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2017年4月13日 (木)

地球温暖化問題に関する略史と図書の状況を見て感じたこと

はじめに
 2017年6月の人間学研究所の例会で、お話をするために準備をしています。
そのために、地球温暖化問題の論争の簡単な経緯についてと、それに関してのいろいろな資料の一覧表を作ってみることにしました。
 IPCCの動き、日本政府の動きについての概略について書きましたが、それにつれて、日本において、どのような本が出版されてきたかを調べてみました。
「地球温暖化」に関する簡単な歴史と、もとになる資料について
「地球温暖化」というキーワードで、国立国会図書館の蔵書リストを見ると、2017年4月段階で本6089冊となっています。その1ページ目の最初は、政府刊行物の「地球温暖化対策推進大綱2002」で、ほかに地方公共団体等の資料が極めて多いということがわかります。それぞれの機関の年次報告だけで膨大な量になります。
 アマゾンや楽天では通販商品の一覧表があります。アマゾンで「地球温暖化」ということばで検索すると822件でした。楽天では1625となっています。それぞれ、本の写真、はじめいろいろな項目がわかります。アマゾンのほうが1ページで多くの本が載っているのでプリントアウトして年表に転記していきました。実際にパソコン画面に出てくるのは20ページまでで、1ページに24冊。480冊ですが、その中には本以外のものも含まれていて、本だけとしては約400冊ほどです。また重複した本もあります。楽天では1ページに出てくる書物数が少なく、アマゾンで調べることにしました。
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 アマゾンのリストでは1ページに27冊の本が写真付きで出てきます。9冊が紙1枚にプリントアウトできるように印刷しました。書名、発行年月、種類(単行本、大型本、kindle,版など),著者、価格などが載っています。出版社名は載っていません。
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上記は国立国会図書館の書籍リスト。キーワード「地球温暖化」で検索。
  資料種別・2017年4月現在
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資料種別
本、6088冊、記事論文、84、児童書175、デジタル資料1939件、障碍者用1、立法情報204件でした。他にデータベースが国立国会図書館で2583件です。
 所蔵館は国立国会図書館が2583冊、公共図書館2284冊です。
出版年
 88年はわずか8冊、89年に76冊,91、92年が190冊ほど、しばらく80冊程度がつづく。
96年149冊、97年332冊、98年前半ピークの471冊。その後2007年ごろまで100冊から200冊代が続く。2008年にピークの458冊、2009年の396冊。2011年の300冊以後100冊から200冊程度。2015年、153冊、2016年、143冊。最近はだいぶ減少してきている。
前半のピークは1997年京都議定書が締結された年と翌年で、後半のピークは2008年にIPCCとゴアにノーベル平和賞が授与された年です。
分類内訳
総記、29件、哲学10件、歴史37件、社会科学230件、自然科学656件、技術1886件、産業194件、芸術11件、言語、1件、文学4件などに分かれています。科学の3倍近い冊数を誇る、技術の多さが目立ちます)
 2017年4月9日でのアマゾンの資料などに基づき、資料にリストした書物は286冊でした。そのうち温暖化懐疑論の立場のものは72冊。温暖化説ならびに不明なものが214冊です。これはあくまでもおおよその目安であって厳密なものではありません。あくまでも傾向を見るための資料としてご覧ください。なお政府刊行物、地方公共団体の出版物などは除きます。
 まとめたものは、下記をご覧ください。全部で23ページの資料です。まだもれている書物などはたくさんあるかもしれません。随時付け加えていきます。
「人為的二酸化炭素地球温暖化説をめぐる論争資料」
2017年6月10日時点で加筆修正したものです。23ページです。
