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2013年7月25日 (木)

ブログを書き始めてから、ちょうど4年がたちました。実用的人間学とは

こういちの人間学ブログを書き始めてちょうど4年になりました。

 2009年7月22日に、「こういちの人間学ブログ」を書き始めましたので、ちょうど、今年で丸四年が経過したことになります。一番最初に書いたブログは、「こういちの面白人間学」という題です。学生時代から人間学に取り組み44年になったこと(現在では48年)、人間学研究所ができてから24年がたつこと(現在では28年)になったということ、現在、人間学研究所では教育人間学と、実用的人間学のふたつの例会が開催されていることなどが書かれています。

 実用的人間学ということに関しては、筆者が提唱している人間学で、「人間に関する知識を,よりよく人間が生きるために役立てるかについて研究するものである」と書いています。

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 その数日後に書いた「実用的人間学とは何か」というブログには。

 実用的人間学とは、佐竹幸一の提唱する人間学です。佐竹は学生時代に人間学研究会をつくり、その後、小原秀雄氏や柴田義松氏、岩城正夫氏らと人間学研究会をつくりました。1999年には人間学研究所をつくりました。佐竹は研究所の場所を提供するとともに、現在も専務理事、事務局長として、人間学研究を推進しております。人間学研究所をもとにして、総合人間学研究会や総合人間学会となりました。

 わたしの実用的人間学と言う名前はカントの書いた『実用的見地における人間学』という本に由来します。カントはその人間学の本の中で、人間学とは、「人間に関する知識が組織的に形成された学であり、人間学には実用的見地にもとづくものと、自然的見地にもとづくものとがあると言っています。自然的(生理学的ー物質科学的)な見地とは、現在では人類学や心理学や人間科学などのことを言います。カントの言う実用的見地の人間学とは、人間が、自由に行為する生物として、自分みづからをなにを形成するのか(実用実践)、または人間になす能力があるがゆえになすべきものは何か(道徳)の研究に向かう、といっています。カントの「人間学」には様々なことが書かれていて、認識論から、各国民の心理、人相学まで入っています。

 人間学が学校を卒業したのちに習得しなければならない世界知(世間知とも、よりよく生きていくための知恵としての)とみなされる以上、世界中の事物の認識を列挙するだけでは本来まだ実用的人間学とは言われず、人間を世界市民として認識する内容となっていてこそ、人間学は実用的人間学と呼ばれるのである。世界市民とは、カントの『恒久的平和のために』にかかれているように、カントが国際連盟のような組織をつくり戦争のない世界を実現しようとするという様な立場です。狭い自分の世界だけにとどまっている人間学はカントのいう意味での人間学ではありません)

   (訳は、カント全集15 人間学 渋谷治美 高橋克也訳 岩波書店によります。)

 私の提唱する実用的人間学とカントの言う人間学とは実用的人間学とは同じものではありませんが、より近い立場で、シェーラーなどの哲学的人間学とは異なるものです。その哲学的人間学はマルクス主義などに対抗するために作られたものでした。

 現在、存在する人間学には様々なものがあり、私はその概要を調べておりますが、ありとあらゆるものがあります。総合人間学会は、どちらかといえばカントの言う自然的な見地のの人間学に近いものです。辞書で「人間学」をひいてみれば、シェーラーなどの系譜を引いた哲学的人間学やさらにその流れのボルノウなどの教育的人間学であると書かれています。この哲学的人間学は京都学派を中心に研究がすすみ、戦前のある時期今流行の人間学ともいわれました。それは現在にもつながり多くの哲学的人間学の講座が大学に存在します。また上智大や天理大学など宗教系の大学が人間学をしょうしているところがたくさんあります。また、日本においては人間科学という言葉もあり、その境界はあいまいです。やや哲学的傾向が強いのが人間学、実証的科学に近いほうが人間科学系ですが、研究者によって好きな言葉を使っている感じです、そのほかに経営人間学など、人間学のついた名前の本にはありとあらゆるものがあります。

 現実的に私の目指す実用的人間学では

1、人間に関する様々な資料を集める。人間に関する本を集める 人間学研究所に図書を集めています。また今までに過去40数年にわたり研究会で行われた講演などの膨大な資料があります。本は以前13000冊ほどありましたが、研究所移転に伴い1万冊ほどに減らしました。

2、人間学とは何かについて調べる。人間学概論、人間学史のようなもの。哲学的人間学、教育人間学などでは概論や歴史はあるが、人間学全体については存在していないこれは一貫して調べてきた。

3、人間に関しての総合的な知識を自分自身が身につけて人間に関するゼネラリストを目指す。人間に関するゼネラリストは可能であるか、総合人間学会の前会長の小林直樹氏や現会長の小原秀雄氏はそれは不可能であり意味がないといっています。しかし私引き続きはその可能性と役割について検討する。

4、実用的人間学にもとづいた、研究所、研究会をつくり、研究をすすめる。現在の人間学研究所はもっと幅広い内容のものであるが、その中で独自に研究をすすめる。人間学研究所の活動を支え、発展させる。またそのような考え方に共感する人々を増やす。これは50年前から一貫して続けてきたものである。

5、『人間学研究所年誌』、『人間学ニュース』や、現在書いているこの「こういちの人間学ブログ」などで、自分の考えをまとめ発表する。

6、「こういちの人間学ブログ」では、世の中で流布している、一般民衆のためにならないものの考え方などを批判する。非科学的なものの考え方で人が不幸にならないようにする。(王充の現代版『論衡』をめざす。(現実には遠く及ばないが)。社会と政治の現実を厳しい目で見つめる。

