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2015年1月

2015年1月31日 (土)

,,台湾にアジア第4の原人(膨湖人)、2、ピケティ氏来日、ブログの状況

 台湾にアジアの第4の原人(膨湖人)

 

 2015年1月28日、「台湾にアジア第4の原人」という記事を毎日新聞の8段の記事から、そのまま転記していて、かなりの分量を苦労して、このブログに入力したのに、英文の大文字を入力するために「Sift]を押しながら、左手が届かない文字を入力すなわち麻痺をした右手で少し長押ししてしまったら、今までに入力したものがすべて消えてしまいました。もう、がっかりして、それと同じ転記はやめました。毎日新聞を元に簡単に要旨だけを書きます。ちなみに日経新聞では4段の記事でした。

 

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4番目の原人の化石が見つかった場所

 

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発見された、あごと歯の化石

 

イギリス科学誌のネイチャーの電子版に、「台湾沖の海底で、新たに原人の化石が見つかったと、国立科学博物館などの、国際チームが27日付で発表しました。

 

 発見者は張キン翔氏 原人の名は膨湖人で、160㎝、60キロと推定される (19万年~数万年前ごろに生存)

 

 アジアにおいては、すでにジャワ原人(120万~5万年前)、北京原人(75~40万年前)、03年にインドネシアで見つかった小型のフロレス原人(100万~数万年前)の3つの原人グループが見つかっている。

 

 2009年に高井正成・京都大霊長類研究所教授が人類の化石と確認した。今回見つかったあごの骨は北京原人やジャワ原人より大きく、進化に伴って歯やあごが小さくなるため、北京原人やジャワ原人と別種であるとして結論付けた。海部陽介・国立科学博物館人類史研究グループ長は「台湾での原人発見は予想もして居なかった、今後アジアの人類の化石の空白地帯を埋めていくことで人類の化石の空白地帯を埋めていくことで、人類の過去がもっと詳しくわかっていくだろう。」と話している。

 

原人とは

 

 人類の進化は、猿人、原人、旧人、新人と分けられる。原人は2段階目。アフリカで700~600万年前以降に出現した猿人に比べ、脳が大きく、長距離歩けるようになった。185万年前ごろから、ユーラシア大陸に進出した。アフリカで現れた現生人類・新人(ホモ・サピエンス)が世界各地の原人や旧人(ネアンデルタール人など)を駆逐して生き残った。

 

人類の進化・多様性示唆

 

 ジャワ原人、北京原人ともに、「ホモ・エレクトス」という種で、別の地域で進化した集団だと考えられている。今回の化石はあごや歯のかたちが大きく異なる。新たな原人の化石は19万年前より新しい可能性が高い。中国北部では30万年前ごろまでに原人より進化していた旧人が出現していたと考えられる。原人と旧人が同時代に同じ大陸に共存して居たことになる。

 

 海部グループ長は「教科書で習ってきた以上の、多様な人類がいたのではないか」と話す。

 

◎フロレス原人は、新人(ホモ・サピエンス)と数万年前まで、同時代に生きて居たといわれる。台湾の原人がいた時には、アジアにフロレス原人や台湾の原人、そしてアジアの旧人、そして新人と、いろいろな人類が共存していたことになります。

 

「ホモ・サピエンスは他の人類と共存、アカシカ人、フローレス人、デニソワ人」

 

2013年4月19日「こういちの人間学ブログ」

 

http://koiti-ninngen.cocolog-nifty.com/koitiblog/2013/04/20134-2304.html

 

 

 

 

 

ピケティ氏来日,講演する 日経新聞では2月1日に

 

 「21世紀の資本」でセンセーションを世界的に引き起こしたピケティ氏が29日から来日している。朝日新聞が招聘したようですが、1月31日の毎日新聞には6面と12面に大きく掲載されているが、日経新聞には掲載されていません。しかし2月1日には掲載されました。また1月31日のNHKの、朝8時15分から放送された[週刊ニュース深読み]でも、かなりの時間を割いて放送していました。他の民放ではあまり放送していないみたいでした。

 

 毎日新聞では、6面の半分で、広がるピケティ現象」、著書21世紀の資本ブーム、格差論争世界で熱帯びとなっている。来日インタビューでは世界的な「富裕層への累進的な課税強化を」と訴えた。そして、インフレを創出する唯一の方法は賃金を上昇させることだ、といい、賃上げによる経済の底上げが必要との考えを示した。又毎日新聞では、「理論的説明不足」という批判などで、反論する意見も多いことが書かれている。

 

2月1日 追記

 

 日経新聞では、3面に31日に、東大で講義したことと、日本記者クラブでも記者会見したことを報じた。9面には、「日曜日に考える」欄に資本主義を生かすために、「富の透明性を高め格差縮小」することが大事であり、日本は、賃金と人口増が鍵であると語った。

 

 また、格差の問題点について「企業経営者に年1千万ドルも(約12億円)もの報酬を払うことが、国全体の雇用創出に役立つだろうか、ある程度の格差はイノベーション(革新)ややる気を引き出すため必要だとしても、所得や富の少ない層が固定化するのは、経済にとっておおきなマイナスだ。しかも社会の流動性が低下し、発言力や政治的影響力に差が出ることは、民主主義にとって深刻な事態だ。」

 

 「アベノミクス」は、株式や不動産のバブルをを生むリスクをはらんでいる。肝心の物価の上昇を実現するには、金融を緩和すると同時に賃金の上昇を果たす必要がある。

 

 再び、毎日新聞に戻り、「21世紀の資本」は日本語版がすでに13万部発行された。関心の高さには格差拡大への懸念がある。非正規社員の比率が4割近くいて、さらに増加傾向にあり、失業率が減少したといっても、格差が広がっている。

 

 Ⅰ3面には、トマ・ピケティ氏に聞くとして、格差拡大日本も深刻、脱デフレ、賃上げ唯一の道といっている。

 

 日本でも資本そのものへの累進的な課税が必要だ。タックスヘイブンを防ぐために各国が協調して銀行の持つ情報を自動的に交換するようにすべきだとしている。

 

ピケティ氏の紹介もなされている。43歳、学会、社会に挑戦、と。

 

ピケティ氏については、私のブログでも簡単に取り上げました。

 

