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2014年11月

2014年11月23日 (日)

2014年11月21日、人間学研究所合同例会にて、久しぶりに話をしました

人間学研究所合同例会にて、話をしました

 2014年11月21日(金)、人間学研究所新教育人間学部会と、実用的人間学研究会の合同部会が、開催されました。私の例会参加は1年以上の空白がありましたが、エレベーターのあるマンションに転居しそこの集会室をお借りして実現しました。時間はいつもより30分早く午後五時半です。会場は30分早く取っておきました。初めての場所で、いつもより早い時間なので、実際に始まったのは5時45分からでした。準備は家内にだいぶ世話になりました。

 テーマは「視床出血1年が経過して―過去、現在、未来について」です。「人間学研究所年誌2013」に、「短報」として、ほぼ同じ内容の投稿をしていました。当日はA3の用紙6ページに2ページ分を加え8ページの内容の資料を作り、皆さんに配布しました。当日は資料を25部コピーし22部を配布しました。最後の8ページにカラーで視床と被殻の図を載せました。

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見にくい画像で申し訳ありません。左側の図の真ん中、青い部分が視床です。その内側に脳室があります。右側の写真は最も多い脳出血である、被殻の部分です。視床より外側にあります。私の場合は、右視床出血、脳室穿破(のうしつせんぱ)といいます。

 当日の参加者は22名、1名の方は資料を差し上げてから早く帰られました。いつも参加される方のほかに、いろいろな方が参加されました。   

毎月自宅に来られる看護師さん、会員ではありませんが毎月集まっていた中学校の同窓のひと、久しぶりに参加されたかたなどにも来ていただきました。また、人間学研究所のメンバーと、実用的人間学研究会のメンバーともに参加していただきました。1年以上、久しぶりにお会いする方が多く、とても懐かしく感じました。また、会員夫妻から花束をいただきました。また、会員のご主人が書かれた『関さんの庭』に関することが書いてある本もいただきました。

 45分間、8ページの資料に基づいてお話をしました。後ろのホワイトボードに、回復状態がわかるように、右手と左手で書いた名前を書いておきました。声の調子も完全に元どうりとはいきませんでしたが、そんなにかすれ声でなくお話できました。少し前にはそういうわけにはいかなかったのです。

お話では、資料に基づいて、1、発病に至る経過 2、大津赤十字病院への入院 3、代々木病院への転院 4、病状の変化 5、退院とその後の状態をまず、お話しました。その後、視床出血から、1年が経過しての現状をお話して、それから、今後の見通しについて、をお話ししました。

追記

 脳に関する病気について、簡単にお話ししました。

大きく分けて、脳が出血する、脳出血と、脳の血管が詰まる、脳梗塞に分けられ、脳梗塞は、最近は脳の血管のつまりを溶かすいいクスリができ、早いうちですと、全く前と同じように簡単に回復します。脳出血は頭蓋骨の周辺で起きるもの、脳の中心部で起きるもの、脳の皮質部分で起きるもの、小脳で起きる者等があります。頭蓋骨近くで起きるものには、頭蓋骨に一番近い硬膜で起きる、硬膜下出血があります。転倒などをして強く頭を打ったとき(脳挫傷)などに多く発生します。私の父がそうで、自宅ですべり,血を固まりにくいようにする薬を飲んでいたため、急速に意識がなくなり急死しました。また脳の膜の中で硬膜よりも内側にあるのが、くも膜で、脳動脈瘤破裂などで出血するものをくも膜下出血といいます。突然起こり、治療が遅れると死に至ります。

 脳の中心部で起きる脳出血は、最も多いのが、被殻出血で、60%ぐらいを占めるほど多い脳出血です。その次に多いのが私が発病した、視床出血です。3割ほどを占めるそうです。そのほかに大脳皮質の出血、皮質出血や、小脳の出血などがあります。私の母は脳の動脈瘤が破裂して脳出血を起こしました。開頭手術を受け、残った動脈瘤を止めるクリップ手術を受けました。もう95歳くらいですが、胃瘻をし意識はありません。