6月22日の人間学研究所の例会でお話しする資料は2ページにまとめました。
地球温暖化説に興味を持ったいきさつ
「人為的二酸化炭素地球温暖化仮説」について、その矛盾点を強く意識したのは、著名な気象学者の根本順吉氏が、以前人間学研究所のメンバーになっていただき2度ほど、人間学研究所でお話していただいたことによります。今その資料は人間学研究所にありますが、研究所のある3階まで階段で上がれず、確認できません。しかし根本氏の著作はほとんど人間学研究所の書棚に保管してあります。
 いずれにしても、断じて、地球の気温変化は主に太陽の活動で生ずるものであり、二酸化炭素によるものでは無いと話されていたのが印象に残ります。
その件に関しては、1990年のIPCCの第一次報告後に書かれた、1994年発行の「超異常気象」根本順吉、中公新書に詳しく書かれています。
 また、2010年5月20日には第23回実用的人間学研究会例会において、「気温の変化と人間の歴史―二酸化炭素は温暖化の主たる原因か」というテーマでお話をしました。2011年5月の、第33回実用的人間学研究会では、ブログ筆者が、「二酸化炭素地球温暖化説と原発問題」というテーマでお話をしました。
地球温暖化論争の最近の状況
 日本における「地球温暖化」問題についての論争では、勢力においては圧倒的に「地球温暖化論」が優勢で、「地球温暖化懐疑論」は劣勢である。
 官民挙げて「地球温暖化論」であり、政界でも自民党から共産党まで「地球温暖化論」支持である。政府機関はあげて、二酸化炭素低減に取り組み?膨大な資金をつぎ込んでいる。学会でも主力は「地球温暖化」派である。環境保護団体も声高に「温暖化阻止」を叫んでいる。各新聞、報道機関も「地球温暖化」派である。
 たとえば日本やドイツなどは、低燃費のガソリン自動車の開発などにより、大幅に売り上げを伸ばしている。このところ各メーカーはガソリン自動車から電気自動車へのシフトを急速に進めている。スエーデンのメーカーボルボは、いずれ全製品を電気自動車に変えるそうである。アメリカの自動車メーカーのテスラは熱心に温暖化対策を推進している。いまや産業界にとって、地球温暖化は金を生むいい口実となっている。
 「地球温暖化論」の書物を見ると、各行政組織をあげて様々な本、資料の多さに驚く。また子供向けの書物も多数出版され、温暖化で、「シロクマがかわいそうだ」と。小さいときから刷り込まれるようになっている。
 しかし、2015年に出版された深井 有氏の「地球はもう温暖化していない」(平凡社新書)はこの状況を鋭く、批判追及している。本の冒頭のまえがきに、「二酸化炭素が増えて、地球を温暖化している。このままでは大変なことになるから、皆でお金を出し合ってCO2を減らそう。というわけで国連主導のこのキャンペーンに毎年数十兆円のお金が使われている。だが待てよーと私は思う。『これは果たして正しいのだろうか?」と書かれている。
 また、日本は税を毎年4兆円かけている。また政策による逸失利益を加えると、負担は1世帯当たり20万円になるということである。
最近の変化-懐疑論派が少しづつ力をつけてきている
 大きな変化は、一つには、アメリカのトランプ大統領の登場である。もともと共和党は「地球温暖化懐疑論」であり、アメリカ政府の方向転換は、「地球温暖化」論にとって大きな痛手である。アメリカの国民は地球温暖化論を否定する人の比率が高い。
 また、学問的にも、スベンスマルクの「不機嫌な太陽」(2007年原著、2010年邦訳)の出版は、懐疑論派に有利となっている。地球の気温に太陽が最も大きな影響を与えることの根拠を示したのである。
 最近の2チャンネルの論調でも懐疑論派が優勢となっている。以前は懐疑論派のブログ筆者をきちがいじみて攻撃するものがいた。
 しかしながら、「地球温暖化論」派の利権構造は、政、財、官、学、あらゆる方向に広がっており、それを崩していくのはなかなか難しいことであろう。
「地球温暖化問題に対して、私のブログに書いてきたことーリンク集」
5月24日(水)人間学の例会も1月あまりにせまってきました。
 5月4日時点では、15ページとなっていました。24日時点ではちょうど20ページです。めぼしい資料は転記したように思えます。
2017年6月10日の新しい資料です。上書きしました。上記にも
 
