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2016年6月

2016年6月30日 (木)

人間学研究所・実用的人間学研究会の2016年7月例会のお知らせ

人間学研究所・実用的人間学研究会合同2016年度第4回例会通知
  人間学研究所第125回例会、実用的人間学第85回例会通知
日 時 : 2016年7月21日(第3木曜日)18時より
テーマ:「民主主義の授業『生命か人間らしさか』報告」
 中学2年生という子ども期から若者期への転換期に、理科(生物)で、「生命」か「人間らしさ」かの学習の主題を選択する授業を行い、民主主義を体現してもらいました。生徒の反応はどうだったか。
講 師 : 岩田 好宏氏(人間学研究所副所長)
会 場 : 人間学研究所
        新宿区百人町1-3-17 佐竹ビル3階
問い合わせは
 
     木村廣子氏 
   112-0002 文京区小石川5-11-15-1001
     090-4064-5174

2016年6月26日 (日)

近況、1、「史的唯幻論で読む世界史」読書中、2、冷麺コサムへ行く、3、身障2級のままで

1、「史的唯幻論で読む世界史」を読書中
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 この本は2016年1月16日に、和光大学名誉教授の岸田 秀氏が著者で、講談社学術文庫(本体980円税別)から出版されたものです。この原本は、雑誌『大航海』第50号(2004年3月)~第61号(2006年12月)に連載された『新説世界史』でした。それに大幅加筆し、2007年の3月に新書館より『嘘だらけのヨーロッパ製世界史として刊行されたものです。
 ブログ筆者が思うに、他の本に関しての感想文は比較的簡単に書けますが、この本は、じっくり取り組む必要があります。なので最初は、イントロダクション部分だけを書いてみたいと思います。
 岸田 秀氏は1933年12月15日生まれ、現在82歳、精神分析学をもとにいろいろな分野に論評を加えておられます。1977年に書いた『ものぐさ精神分析』はベストセラーとなり、「人間は独特な本能が壊れた動物である」という観点から様々な「幻想論」を書き、1980年代の吉本隆明や浅田明らのニューアカデミズムの先駆的な役割を果たしてこられました。
 和光大学の教授を長く勤められ、2004年に和光大学の教授をやめられました。同じ和光大学の教授であった岩城正夫氏とは仲が良く、岩城先生が人間学研究所のメンバーでおられる頃にもよく岸田 秀氏についてのお話しをお聞きしました。幻想論を和光大学で話をいつもされていた後で、学生が、岸田氏を殴り、「これも幻想か」と聞いたというエピソードなどを、お聞きしました。
 ・
 先日、岩城先生からいただいたお葉書の中で、筆者に、ぜひ論評してもらいたい本として、『史的唯物論で読む世界史』を紹介されました。岩城先生のお葉書には、
「初め私はあまりに大胆すぎると思い疑問に思ったのですが、今は考え直して、真剣に取り上げるべきだと思うようになりました。しかし全面的には肯定しきれない部分があり、結論を出しかねています。(ブログ筆者に)ぜひ、一度目をとおしていただき感想などお聞かせ、いただけないでしょうか」
 と書いてありました。
 さっそく本を購入し本を読んでみました。
普通に本の感想をブログに書くときは、ポイントの概略をつかみ、比較的簡単に書くことができますが、この本の内容はそうはいきません。じっくりと取り組む必要があると感じました。
 岸田秀氏の論点の主要な裏付けとなっているものは、マーティン・バナール氏(1937―)の『ブラック・アテナ』(黒いアテナ)ー古代文明のアフロ、アジア的ルーツ」1987年刊です。バナール氏はロンドン生まれ、米コーネル大学教授。
2006年『批判にこたえる』
「古代ギリシャの捏造」2007年4月 新評論
「黒いアテナⅡ考古学と文書に見る  上下 藤原書房
などの訳書があります。
バナールの批判書はたくさんあるが、『黒いアテナ再考』レフコビッツ、ロジャース編などがある
 マーティン・バナール氏はJ・D・バナール氏の息子さんです。J・D・バナール氏は(1901-1971)はイギリスの著名な物理学者・歴史家です。研究の傍ら平和運動に取り組み、1955年に『戦争のない世界』、1967年には「『歴史における科学』を出版し、学生時代、人間学を始めたばかりのブログ筆者が多大な影響を受けたことが思い出されます。バナール氏は世界科学者連盟の副会長なども務められました。
 
