バリアフリーの旅(リフト付きバス)で河口湖温泉へ
2016年3月17日、バリアフリーの旅で河口湖温泉へ
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日帰りで楽しむ温泉入浴ということで、河口湖温泉へ行ってきました。2年前に病気をしてから温泉に入るのは初めてです。昨年箱根強羅温泉へ、一泊旅行で行ってきましたが、お風呂には入れず今回が初めてです。
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この台に、車いすや人が載ります。
これは人が乗ったとき。
河口湖へはリフト付きバスで行きました。車いすごとバス車内に入ることができるバスです。このようなバスはまだ数が少ないのですが、旅行を企画した、クラブ・ツーリズムでは何台も購入して、今後高齢者や、身障者が増えていくことに対応した体制をとっています。バスの床は人の背丈ほどもあります。下の空間には車いすを置きます。車高もかなり高くなっています。珍しいのか、車へ乗り込む状況を写真に撮っている人がいました。
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朝9時10分新宿のバスターミナルに集合です。当日の参加者は旅行者が20名ほどうち車いすは8台ほどでした。杖で参加した人もいます。今回は家内について行ってもらいましたが、ほかでも同伴者や、介助者が同伴でした。そのほかに入浴等の介助者(トラベルサポーター)が10数名、それに研修の人が3名いました。介助の人は車いすを押したり、入浴の介助をしてくれます。筆者の場合、車いすは電動車いすでしたので入浴介助だけお願いしました。
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車いすを押してもらうトラベルサポーターさんは、旅行代の3割を負担するそうです。その代り食事などは一緒に旅行者と同じものを食べます。ちなみに今日の昼食は「富士和洋会席料理」です。旅行代は一人9900円で、リフトバスの旅行はこういうものですということを紹介するために格安運賃になっているようです。「みんなで楽しむバリアフリーの旅」という企画をまとめたパンフレットがあり国内旅行はもとより、アラスカからオランダベルギーなどいろいろな企画がありました。ちなみに最も高い旅行はニュージーランド8日間の旅で798,000円でした。
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行きも帰りも途中談合坂でトイレ休憩。車いすを上にあげ乗り込んでリフトで1台づつ下すので時間がかかります。乗り込むのも同じです。トイレでは身障者用トイレでなければなりません。混んでいれば待ち時間が長くなります。普通の倍以上の時間がかかります。
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河口湖レークホテルで、入浴と食事
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食事の一部。
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河口湖へ行く途中天気は素晴らしく、雲一つない晴天でした。食事、入浴は富士レークホテル、中はバリアフリーに気を使っていて、身障者用トイレも数が多くなっていました。
入浴には入浴用のリフト付きの風呂があり、筆者もシャワーキャリーに載り、リフトに乗りかえ入浴しました。入浴の介助は3人がかりです。筆者は手すりがあれば一人で入浴できるのですが、今回はリフトで入浴しました。温泉入浴は2年ぶりです。
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入浴後、食事になりました。
和洋会席の食事は、前菜6品、温物(鰈の唐揚げの小茶碗蒸し)刺身の盛り合わせ、魚料理(鱒の開運焼き)洋皿(伝統のシチュウ)、煮物(タコ柔らかに)台のもの(豚のえのきだけ巻き、豆腐ほか)、青菜ご飯、留め碗(なめこ汁)、香の物、デザート等でした。筆者には量が多く残しました。
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ホテルから見た河口湖です。
行きも帰りも富士山が雲一つない天気の上、数日前に雪が降り雪の白さが目にしみました。道路にも雪がところどころ残っていました。帰りは同じ中央高速道を帰り6時半ごろ新宿に到着しました。写真は帰る途中の富士山です。バスの車内から撮りました。
クラブツーリズムではバリアフリーの旅に力を入れているようです。いろいろな施設が充実して、バリアフリー化していけば、高齢者や身障者が旅を楽しむことができ、行動範囲が広がっていきます。
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