「北海道のワイン温暖化で脚光」 日経記事 温暖化非難一辺倒の風向き変わる?「続地球が危ない」、温暖化のせいあまり言わず
2017年11月27日(月)の日経新聞朝刊には、記事としては1面に続き目立つ39面の社会面トップの記事として、経済界の動向を示す「センサー」欄で「北海道のワイン温暖化で脚光、ブドウ栽培の適温地に、香港で受賞・仏ワイナリー進出」というものがカラーで載りました。-実はこれは記念的の新聞記事の転換な先駆けです。
北海道産のワインが注目を集めている。温暖化によって高級ワイン用ブドウの代表品種とされる「ピノ・ノワール」の栽培が可能になり、ブドウ生産に乗り出す農家が増加。香港のコンクールで11月に余市産のピノ・ロワールを使った北海道産ワインのロゼが金賞を取ったほか、フランスの名産地、ブルゴーニュ地方の老舗ワイナリー、「ドメーヌ・ド・モンティーユ」が函館市への進出を決めるなど、海外からの評価が上がっている。
冷涼であるため害虫がすくなく、農薬に頼らない栽培に取り組みやすいことが北海道進出の決め手の一つになったという。
◎今まで、「温暖化」といえば、その悪い面だけが大げさに取り上げられるばかりでした。同じ日経新聞でシリーズで「温暖化」で様々な悪影響が出ていると連載などが出ていました。その内容は2017年5月、6月の「こういちの人間学ブログ」にも書きました。
◎すでに、日経新聞2017年4月3日の記事(電子版)に、「米政権交代で弾み、温暖化主因説の再検証」という記事が掲載されています。
「日経記事、CO2温暖化だけでなく、海水の酸性化も問題だ」 5月7日
http://koiti-ninngen.cocolog-nifty.com/koitiblog/2017/05/co2-c8ce.html
「北極の氷はなくなるのか?地球が危ない ユキヒョウ温暖化で減少-日経の記事から」 5月22日 10回シリーズの記事
http://koiti-ninngen.cocolog-nifty.com/koitiblog/2017/05/post-b04e.html
「温暖化でGDP4%減?今世紀末の世界 東京が屋久島並み―(毎日新聞記事、それに対しブログ筆者はーいいのでは?」と書きました。 6月13日
http://koiti-ninngen.cocolog-nifty.com/koitiblog/2017/07/gdp4-c6fa.html
日経新聞では「温暖化で危機だ」という記事を盛んに書いていました。
ところが”温暖化”に批判的なトランプ大統領の来日と安倍首相のなんとも極端なごますり外交の影響と、その後のCOP23における、日本の石炭火力依存と海外輸出を激しく批判されるに及んで、どうも政府の雲行きが、環境省を除きCOP23に対し否定的になり、新聞各紙での報道も赤旗以外は記事が激減しました。それは、「こういちの人間学ブログ」にも書きました。
「温暖化防止、COP23きょう開幕。赤旗は熱心だが、他の新聞は関心薄い 日本の経済界は「温暖化論」見離しか」 2017年11月06日
http://koiti-ninngen.cocolog-nifty.com/koitiblog/2017/11/cop23-ccb6.html
◎ COP23によれば、高効率石炭発電もダメ、石油、天然ガスなど化石燃料はすべて駄目なのです。化石燃料はいくら効率をよくしようがすべてCO2を出すので、駄目なんです。ところがクリーンなはずの電気が大部分いわゆる化石燃料をもとに発電されています。ゴアによれば、デンマークは2016年4月17日、すべての電力需要を風力でまかなった。と大きく「不都合な真実2」の本の裏表紙に書いてあります。でも、たとえば太陽光発電の多くの一般消費者の犠牲の上で成り立っており(高い電気代をプラスして払っている)、まだまだです。石炭による発電は、高効率発電の装置を使えば、CO2の出し方も少なく、ばい煙なども出しません。天然ガスでの発電はガスコンバインドシステムを使った発電では非常に効率がよく、東京ガス系列の電気会社は東京電力より安い電気代にしています。(業務用はエネットで、家庭用は東京ガスで販売)。
石炭は石油に比べ、比較的各国で調達しやすく安価なのです。またアメリカではシェールガスの発掘で天然ガスの価格は落ちています。わざわざ、電気に変えてから使うより効率的です。日本のように電気、ガスで相互乗り入れして、販売競争をしている現状では、採算面からも石炭火力を発電に使わざるを得ないのです。ところが、COP23によれば、化石燃料で発電する日本はいくら効率がよくクリーンな発電ができるといっても、ごうごうたる非難の的になります。しかしいくら非難されようが日本の企業としても高効率石炭ガス発電などで電気代を安くしたいのです。そうなると、あんまりCOP23に、いい顔をしているわけにはいかないでしょう。そのうちあまりに日本が非難されると、アメリカの真似をしてパリ協定から脱退したくもなるでしょう。COP23では、、CO2を出さないからということで原子力発電は推奨されている。原子力を使う危険性は証明されているのにである。今や原子力は諸外国でも採算が合わなくなって来ているのである。老朽原子力発電所はどんどん廃棄されてきています。