 この本の主眼点は、裏表紙に書かれています。
 「古代ギリシャは黒人の文明であり、古代インド文明をきずいたとされるアーリア人は存在しなかった―。ヨーロッパ人が語る白人中心主義の歴史観が彼らの誇りを支え、今なお世界を覆っている(ギリシャの古代文明から、ヨーロッパ文明へと続く白人中心主義の歴史観がいかに誤っているかを示そうとするものです。)欺瞞と危うさを鮮やかにえぐりだし、その思想がいかにして成立・発展していったかを大胆に描き出す。史的唯幻論が、白人によって作り上げられた「幻想の世界史」を鋭く告発する。
 岸田氏は次のように話す、
 「黒人というのも一様でない。~純粋な黒人純粋な白人というのは、どうも幻想のようで、存在するかどうか疑わしく、こういうことも問題をなおさらこんがらからせている。
 私としては、古代エジプト人が黒人であろうが白人であろうがどうでもいいような気がしないでもないが、この問題は人種差別の問題と絡んでおり、、そしてこの問題に最初にこだわったのは白人たちであり、バナールはそういう白人の人種差別思想に挑戦しているのであるから、どうでもいいというわけにはいかないらしい。p38
 バナールの説は、ギリシャ文明がエジプト文明の亜流でエジプト文明が非白人の文明だったとすると、ヨーロッッパ文明の始祖は非白人だったということになるからである。」p39
「本書の内容」
1、差別が人種を産んだ
2、古代エジプト人は黒人だったのか
3、『黒いアテナ再考』を読む
4、唯幻史観と『黒いアテナ』
5、ギリシャを作ったのはエジプトか
6、ヨーロッパ文明は人類最高の文明!?
7、屈辱の連鎖としての歴史
8、ヨーロッパ製世界史の欺瞞
9、唯幻史観と「科学的歴史」
10、日本兵と唯幻史観
11、人種差別主義と反ユダヤ主義
12、白人とアーリア人
 いろいろな具体的な論点についての詳しくは、改めて書いてみたいと思います。(ブログ筆者)
追記:2016年7月3日
 とき時本を開いて、メモを取りながら本を読んでいます。現在11章を読んでいます。あと少しです。本が文庫版で字が小さく資料のところはさらに小さい字です。左目は眼底出血の後遺症で見にくく、本を読むときは、つぶっています。右目は脳出血のために右顔面麻痺があり、特に長く目を使うと瞼が痛くなります。メモも左手ですと、なかなかうまくいきません。
 うまくまとめられるか不安です。
 
2、冷麺の店、「コサム」へ
  お土産に「カンホドンチキン678」のチキンを
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(調理室のある奥の方です。時間が遅く、天気も悪かったので、お客さんは少なめでしたが、いつもはもっと混んでいるようです)
6月21日(火)のお出かけの日に、ヘルパーの斉藤さんと、テナントさんの入っている第3サタケビル1階の、冷麺のお店、「コサム」冷麺専門店に行ってきました。(新宿区百人町1-1-26、第3サタケビル1階。)ここのお店は今まで、カフェが入っていましたが、閉店し、2階で、「カンホドンチキン678」のお店をやっていたところが、このたび1階も冷麺専門のお店としてオープンしたものです。
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冷麺には普通の冷麺と、水冷麺があります。写真は水冷麺です。100%サツマイモのでんぷんで作っているそうです。硬いのでハサミで麺を切ります。冷麺には冷麺だけのもの(880円)と、豚のやき肉がついたもの(1180円)と2種類があります。
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このお店には、冷麺のほかにも、いろいろな韓国料理を扱っています。上の写真は牛肉を焼いた和牛スユック(1880円)です。隣のキムチのような野菜と食べるとおいしいです。豚肉をいたものもあります。他に餃子や韓国料理各種が食べられます。
2階の「カンホドンチキン678」は2階で、階段で上がれなかったのですが、今度は1階なので行けることになったのです。本当は先々週の火曜日に行く予定だったのですが、雨が降りいけませんでした。今回もあまり良い天気ではありませんでしたがなんとか降られずに行くことができました。
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 1階で冷麺を食べているとき、2階のチキンを頼みました。
 2階のお店で作っている、カンホドンチキン678のお土産のセットです。鳥半羽分です。夕飯に2人で食べましたが、結構おいしく食べでがありました。下で頼むと割引をしてくれました。
3、身体障害者2級の認定のままでした
 身体障害者手帳は2014年5月27日に2級身体障害者として認定されていました。その後2年が経過して、障害の状況に応じて判定のし直しがあります。
 2年間が経過して、だいぶ改善されましたが、1級になってしまうと、医療用のベッドが障害者保険の対象外となるなど、まだまだ医療用ベッドがなくても済む状態になっていません。全体として障害者の等級を下げる動きがあるということで心配していましたが、何とか2級のままで認定してもらいました。次の判定の時までには、能力の改善がみられるようになりたいと思っています。

