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2015年2月22日 (日)

殺処分の犬猫の遺骨砕いて土へ、と「犬猫みなしご救援隊」の取り組みについて

青森の農業高校の、殺処分された犬、猫の骨を砕いて肥料にする取り組み

 2015年2月22日は、にゃんにゃんにゃんで猫の日だそうです。2月16日の「こういちの人間学ブログ100万件を超えました~」で、とら猫イーチさんから、広島にある「犬猫みなしご救援隊」の取り組みを紹介していただいた後に、毎日新聞2月22日の朝刊を見ましたので、その取り組みの差を強く感じた次第です。

 毎日新聞の記事では、1面に「命の花」咲かせたい―犬猫の遺骨 砕いて土へ、と書き、4面に、全紙面を使って、オールカラーで、「ごみ扱い許せない」、「無念の命と向き合う」、「飼い主責任絵本に託す」と見出しがあった。

 青森県の十和田市の「県立三本木農業高校」では、青森市の県動物愛護センターで殺処分された犬や猫の骨を譲り受け、生徒が骨を砕いて粉末状態にして、せめて土に返したいと、学校の花壇に花の肥料にしているというのです。殺処分された犬猫がごみ扱いされ棄てられるのがかわいそうだというわけです。

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毎日新聞の1面の写真です。犬や猫の骨を煉瓦で砕いています。肥料にするためです。

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骨の肥料で咲かせた花を鉢植えにして居ます。下の小さい写真は骨の写真です。

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青森県の殺処分を待つ檻のいぬ。このかわいそうな柴犬はそのまま殺処分になるのを放置したのでしょうか。この犬だけでも救ってあげなかったのでしょうか。この犬にとって、死んだあと、ごみに捨てられようが,花の肥料になろうが、同じことです。人間の自己満足のためにやっているように感じました。

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同じ写真を載せてしまいました。

文化祭、「三農祭」の来訪者に、生きることの出来なかった命を花の鉢として渡す。これまでに、手渡された「命の花」は1500鉢を超える。

赤坂教諭が、センター側に骨を譲り受けたいと申し出て、年間2袋ほどが、三農に引き渡されているそうだ。それを花の肥料にする。しかし、私が思うに、ちょっと方向が違うとかんじた。皆さんはいかがでしょうか。かわいそうな犬、猫を一匹でも多く救うことが、肝心なのではないでしょうか。



 飼い主が動物を最後まで責任をもって飼う,「終生飼養」が明文化され、その原則に反する場合は、自治体が引き取りを拒否できるようになった改正動物愛護管理法の施行(2013年9月)もあり、殺処分数は減少傾向にある。環境省によると、Ⅰ3年度の全国の殺処分数は約12万8000匹で、前年度比で2割減。青森県でも4割減の2035匹だった。毎日新聞

 犬や猫の死体は各自治体の裁量に任されている。青森県では「最後は一般廃棄物最終処分場に埋め立てられているのだろう」(青森市の、清掃管理課)といわれる。

◎ 先日筆者のところでも、20年以上生きた猫が死にましたが、東京都では、連絡をするといわゆるごみ扱いせずに遺体の共同の埋設場所に埋葬します、ということでした。そして2000円ほどのお金を支払いました。しかし、野良犬、のら猫はどうなのでしょうか。ごみ扱いなのでしょうか。

 意識づけのために、生徒に骨を砕かせる、という行為を行っているのでしょう。その影響で、青森県では殺処分される犬、猫の数が減っているのでしょう。しかし、人々の高齢化と、今や、子供の数より、犬、猫の数のほうが多いという現在、もっと取り組みを進める必要があるのではないでしょうか。また、死んでしまった、犬猫の骨をどうするのではなく、殺処分されないように取り組みをすることが大事ではないでしょうか。たとえば、たとえ何匹でも、犬、猫の引き取り手を手分けして探すとか、そういう犬猫の施設を作るための寄付を集めて行くということなどです。死んでしまってから、ごみとして扱われるのがかわいそうだというのでは不十分です。具体的な取り組みがあるのでご紹介します。

