっている人が多く、それが右寄りな安倍首相を支持する人が増えているということもあるようですが、あまり過激な、韓国人は殺せだの、店をやめて出ていけとか排斥するのは、一般の人を白けさせ、かえって逆効果のような気がします。

5月 追記 安倍首相が対韓国・朝鮮人排斥を非難

 毎日新聞5月8日の記事では、7日の参院予算委員会で、民主党の鈴木寛氏が、在日韓国・朝鮮人を対象とした排斥的なデモが国内で横行しているとして安倍首相の見解をただした。首相は「一部の国、民族を排除しようという言動があることは極めて残念だ」と非難した。

 首相は「他国や他国の人々をひぼう中傷することで、我々が優れているという認識をもつことは間違っているし、結果として自分たちを辱めていることにもなる」と強調した。

 鈴木氏は「首相のフェイスブックにもそうした(排外的な)書き込みが増えている」と指摘し、、行きすぎた言動は慎むよう呼び掛けることを提案。首相は「私のフェイスブックでそういうエスカレーションをやめるべきだとコメントしたい」と応じた。

★ 5月の連休中にはデモはありませんでした。首相のこのようなデモは好ましくないという発言は一定の影響力をもつと思われます。5月の連休中には特に後半天気に恵まれ、今までの最盛期の人通りでにぎわいました。

追記 5月12日のトラックバックで、いっておられることは、確かにごもっともというところです。

 今後、日曜日にデモがあるかどうか様子を見ていきます。

追記 6月16日(日曜日)午後3時40分ごろ 反韓デモがありました。

今日は午後3時40分ころ、反韓デモがありました。いつもは3階からの写真ですが、今回は5階から写しました。隣のビルのベランダや、木が邪魔になりあまりうまく写せません。

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右側が反韓デモで、左側はそれに反対する人々です。

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反韓デモを拡大しました。警察官が目立ちます。いつものように、日の丸や旭日旗を掲げています。参加者はいつも同じくらいの人数です。

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反韓デモと右側歩道のデモ反対の人たちです。

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反韓でもに反対する人達です。このようなデモに反対する人たちのデモをカウンターデモとよぶそうです。デモといっても歩道にいますから正式に許可をとったデモではないようです。こちらも警察官がついています。反韓の人たちのブログなどを見ていると、カウンターデモの人たちを「レイシスト(差別主義者)しばき隊」というのだそうです。

 家内が新大久保駅から自宅まで戻る途中で、駅周辺で、反韓国デモに反対するという署名活動をやっていて、普段でも混んで身動きが取れないように混んでいるので、かえって来るのが大変であったといっていました。

 6月13日(木)に渋谷のアップリンクで、映画を見た帰り、ハチ公前で宣伝車と、ビラをまく一団がいました。そのチラシを見ると、どうも、今新大久保などでデモをやっているのと同じ人たちのようです。やっているのは民主党のバッシングで、道行く人たちにお前たちの中ににまだ7%も民主党を支持しているバカがいると言っていました。チラシでは民主党の議員を非難しています。そして、民主党のときは株安、円高なのが安倍内閣になって株高、円安になった。こんなに違うんだぞと、手放しでほめそやしていましたが。株や円は外資やファンドにいいように操られ、ごっそりもうけて撤退して行っただけなのに。そしてもう今は株も安くなり、円も高くなっていているのに。今の安倍内閣というものを、新しい右翼の人たちがいかにほめているかが良くわかります。

2013年6月17日(月)追記

 毎日新聞6月17日の朝刊によれば、「在日特権を許さない市民の会(在特会)」会長、高田(通称・桜井)誠容疑者(41)ら4人と、対立グループの自称会社経営者、清義明容疑者(46)ら4人の男女恵8人を暴行容疑で現行犯逮捕した。在特会などによる一連のデモでの主張は、差別的な表現で憎悪をあおる「ヘイトスピーチ(憎悪発言)」とよばれ社会問題化しており、反発するグループとの対立も深刻化している。

 高田容疑者は午後2時ころ新宿二丁目の路上で清容疑者の胸倉をつかみ、唾を吐きかけた。清容疑者の逮捕容疑は同じころ、高田容疑者のメガネを払いのけたーとしている。

 他の6人もあいてグループの参加者をビニール傘で案ぐったり顔面を殴ったという。在特会は2006年ころに設立され、ホームページで会員数13000人超と歌っている。16日のデモは在特会とことならう団体が主催していたが、同会のメンバーら約200人が参加。これに抗議する参加者約350人がにらみ合う形となり、あちこちで小競り合いとなった。

追記 2013年6月19日 毎日新聞に[加熱する憎悪」 

 6月18日には、毎日新聞の朝刊三面記事トップに、10段使っての記事「ベビーカー押してヘイトスピーチ」差別あおる真意は?という記事が掲載され、19日にはその続きで、フリーライターの赤城智弘さんが「排除は国民の仕事」と在特会長ら釈放という記事がのりました。

「ゴキブリ、ウジ虫、朝鮮人。お前ら一匹残らずたたきつぶす」拡声器で叫ぶのはデモの主催者で「行動する保守」を掲げるグループ「新社会運動」の桜田修成氏。参加者は約200人。一方、「いつまで差別を楽しむのか。恥ずかしくないのか」怒声を上げたのは、今年一月に音楽業界の関係者らで発足した「レイシスト(差別主義者)しばき隊」ら反対派。無言でプラカードを掲げる「プラカ隊」なども合わせ約350人に上る。

 小競り合いで顔から血を流した男性も。シュプレヒコールが加熱すると、「朝鮮人ハ皆殺シ」などと書かれたプラカードを持って行進するデモ隊との間に機動隊員が間に入った。

 「差別主義者は恥をしれ」のプラカードの男性は「表現の自由としては度が過ぎる。憎悪の連鎖はなにも解決しない」の横断幕の別の男性も「弱いものいじめにすぎない」。飲食店経営の韓国人男性は「韓国で報道されたら、誤解が広がり、反発を招く」と顔をしかめた。

 この日のデモでは「在日特権を許さない市民の会(在特会)」会長、高田誠容疑者らが暴行容疑で逮捕された。16日には不当逮捕だと新宿警察に抗議した男性は、「愛国心が強い人がネットで真実を知って立ち上がった。竹島を侵略する韓国人への対抗だ。」

 「しばき隊」の野間さんは「公正な社会を破壊する言論で暴力そのものそのもの」などと批判しています。

19日の新聞でフリーライターの赤城智弘氏は、今の社会で閉塞感が高まる中で、「在特会」の活動が鬱積した不満のはけ口として一部で共感を呼んでいる。それは第一次大戦後インフレに苦しんだドイツ人中間層がすべてをユダヤ人のせいとしたナチスを支持した状況と重なる。ヘイトスピーチを法律で禁止しようという議論もあるが言論に法規制はなじまない。

 今の日本人は職場と家庭に引きこもり、その外側で起きている減少への関心や創造力を失ってい。地域や社会で人間関係を強め、属性のことならう人々と付き合っていく中で差別を許さない言論を地道に鍛えていくほかはない。ヘイトスピーチを排除するのは、国家権力ではなく国民の仕事なのである。(18と19日が前後してしまいました)

 18日の新聞では「在特会」を追いかけたルポを書いているジャーナリストの安田浩一さんは、在特会を長く取材しているが、最近の運動は「娯楽」の要素を強めている。16日のデモでは「桜田祭り」という言葉があり、不快感を覚えた。以前はないように共感できなくとも「奪われた権利を取り戻す」という、彼らなりの「危機感」があった。参加者は「自分たちは被害者」という意識は共通する。彼らをつなげているのはインターネットだ。ネット上で個人を攻撃する「まつり」をそのまま路上へ持ち出している。攻撃の対象は「在日」でなくとも「マスゴミ」[生保」でもいい。彼らは愛国社を自称しているが、本当は「国から愛されたいと渇望する者たち」ではないか。経済成長が望めず、社会が不安定化する中で、自分たちが守られているいう実感を求めている。だが底には自らが傷つけられている他者への痛みへの想像力と、差別者だという自覚が欠けている。

★ デモの通る大久保通りに面して住んでいますので、デモをいつも見ています。参加する人数はいつも200人くらいで同じです。参加者は新社会運動と在特会との合同ということですが、いつも同じ人たちが参加しているのではないでしょうか。同じ数だけの日章旗と旭日旗を掲げています。そして、安田さんが言っているように娯楽としてやっているようにも感じます。世間で話題になり騒がれるのを喜んでいるのでしょう。インターネットで、2チャンネルなどで、個人を攻撃する「まつり」の延長だというのは、よく的をついています。私のブログを攻撃する2チャンネルがありますが、それも同じ穴のむじなでしょう。私は全く無視していますが。

 

2013年6月14日 (金)

「モンサントの不自然な食べ物」、「世界が食べられなくなる日」原発との関連

1、「モンサントの不自然な食べ物」上映会

 6月8日(土)に、実用的人間学の会員さんに教えていただき、TAMA 映画 フォーラム さん主催の特別上映会を見に行きました。場所は多摩の永山駅の近くのベルブホールで、映画は「モンサントの不自然な食べ物」と言う映画です。この映画は世界の遺伝子組替(GM)作物で90%という圧倒的なシェアをもつアメリカの多国籍企業モンサント社についてのドキュメンタリー映画です。

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 この映画は2008年にフランスのマリー=モニク監督によって作られました。二時間ほどの映画ですが、あまりに衝撃的で、緊張しっぱなしで見てしまいました。モンサント社は1901年にアメリカで設立され、1920年ころからPCBを独占的に販売しました。これは深刻なPCB中毒を引き起こしました。またベトナム戦争で大量にまかれた悪名高い枯葉剤のメーカーです。枯葉剤はベトナムの人々だけでなく従軍したアメリカへを今でも苦しめています。また牛成長ホルモンの製造などをおこなっています。最近は水ビジネスに乗り出しています。1970年除草剤ラウンドアップを製造し、その除草剤に対して耐性を持つ大豆や、とうもろこしや、綿花などの種を製造し、遺伝子組替作物の種子の90%を独占する多国籍企業です。そのしくみはラウンドアップに対して耐性ができたとうもろこしや大豆をラウンドアップを散布して植えると一切除草する手間が省けると言うことです。しかし、そこで実った種を栽培には使え無いことになっているために、また新しい種をモンサント社から買わなければならず、農民は従属的な対場になってしまいます。モンサントは遺伝子組替作物をモンサントから買わないで栽培している農家を摘発する、遺伝子警察と言う人々が農地を巡回し違反者を裁判にかけます。このようにしてモンサント社は種を通して世界中の農業を支配して行くようになります。

