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2017年5月26日 (金)

今度も逃げ切れるか安倍首相、加計学園問題、再び各報道機関の差

森友学園問題は、森友学園の前理事長、籠池氏がいかにウソ付きかということを、安倍総理側の報道機関が報道して、もう勝負あったという感じである。次は共謀罪を「テロ等準備罪」と名前を変えて成立させようとしている、そして首相在任中に憲法を変えるということに全力を注いでいるところです。

前川氏の記者会見、文章あった

 5月26日の新聞朝刊は、前文部科学省の事務次官の前川喜平氏が25日弁護士会館で、記者会見を開き、文部科学省が内閣府から「総理のご意向」などとして早期開学を促されていたことが記された文書について、「在籍中に共有していた文書で確実に存在していた」と真正な物であると断言した。また「国会からの要請があれば証人喚問に応じる」考えを示した。さらに「文部科学省内には官邸などの要請に逆らえない状況がある」と話しました。

 「官邸の最高レベル言っていること」とは、総理か官房長官と思った。「加計学園を前提 暗黙の了解」と見出しにある。

今度のケースでも前の森友学園と同じように各報道の基本的姿勢が異なります

毎日新聞は、1面トップ、2、3面クローズアップ、5面の社説、26,27社会面のトップと大きく報じています。

一方日経新聞では1面の「春秋」、2面、39社会面トップという扱いです。

前の森友学園の問題と同じように読売、日経、産経は政府寄りで少なく、朝日、毎日、東京は大きく報道しているのでしょう。

新聞のテレビ欄を見ると加計学園問題の記事の数については、

NHKとテレビ東京(日経系)は0

日本テレビ(読売系)は、2、フジテレビ(産経系)は、3、TBSテレビ(毎日系)は、5、テレビ朝日(朝日系)は、6という番組数です。

「こういちの人間学ブログ」2017年2月28日記事

「森友学園問題の報道の変化 NHKの少なさは異常 政府のために報道  安倍首相余裕の高笑い」

http://koiti-ninngen.cocolog-nifty.com/koitiblog/2017/02/28-1b0b.html

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5月26日の毎日新聞朝刊1面です

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毎日新聞のテレビ欄です。森友学園の問題でも新聞各紙の取り上げている状況をオレンジ色でマーキングして日時変化をブログに記録していきました。

左から、NHK ,NHK教育 4、日テレ、5、テレビ朝日、6、日テレ、7、テレビ東京、8、フジ

NHKが新聞に記事のことを1行も載せないのは極めて異常です。前の森友学園問題の時も安倍首相に不利は記事は全く報道せず、森友側が不利と思われるときだけ何回も放送していました。

 森友学園問題も籠池氏を悪者にし、安倍夫妻は関係ないと逃げ切った感じがします。しかし今度は前事務次官の言葉であり、「あったことを無かったことにできない」、「赤信号を青信号に 黒を白に」にすることはできない、と強調しています。

 加計学園の問題は、森友学園の問題に比べより直接的に安倍首相との関係が強いわけです。加計学園の理事長とは親友で、一緒にゴルフに行くなかです。

 それに対して菅官房長官は、5月17日の記者会見で、「怪文書みたいな文書」と話しました。前川氏のことを「地位に恋々としがみついていた」と非難しました。文部科学大臣も19日、そんな文書は無かったと否定しました。そして読売新聞では前川氏が出会い系バーに出入りしていたと、籠池氏と同じように個人的に貶めようとしています。

国会答弁 そんたくの嵐 毎日新聞26面 現役官僚 官邸に人事にぎられ

 官邸の力がどんどん大きくなっているのは14年に発足した内閣人事局だ。各省庁の部長・審議官以上の約600人の人事が、従来の各省主導から官邸の一元管理に移った。官邸の意向から外れることなく、強気で批判をかわす姿はこうした思考に重なって見える。

週刊誌でも大きく取り上げられるでしょう―大きく取り上げられています

文春には前川前事務次官の話を大きく載せ、新潮には前川氏の出会い系バーへの出入りを大きく載せています。

◎今後のニュースを追記していきます。

5月27日(土)の毎日新聞、1面トップ見出しは

加計獣医学部、首相補佐官(和泉洋人)、前次官に要求 昨秋 引接手続き「早く」

また官邸側は藤原豊内閣府審議官が、文部省の浅野敦行(専門教育課長)に「総理のご意向」と文書で伝えた。

 官邸側はいずれも否定している

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毎日新聞1面から

毎日新聞は社会面トップにも「文科省調査に疑念」、「個人のPCなぜ対象外」、「共有なら行政文書では」と大きく報道し、それに対し日経新聞の記事は4面に少しだけ載り、ほとんどない。しかし日経の「春秋」には本質を突いたコラムがあった。