「犬猫みなしご救援隊」の活動について

 広島県に本部があり、栃木県にも飼育場所があった、NPO法人「犬猫みなしご隊」の活動があります。私も、とら猫イーチさんに教わるまでその取り組みを知りませんでした。責任者はボランティアで活動を行っている中谷百里さんです。詳しくは直接ブログをご覧ください。

http://blog.livedoor.jp/inunekoblog/

 広島県に4階建ての施設があり、そこで犬、猫を収容して飼っています。今では広島県では殺処分される犬、猫はないそうです。とら猫イーチさんはすでに何匹も猫を飼っていますが、まだ小さい猫を責任もって飼ってもらうために、大阪から広島まで届けにいったそうです。今の猫はとても長生きですから。私もささやかながら寄付をしました。

 うちでも、私がおととし急に脳出血になり、猫のいる前の建物に戻れなくなりました。5階建ての5階で、エレベーターがないからです。仕方なくエレベーターのあるマンションを借りましたが、毎日、家内が、自転車で猫2匹(昨年まで3匹でした。3匹のうち2匹は20歳以上です)の世話と、金魚の世話、そして植物への水やりに通っています。大変ですが、一度飼ったらいい加減にできません。

「こういちの人間学ブログ」日記、コラム,つぶやき

「久しぶりのお出かけー,にゃ次郎死にました」

2014年11月17日

追記

東京都動物愛護相談センター平成25年度収容状況

事業別動物取扱状況では

犬  707匹    猫  1639匹

 猫では圧倒的にこ猫が多い 猫のうち 1127匹

 また猫では負傷した猫が399匹である。

処分状況では犬は,来所返還 202 現地返還102

譲渡 297  検体1 殺処分が76である

それに対し猫は返還と譲渡が391 殺処分が 1236

犬はかなり助かるが、こ猫はほとんど殺処分になるようだ。

2月26日 追記  

とら猫イーチさんからいた抱いた情報です。コメントで、いただいた、情報を念のため、本文に追記します。

3月1日(日曜日)フジテレビ 午後2時から2時55分

「ザ、ノンフィクション・生きがい・千匹の猫と寝る女」

http://www.fujitv.co.jp/thenonfx/index.html

ぜひご覧ください。又ほかの方にも知らせていただくとありがたいです。

念のため録画も取っておきます。

「こういちの人間学ブログ」3月3日

「1000匹の猫と寝る女、犬猫みなしご隊について」

http://koiti-ninngen.cocolog-nifty.com/koitibog/2015/03/1000-47bd.html

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政治と社会の現状」カテゴリの記事

コメント

只野様
日本ではペットフードの増量材などにしたら、そのメーカーのものを買う人はほとんどいなくなるでしょう。また中国の広東省などでは、蛇の肉と猫の肉とで竜虎スープとして売るそうです。広州の市場で食用の猫を山積みしていましたが、只野さんは日本で売っていたら食べてみます?

殺処分は絶対必要ですが、堵殺した肉体を只
焼却したんじゃ勿体無いのでペットフードの増量材に
でもすれば無駄無しです。要らない命も有効活用すべきです。人類繁栄の為にね。残念なのはアジア一部地域みたいにペットの肉が人様の食用にならないことですかね。

見ました、テレビ。感動しました。ノラちゃん猫を引取り、猫キチになった私も近隣の猫の面倒を見て家にも10匹、それでも結構大変です。なのにすご過ぎる、中谷様!尊敬です、お人柄も好きです。長生きしてもらわないと、あの子たちどうなっちゃうのか心配です。寄付もしようと思います。それで、録画出来なかったのですが、録画のコピーを送って頂く訳にはいかないでしょうか?経費は勿論お支払いします。皆に見せたいのです。。お願致します。

