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2017年4月25日 (火)

米アースデー、米政権に抗議 正義の味方?の地球温暖化論者と日本のマスコミ

 歴史上、誤った認識が支配し、正しい考え方が弾圧されてきた例は、たくさんある。
1つは天動説と地動説である。キリスト教の権威に支えられた天動説は、ガリレオなどの地動説を弾圧してきた。ダーウインの進化論もやはり初めは弾圧された。今でもキリスト教の1派は神による創造を信じています。
 最近の論争は地球温暖化問題である。「人為的二酸化炭素地球温暖化仮説」普通、これを略して「地球温暖化論」と呼ぶ、一方それに対して様々な角度からその理論に対しての疑念を表明する立場を、「地球温暖化懐疑論」と呼ぶ。
 ゴアが地球温暖化の危機を叫び、ノーベル賞を受賞したころは「地球温暖化論」はピークに達した。ブログ筆者もゴアの「不都合な真実」のDVDを買ってきて、地球温暖化の危機を感じたことがあった。
 一方では、気象学者の根本順吉氏の、「CO2が地球温暖化の原因であるというのは誤りである」という話を聞いていました。
 ところが、アメリカのトランプ大統領の登場により、少し風向きが変わってきた。アメリカの共和党はもともと「温暖化論懐疑派」であった。前大統領のオバマ氏は熱心な地球温暖化阻止論者であったが、大統領が代わりがらりと様子が変わってきた。
 ロシアのプーチン大統領も「懐疑派」である。宗主国のアメリカ大統領が「懐疑派」になり、日本政府と地球温暖化論者には痛手である。
 しかし、こと温暖化に対しては、安倍自民党政府も、前民主党政府も、温暖化論者であり、マスコミも日経も毎日も赤旗も、CO2削減を声高に叫ぶ。おそらく読売、朝日、産経もそうであろう。
 日本においては地球温暖化阻止を叫ぶことが正義の味方であり、懐疑論者は炭素を増やす悪徳業者に味方する悪の学者たちとその仲間ということになっている
『科学のための行進』が「アースデイ」の4月22日に、アメリカのワシントンをメイン会場に、世界600か所以上(主催者発表)で行われました。日本でも4月22,23日(土日)に開催された。
◎主会場の代々木公園には毎年10万人が集まるそうですが。その様子を書いたものが見当たりません。
 毎日、日経、赤旗の4月24日(月、朝刊)の記事を比較しながら、日本のマスコミの立場を明らかにしたい。
毎日新聞の記事
5面社説
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米国の温暖化対策見直し
排出大国の責任忘れるな
 世界全体で協調し、地球温暖化対策に取り組むことを定めたパリ協定に逆行する行為だ。世界第2の温室効果ガス排出国の責任が問われる。~
各国はトランプ政権の身勝手な対応に踊らされず、団結して、温暖化対策に取り組んでいくべきだ。
 そもそも、米国の石炭産業の衰退は市場原理に従ったものだ。米国内では、石炭火力発電はガス火力発電よりコストが高い。再生可能エネルギーも低コスト化が続き、この分野の雇用者数は石炭産業を上回る。
 米国が温暖化対策で主導権を手放せばインドや中国などの新興国の存在感が高まる。
温暖化対策の後退は米国の国益を損なう。日本は各国と連携して米国に軌道修正を働きかけるためにも、自らの目標達成に向けた道筋をしっかり描く必要がある。
1面の記事
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地球を科学を守れ、アースデー 米政権に抗議 ワシントン 國枝すみれ
ホワイトハウス前には15000人が集まった。主催者発表
『科学は本物、トランプは偽物』、「トランプ政権は科学を攻撃している」
トランプ大統領は「経済成長が環境保護を加速させる。雇用は重要だ」と持論を発信し、環境政策を見直す考えはない姿勢をしめした。
◎デモに参加する人々は、温暖化論で利益を得ている科学者、環境保護団体などが集まっています。
 毎日新聞は社説にも書き、1面に, カラー写真付きで報じています。温暖化論はもう確定した科学的事実だという立場で報じています。知らない人は、温暖化論は正しくて科学的事実だと思い込まさせられます。そして毎年1兆円からの膨大な予算を温暖化防止?にかけていることの無駄を知らせないようにしています。