6ページに「こういちの人間学ブログ」に書いた私の病気関連のブログを書き出しました。すべて、2014年です。興味のある方はご覧ください。

3,7  二級の介護を受ける生活                                 3、7  病院でのリハビリについて                                    4,27 病院でのリハビリノートについて 51日間                                   5,6  近況について 瞼の調子がおかしい                             5,16 二級身体障害者の認定を受けました                                 5,24 最近の状況 リハビリ増やす                                  6,3  長い間脳出血で入院していました経過と現状              -   〈この内容を元にして講演資料を作成)                     6,13 リハビリ進む、つえで歩けるように?                     6,22 チョイス病気になった時高血圧                         -    私も高血圧で脳出血                               8,22 近況、つえ、リハビリノート                                      8,29 『脳卒中リハビリ最前線』6か月の壁を抜ける                        9,15 視床出血10か月での現況                                    10,30身体障害者は投票しにくい 他に不便さが

ブログの一番右は時の上に、「バックナンバー」というところがあります。そこをクリックしていただくと各月が出てきますそこを開いていただけば具体的なブログの内容が出てきます。、

 資料に基づいて45分間のお話の後、1時間にわたっていろいろ質問なども含め懇親会となりました。5時ころから3時間いろいろと皆さんとお話をしても疲れなくなりました。

 後、会員の会費の支払状況なども会議の終わったあとお話ししました。会費のお支払の遅れて居る人にお話して、今後どうするかはっきりさせて事務局に負担が係らないようにしました。

 会議の後、いつものように有志の方は、豆腐料理の「越路」へ行き懇親会となりました。私は残念ながらエレベーターのない、地下の「越路」に降りられず、参加できませんでした。

 来年度もまた折を見て、この会場で例会を開いていただくことになりました。

 病気をしてから、1年、先日ははじめてお出かけをしました。ようやく、徐々に復帰するようになりました。                                            

2014年11月17日 (月)

1久しぶりのお出かけ お台場、インドネシア料理「スラバヤ」へ2にゃ次郎死にました

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レインボウ・ブリッジです

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良い天気に恵まれました。屋形船もたくさん出ていました。

1、久しぶりのお出かけ、お台場、インドネシア料理「スラバヤ」へ

 2014年11月16日の日曜日、今年の2月に退院して以来、遊びに行くということがありませんでしたが、実に久しぶりに出かけてきました。以前、上の息子に車で出かけたいけれど、乗せていってくれないかなと、話していました。それで、今日ということにきまりました。朝10時に来てくれるというのが30分おくれましたが一番上の小学校6年生の孫と一緒に来てくれました。あとは私と家内です。家内は車に乗り込むのができるか心配していましたが、病院で車の後部座席に乗り込む練習をしているから大丈夫と、話していました。今までは介護タクシーで車いすにのったままタクシーに乗り込んでいたのです。結局自家用車に簡単に乗り込むことができ大丈夫だということになりました。

 日曜日ですが道路は空いていて、新宿からお台場まで簡単にいけました。お台場のAQUA CITY(アクアシティ)のインドネシア料理を食べに行きたかったのです。お台場は高速道路で行くと早く着き、レインボウ・ブリッジもわたり途中の景色もいいからです。いつもは隣のデックス東京ビーチに車を止め買い物などをしてそのあとでアクアシティに行くのですが、今回は最初からアクアシティにしました。駐車場が各階にあり、車いすで行くのに便利だからです。

 インドネシア料理の「スラバヤ」は一度いってからお気に入りになり、お台場へ行った時には、必ず行っていました。インドネシア料理は新大久保の駅の近くにもあり何回か行きました。タイ料理に比べそんなにくせがなく、子供でも大丈夫です。アクアシティの5階にあり窓からはフジテレビ本社ビルがよく見えます。電話は03-3599-5341です。4人ですが私が食べる量が減っているので、コース料理3つと、孫が好きなサティー(串焼き)を単品で2人前頼みました。ここのインドネシア料理はそんなに辛くなく、おいしく食べやすいのが気にいっています。みんなで色々と分けて食べました。

 食べ終わったあと、隣のデックス東京ビーチに行きました。アクアシティとは道路の上の連絡通路でつながっています。息子と孫は古い日本のものが置いてある「台場横丁」へ行きましたが、私と家内は、疲れないように外のデッキで外の景色を楽しみました。天気が良く、レインボ―ブリッジが見え素晴らしい景色でした。トイレに行きましたが、身体障碍者用のものがあり事前に場所も調べておきました。トイレに手すりも付いていて問題なく使用できました。

 帰りには、前から見てみたかった第三サタケビルを見てきました。完成以来一度も実際には見ていなかったのです。日曜日なので1,2階とも結構お客さんがきているようでした。

