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2017年12月10日 (日)

「新聞記者」、望月衣塑子の本について。戸山高の1年後輩の高原伸夫さんに筆者は同感です。五行歌-民衆の歌について。

 

望月衣塑子さんの「新聞記者」

 

 

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この本はメール交換をしている戸山高校の1年後輩の、高原伸夫さんの紹介で書いてみました。

 

 2017年10月10日発売で、11月10日にすでに3版でした。買いに行きましたが、近くの芳林堂書店には在庫がありませんでした。通販で『武器輸出と日本企業』とを含めて購入しました。

 

 前のブログにも書きましたが、体中に湿疹?が起き、体中がかゆく、あまり夜もよく寝られません。そのためにも本をじっくり読んで、ブログを書く気力がなくなり、2週間ぶりの更新となってしまいました。

 

 本の詳しい紹介は無しにしまして、高原伸夫さんのご紹介を中心にして書くことにしました。

 

 

2017年12月21日追記

 

 

芳林堂へ行きましたら、「新聞記者」が売れ行き第4位でした。やはり大きな注目を集めていることがわかります。

 

 

 

.

 

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 望月衣塑子さんは東京・中日新聞の記者で、慶大卒。前は防衛産業を取材し本を書いています(下記)。その後2017年6月8日の官房長官記者会見の取材で、加計学園問題に関して、40分の時間をかけて23回の質問を繰り返し注目されました。

 

 望月衣塑子で検索すると、(アット・ニフティ)、最初は望月さんのTwitterで次はウィキペディアの記事で、3,4番目は望月さんを攻撃する産経ニュースなどの記事です。そのあと支持する記事、攻撃する記事と入り乱れています。

 

 

「新聞記者」の内容

 

目 次は

 

はじめに 

 

第1章 記者への憧れ

 

第2章 ほとばしる思いをぶつけて

 

第3章 傍観者でいいのか?

 

第4章 自分にできることは何か

 

第5章 スクープ主義を超えて

 

あとがき

 

 

 

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 2016年7月10日発売、角川新書、800円+税です。

 

 

 世の中が、安倍首相のもと、着々と昔の大日本帝国復活を目指す勢力が力をつけ、いやな世の中に向かおうとするとき、戦争の悲惨さを心の底から感じ、戦中、戦後のひどい時代を知っている我々にとって、さまざまな。攻撃をものともせずに奮闘されている望月さんの奮闘に心から、共感するものです。

 

 

 

戸山高校1年後輩の、地元大久保につながりのある高原伸夫さんについて

 

 

 この本は、前にも書いたように、2017年10月ごろからメールをいただいている、戸山高校で1年後輩にあたる高原伸夫さんから、教えていただきました。高原さんはいろいろメールでお話を伺うと、さまざまのことで縁がつながっているころがわかりました。高原さんのことを紹介させてくださいということで、許可を得ましたので、皆さんにご紹介します。

 

 高原さんは、元のお住まいが大久保で、小学校は大久保小、戸山小と違いますが、大久保中学と戸山高校は同じでした。大学は私は東京教育大、高原さんは東大と違います。今の主たるお住まいは福岡ですが、お母さんが住んでおられた自宅はそのままで月の4分の一は大久保に来られるそうです。

 

 10月27日のNHKの放送で、「異国の香り、新大久保」という番組を見て、さらに新大久保について詳しく知りたいと検索していましたら、筆者のブログにたどり着いたそうです。

 

 いろいろ、メールでお話していると、いろいろな点で縁が深いことを感じました。

 

 戸山高校では新聞部で、戸山高校では筆者と同じクラスの望月さんや戸田さんと同じ部であったこと、東大のサークルでは教育研究会に所属しそこの顧問は、前身の総合人間学研究会(筆者は設立者の一人事務局長)の時から会員で、総合人間学会の3代目の会長である堀尾輝久氏だったこと。戦前戦後の悲惨な時代を経験し、戦争はまっぴらだということを強く思っている、などにも共通点がりました。

 

 

 2016年1月12日の筆者のブログに「戦争伝える最若手が手記 戸山高1年後輩が自費出版、本が届きました」というものがありますが、高原さんはそこにも記事を寄せられていました。400人の卒業生のうち35人が手記を寄せました。

 

本の名前は「私たちの戦争体験」桐書房です。

 

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 ブログ筆者が思うに、当時の戸山高校には数学の武藤先生のようなとても素晴らしい先生がいて、その影響も大きかったように思います。

 

 

 

 

高原伸夫さんのその中での文章は「私が終戦前後,見聞、体験したこと」という内容です。

 

要旨を書いてみます。

 

ーこの本はまだ在庫があるのでしょうか、高原伸夫さんで検索するとわかります。

 

◎は高原さんの書いておられるところです。▽はブログ筆者のコメントです。

 

◎ 「戦争で高原さんのお母さんの兄弟二人が戦死し、伯父と叔父も戦死しました。お父さんは病弱で戦争に行かなかったため生存しました。

 