2016年6月18日 (土)

電動車いすで1泊旅行、ディズニーシーと翌日花めぐり まだまだ車イスでの旅行大変

 車イス生活から、2年半ほどが経過し、1泊旅行は昨年息子と家内にに箱根へ連れて行ってもらいました。旅行会社の旅行は、日帰りで河口湖まで行ってみました。今回は旅行会社クラブツーリズムの企画で「東京ディズニーシーと紫陽花・菖蒲の花めぐり2日間」というのに行ってきました。費用は2名1室で1人68000円です。
1日目、ディズニーシー
 一泊目、6月16日(木)は、東京ディズニーシーで1日遊び、夜はオフイシャルホテルのホテルオークラ東京ベイに泊まり、翌日は松戸の紫陽花で有名な本土寺へ行き、柴又で昼食、その後堀切菖蒲園に行くというコースです。いづれも初めて行くところで、日程もゆったりということで行ってみることにしました。
 朝8時半にツアーデスクのある京王プラザホテルに集合です。参加者は旅行補助者も入れて5組9名で補助者1名は1日で帰りました。最少催行人員は10名となっていますので、直前に中止の方が何名か。いたようです車いすをのせられるリフト付き大型バスで運転手、バスガイドさん添乗員付きなので、これでは採算が取れないのでは、と心配になりました。新宿で4名、途中の上野駅で5名参加しました。上野駅に着いた頃はかなり雨が降っていました.ところが大降りしたのはそこだけで、予報ほど雨に降られませんでした。翌日は一転して暑いほどの晴天でした。
 東京ディズニシーは初めてで、丁度開園15周年記念だそうです。隣のディズニーランドも息子が中学生ぐらいに行ったきりでその後行っていません。11時すぎごろにディズニーシーに入園しました。入場料はワンデーパスポート7400円です。旅行費用に含まれます。
 みなでそろって、入口近くの12時開演のブロードウェイ・ミュージックシアターへ行きました。歌とダンスでミッキーマウスなどもでるショーです。2階席もある大きな劇場です。車いすの障害者は優先で前から2番目の席でした。なかなかとれない席だと添乗員さんは言っていました。ショータイムは30分間で前の席ということもありなかなかの迫力でした。
 ショーの後昼食はまとまって食べましたが、いろいろ店は結構混んでいて、少し値段の高いレストラン6店は予約制です。結局予約の必要なないサンドイッチ、飲み物、ポテトフライのセットを食べました。その後は電動車いすの電気容量も心配で家内と私は皆と別行動にしてもらいました。
 アトラクションの場所は、ポートディスカバリー(未来のマリーナ)、アメリカンウオーターフロント(ニューヨークの港)、メディテレーニアンハーバー(南ヨーロッパの港町)、ミステリアスアイランド(火山と秘密基地)、マーメイドラグーン(人魚姫の海底王国)、アラビアンコースト(アラビアンナイトの世界)、ロストリバーデルタ(中央アメリカの古代文明)、の7つのゾーンに分かれます。それぞれのコーナーにアトラクション、ショップ、レストランがついています。
それぞれにいろいろなメーカーがスポンサーがついています。ちなみに最初に見たショウは、日本航空の提供でした。
 ショップは何店か見ましたがお土産に買ってくるようなものはありませんでした。若い人たちだけでなく、結構、我々のような年寄りもいるので、そういう人向けの店が1店ぐらいあってもいいのではと思いました。
 まずトランジット・スチーマラインという蒸気船型の乗り物で、入口の反対側の、ロストリバーデルタまで行きました。乗り物はすべて車いすは優先的に早く乗れます。
 船を下りたところは結構高い人口の火山にちかいところでアップダウンがかなりきついところでした。天気はまずまずでもっと雨が降るかと用意してきたのですがあまり使わないで済みました。
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こんどの旅行参加者です。小人数です。
 アラビアンコーストを見て回り、大きな魔法使いなどの周りに人が集まっていました、その後、唯一乗ってみたいと思ったミステリアスアイランドの「海底2万マイル」というアトラクションに乗ろうとしたら、点検中でお休みだそうです。他の参加者も話していましたが、結構お休み中のアトラクションは多かったようです。スリルのありすぎるアトラクションはやめておきました。
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モノレールからのディズニーシーの池の眺め。
 その後園の中心を走る、エレクトリックレールウエイに乗り、少し高いところからディズニーシーを眺め、着いたところでまたすぐ帰りの電車に乗りました。待っている時間がすかなく助かります。3時過ぎにおやつを買いました。その時に火山の爆発のショウがありました。
 4時過ぎに電動車いすの電気容量も心配で早めに、退園することにしました。ホテルで充電して再度入場できるように手にスタンプを押してもらいました。他の人たちは夜のパレードも小雨の中見たそうです。本格的に回る人は予備のバッテリーを持っていくそうです。
 あまり、周らなかったつもりだったのですが、家内の歩数計はホテルに戻ってきたとき12000歩だそうで、電気容量は40%から20%へ変わるあたりでした。
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宿泊したホテルの窓からの眺め。左側がディズニーランド入口。左端の方の少しとがった建物がシンデレラ城です。
 
