長寿のカギは口にあり―口腔ケア最前線 NHK と唾液健康法
長寿のカギは口にあり
2014年12月1日のNHKのクローズアップ現代は、「長寿のカギは口にあり」ー口腔ケア最前線でした。
毎日、朝晩歯を磨く、口の中を清潔に保つ、こうした基本的な口のケアが、糖尿病、腎臓病、心筋梗塞、さらには認知症などの全身の疾病に、最新の研究で明らかになってきた。又、がんなどの手術の前後に口腔ケアを行うと、副作用や、合併症を減らして入院日数も短縮、医療費抑制の効果が大きいこともわかってきた。さらに、要介護の高齢者に口腔ケアを継続して行うと「食べる機能」を回復でき、栄養状態を改善することで、おき上がれるようになった。認知機能が上がったという報告も相次ぎ、口腔ケアは健康寿命を延ばすカギとして注目を集めている。(NHK放送予定から)
口の中には、500万種類の細菌がある.。細菌の種類では腸に次いで多いのです。(500万は正しいかどうか)その細菌により、誤嚥性(ゴエンセイ)肺炎を起こすことが極めて多い。誤嚥性肺炎とは、脳卒中などにより、嚥下能力が落ち、食べ物が口の中の細菌とともに肺に入り肺炎を起こすものです。今後は歯周病、虫歯などの口腔ケアが極めて重要になっている。
千葉の旭中央病院では、63歳の土屋さんが、感染性心内膜炎になった。虫歯や歯周病の菌が心臓に行き、炎症を起こしたのである。手術により命はとりとめたが、口の中の手入れが極めて大切である。
糖尿病の場合にも、影響する。歯周病の時に発生する、サイトカインはインシュリンの作用を妨げる働きがあり、糖尿病を引き起こす。
今,内科医と歯科医とが8年前から連携する動きが始まっている。高齢者になっても食べる機能を維持することは重要である。
日本医大の菊谷武氏の話
口の中がひどく汚れると細菌のバランスが崩れ、毒素を出す細菌が増えてくる。いろいろな病気の元であると分かっていても、病院の中でも歯科がある病院は2~3割しかいない。しかし、これからはますます医科と歯科の連携が重要となってくる。
在宅介護との関係について岩手の奥州市、ケアマネージャーの取り組みが注目されている。在宅で介護を受けている場合にも口腔ケアは重要である。誤嚥性肺炎を防ぐ。地元のケアマネージャーが、聞き取りチェックシートを作成する。そしてそれを内科医へ、そして歯科医師へという風に3者の連携を行っている。
問題点は持ち運びできる、歯科の機械が一台100万円もかかるということである。しかし、その機械を貸出しする制度により100人の患者に対応できるようになった。
歯を直すことにより、また食事をする訓練を行うことにより、食事の量が増え、全身の状態も良くなった。
しかし日本全体の取り組みはまだまだである。この取り組みには問題がある。在宅の歯科医師は、人手がかかり、採算性がよくない。
これからは沢山数のいる歯科衛生士の活用も重要である。
概略、以上のような話であった。左手で記録を取っているため、不十分でまた間違いがあるかもしれません。ご容赦を。
私も訪問の歯科医師さんに来てもらっています。
在宅で介護を受けている、私も訪問の歯科医師、歯科技工士さんの治療を受けています。脳出血で4か月入院した後、自宅で介護を受けていますが、歯石が付着していました。はじめは月に二回、今では月に一回、自宅に来てもらいます。歯科医師と歯科技工士そして運転手さんが来るので大変です。
私の唾液健康法と結びつけて
長寿のカギは口にあり、ということで、歯周病や虫歯を直し、口の中をきれいにすることも、長寿には大切ですが 、私が提唱している、唾液健康法も重要です。意識的にひとより多く唾液を出して歯を掃除して、意識的に呑み込むのですが、これは、口の中をきれいにし、誤嚥性肺炎や、糖尿病も、起こしにくくなります。ただ、唾液を多く出せば歯石は付着しやすくなります。上手な歯磨き法と結びつける必要があります。詳しくは私のブログをご覧ください。
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