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2018年1月

2018年1月28日 (日)

アフリカ外 最古現生人類がイスラエルで発掘 ネアンデルタール人と重なる期間長く

2016年1月26日の日経新聞に、「アフリカ外 最古現生人類 イスラエルで化石発見 5万年以上遡る」という記事が載りました。

毎日新聞でも同じような記事が載り、各紙で報道されたと思います。

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アフリカ以外では最古となる現生人類の化石をイスラエルの洞くつで発見したと同国テルアビヴ大などのチームなどが26日付の米科学誌サイエンスに発表した。19万4千から17万7千年前のものとみられ、アフリカを除いた「最古」が5万年以上さかのぼることになる。

 アフリカのエチオピアでは最古の現生人類とみられる約20万年前の化石が見つかっており、今回の発見は人類の進化や移動の謎を解き明かす手掛かりになりそうだ。

 チームはイスラエルのミスりヤ洞窟で見つかった成人の上顎周辺や歯列の一部、近くにあった火打石などの年代を複数の手法で推定。歯茎から出ている「歯冠」が高く、幅が狭い点などが古い人類には見られない現生人類の特徴だと判断した。

 アフリカ最古の現生人類とともに見つかったものと似た石器も発見したという。

 ただ,諏訪元(げん)・東京大学教授(古人類学)は、「現生人類と言えるだけの特徴持っていたかはわからない。( (上顎だけでなく)頭骨全体が見つかるのを待ちたい」と慎重な見方をしている。

毎日新聞の記事では、日経新聞の記事と内容は同じ

1月26日の赤旗では、前半の記事は同じ

~。現生人類は20万年前ごろアフリカで誕生し、その後世界に広がったと考えられています。現生人類が初めてアフリカを出た時期については8万年前~5万年前とされていますが、地球が温暖化しサハラ砂漠が緑に覆われた12万年前ごろ現在のイスラエル周辺に一時的に進出しました。地球が再び寒冷化してからイスラエル周辺の現生人類の痕跡が消え再び現れるのは5万年前あたりからでした。

◎「地球の温暖化でサハラ砂漠が緑に覆われていた「」、というのは素晴らしいことではありませんか。

 今回の研究結果について、研究グループは現生人類の誕生が少なくとも30万年以上さかのぼる可能性や、現生人類の世界各地への広がりについての現在の考えを見直す必要性について言及しています。

 実際、2017年6月には、西アフリカのモロッコで見つかっていた人類の化石は30万年前の現生人類だという研究成果が発表されました。しかし、その見方に否定的な見解も示されており、今回の研究結果はさまざまな議論を呼ぶ可能性があります。                 

インターネットでは、BBCニュースの内容が詳しくのりました

 パラブ・ゴーシュ科学担当編集委員

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国際研究チームはこのほど、イスラエルで2002年に見つかった化石が、アフリカ以外で最も古い現生人類(ホモ・サピエンス)のものだと分かったと発表した。

 研究の共同筆頭著者、テルアビヴ大学のイスラエル・ヘルシュコヴィッツ教授はBBCニュースに対し、今回の発見によって現生人類の進化についての発見に根本的な修正が迫られると語った。

 ロンドン自然史博物館のクリス・ストリンガー教授は、「今回の発見は、現生人類は13万年以前にはアフリカにしかいなかったという、長らく信じられてきた限界を打ち砕いた。新たな年代決定は、もっと古いホモ・サピエンスでさえ西アジア地域で発見される可能性を示唆している」と語った。

 新たな年代決定の証拠が出たことで、現生人類とすでに絶滅したほかのヒトの 種との間に、何万年にもわたる交流があった可能性が示されている。また、従来の説よりも早い時期に人類がアフリカから旅立っていたことを示唆する、最近の発掘成果や遺伝子研究の成果とも一致する。

 2002年にイスラエルのミスリヤ洞窟で見つかったあごの一部を分析した。歯が8本残る骨はその特徴から、同時代に生きていた現生人類以外の種ではなく、現生人類のものだと指摘されていた。

 研究者たちはコンピューター断層撮影によって3Dのバーチャル模型を作り、ほかの現生人類の骨と比較、歯冠の下の組織をスキャンし、現生人類だけにみられる特徴があるのを発見した。

 これまでアフリカ以外で最も古いとされてきた人の化石は、イスラエルにある、発掘現場のスクールとカフゼーで見つかった9万年から12万5000年前のものだ。

 ミスリヤ洞窟で発見された化石は、その地域で25万年から14万年前にかけて使われていた石器のルバロワ型石核と同じ地層で見つかっている。もし。現生人類がその地域で生きていたこととルバロワ型石核とが、関連付けられれば、現生人類が、アフリカから出た時期は、ミスリヤ洞窟の発掘物の年代よりも前の可能性もある。

 最近までは、現生人類がアフリカから出発したことを示す早期の証拠はレバント(東部地中海沿岸地方)に限定されていた。しかし、過去数年、中国湖南省の道県や中国南西部の広西壮族(チワン族)にある智人洞窟で発見された現生人類の化石8万年から12万年前のもので、従来考えられてきたよりも早い時期にユーラシア大陸で分散していた可能性が示されている。

 さらに、アフリカから出たヒトとネアンデルタール人の間で早い時期に混血が起きていたことが遺伝子研究から判明している。

 21万9000年から40万年前のネアンデルタール人との混血を示す、ドイツで見つかった骨に関する研究論文が昨年発表されている。また2016年には欧州の研究チームが、約10万年前のシベリヤのアルタイ地方で、アフリカからやってきたヒトとネアンデルタール人との混血が起きていたことを示す証拠を見つけたと発表した。

ヘルシュコビッツ教授は、「新たな証拠の断片があまりに多くて、どこに当てはまるのかわからなかった」と語った。

 「新しい発見があったことで、すべての断片がつなぎ合わされた。(アフリカから)出た時期は、ミスリヤ洞窟で見つかった石器と同じ時期の25万年前までさかのぼれる可能性がある」

 しかし、ミスリヤ洞窟から示唆される、早い時期での現生人類のアフリカからユーラシア大陸への分散の結末は、絶滅だったとの見方が一般的だ。遺伝子学及び考古学研究では、アフリカ以外ににいる現在の人類の祖先がアフリカから出たのはわずか6万年前だったとされる。これまでのDNA調査で、6万年前より前に我々の祖先がアフリカから出ていたことが示された例はほぼない。

 これは、現生に進化した時期についても、あらたな発見がされている。モロッコで見つかった初期の現生人類のものとみられる化石の年代特定で、31万5000年前という研究成果が昨年発表された。