 宿泊ホテルはオフィシャルホテルのホテル・オークラ・東京ベイでした。モノレールのディズニーシ―の駅に乗って3つ目のベイサイドステーションの駅で降り、すぐ前のホテルでした。
 結局疲れてもいたので、夜のパレードは行かないことにしました。食事は和食のセットにしました。
・・
2日目。紫陽花、アヤメ、花菖蒲めぐり
 17日は天気が良く、真夏のようでした。ホテルの出発は朝ゆっくり朝10時です。最初は紫陽花の本土寺へ向かいます。本土寺は日蓮宗のお寺で、有名な池上の本門寺などとゆかりのある寺です。千葉県の松戸にあります。別名紫陽花寺ともいわれます。
 しかし、流山市を通っていく予定が、クラブツーリズムの大型バスが通れず、そこから大回りして柏市の方を回っていくことになりました。ホテルを出てだいぶたつので柏駅でトイレ休憩を取りました。そのために本土寺の到着はだいぶ遅くなりましたが、話には聞いていましたが新しい巨大ビル、マンションが立ち並ぶ柏駅周辺を見ることができました。
 本土寺は長い参道があります。そこを車いすで進みました。昔は大きな寺だったそうです。確かに境内の中の紫陽花(アジサイ)は素晴らしく、なかなかたいしたものでした。おみくじがあり家内に引いてもらいましたが9番の大吉でした。おみくじは研究用に今までのおみくじを保管してあります。あらためてブログでごしょうかいします。参道の途中に何軒か漬物いろいろやいろいろ珍しいものを売っている店がありました。ここは紅葉もたくさんあり秋も素晴らしいだろうなと思いました。
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本土寺の山門です。
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ちょっと白っぽい画面になってしまいました。本土寺の5重の塔と紫陽花です。
 昼の食事は3時ごろと大幅に遅れました。葛飾柴又の川千家というところで、ウナギのかば焼きを食べました。本格的なウナギのかば焼きは久しぶりです。時間があれば、帝釈天にも寄ってみたかったです。
 最後の訪問地は堀切菖蒲園のアヤメや菖蒲です。初めて行きました。入場無料で、200種6万株のいろいろな種類がたくさん植えてあり、丁度見ごろで見事なものでした。
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堀切菖蒲園の花菖蒲。
 帰りは、比較的スムースに上野、新宿とついて、5時半到着の予定が夕方6時ごろ解散となりました。
添乗員の茂木(モテキ)さんはなかなか親切で好感が持てました。またバスガイドの方も明るく好感が持てました。コース違いで遅くなり申し訳ないと、御茶や草団子やいろいろなお菓子の差し入れがありました。
電動車いすでの旅行
 電動車いすでの参加は私だけで後の方はヘルパーさんが車いすを押していました。ディズニーシーは結構アップダウンが多く、石畳の道も多く車いすでは大変です。
 旅行では、車いすからバスの座席の移動があることと、トイレへ行くのが大変です。トイレは一応身障者用となってはいても千差万別です。病院では右麻痺用、左麻痺用と別れています。筆者は右麻痺用なので右でバーをつかみ左手でズボンの上げ下げなどをしますが、外は右左の区別はなく、だいたい車いすでトイレに入ってから向きを変えて、壁側に座らず、車いす側に座りなおします。なかなかスムースにいかない場所も多く、その場合は家内に応援を頼みます。本当にアリアフリーで使いやすいところは新しい施設は十分ですが、旅行先ではまだまだです。
 