▽ 筆者の母方の伯父は中国で戦死しました。父は前後7年も満州に中国にと兵隊として行ってきました。当時の厳しかった話は父からよく聞いています。中国だから生き残ったけれど、南方に行っていたら生きていなかったろうといっていました。

 

◎ 終戦直後は大久保で10歳くらいまでバラックに住んでいました。厳しい生活でした。
▽筆者も大久保の地ではじめバラックの家でした。自宅から遮るものが何もなく伊勢丹のビルがよく見えました。

 

◎ 戦争が嫌いなのは全てが焼け跡の灰のにおい、が強烈に残っているからと書いておられます。
 ▽同じ世代で、同じ地に住んでいたものとした、まったく同感です。

 

◎新憲法は私という人間の骨格となっている。筆者にも戦後しばらく受けた非常に民主主義的な教育の影響も大きかったのです。

 

▽ その後の日本はアメリカの直接の占領から、間接的な半占領状態に変わりました。
  アメリカのトランプ大統領に対しての安倍首相の卑屈なおべっか使いの状態を見てもそのことはよくわかります。筆者も同感です。

 

◎高原さんは、大学卒業後、総合商社に入り、日本が世界中で取引できるのは平和憲法のおかげだと痛感しました。ベルリンフィルハーモニーのコンサートで、隣の席が、ドイツのヴァイツゼッカー大統領で、彼と握手を交わせたのもいい思いでだと話しておられます。」

 

 高原さんと筆者は同じ大久保の地で同じ戦後の荒れ果てた大久保の街を体験しているのです。

 

 高原伸夫さんは文学的な面での活躍もしておられます。高原伸夫と検索すると、いろいろと記事が掲載されています。

 

その中で、「五行歌」のことがたくさん出てきます。福岡と東京で奥さんと共にその普及活動をしておられます。福岡ではカルチャースクールもやっておられます。そして詩集「南の風」を発行しています。最新号を送っていただけるとのことでした。届きましたら、またご紹介します。
 いろいろな立場、年齢の人たちが、自由に歌を作っています。そしてその感想を述べあっています。いいですね。

 

(以下の文章は2024年1月に追加しました)

 学会などでは思想的立場の違いを、査読などと称してふるいにかけます。以前、書いた本への記事で筆者への査読で拒否されました。私(佐竹)は総合人間学会を設立した一人(運営委員・事務局次長)ですが、学文社で出した3巻本の「総合人間学シリーズ」の記事を書きましたが、柴田義松氏の編集した3巻には私の書いた文章がそのまま載りましたが、1巻に書いた部分の文章は否定されました。1巻ではマックス・シェーラーなどの哲学的人間学に対して批判的な論文を出しましたら、哲学的人間学の立場の会長などが、私の原稿を勝手にボツにしたのです。
 その後、再度復活して監査役になりましたが、総合人間学会で発表した文章を、まとめて学会誌にだしましたら、またほかの人により査読と称して否定されました。筆者は、こと最近の日本の人間学に関しては、詳しいのですが、よく状況を知らない人間が、例えば日本で第何次人間学ブームとかは聞いたことがないとか言って否定しました。
 私は国立国会図書館の『人間学』と名の付く、本のリストを調べ、その数をグラフ化しました。そうすると明らかに日本では戦前から戦後にかけて『人間学』という名の本の3つの大きな発行部数の山がありました。すなわち、戦前の第1次人間学ブーム、戦後の第2次、第3次人間学ブームという明らかな、人間学という名の本の出版部数の大きな波があるのですが、そんなことは、聞いたこともないとかで、知りもしないでの完全否定です。そして総合人間学会の雑誌、『総合人間学』への投稿は拒否されました。いやな世界です。

 

 

 

 

 

このブログを出した日に、高原さんから五行歌交流誌の『南の風が届きました。それも12月号(77号)と10月号の2冊もです。ありがとうございます。追記して、本の画像と、高原さんの五行歌を紹介します。

 

 

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12 月の今号で第77号になります。大したものです。総ページ、p176内容は

 

私の歌ーメイン

 

エッセイ

 

交流ひろば

 

その他いろいろです

 

 

『南の風』

 

 定価700円、送料別

 

編集・発行 「南の風編集グループ」

 

連絡先 高原TEL/FAX 092-885-3833

 

会誌は隔月発行

 

 

興味をお持ちの方は、ぜひお申し込みください

 

五行歌に興味を持ち、本誌の趣旨に賛同するものは誰でも参加できます。

 

会員には会員と読書会員とからなります。

 

会員になるには1年間8400円。高校生以下半額。

 

 

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高原伸夫さん(福岡)の五行歌です―まったく同感です。

 

 

日本列島の真ん中

 

信州・佐久の

 

空は広い

 

ふんわり白雲浮かべて

 

時代を眺めている

 

 

空いっぱいの

 

うろこ雲を

 

軽やかに着こなして

 

今宵の名月さんは

 

