大久保の外国人について アクセス増 大阪市大西岡さん優秀卒論
2015年5月21日、「こういちの人間学ブログ」の2010年8月28日に書いたブログ「大久保百人町地区の外国人について、人口比較、1,2丁目日本人3割」が78件のアクセスがありました。22日以後にもアクセスが続いております。どこかの新聞かテレビで,このテーマを取り扱ったのでしょう。それで、「大久保、百人町の外国人」ということで、パソコンの検索で開いてみましたら、1ページ目に上記のブログがのっていましたが、どうじに「共生の事実、外国人集住地域における地域の変容―東京都大久保地域を事例に」という文章(論文)が載っていました。
2011年(平成23年)12月22日の3時に大阪市立大学の西岡美樹さんに、大久保の地域の歴史や現状等についておはなししていました。西岡さんは大久保百人町について、書いていた筆者のブログを見て、取材をしたいと事前に連絡があったのです。その日はちょうど、午前10時に韓国KBSの取材も受けていました。韓国KBSの取材は後日韓国で放送されました。西岡美樹さんは大阪市立大学の文学部の地理学科の学生さんで、担当の山崎孝史先生の元、卒論のテーマにこのテーマを選んだそうです。
筆者は大久保の江戸時代から現代までの歴史、地図、大久保における店の変遷、エスニック料理店の地図などの資料を基にいろいろ説明をしました。特に2001年以後何回か、大久保地域をすべて自転車で回り、エスニック料理を中心にいろいろな飲食店の地図を作っていました。このころは韓国料理だけでなくいろいろな国の店があり変化にとんでいたのです。
お話の後、お礼にと、大学の名前入りのチョコレートをもらいましたが、今も小物入れとして使っています。
大阪市立大学は8学部を持つ日本最大の公立大学だそうで、2015年には創立135年を迎える伝統のある大学です。梅田にサテライト校、住吉区に本部、阿倍野区に医学部があります。
西岡美樹さんの卒論は平成23年度文学部優秀卒論ということで、表彰されたそうです。地理学科としては久しぶりの受賞だそうで、それにお役に立ってよかったです。なかなか優れた内容で、ぜひ直接読んでいただければと思います。
2012年(平成24年)に西岡さんが卒業されましたが、筆者が平成25年に脳出血を発病し以後療養していたため。気づくのが遅くなってしまいました。
論文は「共生の真実、外国人集住地域における地域の変容―東京都新宿大久保地域を事例に」というテーマです。
www.lit.osaka-cu.ac.jp/yamataka__m.pdf
うまくつながらないようです。「大久保の外国人、西岡美樹さん」で検索してみてください。
論文は全ページ44ページで、内容は下記のようです。
Ⅰ、はじめに
Ⅱ、大久保地域の変遷
1、大久保地域の概要
2、人口統計からみる大久保地域
3、韓国系店舗の分布と変遷
4、新大久保商店街の変遷
Ⅲ、地域の変化過程とホスト住民への影響
1、事例1 現新大久保商店街理事長の話
2、事例2 前新大久保商店街理事長の話
3、事例3、百人町2丁目のビルオーナーの話
4、事例4 百人町1丁目のビルオーナー
(筆者、佐竹幸一のこと 4ページ)
5、聞き取りの分析
Ⅳ 考察
1、経済活動の外部拡大
2、地域関係におけるあつれきの発生
Ⅴ 終わりに
新大久保における韓国系の店の分布図のひとつ
年次比較が載っています
いわゆる、イケメンどうり(新大久保の竹下どうりといっていました)における韓国系の店の分布図です。だんだん増えて居ます。
その後2015年には、減少に転じています。ーブログ筆者
筆者の感想
平成23年度の優秀卒論を受賞するような優れた内容の分析です。ぜひ、簡単な概説である、このブログだけでなく、直接、西岡さんの論文をご覧ください。
筆者のおはなしと、大久保地域の江戸時代から現代に至る地図と、独自に作っ他2001年や2008年の詳細な大久保の韓国などの店やエスニック料理店の地図などはお役に立ったようです。
「大久保百人町地区の外国人について人口比較 1,2丁目日本人3割」
2010年8月28日