日経新聞の記事
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4面 4段 科学者抗議デモ  ワシントン川合智之
科学者らはホワイトハウス前で「温暖化は事実だ」「科学を黙らせることはできない」「米国に賢さを取り戻せ」などのプラカードを掲げ、行進した。主催者発表では科学者デモは世界の600か所強で実施。トランプ氏は温暖化を「でっち上げだ」と主張するなど科学軽視の言動を繰り返している。科学技術予算を大幅に削減する方針を示し、科学者団体や環境団体などが懸念を表明している。
◎温暖化をでっち上げだと主張することが、科学を黙らせることになるのでしょうか。温暖化(人為的二酸化炭素地球温暖化仮説)=科学軽視という公式はあくまでも温暖化論者だけに通用するもので、いろいろな言説、資料を見るたびに温暖化論こそが非科学的だ思えるのですが。でも日経新聞が一番記事が少ないのです。
しんぶん赤旗の記事
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14面トップ
科学に基づく政治を、世界600か所で学者ら行進
アースデイ"温暖化でっち上げ”発言に抗議
(ワシントン=池田 晋 写真も)
気候学者のマイケル・マン氏ら各地の大学教授や研究者らが次々にステージに上がり「科学の否定は民主主義の否定だ。地球規模の気候変動は真実だ」「科学との戦争はやめよ」などと訴えました」参加者は「沈黙ではなく科学を」「(地球に代わる惑星Bはない」「地球をもう一度偉大に」と訴えるプラカードを掲げ行進。
世界最大規模の学術団体、米科学振興協会(AAAS)も支援団体に名を連ねました
「トランプ氏が所有する高級別荘の)マールアラーゴだって水没する!」と書いたプラカードを手に行進した米海洋大気局(NOAA)の男性職員は「政権は関連省庁のポストに充てていると同僚からも心配の声があがっている」と批判しました。
◎カラーで大きく載せています。この赤旗の記者、池田晋氏は手放しで、温暖化論を支持する立場から書いています。また編集部もそれを支持している。ともかく「温暖化で別荘が水没する」なんて言うプラカードのことを無批判で記事に書く無知さには驚くほどです。すでに二酸化炭素はどんどん放出されているのに21世紀には地球の気温は上がっていないこと。今後むしろ気温が下がる可能性が高いことなど知っているのでしょうか。CO2の増加により温暖化より地上の緑が増加していることなども、知っているのでしょうか。
 日本ではこのようにして官民挙げて、党派の違いを超えて温暖化論の立場です。温暖化論は日本の財源を大量に無駄遣いしています。どこかの党派が温暖化論懐疑論に回らないものでしょうか。
15年後に地球が寒冷化?太陽の観測からー地球温暖化の歪曲から、田中宇氏
2017年4月26日追記 「イチロウ」さんのコメントをぜひお読みください。
 イチロウさんから、貴重な資料のコメントをいただきました。ぜひお読みください。
環境省の2014年施行28年に最終税率の決まった「地球温暖化対策税」について、2件
2013年の112年ぶりのエジプトに積雪 スフインクスが真っ白
2016年11月に東京に54年ぶりに初雪
2030年までに地球はミニ氷河期入りか,2015年7月、バレンティナ・ザーコバ教授が発表
田家氏の小氷期における日本の飢饉の発生
追記、イチロウさんに教えていただいたDIAMOND ONLINの表を出させてもらいました。
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専門家でも主張真っ二つ!
温暖化・異常気象をめぐる4つの論争
1、ミニ氷河期論争
 天文学者vs 気候学者
2、南極の氷増加論争
 NASA(米航空宇宙局)vsIPCC
3、ハイエイタス論争
 温暖化懐疑派vsNOAA(米海洋大気庁)
4、ホッケースティック論争
 温暖化懐疑派vs古気候学者
5月4日追記 日英米の国民意識調査
(「地球はもう温暖化していない」深井 有氏 平凡社新書から)
 