「ピケティ氏の『21世紀の資本』について、マルクスの資本論と対比」

 

2014年12月28日づけ

 

http://koiti-ninngen.cocolog-nifty.com/koitiblog/2014/12/post-2b21.html

 

 アメリカでは、わずか1%の人々が、アメリカの富の17,4%を持ち、10%の人が半分を持つという状態にある。日本もアメリカほどではないものの格差が広がっている。所得の格差は教育の格差となり、機会が平等でなくなって居る。相対的な貧困が広がりつつある。教育の格差が、所得の格差を広げて居る。今や東大の入学者の親の年収は57%が年収950万以上である。逆に、6人に一人が貧困により就学補助を受けて居る。非正規労働者の増加は、若年層の結婚の機会を失わせる。そして、現在進むように人口の減少へと突き進む。これらは、ピケティも言っているが政治の問題である。アメリカではオバマ大統領が、ピケティの影響を受け、富裕層への増税と教育などの支援策を拡充することを、検討している。

 

 21面には、「21世紀の資本」の解説が載っている。

 

世界的な累進課税を 巨額財産に最大10%

 

  資本に対する累進課税を提唱

 

資本の規模      税率

 

1,3億以下       0,1か0,5%

 

6,7億円         1%

 

13億円          2%

 

数億~数十億ユーロ 5%か10%

 

富は富裕層に集まる

 

  各国の上位1%の富裕層が総所得に占めるシェア

 

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第二次世界大戦などで格差が縮小

 

1990年以降米英で格差の拡大が目立つ

 

日本やフランスに比べアメリカやイギリスで格差の拡大が目につく

 

 

 

資本主義で格差広がる

 

資本収益率と経済成長率の推移

 

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上の線は税引き前の資本―収益率(r)

 

下の線は経済成長率(g)

 

 ◎見にくい画像で申し訳ありません。アメリカやイギリスほどではないが、日本でも格差が広がっている。安倍内閣は、大企業や富裕者にさらに有利な政策を行おうとして居る。だから、ピケティ氏の考え方が広まることを歓迎しないであろう。

 

 

 

ブログの状況

 

2015年1月31日「こういちの人間学ブログ」の状況

 

記事数  627件

 

アクセス 99,2万件

 

コメント数 549件

 

1月のアクセス数 約17000件

 

 

 

◎ 2月半ばでアクセス累計、100万件に到達します。カウントが10万の単位しかないので、また0からのスタートになるかもしれません。

2015年1月29日 (木)

大久保の状況、再び多国籍の街へ、馬場、バインミー、サンドイッチ

新大久保の現状

  新宿新聞、「再び多国籍の街へ」

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左側上に「百人町文化道り沿いの”イスラム横丁”と書いてあります。ここでシシカバブの店があります。

 記事によれば、写真中央の店ナスコグループは2つの食料品店とレストランを経営する。インド出身の社長はイスラムの白服を身にまとう。食料品店に併設するケバブコーナーは人気で多い日にはケバブが280個売れる。レストランではアフリカ料理のクスクスやインドのビリヤーニを出している。今のレストランの前は韓国料理店でした、


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 新大久保駅近くのいわゆる文化道りにイスラム横丁と呼ばれる一角があります。新大久保駅すぐそばにネパール酒場ができました。前はたしか中華料理店です。大久保通、真ん中は中国人の多いところ。大久保駅近くには台湾スイーツ、ネパール料理の店などができました。大久保駅南口にもアジアゾーンがあります。大連料理、トルコ料理、地中海料理などがあります。またいろいろな居酒屋も多いところです。大久保駅南口そばに、媽祖廟があるビルなども作られています.(〈こういちの人間学〉もやもやサマーズ)ここにはあまり書いてありませんが、郵便局道りにはよく行く、ベトナム・タイレストラン、「ソムオー」タイ料理の「クンメー」などの店があります。また「大長令」-デ、チャングムなどの韓国料理もあります。またここにもハラルフードの店ができました。

 1月25日付の新宿新聞が送られてきました。1面は”外国人特需”に沸く!という内容です。2面は再び「多国籍の街」新大久保西側ということで、私が先日、新宿新聞の記者の方にお話ししたことが、前面に出されていました。

 「かってはエスニックタウンとも呼ばれたが、近年はコリアタウンだけがクローズアップされてきた。色々な国の店が増えていくのはいい」と多国籍化を歓迎している。-これは、私が、新宿新聞の記者さんにお話ししたことである。

アジアエスニック食料品店が10店。”イスラム横丁には、7店舗

昨秋から5店オープン(大久保、百人町)、新宿区の人口急増、ベトナム、ネパールの料理店  見出しです。

 文化通りのベトナム料理店は、私のところの空いている第2サタケビルの地下(前は韓国バーの宮)も見に来たそうです。

職安通りの、スーパーの赤札堂が2月1日閉店ということを、職安通りで韓国の化粧品を売っておられる青山さんから、メールをいただきました。昔からやっていた店でしたが残念です。

 前に閉店した「大使館」は店が半分になって、「鳥のから上げの店」なるそうです。第三サタケビルのカンホドン678チキンと競合します。

 よく行った百人町2丁目の多国籍料理の店「屋台村」は、一時韓国料理の店に変わって居ました。しかしそこも閉店し今は更地になっているそうです。

高田馬場駅前のベトナム・サンドイッチの店、「バインミー」にいく

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このように、店先に、長椅子が2つあるだけです。ここで食べるか、持ち帰るかです。

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サンドイッチだけでなく、他のパンもいろいろ売っています。いろいろなスープもあります。

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ここで、注文します。サンドイッチは、牛肉、豚肉、鶏肉、ベトナムハム、エビなどがあります。ベトナムハムと鶏肉を買ってきました。サンドイッチの値段は500円。夕食に食べましたが,このサンドイッチにスープがあれば十分です。中にハムなどの具と、なますのような感じのサラダ、そして、パクチーが入っています。なかなかおいしかったです。