 これは、現生人類の始まりを20万年前とする一般的な見方よりも大幅に古い年代だ。従来の説は、遺伝子学研究やエチオピアのオモで出土した19万5000年前の化石などをその証拠とするが、今後の発見によっては年代がさらに早められるかもしれない。

ネアンデルタール人について 「絶滅の人類史」更科 功 NHK出版新書 2017年12月

 30万年前にホモ・ハイデルベルゲンシスからネアンデルタール人的な化石が出土する。そして12万5000年前の温暖な間氷期に入ると、ネアンデルタール人の遺跡は急増する。約7万年前に寒冷な時期になると、遺跡は地中海沿岸まで南下し、その数も減少する。約6万年前に温暖化が始まると、遺跡数は再び増加しヨーロッパの北部まで広がっていく。しかし、約4万8000万年前の寒冷化で人口が減り始め,さらに4万年7000万 年前には、ホモ・サピエンスがヨーロッパに侵入してくると、もはや再び人口が回復することはなかった。そして、ついに約4万年前にはネアンデルタール人は絶滅してしまう。3万8000年くらいまで生存していた可能性も。

 ホモ・ハイデルゲンシスから、40万年ごろ、ヨーロッパに住むネアンデルタール人とアフリカにすむホモ・サピエンスが分離しはじめた。10万年以上たってからはっきり分岐した。

 4万7000年前に2種の人類は再会した。4万7000年前の温暖化でホモサピエンスが進出してきた。はじめは多くはなかった。4万3000年前になると多くのホモ・サピエンスがヨーロッパに進出してくると。急速に分布を広げる。共存期間は少なかったと思われる。

 中東のレパントが寒冷化したとき、姿を消したのはネアンデルタール人ではなく。ホモサピエンスだった。

 ホモサピエンスのほうが骨で針を作り寒さに適応した服を作れた,ホモ・サピエンスは投げ槍器を使って遠くからやりを投げる。

ネアンデルタール人とホモ・サピエンスが混血の証拠

 3万7000年前から4万2000年前にルーマニアに住んでいた現生人で、ネアンデルタール人の遺伝子を6-9%持っている男性が存在し、4代前には高祖父母がネアンデルタール人であるだろうと推測された。

「ネアンデルタール人について 図像の変化」

http://koiti-ninngen.cocolog-nifty.com/koitiblog/2015/08/post-6640.html

◎現生人類の起源についての新説のもととなる化石がイスラエルから見つかった。

 はじめホモ・サピエンスが中東やヨーロッパに進出した時には、ホモサピエンスのほうが絶滅してしまった。

 寒冷期には温暖なアフリカにすんでいたほうが有利であった。どちらにしても、温暖な時期はいずれの人類にしても住みやすかったのです。寒冷化には人類は苦しみました。温暖化で2℃や3℃上昇してもよいことのほうが多いのです。逆に寒冷化はすべての人類を苦しめました。場合により絶滅しました。

 興味深いのは、ネアンデルタール人と現生人類との混血が初めの予想よりずっと長く行われていたということだ。更科氏は混血の期間は数千年と短いと予測していますが、かなり長いように思われます。そうでないと、アフリカ人以外の現生人の遺伝子に2から4%のネアンデルタール人の遺伝子が必ず組み込まれるまでにはならないように思われるのです。

 いずれにしても、ホモ・サピエンスの起源がより古く、ホモ・サピエンスとネアンデルタール人と接触する期間もずっと長くなることは間違いありません。今までの常識とされたことが覆されていくということで大変興味深いと思います。

2018年3月追記

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 ケニアの近くで30万年前の石器が見つかりました。大型のハンドアックス以外の様々な形をした小型の石器を発見。32万年前から30万5000年前に作られたもの。

 東アフリカ最古の現生人類はエチオピアで見つかった20万年前なので、これらの石器を作ったのがどんな人類なのかわかっていません。

 

2018年1月23日 (火)

