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2017年10月 4日 (水)

政治情勢の目まぐるしい変化、小池百合子氏の本性現る。枝野氏らの立憲民主党に期待します

安倍首相の見通し外れ、情勢は急転している
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 安倍首相は民進党の混乱を見て、絶好のチャンスと見て、電撃解散を図りました。今すでに自公で衆議院の3分の2以上に議席を持っているのですが、支持率が若干持ち直し、小池新党はできたばかり、民進党の混乱(当時)などで絶好のチャンスと思ったのでしょう。
 この数日間(このブログを書いたのは10月4日)の政治情勢は、目まぐるしく変わり、報道がなかなか追いついていけない状況です。10月15日号(10月3日発売)のサンデー毎日では、「安倍自民VS希望の党衆院選289選挙区当落予想、小池首相が誕生する日!」という記事をトップ記事にしています。(購入しました)ここではまだ候補者は民進党の名で載っています。
 希望の党は192名を公認し、内多くが旧民進党員です。さらに候補者を増やす予定だそうです。
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 10月4日の新聞では「週刊新潮」の新聞広告が出ていました。いつも同じ日に出ている「週刊文春」は1日発売が遅れるのでしょうか。まだ広告が出ていません。今までは必ず同じ日に発売され、広告もよく並んで出ていたのですが。
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 週刊新潮の記事でも、「小池百合子の希望・横暴・票泥棒」となっています。
記事の中で「あの人は女ヒトラーよ」と見透かした「山東昭子」という記事もあります。まさにすでに独裁者ぶりを明らかにしています。みんなに早くも正体を明らかにしても大丈夫と思ったおごりが安倍首相と同じような批判を受けることでしょう。
 週刊文春はどのような記事を載せるでしょうか。
 いままで極めて順調であった「希望の党」ですが、9月29日に、小池氏が「すべての民主党議員を受け入れるのは、さらさらない。リベラル派は排除する」と宣言したことによって、急きょ枝野氏の立憲民主党が作られたわけですが、このことにより、「希望の党」の熱も急速にさめてきました。
「希望の党」に対立する党に対しての態度ですが、①、公明、維新は友党扱いで対立候補は立てない。②、立憲民主党には刺客の候補者を立てる、③、旧民進党の無所属には対立候補を立てない、などを見ても「希望の党」の立ち位置がよくわかります。
 「都民ファーストの党」の設立で重要な役割を果たした、音喜多駿都議と、上田令子都議も小沢氏の党運営に疑問ということで離党を表明しました。
 テレビや新聞、週刊誌の記事を見ても、安倍首相の批判に加え、小池氏に対する批判も急に強くなってきました。
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10月5日発売の週刊文春です。選挙の予想と、小池氏の言葉を載せ、かなり「希望の党」寄りの記事になっています。新潮の記事とかなり違っています。文春では立憲民主党は”リベラル失楽園”と書いていますが果たしてどうでしょうか。
立憲民主党の人気上昇か
 枝野氏が立憲民主党の設立を2日表明して、1日余りで、同党公式のツイッターのフォロワーが8万人を突破した。民進党が昨年3月に始めた読者2万3千人を大きく上回っています。一方希望の党の公式ツイッターは2500人にとどまっているそうです。
 今まで、いろいろな人がごたまぜで入っていた民進党が、自民と同じような人が抜けてすっきりすることにより、支持政党なしとなっていた人たちがたくさん回帰してきたのではないかと思われます。そういう人たちの立憲民主党と、共産党、民社党が一緒になっていけば一大勢力になり、日本の政治も明るいものとなるものと期待しています。
 戦争に巻き込まれるのはまっぴらだと思っている人は、まだまだ多いはずです。
 安倍首相はトランプ大統領と一緒になって北朝鮮を挑発していますが危険極まりがありません。東京に水爆を打ち込むとまで言われています。
 民進党ははじめ枝野氏を含め、反自公勢力を倒すために、まとまるのかと期待しました。ところが「排除」宣言です。週刊誌などでは、小池ヒットラーという表現もありますが、何しろ小池氏の言うとおりになるものとしか一緒にやらないということです。旧民進党の野田氏などは思想的には近くとも、小池氏よりも”偉そうな人物”も排除しておきたいわけです。
 これでは、自公政権を倒すために大同団結して、という人たちも排除されれば別の党をつくらざるをえません。北海道の旧民進党候補者は11人全員、立憲民主党に参加するようです。
 自由党の小沢一郎党首も、こんなはずではなかったと、無所属で出るそうです。
 小池氏が、旧民主党のリベラル派も取り入れ、度量があれば、幅広い反自公の人々を結集できるのに、早々と本性を明らかにしてしまい、第2自民党という性質が明らかになれば、急速に支持を失っていきます。
 「希望の党」に入るためには小池殿ということで政策協定書(誓約書)を書かされるそうです。憲法改正を支持し、党に資金を出す、ということで、原発の事は書いてありません。どうでもいいのでしょう。
 
 しかし本性を希望の党が隠していれば、恐ろしいことになっていたかもしれません。政権交代してみても、原発反対などは末端の課題に下げられ、自公と一緒になって憲法を変え、自衛隊を正式な軍隊に変える、ということになれば、自公+「希望の党」で、圧倒多数での独裁政治をもたらす恐れがありますから
◎ この数日でまた情勢が変わるかもしれません。文春の記事も出たら追記してみます。
5日都議会が終わります。小池氏が立候補するかどうかがわかります。
◎ 連日小池氏の動静をテレビ等で放送しています。しかし、徐々にほころびも見え始めています。
 
