安倍内閣は早くも末期症状、大臣次々に問題に、靖国問題とは
安倍ガールズ
アベノミクスとは、大企業や金持ち優先の政治であることは、最初から分かっていることですが、景気を良くしたということでまだ支持率は高かったのです。安倍内閣の一期目にはまだ緊張感があり、あまりぼろを出さなかったのですが、二期目の内閣改造で一気にぼろが出ました。
電撃的に2人の女性閣僚が辞任しました。そしてその日のうちに新しい大臣を任命しました。
第二次安倍内閣は、女性の社会進出と地方活性化をうたい文句にしていました。そして5人の女性を閣僚に任命しました。ところが、看板となるべく小渕優子氏は政治資金の問題で、松島みどり氏はうちわの配布の問題で辞任しました。また一人女性、上川陽子氏を法務大臣に登用しましたが、残る3人は安倍ガールズといわれる面々です。
華も能力もない「安倍ガールズ」女性閣僚5人の〝正体”2014年9月5日 日刊ゲンダイと書かれて、まだひと月ぐらいしかたっていません。
http:www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/153114
小渕優子氏は経済産業大臣 小渕元首相による七光りで、議員となり、将来首相候補ともいわれた。しかし後援会が何をやっているのかを知らず、その金額も巨額なもので、あまりにもお粗末であった。
松島みどり氏は法務大臣 いつも赤い服を着て、消防自動車といわれたそうである。うちわ問題では私は間違っていないといったそうだが、早く幕引きをしたい安倍総理に首を切られた。
高市早苗氏は総務大臣 安倍応援団を自称するウルトラ右翼で、その発言は際立っている。極右団体の男性と写真をとっていた。稲田朋美自民党政調会長も写真を撮っていた。
山谷えり子氏は、国家公安拉致担当相で、靖国参拝、自虐史観の見直しなど右翼思想をともにする同士だ。
有村治子氏は、女性活躍担当相で、右翼的な政治団体、日本会議の副会長である。27日、有村氏には、脱税企業からの献金が問題になった。
9月18日、靖国神社の秋季例大祭に高市、山谷、有村の3大臣がそろって参加、安倍晋三首相も参加を取りやめにしたものである。例大祭への参加は第2次安倍内閣ではじめてである。
女性大臣2人の辞任のほか、次々に問題が生じている
そして辞めた代わりの大臣のうち宮沢洋一氏(経産省)は政治資金の報告書の中に、S、Mクラブの領収書が入っているということで早くも問題にされている。またさらに、東京電力株600株を保有していることが問題になった。実質国有化している東電を所管する経産省トップが東電の株主では「中立性」が保てないのではないかと野党は問題視している。(毎日新聞)
また、川内原発をかわうち原発といって、無知ぶりをしめした。
10月27日の夕刊には、さらに経産相に外国人企業からの、企業献金が問題になった。外国人とは知らなかったと、辞任を否定した。
望月義夫環境相は後援会の収支報告書の虚偽記載の問題が生じている。08年09年の賀詞交換会の収入664万円が不記載である。ゴルフ大会の費用も問題になっている。
西川農相は政治資金の親族還流が問題になっている。サンデー毎日11月、16日号に、「カレーギフト代」の不可解、「赤飯おむすび」200個 、砕石購入 って何だと、書かれている。また昔初任給の半分程度のわいろをもらって見舞金と強弁とかかれた
上川法相は質問で、不起訴と起訴猶予の違いを質問され六法全書を手に立ち往生した
塩崎厚労相は、派遣法改悪を逆に答弁し無知ぶりをしめした
まだこのほかにぼろぼろと問題が生じてきそうだ。第一次安倍内閣の二の舞になりそうだ。
靖国神社について
靖国神社は、昭和53年に東条英機などのA級戦犯を合祀してから、韓国や中国が大きな問題にしている。A級戦犯を合祀する前には昭和天皇も靖国神社を参拝していた。ところが1978年10月A級戦犯を合祀してからは参拝していない。昭和天皇はA級戦犯合祀に、不快感を持っている、とこれが富田メモに書かれている。そして今上天皇も参拝していない。ドイツではナチスに対しては厳しい態度を取っている。それに対し、日本では神としてあがめるのだ。
以前、私は靖国神社に行ったことがある。その中に遊就館というのがある。その中はゼロ戦や人間魚雷などが置いてあり、軍事博物館になって居る。また、明治維新以後の戦死した人々が祭られているわけだが、その人の写真と「~尊」という名前が書いてある。かぞくづれできて居る人多かった。そして、ここにおじいちゃんが祭られているんだよと子供たちに説明していた。確かにこれも悪いことではないなと思った。もしA級戦犯を合祀していなければ、諸外国も重大視しなかったろう。ところが、A級戦犯を神として祭り、礼拝するとしたら、東条らを裁いた軍事法廷は過ちだということを意味する。だから、韓国や中国のみならず、アメリカも反対するわけである。そしてその靖国神社に3人の女性大臣がそろっていくとは。天皇陛下も行っていないA級戦犯をまつった靖国神社に行くということは、かなり、右翼的な人物だといえます。靖国神社には、超党派の「みんなで参拝の会」で110人が10月17日参拝した。
このほかにも安倍首相は今後いろいろ問題を生じて、支持率は急落することでしょう。今まで、景気が良くなって暮らし向きがよくなるという幻想を持っていた一般庶民ももういい加減目を覚ますことでしょう。
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コメント
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ここまで安倍内閣の不首尾人事がとりざたされているのに、人気ががた落ちにならないのは、安定政権を望む有権者が多数いるためでしょう。
ころころ変る政権には嫌気がさしている有権者なのでしょうか?。
投稿: ,根保孝栄・石塚邦男 | 2014年11月 9日 (日) 05時31分