170504_182901
19ページの資料2007年から2008年、2014年のギャラップ調査と、2013年に行われたビュー研究所の調査結果の抜粋
温暖化は人為的な原因に依るか。温暖化は脅威かについて、 米英は年々下がっている。
日本の数字はとびぬけている。日本は特殊な国  日本の常識は世界の非常識
 

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地球温暖化論批判」カテゴリの記事

コメント

イチロウ様

 たいへん素晴らしい資料を次々にありがとうございます。大変勉強になります。ダイアモンド・オンラインの「専門家でも主張真っ二つ!」という表はわかりやすいので、追記で入れさせてもらいます。

 世の中には、内心もう温暖化論が破たんをきたしていると思っても口に出さないものと、本当にそうだと思い込んでいる人とがいるでしょうね。

 2030年ごろの小氷期に入ってきて、温暖化説が完敗するまで生きていたいと思いますが、小氷期で世界がひどい打撃を受けるのを見るのも嫌だなということもあります。その前にも寒冷化が進みそうですけれどね。

早速読まれたのですね。 「恐怖の存在」を。

米国を始めとして、欧米では、気候変動に関わる議論が盛んですので、日本のように温暖化論に異議を唱える者を差別することはありません。 

日本でも、最近では、一般報道でも異論が見られるようになって来ました。

今は温暖化?寒冷化? 常識を覆す新説が続々登場 週刊ダイヤモンド2015年12月5日号特集「暴れる地球」より Diamond Online 2016.9.22
http://diamond.jp/articles/-/101427

科学的事実は、日本の一般報道でも無視出来ないので、一部は報道されます。 あくまで一部ですが。

始まるか北半球の寒冷化 世界の平均気温は、上昇停止している 産経デジタル 2013.10.20 11:58
http://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/131020/lif13102012030010-n1.html

でも、温暖化論を唱えて居れば、お金になるので、大方は、温暖化詐欺に味方するようです。 分からないのは、共産党等も同様に温暖化論を科学と信じることですが、資本主義の矛盾の所産で地球環境が汚された、として政治変革の必要性を説く手段にする思惑があるのではないか、と疑ってしまいます。 これは、政治的意味が濃厚な温暖化論と言えるでしょう。

EU等を始めする先進諸国には、低価格の製品輸入を阻む意味合いからの非関税障壁として温暖化論を利用する意図もあります。 そのためには、例えば、ISO等の環境規格をも利用し、EU諸国への製品輸出時には、同規格認証が必要とするのと同様の意味合いがあるのでしょう。 あのような規格を導入してCO2を削減した処でどのように地球環境保護に利するのか意味不明ですのに。 前提の「科学」なるものが実際に科学として証明されていない以上は、意味がありません。 これは、経済的意味がある温暖化論の利用形態でしょう。 トランプ大統領の咆哮よりも洗練された企み、と言えます。 

様々な利用形態のある温暖化論は、また様々に利権を齎します。 直接には、環境保護団体等が環境省の下請けとして働き、金銭を得ることでしょうが、各種産業も恩恵を受けています。 科学者も温暖化論に疑義を呈する人は、研究費も得ることが出来ないでしょうし、内心では、阿保らしくても温暖化、温暖化、と唱えるようになるのでしょうか。

この問題、こういち様の追及が鋭いので楽しみにしております。 リハビリに支障が出ない程度にされて頂きながらのご論稿を期待しております。 

イチロウ様

 貴重なコメントありがとうございます。
地球温暖化論者について調べていくと、かなり知らないことがあり、ましてや普通の人は騙されて環境保護の正義の味方としてアースデイに参加したりしています。

 クライトンの「恐怖の存在」読みました。小説ですからかなり強烈に書いていますね、最後は映画の画面を思わせます。ジュラシックワールドは映画化してもこの小説は映画化しないでしょうね。温暖化論の嘘がすぐわかるようになっていますから。これもブログに書かせてもらいます。