中国は最もCO2を出している国です。さらにそれは老朽化した石炭火力発電所によるばい煙が人々を苦しめています。今は、中国もCOP23に参加していますが、石炭火力を非難され、高効率でクリーンな石炭発電所にしても、駄目と言われればCOP23を脱退することでしょう。そうなれば米、英、中国、ロシア、日本がCOP~に消極的になれば、わが世の春をおうがしてきた”地球温暖化論者”は飯の食い上げとなります。さて、どうなることでしょう。
自動車産業では日本の車ははじめ、トヨタのプリウスなどガソリンのハイブリットカーで世界の販売シェアを大きく伸ばしましたが、今では欧州車が雪崩をうって電気自動車(EV)に移行しつつあります。電気自動車は構造がガソリン車より簡単ですむらしい。スエーデンのボルボはいち早く全車をEVに変えるということである。他のヨーロッパメーカーも競争している。日本はEV開発で大きく後れを取っている。テスラモーターや電気自動車を推し進めたい連中は、COP23大賛成である。日本の優位をひっくり返そうとしています。これがあまり激しいと日本の自動車メーカーはCOPに積極的でなくなります。日本の産業界はすでにCOPの連中は敵になりつつあります。日本の産業界の意向に宋、日経新聞もその基本的態度を変えざるをえません。今回の記事はその転換の記念的記事と云えましょう。
だいだい例えば日本がいささか温暖化しても、どちらかというといいことのほうが多いのです。ところが地球温暖化危機論者は極端な例を挙げて、温暖化するとすべて悪くなり、大変な事態になるとばかり書かれてきました。今回初めて温暖化は悪いことばかりではないと新聞に書きました。
筆者のような温暖化論懐疑論者は、地球の気温があと3から4℃上がると地球の破滅だなんて心配するより、むしろ太陽活動の低下により寒冷化するのではないかと心配しています。COP23の連中でも、ゴアなどでも、気温上昇より、異常気象を言いつのっています。 人間学研究所の例会で気象学者の根本順吉氏から直接聞いたのですが、「気温の変化は断じてCO2が主たる原因ではない。最も大きな影響を与えるものは太陽である」と、そして「気温が大きく変化するときに(例えば小氷期に入る前など)、大きな異常気象が生じる」といっています。「超異常気象-30年の記録から」(中公新書、1994年1月)という本も根本氏は書いておられます
昨年は暑かったようですが、今年の日本はどう見ても寒い年です。このところかなり暑いときもありますが数年前、沖縄や台湾に雪が降るという何十年ぶりかの寒波もおし寄せてきました。ゴアなどは異常気象はすべて温暖化のせいと行っていますがそうではありません。騙されてはいけないのです。
CO2の現在の伸び方は心配いりません。かえってCO2の増加により植物が増加しています。温暖化論者は危機を煽り立て、一向に効果のない温暖化対策に湯水のごとく無駄なお金を食い尽くしているのです。日本の安倍首相は森林税とかを取るつもりです。これには各紙批判的です。
ゴアなどが10年前からいろいろ言い、対策をとっているはずが、二酸化炭素は一向に減らないのはいったいどうしたことでしょう。そんなにますます悪くなったといって声を荒げていいのでしょうか。だけど10年前のように映画も本も注目されません。(参考のため3000円ぐらい出して本は買ってしまいましたが)”温暖化詐欺師”の仮面が外れてきたのです。10年前には詐欺師の面目躍如でアカデミー賞もノーベル平和洋も取り脚光を浴びましたが、今度の映画の上映はほとんどマスコミでも報道されず、来日してもほとんどの人は知りませんでした。温暖化ビジネスで巨万の富を稼いだゴアの正体を多くの人が知ってしまったあとでは詐欺師も活躍できません。ーだいたいCO2が減らなくともそのうち太陽の活動低下のため、気温が低下してきます。そのほうが恐ろしいのですが。
日経の記事の続き
気候変動によって北海道で栽培できる果樹が増える一方、他の産地に影響が出る懸念もある。農研機構は2060年代に北海道全域がリンゴの適温地になる一方、東北以南の平野部では栽培が困難になると予測。温州ミカンも現在の生産地のほとんどが年平均気温15~18度の適温域から外れてしまう可能性がある。
農研機構の杉浦俊彦・園地環境ユニット長は「品種改良や栽培技術の確立によって温暖化に対応する道もある」と指摘。温暖化のメリットを生かしつつ、悪影響の恐れがある地域は農家や自治体、JAなどが連携しいち早く対応することが重要」と訴えている。
◎イチロウさんからのコメントを本文中に書き直しました
「米NASA 初の太陽探索ミッション 来夏OKと」
そのままではだめでリンクにつなぎ直さないといけません
https://www.cnn.co.jp/fringe/35102094.html
―つながりました
12月11日 追記
