猫の飼育数が犬を超える。"猫の日本史"いろいろ、毎日「余禄」にも.
毎日新聞、2018年1月16日、朝刊「余禄」
は「猫づくし日本史」と猫による感染症についてでした。
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新古今和歌集の歌人、藤原定家は愛猫家だったという。妻の飼いネコをもらい受けかわいがっていたが、ある時屋敷に侵入した犬にかみ殺されてしまう。「悲慟の思い」と日記に書き残した。
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彼は「猫又」と呼ばれる化け猫の話も記している。奈良で人をかみ殺した猫又が退治された話や、少年のころに京都であったであ騒動に触れ、 その後に起こった奇怪な病気の流行を伝えている。(猫づくし日本史)
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ネコからの感染症である。~。愛猫、愛犬を人に害をなす妖怪に変じさせぬよう気を遣うのも愛情というものだ
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◎全文はダウンロードしてご覧ください。
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日本は今やネコブームに
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2017年12月22日の新聞記事によれば、2017年のネコの飼育数が犬を超えると、日本のペットフード協会の報告があった。犬が892万に対し,ネコが952万6千だそうです。
日本での高齢化で、朝晩散歩をしなければならない犬は飼いきれなくなったようです。ブログ筆者のところでも、はじめ犬を飼い、その後ネコに転じ現在に至っているわけです。
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◎はじめ筆者とその家族が飼っていた犬は、柴犬の雑種の「はなこ」でした。朝夕自宅と店が一緒の家の周りを散歩します。おとなしい、人なっこい犬で見知らぬ人も、「はなこ」と呼ぶくらいでした。ずいぶん長生きしました。
その後、阿佐ヶ谷から新座へと移ってから飼ったのは、かなりひどい雑種の日本犬でした。非常に神経質なうえに、周りの悪ガキにいじめられたりして、飼い主にすぐかみつくような犬でした。
新宿に戻ってから、次も何か犬でも飼おうと思っていたら、上の息子が拾ってきたのがまだ目も明かない雑種の極みみたいな猫の兄妹でした。仕方なく飼い始め、にゃじろうとにゃ丸と言う名をつけて飼い始めました。そのうち今度は、下の息子がオスの黒猫を飼ってくれ、「一生のお願い」と連れてきました。名前を黒べえと付けました。結局3匹の猫を飼いましたが雑種の強さで、オスの猫は21歳ほど、雌猫はなんと23,5歳までも生きました。黒猫はまだ元気にしています。
黒べえとにゃ次郎
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岩合光昭の「岩合光昭の世界ネコ歩き」
はNHKBSプレミアムでは、毎日朝7時45分から8時まで毎日放送され、筆者は朝食後かならず見ています。この番組はネコブームにかなり貢献しているように思えます。池袋東武デパートで開催された、岩合さんの写真展も見に行きました。
ネコの撮影は猫の目線から、場合によっては写真のようにより低い目線から撮ります。
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熊尾信之(イチロウさん)氏の愛猫、「とらちゃん」
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昨年暮れには週刊朝日でネコ特集の号が出され史上初のネコ表紙が出されました。その号には筆者のブログにコメントをいただく「イチロウさん」の愛猫、故「トラちゃん」の記事ものりました.
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2017年12月21日、「こういちの人間学ブログ」
「週刊朝日に「とらちゃん」のことがけいさいされました。熊王(尾)信之)氏の記事、「とらちゃん」のことも」 詳しくは下記をどうぞ。
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ネコ関連の本もたくさん出されています
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「ねこの本」とAmazonで検索すると、15000にもなります。
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歴史関係で最近の本では
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「猫の日本史」
ネコと日本人がつむいだ千三百年の物語
桐野作人 武蔵野大研究員 2017年1月26日 1050円プラス税 歴史新書 洋泉社
30年来の猫好きで、20歳を超えた老猫と同居中
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「猫づくし日本史」 単行本
武光 誠 明治学院大教授 2017年2月6日 河出書房新社
毎日新聞「余禄」で紹介されました
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「にゃんと室町時代に行ってきた」 単行本
もぐら 2017年4月 KKベストセラーズ
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「ねこねこ日本史」
2017年10月 コンぺいとう書房 950円
(毎週水曜日 NHK Eテレ 午後6時45分から放映)
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「猫の歴史と奇話 」平苗米吉 1992年9月21日
初版は築地書館 1985年 かなり本格的な本です