2018年1月22日から、日本も大寒波、東京にも大雪警報、寒冷化のはしりか

東京に大雪警報、そのあとも連日の最低気温氷点下に
 2018年1月22日、東京に大雪警報が出されました。東京の大雪警報は2014年2月14日に27センチの大雪が降り出され、45年ぶりの大雪となった時以来です。このとき筆者は脳出血で入院中でした。
 2016年1月16日、東京で積雪が5㎝、この時は全体的に寒波に襲われ、2016年1月24日奄美大島で115年ぶりに雪が降り上海にみぞれ、台湾でも山に雪が降りました。
 また2016年11月26日には、統計開始以来初の11月の都心での積雪がありました。
参考までに最も東京で積雪が多かったのは1969年3月12日に30センチの積雪になった時です。
2016年11月26日
「統計開始以来初の都心での積雪。将来の寒冷化のブログアクセス増」
2018年1月6日
「いよいよ地球寒冷化か。北米の記録的大寒波、シベリア大寒波、日本も大寒波。寒冷化始まる」
 このブログもアクセスが急増しました。
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1月26日 朝10時、西大久保公園の野球場のグラウンドの雪です。22日に降ってまだ積もったまま。
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マンションの池の氷。10時なのに凍ったままです。久しぶりに戸外に出ましたがともかく寒いです。
最低気温予測が氷点下が続く
 東京の予測では、
23日(火)-1℃、24日、-2℃(0℃)、25日、―3℃、26日ー3℃、27日―3℃、28日(日)-1℃
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1月23日(火)NHK午後7時のニュースでは、寒波の予測がさらに下がりました。
福岡でも0℃から―1度の日があります。全国的に寒さが続きます。
(24日は―2度に変更されました)
25日の最低気温はー4℃に予想がされました
この雪は東京でも気温が0度近くまで下がっているところへ、南岸低気圧が太平洋側を通ることによりもたらされたものです。この雪は黒潮の蛇行が影響していると言われます。
気象庁は、24日、強い冬型の気圧配置が続き、数年に一度レベルの非常に強い寒気が流れ込むため、北日本から西日本の日本海側を中心に大雪や暴風雪、高波に警戒するように呼び掛けた。
 北日本北陸の上空約5000mに氷点下36度以下の寒気が流れ込んで、27日まで続く。
気象庁は24日、25日に気温が異常に低い低温注意報を1985年1月以来33年ぶりに発令した。
観測場所による気温の変化
 25日6時20分に東京の観測点、北の丸公園で25日朝6時20分、―4℃を記録しました。
これは1970年1月17日以来、48年ぶりということになります。
観測点は従来は大手町の気象庁内に作られましたが、2014年に北の丸公園に移動しました。それにより従来より気温が1,4℃低下しました。
 温暖化論に有利なように、都会の真ん中で気温を観測する傾向があり、それだけで気温が1℃ないし2℃上昇してしまうのです。逆に言えば、今後最低気温が出やすくなるとも言えます。
 IPCCは100年間で1℃上昇したと、大騒ぎしていますが、観測場所が都会地でヒートアイランド現象を受けやすいところで測定しているとすれば、実はそんなに気温が上昇していないことになります。
1月23日
毎日新聞1月23日、朝刊社会面の記事
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午後8時現在都心部で18センチだそうです。夜中も降り積もるでしょうから20センチ以上、27センチに迫るかもしれません。最終的には都心部で積雪23センチになりました。
1月23日の毎日新聞朝刊社会面トップによれば、「大雪帰宅の足直撃 都心の駅、大混雑。交通の乱れ相次ぐ。都内で67人転倒」とあります。
1月23日、中国では30年ぶりの大寒波により,杭州で雪が降り、パンダが雪の中で大喜びで遊ぶ光景が見られました。
1月25日の毎日新聞の朝刊,夕刊では、気温低下の記事は小さく載るのみでした
しかし、日経新聞の夕刊では、1面に「48年ぶりの寒さ、都心氷点下4度に」、という記事が載り。社会面トップに大きく「都心凍える」と記事が載りました。
 明日の記事はどうでしょうか。まさか、温暖化論に不利な記事を載せないのではないでしょうね。
1月26日(金)毎日新聞の記事では、社会面に本当に小さくしかのりませんでした。日経新聞では社会面トップに「大雪で呼びかけ、水道管氷結早め帰宅、水道管氷結」などでした。しかし毎日新聞の「余禄」では、安永2年(1773年)暮れの江戸では,厳寒のため物流が閉ざされたた、と書きました。このとき墨田川が結氷しました。
 ニューヨーク湾も結氷した。地球規模で小氷期と呼ばれる寒冷期だった。~北海道の喜茂別町では氷点下31,3℃を記録した今回の寒波、世界的な寒波~」と書いている。
日経新聞の「春秋」でも大寒波のことを書いていました。
さいたま市では史上最低の―9,8℃を記録しました。
都心で5日連続で氷点下になる冬日を記録しました。
1月27日(土)最低気温―3℃ 雪はまだ人の通らないところは積もったままです。
◎これで東京も氷点下が6日続きました。(27日)
1773年のころは、ダルトン極小期といい(1770~1830)日本では、夏がない年や、火山の噴火もあり,天明の大飢饉がありました。
小氷期の時期と対比されるような寒波です。
 25日はこの冬一番の強い寒気の見込みとなっています。
1月28日(日)も氷点下1℃でした。
1月31日(金)、北海道の陸別で、-28,1℃を記録しました。
 気象庁によれば、今後2週間ほどは寒さが続くと予想しています。
 中国でも各地に寒波が押し寄せ、杭州の西湖にも氷が張りました。杭州は北緯30度、屋久島の南の位置にあります。
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ロシア・サハ共和国での氷点下65度の恐るべき寒さ。その寒気が日本へも。
1月23日に百人町のマンションから見た雪景色
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雪の状況 山手線高田馬場駅方面を見る。
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海城高校のグラウンド、保善高校の体育館。向こうは新宿方面。
2月1日から2月2日にかけて東京都心部ほか、各地で雪が降りました。来週もまた大寒波で、最低気温の氷点下が続くようです。
2月4日(日)の立春の日から、再び記録的的寒波が押し寄せます。
2月18日(日)日経、「春秋」
肘折温泉は過去の最大積雪量が414センチにものぼる豪雪地帯である。新記録が出たら翌日の宿賃は無料というキャンペーンを始めた。今年の寒波は全国最深の445センチまで達した。
 2月18日東京の最低気温がー1℃となりました。
2月22日(木)都心で18日ぶりに雪。日中も最高気温が平年より7℃低い4℃となった。
ともかく寒いです。
岩手県宮古区界で12,3度低い―22,9℃。北海道むかい町でー24,7℃だった。
◎北アメリカ、ロシア、日本での寒波。すべて、北極を中心とする大寒波―北極振動によりもたらされるものですが。今回はかなり強力です。気温は一遍には変わらず、ジグザグで変わるものですが、、今までにない寒さは、来るべき寒冷化のはしりのように思えます。寒冷化は好ましいことではありません。農作物は育たず,飢饉が生じてきました。歴史の変わり目は大体寒冷化して、大飢饉のときに起こりました。
 今後気温はいろいろと変化していくでしょう。気候の大きな変わり目には気温も大きく変化します、様々な異常気象も生じます。(気象学者の根本順吉氏)しかし太陽の活動の弱まりから、もう温暖化は終わりかけているのではないでしょうか。温暖化論は今や科学の問題でなく完全に経済の問題となってしまいました。日本でも温暖化論者と財界の一部との矛盾が大きくなってきました。報道機関の態度も変わりつつあります。
 なんと言っても、恐るべきは寒冷化です。事態を冷静に考えて、むしろ今後起こるであろう寒冷化と、今の社会的な矛盾の解決のために必要なお金を使うべきでしょう。
3月21日(春分の日)
このところ、温かくなってきたと思ったら、春分の日に真冬の寒さと、東京都心での雪が降り、びっくりです。東京の最高気温5,1℃、最低気温3,7℃でした。
 

2018年1月18日 (木)

猫の飼育数が犬を超える。"猫の日本史"いろいろ、毎日「余禄」にも.

毎日新聞、2018年1月16日、朝刊「余禄」
は「猫づくし日本史」と猫による感染症についてでした。
新古今和歌集の歌人、藤原定家は愛猫家だったという。妻の飼いネコをもらい受けかわいがっていたが、ある時屋敷に侵入した犬にかみ殺されてしまう。「悲慟の思い」と日記に書き残した。
彼は「猫又」と呼ばれる化け猫の話も記している。奈良で人をかみ殺した猫又が退治された話や、少年のころに京都であったであ騒動に触れ、 その後に起こった奇怪な病気の流行を伝えている。(猫づくし日本史)
ネコからの感染症である。~。愛猫、愛犬を人に害をなす妖怪に変じさせぬよう気を遣うのも愛情というものだ
◎全文はダウンロードしてご覧ください。
日本は今やネコブームに
2017年12月22日の新聞記事によれば、2017年のネコの飼育数が犬を超えると、日本のペットフード協会の報告があった。犬が892万に対し,ネコが952万6千だそうです。
日本での高齢化で、朝晩散歩をしなければならない犬は飼いきれなくなったようです。ブログ筆者のところでも、はじめ犬を飼い、その後ネコに転じ現在に至っているわけです。
◎はじめ筆者とその家族が飼っていた犬は、柴犬の雑種の「はなこ」でした。朝夕自宅と店が一緒の家の周りを散歩します。おとなしい、人なっこい犬で見知らぬ人も、「はなこ」と呼ぶくらいでした。ずいぶん長生きしました。
 その後、阿佐ヶ谷から新座へと移ってから飼ったのは、かなりひどい雑種の日本犬でした。非常に神経質なうえに、周りの悪ガキにいじめられたりして、飼い主にすぐかみつくような犬でした。
 新宿に戻ってから、次も何か犬でも飼おうと思っていたら、上の息子が拾ってきたのがまだ目も明かない雑種の極みみたいな猫の兄妹でした。仕方なく飼い始め、にゃじろうとにゃ丸と言う名をつけて飼い始めました。そのうち今度は、下の息子がオスの黒猫を飼ってくれ、「一生のお願い」と連れてきました。名前を黒べえと付けました。結局3匹の猫を飼いましたが雑種の強さで、オスの猫は21歳ほど、雌猫はなんと23,5歳までも生きました。黒猫はまだ元気にしています。
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黒べえとにゃ次郎
 