 2015年1月28日の火曜日、ひさしぶりにお出かけをしました。従来は家内に車イスを押してもらい、高田馬場駅周辺にいって していましたが、家内の手が痛くなりしばらくおでかけはして居ませんでした。今度は入浴サービスに来ていただく方に車いすを押してもらいお出かけとなりました。はじめ、駅前の芳林堂書店で4冊ほど本を購入しました。その後、高田馬場の隣のビックボックスの7階にある、マンションのカラオケ会に参加させてもらいました。カラオケは人間学研究所の例会の後に、よくみんなで行っていましたが、病気をしてしばらく行っていませんでした。カラオケは1年ぶりです。参加者は10人ほどでしたので、1曲だけ歌ってきました。そのあと、やはり、駅のそばのベトナムサンドイッチのバインミーにいってきました。

◎参考に「こういちの人間学ブログ」2015年1月2日「新大久保の現状、新宿新聞の記事、外国人多国化、高田馬場、ミャンマー増える」をご覧ください。

http://koiti-ninngen.cocolog-nifty.com/koitiblog/2015/01/post-9a81.html

再び、フジテレビで「映っちゃった映像GP-」怪奇映像の放送始まる アクセス増える

 2015年1月27日午後7時から9時までの2時間、フジテレビで、「映ちゃった映像グランプリ、心霊、UFO,妖怪、妖精、ドラゴン、人魚」という番組がありました.いかにもくだらないので、番組をはじめ見ていませんでした。パソコンブログで「こういちの人間学」のアクセス数を見ていたら、急にアクセスが多くなったので調べたら、過去に書いたブログのアクセスが多いとわかったので、番組途中から、みてみることにしました。

参考までに 27日と28日のアクセス合計は

「怪奇現象の謎、魔女裁判、モアイ、NHK幻解超常ファイル」 234件

「TBS世界の怖い夜」 71件   その他 43件

29日にも量は減りましたが続いています。

この番組では、次々に「トンデモ画像」を出してくるのですが。とても紹介しきれません。

2015年生放送中にUFO

UFO関係のほんの一部だけを紹介します。画像がはっきりせずに、また、横向きで申し訳ありません。

 2015年の花火の生放送中にUFOが現れたという画像です。UFOだそうです。○で囲ったところにUFOが写っているそうですが。例のごとく小さくびっくりしている顔の画像も載せています。

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何かわからないものが動いたものがUFOとされます。

ともかくアメリカ人は異常にUFOが好きで、また信じて居る人も多いようです。日本人はあまり騒がないようです。

宇宙人の子供を妊娠した

次は画面に出ているとおり。わたしは宇宙人の子供を妊娠したという話です。宇宙人にさらわれ、宇宙船の中で妊娠させられ、その後また宇宙船で子供は取り上げられたというのです。予想図と本人のおばあちゃんの話を入れて居ます。

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日本ではあまり、こういうことを言う人はあまりいませんね。



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 いつも、こういう番組には、芸能人をたくさん呼んで、いちいち驚かせるわけですが、当然、これは何でもひどいやらせだ、などうという人はいません。一つ一つの画面にわーとか言う驚きの声を上げさせるのも、いつものことです。又こういう怪奇現象とやらの専門家を呼んで、もっともらしく,解説させます。

一番くだらないのがグランプリ!?

 最後に一番衝撃的な画像だとされ、映像グランプリとなっているものは、宇宙から巨大隕石が落ちてきて、その中から宇宙人が飛び出して人を襲うというのです。まだ落ちたばかりの隕石で、一部が赤くなって居ます。宇宙人が中に入れるぐらいですからかなりの大きさの隕石です。こんな大きな隕石が落ちて、周りがなんともないのです。普通、大きな隕石が落ちると、その衝撃はすさまじく、木はなぎ倒されおおきなくぼ地ができるのですが、なんともなっていなくて、ただ、普通に置いた状態になって居ます。そして高温になっているはずの隕石から人間ほどの大きさの宇宙人がとび出してきて、人間を襲うのです。もっともらしく、それを撮影した奥さんはカメラを地面に置き、横にしたままにします。そうするとすこししか映らなくなります。あまりにもでたらめなものが、グランプリとはおふざけがすぎます。

参考に「こういちの人間学ブログ」の右上にバックナンバーというところがあります。そこをクリックすると、年月が出てきて、左下にカテゴリーというのがあります。その中の「占いと神秘主義批判」という中に、「NHK幻解超常ファイル」シリーズが6つほどや、民放の怪奇現象シリーズとその批判のブログの一覧表が出てきます。NHKの、超常幻解ファイル、シリーズもたくさんのブログを書きましたが、そのうちの一つが早いページに載って居るので、たまたま、アクセスが多くなったわけです。

参考

幻解超常ファイル「私は宇宙人に誘拐された。2014年4月17日

Dailymotion動画 http://www.dailymotion.com/video/x1oya8r

幻解超常ファイル「UFO映像を徹底的に解析」2014年6月21日

◎いろいろ怪奇現象に対して、次々に科学的に解明するというのが、NHKのダークサイドミステリー、幻解超常ファイルで、これもずいぶんといろいろなものが繰り返し放送されています。一方、いろいろな作り物の画像のオンパレードを見せるのが、今回のフジテレビの放送などです。どんなにくだらなくても、需要がある限り放送しつづけるでしょう。

1月29日には、「フジテレビ 映っちゃった映像GP」のアクセスが83、前からのブログのアクセスが50ほどありました。

2015年1月24日 (土)

「HUMANOLOGY」,NO71の発行。2015,2月例会決定について

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2015年1月24日の日の出のころです。右の鉄塔は市ヶ谷の自衛隊のものです

1、HUMANOLOGY(人間学研究所通信)第71号が、発行されました

 2015年1月23日、「人間学研究所通信」,第71号が発行されました。

目  次

1、実用的人間学研究会・人間学研究所

          例会通知 p1

2、岩田好弘:学習指導単位「健康と保健衛生

   単位、医療」と「『法律時報』特集「2014年

   学会回顧」の「医事法」をめぐって」 p2

3,2014・2015年度会費納入のお願い p7

4、予告とお願い p7

「人間学研究所年誌2014」の発行予告

 2015年度の会費の早目の納入をお願いします。

 年会費: 正会員4000円 学生会員2000円 

   準会員 もっぱらニュース、年誌の配布

   を受けるもの 2000円

 ★連絡先:木村廣子 電話03-3818-2598

  人間学研究所 pcr92240@nifty.com

2、例会のお知らせ

1、実用的人間学研究会例会

 日時:2015年2月19日(第3木曜日)18時より

 講師:岩田好弘氏(本研究所副所長、総合

    人間学会理事、子どもと自然学会顧問)