「モンサントの不自然な食べ物」は、アメリカの国策会社としてのモンサント社が、自分たちの利益のために、いかに政府権力と結びついているかを示します。モンサントは「1ドルたりとも無駄にしないとあくなき利益追求を重ねています。アメリカでは膨大な予算をかけてヒトゲノムを解析しました。その成果を企業の利益に生かそうとしたのが国策企業としてのモンサント社です。モンサント社はアメリカだけではなく各国の大統領や首相など政府高官を買収しました。また薬品などの許認可を行うFDA(アメリカ食品医薬品局)との回転ドアと言われるような、癒着を進めました。すなわち、FDAの役人になったりモンサントの社員になったりを繰り返すのです。その構造はちょうど東京電力と政府の機関との癒着と大変よく似ています。そしてラットに遺伝子(GM)組替食品をたった3ヶ月与えただけで異常なしと言う結論を出したのです。それをFDAは承認しました。そしてGM作物と除草剤ラウンドアップが安全であると各国で虚偽の宣伝をして、裁判で敗訴したりしています。また遺伝子組替作物や除草剤がいかに「がん」などを発生させるかなどを研究する学者を大学を辞めさせたり、組織から追放したりと露骨に弾圧してきたことを明らかにしています。これも東電と同じ構造です。

 映画ではラットに2年間、GM作物や除草剤が含まれたとうもろこしや飲み水を与えた結果を比較研究しています。その結果13ヵ月後あたりからがんが異常に多く発生するようになります。この、セラリー二教授の研究は次に紹介する「世界が食べられなくなる日」で詳しく紹介されています。アメリカではGM作物や食品であるかどうかを表示しなくて良いことになっています。日本では表示が義務化されていますが、加工食品には表示しなくて良くなっています。その上TPPに参加することにより、日本でも表示されなくなる可能性があります。また、日本はすでにGM作物を大量に輸入しています。それは家畜などの餌としてとうもろこしが大量に輸入されています。そして日本でもその牛の牛乳を飲んだ妊婦の血液などから除草剤の成分が発見されたりしています。GM作物を告発したこのような映画がたくさん作られたフランスでは加工食品までも含み表示が義務化されています。

 モンサントの牛成長ホルモンでは、牛の乳が20%良く出ると言うことを宣伝しています。しかし乳腺炎を起こしやすくなり、その膿が牛乳に混ざる恐れがあります。さらにそのホルモンが肉やミルクに残り、それを飲食した人にアレルギーやホルモン異常、さらにはがんを引き起こす可能性があります。

 この映画は42カ国の人が鑑賞し、16カ国で翻訳されています。各国で大反響を引き起こしています。私自身も次に見た、「世界が食べられなくなる日」とともに大きな衝撃を受けました。このGM作物の恐ろしさを知っていただくために、一人でも多くの人がこれらの映画をごらんになることをお勧めします。

2、映画「世界が食べられなくなる日」

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 6月8日(土)から渋谷のアップリンクというところで、「世界が食べられなくなる日」の上映が始まり公開記念として「食べもの映画祭」が開催されることを知りました。そして、6月13日に「世界が食べられなくなる日」を見に行きました。よく地図を確認しなかったために雨の中ずいぶん余計に歩いてしまいました。渋谷アップリンクは普通の映画館とは違いビルには大きな看板は無く、ビルの二階に、30人分くらいしか座席と出版物の売り場しかないところでした。

 「世界が食べられなくなる日」はフランスのジャン=ポール・ジョー監督によって作られました。遺伝子組替作物の危険性を指摘する一方、3,11の福島原発爆発の後来日しこの映画を作りました。遺伝子組替作物と、原発事故はよく似ていると、その共通点を映画で示しています。

 遺伝子組替と原子力の命の根幹を揺るがすテクノロジーの共通点は、1、後戻りができないこと、2、すでに世界中に拡散していること、3、そして体内に蓄積しやすいことである

 遺伝子組替作物についてラットで二年間の研究をし、その結果を発表したセラリーニ教授は、次のように述べています。「原爆も遺伝子組替技術も、開発したのは世界の富の半分を支配する250の同じ企業グループ〈多国籍企業)です。この体制が支配者を生み、民衆を犠牲にしてきたのです。ノルマンディーでも広島でもそうでした。現在は福島です。遺伝子組替作物や原発を作る者の利益のために、すべてが犠牲になるのです」 注1

 フランスで2009年、極秘のうちにすすめられていた分子生物学者セラリーニ教授(カーン大学)の実験は200匹のラットを20グループに分けて、遺伝子組替したとうもろこしと、ラウンドアップを混ぜた飲み水の影響を調べたものでした。その結果は21ヶ月目には腫瘍が増加しました。体重の2割以上もあるがんが出来てしまったラットは本当に痛々しいです。モンサントの行った3ヶ月の実験期間では何の異常もありませんでした。この映画では刻々とその実験の経過を映し出しています。

 セラリーニ教授は映画の中で、ジュース、ビスケット、冷凍食品、肉…、地球上の子どもたちが、知らないうちに遺伝子組み換え食品を口にしています。スーパーに並ぶ加工食品の80%に、遺伝子組み換え食品が混在しているのです。私たちはどんな未来を選ぶかを考えなくてはなりません。(映画の宣伝チラシから)

 遺伝子組替作物はいろいろな国の農業を破壊しています。インドではすでに87%が害虫を寄せ付けないBT殺虫剤とセットになった遺伝子組替の綿花〈BT綿)になっています。BT綿は他の種よりも4倍も高い価格です。また遺伝子組替作物でない綿花を栽培している農地には害虫が殺到します。インドの小規模農家では、2005年BT綿が導入されて以来高価なモンサントから種を買えなくなり、自殺する農民が多数出ています。

 アフリカでは遺伝子組み換え作物を栽培しているのは、栽培面積大9位の南アフリカ(トウモロコシ、大豆、綿)、ブルキナファソ(綿)、エジプト(トウモロコシ)の3カ国です。そしてアジア、アフリカの発展途上国は遺伝子組み換え作物の新たな市場として開拓されようとしています。

 また、GM作物である、大豆やとうもろこしには大量の残留除草剤〈農薬〉が付着しています。各国の港湾労働者に、多数のがん患者が発生しています。またロシア、フィンランド、ノルウエーからの木材がテェルノブイリ原発事故で汚染されている可能性があるとしてフランスのナント港では「港湾労働者の健康を守る会」がつくられました。

実は、遺伝子組み換え食品輸入大国の日本 

 日本はトウモロコシの世界最大の輸入国で、その量は年間1600万トン。約9割がアメリカ産で、アメリカのトウモロコシは88%がGM品種です。(2011年USDA調べ)主に家畜の飼料を始め、食用油、コーンスターチなどの加工食品の原料に使われています。

付記 日本ではラウンドアップレディー大豆〈遺伝子組替大豆〉を東京都の健康安全センターで、二世代のラットで、安全性を確認したと言うのですが。本当に安全なのでしょうか。日本では10都府県で、GM作物の栽培を禁止しています。しかし、日本では、2009年に限定的ではあるが栽培されています。また一部で栽培されたGM作物が花粉を飛ばし、次第に日本の作物を汚染してきています。

 原発大国のフランスでも様々な危機一髪というような事故がおきています。そして日本の3,11福島原発事故の状況がかなりの時間をかけて報告されています。日本での取材では、高い放射線量の中で、取材するフランス人の人たちは高い放射線の中で防護服を着ていました。しかし、取材を受けていた二人の日本の農民がそのままで、裸でいても平気だといわば捨て鉢に言っていて、でも自分の子どもや孫なんか絶対こさせないと言っていたのが印象的でした。

 ★ 渋谷アップリンク 

 渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1.2F 03-6825-5503)では6月8日から食べ物映画祭を開催しています。「世界が食べられなくなる日」は6月28日まで毎日上映しています。そのほかにも「モンサントの不自然な食べ物」、「パーシーシュマイザー モンサントとたたかう」、「暴走する生命」、「フード・インク」、「ありあまるごちそう」など様々な問題作が上映されます。興味のある方はぜひごらんになってください。www.uplink.co.jp

またTAMA シネマでも6月30日〈日)にはベルブ永山で、「遺伝子組み替えの不都合な真実! サイエンティスト」が上映されます。これは遺伝子組替作物の研究をした人たちへの攻撃の例が示されています。入場料1000円。

詳しくはインターネットで検索をしてみてください。

注1 「多国籍企業が国を世界を支配している」2013年に向けて

  がとても参考になります

http://www.ameblo.jp/teajass/entry-11090705891.html

関連するブログ「日経新聞のウソ~」

http://koiti-ninngen.cocolog-nifty.com/koitiblog/2013/10/post-92a4.html

2013年6月10日 (月)

テナントの店仮オープン 韓国コスメ、美学空間 2階グッズ店オルチャン

6月10日(月)、テナントのお店が仮オープンしました。

 テナントで貸すことになっているお店の建築途中の状況はお伝えしました。6月7日オープンということで、胡蝶蘭なども用意したのですが、商品入荷の遅れなどもあり、仮オープンということになりました。照明器具も韓国から取り寄せているとかでまだ、明るくなっていません。看板等もあまりけばけばしくしていないで、少し高級感を出しています。

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 ここが入口です。入口にはあまり展示していません。左側の三人の実物大写真は韓国で最も人気のあった男性ボーカルグループの東方神起が2010年に2人と三人に分裂し、三人組はJYJとなりました。、入口においてある化粧品の宣伝をしているとのこと。その写真を撮っている人もいました。ここでは2人しか写っていませんが。

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入口から中を見たところです。朝開店したばかりでお客さんもちらほらと。

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ここは店の中間で2階へ行く階段があります。

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同じ写真になってしまいました。すみません。一番奥あたりでまだ全部商品がそろっていないとのことでした。他のお店よりも高級感のある展示となっています。

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ここは二階のお店のスターグッズ店の「オルチャン」です。ここはすでに準備が完了していて、お客さんもかなり入っていました。