岩合光昭の「岩合光昭の世界ネコ歩き」
はNHKBSプレミアムでは、毎日朝7時45分から8時まで毎日放送され、筆者は朝食後かならず見ています。この番組はネコブームにかなり貢献しているように思えます。池袋東武デパートで開催された、岩合さんの写真展も見に行きました。
ネコの撮影は猫の目線から、場合によっては写真のようにより低い目線から撮ります。
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熊尾信之(イチロウさん)氏の愛猫、「とらちゃん」
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 昨年暮れには週刊朝日でネコ特集の号が出され史上初のネコ表紙が出されました。その号には筆者のブログにコメントをいただく「イチロウさん」の愛猫、故「トラちゃん」の記事ものりました.
2017年12月21日、「こういちの人間学ブログ」
「週刊朝日に「とらちゃん」のことがけいさいされました。熊王(尾)信之)氏の記事、「とらちゃん」のことも」 詳しくは下記をどうぞ。
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ネコ関連の本もたくさん出されています
「ねこの本」とAmazonで検索すると、15000にもなります。
歴史関係で最近の本では
 
「猫の日本史」
  ネコと日本人がつむいだ千三百年の物語
  桐野作人 武蔵野大研究員 2017年1月26日 1050円プラス税 歴史新書 洋泉社
  30年来の猫好きで、20歳を超えた老猫と同居中
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「猫づくし日本史」  単行本
  武光 誠 明治学院大教授 2017年2月6日   河出書房新社
  毎日新聞「余禄」で紹介されました
「にゃんと室町時代に行ってきた」 単行本
  もぐら 2017年4月 KKベストセラーズ
「ねこねこ日本史」
     2017年10月 コンぺいとう書房 950円
  (毎週水曜日 NHK Eテレ 午後6時45分から放映)
「猫の歴史と奇話 」平苗米吉 1992年9月21日
   初版は築地書館 1985年 かなり本格的な本です
他いろいろ
「猫の日本史」から
はじめに
 日本史における、猫の存在感の希薄さだ。干支にもいない。古事記にも万葉集にも.登場しない。やっと見かけても猫又や化け猫である。・・史上の実在の猫を探してみた。
 豊臣秀頼の正室であった千姫には、大きな猫とともに描かれた絵がある。菩提寺である寺に納められた姿絵には、姫の傍らに寄り添うように、わざわざうずくまった猫が描かれているのである。~
 猫はいた.確かにいた。弥生時代のカラカミ遺跡でも奈良時代の観音寺遺跡でも猫の骨は見つかっている。
1,みやびやかな平安の世に登場した唐猫
猫のあけぼの
1  父帝から賜った黒猫-宇多天皇の猫日記―日本史上、記録された最古の猫であろう
2、大和にはあらぬ唐猫―花山天皇と昌子内親王
3、内裏で猫の誕生を寿ぐ―一条天皇の猫の産養
4、春はあけぼの、猫はバットマンキャット―清少納言「枕草紙」の猫
5、姫君が生まれ変わりて猫になり―「更級日記「」の猫
6、気が付けば、そこここに猫-藤原道長の子孫と猫たち
2、中世・戦乱の時代と猫たち
猫の自由と受難
1、猫の受難を案じて般若心経-猫公家、西洞院時慶
2、戒名をつけられた猫-英俊『多聞院日記』の猫
3、身代わりの虎毛の猫-太閤秀吉の愛猫失踪事件
4、朝鮮出兵にお供した猫―島津氏と「猫神」の由緒
5、南蛮渡来の虎の子とジャコウー大友宗麟への贈り物
3、太平の世を満喫した江戸の猫たち
仮にゃで本猫伝蔵
1、「いつ物」の猫-ネズミ捕り名人の奥儀とは
2、赤雑毛男猫「仁助」」-曲亭馬琴
3、猫になった歌舞伎役者―国芳と京山
4、江戸時代の猫ライフー出産と墓場まで
5、「坊ちゃん」と呼ばれた猫-幕末維新の猫好き人士
各項目にコラムがついています
例  コラム1「乳粥」「の正体、など
   コラム2,「短尾と三毛柄の由来」
   ・・
興味ある方は直接お読みください。

2018年1月 9日 (火)

新宿タカシマヤの京料理 福ろく寿に行ってきました。2018,1月再度今度は懐石料理を

 このところ、月2回のお出かけは新宿タカシマヤへ続けて行っていました。新宿タカシマヤ12,13,14階にはカフェを含めて36店ありますが、そのうち、タカシマヤさんで行った店が11店になりました。他に本店等、他で行った店が5店あります。今日初め行こうとした朝鮮料理の焼肉トラジは2段の段差があり入店を断念しました。

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店の入り口。奥は外の景色が眺められます。新宿御苑も眼下に。夜景がきれいでしょう。

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頼んだのは国産牛石焼コース 税込み2970円です。

最初は 刺身とゴマトーフ

お酒は瓶ビール780円と日本酒。日本酒は竹の筒に入ってきます。日本酒は「英勲」古都千年 1合1250円でした。トロっとした甘口です。飲みやすいです。

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揚げ物と、京都野菜の蒸し物。好きなものを選べます。2種類頼みました。野菜の蒸し物のたれは2種類。なかなかおいしかったです。

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じゃこのさらだ

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メインの国産牛の焼肉です。熱した鉄板でお好みの焼き加減で。野菜付きです。

