TBS 世界の怖い夜 またもお粗末絶叫?心霊映像番組 7,24 やらせのオンパレード
2016年8月3日(水)
今日、午後7時56分から恒例の番組が放送されます。前は3月に放送されました。TBSで「世界の怖い夜、夏休み背筋も凍る大絶叫SP 出川号泣!心霊ツアー」です。今回はなんとこの番組の1時間前から7ch、テレビ東京で「真夏の恐怖映像53連発、怖すぎて震える、横浜3時間SP」という3時間番組があります。2時間が重なります、好きな人は録画してみるようでしょうか。
2015年12月27日(日)
昨日の26日にも、午後6時55分から「世界の怖い夜!来たトイレの花子さんSP]と銘打って2時間番組がありました。番組の形式はまったくおなじです。三流芸能人を集めて、キャー怖いと騒ぎ、男女の怖がっている映像を左下に入れます。〜が選んだ映像、ベスト5という形で、次々に映像を流していく方式も同じです。
「TBS 世界の怖い夜、またもお粗末絶叫!」と検索しますと筆者のブログがgoogle系でも,yahooでも、1番に出てきますので、2013年に書いたものですが、アクセスが多いのです。26日に400件、27日朝に未だ途中ですが100件を超えています。「やらせ心霊番組」という検索語でアクセスされる方も多く、いかに、この番組を見て、ひどいと思っている方が多いかかわかります。本当に、一目でやらせとわかる映像のオンパレードで、あまりひどいので途中で見るのをやめました。
でも、このような番組が好きな人が一定数居て、ある程度の視聴率がとれ、スポンサーがつくからつづいているのでしょうね。
2015年12月放送の映像は2つだけ載せてみます。
霊媒師のおばさんだそうです。本当に見えるなら、精神異常者でしょうね。
キッズフィギャースケーターが選ぶ第1位の幽霊の映像だそうです。前にも言いましたが、大人が作り物としてお化け屋敷を楽しむものならともかく、まだ批判的、科学的な態度ができて居ない子どもにこのような映像を見せて選ばせることが許されるでしょうか。
27日にも「ビートたけし超常現象TVタックル合体SP」がテレビ朝日であります。ただこれは、超常現象、心霊動画などを茶化しているところがあり、TBSの放送の内容とは違います。
2015年7月22日(水)
TBSでは、午後7時56分から9時56分まで、同じような番組を毎年同じ時期に放送することを決めているようです。昨年もこの番組の後アクセスが急増しました。今年も急増中です。今番組のキャーキャー騒ぐ声と一緒に放送中です。馬鹿らしいので全部見る気はしません。前に放送したのと似たような内容です。今8時20分です。「怪奇現象が襲う廃ホテル」、とかをやっています 。おかずクラブとかいう2人と2人の芸能人他いろいろ。途中コマーシャル中です。また再開中です。得体の知れない怪奇音とか。地下が怖い。お決まりの心霊探検家とかが現れる。もっともらしく説明をします。其処で怖い体験だそうです。浮遊霊が写っているそうです―ぼやっとして別に幽霊と見なければ何でもない、ものです。ウゥゥというような音がしたそうです。
という状態です。くだらないのでそれでやめておきます。新聞に出ている番組の内容です。
トイレの花子さんがやってくる。夜の海を泳ぐ女性を引きづりこむ魔の手。浴室の鏡に写った刃物を持つ謎の女。怪奇、夜道に立つ女が襲う悪夢のドライブ。天井から女の生首。
どういうわけか幽霊は女ばかりですね。
◎ 7月23日 この番組に関するアクセス数が出ました。いつもは500,600件のアクセスですが、7月22日、1153件のアクセスがありました。だいたい500件がこの番組に対してです。今年はアクセスワードというのが出てきますが、番組名とやらせという組み合わせがほとんどです―200件以上。番組放送中からアクセスが多いのでいかに、放送に対して、ひどいやらせと感じて、このブログにアクセスしてきたかたが多いかということです。
23日の午前11時ころで、今日のこのブログのアクセスが400件を超えました。まだまだ増えそうです。23日は746件です。24日まだアクセスは続いています。やらせがひどい、という方がそれほど、多いということです。
◎ 7月29日には、今度はテレビ東京で、なんと4時間番組で「真夏の恐怖と衝撃映像”4時間スペシャル”解禁!最恐映像49連発~』という番組があり再びアクセスが増えました。
三年前にも同じような番組が