2、老猫にゃ次郎が亡くなりました。

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ニャ次郎です。やっと顔をあげています。

 初めてのお出かけの同じ日に、前から具合が悪くなった、オスの老猫、ニャ次郎が死にました。すでに何回も医者に見てもらっていました。次第に衰え、食べられなくなり、水ものみに行けなくなりました。前の日にはお湯にして口元に置いてやると飲んだそうですが。トイレにも行けなくなり、自分の寝て居るところに、おしっこをしてしまい、毛布など全部取り替えたそうです。わたしは猫のいる5階に行かれず、死ぬ直前の写真をとってもらいまいたが、顔も上に十分にあげられない状態でした。年齢は21,5才で来年まで持ちませんでした。

兄の連れてきた兄妹のメス老猫と,下の息子が連れてきた黒猫くろべえと3匹仲良く暮らしていたのに、残念です。一度オスのニャ次郎が元気がなくなり、死んでしまうかという時期がありました。それが、若いオスの黒猫がきたら、ニャ次郎も負けじと元気になりました。今まで3匹で仲良く暮らしていました。残された、雌猫のニャマルが今後どうなるか心配です。

最近の猫の状態については下記をご覧ください。

10月6日付ブログ「一匹だいぶ弱ってきました。うちの猫3匹で53歳」

http://koiti-ninngen.cocolog-nifty.com/koitiblog/2014/10/53-d906.html

 

2014年11月15日 (土)

新大久保駅開業100年,開業の日 2014年11月15日 記念入場券購入

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2014年11月15日、JR山手線の新大久保駅が開業100年を迎えました。

 開業100週年を迎えるにあたり、開業記念入場券を売りだしました。発行部数は1000部で、発行NOは871です。中には1枚140円の普通入場券5枚と、同じく節目を迎えた四ツ谷駅、信濃町駅、千駄ヶ谷駅の写真と説明、山手線、総武線などの電車の写真が入っていました。

私は券を買いに行けず、家内が買ってきてくれました。時間は朝10時ころで、もう少し遅い時間ですと、売り切れになるところでした。

おかげさまで100週年の横断幕が張られています。ご覧のように駅舎は小さく、みすぼらしい駅です。出口はここだけです。エスカレーターもエレベーターもありません。ようやくできるようですが。韓流ブームが最も盛んな頃には、出口周辺が人ごみで歩けないくらいでした。

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これが表紙のところです。

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新大久保駅発行の入場券が5枚入っています。1枚140円。

いろいろな形式の電車の写真が載っています。

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立体的に電車が浮かび上がるようになって居ます。

10月14日付で書いたブログ、

「新大久保駅開設100年 新大久保の変化、「毎日母さん」にも、」

http://koiti-ninngen.cocolog-nifty.com/koitiblog/2014/10/100-0b63.html

をぜひご覧ください。新大久保駅の昔のできたころの話ものっています。

2014年11月11日 (火)

法人税を下げようとする安倍自民党政府、『税金を払わない巨大企業

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外形標準課税 倍増へ 来年度以降法人減税穴埋め

   政府・与党調整 

 2014年11月11日の毎日新聞朝刊によれば、政府・与党は10日、法人事業税(地方税)のうち、赤字企業にも課税する「外形標準課税」を 来年度から2年程度かけて、2倍に拡充する方向で最終調整に入った。法人事業税は、企業の所得(もうけ)、に対する課税と、事業規模に応じた外形標準課税の2種類で構成され、外形標準課税を拡充する一方、所得への課税を減らすことで、法人所得に対する課税割合を示す「法人実効税率」を、1,5%程度引き下げることが可能になる。一方,宮沢洋一経済産業相は10日、来年度から法人実効税率を少なくとも2,5%程度引き下げる方向で、政府内に働きかけることを表明した。

 法人実効税率は(国、地方計)は、現在、標準課税で、34,62%、東京都で35,64%。政府は来年度から数年で20%台まで、引き下げる方針だ。1%の引き下げで約4700億円、2,5%では約1兆2000億円の税収減となるため代替え財源の確保が課題となっていた。

 外形標準課税は、資本金1億円超の企業が対象で、従業員に支払う給与総額や建物の賃料などに応じて課税する。事業税に占める外形の割合を現在の4分の一から、2分の一に倍増させ、税収を7000億円程度、上積したい考え。「稼ぐ力」のある黒字企業の税負担を軽減し国際競争力を強化する狙いもある。

