2017年5月7日(日)日経新聞朝刊の30面「サイエンス」に8段の大きな記事が載りました。
「溶け込むCO2海も悲鳴」、「魚介類 成長阻害の恐れ」そして、日本近海でも海水の酸性化が問題となっている。
CO2排出→大気中の濃度増加→気温上昇
CO2→海に溶ける→海水のアルカリ度が下がる→貝殻の炭酸カルシュウムが溶けやすくなる→成長が悪くなる
統計137度の北緯30度、北緯20度、北緯10度での水素イオン濃度の変化
1985年から1916年までのph水素イオン濃度。
北緯30度で1985年に8,15だったのが、2016年には8,05になっている。
北緯20度では1985年に8,125だったのが8,05に
北緯10度では1985年に8,1が8,05になっている。
8,05は酸性?酸性化、酸性化と騒いでいるが、中性化でしょう。
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火力発電所などから排出された二酸化炭素(CO2)は大気中にとどまって地球温暖化をもたらすだけでなく、海に溶け込んで弱アルカリ性の海水を中性に近づける。『海洋酸性化』と呼ぶ現象だ。日本近海ですでに酸性化の進展がはっきり捉えられた。魚介類などへの影響を調べる研究も始まっている。
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海洋酸性化は地球温暖化と並んで「もう一つのCO2問題」ともいわれる。
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気象庁が1960年代から続けてきた海洋調査の結果だ。この値を見ると緯度に関わらず低下傾向にあり紀伊半島沖の北緯30度の海域では10年あたりpHが0,018低下していた。
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海洋は大気に放出されたCO2の約3割を吸収し地球温暖化の進行を緩和する役割を果たす。しかしCO2がたくさん溶け込むと海水の組成が変わる。海水のpHは8,1前後の弱アルカリ性だが、CO2の影響で中性にじわじわ近づいている。
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◎ph8,1が産業革命後のCO2増加によりph8になってきたということですが。百数十年のCO2増加でph8になったから酸性化だという。これを普通は酸性化と言わないのではないですか。中性化したとは言えます。でも海水が中性にちかずくと何か問題があるのでしょうか。あと数十年たってphが7.9になるとかでしょう?人々をなんだかんだとごまかして、地球温暖化論を擁護し、自分たちの利益のために、宣伝を続けていくのでしょう。真面目だけれど科学的で批判的な見地のない人様々な温暖化論のシャワーを浴びてころりと騙されてしまいます。
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国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が2014年に公表した報告書でも、産業革命が始まった18世紀後半に比べPHが0.1程度下がったと推測している。ごくわずかな変化にみえるが、海の生態系に影響を与えていると考えられている。
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◎産業革命前の海水のphが温暖化で0,1下がったって?ph8,1が0,1下がってph8になって何か問題でも?ここでの図でも明らかなように緯度によりphは変わるが、別に全然問題ではない。8でも弱アルカリですが海水が中性になって何か問題になるのでしょうか。大体酸性化というのがおかしい。云うとすれば中性化である。phが7より下がって初めて酸性化です。ph8の弱アルカリが7を超えて酸性化するのは大変なことです。
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日本海の海洋生物環境研究所の実証試験場(柏崎市)では850ppmや 1200ppmという高濃度のCO2が溶け込んだ水槽で卵から魚を育て、成長に変化がないかを調べている。大気中の約400ppmに比べればかなりの高濃度だ。高濃度のCO2の影響で稚魚の段階で死んだり成長が遅れたりするとこれまで報告されており、それを実験で検証する狙いだ。喜田潤・応用生態Gマネージャーは「稚魚では海水の影響で体内環境が変わり赤血球の酸素運搬能力が低下するという見方がある」
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◎通常の2倍から3倍のCO2という異常な状態を作って、稚魚に影響が出たからどうのということは全くおかしい。産業革命から今まで百数十年0,1、phが下がったというのに、どうして現在の2倍から3倍の濃度での実験と比べるのでしょうか。とても比較の対象になりません。
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海洋研究開発機構の白山義久理事は「ベーリング海では炭酸カルシュウムでできた殻が溶けて薄くなったプランクトンが見つかっている」と説明する。酸性傾向に傾いた海水中では炭酸イオンを取り込みにくく殻がうまくできなかったり溶けたりしやすい。
サンゴ虫も同じ仕組みでサンゴ礁をつくりだす。地球温暖化で海水が高くなり沖縄などでサンゴの減少が報告されているが「今後、温度上昇と酸性化の両面からサンゴが危機にさらされる恐れがある』と白山理事は指摘する。
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◎ベーリング海でそんなに酸性になったのでしょうか、百数十年でphが0,1下がったというのに急にphが2つも酸性になり6のアルカリに代わるのでしょうか。そんなことはあり得ません。また生き物はもしなったとしても6ぐらいの酸性で急に死にはしません。他に原因があるのでは?