 イチロウ氏のコメントがとても参考になります。コメントをぜひお読みいただくようにお願いします
追記:2017年10月24日
選挙戦の結果
自民        284
立憲民主      55
希望         50
公明         29
無所属       23
共産        12
維新        10
社民         1
でした。自民は思いのほか伸びましたが、野党第1党に立憲民主党が成ったのは大変喜ばしいと思います。これから合流する人もいるでしょうし、次の選挙ではもっと期待できそうです。
 

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政治と社会の現状」カテゴリの記事

コメント

イチロウ様
 
 コメントありがとうございます。

 安倍と自民党が評判悪くなった分、小池の希望で補おうという戦術ですね。

 残念ながらしっかりとマスコミが人々真実を伝えないことです。読売、日経、産経は特にそうです。

 でも、前にも書きましたが、小池がもう少しソフト路線を装って民進党を総がかえされなくてよかったです。

 土地の価格が上昇し、バブルの様相を示しています。新聞に不動産のチラシがたくさん入り、値段も上がり利回りも5%を切っています。オリンピックまでは何とか持ちそうですが、オリンピック終わった後にバブル崩壊と深刻な不況が来そうなのは明確です。

 

こういち 様

小池氏は、経済・金融に関しては、全くの素人であり、アホノミクスを踏襲する、と言明し、日銀の実質的国債買取を継続するとのことです。

しかも、株価のために日銀の金融政策維持を謳うのですから、経済政策成功を装うために日銀、GPIF等で株価上昇を演出している経済政策偽装策をも継続するとのことです。

インタビュー:黒田日銀の政策、大きな方向転換不要=小池百合子氏 Reuters
http://jp.reuters.com/article/interview-koike-idJPKBN1CB1SP

一体全体、アベとどのような違いがあるのでしょうか?

イチロウ様

 今回の衆院選挙の本質がとてもよくわかります。
ありがとうございます。

 安倍と小池とが対立しているように見せて、票をさらい戦前回帰をより確実にする方法ですね。
 でも小池が調子に乗りすぎて本性を早く表してしまったように感じます。

 共産党が80人近く立候補を取り下げました。東京1区でも、候補者を取り下げ立憲民主党として立った海江田万里氏を統一候補としました。そうなるとがぜん争点が明確になり、海江田さんが勝つチャンスがあります。自民党も”希望―絶望”の党も思わぬ誤算となる可能性が大いにあります。

 小池が民進リベラルも取り込んでソフト路線をしき枝野さんまで取り込む度量=策謀をを使ったら危なく騙されて危険でした。

こういち 様

アベ対小池絶望の党、との構図を演出しているマスゴミですが、元々は、戦前回帰の似非保守・国家権力誇大妄想狂の二人なので、共通項がありますから、選挙後に手を握る公算が大ですし、対立構図を演出しつつ戦前回帰を図ることで共演の合意があるかも知れません。

小池新党の政権構想、自民との大連立の可能性は? ―プリンストン発 日本/アメリカ 新時代| 冷泉彰彦 ニューズウィーク日本版
http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2017/10/post-944.php

少し時間を遡れば、社会党とも連立した過去がある自民なので、己の権力欲を充たすためには、他党と手を握ること等は、容易に実行するでしょう。

アベに見切りをつけた積りの国民が、同じ穴の貉に投票する危険が大なのが今回の選挙です。

イチロウ様

 一年ぶりに居酒屋に行かれたとか。久しぶりに酔われたとそうですが、、、右翼を気取り、アベが天皇陛下の気持ちを素直に受けず、戦前に回帰する策動をしているが、それは本来の天皇制とは相いれないものだ。とのことですが、まったく同感です。

 昭和天皇も戦前の軍部中心の政治に怒りをもって、A級戦犯合祀後の靖国神社へ行きませんでした。今の陛下に対しては心から尊敬しています。
 アベたちは陛下の気持ちをないがしろにして昔の日本に戻そうとしています。

 文春は小池支持により売り上げを伸ばそうとしているようです。読売、産経はどうなのでしょうか。
 
 自民党が減っても右翼的な小池ヒットラーの「希望―絶望の党とはうまい表現ですねーが増えては何にもなりません。
 騙されずに、枝野、志位さん連合に投票する人が増えることを期待します。

こういち 様

昨夜は、一年ぶりに居酒屋へ行きました。 そして酔ってしまい、右翼を気取り、アベを貶してしまいました。

即ち、天皇陛下の御気持ちを素直にうけず、己の政治的欲望を剥き出して、戦前に回帰する策動をしているが、戦前の体制は、帝政ドイツの物まねであり、日本古来の政治体制とは相違した明治絶対制政治こそが、異質の政治体制であり、天皇制とは相いれない、と言いました。

アベは、君側の奸、である、と。 UCLAで単なる外国人の英語コースで英語(米語)の講習を受けていた身であるにもかかわらず、政治学を学んだ、と装った、と。 

お酒のせいで大言壮語したのですが、概ね、間違ってはいないでしょう。

小池絶望の党も、維新と手を組んだのですから、自民党の補完政党としての本質が見えた訳です。

維新の勢いも無くなりましたが、当然です。 空虚な「都」構想のみを御飾にするだけの徒党が、国政の場で何を眼玉にするのでしょうか。

小池絶望の党も同じ、です。 戦前回帰のアベと同じ穴の貉が二人も揃ってヒトラーの真似をするのでしょうか。 

アベと小池絶望の党に騙される阿保な国民が、どれ程居るのか、投票日が楽しみです。 この二人に騙されれば、この国は終わりです。

小沢氏が騙されたのは、少し驚きです。 小池氏の本質を知っていた筈ですから。

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