日経新聞、5月26日の「春秋」

 これで官房長官の言う「怪文書」から最初の1字が取れることになるのか。~「総理のご意向」などと記されたペーパーの事だ。

 鑑定団風の「本物に間違いございません」宣言である。~

 奇妙なことに数日前から、前次官が東京新宿の風俗関連の店に出入りしている、との情報が流れた。前次官も事実を認めて、一部の新聞には「昨秋、首相官邸の幹部に呼ばれ注意された」と明かしている。まさか、平清盛が都にはなったという「かむろ」の密偵がごとき、東京の盛り場をうろついているわけでもあるまい。

 首相や周辺は学部新設の件で「指示」を否定する。規制緩和は今後の成長に欠かせぬ政策であるだけに、経過を開示して透明性を高める必要があるだろう。おりしも首相や側近の身はG7サミットでイタリア・シチリア島にある。ローマにも赴き、嘘つきは手が抜けなくなるという「真実の口」で潔白を証明してはいかが。

◎「まさに、驕れるもの久しからず」の平家物語の再来になるでしょうか。あまりにも国民を馬鹿にした安倍や菅官房長官の態度である。

 事務方のトップが反旗を翻し、政府寄りの日経でも書かれるようになってきた。これでも、このまま問題なしで終わるようなら、今後の日本が恐ろしい。「かむろ」の密偵がうろつき「共謀罪」で反政府的な人物を逮捕する時代に逆戻りするのでしょうか。

5月29日(月)よほど圧力が強いのか?

テレビ 0  NHK、日本テレビ、テレビ東京 

     1、フジ TBS 3、 テレビ朝日 6

新聞記事  毎日、日経  0 (毎日の0は驚き)

追記 6月8日 毎日新聞朝刊広告、とくに週刊文春、批判の声

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驕るな!安倍 読者調査では「前川喚問賛成」86%、内閣支持率22%

「読売御用新聞」という汚名、ああ恥ずかしい読売新聞

高い支持率に胡坐をかき、傲慢な極まりない態度の安倍首相もついに、「驕れる平氏久しからず」になってきた。安倍総理を辞任させたい麻生太郎という新潮の記事も。そうなるとシジミかけた船から一斉にネズミが逃げ出す。

 週刊誌を買わなくとも広告の見出しで十分に内容がわかる。

 

 

 

 

 

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政治と社会の現状」カテゴリの記事

コメント

イチロウ様

 コメントありがとうございます。

役人等の忖度は、そのことにより贈収賄罪になるのですね。
 残念ながら、そういうことを指摘する人はいませんでした。

 週刊文春を買ってきました。5ページにわたって加計学園について書いてあります。

 文春の記事では「多額の公金が流れる学部新設」として、37億円の市有地が無償譲渡され、総事業費の半分の96億円を愛媛県と市が負担する。さらに開学すれば助成金など多額の公金が流れることになる。と書いてあります。
 また安倍総理のご意向に沿う行動をした人たちが、いろいろな、実質的な利益を得ていくのでしょうね。まったく日本という国は。。。

こういち 様

此処数か月で疑惑塗れの事件に関わる事実が、相当に判明して来ました。 何れも、刑法典の第二十五章 汚職の罪(第百九十三条―第百九十八条)各条の何れかに該当する可能性が高いものであることが分かります。 

一般には、「忖度」等と笑い話のように言われていることも、公務員が権力者に阿り、自身の利益を得ることを図る場合には、笑い話では済まないでしょう。 それが単に「忖度」で済む話なのかどうかが問題となり得るのです。 

この場合に問題になるのは、忖度の御褒美があれば、疑われるのは、当然のことです。

詰まり、贈収賄罪の成立の可否です。 

賄賂の目的物は,金銭のみを言う訳では無く、有形・無形を問わず,人の需要・欲望を満たしうる一切の利益について言えるので一般に思われている処よりも広範なものを指します。

即ち、金銭・物品・不動産等の有体物から,金融(融資等)の利益,ゴルフクラブ会員権,飲食物の饗応,芸妓の演芸,値上等が確実な未公開株式の譲渡,異性間の情交,就職のあっせん,地位の供与等も賄賂、と言えるのです。

「忖度」の御褒美で与えられる公務員の昇任・昇格も「賄賂」になるでしょう。 

贈収賄罪が成立するのか否か、と疑われて当然なのです。 

処が、捜査機関は、何等の動きもしません。 アベに「忖度」しているのでしょうか。 

大統領の娘婿がFBIの捜査対象になる米国とは、全く相違しています。 FBIには、「忖度」が無いのでしょうね。

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