2013年7月24日(水)19時~21時まで、二時間にわたって、「世界の怖い夜 夏休み 熱帯夜も凍る 絶叫映像」という番組がありました。すでにTBSは、一昨年(2011年)9月6日に「心霊番組絶叫動画50連発」という番組を放送していて、その続きの番組ということになります。この番組が放送された翌日にこれを批判した、「~こんな番組放送していいのか」というブログを書きました。このブログは大きな反響を呼びました。ブログを書いてからすでに3年近くになるにもかかわらず、この4カ月で3000件ほどのアクセスがあり、昨日は245件、今日もすでに70件ほどのアクセスがありました。
NHKのBS放送では、このような超常現象や神秘現象などを科学的な解明する番組を放送していてすでに4回のうち3回が放送され、その内容も筆者のブログで紹介しました。そこでは心霊現象や、心霊写真や映像の作り方などを詳しく説明しています。そういった中で、ふたたび、心霊現象や幽霊などという話しを、まったく無批判で流すということは、おかしいのではないかと思います。夏の暑さを吹き飛ばすために、お化け屋敷に行って、こわーいといって涼むのは、それがあくまでも作りものだということが前提だからいいのです。ところが、この番組では霊能師だとかを呼んできて、あたかも現実的に霊や幽霊などが存在しているように見せているのです。
小学生が選んだ、絶叫映像ベスト5などというものもあり、まだ批判的な検討ができない小学生に、そういうものを見せてあたかもそういう世界が現実にあるかのように、思わせてしまうことは大いに問題です。ありもしないものにおびえ、何かの困難にぶつかったときに、その原因を科学的理性的に追い求めることではなく、霊や超神秘的なものが原因で、それを払うものの何かすがろうとさせてしまうのではないでしょうか。若者などが心霊スポットなどに関心を持つ原因となっていると思います。さらには、若者の貧困など現実社会の様々な矛盾から来る諸問題を政治の問題と見るのではなく、自分自身の行いそして、自分の回りの霊などがさまざまな困難をもたらしているとか、まったく見当違いな方向に行ってしまう可能性があります。幽霊やたたりにおびえたり、あげくは、霊能師などに高いお金を払ったりしてしまうこともあるでしょう。自分と其の周りについて、科学的に判断する能力を見につけることが大切です。カール・セーガンは身の回りのことを科学的に判断し行動しうる人を、専門の科学者ではなくても眞の科学者であるといっています。この私のブログも人々がそういう意味での科学者となっていただくために書いています。
2011年の前回は番組の途中で見始めましたが、今回は二時間メモをとりながら見続けました。前と同じように、芸能人をずらっと並べ、いわゆる恐怖の「心霊写真」を来て絶叫!している有様を同時に移すというやり方です。前回は外国のものが多く、画面が鮮明でした。写真でとりやすかったのですが、今回は国内ものが多く、真っ暗なところに、幽霊?のようなものが瞬間的に写るだけというものが多く、今回は前回に比べて安上がりで済ました感があります。(前回は外国ものが多く、外国に取材にもいっていました)
最初の心霊写真ベスト5
いずれも真っ暗なところに何か、幽霊?らしきものが瞬間的に写るものです。第一位が
これが怖い写真の第一位で、トイレのドアを開けてはいけないというのに、開けたらこのような白いぼやっとした幽霊が出たというものです。これは明らかに作りものですが、かなりお粗末です。しかし、左に怖がっている芸能人の写真が出ています。
パンサーという3人組のお笑い芸人に、九州最大の心霊スポットとかに行かせています。女性の霊能者とかが同行しています。深夜、水子供養をしている地下室に行きます。そこで、風がないのに一つだけ風車が急に回わりはじめた、突然千羽鶴がおちたから、幽霊がいると結論付けていました。これは水子供養した後死んだ女性の霊が引き起こしたのだと、霊能者とやらは結論付けていました。
ボディビルダーが選んだ5つ
5位 トイレで自殺者がと、便器の中に顔が写る 4位 タクシー乗り場についている監視カメラ、男性の後ろに急に現れた女性の影が 3位 部屋の中で何かが走り回る音、机の上においてあった人形がなくなり机の下に 2位 前回放送されたマレーシアの悪魔払い儀式 いないはずの顔が写る 1位 女性の横に幽霊の顔が写っている 下記ー完全な作りもの!