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07年、オレゴン州のカキの稚貝が大量に死ぬ事態が起きた。PHを調べたらPHが酸性に近い水が入り込んでいた。これは地球規模の海洋酸性化と直接の関係はないが、海洋の酸性化の影響を見せつけた。
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◎ツバルなどが沈むとかの問題も島の都市化の影響でサンゴ礁がダメージを受けて沈下しているのである。実際の海水面はたいしてして上がっていない。カキの問題と関係なかったと言いながら海洋の酸性化の影響を見せつけたとはなんでしょう。
先日沖縄のサンゴ礁の白化現象と、サンゴの養殖作業のテレビを見ました。海水温の上昇で白化現象が起きているので、サンゴの養殖をしているという。沖縄の同じ場所で養殖のサンゴが育ちほかのサンゴが白化するのは海水温のせいではないはずだ。
「ローカルには工事で流入する土砂や、観光客の起こす水質汚染がサンゴを痛める。それがよく知られるようになったため、数年前なら「温暖化でサンゴが危機」と報じたメディアも、昨今はあまりサンゴを取り上げない。大気中のCO2が海水を酸性化させ、2050年までに世界中のサンゴを殺すという説もある。けれど、海底から噴き出すCO2が飽和した浅瀬でサンゴがすくすくと育つ海域も見つかっている。また最古の珊瑚礁は中生代の堆積物中に見つかり、その頃のCO2濃度は、今の3~6倍もあったのだ。」
以上は「地球温暖化」神話 渡辺 正氏による。丸善出版
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◎大体赤道直下のもっと海水温が高い場所でもサンゴが白化しているわけではない。沖縄のサンゴの白化はほかの原因では?
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弘前大学の野尻幸弘教授ウニの飼育実験に取り組み、酸性化がウニの幼生の成長に影響が及ぶ可能性があるデータを得ている。自然界では酸性化いがいでも様ような要因があるからだ。
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◎少しの酸性化ではない強い酸性化での実験と比較するのは意味がない。ph0,1ぐらいでなく1,0もphがあがってもph7の中性である。中性で何か問題が起きるのでしょうか。
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むしろ、「陸からの影響を受けた海の汚染などで生態系が脆弱になったところに酸性化が加わり、相乗的な効果で思わぬ被害をもたらすこともありうる」と水産研究・教育機構の小埜恒夫国際資源環境グループ長は警鐘を鳴らす。地形により海水が滞る場所ではPHが大きく下がることもある。気が付かないうちに影響を受けているかもしれない。
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今後も生態系への影響解明に取り組むとともに、実海域での観測を強めていく必要がある。
編集委員 滝 順一
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◎何とか政府、環境庁に喜んでもらおうとするおべんちゃら記事です。政府の気に入るような実験結果を出せば研究費をたくさんもらえますから。日経新聞はじめ各マスコミも同じ状態です。
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2017年5月9日 追記
毎日新聞でも地球温暖化でクジラ、ピンチと
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毎日新聞でも負けじと「地球温暖化で海洋酸性化」「ピンチ 鯨のラブソング」「音伝わりやすくお邪魔?」
5月9日の毎日新聞朝刊27面に、地球温暖化の問題を記事に載せています。各新聞も競争で載せるに違いありません。21世紀に入り気温の”停滞=ハイエスタス”が起きていて、どうもあまり記事にしにくいところに、今度は温暖化で海洋酸性化が脚光を浴びてきました。
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誰が言い始めたか調べてみますが、ともかく一斉にマスコミも飛びつき、研究者も飛びついています。何しろ”地球温暖化”に絡めば豊富な研究資金をもらえますからね。
記事の内容を書きます。
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今世紀末には海中の音が、今より最大4割も伝わりやすくなるとの試算を東京海洋大などのチームがまとめた。船のエンジンなどの音も伝わりやすくなるため、音を出して求愛行動をするクジラなどへの影響が懸念される。20日から始まる日本地球惑星科学連合大会で発表する。
海中の音は海の酸性度が高いほどに遠くに伝わる性質がある。チームは、気象庁の観測データなどをもとに、2100年の酸性度を推定。温暖化が最も進んだケースでは海水の水素イオン濃度は現在の8,1から7,8に低下し酸性度が増加。これにより音の伝わりやすさは約、1、3から1,4倍伝わりやすい。ザトウクジラなどはコミュニケーションに音を使っている。酸性化で音は伝わりやすくなるが船の往来が多い場合はかき消されてしまう恐れがある。チームの後藤新平助教は「人ごみの中では会話しにくいように求愛する雄の歌声がメスに届かなる恐れがある」と話している。『荒木涼子』
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森阪ただみち三重大准教授の話
沿岸域ではコミュニケーションがとりにくくなる可能性が高い。クジラの生活圏が重なっているところは特に中止する必要がある。
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◎ともかく、「シロクマがかわいそうじゃないか」が、ちっとも北極の氷が減少しないでダメになり、今度は「クジラがかわいそうじゃないか」です。あまりにも粗雑な研究で呆れます。
前にも書きましたが、酸性化ではなく微量な中性化です。最大で7,8になって酸性化ですか?ph8は中性ではありませんよ。海水の酸性化というならせめてph8,1の弱アルカリがph4とか5の酸性になって酸性になったと心配してください。
