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2015年12月29日 (火)

「慰安婦」解決 日韓合意、各紙報道。大久保の街は?新宿新聞

新聞各紙「慰安婦」問題決着と、
 2015年12月29日の毎日新聞、日経新聞の朝刊は、「慰安婦」問題が決着したことを、1面トップで報じました。おそらく、他の新聞各紙もそうでしょう。それからその前にとどいた新宿新聞の元旦号の18,19面は「『しんおおくぼ』コリアンタウン”韓流”一色から多国籍化への波」でした。その二つを関連させてご報告します。
 毎日新聞では「慰安婦」解決 日韓合意、「最終かつ不可逆的」日本財団に10億円、首相おわびと反省、とありました。日経新聞でも同じような見出しでした。毎日新聞では2,3,5,6,7、29面に記事があり、日経新聞でもいろいろ記事が載っていました。特に、毎日新聞では29面の社会面の半分以上を、日韓関係 高まる期待という記事に使い、新大久保周辺の在日コリアンのまちはということが新大久保の街の写真とともに載っていました。2012年に李明博韓国前大統領の竹島上陸あたりからこじれ始めましたが、毎日新聞の記事では安倍首相の持論を封印し、安倍外交のトゲ抜く、としています。
 オバマ米政権にとって、日米韓の連携が極めて重要で、中国の軍事パレードなどに出席した韓国への警戒感が早期の日韓関係改善をうながしたということです。又日韓の財界にとっても関係悪化がこれ以上進むのは好ましくなかったのでしょう。
◎アメリカと財界の意向では安倍首相も従わざるを得ないでしょう。
 前にも書きましたが
3面に「持論封印 首相に実」、「安倍外交のトゲ抜く」首相自身の保守的な支持層の反発も覚悟しつつ「実」を狙ったものだ。
「関係改善米戦略に必須」ーとあります。
 毎日新聞における各識者のコメントに、「合意必要性 説明尽くせ」とのヘイトスピーチ問題に詳しいジャーナリストの安田浩一氏のコメントがある。
 「気になるのは、私がネトウヨ(ネット右翼、史観)と呼ぶ考え方を持つ人々の受け止め方だ。彼らはヘイトスピーチデモの参加者であり、安倍首相の熱烈な支持者でもあった。今回の合意は彼らと距離を置くもので、実際一部は「首相に裏切られた」という思いを抱いているようだ。政権には今後国内向けに、なぜ今回の合意が必要だったかの説明が求められる。さもないとネトウヨ観を持つ人々が、それこそ「不可逆的に」暴走しかねないだろう。
 毎日新聞の論説委員、岸俊充氏は傷癒す真の解決を、と書いています。
 毎日新聞の「余禄」には、過去のアジア女性基金の元慰安婦への「償い金」支給に当たり、「心からおわびと反省の気持ちを申し上げます」という手紙を手渡した。、今日の合意ではこの文章の半ばに日本政府は「責任を痛感」の句が挿入された。この責任の一言をめぐる、日韓合意にいたるまでに費やされた時間、両国民の感情的対立を思えば天を仰ぎたくなる。その間に償い金やおわびのメッセージも受け取ることなく世を去った多くの元慰安婦を思えば残念でならない、とある。
◎今度はおなじ拠出金でも、民間ではなく政府が出すことが異なっている。いろいろな国への援助金を、多額にポンと出す安倍内閣が、たった10億のお金をどうして早く出せなかったものであろうか。
毎日新聞、12月29日社会面トップの画像です。
151229_113601
「日韓関係 高まる期待」というのが、記事の見出しです。
「慰安婦」解決合意 在日コリアンのまちは
「ヘイトスピーチの怖さ今も」
 となっています。そして5人の方々のコメントが載っています。
上記の安田浩一氏のコメントもその一つです。
 写真は多くの人がいきかう東京・新大久保のコリアタウン、28日午後4時猪飼氏撮影
ここは新大久保駅からすぐの大久保通です。
もう学校などは休みになっているのでしょう、人通りが大変多くなっています。
大阪の生野のコリアタウンのことも書いてありました。
新宿新聞の新大久保に関するj記事
151229_113801
上の地図は大久保通り、下の地図はイケメン通りです。
151229_113802
 新宿新聞の2016年元旦号です。
 18,19面が新大久保関係の記事です。17面には、池袋のチャイナワールドのことが載っています。
 いつも筆者のブログを見ていただいている記者の方から、大久保の情報を得るために、お会いしたいというお話がありましたが、今車いす生活なので、ということでメールで筆者の知る限りの情報をお伝えしました。
新大久保コリアタウン、”韓流” 一色から多国籍化への波
 ベトナム、中国、ネパール、イスラム圏までとなっています
 このほかにも、台湾、蒙古、タイ、トルコとハラールフードの店、インド、チュニジア、インドネシア、韓国系中華料理(延辺料理)、高田馬場よりにはミャンマー料理などのエスニック料理や、スペイン料理などのお店もあります。フランス料理などは神楽坂に行かないとありません。ともかく新宿にはほんとにたくさんの国々の人が住んでいます。レストランではありませんが、筆者のビルのテナントさんにはコンゴの食材店があります。
 記事には、大久保通り、韓国以外の外国店舗新たに8店進出となっています。
2階以上の店や地下では賃料が低下しており、韓国系の店が抜けた後にアジアの店が加速中だ。15年は駅前で中国系の料理店2店、韓国系のカラオケ店の後には「ベトナムフォー」が2号店を出した。
 大久保通りの明治通りよりは15年は韓国系の新しい店に混じり、1階にベトナム、2階にネパールの料理店が入ったビルもある。セントラルビルの地下街ではチキンホリックが抜けたところもベトナム料理がはいった。
 ベトナム勢はネットカフェを含め15年に新大久保の東側エリアに一気に計5店を出店した。地域の日本語学校での急激な学生増が背景にある。
 脇道では路面店でも1万5千円程度と安く14年はアジア関連の店が5店出店。15年にも台湾混ぜそばアフリカ食材店が開店した(筆者の。コンゴのお店)。
 地元商店街でも多国籍化を歓迎し、街頭放送も22か国語にした。伊藤節子商店街理事長も多国籍化を歓迎し、筆者も歓迎しています。
 韓流ブーム期に拡大したカフェは1年で6店減、コスメの店も27点から21店へ減少しました。カフェの減少にはキリスト教系のカフェも減少したと書いてありますが、筆者のお客さんでした。コスメの店の減少は円安の影響が大きいのです。
 新大久保では無料のシャトルバスを運行しています。週末を中心に1日6便運行している。1日30人~60人利用しているそうです。
◎この新宿新聞は日韓の関係改善の前の記事です。改前後、良い方向になって、新大久保全体が盛り上がっていくと素晴らしいと思います。
 