学校の怪談
スギちゃんと芹那とが廃校に行く 廃校は霊が集まりやすいとか
増える階段は数え始めるのをどこからにするかで変わるとか説明して、学校の怪談の7つのうち5つはなにもなかったと説明しています。心霊研究家とかの池田武夫氏が同行。
「体育館のリリーさん」というのがあり、リリーさんとよんで、三回指を鳴らすとでてくると。スギちゃんがやってみる。するとうううとかカチカチとかギギギいう音がして、スギちゃん飛んで帰ってくる。
ギギギなどという音は、廃校ですから、ドアがきしんでいるかもしれず。風で木がこすれるとか外からしてきてもおかしくないし、またおそらくこれはやらせだと思います。
学校の鏡の前で夜2時に、芹那がたっていると霊界につながるとか言う。2時ちょうどにどんどんとノックする音、ひとりでにドアが開き、廊下から黒いもやもやとしたものが出てくる映像。キャーというわけですが。ただもしそれが本物なら、霊界の存在を証明できる絶好のチャンスなのだから、(見つかったらノーベル賞もの)ただちに、本格的、科学的に調査してみるといい。でもやるわけないです。これも単なるやらせでしょうから。
建築300年家の怪奇現象
九州の家がありその隣に400年の古い家がある。主婦Mさんは14年前金縛りになる。それ以後原因不明の出来事が起きよく眠れないように。原因は古い家ではないかと、土間に定点カメラをおく。ドンという音と謎の靄がうつる。顔のようなものが写る。
そこで魔耶卑弥呼とかいう大柄な霊能師と小柄な女性霊能師が見に来る。そして奥においてある長持ちを開けてみると、空っぽで遺影が一つ入っているだけ。それはMさんのひいおばあちゃんの写真だという。霊能者によると、写真の中の霊が見つけて祭ってもらいたいと、いろいろな現象を起こしたのだと。そしてその写真を仏壇に祭ったら以後怪奇現象は起きなかったと。遺影の写真の中に霊がこもるなんてありえないことでしょう。いかにもばかばかしいはなしです。でもMさんは本物だと信じるでしょう。金縛り破今ではそのしくみが科学的に証明されている自然現象ですが、それを霊によって起きるのだとと信じる人には、それをもとにした神秘的療法が効くということになります。
坂口アンリという番組参加者に、番組収録会場に来ていた霊能師二人が、彼女に今調子悪いだろうという。母親が大腸がんで今年3月に死去し、親孝行できなかったことをくやみ、体調を崩していると。霊能師は親は自分より長生きしてもらうことを望んでいるから気にしない方がいいといい、元気になるようにと、「気」を注入し、そうしたらた背中が熱くくなってきたとか。
確かに、親はこの幸せを望み、たたったりしないものである。でもこれも事前打ち合わせにより、作り上げたものでしょう。
小学生が怖がったもの5つ
前にも書きましたが、だいたいこんな写真を小学生に見せることが問題です。さて5位~4位までたわいないものなのだが、1位は座敷わらしの話です。3年前にも放送されたもので、岩手の菅原別館は座敷わらしが出るので有名で、座敷わらしが出ると、その後幸運がおとづれると、半年も前から予約がいっぱいの旅館だそうです。
3年前には座敷わらしが出たといって。白いものが飛んでいるということでしたが。前のブログでは筆者はそれは単なる蛾が通り過ぎただけと説明しました。その写真を再びのせてみました。座敷わらしのいる証拠は右上の白いもの?。
そして前回のの女性は若手有名芸人と結婚して幸せになったというのです。今回の場合は
起きている間には上の説明にある通り、突然回り始めた部屋飾り。
そして、寝ている間はラジコンのライトが急についたというのです。それらを持って座敷わらしが来たというのですが。そんなものは番組スタッフがいくらでもできるものです。
看護士が選んだベスト5
もういちいち説明するのをやめます。廃病院の中でいずれも真っ暗の中で何か音がするとか幽霊や顔のようなものが写るとか言うものです。ほとんどが見るからにやらせです。
排水溝のところが深夜2時に、音がして、掃除したばかりなのに、女子と思われる髪の毛がごっそりでてきて、覗き込むと女性の顔が、というのがあります。新聞での番組宣伝には「排水溝に住む謎の女」という表題が出ています。見え見えのやらせで、これが一番ばかばかしいものでした。