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10数年後に温暖化どころではなく、小氷期に突入することがむしろ心配されなければなりません。その兆候、太陽の異変はすでに表れてきています。小氷期で世界的な大飢饉と戦乱状態の突入こそが恐るべきことです。(ザーコバ教授のグループ)今の温暖化論者は世界が寒冷化しても温暖化していると言い張ることでしょう。小氷期に入る前には高温の時期と寒冷な時期を激しく繰り返すそうです。まさに今がそうなってきています。寒冷期になればもう一般の人は信用しないでしょうが。
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近海では船のエンジンが伝わりやすくなるのでクジラの音が伝わらないと?温暖化すると船のエンジンの音だけが伝わってクジラの音は伝わりにくくなるのですか?少なくとも船のエンジン音などに邪魔されないところではクジラの求愛の音は遠くまで伝わるのですよね。めでたしめでたしではないですか。クジラの求愛の音は3000キロも届くと言います。酸性化-中性化して4000キロも届くかもしれません。少なくともクジラにとっては求愛の声を選択的に聞くのであってエンジン音などと同列に聞き取っているのではありません。ろくに生物の事を知らないで音が伝わりやすくなるから船のエンジン音で邪魔されるとかいう結論を出すのはおかしいです。
カキの殻などがよく出ないという話も現実の自然界で起きてくる状態でなく(phが8,1から8になっただけ)、実験室で極端な状態で実験した結果で、酸性化すると(中性化ではなく酸性化)殻ができない、大変だという結論をだすのもおかしいと思います。
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全く、ちょっと考えただけでおかしいと感じるような研究を、新聞でわざわざ取り上げざるを得ないところに、「人為的温暖化ガス地球温暖化仮説」論者の政府へのおもねりと焦りを感じます。
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◎海洋酸性化?の問題は2006年あたりから言われ始めたようですが。日本では地球環境
研究センター(筑波)の野尻幸宏氏などと、気象庁あたりが盛んに言っているようです。
ph0,81ぐらいから 0,2ph中性化と、450ppmのCO2が限度でそれ以上海洋の酸性化?が上がると大変なことになると言います。ところが地球の歴史を見ると二酸化炭素が極めて高い時期がありました。今は CO2は0,038% あまりですが、地球の歴史上、むしろ極めて少ないくらいの量です10倍近い0,3%ぐらいのほうが植物の生育にとってはいいのです。だんだんにCO2の量は減ってきています。古生代の石炭紀のO2は極めて高かったのです。CO2は消費され低かったのです。CO2は植物の重要な栄養源です。それで植物は巨大に成長しました。光合成により酸素も多く生まれました。その名残が石炭です。高い炭酸ガス濃度で非常に植物は成長し動物も繁栄しました。(巨大な昆虫やサソリなども)この当時にはアンモナイトや腕足類などの殻をもった生物も大変繁栄しました。どうして少しCO2が増えたら、中性化して殻ができなくなるのでしょうか。
「地球の進化」岩波書店から
赤線がCO2,青線がO2量です。現在はCO2の量は歴史上最低になっています。
酸素が多く、CO2が少ない時期は古生代石炭紀です。いままでCO2濃度はずっと高かったのです。
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2016年8月に「海から貝が消える?海洋酸性化の危機」などから、日本のマスコミでも騒がれるようになったみたいです。
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2017年5月12日毎日新聞、日経新聞夕刊
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このところ相次いで温暖化問題のことが記事になっています。
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温暖化対策進まないと、東京の気温 屋久島化。今世紀末、気象庁が試算
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21世紀末には東京の気温は現在の屋久島並みにー。全世界で地球温暖化対策が進まない場合、日本の年平均気温は20世紀末から4,5度上がるというシュミレーション結果を気象庁が公表した。
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世界の年平均気温が3,7度上昇すると気候変動に関する政府間パネル(IPCC)がまとめたシナリオ。日本に当てはめて詳しい予測をしたところ、東日本の太平洋側では年平気温が4,3度上昇するため、東京(15,4度)は現在の屋久島(19,4度)と同程度に。最高気温が35℃以上の猛暑日になる日数も沖縄・奄美で年間54日程度増え東・西日本で20日以上増えるという結果になった。
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一方、最高気温が0度未満になる真冬日は札幌で現在の45日から7日程度まで減少する。1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降る回数も全国平均で2倍以上になると予測している。
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◎以上が記事の内容です。
21世紀末の最悪の予測を、コンピューターで計算してどうのというのはIPCCのいつもやる常套手段で、気象庁もそれに乗ってありもしないことを脅かします。東京の高温化はヒートアイランド現象です。東日本の太平洋側が年平均気温が4,3度上昇するなど、まったく現実離れしています。でも最悪でも屋久島ぐらいになるなら寒がりの人は歓迎かも。札幌の人は大歓迎でしょう。
現実には21世紀はもう気温が上昇していません。これから気温が下がる予測があり、このほうが現実味があります。寒冷化のほうが恐ろしいのです。
それにしても立て続けに温暖化論に添った記事の連発で、知らない人は騙されますね。
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