アサッテ君連載終了、40年間ご苦労様でした 老人が元気に さざえさんと対比も
12月19日の毎日新聞1面の漫画です。暗い画面で申し訳ありません。おばあちゃんの髪の毛の色にご注目ください。黒い髪の毛です。
2014年12月19日の毎日新聞朝刊の1面に、「ありがとう アサッテ君」として東海林さだおさんの連載画が今年の年末をもって終了しますと載っていた。お別れの黄色いハンカチということで、みんなでハンカチを振って別れを惜しむ漫画が載ってiました。又Ⅰ3面には特集ということで、特集記事が載っていて、連載スタート、1週年、8コマ時代開幕、4コマに戻る、20週年、30周年のそれぞれの区切りの時期の漫画が載っていました。
連載は何と1万3749回だそうで、40年間6か月にわたるものです。今年8月には1万3616回の、一般の全国紙の連続漫画として最長不倒記録を刻んだということです。連載を開始したのが1974年6月16日で、当時東海林さんは36歳でした。東海林さんは筆者と6歳違いですから、この時まだ筆者は30歳です。漫画では1977年に途中8コマになったこともあり、その時におじいちゃん、おばあちゃんが同居するようになりました。東海林さんは現在77歳で、まあよく続いたものです。この漫画の前は横山隆一さんの「フクちゃん」でした。筆者のところでは昔からずっと、毎日新聞ですから、その間ずっとこの漫画を見せてもらってきたわけです。主人公の顔もはじめとずいぶん変わってきました。おじいちゃん、おばあちゃんは小学生と思われる孫の年から見て、ちょうど筆者と同じ年のように思えます。でもおじいちゃんはともかく、おばあちゃんは頭に頭痛除けの絆創膏が張ってあったりして、いかにもお祖母ちゃんそのものです。今から40年前のおばあちゃんはそんな感じだったのでしょう。
1877年連載にはじめて登場した、おじいちゃんおばあちゃんです。.おばあちゃんの髪は白くなっています。ずいぶん、年を取っていて、顔が変わっています。歯がむき出しの状態ですね。
それでも「サザエさん」よりはいいのです。サザエさんは新聞の漫画では昭和21年から49年。アニメになったのは昭和44年、そして現在に至っています。(フジテレビ日曜日)サザエさんのお父さんが波平さん、頭は禿げて髪一本が特徴、お母さんのふねさんは和服を着て、もういかにもおばあさんです。サザエさんには兄妹がいて、カツオ君とわかめちゃんです。まだ小学生です。サザエさんの子供はタラちゃん。筆者が戸山高校のクラス会に集まった時、たしか54歳くらいでしたか、ちょうどクラス会で我々はたしか波平さんと同じ年だね、と司会者がいっていました。サザエさんの初めのころは男子の65歳くらいが平均寿命でした。それがだんだんに伸びて今では80歳くらいです。今70歳で元気な人はまだまだ長生きできそうです。それに比べれば、アサッテ君の両親はましですが。今の70代はクラス会で集まってもまだ若々しい人が多くなっています。特に、女性は元気です。平均寿命がこの間に大幅に伸びました。
昨日、急にアクセスが増えました。それは「近況2013,4,8花がきれいに~」http://koiti-ninngen.cocolog-nifty.com/koitiblog/2013/04/201348-4b95.htmlというブログです。そこにアサッテ君の漫画が載っていたからです。2013年3月20日の漫画で、当時はやった、「長生きをしたけりゃ肉を食べるな」という本と、逆に「長生きのためには肉を食べろ」という本で、お金がある時には肉を食べる、という、ことが書いてありました。
ところで、アサッテ君でインターネットを検索すると、上位に2チャンネルが出てきます。れいのごとく下品な言葉の羅列です。毎日新聞もやめればいいのにといっている人もいました。確かに80才近い人の漫画は20代の人にとってはまったくずれているでしょうが。それにしてもひどいものです。
追記 2014年12月31日
今日で、アサッテ君の連載が終わります。毎日新聞の社説に「アサッテ君」40年分の感謝を込めて、というのが載りました。漫画のところにも27面の漫画のところにも書いてありますが、午前9時過ぎに仕事場に入り、昼食もとらず6時まで創作に没頭するようです。何しろ月50本の締切があるというから大変です。それだけ描きだすのは大変なことです。これからはほかも仕事を減らして、やっと人間らしい生活ができるのかなと書いてありましたが、ご苦労様でした。
アサッテ君の代わりの漫画がなくなりました。日経新聞ではもともとないのですが、寂しい感じがします。
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