 オープンにあたっては、掃除の担当やゴミ出し、騒音防止などなどの打ち合わせをして、周りの方に迷惑をかけないようにしていかなければなりません

2016,11月、追記

1階の美学空間はイケメン通りに転居しました、t店名も変わりました。今は「コスメ・リメイク」が入っています。

店名は,「リ・メイク」に変わりました。

「リ・メイク」の写真です

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2階の「オルチャン」はそのままです。

2013年6月 4日 (火)

韓国コスメ店、グッズ店の新しいテナントのお店ほぼ完成しました。開店は6月7日に。

新しく入るテナントさんの内装工事がほぼ終わりました

 五月の連休終了時に、前のテナントさんだった、東京ガスライフバル百人町店が撤退し、(株)インヨンさんという新しく韓国コスメなどをあつかうお店が入るということはすでに前のブログに書きました。ひと月ほどたって、新しく入るテナントさんの内装工事が終わりました。今商品をこれから展示して、6月7日のオープンの準備をしているところです。

  内装工事は1階、2階の店の部分は、(株)インヨンさんから依頼され平井工務店さん(社長 平井 弘さん)が担当しました。社長さんは荒川区の韓国系の工務店の方ですが、本来は2か月もかかるような工事を毎日6時ころには店に来て仕事を手配していました。他の仕事をすべてストップして、こちらの工事をしたそうですが、よく一カ月で終わらせたものです。ビルオーナーの私にもあまりお金をかけないでいいのではと、とてもよく気を使ってくれました。例えば、ステンレス製のポストがあってかなり古くて痛んでいたのですが、新しく買って取り付けようとしたら、6つ並んだポストのうちかなり傷んだ2つの部分を、カッターで切り落とし、周りを木の枠で囲い、表面は銀色の他で使っている壁紙を張ってくれました。できるだけ無駄なお金を使わないようにと配慮してくれました。内装工事もかなり安くでやっているようです。

ビルオーナーが改修したところ

 ビルの、1階から5階までの階段部分の床の取り換えと塗装、テナントの入る1階と2階とをつなぐ階段の新設、4階の二部屋の内装工事、配電盤の移設工事などが、うちのほうで担当する部分です。何せ、ビル建築から35年もたっているために、さまざまなところが老朽化しています。水道配管工事の補修、排水管の詰まりの補修、ビル側面の壁の補修、屋上の電気設備キュービクルの内部のスイッチ、配線等の取り換え工事、1階入り口の時間で締まるドア設備の取り換え等々様々な工事が発生しました。1,2階のエアコン工事の4割と、ビル前面の壁工事の折半等を含め、総額で900万円位の費用が発生しました。かなりの金額ですが今後まだビルを使用するには仕方がないなと思います。

韓国コスメ店「美学空間」のお店の内装

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この写真は、一階の道路からの入り口から奥を撮ったものです。左側に新しくつくった階段があります。赤く塗られています。

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、店の中ほどで、新しく階段をつくり、2階につなげました。右側にはいろいろな韓国の化粧品が、各ブロックごとに展示されます。

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さらに奥にいったところです。一階のお店は43坪ですが、極端に細長く、間口2間半、奥行き20間といったところです。入り口からみるとかなり遠くまであるという感じです。1階の店として化粧品(コスメ)だけを扱うところとしては、新大久保で、一番広いのではないかと思われます。新大久保駅から3分で、イケメン通りに向かう途中という地の利から、かなりのお客さんが入ってくれることでしょう。

二階のお店、「オルチャン」

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ここは1階の階段から上がってくる、2階の大久保通りから見ると奥のほうにある店で、韓国スターグッズを展示する「オルチャン」というお店です。まだ展示の途中ですが、よくこんなにいろいろな種類のものがあるのかと、驚きます。左側は階段部分です。オレンジ色の壁の奥には事務所的な小部屋があります。

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2階の道路から見て、手前のお店です。ここは前面に全面ガラスが入っていて、前には、大きな宣伝用のテレビ画面がみられるところです。

4階の2部屋は、事務所として使われるようです。以前は会議室とロッカー室に使われていたところです。

これから、空いた駐車場のところに第3佐竹ビルをつくるほうに移行します。

 90坪の土地を駐車場と倉庫として東京ガスライフバルさんに貸していましたが、撤退しました。そこに、第3サタケビルをつくることにしました。初めは2階建をと思っていましたが、3階建てにして少なくとも20年は使うことにします。(はじめ、裏にすんでいる方の土地が空いたら改めて大きなビルを建てる計画でした)設計や調査はおわっています。建て坪130坪くらいのビルにする予定です。10月末完成を目指します。

2013年6月 1日 (土)

唾液健康法(咽津法ーいんしんほう)を試してみませんか。メールで質問を。唾液健康法のリンク集を4月10日にあげ直しました。

2016年10月10日、タイトルを変えて更新しました。

2020年4月10日 追記しました。

このブログは、「唾液健康法を進める会に入りませんか~」というタイトルでした。このころには、これに関連したブログを盛んに書き、アクセスも大変に多かったのです。出版社からも唾液健康法の本を出さないかとのお誘いがありました。

 

ところが2013年11月に旅行先で、脳出血を起こし、車いす生活になってしまいました。唾液健康法を推奨していながら、重病になり示しがつきません。当然出版の話も取りやめです。

 

自由に歩き回れないのは不便ですが、幸いなことに、頭のほうは大丈夫だったのです。今度、人間学研究所および、実用的人間学研究会の事務局の機能も高めていこうとしています。

 

このブログも結構アクセスがあるのですが、「唾液健康法を進める会」は出来ていません。でも、唾液を意識的に飲み続ける効果は絶大です。いろいろな健康法でも、唾液を出す効用は盛んに言われ、とくに老人ホームなどは食事を始める前に必ず、「ぱたから体操」のような唾液を出す各種方法がやられます。筆者も2週間ほど老人ホームに入りましたから体験済みです。がんに唾液を意識的に飲み込むのは極めて有効です。高須院長は職業柄よく噛んで唾液を出していなかったように感じます。

 

このところ、樹木希林さんが、がんで亡くなられました。高須氏も希林さんと同じようです、と言っています。

2020年4月10日追記

新コロナウイルスの蔓延で、これからどうなっていくか先行きが全く分からない事態です。今まで若者は大丈夫と言われていたのが、若い人の感染や重症化も起きています。さらに、今後2次、3次の流行も心配され、次第にウイルスも強毒化しそうです。

こういう中で私の推奨する唾液健康法で、何とか持ちこたえる力をつけてもらいたいのです。何とか治るのと死んでしまうのでは全く違います。新コロナウイルスに負けない力を唾液健康法でつけていただけたらと思います。

 

◎ご質問などは

 

pcr92240@nifty.com   佐竹までどうぞ

 

あるいはこのブログの末にある、コメントへどうぞ

 

この同じ日に書いたブログもご覧ください。「こういちの人間学ブログ」

2020年4月10日

「不老長寿に関するリンク集」更新しました

2013年6月1日

「唾液健康長(長寿)法、2013,6修正版。驚くべき唾液の効用」

http://koiti-ninngen.cocolog-nifty.com/koitiblog/2013/06/201-9e35.html  

2013年6月1日

「唾液は長寿の元。日テレ」世界1受けたい授業から」

http://koiti-ninngen.cocolog-nifty.com/koitiblog/2013/06/201-9e35.html

2013年6月1日 

「不老長生(仙人になる)の秘訣。唾液を意識的に飲み込む」

http://koiti-ninngen.cocolog-nifty.com/koitiblog/2013/06/dhea-78e2.html

以後は前の記事のままです。 

 

2013年6月の異業者交流会である二火会、及び、人間学研究所の新教育人間学部会で、肉を食べたほうがいいのか食べないほうがいいのかなどを比較検討した話をすることになりました。

 

 若杉友子氏の『長生きしたけりゃ肉を食べるな』についての私のブログが1月に書いた直後からたくさんのアクセスがあり、それに関連したブログもたくさんのアクセスがありました。

 

 また唾液健康法についての、ブログもいろいろ書いてきました。ところが、同じ年の2013年11月に旅先で脳出血を起こし、その後車いす生活となりました。

 

私が唾液健康法をやってきた結果

 

 私自身もずいぶん前から、唾液を意識的に飲み込む、唾液健康法を提唱し、自分自身で実行してきました。私は食事のときには、どちらかと言うと早食いで、一回に30回も噛んでいません。その代わり、意識的にいつも唾液をだして飲み込んでいます。特に、寝る前や、夜中に目が覚めた時には、念入りに、舌で歯と歯ぐきを掃除しながら、唾液を呑み込んでいます。食べたものが澱粉質が糖分となり、虫歯菌のえさとなり、口の中が、少し、苦い感じがします。その酸が歯を溶かして虫歯になります。私は20歳後半でうっかりして小さい虫歯が1本でき、それを、歯医者さんに直してもらいました。その虫歯はいわゆる銀歯(と言われているもの)でかぶせてもらい、以後まだしっかりしています。それ以後、歯周病の初期段階で、何回か歯医者さんに行きましたが、一日一回の朝の歯磨き(甘いものなどを食べた時は夕方も磨きます)と、唾液をだしての歯と歯ぐきの掃除と、唾液の飲み込みで、歯が一本も失われていません。最近はなんと親不知歯が大きくなり、一本歯が増えてしまいました。上(上の歯は親知らずが2本きちんと生えていることがわかりました)が丈夫だと、なんでもよく噛んで食べられ、おいしく食べられます。昔から歯は年齢の字の齢(よわい)にもある通り、歯が極めて重要であると認識されてきました。歯がすべてあり、硬いものを良く噛んで食べられるとなにを食べてmおいしく感じます。また歯で噛むことにより、脳に刺激が行き、脳の活性化にもつながります

 

 唾液も意識的に出して飲み込んでいますから、胃腸は極めて丈夫で、便秘などめったにしません。腸年齢が寿命を決定するという提唱があります。腸が極めて快調で便秘などもしないければ、大腸ポリープなどもできにくく、長命の条件の一つです。古来から唾液を意識的に飲み込む咽津法は古代の医学書『医心法』や貝原益軒の養生書などで不老長生の方法として紹介されています。

 

