大久保多国籍タウンの現状ー2018年新宿新聞元日号から
2018年1月1日の、新宿新聞の元日号が届きました。
2018年元日号の新宿新聞では、コリアン街新大久保とありますが、筆者はあえて多国籍タウン大久保と書きました。2017年の初めまでは、ネパール料理店、ベトナム料理店の伸びが目覚ましかったのですが、半ばから韓国の店への来客が増えてきました。大久保の町はコリアンタウンの街といわれるより多国籍の街と言われたほうがいいなという、ブログ筆者の願望によるものです。ほかにも多国籍のレストランがたくさんあるのです。
新聞の見出しを見ると、
4ページは
「チーズダッカルビが韓流の街を席捲」
「料理、大型コスメ、グッズ、スーパー、若者客が増え、売り上げは3割増」、
「出店意欲高まりテナント賃料が上昇-17年当初は一階で5万円だったのが年末には坪6万5千円から7万円まで高騰した」、
「大久保通り賃料坪7万へ一気に高騰、駅前小型ビル巡り10社が争奪戦」
「17年大久保通りの駅よりでは、―新店は7店、コクミンドラッグを除き韓国系の業者だった」
「イケメン通り相場は坪3,5~4万、引き合い増も空き物件なく出店低調」、
「ドンキが地下テナント再開へ、職安通り久々にコスメ新店も」
「無料のK-シャトルバス、ルート拡大し平日も運行」
イケメン通りのお店
5ページは
「大久保通りの料理店、週末は1日8回転!客の7割がチーズ・ダッカルビ注文。
◎食べてみましたが、こってりとした味で、いかにも若者向き
「17年は過去最多ペース、新大久保の乗客、1日4,4万人」、
ー12年に4万1千人が14年には3万8千人に減少、17年には4万4千700人に増加
「グッズ店、1万円の買い物客が復活、週末は10代、男性客が増」
-「売り上げはまだピークの2011年の半分程度。12から13年の水準。2018年にはさらに良くなるはず」
◎12月で大変混雑する新大久保駅。もともと狭いのに、工事中で余計混雑。道路で待ち合わせをする人がたくさん。車いすでは通れません。新大久保駅はエレベーターがなく使いませんが。
◎以前のお客の主流は中年女性で客単価が高かった。今は若い女性が主力。
「韓国風ドッグ(ハットグ)が人気、インスタグラムで拡散
現在は、第1次、2003年~冬ソナブーム、(中高年女性)第2次、2010~K・ポップブーム(若者男女)に続く、第3次ブームだそうで、全体の4割ぐらいを占めるのが10代女性だそうです。)客単価は落ち、街頭で食べる若い女性が増えています。化粧品の売り上げは多い。
店も増えています。
◎お店の中で食べないで外で簡単に済ます、若い女性が多いということ。
「ベトナムは微増、ネパール料理店は失速」
こういう店には10代の女性はほとんど行きません。
公園そばのこのネパール料理のお店は韓国料理店に変わりました。
大久保通りから銭湯のほうに入ったネパール料理店。前はホットチリというお店でした。
韓国風ホットドッグのお店。こういう立ち食いの若い女性のお客で混んで大変です。
◎ チーズダッカルビを食べてみましたが、豚肉を甘辛く炒めた上に大量のチーズをかけます。こってりとしていかにも若者向きでした。前は豚肉の脂身サムギョプサル全盛でしたが。
ベトナム店は微増となっています。ネパール料理店は大久保公園に隣接した店が辞めました。日本人の利用者はそう広がらず、いっぺんに20数店もできて、でき過ぎです。
韓国風ドッグのところは道路で立ち食いしている客が多く、車いすでは通るのが困難です。
2、3ページは
「東京五輪後へと続く駅周辺・再開発」
ロッテ新宿工場跡地
「再開発に向けて検討」、「住宅展示場として暫定利用!?」
2017年に、新大久保の街について「こういちの人間学」に書いたこと
カテゴリー「大久保の街紹介」から
12・23「更地になったロッテ工場跡地。2273坪の広大な土地どうなる」