 主題;自己「主体―環境」関係改変論

  (自己家畜化論)をめぐって、一つの提案

2、人間学研究所、新教育人間学部会例会

 日時:2月27日(第4金曜日)18時より

 講師: 関 啓子氏(一橋大名誉教授)

 主題:ロシア東部生息のアムールトラについて

     (仮題)

 ★会場はともに、人間学研究所

    新大久保佐竹ビル3階

3、「人間学研究所年誌2014」NO11刊行予告

 3月中に発行の予定です。これで通常の発行ペースに戻ります。

内  容

森岡修一:ロシアにおける民族文化と教育の諸問題

岩田好弘:自由学習「学友をつくって」における学びのテーマの設定の推移

     -高校生の学習の出発点を探る その2」

高橋喜代治:道徳の心情読みの実践的改善

西田隆男:学校における性的少数者への対応

白村直也:震災と教育の越境―福島県から県外派遣された教員と避難児童

が抱える問題

倉田 眞:朝日新聞誤報問題とジャーナリズム

佐竹幸一:短報「こういちの人間学ブログ」について

4、その他

◎「人間学研究所年誌」は国会図書館の発行記録

 で、「人間学」について、第一番に登録されています。

 それだけ、発行が古いということです。

◎4月の人間学研究所例会は、昨年11月の合同例会と同じように、合同例会にて、佐竹幸一が、短報の内容、「こういちの人間学ブログ」について、お話をする予定です。

2015年1月17日 (土)

ヘイトスピーチについて NHKの解説 私見 日本の貧困化と差別がもたらす

NHK[おはよう日本」ヘイトスピーチ日韓友好の街で何が

2013年5月31日のNHKニュース「おはよう日本」で、「ヘイトスピーチ日韓友好の街で何が・・・」が放送されました。デモの参加者になぜ過激な言葉を投げつけるのか質しました。                                            男性会員「何かあるたびに向こうの人は日本大使館に嫌がらせをしているあれと同じ心境でだったらうちもということ。                         男性は持論を展開する一方で、参加者の中には日頃の不満のはけ口にしているものもいると明かしました。                                男性会員「在日社会を攻撃する、韓国人に対して罵声を浴びせる。それをやることによって自分の不遇の人生を満たしている。」

 ◎現在の日本の状況は、企業収益は上がり、株価が上がるなど、アベノミクスで景気が良くなった、とは裏腹に、実際の所得(実質賃金)は17カ月連続で減り続け、円安による物価上昇によって、生活は苦しくなって居る。要するに格差が広がっている。そのような不満がつもりつもって着たとき、再び日本やドイツなどのようなファシズムや軍国主義が復活しないかを、恐れて居る。日本の政治は徐々に保守的な傾向を強めている。安倍内閣そのものがかなり保守的な傾向を強めている。

 ヘイトスピーチをしているような人々は、昔も今もほんの一握りの人々が富を集中し、他の人々の大部分が貧困化していることなどは考えが及ばない。巨万の富を蓄えて居る人々は、一般庶民の目に触れない。それよりも、目に見える形で朝鮮、韓国系の人々が優遇されている、という方が目につきやすい。ヨーロッパでは極右政党が、移民してきた人々が自分たちの職場を奪っていると、支持を伸ばしている。

時論公論「ヘイトスピーチどう向き合うか」2014年7月9日

午前0時に橋本 淳解説委員の話があった。

http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/192590.html

この文章を直接読んでいただいたほうがわかりやすい。

民族差別をあおる言動はヨーロッパでは厳しく制限されていますが、日本では直接規制する法律がありません。2014年7月8日大阪高裁は学校の訴えを認め団体などに損害賠償の支払いと学校周辺での街宣活動の禁止を命じました。賠償金金額は1200万あまり。しかし朝鮮学校など特定の団体に対して限られ不特定の韓国・朝鮮人に対しては難しい。

政府は、法規性に対して消極的だ。(筆者―安倍首相は口では残念なことだといいながら、その考え方はデモをする人々に近い。新大久保のデモでも、オリンピックが決まるまで安倍首相のために、自粛していて、決まった時にまたお祝いのデモをしていた)デモの参加者はインターネットの世界から街頭に飛び出していった人が多い。(筆者のコメント-2チャンネルなどでの、匿名をいいことに口汚く人をののしるということは非常によく似ている。)20年前のルワンダ虐殺では、ラジオ放送で敵対する部族へのヘイトスピーチが繰り返され、殺害をあおったことが虐殺につながったといいます。ヘイトスピーチが公然と繰り返されることで社会に排他的な風潮が強まらないかとの懸念も指摘されています。いや、すでに、いろいろな形で差別的な空気が広がっているのではないかと案じられる。

 

ヘイト~スピーチを問う~戦後70年 いま何が~

韓国人は出ていけ。韓国人は全員死にさらせ、いつまでも調子にのっとったら、鶴橋大虐殺を実行しますよ。このようなことを言いながら、デモは各地で毎週のように行われています。

国連は去年(2014年)人種差別に当たるとして日本に規制を急ぐよう勧告しました。国連の委員「過激で表現の自由を超えて居る。」他の国だったら警察が逮捕するはずだ。世界各国にも広がるヘイトスピーチ、殺人事件にまでエスカレートするケースも出ています。ヘイトスピーチにどう向き合うか考える。

 ◎筆者、 新大久保では一時一週間置きぐらいのあいだに、ヘイトスピーチのデモがあり。それに反対する人々などで、騒然としました。そして、お互いに逮捕者を出すにおよびおととしの東京オリンピック決定の時のデモを最後として新大久保では行われなくなりました.しかしほかの地域では相変わらずヘイトスピーチのデモが行われているようです。

 右派系市民グループによるデモは年間100回以上。1万5千人の会員を抱えるという団体もあります。彼らは在日韓国・朝鮮人が生活保護の受給などの面で、日本人にない特権を与えられていると主張。一方国はこうした特権はないとしています。