殊のほか美しい

 

 

海があるから

 

福岡市でも別世界の

 

能古島

 

色とりどりのコスモスと

 

笑顔が風に揺れていた

 

 

主のいなくなった

 

門への道に

 

今年も咲いた

 

木槿

 

何を思っただろう

 

 

 

どうしてこんなに

 

腹が立つのだろう

 

傲慢総理は

 

解散を口にして

 

平然とNYへ

 

 

 

「一億火の玉」ぶりが

 

こわい

 

国防が第一と

 

新聞が

 

書き立てる

 

 

明恵と外遊します

 

トランプ呼んでゴルフします

 

税金じゃんじゃん

 

兵器も買います

 

国会論戦は いたしません

 

 

総理大臣は

 

憲法を

 

守らなきゃいけないって

 

学校で

 

習わなかった?

 

 

◎信州ののどかな風景、名月の美しさ、福岡の能古島のコスモス、そして木槿の花の美しさ。それに比べて傲慢総理の美しくないふるまいはなんと醜いことでしょう。この2つを見事に対比されています。

 

  美しいものと醜いものの対比ではなく最初から醜い政治の現状を書く人もいます。その辺は自由なのでしょう。

 

 会員は福岡の人が多いのですが、全国にいらっしゃいます。

 

 

「五行歌の生い立ち」について 高原伸夫 p160

 

 

 五行歌の原点がどこにあるのか、民衆の歌の歴史については書き残されたものが少なく研究者も限られている。

 

 

 明治以前の短い詩歌はー特権階級のものだけだが、一般庶民が口ずさんで、生まれては消えていった詩歌がたくさんあったに違いない。

 

 

①民衆の中にあって、貴族や武家など特権階級のものではない短い歌があった。

 

②定型に捕らわれないものがたくさんあった。漢詩の書き下しを吟じる詩吟は、七五調とは無縁だった。

 

③リズムのある詩なのだから行分けは自然だが、紙が貴重だったから短冊に一,二行書きされている。七五調の定律が大部分なので、抵抗なく読まれていた。

 

④民衆の言葉使いで、技巧に走らず、自然を、人生を、恋を、世の中を詠う詩歌に注目したい。

 

⑤歴史の表舞台に出ずとも、歌い継がれてきた。作者不明のものも多い。

 

 

 

追記、ブログの更新が遅れた理由

 

 11月28日から、今まで、ブログの更新をしておりませんでした。前にもブログで書きましたが、皮膚のかゆみがひどくなり、皮膚科にも行き、塗り薬を塗っていますが。あまり思わしくありませんでした。12月9日に違う皮膚科で、アレルギーの原因となる血液検査をしてもらいました。

 

 かゆみが体中に及び、かゆくて、夜時々目を覚まし、昼間なんとなくぼんやりしています。ブログ更新の元気が出ませんでした。

 

 

「皮膚のかゆみに困っています~」

 

 

 

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政治と社会の現状」カテゴリの記事

コメント

イチロウ様

 コメントありがとうございます。
身体に点々と赤みが付き、かさぶた状になります。何かのアレルゲン物質が急に反応したのだと思います。今血液検査をしてもらっていますので、いずれ結果が出ると思います。

 今の日本が空気を読む人々の集団化とのことですが、私もそう感じます。特に若い人たちがそうなっているのが怖いですね。人間の犬化ですか、、みんな従順なお上にしたがう人間が主流となると昔の日本の暗い時代への逆戻りですね。恐ろしいことです。

こういち 様

かゆみが酷い、とのことですが、原因は、アレルギーなのでしょうか。 

最近のことですが、ついに私もアレルギー症状が出るようになってしまいました。 

以前から、園芸作業で戸外に出ていて、虫さされによる酷い症状が腕等に出たことがあります。 一面に赤くなった皮膚が、痒くて、痒くて掻きむしりたい程になるので内科の先生に抗アレルギーの薬剤を処方して貰っていました。 それが良く効きますので、安心していましたが、最近は、温度差に弱くなり、温かい部屋から、冷え切った部屋等に入りますとくしゃみが止まらなくなるのです。

今のような気候には、この症状がよく出ます。 温かい布団から出て暖房をしていないキッチン等の部屋へ入ると、くしゃみが止まらなくなり、鼻水が出ます。困ったものです。

それはそうと、表題のアナウンサー氏の武勇伝は、今年の話題になりました。 

昔から、マスコミの社会部と政治部とでは、対政治家で温度差があるのですが、アベ政権下では、それが一層酷くなったように見受けられます。 

欧米諸国では、あまり無い現象ですが、如何にも日本的な空気を読む人々が集団化しつつあるようです。 こうした空気が積み重なり、重苦しい村社会のようになり、個人の個性を殺し、集団化するのでしょう。 そして最後は、赤信号、みんなで渡れば恐くない、となるのでしょう。 

別言すれば、人間の犬化、です。 猫は、集団化しません。 「とら」は「とら」なので、好きなのです。

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