 血圧の薬は飲み続けていますが、入院は腎臓結石で、1日入院して石を破壊したとき以外したことがありません。ちょい太で、尿酸値が高め、中性脂肪が高めですが、コレステロールは普通で、糖尿病はありません。年齢は70歳(当時)ですが髪はほとんど白髪がありませんDHEAホルモン(男性ホルモン)も唾液を呑み込むときに内分泌されます。男性ホルモンはわかわかしさを保つには極めて重要です(女性も男性ホルモン、女性ホルモンともに重要です)。ただ難点は運動不足がたたり、腰痛やひざの痛みに悩まされています。

 

 身体にとって、血の巡りが良いか悪いかは極めて重要で、糖尿病になって、血液が毛細血管の隅々まで届かなくなると身体のいたるところに障害が生じます。ところが、私の場合は、25年も前から飲み始めた、ビタミンE(抗酸化作用がある)を飲み続け、途中からビタミンB1やB2類やビタミンCも飲んでいます。市販品でビタミンECB2というものも売っていて、それは血のめぐりを良くして肌をきれいにするための薬品です。私の場合、唾液を意識的に飲み込む方法(咽津法、インシンホウといいます)とビタミンの働きで、手足がいつもホカホカして血のめぐりの良さを実感できます。血のめぐりの良さは健康のための最も重要な要素です。

 

 

 

◎ 唾液の作用と欠乏による病気の一覧表をあげてみます

 

 驚くべきほどの有効成分の多さです。そのうちの唾液腺ホルモン(パロチン)だけは、薬品かされています。これだけの有効成分のあるものが自分の身体の中でつくられるのですから、無駄にしないで活用すべきでしょう

 

 

 

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字が小さいうえに後半のものがゆがんでしまい、分かりにくくて申しわけありません。またこれ以上大きなものは、収まりきれないので小さいままで失礼しました。読みにくいかもしれませんがご容赦ください。

 

▲ この表でなく他のブログで書いたものが別にあります。

 

 ともかく、驚くべきほどの有効成分が含まれています。唾液を飲み続けると髪が黒くなるように感じます。前に書いた若杉友子さんの批判のブログでも、若杉友子さんや、若杉さんの食養をした人、そしてそこには書きませんでしたが、コメントで、若杉さんの食養をしたら、妻の白い髪に黒い髪が生えてきた。若杉さんを批判するのはけしからんと、口汚く書いたコメントがあり、それは消去しました。前のブログにも書きましたが、かみが黒くなったのは肉を食べないなどの食用のせいではなく、一口食べるごとに30回噛みなさいということによる唾液の効用ではないかと私は考えているのですがいかがでしょうか。唾液腺ホルモンパロチンを飲んで髪が黒くなるという話しも出ています。

 

皆さんにご提案です 唾液健康法を試してみませんか

 

 赤ちゃんの時にはあふれんばかりに出ている唾液も、年をとると、次第に唾液が出にくくなります。特に高齢者では唾液が出にくいためにドライマウスになり、しゃべるのも、飲み込むのも困難になり、大変苦しいものです。でも唾液腺は刺激をしてたくさん唾液をだすようにすると活発になっていきます。

 

 今までずいぶん多くの方に、この唾液を意識的に飲み込む方法を話してきました。そして時々、それを実行したら、長年困っていた便秘が治ったとか、身体の調子が大変よくなったとか聞きます。でもこの方法はなにしろ、医者や製薬会社に関係なく、自分自身で無料でできるために、宣伝などされません。むしろ医者や製薬会社の敵かもしれません。だからあまり宣伝などしないのです。もちろん歯医者さんは唾液の重要性を言い、唾液の出し方などをアドバイスしています。それはどちらかと言うと治療のためです。もっと積極的に唾液をだして飲み込みましょうというのはあまりありません。なによりもよいのが改めて無料であるということと、一切副作用がないのです。

 

 このブログをお読みになった方、だまされたと思って、だめもとでも、この咽津法をやってみませんか

 

 1、食事ではできるだけよく噛むこと できたら30回

 

 (せっかちな私はもっとすくないです)

 

 2、唾液をいつでも意識的に出し飲み込むこと

 

  口にストローで水を飲むとき陰圧をかけるのと同じようにすると唾液がどんど

 

  ん出てきます。その時人が見ていないのを確かめ、歯と歯ぐきを掃除する。

 

 3、キシリトールガムなどの利用も可

 

 私は利用していませんが、唾液を出すにはいいでしょう

 

 4、寝る前、途中で眼がさめたら念入りに歯の掃除をしながら唾液を呑み込む

 

 歯周病、虫歯、口臭はおきません

 

 5、梅干しをおいておき、ながめるとか酸っぱいもの利用

 

 昔戦場で雑兵は梅干しを腰にぶら下げ、眺めて唾液をだし、のどの渇きを収めました

 

 6、唾液腺のところを手で刺激する

 

  パピプぺポと声を出したり、舌を回すとよいとかいろいろ

 

 7、気持ちがリラックスしていないと唾液は出ないので、わざと笑ってみるとか、

 

   深呼吸等でリラックスする 副交感神経優位に心がける(これが重要)

 

 8、仲間をつくって、お互いに頑張ってみる

 

 9、ビタミンE,C、B 類を飲む。飲み過ぎは不可

 

 10、自分の身体の変化によく注意して見る

 

★ 以上ですがいかかでしょうか。やってみようと思う方は、推進する会にご参加ください

 

 会費無料で、名前(仮名可)、性別、年齢だけで結構です。現状とこのようになりたいという希望を書いてください。

 

 このブログにコメントしていただいても結構ですし、下記にメールでお知らせください。ご相談には無料でアドバイスをいたします。

 

 実施してから、1ヶ月後、3ヶ月後、半年後、1年後の状況をご報告してください。

 

    pcr92240@nifty.com

 

 

 

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試しに通販で買った、梅干し型ストラップです。実物大ですが、残念ながらあんまり酸っぱそうではありませんでした。

 

追記 2013年6月26日 逆流性食道炎

 

 先日のNHKの放送で、逆流性食道炎についての話しがありました。逆流性食道炎により様々な症状が現れます。特に、胃酸が常に食道にふれられていると、胃壁と同じような酸に強い、赤っぽい状態に変わるそうです。しかしそうなると、食道がんにいたることもあり、危険です。

 

 対策の一つとして、ガムを噛んで、唾液により酸を中和すると、よいということが言われていました。私の、咽津(インシン)法で、いつも唾液を意識的に飲んでいれば逆流性食道炎になりにくいといえましょう。唾液を意識的に飲み込むもう一つの効用です。

 

追記 2013年8月13日 乾隆帝の実行した養生法

 

 

 

 咽津法(インシンホウ)で検索すると、まず筆者のブログが出てきますが、その次に、「乾隆帝が実行していた養生法」というブログがあります。それを紹介いたします。清の乾隆帝は88歳という当時としては長寿であったのですが、乾隆帝は9つの養生法を実行し、それが長生きに寄与したのではないかといわれます。一番目は歯を常に歯をカチカチ噛み合わせて歯を丈夫にすることです。歯は極めて重要です。二番目に出てくるのが、津常咽(唾液を常に呑み込む行法)です。唾液を口に貯めて常に呑み込みます。いわゆる咽津法です。これを見てもかなり多くの人が実行してきたことがわかります。

 

詳しく知りたい方は,下記をご覧ください。

「乾隆帝が励行していた養生法」

 

http://www.epochtimes.jp/jp/2013/02/html/d80124.html

 

追記 2017年1月13日 唾液健康法を進める会について

 

 このブログは書いてから3年半ほどたちますが,結構アクセスがあり、「唾液健康法」という言葉で検索すると、一番目に出てきます。

 

 しかし具体的にどうするとかという内容について、何も書かなかったので、入会するという人はありませんでした。改めて、経験交流などを進めるための方法などを提案してみたいと思います。

 

 とりあえずコメント欄に書いていただいて。希望があれば会員ということにしたいと思います。ご自分の経験や、質問などありましたらぜひ書いていただきたいと思います。

 

また、よろしかったら、ご自分の経験などを、この「こういちの人間学ブログ」で紹介させていただきます。

 

また、直接ご連絡いただく場合は次のメールでこういちまでぜひどうぞ。

 

pcr92240@nifty.com

 

追記 2019年1月26日 咽津法はインフルエンザ予防にも

 

 唾液の効用については、多くの人が注目しています。2019年にはインフルエンザが大流行していますが、唾液をよく出している人がインフルエンザにかかりにくいということが言われるようになり検索にもよく出るようになりました。今そのブログを書いているところです。

追記

2020年4月9日

新コロナウイルスにも効くかもしれませんよ。

 

 

 

 

 

 

 

唾液健康(長寿)法 2013,6 修正版 驚くべき唾液の効用

◎ 2009年に最初に書きまた、2012年8月に更新したものです。2013年6月1日に唾液健康法に関してブログを書いたため、参考資料として更新し直しました。かなり重複して書かれているところがありますがご容赦ください。

 

★ このブログは2009年ブログを書き始めたころに最初に書いたものです。唾液健康法、(咽津法)、そして、性ホルモンとの関係などで、ブログをまとめて列記するにあたり、新しい記事をつけて更新しました。

 

唾液の役割、効能について

 

以前の2005年5月、人間学研究会で「健康の科学」としてお話ししたお話しした資料に追加したものです。

 

 作用      成分    機能    欠乏

 

水分     水99,5%

 

中和作用      酸アルカリ中和   虫歯

 

洗浄作用      歯をきれいに    歯周病

 

円滑作用      しゃべりやすい  うまくしゃべれない

 

外分泌

 

消化作用  アミラーゼ  澱粉の分解  胃に負担

 

        マルターゼ

 

        リパーゼ

 

歯を丈夫  カルシュウム 歯に沈着  歯が薄い

 

        スタテテンなど 歯を丈夫に 虫歯に

 

殺菌作用  リゾチーム  細菌に対抗 細菌に感染

 

          (唾液中白血球より分泌)

 

抗ガン作用 

 

     ラクトフェリン  細菌の発育を抑制    

 

 口臭の発生

                 ラクトぺルオキシダーゼ 発がん物質を抑制 

 

                   口中の発がん物質緩和

 

  その他 ヒスタチオン、アグルチニン、ディフェンシン

 

  などの殺菌抗菌作用

 

 IgA(免疫抗体)  ガン、細菌に免疫作用  がんの発生

 

 IgG ,IgM 免疫グロブリン     (西岡仮説)

 

味覚  ガステン(酵素) 亜鉛と結合し味覚を  味覚異常

 

飲み込みやすさ  

 