11・25「大久保・百人町地区の外国人について人口比較。1,2丁目日本人3割」」
5・14「5か所の東京新混雑エリアと新大久保のネパール料理店」
4,24「2017年の新大久保駅周辺の状況。だいぶ若い女性でにぎやかに」
1,29「新宿新聞、ネパール店が急増。リトルカトマンズと」
1,9「NHK日本紀行。大久保ドリーム。多国籍タウン夢追い人」
2016,12,30「大久保コリアタウンの現状 -大幅に変化、2017年、新宿新聞の元日号から」
◎興味がありましたらご覧ください。2017年前半まではネパール料理店に勢いがありました
« 2017年度第8回(2018,1月)人間学研究所・実用的人間学合同例会・中止 部会の変遷 | トップページ | 近況、1、2018年1月1日の状況、初日の出、2、慶応病院へ、3、ブログの状況 »
「大久保の街紹介」カテゴリの記事
- 新宿百人町の自宅の近くにある桜美林大学の学園祭を見てきました。初めての学園祭かな?(2023.06.18)
- 新宿百人町の桜美林大学の前の6種類の八重桜を見る。3月28日まだで、4月8日にはもう満開を過ぎていました。(2023.03.29)
- 2022年10月10日 3年ぶりのパレード、「百人町祭り」が開かれました。(2022.11.12)
- 新大久保駅近く、文化通りの新しいレストラン 多国籍料理「ガゼボ」に行ってきました。(2022.06.12)
コメント
« 2017年度第8回(2018,1月)人間学研究所・実用的人間学合同例会・中止 部会の変遷 | トップページ | 近況、1、2018年1月1日の状況、初日の出、2、慶応病院へ、3、ブログの状況 »
イチロウ様
貴重なコメントありがとうございます。
ブログの足らざるところを補った貴重な資料などを付け加えていただきまして、本当にありがとうございます。心より感謝いたします。
1月1日のブログにも書きますが、元日から慶応病院へ抜糸に行ってきました。昨年は皮膚科の病気に悩まされました。
日本の場合、すべての層で素直に温暖化論を信じているのは異様でしたが、利害が反して今年あたり温暖化論反対の勢力も強まりそうです。日本政府もトランプに追随しているようですし。
相撲の暴力事件の報道で週刊文春・新潮ともにモンゴル勢たたきなのは異様でした。相撲の人気を高めたのはモンゴル勢はじめ外国人力士なのに
なんか嫌な風潮です。
今年もつたないブログですが、よろしくお願いいたします。
投稿: こういち | 2018年1月 1日 (月) 14時39分
こういち 様
お説のように、多国籍で、他民族で、多文化の、共生可能な街になり、国になると、地域もこの国も新な発展が出来るでしょう。
今の政権についている人達とその支持勢力の人達のように、如何にも島国根性で、世界に眼を向けずに閉じこもる自閉症では、未来が無いでしょう。 島国根性なので、世界の科学の現状を知らずに、右も左も真ん中もこぞって温暖化詐欺に騙されるのです。
昨年末に生じた相撲の世界の排他的な出来事を見ても、島国根性丸出しです。 今や国技も何も、モンゴル相撲に頼っている現実があるのに、己の世界を死守するのに必死です。 あんなもの、ただの刑事事件なのですから、捜査は、警察と検察に任せておけば済みますし、黒白は、司法がする訳ですからその結果を受けて処分なり何なりすれば良いのみですが、日々、細々とした出来事についてさも天下の大事件のようにマスゴミを挙げて報道するのですから、呆れます。 他に報道することは無いのでしょうか。
今や、相撲等は、プロ野球に及びもつかないお寒い状況なのですし。 私等のように相撲には、何の興味も持っていない人の方が多数でしょうし。 安倍政権の不出来を隠すのには都合が良いでしょうが。
ともあれ、コメントで頑張りますので、本年も宜しくお願いします。
投稿: イチロウ | 2018年1月 1日 (月) 12時25分