賃上げ企業にに新たな負担軽減処置を導入し、中小企業への適用拡大は当面みおくることで、経済界の理解を得たい考えだ。

政府・与党は代替財源の確保策として、赤字を出した企業が翌年度以降の法人税額を減らせる「欠損金の繰り越し控除制度」の縮小や関連企業からの配当金への課税強化なども検討中。これらの処置とセットで法人実効税率の下げ幅をさらに拡大させ、年末にまとめる15年度税制改正大綱に盛り込みたい考えだ。

◎とりあえず、今は中小企業を抜いていますが、いずれ中小企業も対象にするでしょう。何よりも、消費税を上げれば、一般の人や中小企業に極めて大きな打撃となります。

「税金を払わない大企業」

 文春新書 富岡幸雄 著 2014年9月20日発行 700円プラス税

以下はカバーに書かれている言葉である

ソフトバンク0,006% 純利益788億8500万円、

納税額500万円      

ユニクロ6,92% 純利益756億5300万円、

納税額52億3300万円

ソフトバンク社長の孫正義氏、世界長者番付128位

ユニクロ社長の柳井正氏、世界66位

 日本の法人税は本当に高いのか

―驚くべき税負担の軽さ、巨大企業が正しく納税すれば、法人税減税も、消費税増税も必要ない!

本の内容

1、大企業は国に税金を払っていない

「受取配当金益金不算入制度」子会社や、関係会社に株式等にかかわる配当については、課税ベースに100%不算入が認められています。

2、企業エゴむき出しの経済界リーダーたち

日本の法人税制が大企業を優遇する一方で、中小企業には優遇税制が適用される条件が整っていない。巨大企業が極小な税負担、逆累進課税制度。

稲盛氏が創業し、名誉会長を務める京セラも、実は実行税負担率が低い企業として登場してきます。2013年3月期では22位の23,46%でした。       このように見ていくと「法人税が高い」と声高に主張している巨大企業こそ、実際には、驚くほど軽い税金しか納めていない実態が明らかになっています。

3、大企業はどのように法人税を少なくしているか

巨大企業の負担は法定税率の半分以下 

資本金100億円超の企業の法人税は平均実効負担率は11,54%

5億円クラスは最も高く25,44%

4、日本を棄て世界で大儲けしている巨大企業

申告漏れは国内企業の2倍

5、激化する世界税金戦争

アマゾンジャパンも法人税を払っていない

6、富裕層を優遇する巨大ループホール

世界一安い日本の富裕層の税金

何度も延長された証券優遇税制 ー20%を10%にしていた。20%でも低すぎるのに

日本の所得税の最大の問題点は、資産性所得に対する課税に欠陥があることです。

日本の現在の所得税制は空洞化し,応能負担原理による所得再配分機能を喪失し、もはや崩壊は目前の状態です。

7、消費増税は不況を招く

消費増税はデフレ要因

中小企業の7割は赤字経営

8、崩壊した法人税制を立て直せ

官による、大企業を優遇するための民いじめが一層激しくなっています

あとがき

 大企業を優遇するあまり国民に過重な負担がかけられる歪んだ税制こそ、日本の将来を危うくすると私は懸念しているのです。

 著者は1925ねん生まれ、中央大学名誉教授、国税庁の大蔵事務官、企業の顧問にもなり、私は税に関して裁判官と検察官と弁護士の立場をすべて経験したと書いています。

以下、本の内容です

実効税負担率の低い大企業35社(2013年3月期)

  ー法定正味税率38,01%の時期

1、三井住友フィナンシャルグループ 0,002%

   300万円

2、ソフトバンク 0,006%

   500万円

3、みずほフィナンシャルグループ 0.09%

4、三菱、UFJフィナンシャルグループ0,31%

5、みずほコーポレート銀行 2,6%

6、みずほ銀行 3,41%

7、ファーストリテイリング 6,92%

8、オリックス  12,17%

9、三菱東京UFJ銀行 12,46%

10、キリンホールディングス 12,50%

10位までを上げてみました。

途中の内容は略させてもらいます

あとがき

 その結果、日本の財政が著しく弱いのは、税の不公平さに起因することに気が付きました。特に、大企業を優遇し、その財政面での”帳尻合わせ”をさせられているのが、一般国民や中小企業だったことが明らかになりました。

1980年ころから、大企業が盛んにグローバル化した結果、国を棄てて無国籍としか、言いようがない形態に変わっていきました。同時に、短期にできるだけ多くの利益を得ようとする、アメリカナイズした、経営方針が浸透して、大企業は、その利益をタックス・ヘイブンと呼ばれる税率が極めて低い国々に蓄積するようになってしまいました。つまり、大企業が儲かっても、国や国民は潤わなくなってしまったのです。