     ムチン  粘りの成分粘膜保護  飲みこみが困難

 

             アルブミン     口の中を滑らかに

 

内分泌

 

コエンザイムQ10   活性酸素を抑える

 

EGF    上皮成長因子   皮膚、歯など細胞の増殖

 

NGF     神経成長因子  神経系の増殖を促進

 

パロチン 唾液腺ホルモン  骨や歯の石灰化促進 

 

        変形性関節炎

                    血管の進展性

 

DHEA  性ホルモン前駆体  老化防止作用いろいろ

 

 これだけの多くの作用があるのは驚きです、まだこれ以外にもわからない未知の作用があるでしょう。これだけ優れたものを、うまく自分の身体に利要しないてはありません。これだけのものを作って売ったら大変なお金がかかるでしょう。

 

 唾液が出ないといろいろな障害が出てとても大変な事態になります。特に高齢者になると出にくくなります。私のように、日常的、意識的に唾液を出して飲み込んでいるといつもたくさんあふれるように出てきます。ちなみに私は、もうすぐ70歳の古希になります。

 

唾液健康法について

 

 無料で、しかし大変効果のある健康法をご紹介します。ただし、本気で続けられる方にかぎります。それは、意識的に唾液を出して、飲み込むのです。これはすでに、歯科医師などが推奨していて、目新しいものではありませんが。私自身がもう30年以上続けていて、大変効果があることを実感しているということです。中国の健康法についての古典を読んでいると、不老長生の秘法として咽津法(いんしんほう)というのが言うのがありました。それは日本の古代の医術書「医心方」「養生訓」にもかかれています。意識的に唾液を出して飲み込むのですが、特に夜中に目が覚めた時にそれを行うのです。その効果としては、私は、66歳ですが(2011年現在68歳)、比較的若く見られています。胃腸は極めて丈夫で、毎日快食快便です。歯は一本虫歯を治療しましたが、すべて残っています。歯は健康のバロメーターでどのくらい、自分の歯が残っているかが、とても大切です。

 

 親知らずの歯が出てきて、その隣の奥歯が痛くなり少しぐらぐらしてきました。歯医者さんで、直してもらいましたが、もうその歯を抜いたほうが良いと何度か言われました。その後歯垢を取る歯磨きをつけて一生懸命磨き、よく唾液を出して、飲み込んでいたら、最近ぐらぐらが少なくなってきました。歯医者さんにも1年以上いっていませんが大丈夫です。(本当はいったほうがいいのですが)

 

 唾液には歯の洗浄作用、消化作用、殺菌作用、(特に発がん物質を消失させます)があり、カルシュウムが歯を丈夫にします。味覚や飲み込みやすさに影響します。またさまざまなホルモンが内分泌されます。口臭にも影響します。年齢が高くなると、唾液が出にくくなり、さまざまな障害が出ます。虫歯のある人は宇宙飛行士になれません。重力がなく、唾液が出にくくなるため、急激に虫歯が悪化するそうです。よく噛むと唾液が自然と出てくるので大変効果があります。私は、口を閉じて、陰圧をかける(口を閉じて吸い込むようにする)ようにしています。下あごの唾液腺を刺激したりするのもいい方法です。人により工夫するといいでしょう。これをつづけていればまず虫歯になりません。特に夜間に虫歯がすすむのですが、寝しなに唾液を呑み込めば歯は奇麗になります。これをいろいろな人にお話ししていますが、実際にやってみる人は10人に一人くらいです。続けている人からは、便秘が治った。胃腸の調子がよくなったなどと感謝されます。ただ、ひと月以上続けなければ効果がわかりません。ただこれは無料でできるだけにあまり宣伝されませんね。

 

 あと付け加えますと、唾液にはムチンという水溶性の粘性のあるたんぱく質が入っています。細菌を包み込みだしてしまう。食べ物を食べやすくする。口の粘膜を保護するなどがあります。性行為のまえに唾液で湿らせて、スムースにするという効果もあります。新大久保で最近(2011年)韓国のカタツムリクリームやパックを売っていて、要はカタツムリの粘液の中に、粘性のムチンが入っているというものです。実際には山芋のムチンかなにかを使うのでしょう。

◎コメントをいただきました

 ムチンは動物性のものだけをいうのであって、ウイキペディアによれば、山芋などの植物性のものはムチレージと呼ぶそうです。1928年以降

植物性のものは存在しないと判明したそうです。ご指摘ありがとうございました。

これにプラスして、私はビタミンEとB1,B2を飲み続けていますが。これも効果があります。これは改めて書いてみます。Eは抗酸化作用があり、B2とも、血の巡りを良くします。血のめぐりの良さは、健康の原点です。糖尿病は体内の毛細血管が細くなり血の巡りの悪さからいろいろな障害が出ます。(ECB2 2000 トコスタ シーエースEC200)

 

* 唾液健康法については私の他のブログにも、いろいろ書いてありますのでご参照ください。

 

 

唾液は長寿の元 日テレ、世界一受けたい授業から 2013更新、追記版

 ★ このブログは2012年8月10日に更新したものです。2013年唾液健康法に関して、新しくブログを書いたために参考資料として2013年6月1日付で更新し直しました。

唾液健康法についていろいろ書いたブログを2012年8月時点でまとめてみました。かなり重複するところもありますが、興味のある方はご覧ください。若返り方が注目されていますが、唾液の重要性について、前から書いてきて私自身でも実行しその効果を実感しております。

2011年5月29日の日テレの「世界一受けたい授業」の中の一つで、「唾液と寿命の新事実」という放送がありました。すでに私は、このブログにも「唾液健康法」として何回も書いています。昨日見てもう一度確認したい人のためにその内容を簡単に書きます。

 説明役として鶴見大学の教授の斎藤一郎氏が呼ばれました。唾液には食べ物を消化する作用や、物を飲み込んだりするときの潤滑作用がある。そのほかに唾液にはEGFという体内組織の修復作用をするものが含まれています。また老化のもととなる活性酸素を抑える、酵素コエンザイムQ10や感染を防ぐラクトフェリンなどが含まれています。

 一日に出る唾液の量は、平均一日1,5リットルで、日本酒一升瓶に近い量です。80年では4万リットルに成ります。しかしこれには大きな個人差があります。私は意識的に唾液をだして飲んでいますから、恐らく、人の3倍は飲んでいると思います。私の胃腸はきわめて調子よく。便秘などしたことがありません。

 700人の人を調査した結果、長寿とDHEAというホルモンとは相関関係があって、唾液の出る量が多いほど、心身が健康で長寿になるというデータが示されました。

 その番組に出ていた芸能人に唾液量を測定するために二分間ガーゼを噛ませて唾液量を測りました。1位の人は7,8グラムでした下の人で3グラムほどでした。2グラム以下の人はドライマウスということになります。ドライマウスの人は、下のざらざらがなくなりつるつるになっています。ドライマウスになると物が飲み込みにくくなり、しゃべりづらくなり、とても苦しいものです。

 唾液の量は、自律神経の働きによって左右されます。リラックスしていると、副交感神経が働いて、さらさらした唾液がどんどん出てきます。緊張していると、交感神経が優位となり、唾液が出なくなります。緊張するとのどがからからになるのは皆さん経験していると思います。ここでは話が出ませんでしたが、緊張しているときは、固い、粘りのある唾液が少し出ます。これが、固唾(かたず)で、固唾をのむという言葉があリます。他の番組では、唾液の粘りを調べてストレス度を測っていました。ストレスの強い人は唾液の粘りが強いのです。

 ドライマウスになると、口が渇いて苦しくなるだけでなく、虫歯ができやすくなります。ここで話は出ませんでしたが。宇宙飛行士には虫歯があるとなれません。なぜかというと、宇宙では重力がなくなるため、唾液が出にくくなります。そのために虫歯のある人は急速に悪くなってしまうからです。またドライマウスは、口臭の原因ともなります。焼き肉のあとにガムをくれるのは、かむことにより唾液が出てにんにくのにおいを消すからです。

 ドライマウスを防ぎ、唾液の量を増すには普段から固いものをよく噛んで食べることが大切です。よく噛むことにより、口の周りの筋肉のしわやたるみを防ぎ、外見の若さを保ちます。口だけでなくときどき意識的に顔面の筋肉を大きく動かすことは顔のたるみや、しわを防ぎます。毎日少しづつやってみるといいです。

 この番組では、唾液をだすトレーニングとして、舌を上あごにつけて、下に思い切り下げる、いわゆる舌打ちをして、大きな音が出るのが、よいということでした。また力を入れて、ほおをふくらませる。そして、イー、ウー、オー、というように大きく発音する方法を示していました。これを5回ぐらい、繰り返すといいます。他の人はパ、ピ、プ、ぺ、ポをすすめる人もいます。

 私の場合は永年この唾液健康法をやっていますが、口を閉じて、ちょうどストローで飲み物を飲み込む時に陰圧をかけて吸い込むのと同じように、キュッキュッと吸い出す感じで圧力をかけるとどんどん唾液が出てきます。これはなれると、もっとも簡単です。この唾液健康法のおかげで、67歳になっても歯は全部そろっており、大きな病気をしません。いままで入院は今まで、腎臓結石を超音波でこわすために、1日入院しただけです。保険もずいぶんかけてきましたが、一度も、請求したことがありません。

 元気で生き生きと残りの人生を過ごすためにも、私は唾液健康法をやり続けます。文献から、不老長生には唾液を飲むのがよいというブログを見たい方は、「こういちの人間学」ブログで、(特にNIFTY)「唾液健康法」で検索していただければ、出てきます。

唾液健康(長寿)法、唾液の効用      2012年8月11日更新

夫婦で長生き 長寿性ホルモンDHEA-S 2012年8月10日更新

多い射精と長生き、唾液健康法と関連   2012年8月10日更新

不老長生には歯が大事、           2012年8月10日更新

不老長生の秘訣(咽津法ーいんしんほう)  2012年8月10日更新

 

不老長生(仙人になる)の秘訣ー唾液を意識的に飲み続ける 古典に書かれた仙人になる咽津法。DHEA・科学的根拠 咽津法 追加

★ このブログは2012年8月10日に更新したものですが、改めて2013年6月1日の唾液健康法をすすめるブログに合わせ更新しなおしました。重なるところも多いのですがご容赦ください。2019年にも追記しました。

 

