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2017年1月23日 (月)

後漢光武帝のドラマ「秀麗伝」が1月よりCSで始まります。史実と違い違和感が

 2017年1月23日(月曜日)の夜11時から、後漢初代皇帝光武帝とその皇后、陰麗華のドラマ、「秀麗伝」が始まります。
 23日の毎日新聞朝刊のテレビ欄にカラーの広告が載っていました。
放送はスカパーCS305チャンネル銀河で韓国や中国のドラマなどを多く放送しています。
 加入料0円でチャンネル銀河が月1069円で見られますということです。今日の分と24日昼1時からの第一話が無料放送と宣伝しています。
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 日本初放送だということですが、中国のドラマをこれだけ大きく宣伝するのは、珍しいことです。50回の放送で月曜から金曜日まで、放送します。夜11時からということが普段10時ころに寝てしまう身から見ると厳しいです。録画をする準備をしました。午後1時から2時再放送するようです。
 光武帝は私が書いた小説「第五倫伝」(旧、人相食む)の中でも重要な役割を果たします。
「秀麗伝」という名前は、光武帝が「眉目秀麗」と言われたことから来ています。陰麗華も絶世の美人で、まだ皇帝になっていなかったときにあこがれた美人でした。
 ドラマでは、光武帝と、陰麗華の恋模様が中心となるでしょうが、貧しい身から皇帝にまで上り詰める、光武帝の人間的魅力も描かれるはずです。皆さんもぜひご覧になってください。
 原作は中国の小説「秀麗江山」 李 シン、をプロデューサー、ルビー・リンが制作
 2014年 中国作 陰麗華にルビー・ツー、劉秀にユアン・ホン
 陰麗華が男装して劉秀と戦うなどだいぶ創作しているようだ
 また今日見た感想をここに追記いたします。
1月24日、テレビを見た結果を書いてみます。
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眉目秀麗と言われた、光武帝劉秀。若い時「くらいにつくなら執金吾(警視総監にあたる、きらびやかな服装だった) 妻に娶らば陰麗華」といったという。
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追ってくる軍から逃げる劉秀を守るために、陰麗華は獅子奮迅の働きをする。
史実にはそのようなことはない。主役は劉秀より陰麗華のようだ。
25日、第2話をテレビで見て、第3話以下の話のあらすじをインターネットで読みました。
大筋は、後漢書の記述と極端に変わってはいませんが、主役が陰麗華で活劇が主体であることは、まったく違います。ドラマですから仕方がないのでしょうが、立ち回りなどもなんとなく韓国歴史ドラマを思わせます。
 後漢書では、劉秀は早くに父を亡くし(自殺)叔父に養育されます。太学に行きますが、お金がなくロバを共同で買いそれを賃貸しして学費にするほど困窮していました。
 陰麗華が太学の同級生ということも作り話です。劉秀が郷里に帰ってももっぱら劉秀は農民としての仕事をしていました。農家で馬がなく、自宅の牛に乗って軍に参加したという話は有名です。新野尉を殺害して馬を得たとあります。
王莽の末期の時代は私の小説「第五倫伝」(旧題ー「人相食む」)にも書きましたが、人が人を食い、盗賊が跋扈し、人口が激減した時代です。そういう悲惨な状態が表現されず、大豪族のきらびやかな生活だけが表現され、違和感を感じました。
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 手製の空を飛ぶ道具を使って、飛ぼうとする陰麗華。すごいおてんばむすめということになっているが、当然そんなことも作り話。
この時代は王莽の時代で、戦乱の世で人口が激減している時代であるはずなのに、みんなきらびやかな衣装である。
 劉秀は畑を耕す農民の暮らしをしていた。兄が兵をあげたとき、農耕用の牛しかいないで、牛に乗って参加したと言われます。
 主役は陰麗華で、小説として脚色してありますから、後漢書によるイメージでいると、気にいらないようになるかもしれません。
2話見ただけですが違和感が多いです。作風が韓国ドラマみたいです。
「こういちの人間学ブログ」でも、カテゴリー「第五倫伝 ~」に小説を転記しています。そこを開くと飛び飛びですがいろいろ書いてあります。2016年12月29日の「9章 第五倫、光武帝と会う」も参考にどうぞ
◎後漢書は長い間、全訳がなく、中国語の全集しかありませんでした。初め小説を書くために、中国語の後漢書全冊を買いました。中国語を勉強し、和訳もしました。
 2001年ごろに、相次いで後漢書の邦訳が出そろいました。岩波版と及古書院版です。両方とも必要なところは購入しましたが、岩波版は漢文と訓読のみで、及古書院版は漢文、訓読、現代語訳があり便利でした。
 「全訳後漢書」 本紀1、光武帝紀~和帝 2001年12月26日発行
 1-2冊 本紀 3-10冊 志 11冊ー18冊 列伝 となっています
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後漢書 光武帝紀 及古書院版
2017,2,2 追記
 後漢書の光武帝紀と違うと書きましたが、結局、テレビを見ています。後漢書とドラマが違うのは、三国志と三国志演技が違うのと同じで、仕方がないのでしょう。
 陰麗華役の女優は今度中国人と結婚する、卓球の福原愛とよく似ています。
2017.2、10 追記
 今日は前半の山場、昆陽の戦いです。面白いので続けてみています。
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ドラマ終盤と感想
3月28日第45話。 全50話のドラマももう終わりになります。結局ずっと見てしまいました。
光武帝の最初の皇后は史実では真定王の姪の郭聖通で、皇后を廃され、皇太子も変わります。光武帝は郭聖通と王子だけで5人もうけました。母は郭氏で真定王の妹です。真定王は景帝の7代の子孫です。真定王が謀反の疑いで殺されたあとも郭聖通は皇后となります。郭聖通の弟は郭況は慎み深いと言われました。16才で黄門侍郎となっています。
 郭聖通は次第に精神的におかしくなり、建武17年に郭聖通は皇后を廃されます。皇太子も変わります。
 