2016年6月 8日 (水)

岩城正夫先生から、「鳴子こけし風お地蔵さん」を送っていただきました

「鳴子こけし風お地蔵さん」を送っていただきました。

 

 
2016年6月7日、岩城正夫先生から、鳴子こけし風木像の第2弾、「鳴子こけし風お地蔵さん」を送っていただきました。

 

 木像にお手紙が添えられていて、この木像の経緯も書かれておりました。大変興味深いお話しなので、皆さんにご紹介します。

 

 すでに2015年12月30日の「こういちの人間学ブログ」で、「鳴子こけし風ネコの木像、セルフメイドの世界ついて」ご紹介しました。前のお手紙でも、次にチャレンジする木像のことを書いておられましたが、半年ぐらいで次の木像を作られるのは大したものです。

 

 お手紙には今度の作品で新しい発見をしておられるので、とても興味深く、皆さんに、ぜひ読んでいただきたく、文章をそのまま掲示させていただきました。以下、岩城先生のお手紙の文章です。

 

岩城先生のお手紙から

 

 こんどの作品作りで驚きつつも反省しましたのは、柔らかい木材(ヒバ―アスナロ)だけでも鳴子こけしが作れるとわかったことです。同封の地蔵尊はヒバ材だけで作ってあります。前回の説明文で私は、柔らかい木材で鳴子こけしは作れないと書きましたが、それは誤りであるとわかってしまいました。その点反省しています。

 

 じつは前回のネコ木像では首の部分だけは硬い木材を使いました。つまり、猫の顔を彫ってから下部に穴をあけ、首に相当する部分だけ硬い木材をろくろで切削しそれを頭の下から差し込んで接着剤で固定し、24時間おいて完全に固まってから胴体の穴に差し込むという、大変手のこんだ作業をして完成したものでした。しかし今回は本来の鳴子こけし同様、彫れた顔(下部には当初から首の部分が削られている)を胴体に差し込んで完成という単純な手順で作られたものです。しかも軟らかい木材だけの使用でです。

 

 思い返してみますと鳴子こけしを作り始めたのは2007年ごろと記憶しますから、それからずっと8年間以上ものあいだ柔らかい木材だけでは鳴子こけしは作れないと思い続けてきましたので、今回の体験は驚きと反省と嬉しさとが混在したものです。何度試みてもできなかったことがなぜ今になってできるようになれたのか、興味深いものがあります。

 

 それによく似た体験が思い出されました。40年前、何百回にもわたってキリモミ実験をしても火は絶対に起きなかったのが、7年間ほどの失敗続きの体験後、あることがヒントになってとうとうキリモミ式発火法に成功したときのことです。

 

 それはともかく、私の最終目標は「鳴子こけし風弥勒菩薩」つまり女性顔の木像なのですが、女性の顔はとても難しく、その前に2~3作ほど習作を試みたいテーマがあります。それら習作が出来上がったらまたご報告します。

 

「鳴子こけし風お地蔵さん」の写真

 

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大変優しい顔のお地蔵様の顔です。

 

 

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前にいただいた、ネコの木像と並べて写しました。よくこんなに細かく彫れるものですね。

 

お礼の言葉と、感想

 

 お手紙の末尾に前回、送っていただいた、「鳴子こけし風ネコ木像」に対して、「こういちの人間学ブログ」でご紹介したことと、岩城先生の書かれた「セルフメイドの世界」という本のご紹介に対して岩城先生から御礼の言葉をいただきました。

 

 「鳴子こけし風ネコ木像」、「鳴子こけし風のお地蔵さん」また、「火おこしの方法」でも、おいくつになられても、いろいろチャレンジして、その結果新しい発見をされている、そのあくなき探究心は敬服に値します。今度は、いよいよ「鳴子こけし風弥勒菩薩」にチャレンジされるのですね。すばらしいことです。「お地蔵さま」と同じように素敵なお顔になるのでしょうね。期待してお待ちしています。

 

 まだ前回のブログをご覧いただいていない方は、よろしかったらぜひ下記へアクセスしてください。

 

 
「岩城正夫先生から『鳴子こけし風ネコの木像』を、送っていただきました。『セルフメイドの世界』について」2015年12月

 

 

 

岩城先生のお名前で検索すると、このブログが上位にランク付けされているので、多くの方々に読まれているのではな以下と思います。興味ありましたら、ぜひご覧ください。

 