 右派系市民団体の幹部や元会員の発言

―職業を転々とする中で、本やインターネットの情報から在日韓国人・朝鮮人が得をしていると考えるようになった。より暴力的な言葉を使うことに意味がある。既存の保守ができなかったことをこの団体がしていることに。魅力を感じる。とんでもない下品な言葉を並べてもいい。

徳島大 樋口直人準教授

 「近隣諸国との関係でイライラした人,怒った人々が調べていくうちに「あっ」といって在日という敵を発見していくという過程がある。ありえないような論理を使って、排斥するような動きが出てきたのが、新たな特徴だと思います。」

◎ほんの1%の、超富裕層に富が集中している。そして一般庶民の所得は減っている。しかし、彼らは普通の人には目に触れないし、考えも及ばない。それに反して,朝鮮、韓国系の人々の、金持ちのほうがよく目に触れる。自分たちの生活の苦しさは彼らが特権を得て居るからだと、考えてしまう。あるいは、自分たちの仕事を奪っていると考える。それはもっと移民が多いフランスなどで、表れている。

国連人種差別撤廃委員会 クリックリー副委員長

「日本政府は、ことの大きさを自覚しなければならない。ヘイトスピーチが暴力や殺害につながりかねない。」

 600万人ともされるナチスによるユダヤ人の虐殺。それは言葉による攻撃から始まった。

 ギリシャでもヘイトスピーチと暴力

6年前ギリシャでも国連の勧告があった。標的はアジアや中東の移民。殺人事件も発生。移民排斥を唱えるグループはギリシャの国会でも16議席を占める。移民がギリシャ人の雇用を奪っていると主張する。被害者意識をあおることで支持を広げる。

◎このような動きはギリシャだけではなく、世界中に広がっている。生活の苦しさ、世の中の矛盾への怒りを、格差を広げる本当の原因を見ないで、他の民族などへ、怒りへと向けてしまう。それは昔も今も続いている。

龍谷大教授 キム・サンギュンさん

娘が朝鮮人学校に通っている。事件の後、学校は移転してしまった。子供たちは心に大きな傷を負っている。彼らのやっていることは非常に突拍子もないと思いますけど、その背景にサイレントマジョリティーがいると思いますね。自分たちの生存権が脅かされると、考えて。

◎問題の根源を見ないで、誤った理解が今までにいろいろな不幸をもたらしてきたのです。日本でも格差がさらに進み、庶民の怒りが高まるとその怒りの矛先が他民族に向けられる。それには、マスコミの影響が強い。日本の戦前も、そして今も。

ロバート、キャンベルさん(東大大学院教授)

去年の秋ごろ実際にデモを見て  彼らが標的にしている在日の特権が何かということを具体的に明らかにしない。内容が内向きで内容が非常に乏しい。

パリで起きたテロ事件、ユダヤ人がよりどころにしているスーパーの中で4人が殺された。フランスに住むユダヤ人50万人、日本に住む在日コリアンとだいたい同じ数。今後ユダヤ人の多くがイスラエルに移住するのではないか。いままで、言葉から始まり、犯罪につながる。

意味のない言葉をあけすけに公共の中で繰り出していくことは今までの日本にはなかった。

加藤直樹さん フリーライター

よい朝鮮人も悪い朝鮮人もどちらも殺せ これは関東大震災以来だった。大震災前の社会の風潮。朝鮮半島では独立運動が繰り返されていた。これに対する警戒感が広がり、新聞記事には、朝鮮人に対する蔑称が日常的に使われていた。

 民族差別が地震の前に社会に浸透してたっていうこと。

保坂正康さん 作家

 近年メディアに氾濫する過激な言葉である。紙面に並ぶ、反日、売国、国賊といった言葉。こういった言葉が社会にまき散らされると、これが定着すれば社会全体がおびえてしまう。おびえて言論の自由を享受しなくなる人が増えることのほうが怖いと思う。自分たちの国が100%正しく,良くて、相手が悪いんだということになったらほかのもの見えなくなる恐れがあるからね。

大手雑誌記者

 ともかく韓国たたけみたいなそういう企画もあるし、やっぱり売れる。売れれば、いいという風潮がある。マスコミがあおると信じ込んでしまう。

地方議会で対策・規制を求める意見書可決も、続いている。今どうすればよいのか。

日本語の中に、人々の距離を調整したり調節をしたり歩み寄っていく行くようなものが言葉の中に本来あると思います。

ヘイトスピーチ、それをとどめるには近現代史の教育がアメリカやヨーロッパに比べ弱いので強める必要がある。

◎このように、結論付けて居ますが。日本の近現代史は、教える側が、物議をかもすから教えようとしないし、文部科学省も触れさせたくたくないのでしょう。難しいことです。又日本語の良さもヘイトスピーチをしている人々には、通用しません。国連の厳しく勧告に従い、厳しく規制すべきです。ただ、何しろ今の安倍政権がヘイトスピーチをして居る人々と極めて近く、ヘイトスピーチをしている在特会などが、安倍さんに極めて近い存在なのです。だいたい大臣の顔ぶれを見てもわかります。国連の勧告に従い規制するように推し進めることが大切です。そのために、政府に圧力をかける必要があります。

参考 新大久保における、ヘイトスピーチについて

「こういちの人間学」において、新大久保におけるヘイトスピーチのデモについて書いたものがあります。

http://koiti-ninngen.cocolog-nifty.com/koitiblog/2014/08/post-9c2d.html/

「ヘイトスピーチ、日本世界と温度差。法規制を国連~」

   2014年8月23日

http://koiti-ninngen.cocolog-nifty.com/koitiblog/2013/09/post-28b8.html/

「嫌韓デモ大久保道りを通る。差別なくそう大行進」

   2013年9月8日

◎申し訳ありません,うまくつながらないようです。

追記 :2014年1月18日

 韓国の格差拡大は日本よりひどいようである。法人税は安く、様々な財閥優遇策で、貧富の差ははなはだしくなって居る。財閥の横柄さは、財閥の娘のわがままで飛行機を空港に戻させた事件(ナッツリターン姫とか呼ぶらしい)に良く表れている、その庶民の不満をそらす、一番いい方法は外に敵を作ることである。そして、安倍内閣の靖国参拝問題などが、よけい対日強硬姿勢をとらせている。