昨年の7月の私のブログに唾液健康法というのを書きました。私自身も30年(2020年現在40年近く)以上続けていて大変効果があるということで続けているのです。人にも勧めますが、やり続ける人は少ないようです。たまに、やってみてとてもよかったといってくれると嬉しいです。前回は、平安時代の医書である、『医心方』に書かれていると書いているだけでその内容には触れませんでした。ここでその内容を紹介します。

 

『医心方』養生編 

出版科学総合研究所、昭和53年に出版されたものです。現代訳は槇 佐知子さんという、主婦で独学で勉強し、後で『医心方』すべてを翻訳した方がされています。この唾液をのみ込む健康法を、 「咽津法」いんしんほう)といいます。津(しん)とは、体液や唾液などを言います。ちなみに、この『医心方』を書いた、丹波康則の子孫のひとりが映画俳優で最近亡くなった、丹波哲郎氏です。丹波哲郎氏は代代医者の家系で丹波家の子孫です。蛇足ながら、丹波哲郎氏は、私のでた新宿区百人町の戸山小学校の先輩になります。

 

『元陽経』には  常に鼻から気を入れて、口にその「気」を含み、「気」で口をすすぐようにし、舌で唇や歯をなでて「気」を飲み込むこと。一昼夜に千回飲むことができれば大いによろしい。飲食は控えめにすること。               

といっています。千回飲み込むことは容易ではないけれど、私は意識的に唾液をだして飲み込んでいます。年をとると唾液が少なくなっていろいろな異常が生じますが。唾液を飲み続けると、唾液はかえって増えるようになり、胃腸は丈夫に、快食快便となり、歯が丈夫になり、自分の歯を持ち続けることは請け負います。私も67歳(当時、現在は2020年で77才)ですが、歯は全部そろっています。歯の丈夫さは不老長生の基本です。

◎2011年、もうすぐ69になりますが、歯は大丈夫です。2015年11月、あと3か月で73歳となります。歯は残念ながら1本抜けましたその代わりに。親不知の歯が大きくなり代行しています。あとはがっしりして、虫歯もありません。月に一度訪問の歯医者さんに歯石などを取ってもらっています。追記を書いているのが2020年です。

 

つぎに「医心方」に書かれている言葉です。

 

1、老子「尹氏内解」いんしないかい)にはこのように書かれています

唾液はあつまって、「醴泉」(れいせんー王の徳がいきわたると、甘い酒の泉が出ると言われ飲めば不老長寿となる)のようにわき、あつまって、玉のような液となり、流れて美しい池となり、散って精液となり、降って甘露となる。ゆえに口のことを「華池」というのである。口の中に「れいせん」があり、これをのめば、内臓をひたし、からだをうるおし、流れてすべての脈に益し、変化してあらゆる神(しん)を養う。手足や毛髪は唾液を大本にして生ずるのであると。

◎今筆者は72歳ですが、髪の毛は抜けていず、ほとんど白髪もありません。唾液を意識的に飲む続ける、唾液健康法で、77歳でもおなじ状態です。

ちなみに尹氏とは『列仙伝に書かれている周の太夫で、常に唾液を飲み込み、徳を隠して(陰徳)修業したといいます。老子と会うのを予知し、ともに書を交換したといいます。おそらく不老長生、仙人の域に達していたのでしょう。

 

、又仙人になる方法として葛氏方」の説として、 口を開いて舌で上下の歯をなでるようにして、唾液の分泌をうながし、これらを咽む。一日に360回飲むことができればよい。だんだんやっているうちに千回できるようになれば自然に飢えなくなる。十五日までは、疲労の極に達するが、これを繰り返すと次第に身が軽くなって強くなってくる。

ー 仙人になるわけではないので、ここまで、やる必要はないけれど、『咽津法』がいかに大事かお分かりになるでしょう。  

 

、又、劉京道人」がいうには、

毎朝必ず玉泉を飲むこと。玉泉は人を若者のような顔にし、虫を除き,歯を丈夫にする。玉泉とは唾液の事である。朝まだ起床せぬうちに早く(唾液で)うがいをし、唾液を分泌させて、口中を満たし、そしてすぐに歯を14回以上たたく、このようにして二回やったらやめる。なずけて『錬成』という。  

 

、、貝原益軒の『養生訓』

養生君には唾液を大切にし飲みこむことを、同じようなことが書かれています。私はずっと前からこの行法を実行しています。そのせいか、髪は黒いままです。また男女を問わず、精力がつくことは請け負います。 さて世は健康ブームですが、何も仙人にまでならなくともいいのですが、こんなに無料で、健康に良い行法がその気になれば簡単にできるのですから、ぜひ皆さんもお試しください。効果があったらぜひ私のほうに報告してください。すでに報告いただいている方はかなりいますが。

でも少なくとも三カ月は毎日続けないとわかりませんからそのつもりでお願いします。

唾液を飲み込む効果により、精力がつき、性交渉が増えると、その性ホルモンは、若さを増進します。二重の効果があるのです。

 

『養生内解では人が一日中唾を吐かずに口に含んでのんで、気を大切にしていると津液(しんえきー分泌液、体液のこと)を生ずる。これは肝腎な点である

6、『抱朴子』にも 養生の第一に 『唾はため、よだれはたらさぬこと」と書いています。

 

 ◎夜目が覚めた時に、意識的に唾液を出して、舌で歯と歯茎を掃除しながら、飲み込んでいれば、絶対、虫歯にならず、歯周病にもなりません。夜中の睡眠中で唾液が出ないときに、虫歯菌が急速に繁殖し、虫歯が進行するからです。寝てから二度ほど目が覚めた私は唾液で歯を掃除して飲み込んでいますので、虫歯はありません。

 

、 唾液には、特殊な霊力が宿っていると考えられました

夜であった鬼に、自分は新米の鬼なのだが、一番怖いものが何かと聞いて唾液だときいて、その鬼に唾液をつけ退治したという話があります。

 

8、また日本でも俵の藤太がオオムカデ退治のときに、矢じりに唾をつけて倒したなどの唾液の霊力についての話がたくさんあります。

 

◎、この唾液健康法は健康法のほんの一部で、呼吸法、運動法(導引)、などを組み合わせることが大切です。食物を節制してバランスよく食べるのは養生(健康法)の基本です。有名な人相術師、水野南北は「事の吉凶はことごとく食よりおこる」といっています。それらに加えて私も続けていますが、ビタミンEと、ビタミンB1、,B2のある食べ物か薬で補充し、後野菜をよく食べてビタミンCを 必要により補充すると完璧です。

 

 ★ 2011年11月加筆して、間違いを直しました。前はひどい間違いが多く、お恥ずかしい限りでした。

 

2012年8月 追記 唾液を飲み若返りに科学的根拠

 

上記は2011年1月に書いたブログです。以下は追加して書き加えたものです。

 日刊ゲンダイの8月7日の記事に、口を鍛えれば若返るという記事がありました。それは鶴見大学の歯学部・斉藤一郎教授の話として「副腎から分泌されるDHEAというホルモンは“若返りホルモン”で肌のつやや張りの改善、筋力の増強、動脈硬化の抑制、骨粗しょう症の抑制、免疫力の向上などの効果があります。唾液の分泌量が増えるとこのホルモンの分泌量が増えることがわかったのです。そして記事によれば唾液の分泌量をますにはよく噛んで食べなさいといわれるが、それが面倒なら食事の前にガムを噛んでおくといい、と言っています。「食前にガムをガムをかむとしていない人に比べ皮下脂肪も内臓脂肪も優位に減少することがわかっている」と、神奈川歯科大学の小野塚名誉教授の話を紹介しています。

「すなわち若返りには口のはたらきを良くすることが重要である」といいます。よく噛むと唾液の分泌量が増える。それでDHEAが増えるだけでなく、うれしい副作用がある。よく噛むと、摂食中枢の活動が弱まるために食事の量が少なくて済む。しかも良く噛んで唾液の分泌量が増えれば、消化もしやすい。胃腸の負担も軽くなり、ひいては内臓機能の改善につながる。ガムをかむと記憶テストが良くなるともいいます。

「若返りホルモン”DHEA”は、ストレスがますほど分泌量が減ってきます。ところがガムをかむと血中のうとレス関連物質の分泌が減ることがわかった」(斉藤教授)

「中高年ほどガムをかんだりして咀嚼することが大切です」(小野塚名誉教授)

年をとると糖尿病や腎不全などの病気や薬の副作用で、唾液の分泌量が減ることがある。そういう人には「イーウー」の発生練習をすると少しづつ唾液の分泌量が増えるという。この発生をすると口角が上がって顔のシワやたるみの改善になり一石二鳥である。

 

◎2015年、記事を見直したら、字が間違っていました。修正しました。

 

◎以上が記事の内容です。だいぶガムの宣伝もなっているようですが。私の咽津法(インシンホウ=唾液を呑み込む行法)はガムを使わず、食事のときだけでなく、日常的に唾液を出して飲み込むのです。

 

 DHEAとは、デヒドロエピアンドロステロンのことで、副腎皮質や性腺から出る、男性ホルモン(性ホルモンの前駆体)の一種です。これはコレステロールを原料として生体内で作られるホルモンです。このホルモンは25歳をピークとしてだんだん減少していくものです。さて私はこれに関連して「射精により若返る」という、ブログも書いていますが。ここでもDHEAが登場します。それは同じものです。男性ホルモンには若返りの作用があります。

 

ほかに効果として 以下の症状に効果があるといわれています。(Wikipedia)

循環器病、糖尿病、高コレステロール症、肥満、合併性硬化症、パーキンソン病、アルツハイマー病、免疫不全症、うつ病、骨粗しょう症

何か万病に効く夢の薬のように見えますね。

 

 これは、アメリカなどでサプリメントとして、売られているものです。日本にも輸入代行されています。筋肉増強剤として問題になっているステロイドホルモンの直接投与より安全とされています。しかし、こういう薬物に頼ると、本来自分自身の体内で、作られていたものが、体外からの投与で、生産能力が減少し、ずっと薬に頼らなければいけないという依存症的な状態になりがちです。おそらく価格もかなり高いのでしょう。さらに、DHEAを服用した場合、前立腺がんが存在した場合には急速に増殖してしまうリスクがあるということです。安易な服用は危険です。

 