 

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地球温暖化論批判」カテゴリの記事

コメント

こういち 様

二酸化炭素地球温暖化仮説は、ゴアがノーベル平和賞を受賞したことで恰も科学であるかの如く装いを凝らしましたので、そのために様々な方面で「活用」されています。 

発端は、原子力発電導入のためでしたが、京都議定書に導入された二酸化炭素排出権取引は、金融・経済面での全く新しい市場を創設する試みであり、アル・ゴア(Al Gore)が議定書に導入すべく全力を傾注したのでした。 

排出権取引制度は、化石燃料や穀物等の実物と違って、何も無い零から新規に市場を作るのですから、金融業界には美味しいものでした。 

そして、ゴアは、その業界で活躍したのです。 

日本では、余り知られていませんが、彼は、ゼネレーション・インベストメント・マネージメント(Generation Investment Management LLP)の会長(Chairman)です。

“Experienced Advisory Board
Our Advisory Board, convened by our Chairman Al Gore, comprises a group of global thinkers whose depth of knowledge and experience of a broad set of sustainability issues helps us anticipate the changing context for business.”

About Us Generation Investment Management LLP
https://www.generationim.com/about/

ノーベル平和賞を受賞した、と喧伝されたゴアは、金儲けのために自著を出版したのでした。 そして、その目論見は、成功し、彼は、二酸化炭素成金(Carbon millionare)と呼ばれました。

勿論、彼は、批判され、彼自身と温暖化を批判する映画も作成されました。 NOT EVIL JUST WRONG(悪では無く間違いなだけ)です。

NOT EVIL JUST WRONG 
https://www.youtube.com/watch?v=sHMOEVRysWE

京都の名を借りて虚偽の金融商品を創造した挙句、日本は唯一の負け組としてウクライナを始めとする国から排出権を買う羽目になりました。 阿保らしい仕組みの詐欺に嵌められた訳です。 しかしながら、その道理を知る人はごく少数です。

事実を知る国は、米英を始め、ロシアも中国も、国際交渉で主導権争いをしながら自国が不利益を蒙らないように傾注していますが、この国は、罠に嵌ったので、自国民を欺き、排出権を買い取るしか能が無かったのでした。 

一度ついた嘘は、今までのことは全て嘘でした、と懺悔出来ないのは当然で、何時までも嘘をつくしか無いのは、嘗ての「大本営発表」と同等です。

このまま噓をつき通して、平均気温が下がり、夏が来ない時代になっても温暖化、温暖化、と言い募るのでしょうか。

イチロウ様、改めて、よろしくお願いいたします。

いろいろと、貴重な資料ならびに、コメントありがとうございます。6月のはなしの参考とさせていただきます。
 すでに、21世紀になってから、太陽の活動は弱まり、気温は上昇しなくなっており、14年後には寒冷化して小氷期に入る確率が極めて高いと言われていますが、それでも温暖化していると言い続けるのでしょうかね。
 
 

こういち様 蛇足です。

広汎な書籍検索をされた後に、付け加える理由も無いのですが、全く範疇が異なる書籍で、例のジェラシック・パークで有名なマイケル・クライトン(Michael Crichton)の「恐怖の存在」(State of Fear)(翻訳版は、早川書房)があることを申し添えます。

一流の科学読み物としても面白くて、温暖化詐欺の裏面が分かるようになっています。 クライトンは、二酸化炭素地球温暖化仮説否定論に与しているのが日本人の多くには不満であったようですが、私は、流石に先進的な科学を小説の題材にすることで新境地を開いた作家と感心します。

さて、米国は、反温暖化論者のトランプがオバマの定めた温暖化施策を全面的に排するようですが、ロシアのプーチンも以前から「詐欺」(Fraud)と言っていましたので、国連IPCCも困るでしょう。 率直に言いますと、そんなものを信じている国は、この国の他には、ありませんが。 国連COPは、開発途上諸国の金くれ大会になっていますし。。。

Russia’s Putin Says Global Warming Is ‘A Fraud’ The Daily Caller 10:56 AM 10/29/2015
http://dailycaller.com/2015/10/29/russias-putin-says-global-warming-is-a-fraud/


イチロウ 様

 アメリカ、ロシアの超大国の首脳が、そろって温暖化懐疑論ですね。日本では温暖化論で利益を得ている連中がまだ多いということですね。

 マイケル クライトンの本、面白そうですね。早速購入してブログに書いてみます。

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