都議選、自民歴史的惨敗。都民フ第一党。新宿の状況も。安倍驕れるものは久しからず。
1、都議選、自民壊滅的な打撃、安倍首相にも打撃
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2017年7月2日、東京都議会議員選挙があり、その結果自民党は57議席から23議席に激減し、小池都知事の都民ファーストが55議席を取り第1党になりました。公明党は1議席を増やし、小池知事の与党ということをうまく利用しました。共産党は17議席から19議席に増やし、民進は7議席から5議席に減らしました。
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都議選党派別当選数。都民ファーストが6から、なんと55議席へ。自民は57から23議席へ激減です。
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自民党は次から次から、イメージを悪くするようなことがおきて、自民党、特に安倍首相にきついお灸をすえなければという世の中の雰囲気が強まりました。森友学園から加計学園問題、豊田真由子議員の暴言、暴力問題、稲田朋美防衛大臣の失言、下村博文都本部長の200万円献金問題,金子恵美議員の公用車私的使用疑惑と良く続くなと感心するほどのひどさでした。まさにオウンゴールの連続失点と言えますが、やはり自民党のおごりのなせる業と言えましょう。また 安倍首相や、菅官房長官の傲慢な態度を見て反感を覚えた人は私を含めて多かったでしょう。
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小池知事はもともと国政に大きな関心を持っています。うまく都知事として、東京オリンピックを成功させ、今度は国政にも乗り出していくことでしょう。
安倍よりは少しましだと思いますが、もともと日本会議の有力メンバーだった人物です。どのような政策を出していくか見守っていかねばならないでしょう。
小池さんの代わりに党首となった人物はかなりの右翼的な人物だそうな
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安倍首相としては、憲法を変える動きに、具体的に進む予定でしたが,出鼻ををくじかれた感じです。今までは安倍1強で、やりたい放題をしてきましたが、自民党の中でもこのままでは自分の地位も危なくなりそうで、安倍下ろしの動きが強まりそうです。
ただ、選挙前にも挽回するために内閣改造し、小泉進次郎氏や維新の橋本 徹氏を起用して人気回復を図る動きがありました。
しかし全盛時代の安倍内閣ならともかく、下手すると泥舟と化する内閣に入って評判を落とすのを避けるかもしれません。でも橋本あたりは案外大臣になりたいと思うかもしれませんが。
維新も評判の悪い今の自民党と手を組みたくないでしょう。議席も1議席どまりでしたし。
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2、新宿区の都議選予測と結果
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これは、6月28日付の新宿新聞の選挙予想です。
小池新党の”風”やまず、自民”大逆風”の都議選となっています。
新宿新聞の予想
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予想 実際
自民 秋田 計 1,75万 当
大門 3,8万 1,16万
公明 古城 2,1万 1,97万 当
都民フ 森口 3,8万 4,38万 当
民進 青地 1,3万 0,74万
共産 大山 2,5万 2,53万 当
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自民党は予想より1万票近く減
都民フは大幅増、公明はやや減
共産はやや増、民進は大幅減
都民ファーストが二人を立てていれば自民党はゼロでした。
(自民党は公明党の応援がないといかにもろいかを暴露しました。
民進は下手をすると社民党と同じ道を歩みそう)
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コメント
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イチロウ様
コメントありがとうございます。
今度の選挙の結果に、さすがにひどいショックを安倍首相陣営は受けたようですが、小手先の内閣改造で何とかしのぐようですが、一度落ち目になると簡単に回復などできず、自民党内部の混乱へと続きそうです。
でも安倍はあくまでも憲法を変えることには執着するようですが。
昔は少しあったような、サンデル教授の言うような政治と政治家の高潔さは本当に少なくなってしまったように感じます。保守政治家ももう少し尊敬できる人物がいましたが、世襲政治家の安倍首相はいかにも軽いですね。
投稿: こういち | 2017年7月 4日 (火) 15時32分
アベ一派は、政治倫理は言うに及ばず、凡そ、人倫に悖る行いを恥じずに政権にあるのが現状でしょう。
世が世であれば、特捜検察が内偵をしていて当然でしょうが、行政府にある高級官僚の人事を握り、己らが利を得た代償を行政の中立・公正を損なう形で己らの贔屓筋に与えるべく高級官僚を訓育し、高級官僚自身も、また、行政府の長の意向を忖度すると言う形の汚職を恥じずに居る訳です。
正しく、法「痴」国家に成り下がったこの国の現状があからさまになっているようです。
アベ氏を始め、彼等御一党様には、倫理を学ぶ時間が無かったのでしょうか。 拝み屋宜しく、何かの新興宗教に縋るのが常のようですが、留学(?)されても米英での大学で行われているような倫理教育を受けたことも無いようです。 例えば、米国のハーバード大学でのマイケル・サンデル教授の講義のような。
因みに、今、自宅で整理・処分中の書籍類ですが、文学関連を除く全てを処分する積りでしたが、サンデル教授の書籍等は、残していますし、これからも読むことがあるでしょう。
教授の生きた講義の様子は、公開されています。
Harvard University’s Justice with Michael Sandel
http://justiceharvard.org/
“Justice What’s the Right Thing to Do? (これからの「正義」の話をしよう)”は、早川書房から翻訳出版されています。 また、“What Money can’t Buy (お金で買えないもの)The Moral Limits of Markets(市場の道徳的限界)”も出版されています。 此方の書中には、Carbon Offsetsと題された一章があり、環境保護名目でCo2排出権市場取引の道徳的衡量が為されていますが、あくまで哲学的考察であり、Co2排出権市場取引の前提の誤謬については、視野に入ってはいないようです。 あくまで哲学の教授であり科学者では無いので仕方が無いでしょう。
投稿: イチロウ | 2017年7月 4日 (火) 13時29分