http://koiti-ninngen.cocolog-nifty.com/koitiblog/2010/08/post-7283.html
ブログ全体の中で、カテゴリー「大久保の街紹介」は
http://koiti-ninngen.cocolog-nifty.com/koitiblog/cat51831995
今まで書いたブログがいろいろ出てきます
この記事に関連して、筆者の書いた「大久保商店街の歴史と現状 組合員名簿,,」も参考までにご覧ください。2013年10月
http://koiti-ninngen.cocolog-nifty.com/koitiblog/2013/10/post-f4cf.html
この卒業論文が書かれた時には、まだ韓流ブームが盛んな時期であった。しかし、その後ブームは衰退し、第2サタケビルからテナントがすべてなくなった時期があった。今は、第2サタケビルの2,3階にコンゴの雑貨屋さんが入り、すぐ近くにバングラデシュの人の経営する、ハラルフッドの店があるなど、大きく変化してきています。
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コメント
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とら猫イーチ様
いつもコメントありがとうございます。大阪市大の学生さんのことを書いたら、ちょうどとら猫イーチさんが眼科へ通っておられるところだったとは。大学病院の先生が、眼底出血も治癒する傾向にあるとのこと、よかったですね。それから、パソコンの画面が故障し、一台買うほどかかってしまったというのは大変でしたね。
それから,とら猫イーチさんー熊王信之さんの、「ちきゅう座」のブログさっそく見せていただきました。「春が人になった母」というお話、素晴らしいですね。そしてまったくお母さんは素晴らしい方ですね。なんか、映画が作れるような感動的なお話です。お父さんが株屋さんで、失敗もあったけれど、それをお母さんの才覚でしっかり家族を支えて、こられた。暗くならずに春のようにみんなを包んでこられたのですね。
コメント読まれた方はぜひ感動的な「ちきゅう座」の文章をお読みください。
http://chikuza.net/
投稿: こういち | 2015年5月27日 (水) 15時31分
大阪では、市大(いちだい)と云えば、大阪市立大学を指します。 各学部に錚々たる教授陣がいて、学生も優秀です。
付属病院が阿倍野にあり、私も眼病の精密検査に掛かりつけ眼科医から廻されましたが、先日の診察で、回復傾向があり、治癒見込み、として経過観察の必要無し、と云うことで、掛かりつけ医にのみ治療を受けるように云われました。
診察された専門医は、網膜の専門で、博士ですが、外来患者には親切丁寧に説明され、私のり患した眼病にも、治癒する場合があり、失明の心配は、早すぎる、と明確に云われたのでほっとしました。 何でも、閉塞が完全ではない、とのことでした。 患者自身は、半信半疑の状態ですが、希望は出て来ました。
ところが、二週間ほど前にPCの液晶画面がクラッシュしてしまい、メーカーに修理依頼しましたので、ネットとは10日ほど隔絶していました。 こういち様のブログも見られずにイライラしていましたが、昨日、予想以上に早く修理完了となり、こうしてコメントしております。 ただ、代金がPC一台分とさほどに違わずに驚きでした。 メーカーは、液晶画面がクラッシュする場合を想定していないのでしょう。
自分が悪いのです。 PCのブルーライトを防ぐために画面にシートを貼ったところが、気泡が出来たので、力任せに押し出そうとしたところ、クラッシュしたのです。 液晶が脆いものであるのを改めて知ることになりました。
それはそうと、大久保地域をすべて自転車で回られたこういち様とは比較になりませんが、今春になり昔の思い出の商店街を中心に再訪した経験を基に母の思い出を纏めたものをちきゅう座に投稿しましたので、宜しければご欄下さるようにお願いします。
投稿: とら猫イーチ | 2015年5月27日 (水) 11時34分