ドラマでは皇后は過珊とう(丹というヘンに杉のつくり )となっています。母親の過主と兄の過康とも多くの政敵を殺す相当な悪者になっています。
3月31日の昼49話です。夜11時からは50話最終回です。4月1日、昼最終回を見ます。
4月1日土曜日はやっていませんでした。
 光武帝についての小説やドラマはいくつかありますが。私が書いた小説「人相食む」~「第五倫伝」とはだいぶ、違います。私の小説では光武帝から明帝、章帝、和帝の4代の皇帝の時代について書きました。
 主人公は3代の皇帝に仕えた名臣、第五倫が主人公で,紹興周辺出身の謝夷吾、鄭弘、王充が重要な役割を果たします。
 第五倫は王莽の混乱時代は一族が餓死する寸前までになります。人が人を食べざるをえない厳しい時代を生き延びました。人口が激減しました。秀麗伝では、そういう状況は描かれていません。
 劉秀は宮廷の経費を切り詰めて、木簡に細かい字を書いたり、宮廷の道具をほかの宮廷に使っていたのをまたつかったりして切り詰めます。建武6年に人口が減っているにも関わらず残っていた10の国を廃止し400余県を統合した。外国と仲良くなり警察ていどをのこして軍隊をなくします。また不要な役人も減らしました。辞めた軍人や役人には生計が成り立つように配慮した。そして税金をおもいきりやすくします。元元(民衆)を第一とする、ということは、ドラマでも少し出てきました。
 劉秀は皇后の一族の位をあげないようにします。それは陰皇后もよくわきまえていました。息子の皇太子も質素で民衆を大切にするよう教育しそれは4代皇帝まで続きます。光武帝の後の明帝も馬皇后が大変優れた皇后でした。
 しかし第五倫、鄭弘が三公となった素晴らしい時代の、章帝が死ぬと皇后の一族の専横が始まります。
 秀麗伝は光武帝の善政も少し描きますが、戦闘場面と、過皇后(ドラマのみ)一派との闘いが中心です。陰麗華を主人公として前面に押し出すためかなりフィクションを加えていました。
 
 

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