とら猫イーチ様
日曜日の昼の時間ですから、一人でも多くの人に見てもらえるといいですね。私も見ますし、他の人にもすすめます。これを機会に他の新聞、テレビ局など、多くのマスコミで取り上げていけば、みんなも変わってくると思います。
 多くの人が実態を知り、何とかしなければと思えば、今の状況が少しでも変わってくるでしょうね。

こういち 様
 
 3月1日(日) 14:00~14:55に中谷代表を一年間に渡って追跡したノンフィクションがフジテレビで放映されます。

ザ・ノンフィクション・生きがい 千匹の猫と寝る女
http://www.fujitv.co.jp/thenonfx/index.html

>骨をすりつぶして、花を育てる肥料にすることはおかしい


 ご指摘のとおりですね。 私もそう思います。
こういち様のように、亡くなった後も、ごみと一緒にせずに、動物は動物として葬るのが人らしい行いでしょう。
 例えば、東大阪市では、犬猫の死体を収集する車は、ごみの収集車では無くて、別途、専門の車を使い、焼却に際しても、ごみと同じに焼くのでは無くて、動物専用の焼却炉で焼いています。 そして、供養のために供養塔を立てて弔っています。 そして、供養塔には、何時も花が供えられています。 
 大阪では、そうした自治体が多いですが、廃棄物収集・処理部門の職員が、犬猫とごみを同じように扱うのに拒否感があり、供養もするのが当然と感じているのです。 温かい人情を感じます。 
 私も、何度も路上で死んだ猫を事業所へ持ち込みましたが、死体収集用の車は清潔で、叮嚀に作業もされているようでした。 
 それに焼却場では、焼却した骨を肥料等に使用すると云うことは考えてもいません。 

とら猫イーチ様
コメントありがとうございます。動物愛護管理法の施行が行われても、積極的に誰かが動かなければ、前のままのところが多いのですね。
 記事で、犬や猫の骨をすりつぶして、花を育てる肥料にすることはおかしいと、思いましたが、そのことで、親や子が意識が変わり、殺処分になる犬猫の数が減っているのかもしれません。でも、死んだあとごみとして捨てられるのはかわいそうで,花としてよみがえる?のはいいみたいな考え方はおかしいと思いました。ともかく新聞で取り上げれば、こういう問題があると、意識させるだけでも効果があるでしょうね。

こういち様。

 動物愛護法が改正されて、保健所(殺処分場を愛護センター等と称することが多いですが)に収容された犬猫が一律に殺されることは法律的には、許されないことにはなりましたが、なかなか実態は変わらないようです。
 

 地方自治体に依って、その格差は相当な開きがあります。 広島県でも、広島市とその他の市町村とでは、可成りの差があるようです。 自治体の長の見識によっても違いがあります。 
 

 大阪府でも、東大阪市では、議員に殺処分を無くすことを政策に掲げる方がおられる影響で、次第に変化が観られるようになって来ましたが、大阪市と東大阪市等を除けば、大阪府全体では、何等の変化もありません。
 

 動物愛護法の行政は、基本的に都道府県が行うことになっていますので、それらの長が意識を変えないと行政は変わらないでしょう。 
 

 私の周囲にも個人ボランティアで保護活動を行っている方々は、極少数ですが居られます。 でも、私も含めて孤立しています。 他の大多数の人々の意識は、未だに「畜生」を観る眼で犬猫を観ているのです。 
 

 無理解な人々に虐待され、毒まで撒かれて死ぬ猫がたくさん居ますが、警察は知らぬ顔ですし、法律が改正されても未だに犬猫の虐待を検挙することは稀です。 
 

 動物虐待は、重大事犯の「前兆」であり軽視してはならない、との警告は、現代刑事政策学の常識ですが、それを理解している警官は少数でしょう。 従って、残酷な猟奇的事件の陰には、猫の大量不審死があった等と爾後に報道される始末です。
注意して報道を観ていますと、この現象は決して少数では無いことが分かります。 残念ですね。

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