 ガムなどかまなくとも、日常的に意識的に、唾液を出し飲み込んでいると、唾液の中に含まれているDHEA始め様々な有効成分を飲み込むことになります。唾液をどんどん飲み込むと副腎皮質でDHEAも生産されることになります。意識的に唾液を出すには、リラックスして副交感神経優位にする必要があり、意識的に副交感神経優位にすることができます。副交感神経優位と唾液を呑み込むことで胃腸の働きが大変よくなり、胃腸の調子が極めてよくなり、便秘知らずになります。咽津法を続けている私は、めったに便秘になりません。咽津法と他にブログでも書いた、射精により若返りというものを結合させれば、かなり若さを維持できると思います。

 

 この、(唾液健康法)咽津法は、自分だけで無料でできるためにかえって広がりません。これが何かの薬で、製薬会社が大宣伝をして、売り出せば、広がるし、儲かるのでしょうが。

 

ガムはロッテなどの大会社が作っていて大宣伝をしています。さてこの咽津法をまとめた本を書いて、食品サンプルのよくできた梅干しを、おまけとしてつけたら、少しは売れるのかなとも思っているのですが。ともかく、実際にやってみて、いいよと言う人が増えないことにはどうしようもありません。最低でも三カ月はやり続けないと、効果が出ないものですから。

 

よく噛んで食べること、腹八分目とは誰でも言うことで、それで間違いないのですが、私の場合は、日常的に唾液を出して飲み混むことを推奨しているのです。そうすると普通の人の2倍くらいは唾液を飲み込むことになります。夜目が覚めた時には、念入りに下で歯の掃除をしながら飲み込みます。こうすると絶対に虫歯にはなりませんし、歯周病にもなりません。

 

それでは試してみようと、実際に試してみて、効果が上がった方はぜひコメントをお願いします。

 

★ 他に書いた唾液健康法もご覧ください。この方法は、佐竹オリジナルなものです。

 

2013年8月14日追記

 

 咽津法というのを、検索すると私の書いたブログが最初に出てきますが、そのあとに、大紀元という新聞の記事に「乾隆帝が励行していた養生法」というものが出てきます。なかなか参考になるので、原文通りに転記いたしました。

 

 88歳で死去した清王朝の乾隆帝(1711-1799)は歴代皇帝の中ででも珍しく長寿だった。長生きできたのは、さまざまな要因があったといわれているが、その一つに「九常養生法」があげられる。「九常養生法」と歯常に行う九つの養生運動法で、歯常叩、津常咽、鼻常揉、晴(眼)常転、面常搓、足常摩、腹常旋、腰常伸、肛常提がある。

 

1、歯常叩

上下の歯を常に音をたててかみ合わせること。こうすると歯の揺らぎや脱落を防止する。(貝原益軒の養生訓でも指で歯を叩いて鍛えることが書いてある。歯は長寿のもと)

2、津常咽

唾液を常に飲み込むこと。唾液を呑み込むことは歴代の養生学者が推奨している。これによって皮膚と粘膜の潤沢が良くなり、美容効果もある。古代に「唾液一口は千金にも値す」という言葉がある。

 

 方法は、足はあぐらを座に組み、あるいは椅子に腰かけて、全身をリラックスさせて、雑念を排除し、眼と口を軽く閉じて、下で口蓋を舐め、口の中に唾液が溜まったらゆっくりと飲み込む。これを九回繰り返す。毎日朝昼晩3回実行する。

 

(私の場合は、日と時間を決めず、いつも意識的に唾液をだして飲み込んでいるので、もっと飲んでいる量が多いかもしれません)

 

他の養生法は直接下記を開いてお読みください。

 

http://www.epochtimes.jp/jp/2013/02/html/d80124.html

 

「こういちの人間学ブログ」2015年2月21日

 

いろいろ詳しく知りたい方は

 

「唾液健康法 不老長寿に関するブログについて リンク集

をご覧ください。

http://koiti-ninngen.cocolog-nifty.com/koitiblog/2013/06/dhea-78e2.html

 

 

 

若杉友子氏の『長生きしたけりゃ肉は食べるな』は南雲吉則氏とおなじ危険が

2013年6月2日

 追記版を更新したら、トップに出ていたこのブログが、消えてしまいました。どこに行ったか探しましたが見つかりません。ブログをかいた人が、ブログを閉じた可能性が、とか出てしまいます。この結果、アクセス数はかなり減ってきました。下手に更新などするべきではないとわかりました

 「別窓で開く」でクリックすると、表現形式は別ですが出てきました。

2013年6月1日 髪が黒くなるのは唾液のせいでは? 追記版

 このブログは、2013年1月に書いてから、若杉友子と検索すると、google もnifty もyahooでも、最初に出てくるということがあって、毎日多くのアクセスがあり、現在37500件ものアクセスがあります。

 さてある、ブログで、自分の知人の医師が、牛の唾液の製剤を飲んで、髪が黒くなったと書いているというのを眼にしました。その牛の唾液製剤とは唾液の中に含まれるパロチンのことで、人間でも唾液をだすときに主に耳下腺より内分泌されるホルモンで、子供のころは盛んに出されて成長ホルモンとされているが、老化とともにしだいに減少するというものです。

「唾液は若返りの秘薬である」BlueBlomBlog

1928年に発見されたもので、現在あすか製薬により、パロチン錠10mgとして売られています。1990年に一部の効能がないとされ、今はあまり注目されていません。しかし、現在でも初期老人性白内障や、進行性指掌角皮症の治療には使われています。ここの効能以外にも髪を黒くして、若返る効能があるのではないかと思います。でも、わざわざ、パロチンを買って飲む必要はないのです。自分自身で意識的に唾液をだして飲み込んでいけば無料ですし、パロチン以外の様々な効能が現れます。

 さて、若杉友子さんの本では、141ページに白髪が黒髪に大変身と書いています。76歳の若杉さんも黒い髪が自慢です。訪ねてきた酒井さん58歳が食養を始めた結果、若いのに全部白髪だったのが黒い髪がたくさん生えてきたというのです。それで、それは若杉さんは肉を食べないとかの食養の成果と言っています。しかし、筆者が思うに、髪が黒くなったのは食養の食べ物のせいよりもむしろ、236ページに書いてある食事の時に、30回以上噛んで食べる=唾液をだして飲み込むこと、のせいではないかと思うのです。唾液には11種類もの効果があり、その影響は大きいのです。若杉さんの理論のもとになるマクロビオテックでは、50回も噛みなさいとも言っています。

 私は、ずいぶん前から唾液健康法(咽津法)をすすめています。ちなみに70歳の私の髪は、ほとんど白髪がありません。遺伝のせいだと人には言っていますが、実はずっと続けている唾液を意識的に出して飲み続ける、唾液健康法のせいであると思っています。唾液健康法については私の他のブログをご覧ください。

 ある療法なり、薬が効くかどうかは、二重盲検法によって厳密に検査をする必要があります。髪が黒くなったのは、何項目も若杉さんが提示しているもののどれが実際に効いたのかがわかりようがないのです。ですから肉をやめたから髪が黒くなったということもできるのです。がんになったご主人が若杉さんの食養をやめたら、がんが再発したと書いています。そこにはまた肉をたべたからだといっています。しかし『がんになったら肉を食べなさい』という本があるくらいで、肉を食べたから再発したのではなく、よく噛んで食べていて唾液をたくさん飲みこんで、唾液の中の抗ガン作用(IgAー免疫グロブリンやラクト・ペルオキシダーゼー酵素、発がん物質に対する毒消し作用)でがんが抑えられていたのが、よく噛まなくなり唾液の減少でがんが進行したとも考えられます。

 次のブログに、改めて私の推奨する唾液健康法をすすめるブログを書いてみます。無料で行えて効果抜群、そこで医者も歯医者も製薬会社も売り上げ減少、国の医療費も大幅減少ということになるかもしれません。ぜひだまされたと思って実行してみてください。

若杉友子氏の本の大きな新聞広告

新聞に、若杉友子氏の『長生きしたけりゃ肉は食べるな』という幻冬舎発行の本の広告がのっていました。大きな広告で、たちまち重版!されたそうで、影響力があるのでしょう。ほかにも、『これを食べれば医者はいらない』とか、『若杉友子の「1汁1菜」医者いらずの食養生活」などがあります。京都で野草料理教室を開いているそうです。

私が以前書いたブログ(2012年9月)に「南雲吉則氏の『一日一食健康法』について、偏った健康法ではなく自分にあったものを」は今までに1万件を超えるアクセスがありました。有名な整形外科医の高須克弥氏もそれを批判する本を書き、かなり売れたようです。

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 これは、本の新聞広告の一部です。現在76歳で、白髪なし、老眼なし、病院に行ったことなしだそうです。そして広告には食事を変えるだけで身体に奇跡が訪れる。私の話を聞いて、実践してくれた人は「病気が治った」「黒髪がどんどん生えてきた」「視力が上がった」等々身体のミラクルにおどろいています。実は私の夫も、病院から余命2か月と宣告されたのに私の食事法を実践したら、がんが消えました。と書いています。

(以前以後ブログに書いていた部分はコメントでmiyaさんのおっしゃる通りなので、お詫びして、削除いたします。)

そして新聞広告にのっている本の具体的な内容は下記の通りです。

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どのような食事ならいいのかということ

 要は、日本食はいいけれども、洋食はいけないということです(食の欧米化を否定)。パン食、肉食、牛乳、野菜サラダ、日本酒以外の酒、和菓子以外の甘いものなどを否定しています。そして一日三食は身体に悪い、一汁一菜を、そして干物や一般に売られている食塩、、卵、キノコ、モヤシ、農薬を使った野菜などを否定します。また塩分をむしろとることを推奨しています。しかしこのようにあれもダメこれもダメというと、食事はかなり偏り、おまけにかなり食費が高くついて、この賃下げのご時世に到底実践不能のように思えます。特に、現在手に入る卵には栄養がないと、言っています。要は養鶏場で、白色レグホンが大量に生んでいる卵ではだめで、昔ながらの地鳥が地面のえさをつついているような鳥でないとだめというのでしょうが、でも彼女が言う栄養がないというのは、どういうことなんでしょうね。たんぱく質や脂肪などの成分は、養鶏場の卵でもたいした違いはないはずです。卵こそは今最も割安で、上質なたんぱく質(アミノ酸のバランス取れている)がとれる重要な栄養源です。栄養がないと決めつけてこれを食べないというのは、とてもおかしいことです。

 しかしこの養生法の結果、身体の毒素が出て、病気が治り、口臭や体臭がなくなり、視力がアップし、赤ちゃんができ、白髪が黒髪になるそうです。時に、生活が不規則で、甘いものなどの澱粉質や脂肪分の多いものばかり食べていた人にとっては、1時期まで一定の効果はあると思います。またそうなればそうなればめでたしめでたしなのですが、若杉氏は全体に戦前の昔の貧しい食事内容を推奨しています。この時代の日本人は栄養不良で、みんな結核になったりして早死にしたと思いますが。また、塩は天然のもの、有機栽培の野菜、特別な卵(前にも書きましたが、現在手に入る安い卵は栄養がないから食べないのでしょうか)で魚は干物がダメで生のものだけというのはかなり食事代が高くつくと思いますが。そしてかなりタンパク質が不足すると思われます。年をとってきたら、豚肉などをむしろ多めにとったほうが、身体にいいといわれていますが、それとは逆行します。

若杉友子氏はそんなに若く見えないのでは?