 一方中国も格差の拡大に庶民の不満は高まっている。そして同じように不満のはけ口を日本に向けそらそうとしている。しかし、日本と中国は貿易の面などで、かんぜんに不仲になるには、大きくなりすぎて居る。経済界の圧力もあり、やや改善の方向に向かっている。しかしこれからは、賃金の上がってきた中国を離れ、ベトナムやミャンマーなどのもっと賃金の低い国に工場を移そうとしている。ユニクロは今まで、中国製が多かったが、今はベトナム製が多い。

法務省、ヘイトスピーチ許さない

 共同通信では、法務省が1月17日、ヘイトスピーチ(憎悪表現)と呼ばれる人種差別的な街宣活動をなくすための啓発強化に乗り出す。「ヘイトスピーチ許さない」と書かれたポスターを約1万6千枚作成し、19日から中央省庁や全国自治体などに配布する。

 法務省によると、同省の人権擁護局はこれまでも外国人の人権を尊重するよう呼びかけてきた。関心が高まったことを受け,特化した対策を取ることにした。

 ポスターやリーフレットを配るだけでなく、小学校での人権教室や企業での研修会などでも、積極的に取り上げる予定だ。同局の担当者は「差別的言動は許されないというメッセージを伝えたいと話している。

◎、遅すぎる。いかし、ささやかではあるが何もしないよりはいい。

安田浩一氏「在特会は崖っぷち状態まで追い詰められている

2015年1月13日Newsポストセブン SAPIO2015年2月

2006年末、桜井誠氏を会長に担ぎ上げ取り巻きのネット右翼が集まって結成された在特会。設立時500人くらいが1万5000人となり全国各地で毎週末、在日コリアンを標的にした差別デモを繰り返している。

 だがそんな在特会も此処に来て創立以来のピンチに追い込まれている。桜井氏が突然会長を辞任したのだ。

 社会的批判が在特会を追い詰めたことになる。国連の人種差別撤廃委員会の厳しい指摘、昨年末の警察庁の「治安の回顧と展望」も、極端な排外主義を主張する団体として、初めて在特会を名指し、違法行為への懸念を指摘している。差別デモに反対する”カウンター”の動きも在特会にダメージを与えた。

◎警察も前は、デモを守っている感じであった。(こういちの人間学)しかし国内外の圧力でようやく政府も動かざるを得なくなってきた。オリンピックを前にして、今の状態はまずいと思ったのであろう。このまま、運動が消滅するようにしていかなければならないと思います。

 

2015年1月10日 (土)

教育大の動物科同窓生の近藤さん逝去の報せ。生懇昔の思い出

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近藤さんの画像です、和やかな人柄がよく出た写真です

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追記 東京教育大の下田臨海実験所にて、学生時代の近藤昊さん。

近藤さん、逝去の報せ

 2015年1月8日に、東京教育大の生物科動物学専攻同窓生の近藤昊(ひろし)さんが亡くなられたとの知らせが、同じ同窓生の角田さんから連絡がありました。やはり教育大卒業の藤沢さんから角田さんに連絡があり、私に連絡が入ったのです。急なことでびっくりしました。元々,透析などをしていたそうですが、そこでがんが見つかり、手遅れで手術不能だったそうです。

 東京教育大の動物学専攻のクラスはまとまりがよく、2~3年に一回クラス会を開催してきました。幹事役はずっと私がつとめてきました。会の名前も前回のクラス会で「パンドリナ」の会と決めたばかりです。パンドリナは16細胞の生物でちょうど16人のわがクラスにふさわしく、学生時代の文集もその名前になっていました。近藤さんはいつもクラス会の参加されていました。本来はこのような時は幹事役の私が連絡をするのですが、角田さんに私が脳出血の後遺症であまり十分に動けないことを話し、角田さんに連絡を取ってもらいました。クラスのみんなには病気のことを話していなかったのです。翌日にはほとんど連絡がついたそうです。葬儀は身内で済ませたそうですが、納骨式が1月12日の12時より浅草の最尊寺で行われるということでそこに集まることになりました。

 東京教育大の動物科のクラスは16名で、男性12名、女性4名です。そのうち女性1名ははやくになくなりました。男性1名は病が重く、クラス会に参加するのは厳しい状態でした。残り14名はみんな元気でクラス会にもよく参加していたので急な訃報には、びっくりしました。急な連絡にも関わらず8名が出席するそうです。参加するのが困難な私と、海外旅行に行くことが決まっている人遠方の人などを除き全員が参加ということです。

 近藤昊さんは、その大学在学当時盛んだった学生組織、「関東生物科学生懇談会」(略して生懇)の科学方法論の分会の責任者で生懇の代表になりました。ちなみに、そのあと、人間学の分科会の責任者だった私が代表となりました。そのあとは、お茶の水女子大の大沢さん、そのあとが、東京教育大の浅島誠さんでした。浅島さんはその後東大の大学院へ進み、東大教授、副学長を歴任しノーベル賞の候補者の一人です。

参考「こういちの人間学」 「ノーベル賞名大の関係者~」

「生懇」とは

 生懇に関しては「つくば生物ジャーナル2010」の「特集、入学」というところに、「昔話」として、筑波大の生命環境科学研究科教授の渡辺守氏の文章が載っています.渡辺氏は1950年生まれで、文章には書いてありませんが、おそらく東京教育大の動物学科を卒業されたようです。その後東大の大学院へいかれました。私より7つほど年下です。ちなみに東京教育大は1978年に廃校となりました。それに代わる筑波大は1973年に設立されました。東京教育大卒業というとだいたい、ああ筑波大ですね,といわれますが、いつも、「いえ筑波大ではなく東京教育大です」、といいます。東京教育大は廃校となったので、筑波大は資料等を引き継いだだけです。ですから、東京高等師範学校から東京文理大になり、そして東京教育大になったのとは違うのです。文部省にたてつく教授などをやめさせ、筑波の研究学園の中核大学としてとして文部省に都合の良い人だけを筑波大に残したのです。

渡辺氏は生懇の略を「関東地区生物科学生連合」をもとの名前としています が、あくまでも、「関東生物科学生懇談会」がもとの名前です。大もとは民科の学生部会から来ています。niftyで生懇で検索すると、二番目に渡辺氏の文章が出てきます。また「関東生物科学生懇談会」で検索すると私の文章がもっぱら出てきます。

