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2015年3月25日 (水)

子猫生き埋め、先生を責めるだけではなく、根本的な対策必要では

 校内で子猫の生き埋め

 3月24日の民放では一斉に、高校の教師が学校内の農業用ハウスに生徒に、目的を言わず、穴を掘らせ、生まれて間もない子猫を生き埋めにしたことを放送した。猫は5匹で4匹は生きていたという。埋めたのは船橋市の県立薬園台高校の30代の教諭で、3月6日の午前中に、ことが起きたという。一人の生徒が見て居て、問題となった。教諭はどうせ死んでしまうし、どうしていいかわからなかったと話している。後で掘り返したが死体は1匹だったそうである。もしかしたら、生徒が掘り起こしたのかもしれない。

 インターネットの書きこみを見ても、けしからんというということで、尾木ママも、この教師は首でしょうと書いている。学校では保護者会を開き、警察も動物愛護法に基づいて捜査を開始するということです。動物愛護法違反は最高、2年以下の懲役、200万以下の罰金である。2チャンネルではどうせひどい書き込みがあるでしょう。見たくもありません。

 たしかに、猫好きな人だけでなく、これはきわめて許しがたいことでしょう。生徒に穴を掘らせたというのも問題です。それでは、ヒステリックに反応して、その先生をやめさせればいいかというと、そう、単純なことではないのではないでしょうか。確かに、生きている子猫を生き埋めにする、ということはとんでもないことは、間違いがないことです。ですが、それでは、どうしたらよかったのでしょうか。その先生は、どうしたらよいかわからなかったといっています。

 ごく事務的に処理するとすれば、動物愛護センターに電話して、引き取りに来てもらう方法があります。千葉県の場合、東葛飾と冨里に施設があります。25年度には犬959匹、猫2806匹が殺処分になったそうです。引き取り処分費用は犬猫ともに、91日以上の犬猫は3080円、91日未満は610円だそうです。犬の場合は新しい飼い主にかなり引き取ってもらえるようですが,子猫などはほとんど引き取り手がないのです。

 その先生が、動物愛護センターに電話して引き取りをしてもらえば、こんなに、大騒ぎになり、大事にはならなかったでしょう。でも、小さな子猫は結局殺処分になってしまうのです。今度の場合、死んでいる子猫は清掃局、生きて居る猫は動物愛護センターにひき取ってもらいます。しかしねこのひきとりの費用はだれが払うのでしょうか。学校でしょうか、その先生でしょうか。もちろん手分けして飼い主を探すのが一番いいかもしれませんけれど、現状ではなかなか大変です。

猫を育てるのは大変

 まだミルクしか飲めない猫を育てるのは大変です。昔息子がこっそり目のあかないようなコネコ2匹を拾ってきて部屋で内緒で飼っていました。あとで家内が見つけましたが,普通の牛乳を飲ましたため、下痢をしてしまいました。結局高い猫ミルクで育てなければなりません。又小さい子猫はへたすると寒さで死んでしまうかもしれません。息子の拾ってきた、その猫が20数年生きて居て昨年一匹が死んだ、ニャ次郎とまだ元気なニャ丸の兄妹です。私が病気をしてエレベーターのない5階に戻れず、新しくマンションを借りた後、元の5階の部屋に家内が毎日エサや水をあげに行かなかければならず、猫のトイレのそうじ、寒い間暖房もしてあげなければなりません。朝晩行くのはあまりにも大変などで、週3回朝はヘルパーさんにお金を出していってもらっています。

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上が昨年死んだ雄猫、下が雌猫ニャ丸です。

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後から来た10数歳の雄の黒猫、黒べえです。大きな体をしていますが、とても甘えん坊です。長生きしそうです。携帯の待ち受け画面にしています。

犬猫の保護の取り組み

 前のブログで、広島の犬猫みなしご救援隊の活動を報告しました。広島では殺処分ゼロだそうです。そして広島市に働きかけて、市としても対策を始めようと約束したようです。

「1,000匹のねこと寝る女」

http://koiti-ninngen.cocolog-nifty.com/koitiblog/2015/03/1000-47bd.html

「殺処分の犬猫の遺体くだいて土へ」

http://koiti-ninngen.cocolog-nifty.com/koitiblog/2015/02/post-2f16.html

 又、3月5日のNHKの放送で首都圏ネットワーク「震災から4年、残されたペットを~」が、放送されました。神奈川県の「清川しっぽ村」の取り組みです。代表者は吉島崇憲さん。原発事故の後、残されたペットを救うために作られました。原発事故で家に戻れず、かといって、避難用のプレハブでペットを飼えずやむおえず自宅に置いてきたペットの世話をして居るのです。このような取り組みは「三春シェルター」や「葉山トレーラーシェルター」などがありますが,取り組みは少なく、また、だんだん関心が薄れ運営は大変なようです。

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NHKの首都圏ネットワークの番組です。

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彼が吉島さんです。

 行政でもただ、動物愛護法を作り犬猫の殺処分をするところを「動物愛護センター」と名前を変えるだけでなく、もう一歩具体的な手立てを考える必要があります。そうすれば、もし今度のようにのら猫の子猫などがいたときに安心して預けることができるようになります。

追記

ほかのインターネットを見ると、教師の名前がでています。この教師だけでなく、他の教師も攻撃されています。

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