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最後の甘味はくずでした。2人合計で7970円でした。

他のコースでは、京野菜ミニコース 3500円 旬彩懐石 4200円

黒毛和牛石焼懐石コース5800円 鱧しゃぶコース 6500円

すき焼き懐石 6800円 特別懐石 7800円です

京都に本店があるのかと思いましたが、京急上大岡店があるだけみたいです。

飲食10%割り引き券をもらいました。

食べログでは3,50点でかなり高めです。

03-5361-1960

◎今までに新宿高島屋の12、13,14階のお店のうち、11店に行きました。和食5店(ふくろくじゅ―京料理、ふきぬきーうなぎ、おたる寿司、とんかつかつくら、てんぷらつなはち。洋食3店(セストセンソ―イタリア、ミゲルファニ―パエリア、ベルギー・ビヤホール)、中華2店(小籠包の店、天厨菜館)、タイ1店です。洋食のベルギービールの店は2回行きました。他にタカシマヤの店は行かなかったが他で行った店が5店ありました。人形町今半、水炊き玄海、新宿中村屋、ネギシ(牛タン)つばめグリルです。

 次からは他の地域のお店に行きます。

焼肉トラジさん

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初め同じ14階にある、焼き肉トラジさんに行こうと思いましたが、ご覧のように段差が2段あり車いすでは入れません。新宿タカシマヤでは段差は初めてでした。新大久保では昔ながらの焼肉屋さんはほとんどありません。若者向けのサムギョプサルか最近ではダッカルビです。

2度目の来訪。

2018年1月9日は、今年初めてのお出かけなので、「黒毛和牛石焼懐石」全9品、5800円にしました。(どうもパソコン不調ですぐ消えてしまいます。簡単に)

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富久町の55階建て高層マンションー富久クロスコンフォートタワー。右に防衛省の電波塔とスカイツリー。

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下は新宿御苑。先にホテルニューオータニなど。

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お品書き。全9品です。

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先付け、前菜、向付。

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煮物椀。ハマグリ。

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炊き合わせ、菊芋など。

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黒毛和牛石焼とじゃこサラダ

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お汁粉と抹茶

2018年1月 6日 (土)

いよいよ地球寒冷化か。北米の記録的大寒波、シベリア大寒波、日本も大寒波、寒冷化始まりか

2017年から2018年1月にかけての北米の寒波は尋常なものではないらしい。
「2018 アメリカ大寒波」に思い浮かべるミニ氷河期と私たちの文明
◎、1月12日、追記して更新しタイトルも一部、変えました。
アメリカを襲う記録的な年越し大寒波のニュースが入っています。
日経新聞他、2018年1月5日の夕刊、6日の朝刊に大きく記事が載りました。
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上は日経新聞1月6日朝刊、左下は1月5日夕刊
アメリカ東部は1月4日、記録的な大雪と寒波に襲われました。同日まで6人が死亡しました。ニューヨーク州やニュージャージー州では非常事態宣言を出し、航空便約4000便が欠航しました。CNNテレビによると、暴風雪警報の対象者は少なくとも800万人に上るといいます。今回の低気圧を「爆弾低気圧」と報道、気象当局によれば北東部は週末にかけてさらに冷え込むみとおしで、各地で記録的な低温を観測する可能性があります。
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2018年1月1日のアメリカの気温分布
[地球を記録ーアース カタストロフ レビュー」から
-青色は氷点下、紫はさらに低い地域
 
 北部は軒並みー30度以下に
 サウスダコタ州ではー50℃近くに(北緯45度、宗谷岬あたりの緯度)
 ネブラスカ州では133年ぶりに最低記録を更新
 ニューヨーク周辺ではー24℃
 フロリダ近くの温暖な地域もほとんどが氷点下に
 