 

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政治と社会の現状」カテゴリの記事

コメント

とら猫イーチ様
 いつも貴重なコメントありがとうございます。

旧年中にお返事さしあげるべきところ、昨日は早めにベッドへ行ってしまい、パソコンから離れたためお返事できませんでした。完全に眠ったわけではなく、今年は珍しく紅白を聞いたり、行く年くる年までNHKのテレビを見たり聞いたりしていました。テレビの置いてある向きですと、麻痺側が上になり寝にくく、テレビを背にして聞いている、という状態です。 パソコンひらいたのがお正月になってしまいました。申し訳ありませんでした。

 もう、新年明けましておめでとうございます。ということで、今年もよろしくお願いします。
 途中から早くなりましたが、コメントを書くのにすごく時間がかかりました。最近は年賀状よりインターネットで新年の挨拶をするのでしょう。

 マイケル・チュテェック氏の文章を教えていただいてありがとうございます。
 日本も韓国もアメリカの意にそぐわない行動はとれないでしょうね。日本では右翼的な安倍首相の右翼的な支持者たちの反発があるでしょうし、韓国では慰安婦の意見を聞かず妥協したと野党が反発しています。安倍首相も何とかうまく妥協したり、いろいろと手を打って何とか参議院選挙で勝利して、一気にその勢いで憲法をかえるところまで持っていこうとしています。

 今年もよろしくお願いいたします。つたないブログですが(病気をしてレベルがさらに下がりました)コメントをよろしくお願いします。

 とらちゃん元気になるといいですね。

 また、ちきゅう座でのご活躍も期待しております。

 こういち 様

 右翼の安倍政権も、米国の圧力には抗し切れない、と言うことですね。

 英米でも、その観点に依る論評が多数でした。

例えば、早稲田大学のマイケル・チュチェック氏(Michael Cucek, a politics professor at Tokyo's Waseda University)は、英誌The Telegraphにおいて、米国の圧力が合意を促した、とされています。

「現時点での合意は、両国政府への米国からの圧力に依るものであり、それは、自国の兵士とその多くの家族が駐在する隣接した二国の同盟国であり、共に民主主義国家である国同士の政府が、対話も交わさない異常な状況に終止符を打つ手立てを探ることであった。」(超訳です)
("The deal took place now because of pressure from the United States on both governments to find a means of ending the aberrant situation of two adjacent democratic countries, both US allies with large numbers of US service personnel and their families on their territories, with governments that barely speak to one another.")

Japan and South Korea reach historic deal on 'comfort women' abused during Second World War The Telegraph より抜粋

 安倍政権支持の右翼的潮流の人々は、呆気にとられているでしょうね。 

 ともあれ、後数時間で、2015年ともお別れです。
拙いコメントばかりで、貴ブログに相応しい格調のあるものを書き込み出来ずに申し訳ない一年でした。 

 来年も、拙いコメントをお寄せしますが、ご容赦を願います。 良いお年をお迎え下さるように祈念しております。 

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