近藤 昊さんについて

 近藤さんは昊という名前なので「,ひろし」と呼ばず、「日天さん」と呼ぶ人もありました。いつも穏やかに笑顔を浮かべていることが多く、温厚な人柄である一方、生懇の代表となるように積極的に活動も行う方でした。クラスの中でも中心的な存在でした。学生時代のことがいろいろと思い出されます。東京教育大卒業後は、東京教育大の大学院に進み、博士号を取られました。その後東京都老人総合研究所に、同じクラス卒業の田口さんと、ずっと一緒につとめられました。著書はいろいろありますが、「老化ー年を取ると人間のからだはどうなるのか?」山海堂、2001年8月、などがあります。老化を生物学的側面と医学的側面にわたって見ています。加齢によって人間のからだの機能はどう変化するのか、高齢者に多い病気や体の問題は何なのか、老化を予防するにはどうしたらよいのかについて、わかりやすく述べられています。

 その後、私たちが定年になるころ、人間総合科学大学の教授に招かれました。人間総合科学大学は岩槻に本部があり、2000年に通信制の大学として成立しました。2005年に通学制をはじめるにあたり、東京都老人総合研究所の副所長を副学長に招き、近藤さんもその副学長に招かれる形で、教授として赴任したわけです。新設された大学院の人間科学科、心身健康科学の教授となられました。検索すると人間総合科学大学の2001年8月付の「アンチエイジングの考え方」という、文章が近藤さんの顔写真とともに出てきます。ぜひごらんください。

http://www.human.ac.jp/cm-memo_kondo.html

 まだまだ、これからというときになくなられて近藤さんとしても心残りだと思います。残念ながらみんなと一緒に納骨式には参加できませんが、心よりご冥福をお祈りいたします。

追記:2015年1月13日

 今日は、角田さんより電話があり、一昨日は藤沢さんよりで電話がありました。納骨式には8名が参加しました。秋藤さん、岡松さん、唐沢さん、角田さん、萩原さん、西木さん、藤沢さん、牧野さん、以上です。動物学専攻16名のうち、近藤さん含め、すでに2名がなくなりました。残り1名が重病、1名が連絡付がつかなかったそうです。残り12名のうち私を含め4名が不参加あとの8名が納骨式に参加しました。当日の納骨式には浅島誠さんも、参加したそうです。その後皆で集まって、近藤さんをしのび色々はなしをしたそうです。1年後には近藤さんをしのんで文集を出そうということになったそうです。学生時代の文集の名はパンドリナ、その文集には、私も文章を書きます。私についても話が出て、近くで話し合いをかねて集まろうかとの話も出ました。

2015年1月 2日 (金)

新大久保の現状 新宿新聞記事 外国人多国化、高田馬場にミャンマー増える

新宿新聞の元日号が送られてきました。新大久保の現状について、新宿新聞の、取材を受け、電話でお話をしました。

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新宿新聞の韓国関係の2ページです 暗くて申し訳ありません

16,17面は低迷!コリアタウン、韓流復活の芽見えず!」です。

「大久保通りは賑わい、職安通り、イケメン通りは閑散」となっています。

 大久保通りは非・韓流化の動きも、グッズ跡にカラオケ、アジアの店も増大また、中国人じわり増加、コスメでは半数占める店も。

 コリアタウン復活に11月新宿韓国商人連合会が始動  

 ◎ 新大久保の商店会と協力して盛り上げるといい。

 ◎多国籍化の動き。この傾向はよいことだ。もともと、新大久保は多国籍の街で売っていた。しかし韓流ブームで、ほかの国の店は追い出される形になった。しかし異常に上がった賃料も下がり、他の国の店も増えてきた。これは多国籍の店ということで新大久保にとってはいいことだと、新宿新聞の記者の方にも話した。

筆者に関係するテナントさんについて

 大久保通りに面したサタケビルでは一階にコスメ店、美学空間二階に韓国スターグッズ店オルチャンが入っています。2階のオルチャンのところでレコードを売っていた、店が近くの第2サタケビルの1階に入りソウルレコードになりました。

  第2サタケビルは前は1~3階をギルズハウスで借りていて、その後グッズ店のバルジライが一時入っていました。一時バルジライもやめ、地下一階のバー宮もやめ、すべてテナントがなくなった時期があります。今は1階だけがソウルレコードがオープンしました。2,3階は従業員の宿舎用に借りてみようかと検討中です。1階は前に書いたとうりソウルレコード1月オープンです。

  第3サタケビルは1階の10坪くらいの韓国の洋服屋さん(テンション)が入っていましたが今は閉店して空いています。後の1階の40坪くらいに韓国の喫茶店のオベンド・ハウスが入り、二階の50坪の店は、カンホドン678チキンが入り盛業中です。3階の30坪は問い合わせがありますが決まっていません。

以下、新宿新聞の記事の表題です

職安通りグッズ店が消滅へ、K スクエア1階にも免税店、職安通りのKスクエア、新免税店に中国(団体)客が多数

イケメン通り休業中の店が点在、ファストフード店成り立たず。賃料下落でマッサージ店など 小さい店はオープン イケメン通りに「トンちゃん」の運営会社が、3階建てビル計画 西大久保公園の前のホテルがゲストハウス復活テナントビルに見切り

消費不況に業者悲鳴。コスメ店はなお23店、雑貨に移行する店も、グッズ店はさらに苦戦

チキン料理店が増殖中、14年は韓国から2社が進出

 ◎表題だけを書きだしました。チキン料理店の1件は、カンホドン678です。

高田馬場にミュンマー街

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 新宿新聞の7面には ミャンマー料理店が14店に増加、ということが書いてあります。7面には、新宿の外国人の数の推移も出ている。

新宿区の外国人数の推移

新宿区の外国人人口の変化が載っていますが、インターネットで直接新宿区の住民基本台帳の外国人登録者数国籍別一覧表を見てみる。いずれも12月1日の数字です。

 平成26年    平成25年     平成15年

中国15364    中国12821    韓国11009                      韓国10723    韓国11506    中国9844                                  ベトナム2481   ベトナム1537       マレーシア961                                 ネパール2235   ネパール1025      ミャンマー940                         ミヤンマー1241  ミャンマー1089     フランス932                          米国 995    米国 940     フィリピン898                                  フランス754     フランス778       米国760 