ー紫色の地域は北極並みの寒さということです。
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ウミガメSOS米フロリダにも寒波ー1月8日毎日新聞朝刊
ニューヨーク発
 米国では先月末から続く大寒波の影響で例年にない寒さが続き、本来は暖かい気候の南部フロリダ州ですら、イグアナやウミガメが動けなくなる事態が続出している。
 ロイター通信によると6日、米北東部のニューヨーク州では気温が氷点下13度まで低下した。暴風で有名なニューハンプシャー州のワシントン山の気象観測所では、氷点下36度を記録、体感温度は氷点下69度に落ち込んだ。
 ワシントン・ポスト紙によると、この寒波でフロリダ州ポカラトンではイグアナが凍えて木から落下する事例が報告された。
 また同州のガルフワールド海洋公園は4日までに、メキシコ湾で動けなくなっていたウミガメ200匹を救出した。ウミガメは気温10度で動けなくなるという。
「北米寒波、トランプ大統領が温暖化あざけるツイッターで物議」
◎ 温暖化論者に、これはいったいどうしたの、と言ってやりたい気持ちはわかります。
その他の報道からー今度の寒波で(2017年末~2018年初め)
2018年1月1日、ミネソタ州スーペリア湖で氷点下38度になり、沖でサメも2匹凍死、氷付けになりました。133年ぶりの低温記録でした。
2018年ナイアガラの滝が氷結しました。 
 (ナイアガラの滝は緯度北緯43度、札幌当たりの緯度です)
2017年12月25日にペンシルベニア州エリー湖で積雪86センチ
アメリカ全土で史上最も雪の多いホワイトクリスマスとなる
ニューヨークで12月29日-11℃最低となる
ニューヨークのジョン・F・ケネディ空港は寒さで閉鎖された
 (ニューヨークは緯度が40,5度ほど日本の青森ぐらいです)
首都ワシントンやペンシルベニア州でも観測史上最低気温となる
ミシガン州では、あまりに気温が低いため、街の温度計がー196F(華氏)を記録(摂氏ー126℃)。余りの寒さで誤作動を起こしたため。
東部5州で1万3千人が寒さで停電の被害
フロリダ州マイアミで30年ぶりに雪が降った
 (マイアミは北緯30度近くで台湾ほどの緯度です)
南部テキサス州でホームレス2人が凍死した
テキサスで多数のイグアナが寒さで木から落ちる
アメリカの寒波で12人が死亡
カナダは氷点下50度に
カナダの動物園、アルバータ州のカルガリー動物園では、あまりの寒さにペンギンを屋内に避難させました。(北緯50度近く)
133年ぶりの低温記録になったところも
・・・
いずれにしても記録的な寒波が押し寄せている
2017年~2018年の寒波は、北極の、ポーラー・ボルテックス=極渦によるものと思われる。
2017冬、2018年以前にも寒波が
2014年も北アメリカに寒波が押し寄せた年で、ナイアガラの滝が氷結したりした。
2014年 ニューヨークで118年ぶりに低温ー15℃になった。
2016年1月22日日本が40年ぶりの大寒波と報道
2016年1月18日 「都心部に積雪」と、「こういちの人間学ブログ」「に記事を書きました。
アメリカも歴史的大雪と報道されました。
2016年5月~6月、世界中に寒波が押し寄せました。
2016年11月26日の英デーリーメール紙によれば、2016年夏から短期間で平均気温が1℃も降下した。今までの気温上昇はエルニーニョ現象によってもたらされたものに過ぎない。CO2は温暖化に大きな影響を与えない、と書きました。
2017年1月1,2,4,5,6,7日は太陽黒点が0であった。このほかにも黒点の数の減少が著しい。
2017年1月10日から11日
今シーズン最強で、最長の寒波が襲来 エーゲ海で雪  
ロシア、ヨーロッパで致命的寒波
2017年12月15日 韓国の漢江が71年ぶりに早く凍結した。
2018,1、他の地域でも寒波が
2018年1月7日モスクワで今世紀に入り最も低い-29,8℃まで下がり、郊外ではー33℃まで気温が下がった。
2018年1月中国とロシアの国境にあるハンカ湖がここ数日で凍結。高さ20m、長さ数キロの氷の壁ができる。
2018年1月10日 CNN アフリカ、アルジェリアのサハラ砂漠に異例の雪 16インチと言いますから40センチ 40年ぶり、3度目の雪
 モロッコ南部で場所により、50年ぶりや、史上初の雪が降った
2018年1月17日 NHKで放送。ロシアのサハ共和国でー65度になり,(67度とも)2人の凍死者が出たと放送していました。2013年に人口460人のオイミャコフでは、―71度を記録しました。
1月23日、中国の杭州(上海の南、屋久島と同じ緯度)で30年ぶりの大寒波で雪が降り、パンダが喜びました。31日には西湖に氷が張りました。
1月13日、インドで歴史的寒波、180人死亡
 トルコ各地で50年ぶりの、最大の降雪
日本も大雪と大寒波、毎日新聞、ラニャーニャで大雪注意
・、
2017年8月から雨が多く、日照時間が少なく、気温が低下しました。野菜などの葉物が値上がりしました。10月に都心の気温が12度になり60年ぶりの低温でした。
また11月には札幌で105年ぶりに真冬日となりました。
何しろ今年の後半から気温が低い、寒い、というのが実感です。
 2016年11月24日、11月に東京で観測史上初の積雪を観測しました。この日の最高気温は2℃、最低気温は1℃でした。
 ラニャーニャ現象が起きており、日本の冬も寒くなると予測
2018年1月11日、日テレニュース24
 1月11日の天気、強い寒波が押し寄せ、西日本では平地でも積雪
 四国愛媛県高原町11日30センチの積雪
 最高気温が大阪、鹿児島、広島、福岡で5℃東京は9℃
2018年1月12日の毎日新聞朝刊では、15面で「ラニャーニャで大雪 要注意」という記事を大きくカラーで載せました。
 気象庁は先月太平洋東部で海面水温が低い状態が続いて、世界の気象に影響を及ぼす「ラニャーニャ」現象が約6年ぶりに 発生したとみ られると発表した。一般的にラニャーニャ現象が起きると、日本では寒さが厳しくなると言われる。春先までの雪や寒さは、どんな傾向になるのだろう。
 
1月12日の毎日夕刊には。1面トップで、「大雪430人く車内閉じ込め、新潟信越線 満員で一晩」あまりの雪で身動きができなくなりました。」
上空に強烈寒気 日本海側で大雪
北陸道で 車最大410台動かず
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気象庁はラニャーニャ現象をこう定義している
「南米ペルー沖の東太平洋赤道付近に定められた監視海域の海面水温が、平年をもとにした、基準値より、0,5度以上低い状態が6か月以上続くこと」
太平洋の熱帯地方では常に東からの貿易風が吹き、表面の温かい海水が西側に流れていく。この東風が強くなると、東側のペルー沖ではますます海水温が低くなり、ラニャーニャ現象が発生する。逆に東風が弱まると海面水温は高くなる。この状態をエルニーニョ現象という。
・西日本に寒気が南下しやすいのはラニャーニャ現象の影響とみられる。
黒潮蛇行で荒天
関東地方はラニャーニャ現象の影響でなく、黒潮が東海地方沖で大きくU字型にまがる「黒潮蛇行」が12年ぶりに発生しているために、雪が増えるという気象会社もある。
1月12日以降の天気と気温
12日以降は、今シーズン一番の非常に低い寒気が南下している。全国的に低温である。
東京では12,13,14日最低気温が氷点下となる予測。九州でも雪で、12日の福岡は雪で最高2度、最低0度。鹿児島で雪、最高気温6度、最低気温1度の予測です。
1月13日の毎日新聞の「余禄」に
キマロキといわれるラッセル車が豪雪の時出動するが、「38豪雪」と呼ばれる63(昭和38)年1月の豪雪は,歯が立たなかった。
 200人以上の死者行方不明者を出した豪雪から55年。信越線では電車が立ち往生した。
55年前と同様に、「ラニャーニャ現象」と「黒潮蛇行」が起きていることも気になる。
1月13日毎日新聞夕刊他
北日本や東日本の上空に寒気が流れ込み、日本列島は各地でこの冬一番の寒さとなり、日本海側の新潟や福井などは大雪に見舞われた。
気象庁によると、午前9時までの24時間降雪量は、東北、北陸、近畿などで30~60センチ台に達する地点があった。
 午前9時の積雪は新潟市が平年の8倍近い63センチ。富山県の氷見市が5倍以上の46センチ、北海道函館市が約2,5倍の46センチだった。
 冷え込みも厳しく、午前9時までに、山形を除く46都道府県で今シーズン最低を更新する地点があった。北海道占冠村では平年を6度以上下回る氷点下24,8度となったほか、富山県朝日町では観測史上最低となる氷点下8,1度を記録した。
13日の鹿児島県で軒並み氷点下となり、伊佐市ではー7度となり、ため池が凍り水道管が 凍り付きました。
◎12日の日本の最低気温は沖縄の那覇を除き、すべてマイナスか1度未満でした。
広島は平年1,9度が、-3,5度。鹿児島が平年4,8度が、0度でにわか雪でした。
 