 それにもかかわらず、政府は大企業を優遇するような税制を推し進めています。その結果が消費税の増税です。もし大企業に法が定めた税率にもとずいて適正に納税させて居れば、消費税を増税しなくてよかったばかりか、これほど財政赤字に苦しむ必要もなかったのです。

大企業が実際に納税している実効税率負担率は,法定正味税率をはるかに下回り、諸外国の法人税よりも低かったのは、本書に記したとおりです。

具体的に大企業の実名をあげて実効税負担率が低い実態を明らかにしたわけです。

p189-190

◎ここに書いたのはほんの一部です。税の不公平さに驚かれるでしょう。ぜひ、直接お読みください。

追記:2014年12月31日

 毎日新聞の1面トップは、「潤う大企業・富裕層」 税制大綱決定、賃上げや消費促す、です。3面は「法人減税 効果偏り 中小「賃上げできぬ」でした。社説も国民の理解が不可欠だ」となっています。消費税は8%に引き上げたのになぜ企業ばかり優遇するのかという疑問が広がっても不思議ではない、そして国民の理解が必要だに、続く。

 日経新聞でも1面は「法人減税2年で4200億円」税制大綱競争力高めるです。3面に、「稼ぐ企業に恩恵、赤字なら負担増」とあります。

 中小企業はもともと7割が赤字です。大企業奉仕の安倍内閣の性格をよく表した政策です。

2014年11月 4日 (火)

安倍内閣は早くも末期症状、大臣次々に問題に、靖国問題とは

安倍ガールズ

 アベノミクスとは、大企業や金持ち優先の政治であることは、最初から分かっていることですが、景気を良くしたということでまだ支持率は高かったのです。安倍内閣の一期目にはまだ緊張感があり、あまりぼろを出さなかったのですが、二期目の内閣改造で一気にぼろが出ました。

電撃的に2人の女性閣僚が辞任しました。そしてその日のうちに新しい大臣を任命しました。

 第二次安倍内閣は、女性の社会進出と地方活性化をうたい文句にしていました。そして5人の女性を閣僚に任命しました。ところが、看板となるべく小渕優子氏は政治資金の問題で、松島みどり氏はうちわの配布の問題で辞任しました。また一人女性、上川陽子氏を法務大臣に登用しましたが、残る3人は安倍ガールズといわれる面々です。

華も能力もない「安倍ガールズ」女性閣僚5人の〝正体”2014年9月5日 日刊ゲンダイと書かれて、まだひと月ぐらいしかたっていません。

http:www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/153114

小渕優子氏は経済産業大臣 小渕元首相による七光りで、議員となり、将来首相候補ともいわれた。しかし後援会が何をやっているのかを知らず、その金額も巨額なもので、あまりにもお粗末であった。

松島みどり氏は法務大臣 いつも赤い服を着て、消防自動車といわれたそうである。うちわ問題では私は間違っていないといったそうだが、早く幕引きをしたい安倍総理に首を切られた。

高市早苗氏は総務大臣 安倍応援団を自称するウルトラ右翼で、その発言は際立っている。極右団体の男性と写真をとっていた。稲田朋美自民党政調会長も写真を撮っていた。

山谷えり子氏は、国家公安拉致担当相で、靖国参拝、自虐史観の見直しなど右翼思想をともにする同士だ。

有村治子氏は、女性活躍担当相で、右翼的な政治団体、日本会議の副会長である。27日、有村氏には、脱税企業からの献金が問題になった。

 9月18日、靖国神社の秋季例大祭に高市、山谷、有村の3大臣がそろって参加、安倍晋三首相も参加を取りやめにしたものである。例大祭への参加は第2次安倍内閣ではじめてである。

女性大臣2人の辞任のほか、次々に問題が生じている

そして辞めた代わりの大臣のうち宮沢洋一氏(経産省)は政治資金の報告書の中に、S、Mクラブの領収書が入っているということで早くも問題にされている。またさらに、東京電力株600株を保有していることが問題になった。実質国有化している東電を所管する経産省トップが東電の株主では「中立性」が保てないのではないかと野党は問題視している。(毎日新聞)