他いろいろ
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「猫の日本史」から
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はじめに
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日本史における、猫の存在感の希薄さだ。干支にもいない。古事記にも万葉集にも.登場しない。やっと見かけても猫又や化け猫である。・・史上の実在の猫を探してみた。
豊臣秀頼の正室であった千姫には、大きな猫とともに描かれた絵がある。菩提寺である寺に納められた姿絵には、姫の傍らに寄り添うように、わざわざうずくまった猫が描かれているのである。~
猫はいた.確かにいた。弥生時代のカラカミ遺跡でも奈良時代の観音寺遺跡でも猫の骨は見つかっている。
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1,みやびやかな平安の世に登場した唐猫
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猫のあけぼの
1 父帝から賜った黒猫-宇多天皇の猫日記―日本史上、記録された最古の猫であろう
2、大和にはあらぬ唐猫―花山天皇と昌子内親王
3、内裏で猫の誕生を寿ぐ―一条天皇の猫の産養
4、春はあけぼの、猫はバットマンキャット―清少納言「枕草紙」の猫
5、姫君が生まれ変わりて猫になり―「更級日記「」の猫
6、気が付けば、そこここに猫-藤原道長の子孫と猫たち
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2、中世・戦乱の時代と猫たち
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猫の自由と受難
1、猫の受難を案じて般若心経-猫公家、西洞院時慶
2、戒名をつけられた猫-英俊『多聞院日記』の猫
3、身代わりの虎毛の猫-太閤秀吉の愛猫失踪事件
4、朝鮮出兵にお供した猫―島津氏と「猫神」の由緒
5、南蛮渡来の虎の子とジャコウー大友宗麟への贈り物
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3、太平の世を満喫した江戸の猫たち
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仮にゃで本猫伝蔵
1、「いつ物」の猫-ネズミ捕り名人の奥儀とは
2、赤雑毛男猫「仁助」」-曲亭馬琴
3、猫になった歌舞伎役者―国芳と京山
4、江戸時代の猫ライフー出産と墓場まで
5、「坊ちゃん」と呼ばれた猫-幕末維新の猫好き人士
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各項目にコラムがついています
例 コラム1「乳粥」「の正体、など
コラム2,「短尾と三毛柄の由来」
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興味ある方は直接お読みください。
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コメント
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イチロウ様
コメントありがとうございます
我が家の猫はずっとビルの5階に住んでいて、ほかの猫とも全く接触しないので病気にもかかりにくく長生きをしたのだと思います。地面におろすとパニックを起こすような状態でした。
野良猫状態になりますとどうしても病気がうつりやすいようですね。
かわいい良いネコちゃんを手放されたのはとてもざんねんだったでしょうね。でも20年以上生きていると将来のことを考えると、手放さざるを得ないでしょうね。世の中にはちゃんと将来のことまで、よく考えて、ペットを飼わない人が多いようです。そうなると本当にかわいそうですね。
まだ、本当に幼いペットをペットショップで売るのが問題になっています。どうしても利益第一になります。本当にペットが好きな人は、ペットショップなどできないでしょうね。
投稿: こういち | 2018年1月19日 (金) 10時46分
こういち 様
貴ブログの項目に、猫が加わるようで、喜ばしい限りです。
こういち様ご自身が相当な愛猫家のご様子ですので、不思議ではありません。 何頭もの猫さんを二十年以上も飼育されるのは愛猫家、それも相当な愛猫家で無い限りには、無理ですので、そう思われます。
翻って、我が家の長男猫の「とら」は、二十年も生きられず、哀しい別れをしましたが、その理由は、当初、飼い主が経験不足で、仔猫の時代から充分な健康管理が出来なかったからでした。
現代では、猫を完全室内飼いにするのが常識ですが、猫の飼育を始めた当初、私には、充分な飼育の知識が無く、一年以上も、愛猫「とら」を戸外に出したのです。 それが原因で左眼を悪くして、今でも後悔しています。 犬猫の眼病専門医を探して、治療をしたのですが、十分に回復しませんでした。 後、少しで完全に回復する、と思われたのでしたが、その前に寿命が尽きたのです。
猫にも色々といまして、我が家に迎えた猫達は気質も様々でした。
昨年に拾った仔猫は、「とら」に似て、可愛く賢く強い仔ですので、何とか幸せになって欲しいと思いまして、保護団体に託しました。 里親が決まれば良いのですが、無くても保護団体で終生飼養して貰えるように金銭も託しました。
半年の間を我が家で過ごしましたので、既に私に懐いていますので離れる折には、嫌がりました。 そこで、好みのおやつを与えて、最後の抱っこをしまして宥めると大人しくケージに入りました。
我が家に来た猫達の中で、気性が一番、「とら」に似た仔猫でした。
猫であって、猫とも思えないのが、猫の本質ではないでしょうか。 それだけデリケートに出来た動物のようです。 人と心が通うのです。 そんな猫をペットショップで売るものではない、と信じます。
この国の全ての猫が屋内で飼われて野良猫がいなくなり、猫が人の家族として過ごせる時が来るように願います。
投稿: イチロウ | 2018年1月19日 (金) 09時15分