産経の長辻氏の意見
2017年12月27日の産経ニュース「日曜に書く」で、論説委員の長辻象平氏が
「不都合な真実、地球は実は寒冷化?環境問題はマネーの問題に変化している」
 この4半世紀、太陽黒点が減少している。「太陽活動はサイクル22以来現在の24まで下がり続けている」と太陽科学者は警鐘を鳴らしている。今までの温暖化は20世紀後半は1600年以来最大の太陽の活動期であった。今までの温暖化はそれによる温暖化であり、CO2が第一の原因ではない。21世紀から太陽の活動低下が著しく、今後の寒冷化を示している。温暖化論者は地球の気温を上げないようにするという目的より、CO2を上げないという手段のほうに目を向けてしまった。
2013年10月20日のmsn産経ニュースでも
 大気海洋物理学者(海洋研究開発機構)の中村巳隆氏は、早ければ数年後は北半球は寒冷化していくといった。
2017年、寒冷化についての論文増える
「太陽活動と地球寒冷化の関係」についての科学論文の数が2017年だけで120に達した。
寒冷化は2015年からすでに始まっているとの説もある。
 2009年のJcastニュースでは「21世紀の地球は『寒冷化?』、『温暖化懐疑論者が台頭』という記事を載せている。
 その中で2009年3月、米保守系シンクタンク「ハートランド研究所」はシンポジウムを開き「地球温暖化、かつて、本当に危機だったことがあるか」に、800人が参加。
◎「地球寒冷化」と検索するとアクセスが急増しているようだ
今までの日本では、CO2による地球温暖化論が圧倒的に強く、70%ほどが温暖化論支持だといわれてきました。(アメリカは40%)前にも書きましたが政党は自民党から共産党まで、新聞は全新聞温暖化論支持で、ブログ筆者の周りの”まじめな人”は、みんな温暖化論支持者が多かったのです。懐疑論者は変わり者扱いでした。-日本人はつくづくお上に弱く、言われた通りの人が多いのですね。
 ところが”地球寒冷化”でアクセスしたとき、アクセス上位のブログに「今まで地球寒冷化をいうと、きち●い扱いだったが、最近は急速にアクセスが増えてきた」とかいてありました。今まで、いくら寒くても温暖化というのを、そうかなと思っていた人の中で、一部の人がさすがに、「どうも何が何でも、CO2地球温暖化というのはおかしいのではないか」と思う人が増えてきたのです。いくら寒かろうが異常気象だから温暖化というのが成り立たなくなってきたのです。
 日経新聞の「地球が危ない」シリーズでも、生物の絶滅は温暖化のせいではなく人間が絶滅させてきたというまっとうな説に変わりつつあります。
 産業界も報道界もこの前のCOP23以降、なにがなんでもCO2削減、温暖化ガス削減一点張りが変わりそうだと筆者のブログに書きました。
小氷期について
地球寒冷化説の一番もとになるのが、今までのいくつかの小氷期の時期と、太陽の活動時期(黒点増大)と衰退期(黒点減少)を繰り返してきたことである。現在太陽の活動が衰え、黒点が少なくなっていることである。
 シュぺーラー極小期(1450-1570)シュぺーラーは太陽の黒点と気温の関係を明らかにした。この時、森林は草原に変わり、氷河は前進した。オランダの画家ブリューゲル父の描いた「雪中の狩人」1565年はシュぺーラー極小期を描いたものだ。
 小氷期で最も寒かったのは1645年から1715年の間のマウンダー極小期である。この時期黒点がほとんど消えた。ロンドンのテームズ川が氷結して川の上でカーニバルが開かれた。このころヨーロッパの寒冷化と飢饉がおき、アジアと、江戸時代の日本の寒冷化、と飢饉が発生した。これにより人口の減少が起きた。そのころには太陽の活動は低下し前に書いたように黒点のないときが多かった。大規模噴火も多発した。
 ダルトン極小期(1770-1830)火山噴火の頻発と夏がなかった年が生じた。フランス革命の勃発。ナポレオン軍壊滅させた冬将軍。日本では天明の飢饉が起きる。江戸幕府が倒れる一因となる。
 その後太陽活動は元に戻り、大規模噴火もおこらなかった。
それが近年、太陽の活動が衰退期に入ってきているのである。
 IPCCはこの小氷期を過小評価している。温暖化はCO2により起こるという説と矛盾するからである。
参考書
 「気候文明史」 ”世界を変えた8万年の攻防”
       田家 康 日本経済新聞社 2600円プラス税 2010年2月19日
小氷期突入は近い?
 小氷期は2030年までに97%の確率で始まるとはロシアの物理学者、ヘレン・ポポワ博士の主張である。
また2015年から、すでに、小氷期に突入しているとの説をロシア科学アカデミーが提出し、それが200から250年続くとしている。
2010年1月11日、プーチン氏は寒冷化にも備えるべきと書いた。
 週刊ポストの2017年11月7日号には、「都心で8月は21日間連続雨で、40年ぶりの長雨を記録した」。
 理化学研究所の主任研究員が、氷河期到来説を主張。寒暖差が極端。
◎寒暖差が極端になる、というのは温暖化のせいであるとされてきた。
 
この寒さで、どうも日本の温暖化論圧倒的優勢が変わりそうである。
1月7日 イチロウさんのコメントをご覧ください
北アメリカや日本だけでなくヨーロッパでも寒波が押し寄せてきているようです
ヨーロッパの状況についてはつながりますのでご覧ください。
「冬の嵐エレノア」
追 記 「こういちの人間学ブログ」 2016年2月2日
「15年後に地球が寒冷化?太陽の観測からー地球温暖化の歪曲 田中 宇氏」
面白い資料に満ちているので、ご紹介します。
「寒冷化する地球環境?」
 いろいろ面白い最新の資料が出てきます。
「迫りくる太陽の異変、NHKコズミックフロント、近い将来気温が下がる」
日本に寒気押し寄せる。毎日新聞「ラニャーニャで大雪注意」
 1月12日 改めてブログに書きます。
日経1月20日夕刊、9面トップに「襲う寒波 シベリヤー60℃」
日経新聞の特派員,古川英治氏が「世界で最も寒い定住地」と称されるオイミャコフ村をたずねた。
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9面トップの記事 氷点下50度までは平年の温度で氷点下60度になって、学校の閉鎖が続くというのだから、普段の寒さがよくわかります。
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ロシアのサハ共和国・首都のヤクーツクは北緯60数度、以前最も寒いところと言われたヴェルホヤンスクは北極圏より北です。オイミャコフ村はヤクーツクから東に900キロのところにある人口500人の村。広場に設置された電子表示の温度計は19日の日中氷点下61度をつけていた。
 晴天で視界もよいが鼻孔は直ぐに凍り、5分もするとまつげも凍り付く。携帯電話やデジタルカメラはしばらくすると使えなくなった。
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お湯を空中に散らすと瞬時に雪の結晶に変わった
日本寒気、週明け日本へ
 都内で積雪の可能性
1月22日(月)東京4年ぶりに大雪警報・・寒冷化の気配が―夜7時
 東京は2014年の2月の「平成26年豪雪」以来の大雪になっています。27センチでした。
東京はすでに10センチを超えて4年前に近くなるかもしれません。
 2016年の1月16日に東京で5センチ、2016年1月24日奄美大島に115年ぶりに雪で、台湾で台湾では山に雪、上海もみぞれが降りました。
 2016年11月26日に、統計開始以来初の、都心での積雪がありました。「将来の寒冷化‥」のブログも」アクセスが急増しました。
 東京の最近の積雪記録では1969年3月12日に30センチでした。
午後8時現在18センチだそうです。この分では20センチを超えるでしょう。
最終的に23センチの積雪でした。
 その後も雪は降らないが、最低気温がー3℃という日が3日ほど続くと言われています。
詳しくは1月22日に書いた新しいブログをご覧ください。
2月4日の立春から、1週間ほど再び歴史的な大寒波が、押し寄せます。
長く続く大寒波は、尋常なものではありません。
2月7日(水)毎日新聞
日本列島は6日、上空の強い寒気の影響で日本海側で大雪となった。福井市では午後2時、平年の6倍を超える積雪の深さ136センチを記録。国道では約1500台が立ち往生した。
 西日本では気温も大きく下がり、6日朝の気温はこの冬最も低くなった。和歌山、鳥取など5県、6か所の観測地点では、これまでの最低気温記録を更新した。
「2018年1月22日、日本に大寒波、東京にも大雪警報。寒冷化のはしりか」