また、川内原発をかわうち原発といって、無知ぶりをしめした。

10月27日の夕刊には、さらに経産相に外国人企業からの、企業献金が問題になった。外国人とは知らなかったと、辞任を否定した。

望月義夫環境相は後援会の収支報告書の虚偽記載の問題が生じている。08年09年の賀詞交換会の収入664万円が不記載である。ゴルフ大会の費用も問題になっている。

西川農相は政治資金の親族還流が問題になっている。サンデー毎日11月、16日号に、「カレーギフト代」の不可解、「赤飯おむすび」200個  、砕石購入 って何だと、書かれている。また昔初任給の半分程度のわいろをもらって見舞金と強弁とかかれた                                                                                       

上川法相は質問で、不起訴と起訴猶予の違いを質問され六法全書を手に立ち往生した

塩崎厚労相は、派遣法改悪を逆に答弁し無知ぶりをしめした                      

 まだこのほかにぼろぼろと問題が生じてきそうだ。第一次安倍内閣の二の舞になりそうだ。

靖国神社について

 靖国神社は、昭和53年に東条英機などのA級戦犯を合祀してから、韓国や中国が大きな問題にしている。A級戦犯を合祀する前には昭和天皇も靖国神社を参拝していた。ところが1978年10月A級戦犯を合祀してからは参拝していない。昭和天皇はA級戦犯合祀に、不快感を持っている、とこれが富田メモに書かれている。そして今上天皇も参拝していない。ドイツではナチスに対しては厳しい態度を取っている。それに対し、日本では神としてあがめるのだ。

 以前、私は靖国神社に行ったことがある。その中に遊就館というのがある。その中はゼロ戦や人間魚雷などが置いてあり、軍事博物館になって居る。また、明治維新以後の戦死した人々が祭られているわけだが、その人の写真と「~尊」という名前が書いてある。かぞくづれできて居る人多かった。そして、ここにおじいちゃんが祭られているんだよと子供たちに説明していた。確かにこれも悪いことではないなと思った。もしA級戦犯を合祀していなければ、諸外国も重大視しなかったろう。ところが、A級戦犯を神として祭り、礼拝するとしたら、東条らを裁いた軍事法廷は過ちだということを意味する。だから、韓国や中国のみならず、アメリカも反対するわけである。そしてその靖国神社に3人の女性大臣がそろっていくとは。天皇陛下も行っていないA級戦犯をまつった靖国神社に行くということは、かなり、右翼的な人物だといえます。靖国神社には、超党派の「みんなで参拝の会」で110人が10月17日参拝した。

 このほかにも安倍首相は今後いろいろ問題を生じて、支持率は急落することでしょう。今まで、景気が良くなって暮らし向きがよくなるという幻想を持っていた一般庶民ももういい加減目を覚ますことでしょう。

2014年11月 1日 (土)

「人間学研究所年誌2013」第11号が遅れて、発行されました。12号は来年3月末に

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「人間学研究所年誌2013」第11号が発行されました

 2014年11月1日、「人間学研究所2013」第11号が、発行されました。本来ですと、2014年4月1日に発行されるところですが、編集者の私が急病となり、発行が遅れました。副所長の岩田好宏氏や理事の木村廣子氏などのご尽力で、遅れましたが、発行に至りました。12月発行の予定がひと月早まりました。

目  次

論文

p01 ヘイトスピーチ問題の考察    倉田 眞

                       元新聞社編集局長

p15 東日本大震災避難者が抱える暮らしのニーズ

              白村直也、大妻女子大講師

p30 危険ドラッグの現状と予防教育  西田隆男

          自由の森学園、埼玉ダルク理事長

p38 [軽度]発達障害児教育の現状と課題

           宮坂ゆう子、東海大学名誉教授

p53 生命概念の検討           岩田好宏

                 子どもと自然学会顧問

短報

p72 視床出血からの回復に向けて―私の病状報告

           佐竹幸一 人間学研究所専務理事

エッセイ

p81 世の中の複雑化と対応       永井 治

                  人間学研究所研究員

p87 本研究所2013年度活動報告    佐竹幸一

           木村廣子 女子栄養大学名誉教授

p94 編集後記              (全94ページ)

◎ 「人間学研究所年誌2014」第12号は、平常通り、2015年4月ごろに発行の予定です。ここには、短報「『こういちの人間学ブログ』について」、を書くことを申し込みしました。

 内容については改めて、ご紹介します。

この本は早速国立国会図書館に寄贈いたしますが、「人間学」で検索すると、この本が第一号で出てきます。それだけ発行が早いということです。

 発行が遅れましたが、送付しました。

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