 コメントでの資料ありがとうございます。地球温暖化対策税やエコカー減税などは自動車産業にお金をつぎ込んでいますね。巨大企業の自動車会社が応援していますから「温暖化対策」はやめられません。

 エジプトに雪が降ろうが東京に11月雪が積もろうが、それは温暖化のせいだと言い続けるのですね。マスコミの連中も本当に温暖化と思っているんでしょうか。いかにも不勉強です。小さいときからシロクマがかわいそうだと刷り込まれているからでしょうね。

こういち様

力強いご論稿ですね。 近年の気候変動の事実を踏まえられて、政治・経済面からの温暖化力学の分析を加えられ、辛口の論調で科学を装った利権擁護論を批判されるご論稿です。

現政権の自民党は、民主党政権の折に途方もない二酸化炭素削減計画、即ち、鳩山首相(当時)の二酸化炭素腹切り(Carbon Harakiri)を批判されていた筈ですが、政権復帰とともに温暖化信者に逆戻りでした。 余程、CO2を巡る利権は、美味しいと観えます。 
 
当然です。 環境省関連のみでも巨額であり、現時点でも「地球温暖化対策のための税」が、平成24年10月から施行されていますが、更に、包括的な環境税の導入が目論まれています。 環境省独自の税制として皮算用をしている訳です。 この自然環境保全や、原発事故対策には、何の意義も持たない省のための「省益」を拡充する意図を持っている訳です。

地球温暖化対策のための税の導入 環境省
http://www.env.go.jp/policy/tax/about.html

環境に関わる税制(税制全般に渡る環境省の目論見が分かります)
http://www.env.go.jp/policy/tax/kaisei.html

人間の世界のことにはお構い無く、自然は、寒冷化しているようです。 今世紀には、何と云っても112年振りにエジプトに雪が降ったニュースが衝撃的でした。

Snow falls in Egypt for the first time in 112 years (PHOTOS, VIDEO) African Spotlight
http://africanspotlight.com/2013/12/14/snow-falls-in-egypt-for-the-first-time-in-112-years-photos-video/

昨年には、54年振りに東京で11月に初雪でした。 

東京で初雪 都心で11月は54年ぶり BBC 2016年11月24日
http://www.bbc.com/japanese/38088550

寒冷化と言っても、地球全体が凍り付くのではなく「小氷期」と言う寒冷化ですが、太陽黒点が減少する時期にはその恐れがある、と言うのが太陽観測事実から明らかになっている訳です。

日本のように温暖化に盲目的に従順な人が絶対的多数派では無い欧米では、反論する科学者その他も多く、科学的観点から寒冷化予測もされています。

地球は「ミニ氷河期」入りか、2030年までに-科学者が警告 By Shawn Langlois
WSJ 2015 年 7 月 14 日 19:14 JST
http://jp.wsj.com/articles/2030-1436868859?mod=trending_now_1&tesla=y

温暖化すれば、食糧増産も叶い、人類には恩恵がありますが、寒冷化すれば飢饉になり食糧争奪のために戦争が起こるでしょう。

世界史のなかの戦国時代〜異常気象 小氷河期が戦乱を生んだ - 田家康(日本気象予報士会東京支部長)
http://blogos.com/article/164537/

近年では、厳冬になる率が高い米国では、トランプ大統領のみが温暖化に反旗を翻している訳では無く、自然を素直に見る人ならば分る筈、と思われます。

小学生時代から園芸を趣味にしていた私には、昔は、容易に栽培可能であった草木が、近年では、冬季に枯れる例が多々見受けられ、自身の居住地域で栽培可能な草木が変遷しているのではないか、とも思えるのです。 都市環境の変遷かもしれませんが、何かが変わりつつあるとも思えます。 

そう云えば、本年も四月下旬まで気温が低くて、未だに冬服のままです。 暖房もつい最近まで要りました。

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