この番組を見た方は、ぜひNHKBSプレミアムのシリーズも見てください。といっても霊とかが好きな人はそんな科学的な番組は絶対見ないのでしょうけれども。
以前書いたブログは「心霊番組 絶叫番組50連発 こんな番組放送していいのか」
http://koiti-ninngen.cocolog-nifty.com/koitiblog/2011/09/50-0f41.html
2016年3月31日 追記
TBSのこの放送は、年2回ずっと続いている番組です。この手の番組が好きな人が一定数いて、ある程度視聴率が稼げるから、続いているわけです。2013年7月に書いたブログが、この番組があるときには急増します。放送した30日には約600件のアクセスがありました。31日も朝9時現在で150件ほどでまだアクセスは続いています。この番組に対して好意的な記事が多いのですが、あまりにも番組がひどいということで、筆者のブログをご覧になる方も多いのです。同じようなやらせ見え見えなので、いちいち見てコメントしていません。検索キーワードというところを見ると、「~やらせ」という方が多いのです。番組を見てあまりにひどいとアクセスしてこられるのです。
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コメント
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とら猫イーチ様
テレビをデジタル化しないでそのままにされているのですね。確かにくだらない番組が多いのはまちがいいありません。選挙などで政権党に有利にマスコミが動くのに比べれば、このような心霊番組もまだましかもしれません。
後宗派が浄土真宗本願寺派なのですか。うちは、浄土真宗大谷派です。浄土真宗は葬式などを見ると他の宗派よりは合理的ですね。
墓の跡継ぎがいなくてもお金を払えば永代供養をしてくれると思いますが。私の先祖の入っている新潟長岡のお墓は永代供養にしてもらっています。
ねこちゃんと一緒にお墓に入りたちとのことですが、まともに頼んだらダメといわれるでしょう。猫ちゃんのお骨を保管しておいて、おかんの中に副葬品として入れてもらうという方法しかないように思えますが。
投稿: こういち | 2013年7月27日 (土) 14時11分
論語には、「子、怪力乱神を語らず 」とあります。
孔子の内面は、図り知れず、これ等を信じていたのか、又は、非合理的として否定していたのかは分かりませんが、当時、彼らが置かれていた世界が、そのような非合理的なものへの関心に時間を割く状況では無かったことは想像に難くありません。
論語を読めば分かるのですが、孔子は、非現実的な滅私奉公や、経世済民を超越した神格的人格を「君子」に求めている訳でもありません。 あくまで自己努力で達成出来る目標を示しているのです。 それが、今日も読み継がれている理由でしょう。
私自身は、非合理的な存在を信じる程の暇人ではありませんので、それらについて語る時間もありません。 でも、信じる人は信じれば良いのです。 論語も語るな、とは云っていません。 御自身が語らない、と云うだけです。
兎角、狂信者は危険です。 オーム真理教の事件もありましたし、怪力乱神を信じている人の行動基準は図り知れません。 と思えば、テレビの御馬鹿番組は未だマシとも思えます。 私は、テレビとは十年以上前に縁切りしていますけれど。 我が家ではテレビを観たくても、既に機種が現在の放送周波に対応出来ていないのです。 買い換える気もありませんが。
ですが、我が家の宗派には、矢張り、無関心では居れません。 我が家は、「浄土真宗本願寺派(西本願寺)」の仏教です。 両親とも御骨を御寺に納めて、後は、墓をどうするかで結論が出ずに今日に至っています。 私が死ぬと「無縁仏」になるからです。
墓の心配をしても仕方は有りませんけれども、出来れば、我が家の猫と一緒に墓に入りたいのです。 何時も長男猫に云っているからです。 「死んでも一緒だよ~」と。
投稿: とら猫イーチ | 2013年7月25日 (木) 14時18分