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2013年6月18日 (火)

人類の起源に新発見いろいろ 霊長類、類人猿、現生人類の起源に

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1、5500万年前の霊長類化石

 現在の人やメガネザルにつながる霊長類としては最古となる約5500万年前の化石を発見したー。中国科学院古脊椎動物・古人類学研究所などの国際グループが6日発行の科

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学誌『ネイチャー』に新種の霊長類(アーキセブス・アキレス)として発表しました。

 化石が見つかったのは、現在の中国湖北省の長江流域にある、かつての湖の底に堆積された岩石の中です。化石は保存状態が良く、ほぼ全身の骨格がそろっていました。非常に小さな動物で、胴の長さは約7センチ、尾を入れても約20センチしかありません。体重は20~30グラムと推定されました。

 くわしく調べた結果ヒトやメガネザルにつながる系統のもっとも初期の霊長類と分かったといいます。東南アジアに住むメガネザルは以前アフリカのマダガスカルに住むキツネザルなど曲鼻猿類に近縁と考えられていました。しかし最近の研究結果で人やチンパンジー、ニホンザルなどを含む真猿類により近縁であることが明らかになっています。今回の発見がメガネザルやヒト、チンパンジー、ニホンザルなどの進化を考える上で重要だとしています。 (2013,6,6『赤旗』)

2、ヒトの色見分ける能力はメガネザルの祖先に起源

 ヒトの色を見分ける能力は他の霊長類と同じ赤、青、黄色の三色型です。それに比べて他の哺乳類は二色型です。東京大学の河村正二教授たちは現生のメガネザルの遺伝子を解析することでメガネザルの祖先が三色型の色覚を持っていたらしいことを解析しました。

 誕生初期も現在もメガネザルは夜行性です。現生のメガネザルもすべて夜行性で、優れた聴覚で昆虫をとらえます。それでは三色型の色覚を持っている利点はあまりありません。しかしともに大きな眼を持っています。メガネザルが発生したころは東南アジアの熱帯雨林が現在では考えられないくらいの多雨だったことに注目しました。雨の音で、聴覚も効かないそのかわりが視覚で、三色型はメガネザルが好む緑色のバッタなどを識別するのに有利だっただろうといいます。ただ昼間は危険で、朝方や夕方や満月のときなどを利用してえさをとったり捕食者から逃れたのではないかというのです。

 従来、霊長類が3色型の色覚を持っているのは、夜行性から昼行性に移行したためと思われていました。3色型は赤い果実などをみどりのと判別しやすいからです。ところがメガネザルがすでに3色型を持っているということがわかりました。メガネザルの3色型を真猿類が受け継ぎ昼行性に移行したということです。 (2013年5月『赤旗』)

3、最古のホミノイドの2500万年前の化石発見

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  アフリカ東部タンザニアの約2500万年前の地層から、類人猿と人類が含まれる「ホミノイド」の最古の化石がみつかり、新属、新種に分類したと、米オハイオ大などの研究チームが英科学誌ネイチャー電子版に発表した。ニホンザルやマンドリルなどが含まれる「旧世界ザル」の最古の化石も見つかり、新属、新種に分類されました。

 化石はあごの骨や歯で、いずれもこれまでのホミノイドや旧世界ザルで最古とされた化石を数百万年さかのぼる。現在のサル類のDNA解析にもとづくと、ホミノイドと旧世界ザルの系統が分かれたのは3000万から2500万年前と推定されていた。しかし同じ年代の地層からそれぞれの化石が見つかったことで約2500万年前にはすでに分岐していたことがはっきりした。

 地殻や気候の変動の影響で分かれたとみられ、進化過程の解明が進むと期待される。最古の人類の化石はチャドの700~600万年前の地層から見つかっている。(2013年5月19日『毎日新聞』)

参考 霊長類やホミノイドとは

   ー ヒトの分類学上の位置づけ

霊長目(サル類)Primates

 曲鼻猿亜目  キツネザル、ロリス

 直鼻猿亜目   メガネザル科

           真猿類(科)

ホミノイド(Hominoidea ヒト上科)

   ヒト科(ヒト、チンパンジー、ゴリラ、オランウータン)

   テナガザル科(テナガザル)

ヒト科(Hominidae)

   ヒト亜科(Homininae)

           ヒト族、チンパンジー属、ボノボ

   オランウータン亜科、ゴリラ亜科

ヒト族(Hominini)

   ヒト亜属(Hominina)

      アウストラロピテクス属(華奢型猿人)

   パラントロプス属(頑丈型猿人)

   ヒト属(Homo)(ホモハビリス、ホモサピエンス)

4、食生活350万年前に変化

 人類の祖先は350万年ほど前に、果実から草へと食生活を大きく変えていたことが分かった。米コロラド大などの研究グループが、科学誌『米科学アカデミー紀要』電子版で発表した。250万年前ほどに起こったとされる、猿人から現生人類(ホモサピエンス)を含むヒト(ホモ)族への進化のきっかけの一つになった可能性があるといいます。

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 研究グループは猿人からヒト属まで、さまざまな人類祖先の歯に含まれる炭素の同位体比を測定しました。炭素には炭素12と炭素13の2種類の安定同位体があり、果実や木の実と草やスゲでは比率が異なります。

 測定の結果、350万年以前の猿人の歯に含まれる炭素の同位体比はチンパンジーなどと同じで、主に果実を食べていたことを示していました。しかし350万年前以後になると猿人の歯に含まれる炭素の同位体比は主に草やすげなどを食べていたことを示すようになりました。食べたものによって変化する歯の表面の微細な摩耗の観察からも、これを支持する結果が得られたとしています。

 草やスゲをたべるようになった猿人からはその後ヒト属が出現する一方、とりわけ草やスゲに特化した頑丈型猿人(パラントロプスなど)が現れました。草やスゲは350万年前以前から猿人が住んでいる場所の周囲にありましたが、なぜ350万年前に食生活が変化したかはわかっていないといいます。(2013年6月4日『赤旗』)

★ 当時東アフリカでは、急速な乾燥が進み、熱帯雨林が減少しました。乾燥したサバンナが広がるなかで、森の木から離れてサバンナへ進出したのが他の霊長類と分かれたヒトだといえます。その中で、果実から草やスゲを食べるようになるのは当然です。また、小動物や死んだ獣の肉なども食べるようになりました。また草原地帯では2足歩行が極めて有利であり、そこで自由になった手を使って道具をつくり使用していくことにより、ヒトへの道を歩き始めました。

 

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コメント

 こういち様。
正しく、悠久の進化の歴史ですね。 
今日、私達が文明の恩恵を受けて生活出来るのも、名も無い人類の先祖が代々に亘って、営々と積み重ねて来た時間があるからでしょう。
 人類の英知も進化しましたが、これだけ進化した生物に与えられる生命としての時間が、極めて限られた間であるのも不合理と云えば、不合理ではないでしょうか。 しかも、人類自身が、戦争や諸種の紛争によって、自らの生命を断つ愚行を重ねているのです。 
 私は、自省によって、本年三月で退職した自分は残された時間を如何に過ごすべきかを良く考えるのですが、下手の考え休むに似たり、とは良く云ったもので、既に三カ月足らずの時間を無駄にしました。 
 こういち様の御投稿を参考にさせて頂き、自分の関心を整理し、残された時間で学習したい、と思っています。 

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