「原発と核兵器の問題岩城正夫氏の先見性『核武装のための原発論』」2012年7月

 

 

 
 また、お送りした「人間学研究所年誌2015」とそこに書かれていた拙文「ネアンデルタール人などと私たち人類」も読んでいただきました。ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

2016年6月 5日 (日)

野生動物の(特にイノシシ)増大、原発事故の福島と人口減の農村

2016年の3月6日にNHK「原発事故5年目の記録が放送され、6月4日(土)に後編「無人の街は今」が再放送されました。たまたま後編だけをテレビで見ました。
 福島での原発事故が起きてからすでに5年が経過しました。放射能量は事故直後より減少していますがまだまだ高い放射能量です。
 原発事故により空き家となった家と取り壊した家は4万棟に達します。避難している人は7万人。住民避難のため無人地帯は東京23区の1,5倍の広さとなっています。
 前編はYou Tubeでみました。前編は「被爆の森」。今や福島の避難区域は野生動物の王国と化している。2011年の原発事故以来、少しづつ放射能は減少してきている。しかし2015年8月現在、元の放射能量の65%程度ぐらいにしか減少していない。まだまだ100マイクロシーベルト以上のところが多い。世界中の学者が研究をしている。チェルノブイリで は精子の異常がみられる動物が増えている。福島でもすでにテェルノブイリと同じ現象が起きている。日本野鳥の会の調べではツバメの尾羽が左右違っている個体が現れている。またレントゲン撮影をすると放射能で汚染された虫を食べるため、内臓部分に放射能が集まってきている。
 
 福島大の奥田圭氏(福島大特任助教)事故後の哺乳動物の活動を研究テーマにしています。野生動物は、イノシシ、アライグマ、ハクビシン、サル、ネズミ、キツネ、ネズミなど多様になっている。空き家になった家にいろいろな野生動物が住みついています。
 今や野生動物の天国になっています
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イノシシが最も多く1500頭以上。以後ニホンザル、タヌキ、ハクビシンキツネなど。
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アライグマの撮影回数726回
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2015年の時の放射線の状況 。2013年当時よりは減っているがまだ高い放射線量です。
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イノシシに発信機をつけて、行動を見る。赤い丸で囲ったところが特に集中しているところ
 増えた野生動物の駆除も困難を極めています。イノシシなどを撃っても、放射能汚染のためにその肉を食べることはできない。処分は猟師に任されているが大きな負担となっている。
 南相馬地区で根本こういち氏は稲作を再開しました。田んぼの稲に放射能の影響なしとなったが、稲を守るため野生動物とに格闘している状態です。特にイノシシの害が多く、電気柵で守っている状態です。
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発信器をつけたイノシシが通った道筋。特に集中しているところがある。
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人や車を恐れず、工事車両のすぐ近くまで来ている。
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道路を横断するイノシシ。子どもも連れて11頭で行動している群れもあった。
 自宅までイノシシに入られている。また、ハクビシンが自宅の天井に住みついている。
 避難地域に特にイノシシが多い。富岡町の駅の周辺にも多数。減る気配なし。人を怖がらない。牙が鋭いので人身事故が起きないか心配。
富岡町の、安藤さん家に帰る準備をしているが、自宅が野生動物に荒らされて元に戻すのが大変。鮭の養殖をしていたが、今年鮭が富岡川に戻ってきた。
 奥田さんは自宅になっている柿の木を切り倒しました。野生動物を引き寄せることになるからです。
 このような状況では、帰還してもよいと言われても、イノシシがわが物がをに走り回っている状況では、危なくて実際はなかなか帰れないということになります。
付記、1、「耕地の子どもの暮らしと遊び」高橋喜代治氏の本~」
  2016年5月29日
 ブログを書いたばかりですが、秩父の山間部の限界集落における、野生動物の状況が、福島と同じような状況なので書いてみました。
高橋喜代治さんが自宅の庭に、柿の木を植えようとしたところ、熊が来るかもしれないので、おっかないので植えないでくんなと言われた。空き家にイノシシやハクビシンなどが住みついている。
付記、2、「原発事故2年、福島をたずねる。帰還困難地区の浪江町請戸へ」
  2013年5月9日
 筆者は今から3年前、原発事故から2年がたったころ、最も放射線の汚染がひどい浪江町の山間部を通った経験があります。そこから浪江町請戸港に行きましたが、その当時についての記録です。
 

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