タイ701         タイ  675      タイ608                                 フィリピン676    フィリピン656        インドネシア580                               英国339     英国349      英国469

総合計

36352      34393     29292

国の数

121国       115国       102国

平成26年度の11位以下の国 

11、インド、12、カナダ、13、インドネシア、14、ロシア、15、ドイツ、16、オーストラリア、17、ブラジル。18、バングラデシュ、19、マレーシア、20、イタリア、21モンゴル、22スペイン、23、スエーデン、24、シンガポール、25、サウジアラビア、26、スリランカ、27、トルコ、28、ニュージーランド、29、カンボジア、30、コロンビア

ちなみに30位のコロンビアは34人です。

◎平成15年では3位だったマレーシアが19位とずいぶん落ちたものです。また逆に平成26年に3位のベトナムは22位です。

 新宿では1年間で2000人弱増えたが86%をベトナムとネパールが占めて居る。3位のベトナムは13年半ばから急伸、住民の9割が留学生だ。ベトナム料理店も増えてくるだろう。ネパール人は人口が増え、インド料理とかねて、ネパール料理の店も多くなっている。ミャンマーは13%増え1200人代に盛り返した。新宿区では居住する外国人の国の数が増えている。この正式な人数のほかに3か月おきに日本に観光ビザで日本に働きに来る外国人も多い。前に書きましたが正式に外国人登録しないで、観光ビザで3か月おきに日本にいる人が多く、登録数よりもずっと多い数です。

 前は韓国(朝鮮系含む)の人が多かったが、今では韓国系は減少、中国系が増加してその差が開いていく。日韓の外交がぎくしゃくしているのがだいぶ響いているようだ。

高田馬場は、アジアの飲食店が多く、賃料相場が3万円強の栄通にも、トルコ、インド、韓国を含む4か国の料理店がある。ミャンマーは3年前から毎年1店づつ増えており、高田馬場一帯では14店が営業し年々増えている。

◎ 大久保、百人町の外国人について 

  こういちの人間学ブログ

http://koiti-ninngen.cocolog-nifty.com/koitiblog/2010/08/post-7283.html

◎ 大久保再び多国籍の街見直す

  こういちの人間学ブログ 2014年12月7日

 

2015年1月 1日 (木)

明けましておめでとうございます 元日の日の出、ブログの状況

明けましておめでとうございます。

 2015年1月1日、新年のご挨拶を申し上げます。

今年は未年で、2月20日に誕生日を迎え、72歳になります。年男になります。

大幅にレベルが落ちたブログですが、読んでいただいてありがとうございます。今年もつたないブログですがよろしくお願いします。

 一昨年の11月に脳出血を起こし、翌年の2月末まで約4か月入院していました。昨年はお正月も誕生日も病院で迎えました。そして、退院後もリハビリや往診を受ける毎日でした。昨年は11月に人間学研究所の合同例会でお話をしたこと。息子に連れていってもらってお台場に行ったこと、あとは、コンビニに行くか、高田馬場へ車いすで本やに連れていってもらうぐらいでした。

 今年は徐々に回復し、大みそかは普段あまり見ない紅白歌合戦を見、そのあとNHKの「行く年くる年」を観て、正月を迎えました。今年の新年は、何とか無事に自宅で過ごすことができました。でもそれには家内にとても大きな負担をかけてきましたし、またこれからもかけることになります。元旦の今日も、朝お寺に行って新年の挨拶、墓参り、それから朝と夕方猫の世話に行かなければいけません。前に住んで居たビルに来ている年賀状も取ってこなければなりません。私は留守番でブログを書いています。猫は前住んで居たところに置いてある猫2匹の世話をしに行くのです。エサをやりトイレ掃除、そして猫用の暖房のスイッチを入れに行くのです。前は3匹でしたが、一匹は高齢で去年死にました。あとは死んだ猫の兄妹の22歳の三毛猫と11歳の黒猫が残っています。

 今年はさらにリハビリにも励み、自宅内はつえで歩けるようになること、外でも歩ける距離を伸ばすこと、右手で字がよく書けるようになること、また、いろいろな活動にもしだいに参加するようにしたいと思っています。ブログももう少しレベルを上げられるようにしたいと思っています。

元旦の日の出

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上の写真は日の出の時間のころの状況です。日の出は6時50分です。朝日は出ているはずなのですが雲で見えません。低気圧が千葉沖を通過中です。左側の鉄塔は東京スカイツリーです。

 下の写真は7時過ぎ雲を抜けて、太陽が出てくるところです。下にかすかに見える鉄塔は市ヶ谷の自衛隊の鉄塔です。

  午後から雪に変わるような予報になっています。初雪になるのでしょうか。だんだん雲が厚くなっています。

こういちの人間学ブログの状況

 「こういちの人間学ブログ」は、2015年1月1日の早朝現在97,5万件ほどのアクセスになっております。記事は620件、コメントは541件です。ブログの更新がなかった、入院中にも一日1000件以上のアクセスがありました。前に書いたブログを見ていただく方が多かったのです。退院後はブログの記事は、3月からで、84件ほど書いてきましたが、病気後ブログの質は大幅に落ちました。1万冊の蔵書のうち、新しく借りたマンションにもってきたのは2000冊ほど、あとは人間学研究所に置いたままです。その2000冊でも車いすでは大変使いづらいのです。あまり利用していません。高いところにある本は自分では取れないのです。又部屋が変わり家内の寝室になった部屋なので利用しにくいのです。あたらしい本の購入も大幅に減りました。

 脳出血に伴う脳の能力の減退、又パソコンの入力も左手だけで効率が悪く、ゆっくり入力しているとカーソルがもとに戻ってしまいます。おまけに目も見にくくなっています。左目は眼底出血した後が見にくく、右目は瞼がすぐ痛くなるのです。いろいろなところに行っての報告もなくなりました。アクセスは以前、月3万から3.5万くらいのアクセスがあったのが11月で17500件、12月で14000件と大幅にアクセスが減少しております。今は一日500件以下になります。はじめ100万件のアクセスが昨年中にあるかもしれないと思いましたが、あと2か月ほどかかりそうです。

 つたないブログですが、今後ともよろしくお願いいたします。

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