2014年11月21日、人間学研究所合同例会にて、久しぶりに話をしました
人間学研究所合同例会にて、話をしました。
2014年11月21日(金)、人間学研究所新教育人間学部会と、実用的人間学研究会の合同部会が、開催されました。私の例会参加は1年以上の空白がありましたが、エレベーターのあるマンションに転居しそこの集会室をお借りして実現しました。時間はいつもより30分早く午後五時半です。会場は30分早く取っておきました。初めての場所で、いつもより早い時間なので、実際に始まったのは5時45分からでした。準備は家内にだいぶ世話になりました。
テーマは「視床出血1年が経過して―過去、現在、未来について」です。「人間学研究所年誌2013」に、「短報」として、ほぼ同じ内容の投稿をしていました。当日はA3の用紙6ページに2ページ分を加え8ページの内容の資料を作り、皆さんに配布しました。当日は資料を25部コピーし22部を配布しました。最後の8ページにカラーで視床と被殻の図を載せました。
見にくい画像で申し訳ありません。左側の図の真ん中、青い部分が視床です。その内側に脳室があります。右側の写真は最も多い脳出血である、被殻の部分です。視床より外側にあります。私の場合は、右視床出血、脳室穿破(のうしつせんぱ)といいます。
当日の参加者は22名、1名の方は資料を差し上げてから早く帰られました。いつも参加される方のほかに、いろいろな方が参加されました。
毎月自宅に来られる看護師さん、会員ではありませんが毎月集まっていた中学校の同窓のひと、久しぶりに参加されたかたなどにも来ていただきました。また、人間学研究所のメンバーと、実用的人間学研究会のメンバーともに参加していただきました。1年以上、久しぶりにお会いする方が多く、とても懐かしく感じました。また、会員夫妻から花束をいただきました。また、会員のご主人が書かれた『関さんの庭』に関することが書いてある本もいただきました。
45分間、8ページの資料に基づいてお話をしました。後ろのホワイトボードに、回復状態がわかるように、右手と左手で書いた名前を書いておきました。声の調子も完全に元どうりとはいきませんでしたが、そんなにかすれ声でなくお話できました。少し前にはそういうわけにはいかなかったのです。
お話では、資料に基づいて、1、発病に至る経過 2、大津赤十字病院への入院 3、代々木病院への転院 4、病状の変化 5、退院とその後の状態をまず、お話しました。その後、視床出血から、1年が経過しての現状をお話して、それから、今後の見通しについて、をお話ししました。
追記
脳に関する病気について、簡単にお話ししました。
大きく分けて、脳が出血する、脳出血と、脳の血管が詰まる、脳梗塞に分けられ、脳梗塞は、最近は脳の血管のつまりを溶かすいいクスリができ、早いうちですと、全く前と同じように簡単に回復します。脳出血は頭蓋骨の周辺で起きるもの、脳の中心部で起きるもの、脳の皮質部分で起きるもの、小脳で起きる者等があります。頭蓋骨近くで起きるものには、頭蓋骨に一番近い硬膜で起きる、硬膜下出血があります。転倒などをして強く頭を打ったとき(脳挫傷)などに多く発生します。私の父がそうで、自宅ですべり,血を固まりにくいようにする薬を飲んでいたため、急速に意識がなくなり急死しました。また脳の膜の中で硬膜よりも内側にあるのが、くも膜で、脳動脈瘤破裂などで出血するものをくも膜下出血といいます。突然起こり、治療が遅れると死に至ります。
脳の中心部で起きる脳出血は、最も多いのが、被殻出血で、60%ぐらいを占めるほど多い脳出血です。その次に多いのが私が発病した、視床出血です。3割ほどを占めるそうです。そのほかに大脳皮質の出血、皮質出血や、小脳の出血などがあります。私の母は脳の動脈瘤が破裂して脳出血を起こしました。開頭手術を受け、残った動脈瘤を止めるクリップ手術を受けました。もう95歳くらいですが、胃瘻をし意識はありません。
6ページに「こういちの人間学ブログ」に書いた私の病気関連のブログを書き出しました。すべて、2014年です。興味のある方はご覧ください。
3,7 二級の介護を受ける生活 3、7 病院でのリハビリについて 4,27 病院でのリハビリノートについて 51日間 5,6 近況について 瞼の調子がおかしい 5,16 二級身体障害者の認定を受けました 5,24 最近の状況 リハビリ増やす 6,3 長い間脳出血で入院していました経過と現状 - 〈この内容を元にして講演資料を作成) 6,13 リハビリ進む、つえで歩けるように? 6,22 チョイス病気になった時高血圧 - 私も高血圧で脳出血 8,22 近況、つえ、リハビリノート 8,29 『脳卒中リハビリ最前線』6か月の壁を抜ける 9,15 視床出血10か月での現況 10,30身体障害者は投票しにくい 他に不便さが
ブログの一番右は時の上に、「バックナンバー」というところがあります。そこをクリックしていただくと各月が出てきますそこを開いていただけば具体的なブログの内容が出てきます。、
資料に基づいて45分間のお話の後、1時間にわたっていろいろ質問なども含め懇親会となりました。5時ころから3時間いろいろと皆さんとお話をしても疲れなくなりました。
後、会員の会費の支払状況なども会議の終わったあとお話ししました。会費のお支払の遅れて居る人にお話して、今後どうするかはっきりさせて事務局に負担が係らないようにしました。
会議の後、いつものように有志の方は、豆腐料理の「越路」へ行き懇親会となりました。私は残念ながらエレベーターのない、地下の「越路」に降りられず、参加できませんでした。
来年度もまた折を見て、この会場で例会を開いていただくことになりました。
病気をしてから、1年、先日ははじめてお出かけをしました。ようやく、徐々に復帰するようになりました。
« 1久しぶりのお出かけ お台場、インドネシア料理「スラバヤ」へ2にゃ次郎死にました | トップページ | 長寿のカギは口にあり―口腔ケア最前線 NHK と唾液健康法 »
「人間学研究所の例会」カテゴリの記事
- 2021年11月19日(金)人間学研究所の例会が再開されました 160回目は田中稲生氏 「歌の歌詞について」 (2021.11.20)
- 1、人間学研の2020年11月例会で佐竹が話をします。2、「人間学研究所通信89号」の発行、3「交流の広場」始める(2020.11.10)
- 1、コロナウイルスで人間学例会中止、追記、当面4月以後も休会に、2、人間学研究所年誌の発行 3、人間学研の図書移動(2020.03.05)
- 人間学研究所 2019年度例会 更新版 11月例会 岩田好宏氏のお話. 追記12月忘年会 の写真 2020年4月まで講師の方決まる(2019.12.14)
- 人間学研10月例会、対談「藤岡貞彦一橋大名誉教授に聞く」”SDGsの異常な期待を考える” (岩田当研究所所長との対談)(2019.10.03)
コメント
« 1久しぶりのお出かけ お台場、インドネシア料理「スラバヤ」へ2にゃ次郎死にました | トップページ | 長寿のカギは口にあり―口腔ケア最前線 NHK と唾液健康法 »
>ようやく、徐々に復帰するようになりました。
御祝いを申しあげます。
それにしても凄いご気力です。 また、奥様を始めご家族のお力が纏まった結果ですね。
私も泣き言ばかり言わずに、こういち様を見倣いまして気力を出してこれからの人生を乗り切る決意を固めます。
投稿: とら猫イーチ | 2014年11月23日 (日) 21時43分