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2014年10月30日 (木)

身体障害者は、投票しにくい、他にいろいろな街の不便さが

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◎ 横向きで暗い画像で申し訳ありません。

新宿区長選があります

   ―障害者は投票しにくい

 2014年11月9日に、新宿区長選が行われます。今回はなかなか評判のよかった、中山弘子区長が退任し、その後継者として、自民党の吉住健一都議が立候補します。そのほかに僧侶の中根善弘氏、共産党推薦の弁護士,岸松江氏などが立候補を予定している。

 新聞の折り込みで広報新宿が配られ新宿区長選挙の内容がしめされました。裏面には、旅行等での不在者投票、郵便等における不在者投票、病院等に入院している方の不在者投票などが、書かれています。

 2014年2月9日の都知事選は、まだ代々木病院に入院中で、病院の中で不在者投票をしました。退院後今度は郵便等による不在者投票ができるかどうかを、区役所に聞いてみました。わたしは、障碍者手帳によれば、上肢3級、下肢3級合わせて2級の障害者ということになっております。郵便等における不在者投票ができる人は両下肢1,2級あるいは体幹・移動機能の障害のひとのみでした。あるいは心臓などの機能1・3級、免疫・肝臓の障害の1~3級の人までです。要は寝たきりの状態の人です。残念ながら私は該当しません。投票所の小学校は、急な坂があり、家内が車いすを押していくのが困難なのです。その場合移動に関する支援というのもありますが、内容を読むとどうも難しそうです。それで今回は投票を断念することにしました。郵便等における不在者投票を、もう少しゆるめてくれればいいのですが。

 病気になり、もうすぐ1年、退院してから8か月ほどが経過します。障碍者手帳をもらいましたが、残念ながらその特典を何も使っておりません。タクシー券などももらいましたが、まだ一度も利用したことがありません。今までのタクシー利用は、障害者専用の車いすのまま乗れるタクシーです。予約して来てもらいます。むしろ、もう少し軽い症状なら、いろいろ利用できるのですが、今の状態では難しいのです。ところが、選挙の投票となると上記のように、また使えないのです。

車いすが通りにくい、諏訪通りのガード下工事

 天気の良い日に、くるま椅子を家内に押してもらって、コンビニに買い物にいく、少し距離がありますが、高田馬場駅前の新栄堂書店へ行き、本を買ってくる。そしてその帰りにス-パーにより買い物をする、のが最大の楽しみです。ところが、いま住んで居るマンションから駅に行くまでに、諏訪道路の拡張工事に伴う、山手線とのガード下をくぐらなければなりません。この工事はずいぶん前からやっていますが、いったいいつ終わるのでしょうか。(拡張工事が終わったらそこにエレベーターを新設することになっていますが)。それほど急な坂で後ろ向きで車いすを支えないと危ないのです。私も片手だけですが車いすを一所懸命回します。また、下手をすると横向きに倒れそうなところもあります。普通に歩ける人にとってはどうということも無い坂でも、障碍者にとっては大変です。

 新大久保駅には、エレベーターがなく、高田馬場駅には住んで居るところに近い戸山口にエレベーターはありません。また高田馬場駅周辺には、いろいろ食べるところがたくさんあります。しかし、神田川に向かってかなり道が下がっており、ビルに段差があり車いすでは入りにくいのです。前に言った書店とスーパーは段差がなく入れるのですが。ともかく、いろいろな面で障碍者にとってほいろいろな障害があり、大変だということが、自分が障碍者になって始めてわかりました。

追記:11月1日

 新聞に折り込まれた、日本共産党新宿区議団ニュースで、「2014区制報告アンケート集計報告」を見ますと、(有効回答者1800人)区制への要望の中で、「住宅・まちづくり・震災対策」の第一位は653名で「バリアフリーのまちづくりの推進」でした。私だけでなく、困って居る人が多いことがわかります。

 

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