7、カール・セーガンの言う意味での「日常的に科学的なものの考え方で生きていく人々」、(セーガンは職業を科学としていない人でも、彼らを眞の科学者と呼んでいる)のために役立てる。

8、独自の人間学にもとづいて独自な悩み事相談の方法を確立する。現在も実験的に行ってきた。

  私の提唱している、咽津法(唾液を意識的に飲み込む行法)を実際にやられて、その効果が表れてきたとのお話しもあります。お役に立ててうれしいことです。

 このようなものでしょうか。しかしあまりに膨大であり、まだまだやっていることは残念ながらほんの僅かです。

「こういちの人間学ブログについて」

 ブログは記事数が累計で515件、アクセス累計がこういちを含んだもので、555000件、こいちの人間学で547000件ほどになります。コメントは358件です。だいたい1日のアクセスが1000件ほど、ずいぶん昔に書いたものを含め1日150項目ほどを見ていただいております。ブログをいつも見ていただいている方どうもありがとうございます。

 どのような記事を書いてきたかは

 基礎人間学部門と応用人間学部門とで各項目で整理してあります。かなり個人的なかたよりはありますがかなり人間について広範囲に書いてきたつもりです。

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コメント

 現代の科学は、余りに細分化され過ぎていて、枝葉末節に拘り、俗な表現で云えば、「タコつぼ」を掘っているようなものでしょう。 例えば、私の専門である法律学を例にとりますと、憲法を研究していても、国家統治の側面から観る研究と、人権規定の側面から観る研究とは相違があり、また、憲法を国別に比較して観る研究とでは、また、違ったものがあります。 ですから、憲法関連の研究書で、大部のものになりますと、一人の学者では、なかなか書けないのでしょうか、共著になることが多いです。 専門、専門に特化しているのです。 
 その昔は、民法の我妻栄、刑法の団藤重治、憲法の宮沢俊義、と行った錚々たる学者が居ましたが、今は、一人で、法律学の一分野を講義したり専門書を書ける学者は少数になりました。 翻って、こういち様は、人間を対象にした総合科学を目指しておられるのですから、その意気たるや壮大なものがあります。 細部に拘るのも緻密な結果が得られて良いのでしょうし、総合的に全体を観るのも新しい地平に対象を置くことが出来るので良いでしょうし、両者が相俟って学問が深まるのでしょう。 応援します。
  

とら猫イーチ様

 いろいろと応援していただいてありがとうございます。
 御専門の法律学でも、それぞれの分野が専門化して、なかなか全体的にどうかというのがむずかしいとのことですが、他の学問分野でも同じようですね。どの分野でも知識の量が膨大になり、とても一人でまとめきれるものではありません。
 それぞれの専門科学だけでもむずかしいのに、ましてや人間に関する諸学問をふくめて人間を全般的に見るなどは、とても1個人には手に余るものです。私の所属している総合人間学会でも、前会長の法学者小林直樹氏も現会長の動物学者の小原秀雄氏も「こういち」のやっているような総合は無理で、学問として成り立たないのだと再三言っていました。だから専門家が寄り集まって討議するのだと。しかしながら、大学に籍を置かず、人間と人間学について、まさに総合的に研究を続けるものが一人ぐらいいてもいいと思います。人間学といっても哲学的人間学や教育人間学などの専門分野での概論や歴史はありますが、さらに経営人間学などまで含めた研究は皆無です。ですから、現在の学問システムの中で学術的な評価を期待するのは、無理なことです。あくまでも趣味や道楽の一つとしてやっているから、続けられるものだと思います。

 小林直樹先生は、東大教授時代の御著「憲法講義上下」を読んで以来、私の憲法学習の先生です。
今はどうなのかは知りませんが、昔は、東大には、錚々たる法律学の先生が居られました。 私は、講義を聞いていなくても、一応は、先生方の著書を揃えて読んでいました。 
 我妻栄先生は、民法の権威で、民法講義を揃えて読みましたが、一ページを精読するのに、一時間以上かかったことがあります。 一行の間に、先生御自身の論文を要約してある個所があり、その論文と判例を参照しながら読解しなければならず、頭痛がする程でした。 
 小林先生の「講義」は、読解は容易なように表現自体は易しいのですが、基本になる政治思想や判例に観られる争いが持つ憲法上の価値観の相違等を理解するのは一筋縄ではいかず、その意味を本当に理解するのは、年齢を重ねてからでした。 
 先生は、憲法や法を人間学の観点から考察した著書を数点出版されています。 こういち様との御交流に依り先生も得るところが御有りであったのでしょう。 今までは、憲法学関連の著書しか拝読しておりませんでした、折を観て、その関連の著書も拝読したい、と思っております。 

とら猫イーチ様

 小林先生の人間学の観点からの本をお読みになりたいということでしたが、よろしければ、『法の人間学的考察』のもとになった資料をお送りいたします。

こういち様。

 御申出有難う御座います。 でも、専門的な著書は、今では、読破するのに苦労いたします。 御笑い下さい。 私等より、向学心の御有りの方々へ贈呈される方が有意義と思われますので、御好意のみ頂戴いたします。 有難う御座いました。 
 

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