2018年1月 1日 (月)

近況、1、2018年1月1日の状況、初日の出、2、慶応病院へ、3、ブログの状況

1、2018年1月1日の状況
新年のごあいさつ
 「こういちの人間学ブログ」を読んでいただいている皆さん。あけましておめでとうございます
 このところのご時世は、いよいよ安倍内閣は改憲に何としても一歩踏み出そうとしていて、戦争を身近に経験してきたものとしましては、とても吞気におめでとうございます、と言っていられないこのご時世です。今、若い世代が右傾化して来ていて、自民党が長期政権を維持できる元を作っていますが、いざ戦争となったとき真っ先に軍隊にとられるのは自分たちだとは考えないのでしょうか。もちろん、第2次大戦以後、現在の戦争はいわゆる戦場に限定されるものではなく、どんな場所にいても、人々を巻き込む恐れがあり、さらには核兵器の使用により人類絶滅もありうるのです。
 戦前そして戦後の混乱したひどい時代を経験している、我々の世代はもっと、積極的に何等かの形で、戦争反対そして戦争をできる国にもっていこうとする連中にNOと言わないと再び日本が悲惨な時代に戻ってしまうかもしれません。
 戦争ができにくい国の憲法から、アメリカの行う戦争に巻き込まれる可能性が大きい憲法に変えるかどうかの大事な時です。ささやかながら、ブログなどで声を上げていきたいと思います。
1月2日 追記
元日号の日経新聞の”春秋”から
「『ひたむき』『ひたすら』『ひた走る』…日本語には『ひた』を冠した言葉がいくつもある。漢字をあてると『直』。いちずな状態やそればかりであることをあらわす。大昔からの表現だ。だから『ひたくれない』といえば、、紅色が1面に広がった様子をいう。・・・
▼平成30年、平成がまる1年続く最後の年である。ここを過ぎて、昭和の記憶もいよいよ遠ざかるに違いない。~忘れてならないのは、時代のなかのたくさんの死だ。今生の「ひたくれない」の陰に、戦争や震災で果てた多くの命がある。
▼ひたむきに、ひたすら疾走してきた近現代の日本も、平成に入ったころからいささか疲れがにじみ、失敗や弱点の『ひた隠し』も珍しくなくなった。けれどこの歴史の転換点に、栄光も悲惨も虚心に顧みて次の1歩を踏み出したいものだ。」
◎ 栄光も、何よりも恐るべき悲惨さのあった、昭和の時代の記憶を風化させてはいけない、来るべき時代の若い世代の人たちに昔の過ちを繰り返してもらいたくないからだ。そう筆者はこころより思う。
初日の出
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1月1日、朝6時55分の日の出です。右の高い塔は市谷の防衛省の電波塔です。北朝鮮のミサイルに対してとか言って、パック3のミサイルを設置したりして人々を恐れさせます。北朝鮮と日本政府はあたかもできレースのごとくです。この前の選挙で自民党が勝ったのは北朝鮮のおかげと公然と言っていますから。
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1月12日の日の出・少し北寄りに変わりました。
2、慶応病院へ抜糸に、1月16日に結果が出ます
 元日から慶応病院の緊急外来に抜糸に行きました。幸いなことに天気が良いので、行きかえり電車で行きました。抜糸は簡単に済みましたが、1月16日に生検の検査結果が出ます。前よりいくらか薬で症状はよくなっていますが、まだかゆいです。
 顔と足先だけを除いてすべて症状が出ています。どういうわけか手のひらだけは水泡ができます。強力なステロイド剤により症状はだいぶいいですが、新たに症状が出ているところもあります。
 水泡は①皮膚に赤みが出て、小さな水泡ができる。②より集まって大きな水泡になる。水泡は透明、③、水泡が白くなる、④、水泡が崩れ、かさぶた状になる、⑤、皮膚がはがれ、治っていく、というパターンが経過します。手には各段階のものがあります。
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 前にも書きましたが、これを機会にということで、長年使っていた点鼻薬、病気をして以来の張り薬、安易に使っていた市販の風邪薬、等をやめることができました。食べる量も減らし少しスリムになりました。
3、ブログの状況
2017年末の「こういちの人間学ブログ」の状況
 アクセス累計156万件  2017年度のアクセス数 18万件
 記事数累計 901件   2017年度の記事数    96件
 コメント累計 1015件  2017年度のコメント数  267件
アクセス数は最近減ってきました。
 多くの人の興味を引くテーマについてあまり書いていないせいです。
コメント数は、「イチロウさん」に積極的にコメントをしていただいて、、ブログ筆者の足らないところを補う様々な資料を書いていただいています。ありがとうございます。本文だけでなく「イチロウさん」のコメントをぜひお読みください。おかげさまで1年間にコメント数が267件にもなり累計が1015件になりました。
企業・大学の検索数累計 2017年末
日本電気  152   東京大学  58
日  立   144   早稲田大  49
NHK     87    京都大学  36
朝日新聞   78   千葉大学  30
東京放送   73
NTT      58
日  通    52

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