「続 地球が危ない」
が12月10日の日経新聞で開始
1、12月10日「守り神」保護進むも・・・「シマフクロウ」
シマフクロウの減少は、温暖化のせいではなく人為的な原因であるといっている。
2、 12月17日 絶滅危惧種のチョウ「シマウラボシシジミ」
シカがえさを食い荒らすために減少。しかし長崎の上島では、保護により回復してきた。減少は温暖化のせいではない。
3、「歩く松ぽっくり」密猟の的―「センザンコウ」
12月24日 中国で漢方薬の材料として、10年間で100万匹以上が密漁の犠牲に
4,「産卵地の砂浜、開発で縮小」-「ウミガメ」
12月1日 産卵地の砂浜は河川の開発や地球温暖化の影響で縮小し~
初めて温暖化により、と出てきました。海水面の上昇は温暖化のためというより、地下水のくみ上げなどで起こります。人為的な影響のほうが圧倒的に大きいと思いますがどうでしょうか。
5、「キタダケソウ」酸性雨で絶滅危惧
1月7日 盗掘が相次ぎ2000年ころには約600本まで減った。温暖化の影響でイネ科植物が増え生存競争が激しくなってきた。温暖化でイネ科の植物が本当に増えているのでしょうか。酸性雨は温暖化と直接関係ありません。
6、「外来種が天敵、減少に拍車」-「アベサンショウウオ」
1月14日 21世紀にはいると、一部の生息地が消滅した。絶滅危惧1Aに指定され、京都府の天然記念物になっている。宅地やゴルフ場の開発、道路建設に加え、耕作放棄する田んぼも増えたことも生息環境を悪くした。人間が持ち込んだ外来種が「天敵」となったアメリカザリガニやアライグマが食べ個体数の減少に拍車をかける。人為的な原因
7、「カワウソ」密輸 後絶たず
1月21日 カワウソは水族館の人気者。生息地のアジアからの密輸が後を絶たない。昨年10月、日本人女子大生がカワウソ10匹をスーツケースに隠してたいから密輸しようとしたととして逮捕された。。1匹1000バーツ(約3500円)ほどで買えるが、日本では100万円を超すこともある。1980~2015年アジアで押収されたカワウソは6000匹に及ぶ。カワウソは「ワシントン条約」で国際取引が規制されている。だが日本ではペットとしての販売などは禁止されていない。「違法なルートで入ってくると、日本の法律では保護できない」と問題視する。トラフィックの西野亮子プログラムオフィサーは言う。
―これも温暖化は関係ありません。
8、人間との争いで毒殺された「スマトラゾウ」すみか奪われ人間とのあつれき
1月28日 スマトラ島は「森が減るスピードが世界で最も早い場所」と呼ばれる.あぶらやし農園の造成による大規模開発が進んだことが原因だ。1980年代にはスマトラ島全島に生息していたが今ではほとんどの州で全滅し2400~2800頭に減った。
9 「レブンアツモリソウ」 発芽早まり霜の被害増加
2月4日、かっては道路の脇などで見つかったが群生地から根こそぎもって行かれ今では3000ほどに減少。94年に国が国内希少野生動植物に指定して対策を強化し盗掘はほぼなくなった。しかしササやススキが増え発芽や生育が妨げられている。春先の降水量が減ったためためではないか。環境省は地球温暖化で発芽が早まり新芽が霜の被害にあうことも増えた、と。もし温暖化で発芽が早まるようでしたら霜の被害にもあわないのでは?
10 「オランウータン」 森林破壊で激減
2月11日 オランウータンはここ100年で80%減った。オランウータンの生息数は森林の広がりと関係がある。激減しているのは、ぱーむゆが取れるアブラヤシ、製紙用のアカシアやユーカリを植林するため熱帯林が壊されているからだ。子どもをペットとして密売するため、母親が殺されることもあるという。
森林火災の影響も深刻だ。泥炭地は数か月燃え続けることもある。森林の伐採で湿地が乾燥するからだ。日本ではスーパーの商品の約5割にパーム油が使われている。コピー用紙も約3割がインドネシア産だ。WWFは環境に配慮した製品に認証をつけるなどの活動を通じ、オランウータンの保護に取り組んでいる。
―終わり
◎ 結局、本当に温暖化のために、生物が激減し、絶滅しているのではなく、人為的な原因で絶滅にひんしていることがわかります。人間が保護に取り組めば回復し増えてきています。改めて問います。本当に温暖化で動植物ゲ絶滅にひんしているのですか?
2月10日の日経新聞夕刊には、子どもへの記事として「地球温暖化どうして悪いの?」という記事が載りました。「大雨が増え、動物や植物に被害が出るんだ」と言います。
「温まりすぎると悪い影響が出る「」- 改めてご紹介します。
12月16日 追記 「三菱重、火力不況が直撃」
12月16日の日経新聞によれば、営業利益の7割を稼いだ火力発電所向けガスタービンがが、パリ協定により大幅に減少していると。欧米各社はすでに大幅なリストラを先行していると。三菱重工は、「温暖化」で騒ぐものを苦々しく思うでしょう。
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