 この手の本を出版する人は、自分がこのように若々しく見えるのは、自分が行っている健康法のせいだと、主張(自慢)します。一日一食をすすめる南雲吉則氏はこのように若々しいと自慢しています。それから1935年生まれの腸が大切だという新谷弘実氏もその若々しさがウリです。確かに随分若く見えます。確かに見た目の年齢は中身の若々しさにかなり比例するように感じます。

 でも若杉友子氏は76歳だそうですが、上の写真を見た限りでは年相応な普通のおばあちゃんという感じで、見た目はそんなに若く見えないのですが、いかがでしょうか。私の父親は92歳で病気ではなく転倒事故でなくなりましたが、ほとんど黒い髪で、老眼鏡なしで新聞が読めていました。もちろんなにがしかの健康法とは全く無縁です。食べ物も普通です。祖母も99近くまで生きていましたが、白髪が少なく目も良かったのです。私も70歳でほとんど白髪はないのですが、祖父も髪は黒かったので、髪の黒さは、健康法のせいでなく、どうも遺伝のおかげのようです。それから、最近周りを見ても今の年配の女性は若々しい人が多く、それに比べて若杉さんは写真でみたところでは年相応かむしろ老けて見えるのですが、いかがでしょうか。(追記した、2016年4月は73歳です、依然としてほとんど白髪はありません)

「とら猫日誌」さんの批判が良く的をついています。

 若杉氏の批判については、「フクシマの事故を引き合いに身土不二を掲げる無神経ーとらねこ日誌」が大変よくまとまっていて、ぜひご覧になることをお勧めします。

http://d.hatena.ne.jp/doramao/20110924/1316867037

そのいくつかを紹介します。

 はたして彼女が自称健康なのは、実践している健康法のおかげなのだろうか?健康法とは関係なく、もともと丈夫な身体を持って生まれてきただけなのかも知れないからだ。健康法の妥当性を判断するために、個人の体験談は何ら参考にならないということは多くの人が覚えてほしい。~どら猫の祖母は80歳になるまでほとんど風邪をひかず、元気いっぱいに過ごしていたが、肉も食べるし、体格も小太りだったし、甘いものも大好きだった。

 後、若杉氏は日の丸弁当を推奨しているようです。とら猫氏は、戦前の日の丸弁当のような栄養不良な食事がくる病や夜盲症、結核を引き起こしてきたと書いています。また若杉氏は高血圧は塩分ではなく肉食のせいだといっているそうです。肉食をすると甘いものを食べたくなる。そして塩分は新陳代謝を活発にするから大切で、高血圧の原因ではないと。これらについてとら猫氏は批判をくわえています。よろしければ直接お読みいただくとよろしいと思います。ともかく、若杉氏のいうように日本の在来種で、地域のものだけを食べるべきだということになると、それではとても日本の食を支えきれないだろうと。

長生きしたい人はこの本の通りにしてはいけません

 ともかく、本がたくさん売れているということは、今の病気をなんとか直したいと、わらにもすがる気持ちで、読んでいる人もいることでしょう。30回噛むだけで消化吸収が良くなるとか、少しは身体に良いことも書いてありますが、この本を買う年代の人は、ある程度年をとっている人が多いと思います。むしろ、年をとると、良質なたんぱく質が不足してその結果、血管などがもろくなり、いろいろな疾患が出ることが心配されています。それなのに、肉はダメ、牛乳はダメ、卵も栄養がないからダメと、良質なたんぱく質をとる機会を失うことになり、大変危険です食べ物はバランスよくいろいろなものを食べるのがいいことなのです。長生きしたいと思ってこの本の言うとおりに実践して、逆に命をちじめないようにしてもらいたいものですだいたい前にも南雲氏の本のときでも書きましたが、1週間、本の言うとおりにやってみたけれど、とても続かなかったという結果になるだけだと思いますが。

南雲吉則氏の健康法に関してのこういちの批判は

「南雲吉則氏の一日一食健康法について」をご覧ください。

追記 

 ともかく、本を読んでいくと、肉や卵、牛乳などだけでなく、タンパク質そのものを、かなり軽視しています。変わりに魚をどんどん食べましょうというのでもないのです。玄米は白米の栄養の4倍あるとか書いています。なにが4倍なのでしょうか。たんぱく質は、100グラム当たり玄米2,8グラムですが白米も2,5gです。お米のタンパク質は穀物の中ではアミノ酸の組成が比較的バランスが取れていますが、それでも肉類を食べないとアミノ酸に偏りが出ます。アミノ酸の効き目は最低のものに合わせられてしまうのです。(樽の水のように,,どこかいたが短いとこぼれてしまうのです)他のアミノ酸(食べ物を)補充するようにしなければなりません。その点肉は極めて良質のたんぱく質なのです。100グラム当たり20から23gほどあり、アミノ酸もバランスが取れています。

 若杉さんのご飯を腹いっぱいたべて、みそ汁に野菜、梅干しという食事は日本の戦前の食事です。その時には、栄養が不足して肺結核や他の伝染病で若くして死んでしまう人が多かったのです。戦後の若杉さんの嫌う欧米風の食事により、日本人の寿命は大幅に伸びたということは間違いありません。もちろん、肉に偏り、甘いものをたくさんとるというアメリカ流のファスト料理に偏ると成人病が多発し、命をちじめますが。現在のふつうのご飯もパンも、肉も魚も卵も、牛乳も野菜や海藻類もいろいろバランスよく食べて、年をとったら腹八分目というのが長生きの秘訣のような気がします。

http://koiti-ninngen.cocolog-nifty.com/koitiblog/2012/09/post-7c13.html

追記 :2013年3月6日『肉を食べる人は長生きする』 柴田 博氏

 家内から携帯電話に連絡があり、今紀伊国屋本店に来ているのだけれど、売り場の一番目立つ所に、若杉さんの『長生きしたけりゃ肉は食べるな』の隣に同じく平積みで、『肉を食べる人は長生きする』という本がおいてあるけれど、買ってこようかという電話が入り、ぜひ買ってきてと、頼みました。

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「長生きするには肉を食べるな」という本と、「長生きには肉を食べよ」とまったく正反対の本が並んでいるとは愉快です。上の本の著者は人間総合科学大学保健医療学部長で日本応用老年学会理事長です。この本は2013年1月25日にPHP研究所から発売されました。若杉さんの本は1月24日ですから、ほぼ同時に出されたといえます。

 本の帯封に「健康寿命を延ばす本当の生活習慣」として、低栄養の人は脳卒中や心筋梗塞になりやすい!ちょい太目が長寿で健康的と書いています。これは高齢者2万人の調査で分かったとのことです。そして、次のように書かれています。

 寝たきりの期間は長くない。長寿の人は高齢になってから体重が増えている。牛乳、卵をとっている。肉を積極的に食べている。噛む力を維持している。適度に飲酒を楽しむ。社会貢献は自分のためになる。シニアは多病息災でいい。後期高齢者の7割は自立している。孤独死する人は英雄である。健康は生きる目的そのものではない。

 詳しい内容は、別のブログで書くことにしましょう。

★ 若杉さんについてのこのブログはもうすぐ、2万件のアクセスになりますが(この当時2016年もアクセスは多いのです)、niftyでは若杉友子さんで検索すると、私のブログが最初に出ていました。多い理由がわかりました。

★ 若杉さんはいろいろな本を出していますが、今日の新聞にかなり大きく『子宮を温める健康法』という本の宣伝が、のっていました。発売二カ月で七万部突破だそうです効果もある人があると思いますが逆効果の人が出ないか心配です。

追記 2013年3月8日(金)20時より NHKEテレ 「団塊のスタイル」で

 「長寿の秘訣は肉食!?」 という番組が放送されます。サブタイトルに

 -最新研究!「高齢者に必須のコレステロール」というものです。

  体内の細胞や、特に血管壁にはコレステロールが絶対必要といわれているので、肉食の必要性が語られると思います。ぜひご覧ください。

 私のブログでも、紹介いたします。

追記 2013年3月9日 NHKEテレ 上記の要旨を「こういちの人間学ブログ」に書きました。「肉を食べずに新型栄養失調で老化」という内容です。

http://koiti-ninngen.cocolog-nifty.com/koitiblog/2013/03/post-013b.html

追記 2016年4月10日

 2016年4月10日のNEWSポストセブン、の記事で

 今人気の、NHKの「真田丸」に出ている、草笛光子さんのことが書いてありました。草笛光子さんは、「真田丸」で主人公真田信繁(堺雅人)の祖母とり役で、素晴らしい演技を見せています。とても若々しくそれに、草笛さんは美しい銀髪で有名ですが、最近、黒い髪が生えてきたそうです。草笛さんはトレーニングと犬を連れた朝の散歩を欠かしませんが、それとともに、肉が大好きで、食事に肉は欠かせないそうです。元気の秘訣はやはり肉食にあるように感じます。エリザベス女王もとても若々しく元気ですが、やはり、適度な肉食が良いのではないかと思います。

実用的人間学オープンセミナー 6月例会

「人生100年時代の健康法」

講 師 :佐竹幸一

     実用的人間学研究会会長

日 時: 2018年6月28日(木≫午後6時から8時まで

    (会場の都合で21日が28日に変更になりました)

場 所 : 西戸山タワーホームズN棟集会室

     東京都新宿区百人町3-1-5

  参加自由。参加費無料

お申し込みは下記へ

  pcr92240@nifty.com

 

 

 

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